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【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ弐
1 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/12(Sat) 19:35
深まりゆく秋、空は高く空気は澄み渡り、時に寒さに身を縮めますが、小春日和の陽光が身を包むときは殊の外心が安らぐ季節でございますね
木々より舞い落ち道を色づかせた枯れ葉を掃くときは、情緒を我が身で感じること一入でございます
わたくし、イタリアより参りました吸血鬼のアーチェロ・カルミーニオと申します
この度、ここに新館ノ弐を立てさせていただきました
何卒よろしくお願いいたします
(前スレ)
【オリジナル】異国小路の吸血姫 新館ノ壱
http://www.10ch.tv/bbs/test/read.cgi?bbs=narikiri&key=461367355&ls=50
以下、お願い申し上げます
壱.sage進行でお願いいたします。
50以下に下がりましたら、適宜ageさせていただきます。
弐.わたくしとわたくしの家族、ご近所、友人の方がお話をするスレッドでございます。
世間話などしに来ていただけたら嬉しゅうございます 。
参.キャラハン(吸血鬼関連もしくは場に合わせたオリジナルキャラクター)もご参加いただいてけっこうでございます。
SF系の方はご遠慮願います。
キャラハンを続けてくださる方は、初お目見えの際に、大まかでけっこうですので自己紹介くださいませ。
名前「 」
性別「 」
容姿「 」
服装「 」
備考「 」
わたくしにつきましては、以下の通りでございます
名前「アーチェロ・カルミーニオ」
性別「女性」
容姿「銀髪に長い髪の、日本で申します普通の『外人』でございます
年の頃は17歳、人間で申せばそれくらいの外見でございましょう」
服装「和装が好きで、学校へ参るとき以外はいつもほぼ来ております
今は桜の花柄が気に入っております
学校の制服はワインカラーを基調としたブレザーです」
備考「吸血鬼でございます
ただし、人の血を常食とせずとも生きながらえられますのでご安心を」
また、トリップをお付けくださいますようお願いいたします。
四.基本『日常系』とさせていただきます。
バトルは、日常の中の点描の範囲内にとどめ、引っ張ることの無きようお願いいたします。
五.誹謗中傷、過度に攻撃的なご発言、セクハラ等はご遠慮ください。
六.荒らしと思われる発言は無視なさってください。
七.同じ質問や話題の繰り返し、単なる個人的な事情の呟き、意味不明の発言等はお控え下さい。
八.キャラハンであるか否かを問わず、ゲストの方同士の過度な交流(クロストーク)はお控えください。
九.他の方の話題や質問に乗るのもお控え下さい。
十.10ちゃっとの規約を破る行為は厳にお慎み下さい。
十一. お約束事は、必要に応じて随時追加させていただきます。
ご質問に答えにくい場合や記憶違いもあるかもしれませんが、それにつきましてはご容赦ください。
いろいろとお願い申し上げましたが、基本的に前スレと同じのんびりと参れましたら幸いに存じます
何卒よろしくお願い申し上げます。
2 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/12(Sat) 22:15
お嬢様、新スレの開設、おめでとうございます。
それでは、改めて自己紹介させて頂きます。
名前「羽藤 柚葉」
性別「女性です。」
容姿「身長172cm。体重48k B87.W57.H86
髪型は黒のロングヘア。お仕事の際には、きちんと結んでいます。(主にポニーテール、サイドテールにしております。)」
備考「普段は大学で家政学科に在籍しています。趣味はお料理とお菓子作りですね。
私個人は吸血鬼ではありませんが…私の家系は八十(やそ)八百(やお)八千(やち)にも値する「贄の血」の血族です。
然程特別な力をもっているわけではありませんが…ヒーリング程度なら身に付けています。
お嬢様の御父上である、現カルミーニオ家の当主様との契約でこのお屋敷の家政婦兼献血役として参りました。」
前スレに引き続き、お嬢様、ここを訪れる皆様、何卒宜しくお願い致します。(ぺこり)
では、新スレ開設のお祝いのケーキと紅茶をどうぞ。(微笑)
3 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/13(Sun) 00:30
>>2
172cmで48kgはやせすぎだろ!!(適性体重は身長160cm以上の場合、(身長-100)×0.9と言われている)
とりあえず、骨、だいじょぶか?
4 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/13(Sun) 09:10
>>3
あら、心配して下さって有難うございます。(微笑)
でも、私は大丈夫ですよ。この通り、健康そのものです。
実はそのデータって、このお仕事を始める前の健康診断のデータのものなんです。
普段から余り体重計を使用する習慣が無いので…ん〜…あれから多分3,4キロは増えてるんじゃないでしょうか?
それと、このお屋敷のお嬢様の使い魔さんの三姉妹の次女さんのように激しい運動はしていませんが、
朝起きた時やお風呂上がりの時に柔軟体操やヨガは欠かさないんですよ。
他にも、片足立ちは一分続けるだけでウォーキング数十分分の効果があるのだとか。
後は、以外に思われるかも知れませんが実は結構テレビなどでも有名な「ワンダーコア」という
健康器具を愛用しているんです。
ウェストの引き締めや適度な運動になるし、場所もとらなくて便利なんですよ。
忙しいからというのを言い訳にしていたら、運動不足や不健康に繋がりますからね。
僅かな時間でも、適度な運動を生活習慣の中に取り入れてそれを毎日実践していくのが大事なんです。
「健康」は、何物にも代え難い立派な財産です。
健康な心身で無くては、家政婦は勤まりませんからね。
5 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/13(Sun) 11:33
他種族間交流法が制定されたら、アーチェロさんは全然常識人の部類だよね。(笑)
いや、むしろ貴賓、国賓扱いか…?
6 名前:
葛葉 霊華 ◆
gr/OXzqc
投稿日:2016/11/13(Sun) 15:16
ほう……ここが例の「人と妖の交わる街」か。
噂には聞いておったが、それに違わぬ良き所よ。
とりあえずここは「初めまして」かの。
わらわは葛葉 霊華(くずのは れいか)、通りすがりの妖狐じゃ。
まあとりあえず……これから宜しくのう。
名前「葛葉 霊華」
性別「女」
容姿「外見年齢は16歳程。長い金髪に狐の耳、七本の太い尾を持つ。肌は白く、瞳は赤い」
服装「白衣・緋袴(いわゆる巫女装束)」
備考「一千年以上の時を生きる妖狐。ある神社に御神体として祀られていたが、窮屈さを嫌い出奔した。何の気紛れかたびたび普通の人間に化け、別の神社で巫女のアルバイトをしている」
7 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/13(Sun) 16:22
ほら、油揚げだ
たんと食らいな
8 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/13(Sun) 18:20
あれ?前スレ終わってないけど大丈夫か?
9 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/13(Sun) 18:52
>>2
(柚葉さん)
あらあらまあまあ、早速来てくださったのですね
有難うございます
柚葉さんにいらしていただけなかったら、わたくしまた寂しい思いをして、お腹の方も美味しいお料理とスイーツとお茶を求めて寂しい思いをするところでした…
そして皆さまにも早速ご挨拶とケーキと紅茶を振る舞われて
さすがは柚葉さん、我が家の家宰として日々お務めいただいているお見事な手際を発揮してくださいました
これからもよろしくお願いいたします
>>5
そのような法が制定された、などという話を聞いたことがございますわ
けれど、この街の市当局には未だ通達がないようですわね
もしかしたら、また新たな国家戦略特区を設定して、一部地域で施行されたのでしょうか?
風聞といたしましては、実際に異種族を受け入れたご家庭もあるとかで、中には…、その、大勢の異種族の女性を侍らせている、豪の方もいらっしゃるとかなんとか
そのようなことが実現しましたら、本当に嬉しいことですわね
ですが、異種族同士が信頼関係を築けるかはそれぞれの個人、個体の自覚にかかっているのではないか、と存じます
わたくしのような吸血鬼は、人に仇名す存在と見られてしまう恐れが大でございます
『常識人』と認めていただけるのは、まことにありがたいですわ
はい?貴賓、国賓?
いえいえいえ!
わたくし、そのような大層なものではございません
ただの能天気な小娘でございますことは、ご近所の方にはすっかり知れ渡っておりますわ
だいいち、そんな下にも置かぬもてなし方をしていただいては、縁側でのんびりお茶をいただくことも出来なくなりますわ
謹んでご遠慮申し上げますとも…
>>6
(霊華様)
あらあらあら、新たなお客様がいらっしゃいました
嬉しゅうございますわ
…なんでございましょう
自然と頭を垂れてしまう…そんな威厳を感じてしまいます
なるほど、貴女様は長の年月を人々の崇敬を集められた妖狐様でいらっしゃったのですか
どうりで、わたくしのような魔族の小娘が畏敬を覚えるのも道理…
まあ、窮屈さを嫌ってご出奔なさったのですか?
