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がん医療について

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/10/06(Sat) 08:36
がん医療について、最近進歩しているようですが、悩みや心配事、よい情報その他の情報を教えてください。
また医療機関などについても情報交換しましょう。

2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/10/08(Mon) 13:00
最近はすべてではなくても治るものになって来ている。

3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/10/08(Mon) 16:37
☆がん相談

基本的にはかかっている病院の医師によく相談する事が大切ですが、日本対がん協会が行なっているがん相談などがあり相談できます。他に聞いてみたいときにどうぞ。

日本対がん協会
ttp://www.jcancer.jp/advisement/hotline/

・がん相談ホットライン 
  Tel.03−3562−7830〈祝日を除く毎日、10:00〜18:00〉
  がん相談ホットラインでは、看護師や社会福祉士が、患者さんや家族、友人などからのご相談をお受けしています。相談内容の秘密は厳守します。相談は無料で、原則20分です。お名前は名乗らなくて結構です。電話代は負担していただきます。

・面談相談 事前予約窓口(医療関係)
Tel.03−3562−8015(月〜金、10:00〜17:00)
厚生労働省の委託事業として始まった「がん無料相談」を東京都中央区銀座4丁目の日本対がん協会西銀座分室で続けています。
元国立がんセンター総長で日本対がん協会長の垣添忠生医師ら同センターOBや聖路加国際病院、がん研有明病院、都医師会の現役・OB医師ら20人近くが交代でがんに関する相談や質問を受けます。診療はしません。面接時間は1人30分です。
医師の専門科は、手術の都合や会議の状況などにより、当日変更になる場合もあります。 東京都以外にお住まいの方でも、本人でもご家族の方でも、どなたでもお気軽にご利用ください。
なお、相談者の氏名や相談内容は厳重に取り扱っており、外部に漏らすことは一切ありません。

他に、がん研有明病院の「がん電話(110 番)相談」(Tel.03−5531−0110)
国立がん研究センターの 「医療相談」と、「がん情報サービス」(Tel.03?3547?5200)などが有ります。
上記日本対がん協会のHP参照。(URLは前にhをつけること)



4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/10/10(Wed) 19:25
癌掲示板

ttp://www.gankeijiban.com/


5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/12/02(Sun) 18:40
最先端治療
無痛で無傷
シンクロトロン重粒子線がん治療(イオンメス・光のエス)

 群馬大学中野教授 治療している
 現在日本で三カ所 現在保健適用なし

6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/12/02(Sun) 18:48
粒子線治療を受けられる病院(施設)は全国で8箇所です国内における粒子線治療施設は以下のリストのようになります。装置や稼動施設にかかる費用が、重粒子線で約120億円、陽子線が約80億円とずば抜けて高く、また装置が大掛かりなものため、重粒子線が3箇所、陽子線が6箇所となっています(兵庫県は1つの施設に2つ設置)。


?南東北がん陽子線治療センター (福島県郡山市)
?相澤病院 (長野県松本市)
?筑波大学陽子線医学利用研究センター (茨城県つくば市)
?国立がんセンター東病院 (千葉県柏市)
?重粒子医科学センター病院 (千葉県千葉市)
?群馬大学重粒子線医学研究センター (群馬県前橋市)
?静岡県立がんセンター(静岡県駿東郡)
?クオリティライフ城北 (愛知県名古屋市 ※…2012年以降の開始予定)
?兵庫県立粒子線医療センター (兵庫県たつの市)
?若狭湾エネルギー研究センター (福井県敦賀市)
?福井県陽子線がん治療センター (福井県福井市 ※…2011年3月開始予定)
?がん粒子線治療研究センター (鹿児島県指宿市 ※…2011年4月開始予定)
?九州国際重粒子線がん治療センター (佐賀県鳥栖市 ※…2013年以降の開始予定)
名古屋市陽子線がん治療施設は稼動後の財政難を懸念して建設計画が一時凍結される事態となっていましたが、2010年に凍結は解除され、プロジェクトは再始動しています。また、民間保健との協定も検討中です。

なお、粒子線治療は保険適応になっていないため、300万円前後が全額自己負担となっていましたが、近年はアフラックや東京海上、損保ジャパン、日本興亜損保などの保険各社の「先進医療特約付き保険」に加入していれば、その保険会社と協定を結んでいる施設での治療費はカバー(上限あり)されます。

また、現在は都市部を中心に全国に数箇所しかない粒子線施設ですが、施設が増え、利用患者も増加して治療実績が積み上がれば、いずれは公的な健康保険適用へと格上げされる可能性もあります。
抗がん剤の種類分子標的薬アルキル化剤代謝拮抗剤植物アルカロイド抗がん性抗生物質プラチナ製剤ホルモン剤生物学的応答調節剤安心して治療を受けるためにがんの種類別 使用抗がん剤抗がん剤の副作用と対処法抗がん剤の日帰り治療セカンドオピニオンがんになっても入れる保険がんの最新治療トモセラピー粒子線治療前立腺がんの小線源療法大腸がんの腹腔鏡手術 Copyright(C)2011 抗がん剤の種類と副作用 All

7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/12/02(Sun) 18:59
独立行政法人放射線医学総合研究所
重粒子医科学センタ‐病院〈千葉市〉
千葉県千葉市稲毛区穴川4-9-1
ttp://www.nirs.go.jp/hospital/index.shtml
ttp://buturit.dee.cc/essays/gan_kiroku/Part4.htm
ttp://www.cocokarada.jp/hospital/detail/0001145/index.html

 (前にhをつけること)


8 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/12/02(Sun) 20:43
粒子線治療の対象となるがん:悪性黒色腫、肝臓がんなどどんな治療法にも向き、不向きがあるように、粒子線治療にも対象となるがんとそうではないものがあります。


従来のX線では治りにくいが、粒子線なら非常に高い確率で治るがんは「絶対的適応」と分類され、ほくろのがんとも言われる悪性黒色腫、体幹部骨・軟部組織肉腫、頭蓋底腫瘍、そして肝臓がんが該当します。

そのひとつ下のレベルになるのが、X線でも治るが、粒子線の方がより高い確率で治すことができるという「適応」と分類されるもので、進行した頭頚部がん、前立腺がん、肺がん、子宮がん、膵臓がん、局所再発した直腸がんが該当します。

一方、胃がん、大腸がん、食道がんなどは、正常なところも壁が薄いので、粒子線を当てれば、そこにできたがんは消えてしまっても、壁に穴が開いたりします。これでは治療になりませんので、これら3つのがんは現在のところ対象外となっています。

通常のX線の最先端治療を受けるか、粒子線を受けるかにあって考慮する大きな問題は、地理的なことです。粒子線治療が受けられる施設は国内で7箇所しかありませんので、遠いところまで時間をかけて出かけるというのは非常に大きなハンデとなります。

また費用の問題も無視できません。通常のX線治療は保険適応で、最大でも15万円前後の負担となっていますが、粒子線治療は保険適応になっていないため、300万円前後が全額自己負担となります。


9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/12/03(Mon) 23:12
手術支援ロボット ダヴィンチは大学病院だけでなく、その他の病院でもかなり使用実績がある。
前立腺全摘出手術には保険が適用される。

ダヴィンチ手術
ttp://www.ims.gr.jp/meirikaichuo/robot/index.html#campain

手術支援ロボット ダヴィンチ 徹底解剖
ttp://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/davinci/top/index.html


10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/12/04(Tue) 19:10
(参考)念のため上記URLの画面の出し方・・

Wordの文書作成画面を出して、このURL(http・・・)を、そこにコピー(貼り付け)操作して、URLの最後端にカーソルを当てて、Enterキーを押す。
するとURLの下に下線がついて字が青くなる。(前にhを付けてhttpとすること)

このどこかにカーソルを当てて、左下にあるCtrlキ‐を押しながら、URLを二度左クリックするとサイトが出てくる。






11 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/12/04(Tue) 21:10
がんサポート情報センター

がんサポート情報センターについて
ttp://www.gsic.jp/
がんは、2人に1人がかかり、3人に1人が死に至る“国民病”といえる病気です。「がんサポート情報センター」では、がん患者さんの闘病に役立ち、早く社会復帰をしていただこうとの思いを込めて、世界最新の情報をはじめ、正しいがん医療情報と、患者さんの闘病記などのサポート情報を掲載しています。これからも、がん患者さんとその家族の方々のために、がん医療に関わる様々な情報を提供してまいります。


12 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/12/06(Thu) 21:18



腹腔鏡手術
腹腔鏡手術は、現在かなり一般的な手術になっているようです。

腹腔鏡手術とは体内に鏡を入れ、モニターに映し出された術野(手術する部分)の映像を観察しながら、複数の術者が細い筒から鉗子類を入れ共同で手術を行うものです。元々、体にある穴を利用した胃カメラ、気管支鏡、膀胱鏡などは内視鏡と呼ばれていますが、腹腔鏡や体腔鏡と呼ばれるものは、直接、体に穴を開けて行う手術です。穴を開ける部分が小さいので炭酸ガスを入れてお腹を膨らませ、そこにカメラや鉗子などを入れて手術します。






拡大した視野で手術ができるので、細かい部分まで目が行き届きますが、逆に術野が限られ、拡大した視野での細かな解剖技術がないとミスが起きます。拡大されているということは狭い部分しか見えていないということにもなります。お腹を切って行う開腹手術とは解剖が別次元にあると考えなくてはいけません。手術道具の使い方も異なり、開腹手術は肩を支点にして道具を動かしますが、腹腔鏡では腹壁を支点として動かします。つまり、道具の使い方になれてしまえば細かな操作ができるということです。手術の種類によって違いますが、一般的には3ミリから15ミリぐらいの穴を3箇所から5箇所ほど開けます。当然、患者さんにとっては傷跡も小さく、回復も早いので大きなメリットになります。また、開腹手術と違い切った傷ではなく、差し込んだものなので、非常に治りがよいのが特徴です。術後、一週間ほどで退院でき、普段と変わらない生活ができるのもこの手術の利点です。




