肺塞栓症
[1:名無しさん@お腹いっぱい。 (2019/11/30(Sat) 21:43)]
肺塞栓症、軽いものはエコノミー症候群、血管に血栓が詰まる病気、重いのは肺や脳梗塞を起こす重篤な病気。
[24:名無しさん@お腹いっぱい。 (2019/11/30(Sat) 23:49)]
>>16
肺は本来、体の各部分から流れてきた小さな血栓をとらえ、頭や心臓などの動脈に流れ込まないようにする働きがあり、血栓を溶かす作用もあります。ですから、新たな血栓ができなければ、時間はかかりますが、肺血管内の血栓の大半は自然に溶けていきます。
[25:名無しさん@お腹いっぱい。 (2019/12/01(Sun) 00:02)]
一般社団法人 日本血栓止血学会
妊娠分娩時の抗凝固療法
h ttp://www.jsth.org/glossary_detail/?id=185&ret=category
1)急性静脈血栓塞栓症(VTE)に対する治療的抗凝固療法
a)妊娠中から分娩時
妊娠中から分娩時にかけての急性深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症(DVT/PTEあわせてVTEと表記する)では薬物治療の第一選択は抗凝固療法である。治療的抗凝固療法は未分画ヘパリンによるfull-dose抗凝固療法もしくは用量調節抗凝固療法である。初回投与として未分画へパリン5000単位を静注ののち1400単位/時か17500単位1日2回皮下注をおこない活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)が正常対照の1.5~2.5倍延長するように6時間ごとに測定して調節する。2週間前後で血栓の評価を行い、器質化し新たな血栓形成が認められなければ予防的抗凝固療法へ移行する。なお、ワルファリンは妊娠中、胎児移行があるため原則投与禁忌である。
b)産褥期
産褥期発症の急性VTE例での薬物治療の第一選択はヘパリンなどによる抗凝固療法である。産褥期予防薬剤としてワルファリンを使用するが、ヘパリン併用投与の期間を設ける。国際的に標準化されたPT-INR(international normalized ratio)においては2.0から3.0を目標に投与する。先天性血栓性素因のない場合は10から12週間程度の投与を考慮する。産褥期の過凝固能の正常化とワルファリンの分解酵素活性能の個人差(最大10倍差があると言われている)があり、維持量の設定に時間のかかることがある1)。
[26:名無しさん@お腹いっぱい。 (2019/12/01(Sun) 00:06)]
2)VTEリスクを有する妊産婦に対する予防的抗凝固療法
a)妊娠中から分娩時
産婦人科診療ガイドライン産科編2014年版1)では妊娠期間中のVTEの予防について危険因子を3群に分けVTE予防対策を提示している。第3群の危険因子を3つ以上有している場合、予防的抗凝固療法を検討する(C:考慮される)としている。肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドライン2004年版ならびに「循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2008年度合同研究班報告)−肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断治療予防に関するガイドライン(2009年改訂版)」3)では明確な危険因子として対応の基準を示していない。RCOG Green-top guideline 2009No.37a分娩前評価チャートでは年齢>35歳、肥満 (BMI>30kg/m2)、経産回数 ? 3など3個以上のリスク因子が存在する場合には妊娠中の静脈血栓症専門家チームを作り、低分子量ヘパリンによる妊娠中の予防を考慮するとしている4)。
b)産褥期
産婦人科診療ガイドライン産科編2014年版2)では分娩後のVTE危険因子を3群に分けVTE予防対策を提示している。第1群は分娩後抗凝固療法が必要なものとし、1)VTE既往、もしくは2)妊娠中VTE予防もしくは治療のため長期間の抗凝固療法が実施されたものとしている。第2群では分娩後抗凝固療法あるいは間欠的空気圧迫法が必要な例として血栓性素因を有し第3群に示す危険因子を有している場合などとしている。第3群では分娩後抗凝固療法あるいは間欠的空気圧迫法が考慮される例として、危険因子を2つ以上有しているとしている。
一方、肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドライン2004年版では、最高リスクでない限り予防的抗凝固療法についての明確な投与基準を設けていない。リスク判定における付加的因子については、切迫早産に伴う長期臥床例などについてはリスクレベルを上げて判定するか否かは「施設の判断に任せられている」としている。
第9版ACCPガイドライン2012 5)では、オッズ比6産褥VTE発症頻度3%のリスクが示唆される状態として、少なくとも1個以上の大リスク、または、少なくとも2個以上の小リスクまたは緊急帝王切開時での1個の小リスクが示唆されるとしている。妊婦では未分画へパリンではなく低分子量へパリンを推奨し(grade1B)、ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)などの重症アレルギー反応を示し、ダナパロイド製剤が投与できない場合にのみフォンダパリヌクスや経口トロンビン阻害薬を使用する(grade2C)、としている。なお、日本ではフォンダパリヌクスは低分子量ヘパリンと同様に投与が可能である。
[27:名無しさん@お腹いっぱい。 (2019/12/01(Sun) 00:10)]
参考文献
1) 杉村基:産婦人科領域における血液凝固阻害薬−その特殊性と今後の適正使用の検討,産科と婦人科 65:931-936,2010.