それはまた…、なんだかとても共感してしまいます
わたくしも故郷で貴族の令嬢として扱われて、同じ想いで翼を広げてこちらに参りましたので
嬉しいですわ、畏れ多いことながら、同志を得た気分でございます
高位の妖狐でいらっしゃって、でも、とても愛らしくていらっしゃる…
とても可憐なそのお姿、見惚れてしまいますこと、お許しくださいな
宜しかったら我が家へもぜひお出で下さいまし
お茶とお菓子をご用意して歓待させていただきますわ
>>7
何方宛か、お示しでないので、わたくしも応じさせていただきますね
いきなり、人前に食べ物を放り出して『食え』との仰せは、いささか礼に悖ると申し上げますわ
わたくし、お腹が空きましたら我が家にてメイドさんから丹精込めたお食事をいただけますので、貴方様からのおもてなしはけっこうでございます
妖狐様宛であるにしても、これは…
いえ、それにつきましては妖狐様がお応えになりましょうか
わたくしが口を出しては、妖狐様に失礼ですわね
10 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/13(Sun) 18:56
>>8
少し増築が早かったかも知れませんが、あちらでは京都旅行が続いておりますので、使い切らせていただきますわ
宜しかったらこちらにお出で下さいませ
11 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/14(Mon) 00:09
>>5
>>9
アーチェロお嬢様
「他種族間交流法」ですか?
…クスクス、ええ、知っていますよ。
あの人達の、何かとお騒がせでそれでいて楽しい日常の事は。(笑)
確か最初にホームステイに来た方は、手違いだったのにそのまま同居する事になってしまったんですよね。
でも、あれだけ多くの異種族の女性を惹きつけるのはあの人の魅力に他ならないでしょう。
そういえば、お嬢様の場合は外出許可証等が必要になるのでしょうか?
でも、確かきちんとお仕事をされている方もいるようですし、お嬢様は「学生」として
きちんと立場を確立した上でこの国に来ておられますから余り問題は無いかと思いますね。
>はい?貴賓、国賓?
>いえいえいえ!
>わたくし、そのような大層なものではございません
…そういえば確か、「お姫様」の立場の方も先述のメンバーの中におられましたね。(笑)
その方には他種族の交流をサポートする立場の人々も敬意を払っておられたようですし、
お嬢様には立場上の事を踏まえた訪問が多くなるやも知れませんね。
>>6
あら?お嬢様の仰っていた土地神様でしょうか?
いえ、どうやら別の方のようですね。
初めまして。私、このお屋敷で家政婦をさせて頂いている羽藤と申します。
以後、お見知りおきを。
どうぞ…粗茶ですが。
それから、秋の味覚で作った大学芋と、大学栗をどうぞ。
行きつけの青果店さんが自慢の目利きで選んで下さったんですよ。
今後とも、是非気軽にお越しくださいね。
この屋敷の主であるお嬢様共々、宜しくお願いします。
>>7
…あらあら、幾らなんでも、生のままでは美味しく召し上がれませんよ?
よろしければ、私にお任せ下さい。
(小一時間後)
お待たせしました。
先程の油揚げは、稲荷寿司ときつねそばに使わせて頂きました。
そろそろお夕食の時間ですね。
お嬢様、葛葉さん、どうぞお召し上がりください。
>>8
はい、お嬢様が仰られているようにあちらは京都旅行の展開で使わせて頂きますね。
それと、まだ私がレスを終えていない返信もありますから。
お嬢様、少々返信が遅れておりますが今暫くお待ち下さい。
きちんと返信はさせて頂きますので、何卒宜しくお願いします。
12 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/14(Mon) 20:00
アーチェロさんも、GS資格(ゴーストスイーパー)取ればいいと思うけどな。
要するに悪霊退治のプロフェッショナルの資格。
ヴァンパイア・ハーフの人はそれを生かしてオカルトGメンとして活躍してるし、
吸血鬼に対する偏見を無くしていくにもいい機会になる。
13 名前:
葛葉霊華 ◆
gr/OXzqc
投稿日:2016/11/14(Mon) 22:45
>>7
油揚げか……有り難いが、その言い方はどうにかならぬか?
わらわはお主の飼い狐ではないのだぞ?
>>9
(アーチェロ殿)
その佇まい…お主が「あの」館の主たる吸血鬼……“吸血姫”じゃな。
客か…まあ、そうなるのかのう。
改めて、わらわの名は葛葉霊華じゃ。霊華でよいぞ。
>…なんでございましょう
>自然と頭を垂れてしまう…そんな威厳を感じてしまいます
そう畏まることはあるまい。わらわとて、所詮一介の妖狐に過ぎぬ。
普段は解らぬかもしれぬが、この世界には化生の者が数多息づいておる……
その中には、わらわ以上の者などいくらでもおるでな。
>まあ、窮屈さを嫌ってご出奔なさったのですか?
うむ、神だの何だのと祀り上げられるのはどうも性に合わぬのだ。
とはいえ、あの者らが直接祀っておったのはわらわの依代たる神体の像なのだが。
>わたくしも故郷で貴族の令嬢として扱われて、同じ想いで翼を広げてこちらに参りましたので
ほう、お主もそうであったか……
形はやや異なれど、共感を覚えずにはおられぬのう。
>高位の妖狐でいらっしゃって、でも、とても愛らしくていらっしゃる…
>とても可憐なそのお姿、見惚れてしまいますこと、お許しくださいな
む、むう……(赤面)
左様に申されたのは初めて故、面映ゆうて適わぬわ。
い、一応礼は言うておこうかの。
>宜しかったら我が家へもお出で下さいまし
>お茶とお菓子をご用意して歓待させていただきますわ
それは有り難き申し出じゃ。
お主がそう言うのならば、参らせてもらおうかのう。
……して、吸血姫殿。
忘れておったが、お主の名を聞いておらなんだ。
よろしくば、教えてもらっても構わんかの?
>>11
(柚葉殿)
家政婦……?どうやら、お主は人間のようじゃな。
お嬢様とは、あの吸血姫殿のことかの。
土地神?そのように大層なものではない。
わらわは一介の妖狐、単なる一匹の妖よ。
ふむ、羽藤殿か……いや、こちらの方こそ。
……うむ、茶も菓子も美味。
吸血姫殿も、果報者よのう。
(夜)
稲荷寿司にきつねそば……この油揚げは先程、あの者(
>>7
)から貰ったものじゃな。
……わらわも?よいのか?
ならば、お言葉に甘えて馳走になろうかの。
14 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/15(Tue) 21:57
>>12
わたくしのこと、何か誤解されていないでしょうか?
わたくしは魔族とはいえ、所詮は一人の小娘
この地に参りましたのは、日本という久しく憧れていた国にて、その小娘に儘に市井の民として生きてまいりたいがゆえでございます
邪な者どもを退けて、それを以て人々の信頼を得る…、なるほど、それにより人々の信頼を勝ち得るのも一つの道でございましょう
確かこの国の有名な童話にもございましたわね
一人の鬼が友人の鬼を叩きのめして、村の人々より見直されたとのお話が
その友人の鬼とひと芝居を打ち、人々を欺いた…、という一事はさておくとして、効果があったことは確かですわね
迅速にして多数の信を得る…、そういう意味では確かに良策でございましょう
ですが
日々をただ穏やかに過ごし、近隣の方々と挨拶を交わし、時に些細なことに共感を致し、僅かずつ迂遠であろうとも心を通わせて参る…
そういう日常の営みが、わたくしは好きでございます
どうしようもなく好きでございます
そして、そうして得た『親愛』という名の絆を、たとえ細い糸の如きものだとしても、わたくしには珠玉そのもの
それをさらに育んでまいります、そんな日々を送りたいのですよ
貴方様が『新館の壱』のわたくしの毎日をご覧になっていたかは存じませんが
わたくしの家のお向かいには、そうやって少しずつ距離を縮めてきた大好きな友がいます
学校に編入してその方と出会い、その方を散々怯えさせてしまったわたくしです
それでも、あの方の寛容に縋って、ずい分と距離を縮めることが出来ました
仮にわたくしが、いっとき魔の者からあの方の救う場面があったとしましても、それを以て今現在のあの方…、軽部美琴様と友人になれたとは思えませんわ
わたくしは、安穏と言われましょうとも、これからもこれまでと同じ日々を続けてまいる所存ですわ
但し、この街で不埒を働く魔の者が居れば、家族やお友達やご近所の方のためにも、その者を懲らしめることは厭いませんわ
勿論、悪い魔族を懲らし、人々の平安を護る行為もまた尊いと申せましょう
如何でしょうか?
貴方様に於かれては、たとえばそういった御仕事に勤しんでおられる他種族間交流法違反者取締官の方々を応援されては?
15 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/15(Tue) 22:22
>>11
(柚葉さん)
お返事が前後してしまいました
たいへんたいへん申し訳ございません
>そういえば、お嬢様の場合は外出許可証等が必要になるのでしょうか?
>でも、確かきちんとお仕事をされている方もいるようですし、お嬢様は「学生」として
>きちんと立場を確立した上でこの国に来ておられますから余り問題は無いかと思いますね。
…そういえば、そういった許可証を交付された、ということはございませんね
役場では転入届も普通に受理されて、それっきりでございましたね
あるいは怖くて『触らぬ吸血鬼に祟りなし』とお考えだったのかもしれませんが
係員のお嬢様は、ちょっと声を震わせながら
『誰であれ、合意なく血を吸ってはダメですよ?』
と一言釘を刺されましたが
>…そういえば確か、「お姫様」の立場の方も先述のメンバーの中におられましたね。(笑)
人魚のお姫様でいらっしゃいましたかしら?
VIPとして遇されていらっしゃるそうですわね
いらっしゃって早速お風呂を立派に改装されたとかなんとか
我が家もあのサングラスの美人さんに頼めば、改装していただけるのかしら?
