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スレ一覧
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昔話、童話パロディ
- 1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/01/28(Thu) 19:26
- 金の斧と銀の斧
女神「あなたが落としたのはこの金の斧ですか?それともこの銀の斧ですか?」
木こり「金の斧や銀の斧は実用に適していません。それで木を切ろうとしても素材が素材のため変形してしまい意味がありません。いいですか?金の斧や銀の斧はさっきも言いましたが素材が傷つきやすいので実用に適していません。そんなものをもらったところでなんの意味もありませんがそれらは私のものではありません。実用性が一番です。木こりという立場上鉄の斧が一番実用に適しています。私が落としたのは金の斧でも銀の斧でもありません。鉄の斧です。もう一度言います。私が落としたのは鉄の斧です。それでも分からなかったらもう一度言いますが」
女神「・・・もういいです。あなたは正直者ですがその言い方が癇に障ったので何もあげません。鉄の斧も返しません。」
木こり「・・・・鉄の斧は返してください」
女神「嫌です」
- 2 名前:名無しさん@お腹いっぱい!!! 投稿日:2010/01/31(Sun) 23:24
- >1次作に期待
- 3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/03/17(Wed) 18:37
- もうこういうのいいから
- 4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/04/04(Sun) 10:54
- >>1
つ【乙カレー】てことで。
桃太郎
昔々爺さまと婆さまが住んでたんだYO
爺さまは山にしばかれに婆さまは川に流されに行ったそうだZEベイベー
そのあと何かがあってモモタローと言うニートが生まれたんだYO。新たな生命の誕生だぜーー☆
そのあと、NANTOそのモモタローが10ちゃっとの管理人を倒して自分が頂点に君臨しようとしたんだYO!
無謀すぎだZE!ベイベー☆
でもそんな考えも持っていないニートのモモタローは逆にアク禁にされてしまったんだZEー
自業自得だが可哀想DA!
〜〜教訓〜〜
物事は考えてから起こすこと
終わり
- 5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2010/04/04(Sun) 11:56
- >>1
乙枯れさんまのまんま
- 6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/02/17(Thu) 16:57
- age
- 7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/02/18(Fri) 16:13
- 「セリヌンティウス。」
メロスは眼に涙を浮べて言った。
「私を殴れ。力一杯に頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君がもし私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえないのだ。殴れ。」
セリヌンティウスは、全てを察した様子で頷き、刑場一ぱいに鳴り響くほど音高くメロスの右頬を殴った。殴ってから優しく微笑み、
「…やがったな」
メロスが呟く。
「メロス、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生まれて、初めて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」
「やりやがったなセリヌンティウス!!!」
メロスは腕に唸りをつけてセリヌンティウスの頬を殴った。
二人は倒れるまで互いを殴り合い、同時に倒れた。
「やるじゃねぇか…セリヌンティウス…」
「お前もな…メロス…」
仰向けに倒れ、刑場から空を眺め笑い合うメロスとセリヌンティウス。
それを見たディオニス王は、友情の素晴らしさを知り、改心するのだった。
- 8 名前:テトテ}テ_テhテGテタテTテモテZテC 投稿日:2011/02/18(Fri) 16:31
- いいえケフィアです
- 9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/02/18(Fri) 17:47
- ぶっせつまかはんにゃはらみったしんぎょう
かんじざいぼさつぎょうじんはんにゃはらみったじしょうけんごうんかいくうど