泌尿器で最初に腹腔鏡を使用したのは停留精巣における腹腔内精巣の観察です。これはカメラを入れるだけのものでした。次にガン化する恐れがある睾丸を摘出する方法が生まれ、そして91年、アメリカで腎臓の腹腔鏡手術が始まったと報告されました。腹腔鏡手術は複数の術者のチームワークによって行われる手術であり、術者のレベルアップとともに発展してきた術式なのです。副腎の手術が始まったのは翌年、92年のことで、これは日本が最初でした(新潟大)。前立腺についてはフランスで98年に始まり、日本でも99年後半には手術が行われました。術後の傷跡も昔は20センチ以上ありましたから、まさに画期的な手術方法の誕生だったわけです。こうしてみると、日本の泌尿器科における腹腔鏡手術はまだ10年ほどの歴史ですが、現在、能力を持った施設では腎臓、副腎の疾患については標準的な手術方法になったといってよいでしょう。しかし、高度な技術を要する手術ですから、誰でも出来るというものではありません。手術時間に関しては当病院では腎全摘で2時間、腎部分切除で3時間、腎尿路全摘で4時間ほどです。




13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/12/06(Thu) 21:21
>>12
ttp://uro.med.u-tokai.ac.jp/huku/index.html

14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/12/09(Sun) 10:34
腹腔鏡手術は、腹などに1センチ位の穴を手術により4つ位開けて、手術用ニつ、監視用に2ついれる。「ダヴィンチ手術」が使われることもある。
以前、腹腔鏡手術は人体実験のようなことがあり、死亡したなど有ったが、現在一般的な手術として定着し実績もふえているようだ。
経過が早く治癒する。

傷は時間の経過とともにしだいに消えて行くようだ。
今やあちこちで行われていて、安全で有効な方法と考えていいようだ。



15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/12/10(Mon) 00:24
>>6
?マークは(点)です。(点(・)の文字化けです。)
疑問符ではありませんので念のため。

16 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2013/04/13(Sat) 13:18
手術支援ロボット導入 竹田綜合病院「より確実な手術を」
福島民友新聞 4月13日(土)12時56分配信



竹田綜合病院が導入した「ダ・ヴィンチSi」と「チーム・ダ・ヴィンチ」のメンバーら
 一般財団法人竹田健康財団(会津若松市)の竹田綜合病院は、前立腺がん摘出手術などに使う最新型の手術支援ロボット「ダ・ヴィンチSi」(米国製)を導入した。ロボット手術で患者の体への負担軽減や安全性向上が期待できる。本田雅人院長は「より確実な手術を目指す上での戦力になる」と話している。
 同ロボットは2月から日本で販売が始まり、県内で導入したのは同病院と福島医大付属病院。ロボット手術では腹部に5〜10ミリの穴を開け、ロボットのアームに取り付けた器具とカメラを体内に挿入、医師が高性能の立体画像を見ながら手術する。ロボットアームは医師の手の動きを忠実に再現、手ぶれ防止など人の手による手術の弱点を補う機能も備える。可動範囲も人の手よりも広く、縫合がスムーズに行えるという。
 同ロボットを使った前立腺がん摘出手術では尿失禁などの合併症や出血量を抑えることができ、手術時間短縮も図られる。竹田綜合病院は導入後、前立腺がん摘出手術2例を手掛けた。いずれも経過は良好。通常の手術に比べ患者が退院するまでの期間を短縮できるとしている。手術は訓練を受けた資格のある医師が行うため、同病院は導入にあたり細井隆之泌尿器科長を中心とした「チーム・ダ・ヴィンチ」を結成し、チームで手術に臨む。

福島民友新聞

最終更新:4月13日(土)12時56分



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18 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/01/06(Mon) 23:25
切らずに直す
神戸大付属病院 神戸低侵襲がん医療センター
 最新鋭サイバーナイフ
 保険可
 頭部、肺、肝臓、前立腺等
 胃など動くところは不適

19 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/01/06(Mon) 23:28
>>18
神戸大付属病院 神戸低侵襲がん医療センター

ttp://www.k-mcc.net/ (httpとすること)

20 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/03/07(Fri) 23:21
痛くも恥ずかしくもない! カプセルで大腸がんチェック

2014年3月5日 掲載
大腸カプセル内視鏡 写真提供/ギブン・イメージング社 大腸がんは、全がんにおける死亡率が男性第3位、女性第1位だ。食生活の欧米化に伴い、大腸がんは増加している。

 これを検査するには、まず便潜血反応、次に大腸内視鏡。ところが、大腸内視鏡は肛門から内視鏡を突っ込む検査のため、「痛くて恥ずかしい」と嫌がる人が少なくない。便潜血反応で陽性が出ても、精密検査としての大腸内視鏡にきちんと進むのは55%というデータもある。

 ところが1月、痛くも恥ずかしくもない検査「大腸カプセル内視鏡」が保険適用になった。国立がん研究センター中央病院内視鏡科・角川康夫医長に話を聞いた。

 大腸カプセル内視鏡はその名の通り、カプセル型の内視鏡。31×11ミリのカプセルの“頭”と“お尻”にカメラが搭載されている。

「カプセルが肛門から出るまでだいたい4〜5時間。この間、現在は病院で過ごしてもらっています。ゆくゆくは自宅に帰って好きに過ごしてもらえるように準備中です」


21 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/10/23(Thu) 14:45
がん狙い撃ち新物質、シカゴ大・中村教授が発見
読売新聞 10月23日(木)3時7分配信


 【ワシントン=中島達雄】がん細胞を狙い撃ちする分子標的薬の新しい有力候補となる化合物を見つけたと、米シカゴ大の中村祐輔教授の研究チームが22日、米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」に発表した。

 中村教授によると、この化合物を使ってマウスで実験したところ、肺がんが完全に消えたという。

 研究チームは、がん細胞の増殖で重要な役割をする「TOPK」というたんぱく質に注目。30万種類の化合物の中から、TOPKの働きを妨げる化合物を探し出した。

 この化合物を、肺がんのマウス6匹に週2回ずつ3週間、注射した。すると、5匹のがん細胞は、最初の注射から25〜29日後に完全に死滅した。TOPKの働きが妨げられ、がんの細胞分裂が止まったとみられる。化合物をそのまま投与すると白血球が減るなどの副作用があったが、化合物を脂質の膜で包む改良を加えると、副作用は小さくなったという。

最終更新:10月23日(木)3時7分



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23 名前:DT08JBws 投稿日:2015/12/19(Sat) 06:51
What a pleasure to find someone who ideneifits the issues so clearly

24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/11(Mon) 12:42
01/11(月) (テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー])
iPSで白血病治療へがん細胞への攻撃に期待
ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授のiPS細胞。
白血病の治療の研究が本格的に始まる。
がん細胞への攻撃力が高い免疫細胞を白血病患者自身のiPS細胞から作る計画。
2019年にも臨床試験を始めたいとしている。
免疫治療はがんの主要な治療法になっていく可能性が高まる。
いろいろながんにも応用できる。
読売新聞(きょうの朝刊)掲載記事紹介。


25 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 09:36
1月14日朝のテレビ朝日「そもそも総研」

趙マイクロカプセルを使った副作用の少ないナノマシン抗がん剤が今年あるいは来年中に
承認される模様。効果が期待される。

26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:31
>>25

どうすれば安全安心
.
抗がん剤投薬システム「ナノマシン」 副作用減らし効果高める
毎日新聞2015年7月30日 東京夕刊


ナノマシンの仕組み








 ウイルスほどの大きさのカプセルに入った抗がん剤を、がん細胞までピンポイントで届ける投薬システムの臨床試験が、国内で最終段階に入っている。「ナノマシン」と呼ばれる新技術で、早ければ来年度中にも承認され、医療現場での使用が始まる見通しだ。そのメリットや課題とは??。【庄司哲也】


極小のカプセル内に薬/がん細胞のみ狙い撃ち/来年度、乳がんで使用も

 「1960年代に『ミクロの決死圏』という米国のSF映画がありました。医師が小さくなって宇宙艇のような機械に乗り、人の体内へと入り脳を治療するという物語です。ナノマシンは、この映画よりもさらに進んでいると言えるかもしれません。レーダーに捉えられない無人攻撃機が、がん細胞へと真っすぐに向かっていき、敵を撃破するというのがマシンのイメージだからです」。そう話すのは、ナノマシンの開発を進めている東京大大学院工学系研究科教授の片岡一則さんだ。

 ナノマシンは、粒の直径が50ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)以下という極小サイズ。高分子でできたカプセル(高分子ミセル)内に抗がん剤を入れ、これを点滴で体内に送り込み、がん細胞だけに届けるという仕組みだ。

 高分子ミセルは水に溶けやすい性質のポリエチレングリコールと水に溶けにくいアミノ酸でできており、抗がん剤と結合させて水の中に入れると球形になる。表面を体内になじみやすいポリエチレングリコールが覆うため、異物と認識されることなく抗がん剤を運ぶことができるのだ。

 ではなぜ、がん細胞を狙い撃ちできるのか。片岡さんによると、がん細胞は増殖が速く栄養や酸素を正常細胞よりも多く必要とする。このため、新たな血管を作って栄養を取り込もうとするが、急ごしらえの血管は隙間(すきま)だらけで、物質が通り抜けやすい状態になっている。そこへ高分子ミセルに包まれた抗がん剤を送り込むと、がん細胞はたくさんの栄養などを取り込もうとするため、高分子ミセルも一緒にのみ込んでしまう。これに対し正常細胞の血管は、このような大きさの隙間がないので、高分子ミセルを通さない。

 さらにナノマシンには、もう一つ仕掛けがある。がん細胞は、正常細胞に比べ水素イオン指数(pH)が低く、酸性度が高い。正常細胞のpHが7・4なのに対し、がん細胞は6・5?7・0。がん細胞の内部はさらに低くpHは5・0程度だ。高分子ミセルはこの性質を利用し、酸性度が上がったところで抗がん剤を放出させる。

 「高分子ミセルはギリシャ神話の『トロイの木馬』のようなものです。がん細胞が何も知らずに取り込み、敵の本丸ともいえる細胞の核に近づいたところで高分子ミセル自体が崩壊して抗がん剤を放出するのは、敵陣の真ん中で木馬の扉が開き、兵士が飛び出して敵をやっつけるようなものです。そのためにpHの値という環境の変化を検出し、自らの構造を変えるという能動的な働きを持っています。だから単なるカプセルではなく、マシンと呼ぶのです」

 臨床現場では、どう使われることが想定されているのか。

 例えばシスプラチン(製品名ブリプラチン、ランダ)という抗がん剤は肺がん、前立腺がん、卵巣がん、胃がんなど幅広い種類のがん治療に使われている。高い腫瘍の縮小効果がある半面、腎毒性があり、腎臓の機能が低下しやすい副作用がある。治療では点滴で水分を補ったり、利尿剤を使い尿の量を多くしたりして、腎毒性を軽減する対策が必要だ。さらに投与後に吐き気も感じる。