いえいえ、冗談ですよ
リフォームは、ご近所の気心の知れた大工様にやっていただくのが至当でございますわ
>お嬢様、少々返信が遅れておりますが今暫くお待ち下さい。
>きちんと返信はさせて頂きますので、何卒宜しくお願いします。
いつも大変心温まるお言葉をいただけて、柚葉さんには感謝しております
どうか、『遅れている』などと仰らず、ご負担にならないように緩々とお言葉をいただければ嬉しゅうございますわ
16 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/15(Tue) 22:43
>>13
(霊華様)
>その佇まい…お主が「あの」館の主たる吸血鬼……“吸血姫”じゃな。
「あの」館…、と仰いますと、霊華様のお心に何か感じるものでもございましたのでしょうか?
それでもって我が家を訪ねていらっしゃるのでしたら嬉しゅうございます
妖狐の方…、日本では普く知られた妖の方と伺っております
こうしてお会いできたご縁を大切にしてまいりたいですわ
これからも、親しくさせていただければ嬉しゅうございます
>うむ、神だの何だのと祀り上げられるのはどうも性に合わぬのだ。
>とはいえ、あの者らが直接祀っておったのはわらわの依代たる神体の像なのだが。
確かに、高みに置かれて平伏され有難がられる、というのも中々に面映ゆいことなのでしょうね
せっかくですから、こちらの街では思い切り羽を伸ばせると宜しいですわね
せっかくそのような可愛らしい化身を為されているのです
いちど、学校へもいらっしゃいませんか?
霊華様…ええっと、『霊華でよいぞ』と仰られても、ちょっと畏れ多いのですが…
とにかく学校へ編入されたら、いろいろと面白い体験もできると思いますわ
>……して、吸血姫殿。
>忘れておったが、お主の名を聞いておらなんだ。
>よろしくば、教えてもらっても構わんかの?
…あらあらあら、まあまあまあ
わたくしったら、葉子の方にお会いできた嬉しさにすっかりテンパってしまっていました
まことに不調法、申し訳ございません
あらためて申します
わたくしはアーチェロ・カルミーニオ、イタリアより参りました吸血姫でございます
何卒よろしくお願いいたしますわ
17 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/15(Tue) 22:48
訂正でございます
>わたくしったら、葉子の方にお会いできた嬉しさにすっかりテンパってしまっていました
×葉子
○妖狐
『葉』の文字で思い出しましたが
確か、日本の有名な陰陽師の方のお母様が妖狐の…
も、もしかして、霊華様は…
18 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/16(Wed) 18:00
アーチェロさん、安岡力也さんを知ってる?
残念ながらもう故人だけど、あの人実はアーチェロさんと同じイタリア出身なんだよね。
強面で身体も大きいから悪役が多いんだけど、日本でロングセラーの
黒飴のCMに出演してたときの格好には目茶苦茶笑いました。(笑)
19 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/17(Thu) 19:57
>>12
お嬢様が悪霊退治のプロを?
…お嬢様でしたら出来なくはないかも知れませんが…。
でも、やはりお嬢様は争いごとを好まれませんからね。
闘ったり力を振るう事ではなく、もっと別な形で人と吸血鬼を、いえ、闇に生きる方々とを繋いでいく道を見つけ出す事が
お嬢様には出来る筈です。
お嬢様が仰っているように、何よりも大事にしていきたいものは共に喜びを分かち合える平穏な日々…。
勿論、貴方が仰っているヴァンパイア・ハーフの方のようにその平穏を守るために日々力を尽くしている方が居る事も
忘れてはいけませんけどね。
お嬢様にはお嬢様の、そして私には私の為すべき役割と居場所があります。
それを是非、解って下さいね。
>>17
アーチェロお嬢様
…やはりお嬢様も、同じ考えでしたか。
妖狐の方と間近で接するのは初めてですが、金色の陽だまりのような温かさを
自然と感じてしまいますね。
何だか、童話に登場する「母狐」のような…。
お嬢様の学校に編入されたら、更に賑やかな日常になる事でしょう。(微笑)
放課後には、いつでもお茶を飲みにいらして下さいね。
>>18
…ええ、私も知っています。(苦笑)
小さい頃このCMが好きで、巻き戻して何度も見たりして笑っていたんですよ。
だってたまに見た事のある、あの強面の役者さんがあんなに面白い着ぐるみのキャラクターになってしまうんですから。
見ていて笑わずにはいられませんね。
イタリア出身だという事は、私もテレビの番組の中で初めて知りました。
…そういえば父がDVDで見ていたハリウッド映画にも、端役ではありましたけど出演されていましたね。
確かあの映画に出演されていた安岡力也さんを含む日本人の役者さん達は、日本の映画を代表する錚々たる顔ぶれ…。
その人達の殆どは、既にもう故人なんですよね…。
時の移り変わりと偉大な人々との別れは本当に残念ですが、その功績を京都の有名な場所では偲ぶ事が出来るのですね。
20 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/18(Fri) 23:18
>>18
>>19
(柚葉さん)
安岡力也様…?
いえ、存じ上げませんわ
イタリアのご出身の日本人の方なのですか?
ええと…、その方は有名人なのですか?
どういった分野の方なのでしょう?
CMにご出演ということは、タレントでいらっしゃる?
はい、三女ちゃん、タブレットをありがとう
なるほど、いろいろな方面で活躍された、マルチタレントなのですね
それにしても、シチリアンマフィアの方の親族でいらっしゃるとは驚きですわ
そして、その御風貌は本当にファミリーを率いられても不思議はないほどの迫力をお持ちでいらっしゃいますから、日本でのご活躍でもさぞ衆目を集められたことでございましょう
ふふっ、幸いタブレットで黒飴のCMも拝見できました
なんと申しましょうか、手作り感あふれるユーモラスなCMですのね
あの巨躯になった坊や、お医者様にも匙を投げられて…どうなったのでしょうね
>…ええ、私も知っています。(苦笑)
>小さい頃このCMが好きで、巻き戻して何度も見たりして笑っていたんですよ。
そうですか、柚葉さんもご存じなのですね
そして、ハリウッド映画にもご出演とか
早世されなかったら、あるいはハリウッドでもっと名を上げられたかもしれないと思うと残念ですわ
タブレットでは、ホタテ貝の着ぐるみを着て歌っていらっしゃる姿も拝見しましたわ
大柄で迫力のある強面の方のようですが、ユーモアも解される方のようで、わたくしも思わず笑ってしまいました
そしてハリウッド映画出演と聞いて、少し前に活躍された…いえ、人間の方にとりましては随分と昔ですが、ある俳優さんを連想しましたわ
エリック・キャンベル様…、この方も巨躯と迫力ある風貌、そしてコミカルな演技で人気を得られた方でしたわね
チャーリー・チャップリン様の映画で往時の名演を見ることが出来ますわ
三女ちゃんが教えてくれましたが、この方の出演された『チャップリンの冒険』という映画を、有名な山寺宏一様がアテレコなさっていて、その一部をネットで見ることが出来ますのよ
大柄で、大層なおひげを付けた方がキャンベル様ですわ
もっとも、この方の真骨頂をご覧になる場合は、同じくチャンプリン様の“Easy Street”という作品の方が堪能できると思いますわ
城館のホームシアターで見た時は、手を叩いて笑ってしまいました
残念ながら、酒気帯び運転で事故を起こされて、壮年にして帰らぬ方になりましたが…
ですから、安岡様が早世された時に日本の方の悲しみも想像が出来るつもりでございますわ
21 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/18(Fri) 23:21
>>19
(柚葉さん)
>…やはりお嬢様も、同じ考えでしたか。
>妖狐の方と間近で接するのは初めてですが、金色の陽だまりのような温かさを自然と感じてしまいますね。
>何だか、童話に登場する「母狐」のような…。
はい、何か不思議な温かさを感じさせる方ですわね
大きな力をお持ちで神と崇められたのに、それを良しとされず市井に降りていらしただけあって、とても気さくで慕わしく感じられます
プライバシーに触れるのは慎まねばなりませんが、あのお人柄からして過去に親愛溢れる関係を築いて来られたのではないかと思われますわね
恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉
安倍晴明様と別れた葛の葉様が残したというお歌
愛する我が子と別れなければならない無念の想いが伝わってまいります
晴明様も半人半妖でありながら、葛の葉様が自ら去られたのは、仔細あってのことなのでしょう
人間として生きることが我が子の幸せ、と考えられたのでしょうか
そのお気持ち、伺えるものなら伺いたいですわ
それはともかく、霊華様にはぜひ同じ学校に通っていただきたいですね
22 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/23(Wed) 19:50
君たちのお宅を訪問していいかい?わたしに怪しい住まいを見せてくれ
23 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/24(Thu) 21:42
>>22
はい、当屋敷に何か御用でしょうか?
え?このお屋敷を訪問したいと?
そちらの件に関しましては、あくまでも家主であるお嬢様の一存によりますが…。
…怪しい住まい?それは少々、失礼な言い方ではないですか?
当屋敷に限らず、見ず知らずの方の訪問にはどのお宅であろうとも少なからず警戒なさるでしょう。
その際に、相手の御気分を損ねるような言い方は尚更断られる可能性が高くなりますよ?