いっさいくやくしゃりししきふいくうくうふいしきしきそくぜくうくうそくぜしきじゅそうぎょうしきやくぶにょぜしゃりしぜしょうほうくうそうふしょうふめつふくふじょうふぞうふげんぜこくうちゅうむしきむじゅそうぎょうしきむげんにびぜっしんいむしきしょうこうみそくほうむげんかいないしむいしきかいむむみょうやくむむみょうじんないしむろうしやくむろうしじんむくしゅめつどうむちやくむとくいむしょうとくこぼだいさつたえはんにゃはらみったこうしんむけいげむけいげこむうくふおんりいっさい
てんどうむそうくきょうねはんさんぜしょうぶつえはんにゃたらみったことくあのくたらさんみゃくさんぼだいこちはんにゃはらみったぜだいじんしゅぜだいみょうしゅぜむじょうしゅぜむとうとうしゅのうじょいっさいくしんじつふここせつはんにゃはらみったしゅそくせつしゅわつ
ぎゃていぎゃていはらぎゃていはらそうぎゃていぼじそわかはんにゃしんぎょう
- 10 名前:1 投稿日:2011/04/13(Wed) 17:54
- 遥か昔、辺境の地に、老夫婦が住んでいた。
ある日、老爺は山へ柴刈りに、老婆は川へ洗濯に出かけた。
すると川上から、眩い光を放つ大きな桃が流れて来た。老婆は不思議に思いながらもその桃を拾い上げると、家に持ち帰った。そして老爺が帰ると二人で桃を切って食べようとした。
老婆が桃を切ろうと包丁を振り上げた刹那自然に桃が割れ、中から小さな赤子が飛び出してきた。性別は男だ。
二人はこの子を育てることにし、桃の中から生まれたので、「桃太郎」と名付けた。
やがて、桃太郎が成長した頃、村には悪鬼が出没し人々を困らせていた。
ある日桃太郎は「爺さん、婆さん…俺は悪鬼の討伐に出向く。」と言った。
老夫婦は驚愕して止めたが、桃太郎の意志は固かった。
「(まさか…彼の内に眠る血が覚醒したか…桃太郎…彼はやはり『桃之神』に選ばれた『鬼狩りの戦士』…)」
老爺は確信する。
「これを…持っていけ。」
そこで老夫婦は桃太郎の身を案じ、青白い光を放つ珠を桃太郎に持たせた。
「なんだ…これは…?」
「それは桃之神を祀る吉備神殿に伝わる…如何なる傷をも治癒し、選ばれし者の秘められた力を解き放つという宝珠…『祈毘弾護(きびだんご)』だ…」
- 11 名前:2 投稿日:2011/04/13(Wed) 17:55
- 「祈毘弾護…確か鬼狩りの戦士のみが持つことを許されたといわれる伝説の宝珠…何故そんなものを俺に…」
桃太郎の問いに老爺が答える。
「桃太郎…今まで黙っておったが…お前は桃の中から生まれたんじゃ…聞いたことがあろう?桃から生まれた剣士の伝説を…」
「ば、馬鹿な!あれは単なる作り話じゃ…」
「作り話ではない…お前は桃之神に選ばれし者…右手の甲を見てみよ」
老爺が言うと、桃太郎は自分の手の甲を見た。桃太郎の右手の甲には桃の印が浮かび上がっていた。鬼狩りの戦士の証である紋章だ。
「!!!昔はこんなものなかったのに…」
桃太郎は驚愕の表情を浮かべた。
「血が覚醒したのじゃ…どうせ止めても無駄じゃろうしな…『鬼狩りの戦士』の宿命じゃ…」
老爺が哀しげな表情をして言う。
「これを持って行きなさい」
老婆が桃太郎に差し出したのは一振りの刀。
「その刀は霊剣『桃魔斬(ももまぎり)』…破邪の力が込められていて、選ばれし者のみが真の力を発揮できます」
「有難く受け取っておこう…」
桃太郎は桃魔斬を受け取り、家を出て鬼ヶ島を目指す。
桃太郎が鬼ヶ島への道を歩いていると、魔狼・フェンリルがやってきて、桃太郎に言った。
「…その腰につけた珠、祈毘弾護だな?」
すると桃太郎は答えた。
「ああ…そうだ。」
「桃太郎よ…少しそれを見せてはくれないか?」
「それは出来ない、俺はこれから鬼の征伐へ向かうところだ…急いでいるんだ。それにはこの祈毘弾護の力が必要だ」
するとフェンリルは「鬼の征伐か…いくら選ばれし者と言えど、一人では心細かろう…私が力を貸してやる、必要なときは呼べ」
と言って、桃太郎の使い魔となり契約の証として祈毘弾護を預かり異界へ戻る。
フェンリルと契約を交わした桃太郎が鬼ヶ島への道を歩いていると、妖猿・孫悟空がやってきて、桃太郎に言う。
「桃太郎さん、その腰につけた祈毘弾護、ひとつ私に下さいな?」
すると桃太郎は答えた。
「俺は今から鬼の征伐に行くところだが…それにはこの祈毘弾護の力が必要なんだ…契約の証として預けてやってもいいが…」
すると猿は「鬼の征伐ですね。必要なときは呼んでくれ。」
と言って、桃太郎と契約を交わし使い魔となり、祈毘弾護を預かり異界へ戻る。
桃太郎が悟空と別れ鬼ヶ島への道を歩いていると、不死鳥・フェニックスがやってきて、桃太郎に言いました。
「桃太郎さんですね?その珠…祈毘弾護ですね?私と契約を結び、契約の証として預けて下さいますか?」
すると桃太郎は答えました。