2) 日本産婦人科学会/日本産婦人科医会:診療ガイドライン 産科編 2014年版.
3) 循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2008年度合同研究班報告)肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断治療予防に関するガイドライン(2009年改訂版).
4) Royal College of Obstetrician and Gynaecologist Thromboprophylaxis during pregnancy and after vaginal delivery (Reducing the risk of thrombosis and embolism during pregnancy and the puerperium) Green-top Guideline 2009;No.37a :1-35.
5) American College of Chest Physicians Evidence-Based Clnical Practice Guidelines (9th Edition) Venous thromboembolism, thrombophilia, antithrombotic therapy, and pregnancy: 2012; 141: e691S-e736S.
引用文献
著者 杉村 基 (浜松医科大学産婦人科家庭医療学講座)
[28:名無しさん@お腹いっぱい。 (2019/12/09(Mon) 21:07)]
h ttp://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/blood/pamph78.html
[29:名無しさん@お腹いっぱい。 (2019/12/10(Tue) 20:43)]
肺塞栓症
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=medicalsociety&key=575117789&ls=50
[30:名無しさん@お腹いっぱい。 (2019/12/10(Tue) 21:21)]
h ttps://dm-net.co.jp/seminar/34_qol/
摘尿病患者さんと医療スタッフのための情報サイト
糖尿病ネットワーク
糖尿病セミナー 34. 糖尿病とストレス
うつとの関連、QOLの障害
2002年3月 作成
監修 東北大学名誉教授 後藤由夫先生
編集 東北大学名誉教授 本郷道夫先生
今は、誰も体験したことのないストレス社会
日本は今、社会構造の急な変化が続いています。昨日まであたり前だったことが今日はもう通用しない、といったことは日常茶飯事です。人々はつねに感覚を研ぎ澄ませ、状況の変化に対応し続ける必要に迫られています。これは強い精神的ストレスとなります。
このようなことは糖尿病であるかないかにかかわらず、誰も同じです。ただし、糖尿病の人はストレスについて、少し詳しく知っておいたほうがよいようです。なぜならストレスは、いろいろな意味で糖尿病に影響し、また、糖尿病の人では、さまざまなストレスから、うつになる人が多いからです。
ストレスが糖尿病に及ぼす影響
ストレスで血糖値が高くなる
からだや心にストレスがかかると、血糖値を上げるホルモンが分泌〈ぶんぴつ〉される一方で、インスリン抵抗性※が強くなります。このため血糖値が上がります。
※インスリン抵抗性:インスリン(血糖値を下げるホルモン)に対する感受性が低下した状態。インスリンはたくさん分泌されていても、血糖値が下がりにくくなります。
精神的ストレスが糖尿病に与える影響
生体を安定した状態に保つ働きがあります。ストレスが引き起こされると血糖値が高くなってしまいます。ストレスによって脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモンが分泌され、副腎皮質からのコルチゾールの分泌が増加します。コルチゾールはストレスに耐えるための重要なホルモンですが、血糖値を上昇させます。
このように、ストレスはコルチゾールを通じて直接的に血糖値を上げる一方で、間接的にも血糖値に影響を及ぼすと考えられています。
ストレス解消のための食べすぎで、血糖コントロールが乱れる
ストレス解消の手段として、過食に走ることはよくあることです。お酒を飲む人なら、その量も増えるでしょう。また、イライラしていたり精神的に不安定なときには、空腹でなくても、つい手近にあるものを口に運んでしまいます。このようなことが、血糖コントロールの悪化につながります。
ストレスで血糖値が上がるのは大昔〈おおむかし〉の記憶?