 だが、ナノマシンを使ってシスプラチンをがん細胞だけにピンポイントで運べれば、正常な細胞に影響を与えないので副作用をほとんど感じることなく、利尿剤などの対策も不要になる。

 また、がん細胞の中に入り込み核の近くで抗がん剤を放出することから、薬剤耐性を獲得したがん細胞への効果も期待される。

 

27 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:31
国内では、既存の抗がん剤を使いながらも「新薬」として臨床試験が行われている。再発乳がんを対象に抗がん剤のパクリタキセル(製品名タキソール)を使った臨床試験が、最終段階である第3相試験をほぼ終えている。海外に目を向けると、膵臓(すいぞう)がんや肺がんでの臨床試験も進んでいる。

 片岡さんは「順調に効果が確認されれば、国内では乳がんで今年度中に承認申請され、2016年度には臨床の現場で使われるようになるかもしれません」と語る。

 ナノマシンは微小ながんも見つけることが可能だ。開発者らは、将来的にはがんを見つけるための造影剤をナノマシンに入れ、がんを発見したら、続いて抗がん剤を送り込み治療を行う機能まで持たせることも視野に入れている。

 一方、ナノマシンの臨床試験に携わってきた国立がん研究センター東病院の新薬開発分野長、松村保広さんは「がんが完治するといった、特効薬のような効果を期待すべきではない」とくぎを刺す。

 再発乳がんの国内での臨床試験で用いられているパクリタキセルは、副作用として日常生活に支障をきたすレベルの神経障害が起こることがあるが、ナノマシンではこうした副作用はほとんどみられないという。松村さんは「副作用が軽減され、抗がん剤の効果が従来の方法と同等か、それ以上ならば、それだけでも患者には大きな利益があると言えるのではないでしょうか」と話す。

 片岡さんも「現状では明らかにそこにがんがあると分かるならば手術が第一の選択であることに変わりはありません。再発の可能性を下げたり、手術前に転移を消したりするというのが、当面の使い方でしょう」と言う。

 実用化が目前に迫っているがん治療の新たな技術。今後のさらなる進歩に期待したい。




28 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:35

2015.1.5 MON

ナノマシン、自分専用の「病院」が体の中を駆け巡る未来の医療は、すぐそこに

いま、ひとりの工学者がつくった「マシン」が医療の世界で注目を集めている。抗がん剤を包んだ一種のカプセルで、血液中に流すと、がん細胞とぶつかった際にだけその細胞膜のなかに取り込まれ、関係のない細胞を傷つけることがない。NHKスペシャル「NEXT WORLD」取材班は、この「ナノマシン」を開発した東京大学の片岡一則教授のもとを訪ね、工学的見地から医療の可能性について語ってもらった。










..

150105wirednanomachine

(c)NHK 2015

WIRED、取材成果を独占公開!
2015年、NHK(総合)にて放送されたNHKスペシャル「NEXT WORLD 私たちの未来」。WIREDでは、番組の取材班が行った世界中の研究者や企業への広範な取材成果を、15回の連載記事として公開(記事の一覧ページ)。

「血液中を微小なナノマシンが常に回っていて、病気を検出したら治療を施してくれる。さらに小惑星探査機『はやぶさ』みたいに、体外に情報を持ち帰ってくれる。まさに”体内病院”です」

病院に行かなくても、血液中を泳ぎまわるロボットが病気を見つけて、勝手に治療してくれる──そんなSFのような「体内病院」の夢を語るのは、東京大学医学系研究科教授の片岡一則である。

関連記事:「分子ロボット」が拓くナノテクノロジーの未来

実は片岡氏は医学部の出身ではない。工学部で化学を研究する過程で、医療への応用に興味をもったという。そうして始めた研究は、いまや日本における医療と工学の共同研究の先駆けと言われている。そんな彼は、自動的に病気を治療してしまう「体内病院」をこう考えている。

「医療機器の歴史を見れば、松葉杖から始まって、体外型の人工臓器、体内型の人工臓器というふうに小さくなり、からだの中にどんどん入ってきました。そこで今度は、からだの中でいつでも診断治療を行えるようにする。それがナノテクノロジーによる体内病院です」



29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:35
ナノマシン VS がん細胞

しかし、そんなSFのような技術が、すぐに実現するとは思えない。そう感じる人も多いのではないか。

だが、実は片岡氏は、既に単純なナノマシンを完成させている。しかも、それは日本人の死亡原因の大きな割合を占めるがんを攻撃するナノマシンである。

150105wired002

このナノマシンが体内に巡って、がん細胞と対決する。(c)NHK 2015


これはロボットではない


30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:38
ナノマシンでがんの転移・再発を防ぐ





 1メートルの10億分の1〜1億分の1程度の大きさの“機械、”ナノマシンががん治療を大きく変える――。正常な細胞を傷つけず、がん細胞に直接作用する「新薬」としてのナノマシンが、2016年度にも、乳がんや胃がんの治療で実用化される見通しだ。がん治療はどう変わるのか、「深層NEWS」で東京大学大学院工学系研究科教授の片岡一則さんが明らかにした。(構成 読売新聞編集委員 伊藤俊行)



【機械のように働く極小の「薬」】



画像の拡大

(図1)深層NEWSより

 ナノマシンはウイルスと同じサイズです。その中に、いっぱい、癌の薬を詰め込んでいる。カプセルのようなものです(図1)。これを点滴で体内の血管に入れていきます。

 1ナノメートルは1メートルの10億分の1です。このナノマシンが、容器の中に、銀河系の星の数の何百万倍も入っていて、一粒、一粒は見えません。インフルエンザウイルスよりもさらに一回り小さいぐらいの大きさです。

 素材は、私たちの体を作っているたんぱく質の原料であるアミノ酸がつながった分子が集まったものです。単なるカプセルではなく、体の中に入って、がん組織に入ると形が変わり、中の薬を放出する働きをするので「マシン」と呼んでいますが、医療機器ではなく、「薬」として、厚生労働省の審査を受けます。将来的には、体の外から光を当ててナノマシンを活性化させ、治療することもできるようになります。



画像の拡大

(図2)深層NEWSより

 血管の壁には穴があり、正常な組織は穴が小さいのに対し、がん組織を通る血管は穴が大きい。抗がん剤の大きさは、正常な組織の血管の穴より小さいため、そのまま投与すれば、血管を通してがん組織に入るだけでなく、正常な組織の血管も通り抜けて、正常な組織の細胞に悪さをしてしまいます。ナノマシンを使えば、正常な血管にある穴よりも大きいため、正常な組織には入れない。穴の大きながん細胞だけに入ります(図2)。

 がん細胞の血管の穴が大きくなる理由は、がん細胞は増殖が早く、栄養や酸素が普通の組織よりも余計に必要だからです。栄養や酸素は血管から来るため、がん細胞は積極的に血管を自分のまわりにおびきよせます。いわば突貫工事で作った安普請の血管なので、隙間が大きい。がん細胞自体がいろいろと血管から取り入れようとして、隙間を広げてしまうわけです。

 がん細胞は、いろいろなものを自分自身の中に入れ込もうとする作用が強いので、血管から抜け出たナノマシンを、ナノマシンだと知らずに、のみ込んでしまう。そうすると、がん細胞の中のエンドソームという小さな袋に入っていったナノマシンは、がん細胞の中で破裂します。トロイの木馬のようなイメージです。細胞の袋中は、酸性の度合いが強く、入ってきたものを消化しようとします。人間の胃袋と同じです。ナノマシンはそこに目をつけて、細胞内に入って酸性になると構造が変わり、薬を放出し、がん細胞を壊していくのです。

 がんの種類で、血管の穴の大きさは異なります。例えば膵臓がんという非常に厄介ながんの場合、細胞の隙間が狭い。ナノマシンが大きいと通れませんから、30ナノメーターぐらいにします。「自己組織化」という仕組みを使うと、自動的にナノマシンがある大きさになっていきます。

 逆に、正常な組織で、がん細胞のように血管の穴が大きい場所、例えば、肝臓に対してナノマシンがどんな作用をするかということですが、血管からいろいろなものを取り入れようとするという点では肝細胞とがん細胞は似ています。ただ、がん細胞の貪欲さに比べ、肝細胞がものを取り込むスピードはゆっくりです。がん細胞は入ってきたナノマシンをパクリと食べてしまいますが、肝細胞にナノマシンが入っても、ほとんど出ていってしまう。少しずつ取り込まれた分も、肝臓は解毒臓器ですので、解毒、代謝されますので、毒性は出ません。ですから、ナノマシンが体の中にたまって、あとあと問題になるということは少ないとみています。




31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:39
【再発、転移がんの治療に効果。総費用の抑制も】

 ナノマシンが実用化されたとき、一番効果を発揮するのは、再発や転移がんに対してだと思っています。

 再発しなければ死亡率は大きく下がるのですが、小さな転移は見つけにくく、転移が見つかったとしても、手術をすればかえって転移が広がることがあります。ナノマシンは体の隅々まで血管を通っていきますから、小さな転移でも血管の穴が広がっていますから、目に見えないようなリンパ節の転移がんにも選択的に入っていって、そこにあるがんをやっつけることが可能になります。

 小さな転移を発見するためには、ナノマシンの中にMRI(磁気共鳴画像)の造影剤を入れます。造影剤の入ったナノマシンががん細胞に集まっていけば、MRIではっきりと転移があったと分かります。ナノマシンを使って一時的に転移をなくせば、手術の選択肢も広がります。

 がん治療の総費用の抑制にも効果が出てきます。

 例えば、シスプラチンという抗がん剤は非常に作用が強く、よく使われますが、腎臓に毒性が出ます。患者は予期せぬ副作用を避け、毒性を緩和するために大量の水をのまなければならないので、入院しなければなりません。これに対し、ナノマシンは簡単に血管に入り、副作用もありません。30分程度で済んでしまいますから、入院も必要ありません。現在のがん治療の大きな問題は、3人に1人が失職してしまうことです。働けなくなることによる労働損失は、年間1兆円を超えると言われています。ナノマシンを使った治療法が普及すれば、職を辞めなくても、普通の社会生活を送りながら通院治療ができるようになります。