「ああ、いいぞ。今から俺は鬼の征伐へ向かうところだ」
するとフェニックスは「鬼の征伐ですね…分かりました、必要なときはお呼び下さい…いつでも駆けつけますので」
と言って、桃太郎の使い魔となり、契約の証として祈毘弾護を預かる。
桃太郎は単身で鬼ヶ島に乗り込んだ。
桃太郎は呪文を詠唱し、フェニックスを召喚する。フェニックスが姿を雉ほど小さくし、空から鬼の城の門の中に入り、かんぬきを開けた。
- 12 名前:3 投稿日:2011/04/13(Wed) 17:55
- そこへ桃太郎が飛び込んだ。
「フハハハ、小僧!一人で何が出来る!!」
鬼が挑発するように言った。すると桃太郎はその鬼を桃魔斬で切り捨てた。
「き、貴様ァ!!!」
鬼達は桃太郎に一斉に襲い掛かった。
「魔獣達よ…我が呼びかけに応え、異界の門より現れよ」
桃太郎が呪文を詠唱し、フェンリル、悟空、フェニックスを同時召喚した。
「貴様ら如きにこの魔狼は討てぬぞ!!!」
フェンリルは鬼の喉元に喰らいついた。
「ぐああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
鬼は喉を押さえながら悶える。
「ウキーーーーーー!!!!!!!!」
悟空は如意棒で鬼を薙ぎ払った。
「ぐあああああああああああ!!!!!!」
鬼は悟空の棒術で吹き飛んでゆく。
「喰らえ!!!破邪退魔霊光斬(はじゃたいまれいこうざん)!!!」
そして桃太郎は桃魔斬から斬撃を飛ばした。
「……」
鬼達は腹を斬られ、悲鳴を上げる間もなく地面に倒れ伏した。
「お、俺の負けだ!!勘弁してくれ!!」
「まあ、俺もお前達と違って鬼じゃない…許してやるよ」
桃太郎たちは鬼の頭領を降参させた。
鬼は今まで村々から奪った宝物を桃太郎たちに差しだし、もう二度と乱暴を働かないと誓った。
桃太郎たちは宝を荷車に積み、村に持ち帰って分け、皆仲睦まじく暮らした。
- 13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/04/16(Sat) 19:10
- 一休さんと和尚さんは、将軍様に呼ばれました。
何でも、屏風に描かれた虎が夜な夜な屏風から逃げ出し、悪さをするので捕まえて欲しいというのです。
一休「さあ、将軍様。私が虎を捕まえてご覧に入れます。早く虎を屏風から出して下さい」
将軍「よし。わかった」
屏風から出てきた虎が一休さんに襲い掛かります。
その瞬間一休さんは数珠を取り出し、何かを唱えました。
一休「ノウマク サラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャク サラバタタラタ センダマカロシャダ ケンギャキギャキ サラバビギナン ウンタラタ カンマン!!!」
一休さんの唱えた呪文(真言)により、虎が炎に包まれました。
一休「不動明王よ、悪しきをその業火にて焼き尽くしたまえ!!!はあああああああああああ!!!!!!!!!」
一休さんが気合を込めて叫ぶと、虎は燃え上がり、灰になりました。
和尚「ふん、未熟者め。じゃが…筋は良いの、流石はわしの弟子じゃ」
- 14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/06/10(Fri) 19:30
- その昔、とんちの利く一休という坊主がいたそうな。
ある時、殿様はその噂を聞きつけ、その腕前を試そうとした。
将軍は、虎の絵が描いてある大きな屏風を用意し、こう言った。
「この虎は夜な夜な屏風から出てきて人を喰うんだ。一休、この虎を退治してはくれぬか。」
そうすると一休は、
「承知いたした。」
と言い、屏風の前に立ち、印を結び始めた。
そして将軍にこう言った。
「人を喰うような虎では危険なので、後ろに隠れて頂けるか。」
将軍はその言葉を聞き、すぐさま隠れる。
「姿を現せ、屏風に取り憑き、人を喰らう悪しき魔物よ!」
一休が一喝すると、屏風からは絵の虎よりも数倍大きな虎が出現する。
「グルルル…グオオオオ!!!!!」
虎は咆哮を上げ、屏風の後ろにいた将軍に襲い掛かる。
「くっ…」
将軍は刀を取り、抜き放つ。そして虎に斬り掛かった。しかし、刀が虎に当たった瞬間、刀身は真っ二つに折れてしまった。将軍は非常に剣術が優れていた。その将軍でさえ、この妖虎には敵わないのだ。
妖虎が牙を将軍に突き立てる。その瞬間…
「屏風の後ろではなく、私の後ろを指していたのだが…」
一休は法力を使い、将軍を自分の後ろへと移動させたのだ。まるで瞬間移動の如く、いや、それはまさしく瞬間移動であった。
「おお、助かった!!」
将軍は安堵の表情を浮かべている。
「………臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」