…ご期待に添えない結果になりましても、悪しからずご了承ください。
24 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/25(Fri) 21:06
吾輩にも血を吸わせて欲しいのだ。もう三日間血を吸ってないのだ。このままでは死ぬのだ。
25 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/25(Fri) 22:29
>>24
吾輩にも?いえ、元々このお屋敷の主は禁血しており、人の血を吸う事は致しません。
私に関しましても、雇用主からこのお屋敷の人間以外には血を与えてはならないと仰せつかっております。
血液が欲しければ、バイオ関連の株式会社のHPを参照して下さい。
購入額は…450mlにつき80000円になりますね。
申し訳ありませんが、我々もボランティアではありませんので
購入はそちらでお願いします。
…それと、不埒な行為に出る事はくれぐれも止めて下さいね?
私の知り合いの方が、その牙を無辜の方に向ける事を決して許さないでしょうから。
26 名前:
葛葉 霊華 ◆
s/jAMeik
投稿日:2016/11/26(Sat) 01:19
>>12
ふむ……ゴーストスイーパー、とな。
そのような資格があったとは、知らなんだ。
我らのような、ともすれば「非科学的」とも言える所謂「オカルト」的な存在が、世に認められたということか?
しかし……あの吸血姫殿がそのような任に就くとは想像出来ぬわ。
>>16-17
(アーチェロ殿)
>「あの」館…、と仰いますと、霊華様のお心に何か感じるものでもございましたのでしょうか?
>それでもって我が家を訪ねていらっしゃるのでしたら嬉しゅうございます
まあ、この街の事は色々と噂になっておったからの。人ならざる者が人と共に生きるは、未だ珍しき事故。
その生き方を称える者もおれば、それを快く思わぬ者もおった……まあ、賛否はあれど「有名」であった訳よな。
>せっかくですから、こちらの街では思い切り羽を伸ばせると宜しいですわね
うむ…なれば、そうさせてもらうかの。
>せっかくそのような可愛らしい化身を為されているのです
>いちど、学校へもいらっしゃいませんか?
>霊華様…ええっと、『霊華でよいぞ』と仰られても、ちょっと畏れ多いのですが…
>とにかく学校へ編入されたら、いろいろと面白い体験もできると思いますわ
か、可愛っ……!?ぬし、いきなり何を言うておるのだ……
(赤面)
しかし、学校か……考えた事も無かったが、それもなかなか面白そうじゃの。
「畏れ多い」とな?わらわは単なる妖狐、ただ一匹の妖魔ぞ。お主と何の違いがあろうか。
……まあとりあえず、名で呼んでくれればよいわ。
>わたくしはアーチェロ・カルミーニオ、イタリアより参りました吸血姫でございます
>何卒よろしくお願いいたしますわ
アーチェロ殿、か。異国の名……何故か解らぬが、良き響きを感じるわ。
……うむ、こちらこそよろしく頼む。
ちなみに、わらわは安倍晴明殿の母君である“葛葉”殿とは無関係ぞ。
否、厳密に言えば関係はあるか……かなり遠いが、一応親戚じゃな。
じゃが、互いに面識は無い。ほぼ他人じゃな……「人」ではないが。
27 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/26(Sat) 09:11
>>26
ようこそお越し下さいました、葛葉さん…。
今後とも、是非当屋敷へ気軽に足を運んで下さいね。
>ちなみに、わらわは安倍晴明殿の母君である“葛葉”殿とは無関係ぞ。
>否、厳密に言えば関係はあるか……かなり遠いが、一応親戚じゃな。
>じゃが、互いに面識は無い。ほぼ他人じゃな……「人」ではないが。
まあ…あの安倍晴明のお母様との縁者の方でいらっしゃるのですね。
実は今年の夏、かの京都へ足を運ばせて頂いたのですがこれも御導きなのかも知れませんね。
それにしても、この数日で随分と寒くなりましたね。
色付いた紅葉も散り、いよいよ本格的な冬の到来ですね。
実は夜、当屋敷では鍋を囲む予定なのですよ。
よろしければ、是非お越し下さい。
人数が多ければ多い程、鍋は美味しさも楽しさも増すというものです。(微笑)
28 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/11/26(Sat) 20:53
他種族間交流法が制定された町では、狐の妖怪さんがホームステイ先の神社と地域の活性化のために
ヒーローショーやってたな。
あと、メインヒロインのラミアの女性はそこの兄弟繋がりの別の神社で巫女さんのアルバイトしてる。
蛇も狐も、日本では有り難いものだから良かったね。
29 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/26(Sat) 22:41
>>22
あらあら、先日は我が家を通りから繁々と見物していかれた方がいらっしゃいましたが
今度は、中を見せよと仰いますの?
…はあ、なるほど、『怪しい住まい』とはまた直截な仰り様ですのね
つまりは、怪物屋敷の見物、という趣旨でいらっしゃいますか
生憎ではございますが、わたくし魔族とは申せ、ここは一般住民の個人宅、わたくしたちのプライベート空間でございます
見も知らない他所のお方の見物は謹んでお断り申し上げます
わたくしのような吸血鬼が居を構えたために、わたくしと生活を共にしてくださっている家族まで奇異の目で見られては、とても悲しゅうございますわ
また、風聞を立てられましては、ご近所の方々のご迷惑にもなりましょう
人の口に戸は立てられない、とは申しますが、我が家のことにつきましては今後如何なる形であれ拡散なさいませんよう、切にお願いいたします
ああ、お家の外観をブログなどにアップするのも無しにしてくださいませ
最近、魔法少女の方がご自分のことを拡散されて甚だ困っている、という風の便りを耳にいたしますわね
その方の言葉、わたくしも使わせていただきますわ
撮らないで!上げないで!呟かないで!
簡にして要を得ました、良いフレーズですわね
30 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/26(Sat) 22:42
>>24
>>25
(柚葉さん)
あらあらまあまあ、同族の方でいらっしゃいますのね
…まあ、ずい分と難儀していらっしゃるご様子
血をお摂りになれないのは、慣れませんと、さぞお辛いでしょうね
ですが、申し訳ございません…
我が家の者はいずれも血を嗜んではおりませんの
血の蓄えもございませんわ
お役に立てず申し訳ありません…
経験者として申し上げますが
貴方様もこれを機会に『禁血』をなさってみてはいかがですか?
最初は辛くても、峠を越えれば後は楽になれますわ
そうそう、我が家の庭にささやかながら温室を設えておりますの
ここに薔薇が咲いておりますので、こちらの精気を吸えば、渇きもある程度癒せるのではないかと存じます
…まさかとは思いますが、我が家に『献血係』のメイドさんがいると聞いて、それを頼って参られた、というのではございませんよね?
いけません、それは絶対になりませんわ!
あの人はわたくしの大切な大切な、家族でございます
間違っても、あの方に牙を立てるようなことをなさいましたら…
わたくし、赦せませんわよ?
このこと何卒お含みおきくださいませ
…あら、柚葉さんではございませんか
>血液が欲しければ、バイオ関連の株式会社のHPを参照して下さい。
>購入額は…450mlにつき80000円になりますね。
あらあら、良い情報をありがとうございます
これでこの方も安心ですわね
…ふう、同族の方がいらっしゃるのは嬉しいですが、家族や街の方に手を出されないか、と気を揉んでしまいますわ
31 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/26(Sat) 22:43
>>26
(霊華様)
>まあ、この街の事は色々と噂になっておったからの。人ならざる者が人と共に生きるは、未だ珍しき事故。
>その生き方を称える者もおれば、それを快く思わぬ者もおった……まあ、賛否はあれど「有名」であった訳よな。
まあ、わたくし如きのことが風説になっておりましたとは、…恥ずかしゅうございますわ
左様ですか、わたくしの生き方をお認め下さる方もいらっしゃいましたのね
嬉しいことでございます
快く思わぬ方、何か魂胆ありや無しやと疑念を抱かれる方…、そのような方がいらっしゃるのもまた自然のことでございましょう
全ての方からお認めいただくよりも理に適っていると、むしろ安心できますわ
>か、可愛っ……!?ぬし、いきなり何を言うておるのだ……
(赤面)
何を言う、も何も言葉通りのこと、正直に申し上げたまでですわ
そんな可愛いお姿、さらにおしゃれして磨きを掛ければ、元から纏っていらっしゃる神威と相まって、アイドルも三舎を避くのではないでしょうか?