 ナノマシン自体は手を掛けて作っていますから、それなりの価値があり、安いとは言えません。ただ、入院しなければ入院費は不要になりますし、副作用を抑制するための薬も要らなくなります。総医療費という意味では、むしろ下げる効果が見込まれるわけです。エコカーを考えてください。エコカー自体は安くないけれども、燃費がいい。だから、トータルの費用は下がります。労働損失がなくなるということも考慮すれば、社会全体としてトータルで見た時に、ナノマシンは一種のエコメディシンだと言えます。

【早ければ2016年度に乳がんなどで実用化。がん治療の総合力を高める】



画像の拡大

 ナノマシンが実用化されても、そこにがんがあると分かったら、手術が第一選択肢であることに変わりはありません。しかし、手術することで再発や転移が起きる可能性があるわけですから、ナノマシンを投与して、その可能性をできるだけ下げるというのが、現実的な使い方でしょう。がん治療は総力戦なのです。

 ナノマシンの実用化は、早ければ2016年度にも実現できるかもしれません。現在、新薬としての臨床試験を、乳がん、胃がん、膵臓がんで行っていて、乳がん、膵臓がんは患者さんを対象にした試験も3段階の最終段階に入っています。第1段階が安全性の評価。第2段階が実際の効果を比較的少数の患者さんでみる。第3段階は、既にある薬と比べて効果があるのか、副作用が下がるのかといったことを、数百人の患者さんに使ってもらって統計的にみるというものです。順調に効果が評価されれば、2015年度中に承認申請ということになり、申請から実用化までは、おおむね、半年から1年程度を想定しています。膵臓がんに関する臨床試験はアジアで、肺がんについては米国で行っていますので、世界の先頭を切っていると言っても言い過ぎではないでしょう。



32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:39

【がん以外への応用】

 がん以外でも、例えば動脈硬化など循環器への適用が考えられます。挑戦的な課題は、頭の中です。脳の血管はバリア性が高く、隙間がありません。今までの方法では通れませんが、ナノマシンの表面に特殊な分子をつけ、脳の血管の細胞につくと、細胞の中に小さな通り道ができ、中に入ることができるといった方法論があります。将来、アルツハイマー病のような中枢系の病気に効く薬を脳内に送り込み、治療ができるかもしれません。

 もちろん、機能を複雑化していくうえでは、安全性のリスクを考えていかなければなりません。素材はたんぱく質と同じ原料なので、かなり安全ですが、そこにいろいろなものを入れていくと、その安全性もきちんと検討していかないといけない。

 ナノマシンで何でもかんでも治すということを目指していくのではなく、この新しい技術を、今あるがんの治療の中に積極的に入れてもらうことで、相対的にがんという病気の怖さを克服していくことが、本当の狙いです。


片岡一則さん
 東京大学大学院工学系研究科教授。専門はバイオマテリアル、高分子材料、薬物・遺伝子デリバリーシステム、再生医療材料設計。1988年にがん細胞をピンポイントで攻撃できる超小型カプセルを作成、2005年には高分子カプセルで治療用の遺伝子を患部に運び、レーザー光で活性化させる、新しい遺伝子治療法を開発した。2010年から12年まで、高分子学会会長。





 「深層プラス」は、BS日テレ「深層NEWS」(月〜金曜日22:00〜23:00)の放送から、視聴者に好評だったテーマをとり上げ、もう一歩深く解説するコーナーです。yomiDr.に随時掲載していきます。




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(2015年6月16日 読売新聞)


33 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:44


がん克服 生還への道

「がん克服事例」の記事一覧


私(延寿)の長年の相談事例の中から、実際にガンを克服された事例を抜粋しました。末期では完治まではいかなくとも余命を何年も伸ばし濃い人生を全うされた例も含めました。

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「がん克服事例」の記事一覧


第一声は・・・大腸がんでステージVからの生還

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第一声は・・・大腸がんでステージVからの生還

あきらめないで・・・ 第一声は、 「食欲が無くもうほとんど食べれない状態で液体しか口にしていないんです」 今年の9月、まだ蒸し暑い日にご相談の電話がありました。 東京都内の75歳になる父親を気遣ってお嬢様がご相談されてき・・・

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肝細胞がんのご相談・・・その後(8)

2015年9月15日 [がん克服事例, 延寿の相談事例, 肝細胞がん継続サポート事例]




肝細胞がんのご相談・・・その後(6)

昨日、久しぶりにMさんとお会いしました。 もう、すっかり元気になられて最近はお仕事も忙しいそうです。 先日の検査の結果も良好で、久しぶりの画像検査でもがんは見当たらず、腫瘍マーカーの数値も正常値だったとのことでした。 担・・・

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大腸がんの克服事例

[がん克服事例, 大腸がん]




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今から一年前、2014年夏でした。 少し聞き覚えのある声の男性の方から電話がありました。 詳しく聞いてみると、以前ホームページを見られて数回電話で相談をお受けした方からでした。 岐阜県在住で66歳の男性のkさんです。 「・・・

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34 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:44
口腔がんを克服した漢方薬局の先生

[がん克服事例]




長年お付き合いしているメーカーのベテラン営業マンが、私が勤めている薬局に来られるたびにいろんな話をしてくます。 今回ご紹介させていただくお話は、大変印象に残っているお話しのひとつです。 その営業の方は、全国の薬局や医療機・・・

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がん再発の予防方法

2015年6月17日 [がん克服事例, 延寿のブログ]




がん再発予防方法

身体を変えて・・・ 「今日で治療は全て終了しました。画像もきれいですし、腫瘍マーカーも落ち着いています」 今まで手術に抗がん剤や放射線を何回も重ね、約7年間にこのような医師の言葉を3回聞いたそうです。 そして、今回は手術・・・

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肝臓・脾臓・リンパ4回目の転移克服

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がん克服の体験記

現在(2015年6月時点)も継続してサポートさせていただいている事例です。 患者さんは名古屋在住の77歳の男性です。 きっかけは、2014年7月に届いたお嬢様からのメールでした。 メールを拝見し、まずはお電話で詳しく状況・・・

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再発乳がんの相談事例

[がん克服事例, 乳がん, 延寿の相談事例]




再発乳がん

先日、約10ヶ月前ぐらいから連絡が途絶えていた京都のHさんから電話がありました。 「元気にしています。主人の仕事の関係で福岡に住んでいます。病院は検査だけで今のところ順調です!」 と、ホッとする内容でした。 現在はパート・・・

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肝細胞がんのご相談・・・その後(7)

2015年1月30日 [がん克服事例, 延寿の相談事例, 肝細胞がん継続サポート事例]




肝細胞がんのご相談・・・その後(6)

Mさんから嬉しい電話がありました。 前日に行かれた大阪のK病院での今年初めての検診の結果報告でした。 驚きの結果でした。 検診に行くたびに次回の各種検診の予約をされていたのですが、 今回「次回からはCTの検診予約は必要あ・・・

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肝細胞がんのご相談・・・その後(6)

2015年1月15日 [がん克服事例, 延寿の相談事例, 肝細胞がん継続サポート事例]




肝細胞がんのご相談・・・その後(6)

私が継続してご相談を受けてサポートしている奈良市のMさんの2013年9月から7回目の経過報告です。 前回の記事は7月でしたから、約半年ぶりですね。 以前にも書きましたが、Mさんとは1ヶ月に1回は会ってお話をします。 体調・・・

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前立腺がん克服事例(2)

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前立腺がん克復事例

先日届いたメールです。 メールで失礼します。 愛知県の中西です。 覚えていらっしゃいますか。 その節は大変お世話になりありがとうございました。 また、当初は失礼なこともあり、不愉快な思いをされたことと思います。 申し訳ご・・・

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35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:48
ナノマシンで抗がん剤治療の副作用を軽減!実用化はいつ?モーニングショー

2016年01月14日 [健康]



1/14、羽鳥慎一モーニングショーそもそも総研で玉川さんが、「そもそも副作用のない抗がん剤治療はできないのだろうか?」ということで最先端治療「ナノマシン」について調べていました。

私も祖父をガンで亡くしていて、抗がん剤治療で苦しんでいたのを目の当たりにしていたので、副作用のない抗がん剤治療について興味があるため、今回の情報を記事にしてみました。
抗がん剤を包んだナノマシンでガンを撃退
まず、ガンになった患者さんが癌治療前に気がかりだったことは下表のとおりです。
見てみると2番目と5番目に上げられているものに治療の副作用によるものが挙げられているのが分かります。

治療の心配の大きな部分を占める副作用を軽減してくれるというナノマシンとは一体どういうものなのでしょうか。


がん治療前に気がかりだったことは? (静岡がんセンター調べ)
1 病状(進行の具合、転移の有無など) 3066
2 治療による副作用症状や機能障害 2012
3 治療の効果 1803
4 治療費、医療費 1469
5 外見の変化(脱毛、傷痕など) 1375


36 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:53


なぜ副作用が起きるのか

初めの表でも分かるように癌患者さんたちは、病気の進行はもとより、副作用症状や副作用による外見の変化(髪が抜ける、痩せるなど)を気にしていることが分かります。

では、どうして抗がん剤治療で副作用が起きてしまうのでしょうか。

それは、従来の抗がん剤治療では正常な細胞まで傷つけてしまうためです。

抗がん剤というのは基本的には細胞の分裂を障害するための薬です。そのため、元々がん細胞も普通の細胞も同じ細胞で、正常細胞でも分裂は行われるため、抗がん剤の影響を正常な細胞まで受けてしまい、分裂が激しい毛根や骨髄などに副作用が出やすくなってしまうというワケです。

副作用によくある吐き気も細胞が壊れると体が「これは毒だ」と感じて「出せ」と脳が指令を出して吐き気が生じるんだそうです。

ナノマシンで副作用が少なくなる

ガンの抗がん剤治療の副作用は、患者さんを本当に苦しめますね。
では、副作用の少ない治療法はないのでしょうか。

玉川さんが調べたところ、今、副作用の少ない治療法が確立されつつあるんだそうです。

それは東京大学工学博士 片岡一則教授が開発した、抗がん剤をカプセルで包んだ「ナノマシン」です。
ナノマシンといっても機械で出来ているわけではなく、ナノは小さいことを表し、マシンは薬剤の持つ機能が機械のように作用するところからきています。