一休が九字を切る。すると妖虎は細切れになり、消滅した。
「礼を言う…しかし一休、今の力は?」
将軍は一休に質問をぶつけた。
「あれは法力といって、高僧の元で修行を積んだ者が身につけることのできる力です…」
一休ただのとんちの利く坊主ではなく、優れた法力を持つ退魔師でもあったのだ。
「それでも、師匠に比べればまだまだ未熟ですがね…」
一休はそう言い、爽やかな笑みを浮かべ城を後にした。
- 15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/06/10(Fri) 19:32
- 訂正
その昔、とんちの利く一休という坊主がいたそうな。
ある時、将軍はその噂を聞きつけ、その腕前を試そうとした。
将軍は、虎の絵が描いてある大きな屏風を用意し、こう言った。
「この虎は夜な夜な屏風から出てきて人を喰うんだ。一休、この虎を退治してはくれぬか。」
そうすると一休は、
「承知いたした。」
と言い、屏風の前に立ち、印を結び始めた。
そして将軍にこう言った。
「人を喰うような虎では危険なので、後ろに隠れて頂けるか。」
将軍はその言葉を聞き、すぐさま隠れる。
「姿を現せ、屏風に取り憑き、人を喰らう悪しき魔物よ!」
一休が一喝すると、屏風からは絵の虎よりも数倍大きな虎が出現する。
「グルルル…グオオオオ!!!!!」
虎は咆哮を上げ、屏風の後ろにいた将軍に襲い掛かる。
「くっ…」
将軍は刀を取り、抜き放つ。そして虎に斬り掛かった。しかし、刀が虎に当たった瞬間、刀身は真っ二つに折れてしまった。将軍は非常に剣術が優れていた。その将軍でさえ、この妖虎には敵わないのだ。
妖虎が牙を将軍に突き立てる。その瞬間…
「屏風の後ろではなく、私の後ろを指していたのだが…」
一休は法力を使い、将軍を自分の後ろへと移動させたのだ。まるで瞬間移動の如く、いや、それはまさしく瞬間移動であった。
「おお、助かった!!」
将軍は安堵の表情を浮かべている。
「………臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」
一休が九字を切る。すると妖虎は細切れになり、消滅した。
「礼を言う…しかし一休、今の力は?」
将軍は一休に質問をぶつけた。
「あれは法力といって、高僧の元で修行を積んだ者が身につけることのできる力です…」
一休ただのとんちの利く坊主ではなく、優れた法力を持つ退魔師でもあったのだ。
「それでも、師匠に比べればまだまだ未熟ですがね…」
一休はそう言い、爽やかな笑みを浮かべ城を後にした。
- 16 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/06/22(Wed) 21:05
- 「待て。」
「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに王城へ行かなければならぬ。放せ。」
「どっこい放さぬ。持ちもの全部を置いて行け。」
「私にはいのちの他には何も無い。その、たった一つの命も、これから王にくれてやるのだ。」
「その、いのちが欲しいのだ。」
「さては、王の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。」
山賊たちは、ものも言わず一斉に棍棒を振り挙げた。メロスはひょいと、体を折り曲げ、飛鳥の如く身近かの一人に襲いかかる。
「うぐああああああああああ!!!!!!!!」
山賊の一人がメロスの拳によって殴り飛ばされた。
「この俺様に楯突こうたぁ、信じられねぇ身の程知らずだ…」
メロスは背中から棍棒を取り出し、「うるァー!!」と猛然一撃、たちまち三人を殴り倒し、残る者のひるむ隙に、さっさと走って峠を下った。
- 17 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/06/28(Tue) 16:14
- 「待て。」
「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに王城へ行かなければならぬ。放せ。」
「どっこい放さぬ。持ちもの全部を置いて行け。」
「私にはいのちの他には何も無い。その、たった一つの命も、これから王にくれてやるのだ。」
「その、いのちが欲しいのだ。」
「さては、王の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。」
山賊たちは、ものも言わず一斉に棍棒を振り挙げた。メロスはひょいと、体を折り曲げ、飛鳥の如く身近かの一人に襲いかかる。
「うぐああああああああああ!!!!!!!!」
山賊の一人がメロスの拳によって殴り飛ばされた。
「この俺様に楯突こうたぁ、信じられねぇ身の程知らずだ…」