>しかし、学校か……考えた事も無かったが、それもなかなか面白そうじゃの。
ええ、ええ、それはもう人と交われること、とても濃密な時空でございます
彼我の違いを思えば、互いを理解し合うことの難しさは故なしとはいたしませんが、心を通わせ、喜びも悲しみも共にすることは素敵なことと思っております
まして、霊華様は、わたくしたち吸血鬼族と違い、長の年月人と交わり、人に慕われてきた種族の方ですもの
きっと仲良くなれるかと存じますわ
>アーチェロ殿、か。異国の名……何故か解らぬが、良き響きを感じるわ。
ありがとうございます
この名前は『楓』を意味するイタリア語由来なのですよ
楓の紅葉は、日本でとても愛でられておりますわね
日本の古き良き風景をご存じであろう霊華様から『良い響き』と言っていただけると、何だかとても嬉しくなってまいりますわ
>ちなみに、わらわは安倍晴明殿の母君である“葛葉”殿とは無関係ぞ。
>否、厳密に言えば関係はあるか……かなり遠いが、一応親戚じゃな。
>じゃが、互いに面識は無い。ほぼ他人じゃな……「人」ではないが。
まあ、ご親戚でいらっしゃいますのね
彼の御方の伝承は、日本の御本で読ませていただいて、とても印象深かったですわ…
人と妖狐との長い年月にわたる関わり合いは、吸血鬼族のわたくしとしましても、大いに感じ入ることが多いのですわ
また今後、霊華様の過去のその様なお話、機会があれば拝聴いたしたいです
もちろん、霊華様が良しとしていただければ、ですけれど
そのことは抜きにいたしましても、ぜひ我が家にお出で下さいませ…
32 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/26(Sat) 22:43
>>28
まあ、やはりあの法が制定された町が何処かにございますのね
彼の方たちのことは一時期、深夜のドキュメンタリー番組で取り上げられていまして、ずい分と評判になっていたそうですわね
そして、現在もルポルタージュが発刊され版を重ねている、と聞いておりますわ
妖狐の方のことはまだ未読なのですが、何だか全篇読破したくなってまいりますわ
神社と地域の活性化…、とても尊く有意義なお仕事をされているのですもの
わたくしがこの街の土地神様の氏子としてご奉仕するための参考とさせていただきたく存じますわ
蛇神様や狐神様は、古来人々の崇敬を集めてこられたのですわね
八百万のものに神宿り、人外が人と和合する世界…、なんと良きことでございましょう
お話を伺っていますと、貴方様はその街を訪れて、直接その方々の活躍をご覧になったようですわね
羨ましいですわ
わたくしもいつか…訪ねられたら素敵かも、ですわね
33 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/27(Sun) 19:26
>>28
>>32
アーチェロお嬢様
くすくす………。
ええ、あのエピソードは私も読みましたよ。
あの狐さん、ちょっと暴走気味でしたけど。(苦笑)
でも、お客さんの中にはあれを見て進んで協力を申し出てくれた方もいて、よかったですね。
…ただ、神主さんはあまり良い顔をなさっていないようですが…。(汗)
余談ですけど、ホームステイ先の神主さんの作る稲荷寿司は絶品らしいですね。
>蛇神様や狐神様は、古来人々の崇敬を集めてこられたのですわね
>八百万のものに神宿り、人外が人と和合する世界…、なんと良きことでございましょう
ええ、狐神様や蛇神様の由来は、古来より日本人が農耕民族であった事に由来しているとか。
稲の茎を食い千切ったり、米を食い荒らす鼠を退治して下さる狐さんや蛇さんは、
日本人にとってとても有難い存在であったんです。
ですから、今尚御神体として祀られている神社も多いのですよ。
それから、北国の水田の稲刈りの時期には良く狐さんの姿が見られるそうですよ。
私もテレビで見た事があるんですが、コンバインで稲を刈っている時には狐さんがやってきて、
上手にタイミングを見計らって、地面から出てくる鼠を狩っていくんです。
勿論農家の方もそれを承知していて、狐さんに接触して事故にならないよう
常に周囲に気を配っているそうです。
以前、私が狐さんの出てくる童話が好きだと言うお話をしたと思いますが、
「こんこんさまにさしあげそうろう」という児童書があるんですよ。
これは、狐さんに対する昔の日本人の感謝、報恩の心や儀礼を現した内容の
お話でもあるそうです。
今度子どもたちへの読み聞かせに使おうと思っているのですが、心温まる内容の本でお勧めですよ。(微笑)
34 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/11/29(Tue) 22:12
>>33
(柚葉さん)
わたくしも、九尾様の大活躍を拝読いたしました
とても元気で愛らしい九尾様、ちょっと食いしん坊でいらっしゃるようですが、お世話になっている神社のために一生懸命で微笑ましゅうございます
神主様も、優しく、時には厳しくて、まるで父娘のような温かな関係ではございませんか
どうやらお社も賑わいを取り戻しそうで良かったですわ
日本では各地で狐神様や蛇神様が慕われていらっしゃるのですね
五穀豊穣がこの国の民の変わらぬ願いなれば、彼のお歴々がそれに応えてくださったことでどれだけの人々が救われましたことか
そう申せば、霊華様も大層多くの方から崇められたとのこと
きっと多くの感謝が寄せられたことでございましょう
それが霊華様には多少窮屈と感ぜられたのかも知れませんが…
いつかわたくしもそのお社に詣でてみたいですわ
そして、人々も狐神様や蛇神様に感謝なさるなら、未だその域に達していない野や山の狐さんや蛇さんのことも大事にしてあげて欲しいですね
確かに、蛇さんを『わあ、可愛い』といって抱いたりする方は中々いらっしゃいませんでしょうが
それでも、そういった動物さんが安心して暮らせる自然は残してあげてほしいものです
狼神様も、日本各地の神社で祀られ、五穀豊穣や火難・盗賊避けなど様々なご利益を下さった神様だったそうですが、残念ながら狼さんは絶滅してしまいました…
現代でも、狼と人が結ばれて『雨』と『雪』という二人の子どもを設けながら父親の狼さんが不慮の事故で亡くなった、という悲しい出来事があったそうですわ
やはり人間の土地が拓け行くほど、他の動物が棲み難くなっていくのは悲しいですわ
神族ですらそうなのですから、各種の魔族が姿を見せなくなっていくのもむべなるかな、でございましょう…
とは、私事の愚痴でございますが…
「こんこんさまにさしあげそうろう」でございますか
狐さんの母子の切ない話のようですね…
日本の心の良き在りようが籠められた物語…柚葉さんが読み聞かせられれば、きっと子供たちの心に永く残ってまいりましょう
35 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/11/29(Tue) 23:50
>>34
アーチェロお嬢様
>わたくしも、九尾様の大活躍を拝読いたしました
>とても元気で愛らしい九尾様、ちょっと食いしん坊でいらっしゃるようですが、お世話になっている神社のために一生懸命で微笑ましゅうございます
>神主様も、優しく、時には厳しくて、まるで父娘のような温かな関係ではございませんか
>どうやらお社も賑わいを取り戻しそうで良かったですわ
あら、早速お嬢様にも読んで頂けたのですね。
ヒーローショーのその後のオチは、
「神社の為に一生懸命だったんですから、分かって上げて下さいね。」
と言いたくなりますね。(汗)
>神族ですらそうなのですから、各種の魔族が姿を見せなくなっていくのもむべなるかな、でございましょう…
>とは、私事の愚痴でございますが…
はい…。自然、神族、妖怪…。本来、共に在りしものが姿を消していく事によって
この世界が人間だけで成り立っているかのような錯覚に陥り、それらの存在を認めないが如くの振る舞い、所業を重ねてきてしまった事を
私達人間は全くもって否定できません…。
どこかで、こんな言葉を聞いた事がありますね。
「我々は生きているのではない。生かされているのだ。」と…。
私一人が存在しているのもまずは両親のおかげ…。
そして、人間という種が生きていられるのも先人達のたゆまぬ努力もさることながら、
数限りない存在と共にあり、支えられてきたからこそです。
例の九尾さん達の住む町の日々は、人間以外の種がこの世界で共に生きている真実を改めて知る切っ掛けとなった事でしょう。
慌ただしくも楽しい日々を送りながら、その中で失われてきたものとその大切さを改めて知り、
そして今度は共に新たな道をどのように歩んでいくかを模索していくでしょうね。
『京都旅行 3日目』
おはようございます、お嬢様…。
あらら?レイナさんは兎も角、三姉妹さんたちもピッタリ同じタイミングで目を覚ましたようですね。
ええ…どうやら皆、考えている事は同じですね。
朝食までの間、渡月橋とその周辺の散歩に参りましょう。
(渡月橋を歩きながら)
ああ…朝のおいしい空気と川のせせらぎ…。
朝日に照らされた太秦の自然の風景は、格別ですね…。
本来は夜行性である三姉妹さん達も、楽しそうですね。
なかなかこのように皆で遠出する機会はそうそうあるものではないですし、
普段はテレビや写真でしかお目にかかれないこの京都の名所に足を運んでいるのですから。
今の内にしか味わえない気分を、存分に満喫したくなるのも当然の成り行きでしょう。
正に「早起きは三文の得」ですね。
本日は、京都水族館ですね。
午前中から早めに出向けば、水族館以外の場所も楽しめるかも知れませんね。
観光シーズンで混雑も予想されますので、朝食後は直ぐに出発した方がよろしいかと思います。
水族館には大きな公園も隣接されていますし、そちらでのんびりと開館を待つのがよろしいでしょう…。
36 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/01(Thu) 23:09
>>35
(柚葉さん)
>はい…。自然、神族、妖怪…。本来、共に在りしものが姿を消していく事によって
>この世界が人間だけで成り立っているかのような錯覚に陥り、それらの存在を認めないが如くの振る舞い、所業を重ねてきてしまった事を
>私達人間は全くもって否定できません…。
せっかく首様の楽しい話をしておりましたのに、ついつい愚痴を申してしまいしんみりしてしまいましたわね
申し訳ありません
ですが、この国の人々は山川草木に八百万の神々が宿っていることをご存じだったのでしょう…、この街にもいまだ濃い神々…精霊の息遣いをわたくしは伺うことが出来ますわ
柚葉さんのように先人の努力を忘れない方がいて、観経塚のように人と妖の絆を信じてくださる人々のいる場所がある
そして、命が受け継がれていく限り、人々が人ならぬ者たちへ向けられる想いもまた、時に陰りはしても消え去ることは無いと信じておりますわ
わたくしたちの街も、九尾さんの住まっていらっしゃる街同様に他種族に寛容なのではないかと存じます
吸血鬼でさえ受け容れてくださっているのです
今はひっそりと隠れている妖怪の方々も、また戻ってくるかもしれませんわ
『京都旅行 3日目』
夏の夜は まだ宵(よひ)ながら 明けぬるを
雲のいづこに 月宿(やど)るらむ
清原深養父
本当に夏の夜は直ぐ明けてしまいますわね
そして、緑濃い渡月橋からの風景もまた、京都の移り行く景色のひと時の味わい、深い趣きがございます…
三姉妹は、ちゃんと眠れたようで良かったですわ
ゆうべ、ずい分夜更かししたのではないかと気がかりだったのですよ
お布団の中でも目をパチパチさせて、なかなか寝付けない様子でしたので、京都の民謡でございます『竹田の子守唄』を小声で謡いました
優しいメロディーを口ずさむうちに、三姉妹と一緒にわたくしも眠ってしまったようです
子守歌のお蔭で、目覚めもスッキリで、清々しく三文の得を味わえますわ
京都水族館は、郷土色豊かなアクアリウムのようですわね
『京の川ゾーン』では、鴨川や由良川を再現した水槽があって、いろいろな魚やオオサンショウウオも見られるそうで楽しみですわね
渡月橋が架かる桂川…保津川が無いのは少し残念ですが
− 丸山応挙の描いた『保津川図』が素敵でしたので −
とにかく、京の川の美しさを楽しませていただけるようで、とても楽しみですわね
37 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/12/01(Thu) 23:47
___
/\ /\ _
/((◯)(◯))\ / かわい子ちゃんがいるお!
