夜、ネオン輝くかぶき町をゆるりと歩いていた。笠を深く被って。そんなときだ。ふと足が止まる。目の前には酒屋。「少し暇していくか」そういって、店へと入る。―これが、間違いだった。中には数人の客と、個人席に座るのが一人。俺はソイツの近くに腰を下ろした。そして、ソイツは俺に話しかける。『あら、貴方剣客さん？へぇ〜、結構素敵な顔してるじゃない』なんてな。それで答えた。「化けもンに褒められたって嬉しかねぇな」　その一言から、俺はプライドを切り刻まれたと思う。

――そして、あれから数ヶ月が経った。まだ帰してもらえない。いつもみてぇに客だといわれ、早く出るために笑顔で出迎えた。どうせ知り合いなんざいねーって思ったんだ。でも違ったみてェだな。あろうことか天パ野朗が来やがった。誰かの知り合いなんだとよ。

銀時「何…やってんの…」
高杉だよな？　確認するように呟きやがる。
高美…てか、もとい高杉「だ…誰ですか高杉って？」
銀時「いや。高杉だろ、どうみても。やべ、顔見るまで気付かなかったわ。流石だな高杉。その細いからだと低い背丈のおかげでしっかりこの世界になじんでるぜ。二度とシャバに戻れなさそーだけど」
ﾍﾟﾗﾍﾟﾗとムカつくことをはきやがった天パ。あぁ、最悪だ。
高杉「忘れろ、この場で見たことは全て」
銀時「やだね。・・あ、そーだ。ヅラも呼ぶか？坂本とか。面白くなりそー（ﾌﾟﾌﾟﾌﾟｯ」
高杉「――……斬るぞ？テメェ」
西郷「パー子、其の子はまだ未熟だから教えてあげて？高美も、教えてもらいなさい。ね？」
高・銀「断るっ！！！！！！！！」