メロスは背中から棍棒を取り出し、「うるァー!!」と猛然一撃、たちまち全員を殴り倒した。
「俺様の野望は世界征服じゃ、テメーら如きに負けっかよ」
メロスはそう言い放つとさっさと走って峠を下った。
「うるァァァァァァーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
メロスは気合を込めて叫びながら走る。
「待ってろよムッツリスケベェェェ!!!!!!!」
- 18 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/07/16(Sat) 12:33
- その昔、とんちの利く一休という坊主がいたそうな。
ある時、将軍はその噂を聞きつけ、その腕前を試そうとした。
将軍は、虎の絵が描いてある大きな屏風を用意し、こう言った。
「この虎は夜な夜な屏風から出てきて人を喰うんだ。一休、この虎を退治してはくれぬか。」
そうすると一休は、
「承知いたした。」
と言い、屏風の前に立ち、印を結び始めた。
そして将軍にこう言った。
「人を喰うような虎では危険なので、後ろに隠れて頂けるか。」
将軍はその言葉を聞き、すぐさま隠れる。
「姿を現せ、屏風に取り憑き、人を喰らう悪しき魔物よ!」
一休が一喝すると、屏風からは絵の虎よりも数倍大きな虎が出現する。
「グルルル…グオオオオ!!!!!」
虎は咆哮を上げ、屏風の後ろにいた将軍に襲い掛かる。
「くっ…」
将軍は刀を取り、抜き放つ。そして虎に斬り掛かった。しかし、刀が虎に当たった瞬間、刀身は真っ二つに折れてしまった。将軍は非常に剣術が優れていた。その将軍でさえ、この妖虎には敵わないのだ。
妖虎が牙を将軍に突き立てる。その瞬間…
「屏風の後ろではなく、私の後ろを指していたのだが…」
一休は法力を使い、将軍を自分の後ろへと移動させたのだ。さながら瞬間移動の如く、いや、それはまさしく瞬間移動であった。
「おお、助かった!!」
将軍は安堵の表情を浮かべている。
「………臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」
一休が九字を切る。すると妖虎は細切れになり、消滅した。
「礼を言う…しかし一休、今の力は?」
将軍は一休に質問をぶつけた。
「あれは法力といって、仏法の修行を積んだ者が身につけることのできる力です…」
一休はただのとんちの利く坊主ではなく、優れた法力を持つ退魔師でもあったのだ。
「それでも、師匠に比べればまだまだ未熟ですがね…」
一休はそう言い、爽やかな笑みを浮かべ城を後にした。
「ま、まさか本当に居たとは…」
将軍は冷や汗をかき、苦笑いをした。
- 19 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/05/11(Fri) 02:17
-
- 20 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/05/12(Sat) 19:26
-
- 21 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/05/17(Thu) 19:16
-
- 22 名前:1 投稿日:2012/07/18(Wed) 20:47
- 遥か昔、とある辺境の地に、一組の老夫婦が住んでいた。老夫婦に子はなく、老夫婦は二人きりであった。
夫は山へ芝刈りに出かけ、妻は川へ洗濯に出かけた。
妻が川で洗濯をしていると、川上から巨大な「桃」が流れてきた。
妻は驚きの表情を浮かべ、恐る恐るその桃を拾い上げる。
「おやまぁ、随分と大きな桃だねえ、これはいいお土産になるわ」
そう言って、妻はその桃を家へと持ち帰った。
暫くすると、夫が山から帰ってきた
「そ、その桃は……まさか!!」
夫は巨大な桃を目の当たりにして、驚愕の表情を浮かべた。しかし、妻の先程の驚き振りとは訳が違う。何かを知っているようだった。
「おじいさん、この桃に見覚えが?」
「ああ、その桃はかつてこの世界を悪しき鬼共から救った英雄が封印されている伝説の桃に酷似しておるのじゃ」
「伝説の……桃?」
訝しげな表情を浮かべる妻。
「ばあさん、その桃をどこで拾った?」
「川上から流れてきたのです」
その答えを聞いた夫は、神妙な面持ちで呟いた。
「ふむ、川上から……ということは、英雄の封印を解く日が来たのかのぉ」
夫が呟いた刹那、突如桃が真っ二つに割れ、その内から男の赤子が飛び出してきた。
「こ、これは……」
妻は驚愕した。桃の中から人間が出てきたのだ、無理も無いだろう。
「やはりな……この子は伝説の英雄の血を受け継いでいる……小さくて確認しづらいが、左手に“桃の紋章”が浮かび上がっている」
赤子の左手の甲を見ると、確かに桃の印が刻まれている。
この赤子は、かの伝説の英雄に因んで、“桃太郎”と名づけられた。
