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あの世で俺に……詫び続けろーーッ!

1 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/07(Thu) 20:42
ヒャーッヒャッヒャヒャァ!
面白ぇ程簡単に引っかかってくれたなぁ!?
ここはライブ・ア・ライブのネタスレだってのにお前はよぉ。
お前の引き立て役だった過去に別れを告げる為に、
俺はやってやるッ!

2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/07(Thu) 20:47
スレ建て乙であります。ストレイボウはなんだか憎めなかったな。
自分が似たような状況におかれたら同じ行動をしないと言い切れないんだよね。
少なくとも、俺はこうならないだろと言い切れるほど自分が聖人だと思ってない。

そういう意味ではストレイボウは「人間の心の弱いところ」を具現化したようなキャラだ。

3 名前:奈落の桜田ネネ 投稿日:2022/07/07(Thu) 21:02
スレ建て乙です

4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/07(Thu) 21:25
島本キャラと言えば関!という印象だったので、発表された声優見た時はそっちが関なのかよ!って思いました。赤羽根ボイスもカッコいいよね。

5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/07(Thu) 21:30
ライブ・ア・ライブ…あと約2週間でリメイク来ますね

6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/07(Thu) 22:19
俺の評価的に。
ストレイボウ・・・やった事は愚かの極み。オルステッドとアリシアに明確な恋がなかったならば姫さん助けてそのまま城に帰ってりゃ良かっただけだし。
姫さん・・・語るに値せず、こんな女の為によく命賭ける気になったなと感心するレベルで魅力がない。と言うかストレイボウ好きになったと言うなら国に帰ってそれを言う「出来た事」すらしてないのは呆れるほかない。

7 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/07(Thu) 23:06
>>2
何だぁ?ありがとう、なんて言わないぜ。
ここはあいつを見返す為に建てたスレッドなんだからな!
あいつに詫びをいれさせるまでは、俺は何度だってスレッドタイトルを
回収してやるッ!
そうか、お前も俺のようになる可能性があるって事か。
で、人間の心の弱い所の象徴のような物が俺だって訳と。
状況次第で人間誰しもこの俺のようになってたと言う事だな?
弱さ……、弱さか。くそッ、俺とした事が色々考えちまったぜ。
俺は弱くないと心の中で自分に言い聞かせてきたが、思えばあいつを
出し抜いてアリシア王女を助けた時点で……えぇいッ!胸糞悪い、全部!
全部オルステッドが悪いんだッ!あいつが常に俺の上を行くからだ!

>>3
だからありがとうとは言わないぜ。全く次から次へと……。
だがスレッドが建った祝いに駆け付けてくれたんだな。
このスレッドは基本ライブ・ア・ライブ以外の
キャラハン・コテハンはご遠慮願うぞ。無関係な作品での一発ネタなら別に構わないがな。

>>4
いきなりメタ発言を要求されちまったって言うのか!?
まぁここはネタスレの予定だしメタ視点も良いだろう。
島本キャラは、熱いよな。アキラが関の声だったらぴったりだったかも
しれないが発表された結果は、日勝の方だったよな。
あぁ赤羽根ボイスもなかなか良いぜ。
今回は声優陣が豪華でかつそれぞれのイメージに合った物だからリメイク版は
期待が持てそうだ。
ちなみに俺の声優は、舞台版ライブ・ア・ライブでストレイボウを
演じた男だ。と同時にその男はFF4(ニンテンドーDS版)でセシルの声優をやっていたとの
情報だ。

>>5
7月22日にニンテンドースイッチでリメイク版発売だ。
宣伝してる訳じゃないぞッ!ただ事実を言っただけだ。
ドット絵と3DCGの融合「HD-2D」で完全リメイクだ。
だがストーリーの根幹は変わらないだろう、と予想している。
ましてや追加要素等加える必要はないぜ!変な分岐ルートとか加えやがったら
あの世で後悔させてやるッ!

>>6
あぁん?それが俺とアリシアの評価って事かッ!?
ふん、なかなか鋭いじゃないか。
変に擁護されるよりありのままの評価の方が余程信用出来るってもんだ。
アリシアに魅力がない、だと?アリシアは唯一俺の劣等感と苦しみを分かってくれた女だ!
悪く言うのは聞き捨てならないな。だが世間一般からすれば
お前の言う様に国へ帰って告げる事もせずってのは不思議な話だと思うだろ?
ギャッハッハッハ!俺がアリシアを魔王山に引き留めていて
それでオルステッドの奴に絶望を見せたかったんだよッ!
お前が愛した女は俺になびいたって目の前で分からせてやろうとな!

8 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/08(Fri) 07:40
ストレイボウが魔王山で待機している間にどれ程修行を積んだのか知らないが
オルステッドとの決戦時にシルバーファングとか使ってきた時はビビった
こんな魔法あるの!?って具合に
ウラヌスのじっちゃんのジャッジメントといいガンガンに鍛えたら強力で面白い魔法習得していくとか
思わないじゃないですか…

9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/08(Fri) 08:04
逆にオルステッドが単なる責務でアリシア助けていたらストレイボウはどうしたのか。
地位も名誉もなく、それらに興味すら抱かない友人に苛立ちを感じたかも知れない。

ただしオディオは生まれない、何故なら敵になった姫を生かす義務がないから。

10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/08(Fri) 09:31
オルステッド「サーセンwwwwww」

11 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/08(Fri) 18:56
ストレイボウ!俺がライブ・ア・ライブキャラの中で一番好きなストレイボウじゃないか!!

12 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/10(Sun) 01:21
>>8
そりゃもう人知れず血の滲むような特訓で魔法を習得したのさ。
全ては!オルステッドを返り討ちにする為!
アリシアに良い所を見せる為!
ヒャハハハハ!しっかしお前にもしっかり効いていたようだな!?

>>9
責務でアリシアを助けるオルステッドなんて実際にはありもしないぜ。
奴は間違いなくアリシアに惚れてんだ。
その弱みに付け込むのも手って訳さ。
それとオディオが生まれようが生まれなかろうが俺は知ったこっちゃねぇ!

>>10
この野郎ッ!声が小さい。もう一度大きな声で繰り返せッ!
それと草を生え散らかしていて気に食わん!
もっと真面目に謝れよ!後何で若者言葉のネットスラングを使っているんだ?
そこは、すみませんだろ?
や り な お し だ !