ナノマシンの大きさはウイルスと同じサイズ100ナノメートル(※100ナノメートル=1万分の1mm)以下で、特殊なポリマー(カプセル)で抗がん剤がコーティングされています。

このナノマシンを使うと、がん細胞に集中的に抗がん剤を届けることが出来、従来よりもはるかに副作用を少なく出来るのです。

ナノマシンの仕組み

ナノマシンの機能は大きく分けて2つあります。

一つ目はがん細胞に栄養を届ける血管と正常な血管の違いを利用した仕組みです。
がんに栄養を届ける血管は普通の血管と違って血管に穴が開いています。
がん細胞というのは非常に栄養を必要とするため、がん細胞の回りの血管には大きな穴が出来上がります。

その穴がちょうどナノマシンが入れるサイズなので、その穴を通ってナノマシンがガン細胞の組織に進入します。
通常の血管にも穴はあるにはあるのですが、非常に小さいのでナノマシンはガン細胞に栄養を届ける血管の穴にだけ入っていくのです。


ナノマシンの2つ目の機能は、酸性になるとカプセルが壊れ薬剤が放出されるという仕組みです。
血管から組織内に入ったナノマシンは細胞膜に包まれる形でガン細胞の中に入り、核に近づいていきます。細胞の中は核に近いほど酸性なっていてナノマシンは、ガン細胞の核に近づいた時点で薬剤を放出します。
そのため、ナノマシンは一つ一つのがん細胞の中に入っていて、効率的にガン細胞を殺していってくれるんです。

今までの抗がん剤のサイズを大きくすればいいんじゃないの?と素人考えでは思ってしまいますが、今までの抗がん剤は薬の効き目に重点を置いていて、低分子の薬剤同士を合体させていたため薬自体を大きくすることは出来なかったんだそうです。

そこで、ナノマシンがその薬剤を包み込んでガン細胞に届ける仕組みが役立ってくるという訳です。



37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:55
本当に副作用が少ないのか

副作用に対してかなり期待出来そうなナノマシンですが、本当に副作用が起きにくいんでしょうか。

その臨床実験が、今、千葉県柏市にある国立がん研究センター東病院で行われています。

臨床実験を担当している松村保広分野長によると、「ナノマシンは大変よく効いている患者さんがいらっしゃるのは事実です。しかしこれは一般の抗がん剤でも時々見られることなので、臨床における最終段階の試験の結果を待たないと明確なことは言えません。ただ予想としては今の標準治療と同等か、あるいはより良い延命効果が得られることはなんとなく考えています。」ということでした。

また、副作用については「この薬剤の一番の特徴だと思います。抗がん剤には色々な副作用がありますが、あらゆる副作用が軽いという事実があります。軽くなる副作用には、脱毛が少なくなる・吐き気や嘔吐が少なくなる・腎臓毒性や神経毒性が少なくなるといったことがあります。」と話していました。

例えば、抗がん剤シスプラチン(肺がん・胃がん・食道がん・前立腺がん・卵巣がん・膀胱がんなどに適応される薬)の場合、ナノマシンでくるんだ場合は主な副作用である吐き気や嘔吐が大幅に軽減され、腎臓機能への障害も大幅に軽減されるそうです。


ナノマシンは、現在5つの薬が臨床試験に入っていて、そのうち肺がんなどの抗がん剤と乳がんの抗がん剤は最終段階の試験まで進んでいます。
ナノマシン臨床試験状況

実用化はいつ?

ほとんどの副作用が少なくなるという抗がん剤「ナノマシン」ですが、実用化されるのは一体いつ頃になるのでしょうか。

国立がんセンター東病院の松村分野長によると、「1年くらいじゃないかと予想している。最終段階の試験が最後なので、それで規制当局が要求しているハードルが超えられているのであれば承認申請はそんなに遠くはないと思います。」とのことでした。

また、片岡教授にナノマシンがどんな治療に使えるか伺ったところ、「がんがなぜ怖いのかというと転移するからですが、ナノマシンは診断では分からないような小さな転移まで見つけていってくれる。なので手術した後で仮に小さな転移があっても見つけて治療してくれるわけです。だから、転移で再発する可能性が下がるわけですね。」と話していました。

ナノマシンの実用化は1〜2年後には承認可能な可能性が高まっているので、早く実用化されて患者さんの負担が少しでも軽くなることを願うばかりです。

タグ:羽鳥慎一モーニングショー



38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:57

"抗がん剤"を"微小カプセル"で投薬!細胞を傷めず副作用を減らす!(京都薬科大,北大)

yasuo hirose (2015年10月14日 00:01) | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)

 "副作用" として、正常細胞にも悪影響を及ぼすことになる "抗がん剤" の投与で、そのターゲットを "がん細胞" だけに絞り込むための "特殊な手法" の開発が研究・追及され続けている。

 ◆ 参照 当誌過去の "抗がん剤 カプセル" 関連記事

 (1) <ウイルスほどの大きさのカプセルに入った抗がん剤を、がん細胞までピンポイントで届ける投薬システムの臨床試験が、国内で最終段階に入っている。「ナノマシン」と呼ばれる新技術で、早ければ来年度中にも承認され、医療現場での使用が始まる見通しだ。 ナノマシンを使ってシスプラチンをがん細胞だけにピンポイントで運べれば、正常な細胞に影響を与えないので副作用をほとんど感じることなく、(副作用)対策も不要になる。 また、がん細胞の中に入り込み核の近くで抗がん剤を放出することから、薬剤耐性を獲得したがん細胞への効果も期待される。......> ( 抗がん剤投薬システム"ナノマシン"!がん細胞を狙い撃ち!副作用減らし効果高める!/当誌 2015.08.01 )

 (2) <岡山大と岡山理科大の共同研究グループは、複数のがんの標準治療薬になっている抗がん剤を極小の「人工カプセル」に封じ込め、がん細胞内に効率よく送り込む技術開発に成功した。> ( 抗がん剤、"がん細胞だけを狙い撃ち"する"極小カプセル化"に成功!副作用軽減に効果!/当誌 2014.10.04 )


 今回注目する下記引用サイト記事 : 京都薬科大や北大、抗がん剤をカプセルで 細胞傷めず運搬/日本経済新聞/2015.10.11 - 23:38 も、研究動向の一連の流れに沿い、<抗がん剤をカプセルで 細胞傷めず運搬> するという点で共通した二つの研究について報じている。

 < がん細胞だけに抗がん剤を送り込むDDS技術を京都薬科大学や北海道大学のチームがそれぞれ開発した。がん組織は正常な組織に比べて血管に隙間が多く、脂質の膜でできた微小カプセルを血管に注射すればがん細胞に多くが流れ着く。効き目が強い薬を封入し、がん細胞内に集中して取り込ませる。正常な細胞は傷めず、副作用を減らす。10日まで名古屋市で開いた日本癌学会で発表した。  京都薬科大の浜進講師ら はリポソームという脂質でできた膜で抗がん剤を包み、特殊なペプチド(たんぱく質の断片)を付けてカプセルにした。  カプセルの一部ががん細胞の膜につくと分解してカプセルが壊れ、封入した薬が細胞内へ放出される。  カプセルに緑色の蛍光色素を入れ、ヒトの肺がんの培養細胞で実験した。カプセルが細胞に触れ、30秒〜1分で色素が細胞内へ入る様子が観察できた。今後はマウスで実験する。  北大の尾崎倫孝教授ら は、カプセルの表面に2種類のペプチドを付けた。一方のペプチドが細胞膜を刺激し、カプセルが膜を通り抜けるのを助ける。細胞に入ると、もう一つのペプチドが環境の変化を感じて形を変え、カプセルをほどいて薬物を放つ。  カプセルに蛍光物質を付けた抗体を入れ、がんの培養細胞にかけると、15分で95.8%が細胞内に運ばれた。微小ながんを光らせる物質を入れて早期診断へも応用する。5年後をメドに臨床研究を目指す。> とある。





39 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/14(Thu) 11:57

 京都薬科大や北大、抗がん剤をカプセルで 細胞傷めず運搬/日本経済新聞/2015.10.11 - 23:38


 がん細胞だけに抗がん剤を送り込むDDS技術を京都薬科大学や北海道大学のチームがそれぞれ開発した。がん組織は正常な組織に比べて血管に隙間が多く、脂質の膜でできた微小カプセルを血管に注射すればがん細胞に多くが流れ着く。効き目が強い薬を封入し、がん細胞内に集中して取り込ませる。正常な細胞は傷めず、副作用を減らす。10日まで名古屋市で開いた日本癌学会で発表した。

 京都薬科大の浜進講師ら はリポソームという脂質でできた膜で抗がん剤を包み、特殊なペプチド(たんぱく質の断片)を付けてカプセルにした。

 カプセルの一部ががん細胞の膜につくと分解してカプセルが壊れ、封入した薬が細胞内へ放出される。

 カプセルに緑色の蛍光色素を入れ、ヒトの肺がんの培養細胞で実験した。カプセルが細胞に触れ、30秒〜1分で色素が細胞内へ入る様子が観察できた。今後はマウスで実験する。

 北大の尾崎倫孝教授ら は、カプセルの表面に2種類のペプチドを付けた。一方のペプチドが細胞膜を刺激し、カプセルが膜を通り抜けるのを助ける。細胞に入ると、もう一つのペプチドが環境の変化を感じて形を変え、カプセルをほどいて薬物を放つ。

 カプセルに蛍光物質を付けた抗体を入れ、がんの培養細胞にかけると、15分で95.8%が細胞内に運ばれた。微小ながんを光らせる物質を入れて早期診断へも応用する。5年後をメドに臨床研究を目指す。



( 京都薬科大や北大、抗がん剤をカプセルで 細胞傷めず運搬/日本経済新聞/2015.10.11 - 23:38 )



 上記記事の実験によれば、これらの "カプセル化手法" を施された抗がん剤は、"極めて効率良くがん細胞に届けられた" とある。
 ただ、"正常細胞" への "浸入がどの程度くい止められているか?" については触れられておらず、これが今後の研究課題となりそうだ...... (2015.10.14)


カテゴリ: 科学一般


40 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/19(Tue) 19:58

死の前に行う選択




病人とその家族は、致死的な病気とさまざまな治療に翻弄されて、ものごとを自分たちでコントロールできないと感じがちです。人によっては、この無力感に身を委ねて、行うべきことを決定する責任から逃れようとすることがあります。反対に、ときには葬儀や埋葬の詳細に至るまで、受けるケアのすべての点を自分たちで決めることを望む人もいます。