| ゚~ (__人__)~゚ | \
\ |r┬、| /  ̄
/ `⌒´ ヽ
38 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/03(Sat) 08:38
>>37
???
…何となく、視線を感じるのですが。
まあ、この京都でしかも有名な観光地である太秦において外国人の方の姿は珍しくはないと思いますが、
お嬢様に加えて三姉妹さんも揃い踏みですからね。私だけは生憎日本人ですが。
普通に歩いている方よりは、何となく目立つかもしれません。
それに、まだ早朝で人も少ないですから。
視線は兎も角として、盗撮だけはご遠慮頂きたいと思います。
>>36
>夏の夜は まだ宵(よひ)ながら 明けぬるを
雲のいづこに 月宿(やど)るらむ
清原深養父…かの清少納言の曾祖父の歌ですね。
ふふっ…。この歌が直ぐに出てくるとは、流石は日本通のお嬢様です。
夏の朝は、5時で既に明るくなっておりますから。
お屋敷では早朝の門前の掃き掃除の際の空の明るさで、季節を実感しているのですよ。
>そして、緑濃い渡月橋からの風景もまた、京都の移り行く景色のひと時の味わい、深い趣きがございます…
ええ…そしてこの緑濃い風景があと2カ月程で色鮮やかな紅色に彩られるのですね。
ああ…出来る事なら全ての季節の風景をこの目で間近に見てみたい…。
そんな贅沢な思いも浮かんでしまいますね。
>お布団の中でも目をパチパチさせて、なかなか寝付けない様子でしたので、京都の民謡でございます『竹田の子守唄』を小声で謡いました
>優しいメロディーを口ずさむうちに、三姉妹と一緒にわたくしも眠ってしまったようです
うふふ…実は私も、子ども時代を思い出しながらお嬢様の子守唄を堪能させて頂きました。
遠足や旅行…楽しみな事があるとなかなか寝付けなくなってしまうのは子どもの定番ですよね。
私も幼い頃、目をパチパチさせていたら母が気付いて
「柚葉、 眠れないの?」
と話しかけてくれて…。そして、子守唄を歌ってくれたんです。
そう…昨晩のお嬢様の様に…。
私達を照らす優しい月明かりと、静寂の中に響き渡る優しげな歌声…。
あの頃を思い出して、ふと意識が途切れ気が付いたらもう朝でしたね。(微笑)
>京都水族館は、郷土色豊かなアクアリウムのようですわね
>『京の川ゾーン』では、鴨川や由良川を再現した水槽があって、いろいろな魚やオオサンショウウオも見られるそうで楽しみですわね
ええ、実はオオサンショウウオを見るのが凄く楽しみなんです。
オオサンショウウオを知ったのは、小さい頃土佐に伝わる民話を題材にした「どろんのもへえ」という本を読んだのがきっかけで…。
その御話の中でちょっとだけ出てきてたのですが、母に
「オオサンショウウオって忍者さんが食べられちゃいそうなくらい大きいんだね。」
と言ったら、
「実際にはそこまで大きくはないわよ。(汗)でもね、オオサンショウウオさんは綺麗なお水が無いと生きていけないそうよ。
オオサンショウウオさんが安心して暮らしていける自然を、これからは大事にしていかないといけないわね。」
と語ってくれたんです。
『京の川ゾーン』の展示の目論みと幼い頃母が語ってくれた事…。
確かな結びつきが合って、感慨深いです。
あ、実は先程語った児童書の事なんですがそのお話の中で登場するもへえさん、高知県では坂本龍馬さんと共に有名な方らしくて…。
生まれ故郷ではイメージキャラクターになっているとか。
実は私が土佐弁や高知県を知ったのはもへえさんがきっかけで、坂本龍馬さんよりも先だったんです。
幼い頃に読んだあの痛快な物語が今尚愛されているのを知って、嬉しかったですね。
もうすぐ朝食の時間ですね。では、そろそろ戻りましょう。
和やかな京都の朝を、お嬢様と満喫出来て嬉しかったです。(微笑)
39 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/03(Sat) 08:46
>>37
『単なる個人的な事情の呟きはお控えを』と申しました
邂逅相遇…、良き出会いをなさったようですが
残念ながら、貴方様がどこのどなたか、判然としませんゆえこれ以上何とも申し様もございませんわ
ほら、陶然としている間に、女性は行ってしまわれた…
掴めぬ縁は無いも同然でございます
では、わたくしも行きずりの者、失礼いたします
40 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/03(Sat) 10:53
>>38
(柚葉さん)
『京都旅行 3日目』
>…何となく、視線を感じるのですが。
>まあ、この京都でしかも有名な観光地である太秦において外国人の方の姿は珍しくはないと思いますが、
>お嬢様に加えて三姉妹さんも揃い踏みですからね。私だけは生憎日本人ですが。
あらあら、あれは、わたくしたちへの視線でしたの?
『かわい子ちゃん』はここ京都に舞妓様はじめ地元の方も観光客も本当に多彩でいらっしゃって、視線と『気』があまりに濃いもので、つとめて遮断しておりましたわ
見られていたと思うと恥ずかしいです…
遠慮も無しに携帯のカメラを向けられるのは困りますね
レイナさんも我慢なさっているようですが、あまり無体ですと腰の物をズラリと抜いてしまわれるのではないかと、心配になりますわ
>清原深養父…かの清少納言の曾祖父の歌ですね。
>ふふっ…。この歌が直ぐに出てくるとは、流石は日本通のお嬢様です。
いえいえいえ…、京都に参ると決まってから和歌のご本をいろいろ読みましただけの付け焼刃ですわ
そうそう、嵐山の車折神社のご祭神は、時代は下りますが同族の清原頼業公でいらっしゃるそうで、境内には清少納言社もございますそうですね
ここでは、愛らしいデザインの『才色兼備お守り』が売られているそうですよ
それに、神事の『三船祭』では、清少納言様に扮した女性が、扇流しの奉納をなさったとか
まさに清少納言様や『枕草子』のファンにとりましては『聖地巡礼』の外せぬスポットですわね
『才色兼備お守り』は、時間があればお求めして、柚葉さんの学業のご発展のためにお求めしたいところですが
あら?長女ちゃん、なんですの?そんなに目を輝かせて
『そのお役目、ぜひぜひわたくしにお申し付けを!
皆さんは先に水族館へ行っていてください。
後で翼を広げて追いつきます。』
と?
ふふっ、素晴らしい旅に連れてきてくださった柚葉お姉様のご厚情に報いたい、とそう考えているのね
そうですわね、柚葉さんさえよろしければ、お願いしてもよろしいかしら?
41 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/03(Sat) 10:54
>>38
(柚葉さん) (つづきでございます)
>ええ…そしてこの緑濃い風景があと2カ月程で色鮮やかな紅色に彩られるのですね。
そうですわね…
四季折々の季節が本当に美しい京都のこと、紅葉の季節もいつか参りたいですわね
その時には、
朝まだき 嵐の山の 寒ければ
紅葉の錦きぬ人ぞなき
藤原公任
というとおりの艶やかな景色を見ることが出来るのでしょうね
それに、春の桜花咲き誇る頃も見てみたいですわ
その時は、歌川広重の画集を持って行って、『京都名所之内 あらし山満花』の絵と本物の景色を見比べたいですわね
>うふふ…実は私も、子ども時代を思い出しながらお嬢様の子守唄を堪能させて頂きました。
>遠足や旅行…楽しみな事があるとなかなか寝付けなくなってしまうのは子どもの定番ですよね。
あらあらあら…、いやですわ
柚葉さんもお聞きになっていたなんて…、恥ずかしいではありませんか
でも、そうですわね
楽しみなことがあると、眠れなくなってしまいますよね
わたくしなど、小さい頃、稀にですが人間の子どもと次の日も遊ぶ約束が出来たときは楽しみで楽しみで…
メイドさんが、わたくしが寝ている棺桶の蓋を開けたまま、わたくしがちゃんと眠ったのを確認するまで傍についていたので、無理にでも目をつぶってじっとしているのがつらいくらいでしたわね
そして、…うふふ、幼い柚葉さんを見守っていらっしゃるお母様の優しい笑顔が目に浮かぶようですわ
お母様の子守唄…、どんなだったのでしょうね?