>>11
俺の名前を呼ぶの誰だッ!?何、な……、な……、何だと?
俺が一番?
オルステッドじゃなくて俺が一番……。
ヒャハ、ヒヒヒィヒャーーーーーッハッハッハッハッハ!
実に気分がいいぜ。その調子でもっともっと俺を褒めろ。
俺はオルステッドの上を行ったんだなッ。

13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/10(Sun) 08:39
オルステッド『ゴメンちゃい★』キラッ

14 名前:フェミノフォビア ◆oeYcN0Ns 投稿日:2022/07/10(Sun) 09:37
ねーっストレイボウ〜
ずうっと山の中で待ち伏せってつまんなくない?
退屈すぎてボクもう液状に還っちゃいそうだよぉ

15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/10(Sun) 11:08
もしオルステッドが国を捨てて魔王山に来なかった場合、どうしてたんだ?
はっきり断言するが俺なら追われる立場で余計な荷物抱える気もないから姫なんて見捨てるし、何なら別の国で武力を頼みにのし上がるだろうよ。

その場合、仕組まれた事が水泡に帰すどころか敵国に有能な駒を渡した事になり結果的に国が亡ぶ危険が・・・。

16 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/10(Sun) 11:17
そもそもハッシュが病をおして出てきて何とか討ち取った自称魔王は何だったのやら
まあ奴も自称はしてるだけあってそれなりな実力の化け物ではあったんだが

17 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/10(Sun) 11:23
とりあえずこの次元で一番を名乗るなら最低こいつらは始末出来てから言いましょう

つ 岩間さま
つ 魔神竜之介
つ キングマンモー

ちなみにこいつら、揃いも揃ってオディオボスでは勝ち目のない実力者です

18 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/16(Sat) 20:56
>>13
この野郎、馬鹿野郎!俺を舐めてんのか!
白い歯を見せて勇者らしく爽やかに謝っても駄目なもんは駄目だ。
そうだなぁ?土下座して誠意を見せろ!
大体昔からお前はいつもそうなんだよ。気高い勇者様に負ける者の苦しみなんて分かる訳もないよなぁ!?
分かったらとっとと土下座しろ。

>>14
何だ、フェミノまで来たのか?丁度いいぜ。お前もここに常駐して
名無しの質問に答えろ!拒否権は無い。
魔王山で待ち伏せするのは確かにつまらないが何時オルステッドが
ここに辿り着くかまだ分からんからな。
俺達が留守の間に奴が来たとあっては笑い話にもならん。
液状に還るぐらいならオルステッドを一発で仕留められるように
鍛錬してろッ!

>>15
奴の事だッ!国を捨てるなんて選択肢はあるまいよ。
何しろ一度は勇者と持てはやされた人間だ。
妙な使命感と誇りとアリシアを想う気持ちは捨てられないのさ。
面白いだろ?あいつはアリシアを大切に大切に想って居たんだ。
その気持ちは鋼よりも固いって訳さ。
そんなあいつの裏をかいて今回の計画を立ててやったッ!
だが、もしオルステッドが国を捨てていたら俺達は待ちぼうけって奴だな。
国が亡ぶ?あんな国知った事か!

>>16
それが中世編の最大の謎なんだよッ!偽魔王はそれなりには強かったが
ハッシュの言う様に本物の魔王はもっと強かったそうだ。
何故、偽魔王があそこに居て俺達と戦ったのか?
それは俺には知るすべも無い。ま、一つ言える事は病に侵されたハッシュに
とどめを刺した事は間違いないぜ!ヒャヒャヒャハ!

>>17
何だぁ!?でかい鯉に謎のオーラを放つ男にマンモスだと?
そんな奴ら、このストレイボウ様の手にかかれば一瞬で倒してやる!
三匹纏めてかかって来いよッ!!!

(数秒で連続攻撃を食らって地面に倒れ伏してしまう!)

ゴ……ゴフッ!何だ、この異次元の強さは……まるで歯が立たねえ。
オディオボスでは勝ち目のないだとッ?
そ、そんなまさか……俺はここで死んでしまうのか……。
いや、このまま負けないぜ!地べたを這いずってでもみっともなくても
勝機を見出すッ!!!ひとまず死んだふりだ!

19 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/16(Sat) 22:20
いいスレ立ててんじゃないかよ
ラブライブ!だろ?

20 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/16(Sat) 22:54
これあげます!遠慮なく持っていってください!
へーっくしょい!

⊃ぬいだ服

21 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/17(Sun) 07:42
オルステッド『メンゴ、メンゴ♪』☆ミ

22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/17(Sun) 08:45
暇だったから、ストレイボウから 魔法を使うための因子 を奪って魔法を使えなくしてみた。

23 名前:フェミノフォビア ◆oeYcN0Ns 投稿日:2022/07/17(Sun) 12:32
>>18のストレイボウ
ん?ここにいてもいいの?
うれしいなァ〜、必要とされているんだねボクってば
拒否権も何もストレイボウからの命令は拒むわけないこと知ってるのに……
好きだよキミのそういうとこ!
じゃあ、ちょうどいい機会だから名前も知らない人間にボクの技試しちゃおっと
眠ったまま『コッチ』に帰ってこなくなったヤツが出ちゃってもいいよね?
うまくできたら褒めて欲しいな〜?

>いや、このまま負けないぜ!地べたを這いずってでもみっともなくても
>勝機を見出すッ!!!ひとまず死んだふりだ!
は…はじめて見たかも
ストレイボウの得意技の一つ『死んだふり』!
そういう執着心の強さもキミのいいところだよね、ぷくくく
あ、死んだふりしてるから話しかけちゃいけないんだっけ!
ごめんごめん静かにしとく…

>>19のほめる人間
ここが彼の伝説の第一歩だからね
ストレイボウとボクらフォビアズが勇者オルステッドを倒す日がきっと来るさ!
人間もこっち側につくなら今のうちだぞ〜
で、なにそのラブなんとかって?飲めるの?

>>20の奇特な人間
それをくれるって…こと?
な、なんだろこのキモチ
人間から何かもらうってはじめてだからドキドキするなァ〜…
でも、ひょっとするとこのアイテムはストレイボウに必要なものかも?
ボクよりも彼がやって来た時、渡してあげたらいいと思うの
キミからのキモチは受け取ったからボクはそれでいいんだ!

>>21の…お、オルステッド!
うわあ!準備すんでないのにもう来ちゃった!!
悪いけどやり直させ…なんだって?あやまってるって事でいいのそれ?
だったら、ん〜…
ボクは許しちゃう


でもストレイボウが許すかな!?