- 23 名前:2 投稿日:2012/07/18(Wed) 23:03
- それから何年か歳月が経ち、桃太郎は丈夫な青年に成長した。
風の噂で、桃太郎は“鬼ヶ島”に住まう悪鬼達が、町で暴虐の限りを尽くしていることを知る。
正義感の強い桃太郎が、それを見逃せるはずがなかった。彼の左手に刻まれた“桃の紋章”が、強い光を放った。
「痣が光り出した……?」
桃太郎は、光り出した自らの左手の甲に刻まれた桃の紋章に目を移し、怪訝そうに呟いた。
「桃太郎よ、時は来たようだ…」
老夫婦の内の夫、つまり老父が言った。
「“時”……?」
桃太郎は老父の言葉を聞き、訝しげな表情を浮かべてそう呟いた。
「うむ、お主が桃から生まれたことも、お主の名が桃に封印された英雄に因んでつけられたことも話したはずじゃ」
「ああ、その話なら聞いた」
老父の言葉に桃太郎は頷く。
「お主は、その英雄の血を引く者……つまり、鬼を討つために生まれた“選ばれし者”。悪鬼討伐の旅へ出る時が来たのじゃ…」
「待ってくださいおじいさん!あなたは、桃太郎を死なせるつもりですか!?」
老父の妻…すなわち老婆が言う。
「いいんだ、おばあさん…俺は行かなきゃならない……俺は鬼を倒すべくして生まれた、この旅で死んじまったら、俺は所詮その程度の男さ」
哀しげに呟く桃太郎。老婆も哀しげな瞳で桃太郎を見つめる。
「じいさん、あんたの言う通りだ、俺は旅に出る。だがその前に……もしも悪鬼共を討ち払ったら、俺は封印されちまうのか?」
桃太郎は哀しそうな表情で、そう尋ねた。
「いや、お前は封印などされん。もっとも、お主の先祖である“鬼殺しの英雄”は、自分から封印されることを願ったんじゃ」
老父が笑いながら言った。
「そうか……」
桃太郎は老父の答えを聞き、小さく呟いた。
「桃太郎、これを持ってゆきなさい」
老婆が一振りの刀を差し出す。青い宝珠が柄に埋め込まれている。
「丸腰では鬼には太刀打ちできません。これは選ばれし勇者のみが真に扱える伝説の聖剣“吉備断護(きびだんご)”です。
元々は吉備の神殿に祀られていたものであり、“吉備断護”とはその宝珠の名でしたが、いつしかその“刀”自体の名が“吉備断護”となったのです。
あなたならば、扱えるはずです」
差し出された刀“吉備断護”を、桃太郎は受け取った。
「ありがとう……では、俺はそろそろ行く。心配しないでくれ、きっと帰って来るさ」
「死ぬなよ、桃太郎……」
老夫婦は、悲しげな表情で桃太郎を見送った。
- 24 名前:3 投稿日:2012/07/19(Thu) 10:21
- 「フハハハハ!愚かな人間共!!跪くがいい!!!」
名も無き小さな町。そこは鬼達が暴虐の限りを尽くし、“地獄”と化していた。
そう、桃太郎が現れるまでは……――
「いい気になるなよ」
桃太郎が略奪・殺戮をしている鬼達に言い放った。
「何だと貴様ァ!!俺達を誰だと思っている!!」
「貴様らのような小鬼など知らん。俺は今、鬼ヶ島へ向かう旅をしている“桃太郎”という者だ」
「桃太郎だと……あの伝説の英雄の名を受け継ぐ者がいたとは」
遠くで見ていた犬…いや、犬と言うには大きすぎる。それは“狼”……そう、巨大な狼である。
「貴様ら、そこを退け」
桃太郎は吉備断護に手を掛け、ドスの利いた声でそう言った。
「黙れ小僧めがァァ!!!皆の者!鬼帝陛下への手土産だ!!この者の首を取れェェ!!!」
頭領らしき鬼が叫んだ。その言葉の通りに、全員の鬼が集まり、桃太郎を襲った。
「フッ、数に任せて突進か…馬鹿のすることだな」
不敵な笑みを浮かべ、桃太郎は吉備断護を抜き放ち……
「討鬼剣(とうきけん)・壱の型……」
気合を込める。すると刀身からエネルギーが放出され、“刀身が伸びた”ように見える。
「貫光槍剣(かんこうそうけん)!!」
鬼たちはエネルギーの刃に貫かれてゆき、消滅した。
「口ほどにもない……」
桃太郎は刀を鞘に納め、再び歩き出した。
- 25 名前:4 投稿日:2012/07/19(Thu) 11:03
- 「待て」
先程見ていた狼が桃太郎を呼び止めた。
「ッ、何者だ貴様!!」
桃太郎は刀に手を掛ける。
「そう身構えるな、安心しろ…私は敵ではない……かつて“伝説の英雄”初代桃太郎の僕(しもべ)たる天狼“瞬爪(しゅんそう)”が子孫……天狼“刹牙(せつが)”だ、私もお前の旅に同行したいのだが」
「ああ、いいだろう……仲間はいた方がいい、宜しく頼む」
- 26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/07/19(Thu) 13:44
- 戦士は剣を手に取り、胸に一つの石を抱く・・・
エトロ「この地に生まれ落ちた無垢なる希望が落としたのはこの金の斧ですか?それともこの銀の斧ですか?」