観経塚でお母様にお目にかかれましたら、お伺いしたいですわ
子守歌には月明かりがよく似合いましょうね
日本家屋、畳の部屋、お布団に入った小さな子どもと寄り添うお母さん、窓から差し込む月明かり…
それだけで素敵な一幅の絵になりましょう…
「どろんのもへえ」は初耳でございますわ
お母様が柚葉さんに呼んで差し上げたのですね?
忍者さんを食べてしまった?ふふふ…、それはまたユーモラスな光景でしょうね…
なんですか、三女ちゃん、蒼い顔をして?
『マミったのか…。』
って、ちょっと何を言っているのか、分かりませんわ
オオサンショウウオ…話には聞いていますが、わたくしも今回見るのが初めてになりますわね
巨大サラマンダー…、といっても火竜族ではないのですよね?
次女ちゃんがちょっと期待していたものですから、そうではない、と申してはおいたのですが
柚葉さんとお母様の懐かしい語らいの中に出てきたという生き物です
予断や先入観に囚われずに虚心に見たいですね
はいはい、三女ちゃん、なんですか?
『日下茂平』?
ああ、『どろんのもへえ』の主人公ですか?
あらあら、その方は実在していたと?
そして、坂本龍馬様のお祖父様が書かれた書にも登場するなんて、本当に有名でいらっしゃったのですね
まあ、その方の名を冠したマラソン大会があるのですか?
これが、柚葉さんが仰っていたイメージキャラクター?
ふふっ、愛嬌一杯ですわ
デザインなさったのは、高名な漫画家でいらっしゃいますのね
もへえさん、色々な方とご縁があってこうして今も人気でいらっしゃるなんて、ご本人が知ったら…嬉しいけれど困ってしまわれないかしら
『忍びの者なのに、こんなに名前が知れ渡ってしまうとは…、不覚!』
とか仰って…
それでは、出発前に腹ごしらえ
腹が減ってはなんとやら…、でございます
しっかりいただくといたしましょう
42 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/03(Sat) 22:44
『京都旅行 3日目』
>>41
アーチェロお嬢様
そうそう、嵐山の車折神社のご祭神は、時代は下りますが同族の清原頼業公でいらっしゃるそうで、境内には清少納言社もございますそうですね
ここでは、愛らしいデザインの『才色兼備お守り』が売られているそうですよ
ええ、私も嵐山周辺に関して一度調べた時にその御守りを見た事があります。
淡い桃色に、清少納言さんの可愛い絵…。
込められた御利益の事も含めて、是非とも欲しい一品ですね。
>あら?長女ちゃん、なんですの?そんなに目を輝かせて
>『そのお役目、ぜひぜひわたくしにお申し付けを!
>皆さんは先に水族館へ行っていてください。
>後で翼を広げて追いつきます。』
と?
え?ちょ、長女さん?はわわわ、ちょ、ちょっと待って下さいね!?
お気持ちはとっても有難いのですが…。
確かに長女さんには翼がありますけど、もし見られたら騒ぎになってしまいますよ!?
それに、三姉妹さん達は本来夜行性なのですからこの猛暑で日が高くなってから
空を飛ぶのは禁物ですよ!?京都は盆地で、湿気も多く夏の暑さは私達の住む街以上に厳しいんです。
加えて観光シーズンで人混みが凄いですから、この世界的な観光地で限られた空間内であればともかく、
地域を隔てて別行動になってしまうのは思った以上に危険ですよ!?
うふふ…長女さん、私の為に、本当にありがとうございます。
私には、そのお気持ちだけで十分です。
いえ、大丈夫です。何も、「車折神社に行かない」とは言っておりませんよ?
今日の予定は、今の所京都水族館だけです。
昨日はある程度予定を決めての行動でしたが、今日は午後をホテルに戻りながらでも
嵐山周辺でのんびりとした散策を楽しめるようにと、レイナさんとも相談して敢えて予定を決めなかったのですよ。
まだまだ、嵐山周辺には見所が沢山ありますからね。
ですから、早めに足を運べば残された時間で十分に行く事が出来ます。
私も皆様と一緒に車折神社に足を運んでみたいですから。
それに、お嬢様もまだまだ嵐山の風情を楽しみたいと思いますから…ね?
では、車折神社へは水族館を出たら参りましょう。
43 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/04(Sun) 00:17
(続きです)
>>41
アーチェロお嬢様
>そして、…うふふ、幼い柚葉さんを見守っていらっしゃるお母様の優しい笑顔が目に浮かぶようですわ
>お母様の子守唄…、どんなだったのでしょうね?
>観経塚でお母様にお目にかかれましたら、お伺いしたいですわ
まあ…そう言って頂けると、本当に嬉しいです。
昨晩の三姉妹さんを優しく見守るお嬢様のお姿は、あの時の母の姿を彷彿させてくれて…。
何だか、懐かしくなってしまいました。(微笑)
>「どろんのもへえ」は初耳でございますわ
>お母様が柚葉さんに呼んで差し上げたのですね?
>忍者さんを食べてしまった?ふふふ…、それはまたユーモラスな光景でしょうね…
あ、いえ、「食べられてしまった」わけではないのですよ。
「食べられそうになった」というだけで…。(汗)
オオサンショウウオが登場するのは一年目の修行の場面なんですけど、
この時の光景が本当に面白くて…。
もへえさんと、相棒の忍者で修業仲間のいちのじょうさんが修行場の洞窟の中の水辺に落ちそうになっていて…。
その下で待ち受けているオオサンショウウオに食べられまいと必死になってるんです。
で、その後ろでは師匠である仙人さんが
「ほれほれ、落ちてしまったらそやつに食われてしまうぞ。」
と言わんばかりにニコニコしながら二人の様子を見ているんです。
小さい頃、このシーンを面白がって楽しんでいたんですよ。
ある程度私も成長して、小さい男の子にも読んであげたらこの場面や他の修行の面白そうな場面を喜んでみていました。(笑)
男の子達が特に好きな忍者さんが活躍する民話だけあって、男の子には受けがよかったですね。
それから最後のページでは忍者道具の一覧なんかもあったりして、あれで何気に忍者道具の名称も覚えてしまいました。
このもへえさん、悪徳商人や悪い侍から盗んだお金を貧しい人たちに配って回ると言う
いわゆる「義賊」としての伝説が残っていて…。
「土佐のねずみ小僧」とも呼ばれていたそうです。
お話の最後の方では、お城に忍び込んだ時にドジをやっちゃって2人とも捕まっちゃうんですけど、敢えて逃げ出さないで
打ち首になる寸前でもへえさんはねずみに、相棒さんはトンビに化けて逃げていっちゃうんです。
刑場へ見に来ていた、もへえさんにお世話になった貧しい人達は辛そうに様子を見守っていましたが、
見事に殿さまをやり込めて逃げてしまった二人に心の中で拍手喝采していたそうです。
最後まで、皆さんをあっと言わせて風の如く去っていく…。
あの痛快な物語はずっと心の中に残っているんですよ。(笑)
>まあ、その方の名を冠したマラソン大会があるのですか?
>これが、柚葉さんが仰っていたイメージキャラクター?
>ふふっ、愛嬌一杯ですわ
>デザインなさったのは、高名な漫画家でいらっしゃいますのね
調べてみた所、実際に伝わる伝説のお話とは少し違っている部分もあるみたいですね。
でも、児童書らしく本当に面白可笑しいアレンジが加えられていて素晴らしい出来です。
今尚愛され続けている事を、本当に嬉しく思います。
…こういう話題を楽しんでいると、益々お嬢様と言ってみたくなる場所が増えてしまいますね。(笑)
ああ…京都、経観塚の次に皆さんで行く場所が楽しみです…。
44 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/04(Sun) 19:01
>>42
(柚葉さん)
>え?ちょ、長女さん?はわわわ、ちょ、ちょっと待って下さいね!?
>お気持ちはとっても有難いのですが…。
>確かに長女さんには翼がありますけど、もし見られたら騒ぎになってしまいますよ!?