終末期のケアに対する希望を、患者と医師の間で正直かつオープンに話し合えば、致死的な病態にある時の生活の質を可能な限り高めることができます。医師は終末期治療のメリットと、それが生活の質に及ぼす影響などのデメリットを率直に説明します。一方、患者は自分が受けたい治療とそうでない治療について表明します。この機会に、患者は治療に関する要望やその治療に対する制限を伝え、死を迎える場所や死が迫ってきたときにしたいことを示し、死後の臓器提供の意思を決定します。

重症または末期の患者のほとんどはかかりつけ医のケアを受け、その医師と長期にわたる信頼関係ができている可能性があります。ただし、これに当てはまらない場合もあります。たとえば、一部の医師は、終末期の鎮静や高用量のオピオイドの投与によって痛みを緩和する治療に反対しています。これらの治療はいずれも終末期の患者の苦痛を軽減しますが、わずかに死を早める可能性があります。患者がこうした治療を希望しているにもかかわらず医師がその提供を行わない場合、患者は他の医師による医療ケアを受けることを選択できます。ホスピス(死と終末期: ホスピスケアを参照)でも、終末期の患者のかかりつけ医とホスピスチームの共同ケアが可能な場合に、この種の緩和治療が行われることがあります。



医師の選択




医師(またはケアチーム全体)を選ぶ場合、致死的な病態となる可能性のある患者や高齢の患者は、以下に挙げるような終末期のケアに関する質問をするとよいでしょう:

?その医師は、終末期の症状すべてに対するケアを提供し、強力なオピオイドによって完全に痛みを管理しているか(緩和ケア)。


?その医師は、死期が近い人に対するケアの経験が十分か。


?その医師は、病院、介護施設、自宅など、場所を問わず死ぬまでケアしているか。


?その医師は、患者の希望に合わせて柔軟に終末期ケアの治療方法を調整することができるか。


?その医師は、地域の在宅ケアサービス、理学療法や作業療法サービスについて詳しいか。つまり、これらのサービスの資格を有する関係者、料金の支払方法、より集中的なサービスが必要となった場合に患者や家族に提供される支援内容などを把握しているか。


医師に終末期ケアの経験が不足していたとしても、医師と患者およびその家族との間の長年にわたる信頼関係によって、また、他の専門家に積極的に相談しようという医師の意思によって、その不足を補うことができます。






41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/01/19(Tue) 19:58
ケアを提供する医療従事者チームの選択: ケアシステムには、医師、病院、介護施設、在宅ケアサービスで構成されるケア提供プログラムが含まれます。ケアシステムでは、料金、保険による補償額、患者の受診時負担および免責額がさまざまです。医師、看護師、他の患者や家族、ソーシャルワーカー、ケアマネジャーなどに次のような質問をすることで、ケアシステムを構成する最適な医療チームとネットワークを見つけることができます:

?別のネットワークで、より容易に受けられる治療は何があるか。


?可能な治療のメリットに関する情報は、通常どのように提供されているか。


?そこでケアを受けた患者や家族に話を聞くにはどうすればよいか。


?どのような試験的な新しい治療を受けることができるか。


?終末期の間、チームは定期的に患者と家族の往診を行くか。


?チームが自信を持って、信頼できる快適さと尊厳を確保し、患者と家族の希望に合うケアを提供しているか。


死後の臓器提供の選択: 死期が近づいた人は、死後の臓器提供を希望することがあります。このような決断は、亡くなる前に家族の同意を得てなされるのが理想的です。

一般に、慢性疾患で亡くなる患者が提供できるのは、角膜、皮膚、骨だけです。突然亡くなった人の場合は、腎臓、肝臓、心臓、肺など、より多くの臓器を提供できます。臓器ドナーになるために通常必要なことは、標準ドナーカードに署名することと医師と家族に知らせることのみです。

臓器ドナーになるのをためらわせる多くの懸念は、軽減できる場合があります。たとえば、臓器を提供しても葬儀のときの見た目に影響することはありませんし、家族に費用がかかることもありません。また、亡くなるまで、臓器は決して摘出されません。医師は、患者が自宅や介護施設で亡くなる場合であっても、臓器提供の手配を行う方法を把握しておく必要があります。

原書最終査読/改訂月 2007年10月


メルクマニュアル医学百科

MSD












42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/11/21(Mon) 18:37
>>1これを読めば解決するはず
ガン細胞は39度で死滅する
ttps://www.youtube.com/watch?v=L2BjrQVLclo

43 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/11/21(Mon) 22:51
テレビで紹介していたが、今、「精密医療」が抗がん剤に代わるガンに顕著な効果を示していて
注目されているそうだ!。

44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/11/21(Mon) 22:55
プレシジョン・メディシン(精密医療)

新たな情報はがん治療を根本的に変えつつある。最近まで、がんはその発生源となった組織を狙う治療が行われてきた。現在は患者の腫瘍に発生した正確な突然変異を知ることで効果的ながん治療が行われる事例が増えてきた。がんが発生した場所とは関係ない。この方法は「プレシジョン・メディシン(精密医療)」と呼ばれている。

特定の突然変異によるがん患者は今、その突然変異の影響を選択的に反転させるよう設計された薬剤によって効果的に治療されている。こうした薬剤治療は「標的治療法」と呼ばれている。この治療法の欠点は特定の突然変異を原因としないがんには通常、何ら恩恵がないということだ。がんの原因になる突然変異を標的にした治療例はまだ少数ではあるものの、こうした薬剤が利用できる場合は治療結果が劇的によくなる可能性がある。

免疫学者は最近、人間の免疫システムには初めから「オフスイッチ」が組み込まれていることを発見した。システムが作動した数週間後に自然にスイッチが切れるのだ。そこで、この通常の「オフスイッチ」を遮断し、突然変異が生じた細胞を認識し、破壊する能力を維持する治療法が開発された。適切に行われれば、この「免疫療法」は素晴らしい効果を発揮する。がんと闘う体の能力を高める治療を行い、広範囲に転移していたがんが消滅したという事例もある。

◆増殖が止まらないからくり

がんに関する私たちの知識はまだ拡大している最中だ。がんは組織を修復する能力をもった細胞の中で主に発生するということも分かってきた。組織がダメージを受けると、いわゆる「前駆細胞」がダメージを受けた部分を埋めるために大量に増殖し、それが完了すると、今度は元の組織に似るように分化する。がんの中で発見された突然変異を起こした細胞の中には、その分化開始の信号を受け取らないものや、信号に反応しないものがあった。その結果、前駆細胞の増殖が止まらなくなる。

細胞の分化能力を修復し、過剰な増殖を止めさせることに焦点を絞った治療法はすでに臨床現場で成功をおさめている。こうした治療法は、従来の化学療法にみられるような有毒性の副作用を避けることができ、体中にがんが転移していても効果的にがん細胞を取り除くことができる。

がんの治療法を見つけるのにどうしてこれほど長い時間がかかるのだろうか。主な理由は、がんはひとつの疾患ではないという事実にある。各組織にはそれぞれ個別の前駆細胞があり、それぞれの組織は両親から受け継いだ遺伝子の特定の部分だけを使う。また、環境から受けるダメージは組織ごとに異なる。私たちは多様ながんの発生につながるこうしたすべての要因の相互作用を理解し始めたばかりだ。これらの問題を理解することが最終的にそれぞれの患者の病気に対する治療法の最適化につながる。



45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/11/23(Wed) 19:59
Precision Medicineは「精密医療」と訳される場合もありますが、まだ一般に認知されたネーミングではありません。個人の遺伝子情報などを含む詳細な情報を基に「より精密な対応を行う医療」という意味と捉えると、個別化医療(予防・先制医療を含む)、あるいはゲノム医療の延長線上の概念と考えるほうがわかりやすいでしょう。
政策研のページ|刊行物|日本製薬工業協会
 と規定されています。
実際に今日見たNHKの番組では、がん患者にその遺伝子を解析して、より効果的な薬を投与するという方法が紹介されていて、その効果の高さに驚きを禁じ得ずにいられませせんでした。
アメリカでは国家戦略の柱の一つとなっていて、がん治療の新たなるステージとして期待されているだけでなく、増大する医療費の削減にも貢献すると考えれらているようですね。
 
従来のがん治療に代わる新たな治療法

番組では、長年のガン治療で苦しんでいた患者さんが、医師から勧められた臨床試験のプレシジョンメディシンを受けて、がん細胞の43%が縮小するという、驚きの効果が出ていました。
プレシジョン・メディシンの診療方法とは、患者から採取したがん細胞の遺伝子情報を解析し、そこからがんの原因となる遺伝子異常を発見すると、それに適応する薬を投与する、という手法のことです。
 

 
この際に使われる薬とは「免疫チェックポイント阻害薬」「分子標的剤」の2つで、従来の抗がん剤と比べて副作用が少ないといわれています。
このプレシジョン・メディシンによって、これまで抗がん剤によるがん細胞の減少が3割だったところが、7割にまで高まったという衝撃の臨床結果が出ています。
まさにがんに苦しむ人にとって「福音」ともいえる治療法ですよね。
 
プレシジョン・メディシンを受けられる病院と費用
 
スクラム・ジャパンに参加している病院が中心になります。
スクラム・ジャパンとは「産学連携全国がんゲノムスクリーニング事業」のことです。

www.ncc.go.jp
現在日本全国で235の病院と15の製薬会社が同事業に参加している模様。
LC-SCRUM-Japan 参加施設
GI-SCREEN-Japan 参加施設
こうした遺伝子解析による「がん細胞」の特定には、現在3種類の段階があって、「保険適用される薬」「臨床段階の薬」「特定できない」となっており、このうちの「臨床段階」の投薬は自由診療になるため、治療額が高額になるようです。(40万円〜100万円)
これ以外の「特定できない」は、どの遺伝子が異常をきたしているのか、判別つかないパターンもあるので、その場合はプレシジョン・メディスンによる治療そのものが受けらません。
ただその時に判別できなかったり、適応する薬が無いという場合でも、後に臨床試験で認可される薬が出てくることもあるので、医師や関係機関との連絡は絶たないことが必要だといえます。
 

46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/11/23(Wed) 20:06
プレシジョンメディシンを受けられる病院は?