木こり「金の斧や銀の斧は実用に『刻印』していません。…そして、すべての運命は木を切ろうとしても素材がマテリアのため変形=クロムノス・ドラグーンしてしまい意味がありません。満たされていくであろうか――!?紋章の守護者金の斧や銀の斧はさっきも定めましたが素材が傷つきやすいので優しき『獣』実用山田に『刻印』していません。そんな『存在』を授かったところでなんのレゾンデートルもありませんがそれらは私のものの能力を模した兵器ではありません。実用性が壱認識番号です。キコ=リスを贄とし降臨した神という座する場所上位鉄のヴァルディッシュが壱認識番号実用に『刻印』しています。内なる意思が落としたのは金の斧でも銀の斧でもありません。鉄のディオデシム斧です。運命の歯車はラストチャンス定めます。我が落としたのは神鉄の斧であろう。それだが、しかし分からなかったら運命の歯車は一度定めますが」
エトロ「・・・もういいであろう。キサマは正直者ですが大いなる言い方が癇に障ったので何も饗宴の贄と捧げません。アイゼンのヴァルディッシュも返しません。」
木こり「・・・・エル・ディアブロ=鉄のヴァルディッシュは返してください」
女神「拒絶であろう」
- 27 名前:5 投稿日:2012/08/02(Thu) 00:17
- こうして、天狼“刹牙”が桃太郎の仲間となった。桃太郎と刹牙は、町を後にした。
「鬼をいとも簡単に…何者なんだ彼は……そしていきなり出てきたあの狼は一体……?」
町人達は突然現れ去ってゆく桃太郎たちに若干の畏怖の念を抱きながら、桃太郎たちを見つめていた。
道中、桃太郎たちは不穏な気配を感じ取る。
「桃太郎よ、妙な気配を感じるのは私の気のせいだろうか?」
刹牙が尋ねる。桃太郎は首を横に振って、こう答えた。
「いや、気のせいじゃない。俺もだ……」
桃太郎が吉備断護の柄に手をかける。そして――
「いるのは分かってるんだ、いい加減出てきたらどうだ?」
ドスの利いた声で、物陰に向けて言った。
「ククク…流石だな、二代目桃太郎」
物陰から現れた鬼が、不気味に笑いながら呟いた。
「っ、貴様……」
――こいつ、先程の雑魚共とは違い、なかなか出来るようだ…。油断は禁物だな……。
桃太郎は冷や汗をかいて刀を抜き放った。
「討鬼剣・弐の型……」
桃太郎が吉備断護に力を込めると、貫光槍剣と同じようにエネルギーが放出され刀身が伸びた。
「破邪光刃(はじゃこうじん)!!」
桃太郎が叫ぶと、エネルギーが刀身を離れ、斬撃として放たれた。
「無駄だ…私に剣撃は効かぬ」
桃太郎の放ったエネルギーの斬撃は鬼の前で砕け散った。
「な、何だと!?何故だ!?」
桃太郎が焦りの表情を浮かべる。
「なるほどな……桃太郎よ、こやつは魔法以外の攻撃は受け付けん、たとえお前の“気”の力でも無理だ」
刹牙が無効化された桃太郎の攻撃を見て、桃太郎に助言する。
「ま、魔法?」
「ああ、こやつは魔力以外の力に対し、恐るべき耐性を持っている。鬼ヶ島にいる鬼の王……鬼帝をも凌ぐ物理耐性だ」
刹牙がそう説明する。しかし、桃太郎は魔法が使えない。
「シャイニングファング!!!」
刹牙が叫ぶ。すると刹牙の口から、牙の形をした光弾がいくつも放たれた。
「魔法か……甘い!ダークネスクロウ!!」
鬼が右手を振るう。すると爪の形をした闇の刃が放たれ、光の牙を相殺した。
「ほう、なかなかやるな……フレイムビースト!!」
刹牙が叫ぶと、四足歩行の獣を形作った炎が現れ、鬼に突進する。
「デーモンウィング」
鬼は漆黒の翼を生やして飛翔し、炎の獣の突進を避けた。
- 28 名前:6 投稿日:2012/08/03(Fri) 15:06
- 「クッ、私の魔法の射程は短い……だから空にまでは届かない」
刹牙が悔しそうに、漆黒の翼を生やした鬼のいる上空を仰ぎ見る。
「「全く……何をしている」」
二の声が響いた。桃太郎は空を見上げると、炎を纏った巨大な鳥が鬼に突進しているのに気づいた。
その突進が鬼に命中し、鬼は墜落した。
そして、後ろに白銀の毛並みを持つ猿が居た。
「お、お前たちは……“飛焔(ひえん)”、“銀爪(ぎんそう)”……!!」
「刹牙、そして桃太郎……力を貸してやる」
銀の毛並みを持つ猿……銀爪が言う。
「我らは汝が僕なり…鬼ヶ島への旅、我らも同行させてもらおう」
炎を纏った巨大な鳥……飛焔が続く。
「“朱雀”に…“白猿(びゃくえん)”だと!?馬鹿な!!」
鬼が焦りの表情を浮かべた。漆黒の翼は既に消えている。
「ああ、力を貸してもらおう……んじゃ、まずはあの鬼ぶっ倒すか!」
「分かっている」
「おう!!」
「御意」
三匹の獣達はそう言って、呪文を詠唱し始めた。
「我は天狼……全ての狼の頂点たる者なり。裁きの雷よ、我が牙となりて敵を貫け!!ライトニングファング!!」
刹牙が叫ぶと、狼の頭部を象った雷撃が放たれた。