>>22のひまな人間
そうなの?見た感じいつものストレイボウだよ
あ、魔法使わないとわからないよね!バカだなぁボクってば
彼から魔法がなくなったらただの髪が長い人間じゃないか
普通の人間ってことだよね
フツーかァ〜…
ストレイボウが普通の人間になったら、ボクも普通の娘になりたいなー…
で、ちゃんと元の魔法が使えるストレイボウに戻せるんでしょ?
戻せなかったらオマエ眠らせた後山のてっぺんから落としてやる!!

24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/17(Sun) 19:07
これが魔王の力!!

25 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/17(Sun) 23:38
>>19
どうだ?かなりいいスレだろ。
何しろ俺が立てた奴だからなッ!
って作品を思いっきり間違えてるぜ!ラブライブ!じゃなくて
ライブ・ア・ライブだ。
大体ラブライブの世界なんて俺は知らないぞ。
ま、期待させてしまった所悪いがそう言う事だ。
とっとと諦めて現状を受け入れろッ!

>>20
あぁ、ルクレチア王国の城下町の奴か。
脱いだ服くれるって……

(ちっ!しけた野郎だ!もっと良いもん寄こせよ!
路銀とか食料とか武器とか役に立つモンが他に色々あんだろ!)

ありがとう御座います(営業スマイル!)この脱いだ服を見れば貴方の
顔を思い出し困難な旅も頑張れそうです。
それでは私はこれで……

>>21
だーーかーーらーー!
それが人に謝っている態度だってのかよッ!?
絶対俺の事を馬鹿にしてんだろうが!
内心は『親友のストレイボウにはこう言っておけばいいよね☆』
とか軽い感じで思ってるんだろーが!
親しき仲にも礼儀ありだ。
この言葉を百回繰り返した後に正式な謝罪を要求するぜ!

>>22
ヒャッヒャッヒャァ!今日中にアンバーストームの魔法を習得して
オルステッドをあっと言わせてやる!
アン……アンバー!……あ?魔法が何故か発動しないぞ。
ってお前の仕業か!!!
何をしやがる!暇だからってやって良い事と悪い事がある!!!
さっさと元に戻しやがれ。戻さないなら、どうなるか分かってんだろうなぁ!?
って今は魔法は使えないんだった。ならフォビアズに命令してお前を取り囲ませて
脅迫してやるッ!!!

26 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/17(Sun) 23:40
>>23 フェミノ
そうだ!俺にはお前が必要だ!
部下の中ではお前が一番優秀で役に立つからな。
オルステッドへの色仕掛け攻撃で奴を再起不能にしてやれ。

>拒否権も何もストレイボウからの命令は拒むわけないこと知ってるのに……
好きだよキミのそういうとこ!

ふん!褒めても何も出ないぞ。だが好きと言われてちょっと頬が緩んじまったぜ。
お前の得意技は二つあったな?その内の一つが『甘いささやき』で
どんな人間でも深い眠りに入っちまう。
そうだな、名無しに試していいぞ。勿論上手く出来たら褒めてやろう!
どんどんささやいてやれッ!

>そういう執着心の強さもキミのいいところだよね、ぷくくく

なんだぁ?見てたのか。俺はオルステッドを倒すまでは何としても
死ねないのさ。
ま、フェミノに褒められて非常に気分がいいからちょっと起き上がってみるか。
幸いマンモス達は油断して何処かに行っちまった後だしな。
くそッ、全身傷だらけだ。
あの化け物級の野郎、どんな策にハメて倒してやろうか。
それを考えるのも楽しそうだなッ!

>>24
魔王山に仕掛けられた秘密を暴いた俺は、最早魔王も同義ッ!
つまりは魔王ストイレボウ誕生と言う訳だッ!
俺を敬って讃えろ。
オルステッドを罠にはめて魔王山に誘き出し最高のシチュエーションで
奴に屈辱を与えるッ!
それこそが俺の最大の復讐なんだよ。負け続ける者の執念を見せてやるぜッ!

27 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/18(Mon) 07:24
ストレイボウの魔法はかなりの広範囲攻撃が出来るが追加効果を持つものはあんまりないよな
シルバーファングの石化はあてにならんだろうし
逆にフェミノフォビアは状態異常を誘発しやすいが射程は広くない方
おめーら二人同時にオルステッドと戦ったらいいんじゃねーの?

28 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/18(Mon) 17:27
エデンズアップル、いる?
なんか仰々しい名前のアイテム多いね中世編

29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/20(Wed) 15:12
オルステッド倒した後はどうすんの?

30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/20(Wed) 16:59
>あの世で俺に……詫び続けろーーッ!

  ∧_∧
  (´・ω・) いやどす
  ハ∨/~ヽ
  ノ[三ノ |
 (L|く_ノ
  |* |
  ハ、__|
""~""""""~""~""~""

31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/20(Wed) 20:52
俺がオルステッド倒しちゃった

32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/21(Thu) 01:04
>さっさと元に戻しやがれ。
戻したら副作用で頭部の毛根が死滅し尽くしたあげく、全てのパラメーターが1で固定されました。

33 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/21(Thu) 08:01
オルステッドはアリシアに罵られた以外に、ストレイボウに裏切られたことのほうショックだったんじゃないかと思う。
試合で優勝するまで口も利いたことなかったお姫様よりも、信頼していた友からあんな仕打ちを受けた方がきついだろ。

34 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/21(Thu) 20:09
オルステッド「ああっ、詫び続けろじゃあ!?通す筋も通さんとバカやっとるシャバ僧が何抜かしとんじゃゴラァ!むしろ王国の人達におどれが頭下げんのが筋やろうが、ええっ!?」

35 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/24(Sun) 23:27
>>27
なるほどな。二人同時にオルステッドと戦う。
それは良い案だ。だがフェミノには魔王の間へと続く門の
守りを任せてある。そこへ俺が出向いて協力攻撃と言う事か?
断るッ!例え勝率が上がるかもしれないと分かっていても
俺は魔王の間で最高のシチュエーションでオルステッドを絶望へと叩き落とすッ!
あの世で俺に詫び続けて貰うぞッ、オルステッド―!

>>28
ほお?これはレアアイテムの部類だな。
くれるのかよ。エデンズアップルで禁断の誘惑を発動してやるぜ!
確かに物騒で仰々しい名前のアイテムばかりだな。
特にこのエデンズアップルは、かつて天界とやらに存在していた
楽園(エデン)に住んでいた人間に悪魔が与えた林檎が
由来だと聞いた。
正しく誘惑って訳だ。その林檎を食べた人間は善悪を判じる知能がつき
楽園を追われ荒れ果てた地上に降りなければならなかった。
案外、そんな由来が俺達の世界の書物に記されてるもんだぜ。
他にも伝説の悪魔の名前を冠したアイテムがあるらしい。
今度までに色々見つけておいてくれ。それで俺に貢げッ!