ストレスを受けたときに血糖値が上がるのは、かつてはそれがヒトの生存に適していたためと考えられています。
人類の長い歴史の大半は、狩猟をしたり、猛獣に襲われ闘わなければならない危険が多い生活でした。そのような場面では、神経を張りつめ筋肉を最大限に働かせるため、エネルギー源となるブドウ糖が大量に必要です。からだは血糖値を上げるホルモンを分泌し、危険に対処します。
また血糖値以外にも、筋肉に血液を集中させるため血圧を上げたり、怪我をした際の出血を少なくするため血液を固まりやすくしたりします。このような反応のおかげで、人類は生き残ってきたのです。
現在では生命の危険に遭遇することはまずありませんが、逆に精神的ストレスには絶えずさらされています。ヒトのからだに組み込まれた
大昔の記憶のなごりが、さまざまな現代病の誘因になっていると考えられます。
[31:名無しさん@お腹いっぱい。 (2020/02/07(Fri) 21:21)]
国立循環器病研究センター
循環器病情報サービス
h ttp://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/blood/pamph78.html
肺塞栓症の診療については、国立循環器病研究センター病院『肺循環科』のページも参照ください。
「知っておきたい循環器病あれこれ」は、「公益財団法人 循環器病研究振興財団」が循環器病に関する最新情報を分かりやすく解説した発行物を、国立循環器病研究センターが許可を得てHTML化したものです。
文章・図表・イラスト等の転載・引用のご相談は循環器病研究振興財団までご連絡ください。
2010年1月1日 発行
−その予防と治療−
元国立循環器病研究センター
心臓血管内科
医長 佐久間 聖仁
肺塞栓症の治療法
治療法は一律ではありません。肺塞栓症の重症度、合併する疾患、深部静脈血栓の有無、治療する施設の特性によって変わります。
大きく分けて、薬、カテーテル治療、外科手術の三つがあります。それに、大半の方は酸素吸入が必要です。重篤な肺塞栓症では心臓の働きを強くする薬(強心薬)、人工呼吸器、心臓と肺の働きを一部肩代わりする装置(経皮的心肺補助装置)も併せて用いられます。
1.血液をさらさらにする治療(抗凝固療法)
肺は本来、体の各部分から流れてきた小さな血栓をとらえ、頭や心臓などの動脈に流れ込まないようにする働きがあり、血栓を溶かす作用もあります。
ですから、新たな血栓ができなければ、時間はかかりますが、肺血管内の血栓の大半は自然に溶けていきます。
しかし、肺塞栓症を起こした方は、出血性の合併症などがない限り、抗凝固療法を行います。使用する薬剤はヘパリンとワルファリンがあります。ヘパリンは静脈注射(あるいは皮下注射)で、ワルファリンは経口薬です。ワルファリンは、血液をさらさらにする作用を十分に発揮するまでに時間がかかります。
ですから、治療はヘパリンで始め、その後、ワルファリンを追加し、ワルファリンの効果が出たら、ヘパリンを中止します。効果が得られるワルファリンの量には個人差があります。
後で説明するように、ワルファリンの効果は多くの要因に影響されるので、定期的に採血し、国際感度指数(INR)などの検査値を指標に使用量を増減します。
併用する薬、食べ物の種類や量、腸内に住みついている善玉の細菌の種類と数などによって、ワルファリンの効果は左右されるのです(反対に、ワルファリンが併用薬の効果に影響を与えることもあります)。
(以下略)
[32:名無しさん@お腹いっぱい。 (2020/02/07(Fri) 21:26)]
>>31
肺は本来、体の各部分から流れてきた小さな血栓をとらえ、頭や心臓などの動脈に流れ込まないようにする働きがあり、血栓を溶かす作用もあります。
ですから、新たな血栓ができなければ、時間はかかりますが、肺血管内の血栓の大半は自然に溶けていきます。
[33:名無しさん@お腹いっぱい。 (2020/02/14(Fri) 13:57)]
国立循環器病研究センター
循環器病情報サービス
h ttp://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/blood/pamph78.html
read.cgi ver.4.21.10c (2006/07/10)