「我が両の手に生えしは光の刃。魔を祓う光よ、我が爪に宿りて邪悪を断ち切る刃となれ!ホーリークロウ!!!」
銀爪が右手を振り下ろし叫ぶ。すると銀爪の右手から魔力の光刃がいくつも放たれた。
「我は朱雀…紅蓮を司りし者、我が身に纏わりつきし炎よ、業火となりて敵を焼き尽くせ!インフェルニティ・フェニックス!!」
飛焔が叫ぶと、炎で出来た鳥が鬼に向かって突進する。
「ぐああああああああああああ!!!!!!」
三匹の放った魔法全てが鬼に命中し、鬼は断末魔をあげて消滅した。
「…スゲェなお前ら」
桃太郎が呆然として呟いた。
「それほどでもない」
刹牙が言う。実際この鬼は物理攻撃には滅法強いが、魔法攻撃には凄まじく弱かった。
- 29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2012/10/03(Wed) 20:12
- その日は猛吹雪だった。吹雪の中、独りの少年が宛もなくさ迷っていた…少年の名はネロ。
ネロは濡れ衣を着せられ…周りから罵られ居場所を失い、
頼みの綱だった絵画コンクールも落選し、絶望の縁に立たされていた…
吹雪と空腹で視界はぼやけ…寒さで意識は朦朧としていた
少年はさ迷いながらも光る建物を見つけた…教会だ
教会の中は風も当たらず暖を取るには十分だ…
ホッとしたのかネロはその場に横たわってしまった
…ふと、耳をすますと「クゥーン…」
犬の声がした。そう長年連れ添った相棒だ…犬の名はパトラッシュ。
主人を探しに来たのだ…パトラッシュはネロに近寄り、
鼻をそっと頬に擦り寄せる…
「パトラッシュ…僕もう疲れたよ…何だかとっても眠いんだ…」
ネロは弱々しい声でそう言うとそっと微笑み瞼を閉じた…そして、
パトラッシュもネロに寄り添い瞼を閉じた…
すると天が輝き…天使達が舞い降りて来た…
天使達は少年とパトラッシュを取り囲む…
天使達が優しく手をかけようした、その時
ガッッシャーン!!
大聖堂のステンドグラスがカチ割れ、何者かが乱入してきた!
寺生まれで霊感の強いTさんだ!
「その子達を冥界へ連れていくのはまだ早い!」
「破ァ!」という叫びとともに眩い光弾が天使達へ向かっていく、その時
「アーメン!」
別の方向から光弾が飛んできて、Tさんの光弾を弾いた!
光弾の先に目をやるとそこには教会生まれでスピリチュアルパワーの高いKさんが居た!
「神の使いに危害を加える不遜な輩め!」
再びKさんが「アーメン!」と叫ぶと先程の光弾がTさんへと向かっていった!
「破ァ!」
直ぐ様、Tさんは札を宙にばらまいた、札はTさんを取り囲んだ…結界だ
結界に光弾が接触する!
…激しい光とともに札と光弾が弾け飛ぶ、相殺したようだ
「俺の結界を破るとは中々出来るみたいだな…
だが、どんな理由があろうとも未来ある子どもの命を摘み取るよな真似は
神が許そうともこの俺が許さんッッ!」
そんなこんなでTさんとKさんは一晩中戦い明かした…しかし、決着付かなかった…
朝日が教会に射し始めた頃、天使達は天に登って行った…少年を置いて
「神はどうやら少年は生きる運命だと…これ以上戦う理由はない…」
そう言うとKさんは静かに去って行った
「やれやれ…俺もまだまだ未熟だな…今度会うときは味方であって欲しいものだ…」
そう言うとTさんも煙草に火をつけ去って行った…
寺生まれも教会生まれもパねぇなって神父さんは吹き飛んだ教会を見て思った
その後ネロが潔白だったことが証明され皆が謝罪、再び元の生活に戻ることが出来て、
少年の絵が認められ、弟子に取りたいという画家が現れ
数年後その画家の元で修行したネロは立派な画家になったとかならなかったとか
- 30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/02/22(Sat) 14:06
- げっつ
- 31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/02/22(Sat) 14:07
- >>30
あげんな
- 32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/06/19(Thu) 03:24
-
- 33 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/06/20(Fri) 07:37
- えええええ
- 34 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2014/06/20(Fri) 09:58
- これは凄いな
- 35 名前:かいき ◆rr8WiJO. 投稿日:2016/02/25(Thu) 12:33
- あ
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