>>29
勿論決まっているッ!あいつを倒した後は俺が魔王山の主となり
アリシアと一緒にになって魔物共の全権を掌握する!
それで何時かはルクレチア王国に攻め込んで王国も俺の物にしてやるぜ!
その時、皆は俺の事をなんと呼ぶかって?
そりゃあ勿論決まってるッ!魔王だよ。魔王ッ!!!
王よりも偉く、魔物共に崇められる魔王。俺は憧れてたんだッ!

>>30
嫌どすって何語なんだ。説明をしてみろッ!オルステッド―――!
嫌だろうが何だろうが謝って貰う。
その次にお前には地獄に落ちて貰うぜ。
ヒャハ。ヒャヒャヒャヒャァ!俺が……武術大会で負けたあの日。
あの夜どんなに苦しんだかお前には絶対分からないだろうなぁッ。
あの時に苦しみと辛さを味わえ。お前を倒して俺がお前より優秀で強い男だと
証明してやるッ!!!

36 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/24(Sun) 23:30
>>31
な……な、な……何だと?嘘だと言いやがれッ>>31ーーーーーーッ!
俺の完璧な計画が崩れた……最高の舞台でオルステッドに最大の屈辱と絶望を
与えながら俺が勝つ、と言う計画が……

ち、畜生!オルステッドを生き返らせろッ、今すぐだ。
俺以外の奴に倒されるなんてそんな馬鹿な話、あってたまるかってんだよッ!!!

>>32
な、何だ……俺の髪の毛がパラパラと抜けて行く。
おまけに力が入らず頭に霞がかかったようだ……
お、お……お前、俺に何をしたッ!?こうなったら自力で元の状態に
戻るように文献を漁るぜ!これだな。
ぶつぶつ、……ぶつぶつぶつ(詠唱成功)
ヒャヒャヒャァ!今度は髪が生えすぎて頭が増殖したワカメのようになっちまった!

>>33
そりゃそうだ。俺がそうなるように仕向けたんだからな。
親友ヅラするのは俺にとって造作も無い事だ。だが、内心ではオルステッドが
羨ましくて……憎かったんだッ!
だがあの時までは、その憎しみも何とか心の内で収めていられる程の大きさだった。
魔王像の仕掛けを見つけた時、……何かが心の中で爆発したッ!

>>34
な……オルステッド、口調が違ってないか?
シャバ僧って何語なんだ……俺には理解不能だッ!
王国の奴らに頭を下げろだって?俺が仕掛けた事とは言え国王を殺したのは
全部お前のやった事だぜ。王国全てを敵として処刑されるのがお前には
お似合いなんだよッ!
それでも、お前は来やがった!俺の前に再び姿を現しやがったッ!!!
舐めた口聞いてんじゃねぇぞ!この野郎。
もう一度言う。あの世で、俺に詫び続けろーーーーーッ!オルステッド!!!

37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/25(Mon) 08:08
オルステッド「上等じゃ、浮気するゴミ姫ごとここでてめえとの因縁にケリつけたらぁ!往生せいやぁぁぁ!!」

38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/26(Tue) 20:25
お前がオルステッドに変なことしたから彼が暴走したんだよ

お前が俺達に詫び続けるべきだーーーーーーーーーッ!

39 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/26(Tue) 23:52
>>37
ようやくやる気になりやがったかッ!
今ここで、どちらが上かを証明してやるぜッ!
アンバーストーム!!!
大地よ、俺に味方しやがれーーーーーッ!
ヒャヒャッ。どうだ。
まともに動けないだろうがッ。
浮気するゴミ姫なんてアリシアを侮辱したてめえは!
絶対に許さねぇ。
てめえこそ、往生しやがれ!オルステッドーーーッ!!!

>>38
ヒャヒャヒャァ!面白い程簡単に踊ってくれたぜ!
全ては俺のシナリオ通り……堕ちるのは一瞬だ。
な、何ッ!?何故俺がてめえらに詫び続けないといけないんだッ!
そんな義理は無いぜ。全ては、……全てはオルステッドのせいだ。
あいつはずっと俺の目の上の障害だったッ!
それがどんなに屈辱だったか分かるのかよッ!てめえらにな!

40 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/27(Wed) 00:25
ストレイボウは時代の敗北者じゃけぇ

41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/27(Wed) 11:44
如何に貴様がイキろうがアリシアがスクウェア三大悪女の一角を占める現実は変えられんのだ


42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/27(Wed) 12:23
「だいじょうぶだ、おれはしょうきにもどった」といえば確実にオルステッドの不意をうてるよ

43 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/27(Wed) 12:53
魔王山・中腹でオルステッドと誰かが殴り合ってるよ。一部放送。
オルステッド「悪くないな、全力を出せるこの感じ・・・お前もそう思うだろ、ヴァーリ。」
ヴァーリ「ああ・・・だからこそ、貴様との決着をつける。」
オルステッド「同感だ、何があろうとお前にだけは・・・!」
ヴァーリ「国など知るか、貴様にだけは・・・!」

『負けたくない!!』
(映像の中で拳が交差する)

44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/28(Thu) 16:52
タクティクスオウガのヴァイス(ロウルート)とストレイボウはいい酒を飲めそうだ
主人公にコンプレックス塗れで叛逆して自滅したって意味で

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/28(Thu) 18:27
>お、お……お前、俺に何をしたッ!?
全てのパラメーターが1で固定されているということは、当然HP(体力)も例外ではない。
どれだけダメージを負おうとも、どれだけ回復しようとも、『1』から決して変化しない。
良かったな?実質不老不死だぞ!




ちなみにだが、攻撃されたら普通に痛みは感じるし、毒でも呪いでも病気でもないから解除は不可能よ!!(股間をゲシゲシ蹴りまくる)

46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/29(Fri) 12:30
敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!
敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!
敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!
敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!
敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!敗北…っ!

47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/29(Fri) 19:25
貴様には【敗北】の因果を紡いでおいた。たとえ何をどうしようとも、貴様には【敗北】以外の未来は決して訪れない!

48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/30(Sat) 00:18
>あの世で俺に……詫び続けろーーッ!
オルステッド(CV:野沢雅子)「かぁっ!気持ちわりぃっ!!やだおめぇ…!」

49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/30(Sat) 16:11
オルステッドの強さを10000とするなら
準決勝で戦ったワット・ナーベ氏はどれくらいですか?