いえいえいえ…
飛んでいくときは、蝙蝠に変身して、ですわ
住んでいる街なら人間形態のまま飛ぶこともありますが、さすがにここでは目立ってしまいますからね
説明不足で申し訳ありません
でも仰る通り、今の京都は夏真っ盛りで高温多湿、長女ちゃんに無理をさせてはいけませんね
これはわたくしの配慮不足、心得違いでしたわ
『主』として本当に恥ずかしゅうございます
そういえば、三女ちゃんが見せてくれたWebコミックにございましたわね
戦国時代にタイムスリップして織田信長公に取り立てられたシェフの方のお話です
京都のお公家様方を接待しました際、作庭の妙と氷菓とで涼を摂っていただくお話が
冷房などない時代の方には、まことに代えがたい心地良さであったことと想像されますわ
わたくしも読んでいて、その涼やかなシーンを楽しませていただきました
長女ちゃん、貴女の誠意はちゃんと柚葉さんに伝わりましたから、今回はお遣いはけっこうですよ
気にせず、ゆっくりと貴女の大好きなお姉様との旅をお楽しみなさいな
そうして楽しむことこそが、プランを立ててくださった柚葉さんへのお礼なのですから
水族館を出た後も、嵐山付近を散策する時間はあるのですね
良かったですわ
車折神社は最優先でございますが、渡月橋を渡ったところにございます天龍寺や、名店・老舗が集まった昇龍苑…
欲張りすぎては忙しないですが、余裕をもって行けますところは楽しめたら嬉しいです
45 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2016/12/04(Sun) 19:59
高貴な匂いがする貴方って政治家とかにパイプ持ってそう
裏社会に精通してそう
46 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/04(Sun) 21:21
>>44
アーチェロお嬢様
『京都旅行 3日目』
>長女ちゃん、貴女の誠意はちゃんと柚葉さんに伝わりましたから、今回はお遣いはけっこうですよ
>気にせず、ゆっくりと貴女の大好きなお姉様との旅をお楽しみなさいな
ええ…長女さんのお気持ち、とても嬉しかったですよ。
では長女さん、暫しの間手を繋いでいきませんか?
ふふっ…。今の私が長女さんのお気持ちにお応えできる、ささやかなお礼です。(微笑)
それでは午後の時間、車折神社の『才色兼備お守り』を買いに参りましょうね。
>戦国時代にタイムスリップして織田信長公に取り立てられたシェフの方のお話です
>京都のお公家様方を接待しました際、作庭の妙と氷菓とで涼を摂っていただくお話が
>冷房などない時代の方には、まことに代えがたい心地良さであったことと想像されますわ
実はこの作品、友人も好きでして…。
一度読み始めるとついつい続きを読みたくなってしまい、古本屋さんでも…。(汗)
あの数々の料理を作るまでの過程を見ていると特に、
今でこそ容易く手に入る砂糖、いえ、糖分が如何に得難きものかを実感致しますね。
戦国において得難き食材や調味料を如何にして代用するか、実に見事な工夫を凝らしており
見事としか言いようがございません。
加えて当時の文化、習俗、そして食事そのものが身体に与える影響までも幅広く研究しており、
作者さんの知識の深さを知る事が出来ますね。
(一同、嵐山駅から終点四条大宮駅へ)
では、此処からはバス移動になります。
京都水族館行きのバスの本数は多いようで、助かりますね。
混まない内に来ておいて、やはり正解でした。
(一同、水族館へ入館)
やはり、涼を取り夏を楽しみたいという発想の方は多いですね。
然程混まない内に入館できて、安心しました。
あ、お嬢様も三姉妹さんも、例のバスの一日乗車券を入館の際にお見せ下さい。
こちらの表示で、入館料が一割引きになるそうですよ。
(京都の川エリア)
まあ…これがオオサンショウウオ…。
確かに児童書の絵程の大きさではありませんが、迫力がありますね。
そして、鴨川の自然を再現したこの展示エリアはやはり京都にしか無い「雅」を感じさせてくれますね。
オオサンショウウオは、まだまだ謎の多い生き物であるとか。
ただ、自然破壊に加え外来種との交配等により本来の個体数が減少して特別天然記念物となっているそうですね。
このオオサンショウウオを代表する鴨川の自然を守っていくためのセミナー、イベントに
ここ京都市は植物園、動物園とも協力しながら力を入れているそうです。
この水族館が建設に至るまでは、反対運動など様々な問題もあったのだとか。
京都に住んでいない私が語れる立場ではありませんが、京都の雅な自然を守り、知識を伝えていくための場所としても
この水族館が意義のあるものであったと後々評価されていく事を願いますね。
47 名前:
羽藤柚葉 ◆
cmJTqYfU
投稿日:2016/12/04(Sun) 21:27
>>45
ええ…お嬢様のカルミーニオ家はイタリアの貴族の流れを組む由緒正しき家柄ですから。
表の世界でも裏の世界でも、イタリアの歴史の中で時には力を振るい、時には混乱を治め、
多くの有力者達と渡り合ってきたそうです。
然程多くは有りませんが、前スレでお嬢様がその点についても触れられていますよ。
…最も、お嬢様はそのような方達とのお付き合いの場に出られるのが苦手であったとか。
一応忠告しておきますけど、所謂「コネ」目当てにお嬢様にお近づきになるのは止めて下さいね。(汗)
48 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/04(Sun) 22:57
>>43
(柚葉さん)
>昨晩の三姉妹さんを優しく見守るお嬢様のお姿は、あの時の母の姿を彷彿させてくれて…。
>何だか、懐かしくなってしまいました。(微笑)
まあ、そんな…、柚葉さんのお母様と重ねていただくだなんて…、そんな滅相もないと申しますか、なんというか
予てより伺っておりますお母様の、恩威兼ね備えられたお人柄はわたくし、本当に憧れておりますのに
でも、そのように仰っていただくと、とても励まされますわね
三姉妹に、それほど頼りにしてもらえるにはまだまだでございますが
異郷にまでついてきてくれた幼子たちでございます
これからも、能う限りあの子たちが安らげるように努めてまいりますわ
>あ、いえ、「食べられてしまった」わけではないのですよ。
>「食べられそうになった」というだけで…。(汗)
そうですか、それはよかったです
それはそれで手に汗握る展開でございますわね
オオサンショウウオに?まれるかどうかという、まさに決死の覚悟を要する修行…
隠密行動を要する闇の工作部隊に課せられた過酷な使命を感じさせますわね
同じく『サラマンダー』と呼ばれる火竜族のお嬢様からいちど、手合わせを求められたことがございましたが、その時も火を噴きかけられることはあっても、頭からかぶりつかれる、ということはありませんでしたわね
スリルに満ちた展開は、確かに男の子をワクワクさせたことでしょうね
そして、柚葉さんはその頃から子どもさん相手の読み聞かせをしていらっしゃったのですわね
それなら我が家にまで子どもたちが訪ねてきては読み聞かせをせがむ、というのも道理でございますね
ええ、柚葉さんがいらっしゃらないときにも時々来るのですよ
>お話の最後の方では、お城に忍び込んだ時にドジをやっちゃって2人とも捕まっちゃうんですけど、敢えて逃げ出さないで
>打ち首になる寸前でもへえさんはねずみに、相棒さんはトンビに化けて逃げていっちゃうんです。
あらあらまあまあ、お二人は変化の術まで身に着けていらっしゃったのですか?
魔族の血でも引いていらっしゃるのかと思うほどの八面六臂のご活躍ですわね…
変身ヒーローの要素を巧みに取り入れていて、子どもたちに不自然さを感じさせないのも、傑作であることを感じさせますわ
土佐の国、高知県…、黒潮洗い、陽光燦然とした良き場所と伺っておりますわ
坂本龍馬様や中浜万次郎様と言った、世界に目を向けた方もいらっしゃっることも、同時代の激動期のイタリアに些かの思い出のあるわたくしとしましては、興味を惹かれますわね
でも、今日のところはオオサンショウウオと京都の川の自然美に触れに参りましょう…
49 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/04(Sun) 23:01
訂正でございます
>オオサンショウウオに?まれるかどうかという、まさに決死の覚悟を要する修行…
×?まれるかどうか
○飲まれるかどうか
うまく変換されなかったようで、失礼いたしました
50 名前:
吸血姫アーチェロ ◆
ufrlRV4E
投稿日:2016/12/05(Mon) 22:48
>>45
実家は古くより続く貴族の家系で、長きに渡り人脈を築いております
政治家、革命家、マフィア、そして場合によっては宗教者とも…
常に、人間界との距離を慎重に測りながら、自らの地歩を固めてまいりましたわね
吸血鬼という種族ゆえ、闇に潜みつつも、人との関係を完全に断つことはできないゆえ、なんとか共存する道を探って参った次第
『貴族として表舞台に現れるのは危険ではないか』
との疑問は、内外より幾度も投げかけられてまいりましたが、地上に普く人影が満ちてまいりますれば、人間(じんかん)にその身を置き、密やかにけれど確実に同胞が身を寄せることの出来る場所を確保してまいること…
それが真祖より分かたれた血脈の一族としての務め…
わたくしたちの高祖はそのように考え、代々の当主はそれを実践し、今はイタリアの各界に巡らしたコネクションは網の目の如し、となっております
柚葉さんが仰っているように、わたくしも社交界デビューしてから色々な方と会ってまいりまし、それなりに親しくさせていただきましたが、正直あまり実のある関係が築けましたかどうか…
わたくしは大抵が顔繋ぎ要員
先に申しましたような世に影響力のある方々とは、会話は楽しく交わしても、政治的な話となりますと、父か、父が信頼する側近が為すところでしたわね
実際、前スレで柚葉さんが仰っていましたが、柚葉さんのお母様のお知り合いの有力者の方が、わたくしの父と交渉をもっていらした、と聞いて驚いたものですわ
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