プレシジョンメディシンを受けたい場合には、スクラムジャパンに参加している病院を受診して、自分の遺伝子変異について解析してほしいと伝えるのが1番いいとのこと。
スクラムジャパンに参加している病院はこちら
h ttp://epoc.ncc.go.jp/scrum/
※上記URL内の「参加医療機関」をクリック。
いくつかの大学病院でもはじめているようなのですが保険適用がないので、自費診療での診断になるようです。

プレシジョンメディシンの費用

一般の患者さんに向けてプレシジョンメディシンを始めた北海道大学病院。
プレシジョンメディシンを取り入れて半年で62人の患者さんの遺伝子解析を行ってきたと言います。
保険がきかないため、検査費用は約40万円?万円だということ。
29人に効果ができる薬を紹介してきたそうです。
子宮体がんを患った女性が紹介されました。
使っているのは乳がんや腎臓がんの薬。
子宮体がんの治療に使うには保険が適用されないので、毎月の薬代は90万円にのぼっているということ。
北海道大学病院のガン遺伝子診断部・林秀幸先生は効果が大きい例には資金的な補助制度ができることが望ましいと言いますが、現在のところは費用面で諦めざるを得ない人がいるのも事実のようですね。
ただし、保険適用外の薬を違うガン種に応用することも、昔に比べると厚生労働省やPMDAという薬を承認する機関も積極的になっているので、これまでよりは少ない患者さんの数の臨床試験で認められるようになってきているとのことです。

まとめ
人には老若男女があり、例えば30代の女性の中でも結婚している人、していない人、子供がいる人、いない人があり、
さらにはペットやカーペットなどによるアレルギーがある人もいればない人もいる…
先天的なもの、後天的なものを含めれば「その人」を囲む物事は多種多様なわけですから、同じ薬や同じ医療が有効とは限らないのですね。
実は私もプレシジョンメディシンのことを知るまでは平均的な患者さんに対する医療が当たり前だと思っていたのですが、度重なる手術で再発していた方が治療法を変えただけで治ってしまうところを見ると、考えさせられました。
医学は日進月歩と言われますが、諦めないことが肝心。
そして研究者や医師の方々には頭が下がる思いです。











47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/11/29(Tue) 18:51
Nスペで話題沸騰 「遺伝子解析がん治療革命」とは
NEWS ポストセブン 11/29(火) 16:00配信



『NHKスペシャル』で話題沸騰(NHKのHPより)
「がん医療」の現場で、従来の常識を覆す新たな治療法が試みられている。遺伝子を解析することで、同じ部位のがんであっても患者によって異なる“原因”を突き止め、ピンポイントの治療を施す「プレシジョン・メディシン(精密医療)」と呼ばれるものだ。「オーダーメイド治療」ともいえる、がん治療現場の最前線を追う。
「がん治療に革命をもたらすことは間違いないでしょう。今までは、敵の正体がよく分からないまま“絨毯爆撃”をしていたようなものでしたが、この治療法はがんの『本当の原因』を調べ、新たな“武器”を使って狙い撃ちするようなものなのです」
 こう語るのは、世界最先端のがん研究を行なう国立がん研究センター東病院の大津敦・病院長だ。同病院の取り組みを紹介した『NHKスペシャル』(11月20日放送)の「“がん治療革命”が始まった〜プレシジョン・メディシンの衝撃〜」での内容は、がん患者やその家族、医療関係者をはじめ、多くの反響を呼んだ。
 番組では、肺がんのステージIVで「余命2年」と宣告された48歳の女性が、宣告から5年目を迎えた今も元気に生活している様子が映し出された。
 この女性に施された最新の抗がん剤治療法が「プレシジョン・メディシン」だ。この治療法は、近年明らかになった「がん細胞増殖のメカニズム」を利用したものである。
 そのメカニズムとは、「人間の体を構成する遺伝子が傷ついて変異を起こすと異常なたんぱく質を生み出し、それががん細胞を増殖させる」というもの。また、遺伝子変異の起こり方は、たとえ同じ部位のがんであっても患者によって異なることが分かっている。
 そこでプレシジョン・メディシンは、まず患者の体内からがん細胞を採取して遺伝子を解析する。遺伝子変異のタイプを見極めた上で、最適な「分子標的薬」を選び患者に投与するのである。分子標的薬とは、新種の抗がん剤で異常なたんぱく質の働きを抑える効果がある。前出・大津氏が次のように解説する。

48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/11/29(Tue) 18:54
「従来の抗がん剤は正常な細胞まで傷つけることで副作用が大きかったが、たんぱく質だけを標的にする分子標的薬は比較的副作用が少ない。加えて、がんの原因そのものに対応する薬を使うことで、従来の抗がん剤では効果が十分でなかった患者さんにも効く確率が高くなり、より長生きすることが期待できます」
 この遺伝子解析による最新治療は、海外でも注目されている。アメリカでは昨年1月、オバマ大統領がプレシジョン・メディシンを「今後の医療の柱にする」と宣言している。
◆「保険適用」が待たれる
 日本では、昨年2月から、全国200以上の医療機関と15の製薬会社が参加し、遺伝子解析を使ったがん治療を臨床試験する大規模プロジェクトが始まっている。プロジェクトを統括する事業代表者が前出の大津氏だ。
 実は、前述した肺がんの女性も、この臨床試験に参加した一人。遺伝子を解析したところ、見つかった遺伝子変異に対応する薬は、肺がんではなく、「甲状腺がん」のための分子標的薬だった。その薬を投与したところ、1か月でがんの縮小が見られた。
 同じく臨床試験に参加した48歳の男性は、22歳の時に大腸がんを患って、5回の手術と抗がん剤治療を受けてきた。今年5月に再発した際には、「もう手術は無理」と告げられた。遺伝子解析の結果、彼の遺伝子変異に対応する薬は皮膚がんの一種であるメラノーマの治療薬だった。そして投与から2か月後、なんとがんは43%も縮小したという。
 別のがんの治療薬によって“がんが消えた”のである。プレシジョン・メディシンが「がん治療の考え方を根本から変える」とされる理由はそこにある。これまでのがん治療は臓器別の“縦割り”で考えられていたが、最新治療では、どの種類のがんでも遺伝子変異別の“横割り”で治療を考えていくというのである。
 現在、プロジェクトは臨床試験の段階のため、限られた患者しか受けられていない。しかし、プレシジョン・メディシンを自由診療で行なっている医療機関がある。その一つが北海道大学病院だ。

49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2016/11/29(Tue) 18:55
「検査費用は解析する遺伝子の数によって約40万〜約100万円です。検査期間は2〜5週間かかります」(がん遺伝子診断部)
 同病院に通う子宮体がんの女性は、乳がんと腎臓がんの薬を使っており、自由診療のために薬代も月90万円に上るという。1日も早い保険適用化が待たれる。前出・大津氏がいう。
「課題は、判明した遺伝子変異の“型”に対応する薬が存在しないケースがあることです。ですが、新薬は次々と開発されている。製薬会社がプロジェクトに参加しているのも、遺伝子解析データを共有することで、新薬開発につなげる狙いがある。国への承認申請が最大の目的なので、おそらく2〜3年後には保険適用になり、多くの施設でプレシジョン・メディシンが行なわれようになるでしょう」
 がん治療革命が完成すれば、がんは治る病気となりうる。日夜努力する医師たちにかかる期待は大きい。

※週刊ポスト2016年12月9日号

50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2017/06/05(Mon) 17:16
ttps://nikk.jp/products/detail.php?product_id=5
htps://nikk.jp/products/detail.php?product_id=4

こういうがんの検査キットもあるみたいです。

51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2018/09/13(Thu) 14:52
がん医療について
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=medicalsociety&key=349480186&ls=50


52 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/08/08(Thu) 10:43
がん5年生存率66・1%…前立腺98%、大腸72%
2019 8/8(木)読売新聞 0:49配信


(写真:読売新聞)
 国立がん研究センターは、2009〜10年にがんと診断された患者の5年生存率が全てのがんを合わせて66・1%だったと、8日付で発表した。昨年の前回集計と比べ0・3ポイント上がった。ただ、部位別でみると生存率には差があり、早い段階で発見できる検査法や有効な治療法の開発が課題となっている。

 5年生存率は、全国のがん診療連携拠点病院など277施設の約57万人を追跡して集計した。

 部位別では、前立腺が98・6%で最も高く、乳房が92・5%、子宮体部が82・1%で続いた。患者数が最も多い大腸は72・9%、早期発見・治療が難しい膵臓(すいぞう)は9・6%だった。


53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/08/08(Thu) 10:46
病期(ステージ)が進むほど、生存率が下がる傾向がある。同センターの東尚弘・がん登録センター長は「死亡率の減少につながるがん検診を定期的に受け、気になる症状が出たら、早めに病院に行くことが大切」と話す。

 病院ごとに病期別で示す5年生存率のデータは260施設が公表し、前回より30施設増えた。

 一方、3年生存率は72・1%で、前回より0・8ポイント上昇した。286施設で12年に診断を受けた約34万人分を集計。このうち部位別で今回から加わった喉頭は84・4%、胆のうは33・4%、腎臓は85・6%、腎盂(じんう)尿管は55・6%となった。


54 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2019/08/08(Thu) 10:51
詳しくは同センターのウェブサイト(h ttps://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/)に掲載している。

 ◆5年生存率=がんと診断された人が5年後に生存している割合で、がんの回復の一つの目安となる。がん以外の病気や事故などによる死亡の影響を除き調整した相対生存率を使っている。

55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/02/17(Mon) 11:28
話題の「尿1滴でがん検査」に医師が鳴らす警鐘 陽性の的中率5%? 数字で解き明かす課題

全国新聞ネット 2020/02/17 07:00







© 全国新聞ネット 写真はイメージです
 日本人の2人に1人が生涯でがんになると言われる時代。死因の1位でもあり、早期発見が重要とされる。費用と身体的負担が少ない「尿1滴でがんを検知」という新しい検査方法がメディアを賑わせている。しかし、誤った結果を示す場合も多いと考えられ、手放しで喜べる状況ではないという。ブログで警鐘を鳴らしてきた五本木クリニック(東京)の桑満おさむ院長に、解説してもらった。