50 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/31(Sun) 18:44
>>40
何だとッ!俺が敗北者……?
違うッ!俺はみじめな敗北者なんかじゃねえ!
今までは敗北せざるを得なかったが今日からは違うぜ!
俺が弱い訳じゃない事を今から証明してやるッ!
俺は、強い……俺は勝つ……ッ!イメージトレーニングの中では
負け知らずなんだよッ!!!

>>41
アリシアが悪女だとてめえは言うのかッ!
何処がだ!理由を言って見ろッ!!!
俺が納得するまで理由を挙げ続けて貰うからな!
アリシア程気品があって美しく優しい女は居ない!
俺は今までの事情を彼女に話した……アリシアはそれを聞いて
俺の為に涙を流してくれた……今までそんな他人は居なかったんだッ!
この意味が分かられてたまるかよッ、三大悪女の汚名は俺が払しょくしてやるぜ!

>>42
その手があったか……今までの俺は正気じゃなかった、と。
ヒャ、ヒャハハハハハァ!
俺は最初から最後まで正気だった。不意打ちの手には使えるのかもしれないが
余りにも手口が姑息過ぎるぜッ。
だが不意打ちする事でオルステッドの先手を取るのは良いアイディアだ。
戦いの先を制する者は戦いを制す。昔戦術の書物で読んだ通りだ!
待ってろよ、オルステッドーーーーーッ!

>>43
な、何だ。魔王山のてっぺんでいきなり放送が始まりやがった。
電波は何処から来やがってんだ。と言う疑問は横に置いておいて、
このヴァーリって誰なんだよッ!
いいか、大事な事だから二回言うぜ。
ヴァ ー リ って 誰 だ ! ! !
俺を差し置いていきなり熱い戦いが始まりやがったッ!
これは考えようによってはチャンスかもな。
漁夫の利を得る……二人が体力を削り合って瀕死になった所を俺様が
乱入して勝利をかっ攫ってやるぜ。
ヒャヒャヒャヒャヒャ!その調子でどんどん戦いやがれェ!

>>44
奴が自滅したのはカオスルートの方じゃなかったか?
ロウルートはむしろ、最終的にヴァイスが味方になるんだろ。
……俺は何を口走っているんだッ!
これがメタ発言の魔法かよ。
えぇいッ、この際メタ発言でも構わんッ(指を突き付ける!)
俺はそのヴァイスとか言う道化とは違う。
他人と仲良く酒なんか飲めるかよ。俺以外は全部……踏み台だッ!

51 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/07/31(Sun) 18:49
>>45
(股間を蹴られてそこを押さえながら悶絶している!)
いててててて、野郎ッ急所を狙いやがって……、だが良い事を聞いたぜ。
俺はHP1固定の不老不死になったんだな!
少々情けないがこれで死滅する事はなくなったんだッ。
ヒャヒャヒャ!オルステッドが驚愕して泡を吹く様子がこの目で見られるとはなあ!?
しかし解除は不可能、と言うのが厄介だな……
全てのパラメーターが1だとまともに戦う事が出来やしねぇ。
この際だ。補助アイテムの力に頼る為にフォビアズに命じて
アイテムを沢山集めさせるか。

>>46
うるせえッ!うるせえ、うるせえ、うるせえ、うるせえ、うるせえ、うるせえ、
うるせえーーーーーーッ!!!
そう何回も敗北してたまるかってんだよ!
武術大会の日には負けちまったけどなあ、俺はオルステッドを越える為に
密かに魔王山で特訓してたんだよおッ!
二度と敗北の苦さを味わわない為に最終魔法を習得したッ!
これで、この力であいつを倒す!今度こそ徹底的に潰してやるッ!!!

>>47
ふん!因果、……運命か。
俺はその因果をも捻じ曲げて見せる!
負けっぱなしの人生はもう嫌なんだッ!!!
てめえは負ける者の屈辱と敗北感を知っているか!?
ずっと日陰でただ負け続ける者の事を知りもしねえでその台詞を吐くのか?
俺は……知っている、この身で全て味わって来たんだ。
因果が俺の身に降りかかると言うなら何度でもそれを打ち砕いてやる!
今日こそ、……俺は勝利するッ!!!

>>48
オルステッドの声が違う、だとッ!?
変声期なのか?(違います)
別人になっちまったのかよ、オルステッド。
口調すら違うって原型留めていないぜ。しかもてめえ、この後に及んで
全然反省してないようだなあ!?
ただぬくぬくと他者の賞賛の視線を浴びて勝ち続けて来たてめえ!
今日こそ、その鼻っ柱を叩き折って屈服させてやるぜ!オルステッド―ーー!

>>49
ワット・ナーベって誰だ?
……って冗談だ。冗談。ちゃんと覚えているさ。
強さは1ぐらいなんじゃないのか?まるで弱かったぜ。
何にしろオルステッドが化け物みたいに強えんだッ!
国一番の武術自慢が集まる大会で一位になるぐらいだ。
ルクレチア王国で一番強いのがオルステッドだ、と言う事は認めざるを得ねえ。
ふと思ったが剣と魔法だと魔法の俺の方がかなり不利なんじゃねえのか?
詠唱にも時間がかかるし懐に飛び込まれたら圧倒的に
力負けしちまうじゃねえか。そこん所、お前はどう思ってんだ?

52 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/07/31(Sun) 20:01
高原「お前を倒せば俺が世界最強だ」

53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/01(Mon) 15:04
>詠唱にも時間がかかるし懐に飛び込まれたら圧倒的に
>力負けしちまうじゃねえか。そこん所、お前はどう思ってんだ?
SFC版プレイしていた当時から武術の大会に魔法一本で挑むのは
無理があんだろ…と思ってた
逆に考えるならそんな武器殴り上等の大会へあえて魔法だけで参戦し
接近戦の弱さというハンデをものともせず、決勝まで勝ち上がれたんだから
魔法使いストレイボウは並の戦士より断然優れている事になる
…あ、やっぱりオルステッドが規格外に強いって結論になってしまうな

あとライブアライブと言えば、各編で主人公が敗北した後にちょっと演出あるじゃないか
ストレイボウが勝ったらストレイボウが優勝した姿でも見られるのかと期待して
うちのオルステッドに最初は強くぶつかって、後は流れでお願いしますって
八百長頼んでみたのに確か特に何もなくてがっかりしたよ

54 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/01(Mon) 17:00
アリシアに対する最大の擁護がお花畑箱入り娘がストックホルム症候群でおかしくなっていたから仕方ないってのがウける
しかしこれを肯定してしまうと助けてくれたのはストレイボウどころかどんなゲスでも良かったってなるのが救いようがない

55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/01(Mon) 18:40
やーいやーい、敗北者ぁー(ニタニタ)

56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/01(Mon) 19:17
治り草→小技の舐めプでも簡単に倒される雑魚魔法使いがいるらしいな

57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/02(Tue) 08:22
オルステッド「ハァ、ハァ・・・。」
ヴァーリ「そろそろ・・・ケリつけるか。」
オルステッド「そう・・・だな・・・。」
(血まみれの状態のまま、お互いに距離を取る)
オルステッド「全てを焼き焦がす、塵滅の一撃・・・。」
ヴァーリ「俺の最大魔法だ、山ごと消えろ・・・!!」
(2人の周囲に炎と稲妻が飛び交い、周辺を破壊していく)

58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/02(Tue) 16:46
>俺は、強い……俺は勝つ……ッ!イメージトレーニングの中では
>負け知らずなんだよッ!!!

某バキ風にいうなら己の都合の良い弱いオルステッドをイメージした時点で負けていた…っ!ってなるな

59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/02(Tue) 17:21
オルステッド
「弱き者から狩る…っ!」

60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/03(Wed) 02:26
スト公 スト公 敗北者! ゴミ山 大将 敗北者!

61 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/03(Wed) 15:19
YOU LOSE

CONTINUE…?

CREDIT 00

62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/05(Fri) 16:54
アリシアとヨヨを摩り替えておいた。何、礼はいらないぞ

63 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/06(Sat) 06:13
>補助アイテムの力に頼る為に
いや、だから【1で固定されてる】んだってば!つまりどんなアイテムを使おうが、どんな魔法を使おうが、どんな装備に身を包もうがパラメーターは1から変わらないの!!(みぞおちに全力の正拳突き)

64 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/08/08(Mon) 21:51
>>52
最強だと?ククク……ヒャハハハ、
ヒャーーーーーハッハッハッハ!世界最強にこだわるなんて
まだまだ甘いぜ。
そう言うのを浅はかって言うんだッ!平たく言うと最強馬鹿って奴だ。
仮に俺を倒して世界最強になったとしても何になる?
お前を倒して世界最強の座を奪おうとする奴が後から後から出てくるだけだ。
いいかッ!?最強なんか目指さなくてもなァ!
男には、ライバルに勝ったと言う実績さえあれば良いんだよッ!
そこの所、理解出来るのかよ!!!

>>53
普通の人間だとそう思うだろ。
剣術と魔法では土俵が違うってな。
魔法の術者がどう考えても不利過ぎるんだよッ!
ヒャヒャヒャ、そうだ。その通りだッ!
俺は魔法使いにしては強い方だ。
オルステッドが一位だとすれば俺は二番目に強いと言うことになる。
だがよッ、それじゃ駄目なんだ!
二番目はつまり敗北者って事なんだよ!!!
何時までも負け続ける訳にはいかないぜ。

何ッ、武術大会で八百長だと!!!
馬鹿野郎が、八百長なんてクズのする事だッ。
俺は手加減されて勝つ程、落ちぶれてはいないんだよ!
だがその検証は貴重だなッ!
てっきり俺が優勝者となって晴れて王女の婚約者に
と言う展開になると思いきや何も演出がなかったとは吃驚だぜ。
俺が優勝者になるルートすらないとは、手抜きにも程があるッ!

>>54
そんな擁護があったとは知らなかった!
ストックホルム症候群か……
そもそも俺は敵側の人間じゃねえぞ。
ストックホルムってのは、敵対する人間に対して恋心を持ったり
共感してしまう症状じゃなかったか?
俺ぁ、誘拐はしてないぜ。ま、誘拐はともかく監禁については
弁明はしないがなッ!
後、俺に同情してくれたアリシアを悪く言うんじゃねえ!
彼女は優しい女だ、悪女なんて言ってた奴も居るがそんな訳ないんだよッ!

>>55
ッの野郎!!!
戦いに負けた犬に追い打ちで石を投げるような行動しやがって!
今日と言う今日はそのニタニタ顔が変色するまで殴りつけてやるぜ!
おい、こっちへ来いよ!どうした。同じ土俵に立って勝負するのは
出来ないってのか?
ふん!怖気づきやがって。いいか、二度とその面(ツラ)を
俺に見せんじゃねえ!!!

65 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/08/08(Mon) 21:56
>>56
雑魚魔法使いとはまさか俺の事か?
随分と馬鹿にされた物だ。
そうだッ!良い事思いついた。治り草の群生地をあらかじめ魔法で焼き払えば、オルステッドの
回復手段がなくなって俺の勝利が確定するぜ!
だが、俺がこの魔王山から離れている間に奴がもし来たら……?
くそッ大人しく魔物たちに命じて治り草の群生地を滅茶苦茶に
してやるぜ。
えッ!?それはゲームの都合で絶対に出来ない、と?
知った事か!奴に勝つ為にはどんな手段でも使うストレイボウ様だッ!
無理を通して見せるぜ!

>>57
何だッ、まだ奴らの戦いが映ってやがる!
電波は何処から来てやがるんだ。言っとくが毒電波で受信している訳
じゃあないからなッ!
ククク……ヒャヒャヒャヒャァ!いい調子だッ!
その調子で互いに消耗してどんどん血を流しやがれッ!
傷ついて立ち上がれなくなった所を一網打尽だぜえ!!!

>>58
な……な……、何だと?俺が自分に都合のいいオルステッドを
イメージしていたから負けるだと?
くそッ!そんなのは認めねえ!!!
自分で自分に甘えていたって事なのかよッ!
だが俺の想像の範疇では、都合良く弱いオルステッドしか思い浮かばねえ。
ならどうすれば良かったってんだよ!

>>59
俺のライバルならそうじゃなくちゃなあッ!?
俺はもう昔の俺じゃねえ。それを今から見せてやるッ!
弱いストレイボウのままじゃあ居られねえ。
舐めてると酷い目に遭うぜ!って屁理屈はいいからさっさとかかって来い、と
言ってるのか?見せてやるぜ、俺の全力ッ!
あの世で俺に、詫び続けろオルステッドーーーーーーッ!

>>60
くッそ……ま、また負けてちまったのかよ。
視界が霞むぜ。俺は全力を出してもオルステッドには勝てないのか……
遠くから声が聞こえてくる……敗北者、だと?
ごみ山の大将……くそッ、
馬鹿にしやがってえーーーー!!!(その声を聴いて起き上がって来る!)
ヒャハ、ヒャハハハハハ……俺のしぶとさを舐めて貰っちゃあ困るぜ。
もう一回戦、やろうじゃないかよッ!(足元がふらつかせながら高笑い!)