*  *  *  *  *

■これまでにない「尿1滴でがん検知」
 「尿1滴調べるだけで、がんが判別できる」という検査が話題になっている。「線虫」という小さな生物が匂いに反応する性質を利用し、尿中のがんの匂いの有無によってがんの有無を判定するという。ベンチャー企業の「HIROTSUバイオサイエンス」が開発したN−NOSE。1月に実用化され、これまでにない画期的な検査方法であることには間違いない。
 これまでのがん検査方法として有名なものは、血液検査の「腫瘍マーカー」がある。人間ドックでオプションとして調べたことがある人も多いだろう。これは1種類のがん、あるいは数種類のがんの存在を知ることができる。一方で、線虫を使ったがん検査は、5大がんをはじめ15種類ものがんに反応するため、がん検診のスクリーニング検査として期待されている。

■費用も、苦痛も少なく見える
 15種類のがんを保険診療で調べることは現在認められていない中、約1万円という低コストで検査できる点も「尿1滴でがん検知」が魅力的に聞こえる一因だろう。
 例えば、私が専門とする泌尿器科領域で、前立腺がんの診断補助に使用される腫瘍マーカーの一種「PSA(Prostate Specific Antigen/前立腺特異抗原)」は採血が必要で、費用は診察料・判断料・検査料を含めると5000円程度(保険診療の場合はこの1ー3割を自己負担、症状が無い場合は全額自費)。尿だけの検査となれば、患者の経済的負担、身体的な苦痛が少なく受け入れやすいとも考えられる。
 これだけを聞くと、尿を使ったがん検査の実用化はよろこばしいように思われる。しかし、実際に日常の診察で使用することには、多くの医療関係者が問題点を指摘している。

■15%のがんを見逃す危険性
 N−NOSEでがんを見つけられる「感度」は、約85%だと公表されている。かなり高いように感じるが、実際に100人のがんにかかっている人を検査した場合、15人は「陰性」と判定され、がんを見逃してしまうことになる。
 さらに、たとえ感度100%を実現したとしても、実は課題が残っている。極端なことを言えば、検査を受けた人全員に陽性判定を出せば、感度は100%になるからだ。そこで、陰性のものを正しく陰性と判定する確率である「特異度」という指標が存在する。

■がんではないのに「がん」も15%
 N−NOSEの特異度は85%とされ、非常に優れたがん検査法だと感じる方も多いのではないか。実際はどうか。
 国立がん研究センターによると、2014年のがん罹患率は男女それぞれ人口10万人あたり、男性約0・8%(810人)、女性約0・5%(558人)である。がんの有病率を1%と仮定し、感度85%、特異度85%のがん検査を1万人に行った場合を考えてみる。
 がんであるのは100人、がんでないのは、残りの9900人だ。感度85%であれば、がんである100人のうち、85人は陽性、15人は陰性と判別される。特異度は85%であるから、がんでない9900人のグループの中で、85%にあたる8415人は陰性と判別される。
 しかし、がんではないのに「がん陽性」と判断される人が、15%にあたる1485人出てしまう。これを「偽陽性」と呼び、この人たちは「がんにかかった」という不要な不安と恐怖を抱くことになる。



56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/02/17(Mon) 11:34
■5%しかない陽性の的中率
 陽性と判断された人のうち、本当にがんにかかっている人の的中率はどうなるか。有病率1%のがんについて、1万人にN−NOSEを使って検査した場合、偽陽性を含めた1570人が「がん陽性」と判定されるが、実際にがんにかかっているのは85人であり、陽性的中率は約5・4%だ。果たしてこの検査方法は、がん検査として有用であるのか、医療関係者が問題視するのも当然である。

■「陽性」判定後にかかる費用にも問題
 別の問題点もある。どの臓器にがんが存在するのかは、特定できないのだ。報道によれば、22年ごろまでに複数の医療機関で臨床データを蓄積し、早期発見が難しいとされている膵臓がんを特定可能になる予定だという。ここで、がん陽性と判断された人が、どのような精密検査を今後必要とされるのかを考えてみる。
 PET(Positron Emission Tomography/陽電子放射断層撮影)検査は、体内のがん細胞を見つけるのに有用と考えられているが、費用が10万円前後かかる。保険診療で行うには、レントゲン検査やエコー検査、MRIなどの画像検査などを行っても、診断が確定できないことが条件となっており、N−NOSEのみによってがん陽性と判断された場合、現状では保険診療が可能だとは考えにくい。

■PSAでさえ激しい議論の対象
 N−NOSEを有病率1%のがん検査で使ったら、がんではないのに陽性と判断される1485人にとって、過剰検査となってしまう。15のがんに反応するN−NOSEで陽性と判断されたら、その後どれだけの検査が必要となるだろうか。私が専門とする泌尿器科領域で、日常の診察で前立腺がんを発見するために使用されるPSA検査でさえ、がん検診で使用した場合「過剰診断、過剰治療の温床になっているのでは」と、激しい議論が今も進行中である。
 また、前立腺がんに対してのみ反応するとされるPSA検査の欠点は、治療の必要が無いがんさえも見つけてしまうことだ。がん細胞は長い年月をかけて成長していく。がんが発症する前に他の疾患で命を失うこともある。
 日本人の死因の1位はがんであり、早期発見が必要であることは間違いないが、あまりにも早期発見であると、PSA検査のような事態になってしまうのである。

■まだまだ遠い道のり
 国立がん研究センターによると、日本でがん検診により死亡率の減少が科学的根拠で検証されているのは、胃がん・子宮頸がん・肺がん・乳がん・大腸がんだけだ。N−NOSEは現在15種類のがん判断が可能とのことであるが、果たしてこの検査によって、死亡率の減少が期待できるだろうか。
 安価で身体への負担が低い尿を使ったがん検査がきちんと実用化されるためには、がんが発症している臓器を判別できる必要があり、科学的根拠によって死亡率の減少効果が判明されなければならない。まだまだ、道は険しく遠い。ただ、最初に述べたように、身体的、経済的負担が少ない画期的な検査方法であることは間違いない。今後、大規模なデータの蓄積により確実に治療すべきがんが判定可能になるよう、応援したい。
 現状、課題が多いはずの新技術をメディアが手放しで歓迎している風潮に対して、医療関係者から疑問が投げかけられているのは、以上の理由からだ。

■要注意の便乗商法
 線虫を使用したがん検査の研究初期、N−NOSE開発者である広津崇亮氏以外の心ない業者によって似たような検査キットが作られ、驚くことに美容室等でがん検査が行われていたことがあった。診断は医師のみに許されている行為だ。研究初期でさえ、このような事態が起きていたのである。
 私はこの件に関して大きな危険性を感じ、2017年にブログで問題提起を行った。広津氏からは「開発途上の検査方法がこのようなことになり、警告を発している」と連絡を頂いた。N−NOSEは今回の実用化にあたり、医療機関と提携をすることにより、厳格な運用がなされるようしているようである。
 ただ、今後も似たようなことをうたう悪質業者が現れる可能性はある。騙されないよう、話題の便乗にも注意してほしい。(桑満おさむ=医師)


57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/03/17(Tue) 11:43
がん10年生存率57.2% 前立腺は100%近く 膵臓は5.3% 8万人分の患者情報分析

毎日新聞 2020/03/17 10:08

日野自、東京本社従業員2人が感染

© 毎日新聞 国立がん研究センター中央病院=後藤由耶撮影
 国立がん研究センターなどは17日、2003〜06年にがんと診断された人の10年後の生存率を発表した。大腸や胃などがん全体で57・2%で、昨年調査した02〜05年(56・4%)より0・8ポイント改善した。部位別では、前立腺は100%に近かったが、膵臓(すいぞう)は5・3%で最も低かった。
 10年生存率の公表は今回で5回目。同センターなどが全国がんセンター協議会加盟の19施設、約8万人分の患者情報を分析した。
 部位別では、前立腺(97・8%)、乳房(85・9%)、甲状腺(84・1%)が高く、胆のう胆道(18%)、肝臓(15・6%)、膵臓が低かった。
 10年生存率を巡っては、初公表した1999〜2002年(53・9%)から毎年改善している。分析した千葉県がんセンター研究所の三上春夫がん予防センター部長は「がん患者が増える中、医療技術の進歩が生存率の延長に着実に結びついている」と推察した。
 09〜11年に診断された人の5年生存率について、全国32施設、約14万人分の患者情報を分析したところ、昨年より0・5ポイント改善して68・4%だった。部位別では前立腺が100%、乳房と甲状腺が90%を超えたが、胆のう胆道、膵臓は30%未満だった。
 詳細は全国がんセンター協議会のウェブサイト(h ttp://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/)で確認できる。【御園生枝里】
がん生存率
 がんと診断された患者が一定期間生存する割合。治療効果を判定する指標となる。がん以外の病気や事故によって亡くなる割合を取り除いた「相対生存率」が主に使われている。治癒の目安とされる5年後の生存率のほか、治療成績のよいがんでは長期に再発などをみる必要があり、10年生存率が重要な目安となる。

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58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2020/03/17(Tue) 12:12
国立がん研究センターなどは17日、2003〜06年にがんと診断された人の10年後の生存率を発表した。大腸や胃などがん全体で57・2%で、昨年調査した02〜05年(56・4%)より0・8ポイント改善した。部位別では、前立腺は100%に近かったが、膵臓(すいぞう)は5・3%で最も低かった。
 10年生存率の公表は今回で5回目。同センターなどが全国がんセンター協議会加盟の19施設、約8万人分の患者情報を分析した。
 部位別では、前立腺(97・8%)、乳房(85・9%)、甲状腺(84・1%)が高く、胆のう胆道(18%)、肝臓(15・6%)、膵臓が低かった。
 10年生存率を巡っては、初公表した1999〜2002年(53・9%)から毎年改善している。分析した千葉県がんセンター研究所の三上春夫がん予防センター部長は「がん患者が増える中、医療技術の進歩が生存率の延長に着実に結びついている」と推察した。
 09〜11年に診断された人の5年生存率について、全国32施設、約14万人分の患者情報を分析したところ、昨年より0・5ポイント改善して68・4%だった。部位別では前立腺が100%、乳房と甲状腺が90%を超えたが、胆のう胆道、膵臓は30%未満だった。
 詳細は全国がんセンター協議会のウェブサイト(h ttp://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/)で確認できる。【御園生枝里】
がん生存率
 がんと診断された患者が一定期間生存する割合。治療効果を判定する指標となる。がん以外の病気や事故によって亡くなる割合を取り除いた「相対生存率」が主に使われている。治癒の目安とされる5年後の生存率のほか、治療成績のよいがんでは長期に再発などをみる必要があり、10年生存率が重要な目安となる。


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