>>61
ああ、もう一回だ。何度だって立ち上がってやるし
何度だって立ち塞がってやるッ!
だが、これ程血を流してしまったら流石の俺でももう終わりかもな……。
時間よ。巻き戻れッ!
敗北した時間軸を魔法で強制的に無かった事にしてやるぜーーーーッ!!!
(注釈・ゲーム内でそんな魔法はありません)
ヒャヒャヒャ!巻き戻った事でフルパワーの俺が戻ってきたぜ。
ああ、何度だってスレッドタイトルを回収してやる。
あの世で俺に、詫び続けろーーーーッ!

66 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/08/08(Mon) 21:59
>>62
何だ、アリシアが別人に……って言うか摩り替えたのかよッ!
何だ、このビッチな風貌の女は。
「パルパレオスの元に返して!」とか言ってるが正直俺の手に負えないぜ……。

おいッ!>>62!!!責任持ってこの女を元の世界に送り届けろ。
それでアリシアを戻せッ!
戻さないと酷え目に遭って貰うぞ。
具体的に言うと、フェミノフォビアのエロ攻撃で寸止めを味わって貰うッ!

>>63
あのなあ、黙って放置してたが俺を貶める為に設定作ったのかは
知らないが俺のパラメーターが強制固定1になるとかの確定は無しだ。
そもそも全パラメーター1で中世編のラスボスが務まるかよ。
ストーリーが破錠しちまうような改変を押し付けるのは無しって事だ。
それで補助アイテムってのは、アモンブラッドやデモンズクラウドだ。
これらならパラメーター関係なしに攻撃手段になると思ったんだがな!

67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/09(Tue) 21:27
オルステッドに嫉妬し過ぎてはいけません

68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/10(Wed) 01:23
>(足元がふらつかせながら高笑い!)
はーい、ドーン!(足払い)

69 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/10(Wed) 14:09
100回逃げたら伝説の魔物に襲われて殺されるらしいが100回負けても同様に襲われて殺されるらしいよ
つまりやりなおしは100回が限度ってことだな

70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/10(Wed) 21:07
ストレイボウにしくじり先生への出演依頼が来てるよ

71 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/11(Thu) 12:32
ライブ・ア・ライブのヤムチャ、それがストレイボウ

72 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/12(Fri) 16:59
これから死んでやり直す度リセマラでガチャ(スクエニ鬼畜確率)ひく権利をやろう
今回は木の棒5個と荒くれ者5人な

73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/12(Fri) 20:13
オルステッドに 魔法を反射する鎧(攻+2000、防+1900、速+255) をプレゼントしておいたぞ!嬉しかろう?

74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/14(Sun) 03:11
いきなりですまんが一つ聞きたい

28年の時を経て変わってしまったとあるヤンキーエスパーの行動があるんだが、
お前さん的には変わる前と変わった後のどっちが人としてありえんと思う?
その行動とは、パシリにしているイジメられっ子を使って
自分が引き取られた施設で散々世話になったねーちゃんに対してした事なんだが・・・

変更前:パンツを盗ませる
変更後:施設の子供達の為に溜め込んでいたへそくりを盗ませる

ちなみに、盗み自体は最終的にどちらも成功してしまっているんだ・・・これがな!

75 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/14(Sun) 17:32
オルステッドはひと夏の経験で童貞捨てているからね
そりゃ強さの桁が違う。チェリーボーイのストレイボウでは勝てるはずもない

76 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/08/14(Sun) 23:00
>>67
ヒャヒャヒャァ!今更聖人君主みたいな口調でそんな事を
言ったって無駄だ、無駄だあッ!
いいか、嫉妬は人間としての自然な感情だ。
その誰にでもある感情を持つなと言う方がおかしいんだよッ!
それにオルステッドが全部悪いんだ!!!
あんな奴が親友として身近に居たら俺はいつだって
奴の引き立て役に成り下がっちまう。
だからな!俺は計画を立てた。奴を陥れ守ろうとした人間に
逆に憎悪されるように、仕向けたんだよッ!

>>68
ここで一つ俺が詫びる事がある。
足元「を」ふらつかせながら大笑い!と言いたかった。
誤字ってたんだ。すまない、すまない……
って今日の俺はなんだかしおらしいぜ。
きっと先程の足払いですっ転んで頭を打ったせいだな。
と言う訳で、誤字は俺の敵だッ。あの世で詫び続けない為に誤字はするなーーーッ!俺ーーッ!

>>69
なるほど、やり直しにはそんな罠もあったのかよ……。
教えてくれて助かったぜ。俺は100回負けるまでに必ずオルステッドに勝つ!
ヒャヒャヒャヒャ!
俺の戦いに逃げる選択肢は無い。と同時に奴にも逃げる選択は無いッ!
どちらかが倒れるまで、とことん戦ってやる。
これが俺たちの宿命だ、オルステッドーーーーッ!!!

>>70
そんな出演依頼が来ても俺は出ないぜ。
何だよ、そのしくじり先生って奴は。
胡散臭いにも程がある!俺のしくじりを見てそれを半面教師にして
視聴者を成長させるとか言う趣旨なんだろ、どうせ。
いいか、今までの俺はしくじっていたかもしれない。
だがオルステッドを罠に嵌めた時点で俺の勝ちは確定している筈だッ!
ヒ、ヒヒヒィ。絶望と屈辱にまみれて死にやがれーーーーッオルステッドーーーーッ!

77 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/08/14(Sun) 23:04
>>71
ヤムチャだと?あんなヘタレと一緒にするな!馬鹿野郎!
あんまり詳しくはないが相手の力を見くびって(サイバ〇マン戦で)
コロッと死んだり、元恋人を王子に寝取られたりしたただの雑魚だろ、そいつはよッ!?
俺と何処が似てるんだッ!8文字以上16文字以内で説明してみろよッ!>>71ーーーーッ!

>>72
うわッ、なんて極悪なガチャの確率なんだ……ッ。
流石の俺もこれは鬼すぎて消費者庁に通報せざるをえないぜ。
なんてな。俺の強運があればリセマラガチャ等軽々と当てて見せるぜ!
って木の棒と荒くれってそれがガチャの中身かよ。
はっきり言って要らないぜッ!ま、電子のゴミだ。ゴミは電子の海に帰るだけだ。

>>73
……はっきり言って 嬉 し く ね え ーーーーッ!!!
何だよ、その魔法を反射しつつ能力が大幅に向上する系の装備は。
それは魔法使いの俺を絶対に殺す鎧だろうが!ずるいだろうがッ!
なら対抗する為に、俺にも何か装備を見繕ってくれ。
言っとくが弱体化する武器やローブはお断りだからなッ。

>>74
結論から言ってやるがどっちも ク ズ だ 。
パンツは、まあ年頃の少年だったら狙ってしまう事もあるが
それはただのパンツ泥棒、犯罪者だ。
盗まれた方の気持ちが分かるのかッと問い詰めたい案件だな。
へそくりの方はもう擁護のしようがねえ。
民家のタンスを開けて毒消し草をこっそり盗んでいく勇者よりもひでぇ奴だ!
せめて盗むなら編み物とワッペンぐらいにしろ、とそいつに伝えろよ!
ッたく、ひでえ事するヤンキーがこの世に居るんだな!

>>75
な……、な……何だと!?オルステッドが俺を差し置いて童貞を捨てて
居ただとーーーーッ!負けた、俺の負けだ。オルステッド。
そりゃあ童貞の俺が勝てる訳が……、いや!俺にはアリシアが居る。
泣いて頼み込めば童貞を捨てさせて貰えるかもしれん。
アリシア……、こ、今夜俺と……!だ、駄目だ。これ以上言うには勇気が足りない。
くそッ、くそおーーーーッ!!!

78 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/16(Tue) 18:53
1回限りの勝負を負けたら3本勝負2本先取だったと駄々を捏ね、負けたら実は5本勝負だった…これからが真の戦いで7本勝負…
今から本気の9本勝負とか言い出す素晴らしい見苦しさを感じる

79 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/16(Tue) 19:17
オルステッドって伝説の勇者みたいでかっこいいよな!

80 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/16(Tue) 19:58
>どちらかが倒れるまで、とことん戦ってやる。
>これが俺たちの宿命だ、オルステッドーーーーッ!!!
無限ループって怖いね!
ストレイボウの恨みっぷりからはなんかもう積年感がある気がしてならないんだが
オルステッドのせいで過去に被った損失や害の中には今なら
かろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜じて!許してやらなくもないかなって事はなんかない?

81 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/17(Wed) 16:23
>俺と何処が似てるんだッ!8文字以上16文字以内で説明してみろよッ!

かませ犬かませ犬かませ犬かませ犬

82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/17(Wed) 19:13
別にガチンコ勝負でなくても他で勝てばいい。ラブレター貰った数とか
あ、ストレイボウは0だから勝負にならなかったね。オルステッドは三桁行ってるらしいし。悪かった

83 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/17(Wed) 20:10
まあよくわからんけどスクエニのソシャゲでライブアライブコラボあった時にオルステッドはSSRのあたり枠でストレイボウはRの外れゴミ枠ってのだけはわかる

84 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/18(Thu) 12:17
カイン(FF4)
「情けない奴!」

85 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/18(Thu) 16:57
>なら対抗する為に、俺にも何か装備を見繕ってくれ。
しょうがないにゃあ……。いいよ。

つ【魔法の威力を3000倍にする杖(攻+3500)】
つ【鎧以上の防御力があるローブ(防6800+、速+205)】

86 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/19(Fri) 19:46
決戦で毎回毎回嘘だっ!嘘だっ!嘘だっ!嘘だっ!嘘だっ!と絶叫して惨めに敗北してはやり直すのは疲れない?

87 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/20(Sat) 12:17
ライバルを自称してるザコキャラもとい魔法使いが鬱陶しいんだけどどうしたらいい?

88 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/20(Sat) 18:02
近年社会問題と化しつつある粘着ストーカー行為はどうおもいますか?

89 名前:ワット・ナーベ(息子) 投稿日:2022/08/20(Sat) 22:27
…見つけたぞ、やっと見つけたぞストレイボウッ!
父の無念を晴らす為、今日の日を待ちわびたぞ!!
貴様を倒したい一心で長き苦難の旅の末に流れ着いた先の道場の門を叩き、
道場主のご子息と共に血の滲む修行で体得したこの技で、父の敵を討つッ!

修行の日々を送る最中に義破門団の襲撃に倒れた師と、
義破門団の道場へと敵討ちに出向き、帰らぬ人となった師のご子息たる兄弟子の無念、
そして…この俺の怒りが、今こそ貴様を倒す!

これが…!ワン・タンナベ拳!!最終奥義ッ!!!



                 ど は つ 天 突 拳


(目も開けていられない程の眩い閃光が辺りを覆い尽くしたかと思ったその瞬間、凄まじい大爆発が!…後はお察し下さい)

90 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/21(Sun) 22:53
オルステッド「ストレイボウ・・・貴様はやり過ぎた。」
(静かに剣を抜き)
オルステッド「元とは言えせめてもの友の情け、後ろにいる女と共に冥府に送ってやろう・・・いざっ!」

91 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/21(Sun) 23:23
BGM:負け犬にアンコールはいらない

92 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/23(Tue) 16:06
こども
「ねえ、おじちゃん、デストレイルとアンバーストームってどっちがすごいの?」

93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/08/30(Tue) 17:45
敗北!終了!

94 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/09/14(Wed) 01:35
今修行から戻ったぜ!これであいつを越える力を身に着けた……!
ヒャヒャヒャ!生まれ変わったストレイボウ様の力を見せつけてやるッ!!!

>>78
な、何だとッ!?俺はそこまで見苦しくは無いぞ。
そりゃあ時を戻す魔法なんてのは本当は無いし、一度限りの試合に
後出しで追加をするのは常套手段なんだよ。
それとッ!俺がどんな手を使っても勝ちたい、とそう願う事を
馬鹿にするなッ!!
分かってる、分かってるさ!オルステッドには永久に
勝てないって事を。それでも、俺は挑み続ける。
負け犬の人生はもう嫌だからな!

>>79
またそんな事を言ってやがる……どいつもこいつも口を
開けば勇者オルステッドが素晴らしいとかかっこいいとか
強そうとか頼もしいとかそればかりだ。
俺は言及なんてされた事はほとんど無いぜ?
一体、この差は何なんだよッ!
俺だって一度ぐらいはあいつみたいに賞賛されたいんだッ!
フォビアズ!出て来て俺を讃えろッ。
人間からは褒め讃えられる事はなくても、魔物なら俺の
味方なんだよッ!

>>80
何時の間にか無限ループに突入してたのかよッ!
ここでの俺とオルステッドの戦いは永劫に続く……それ程
あいつに対する恨みは強いんだ!
かろうじて許してやらなくもない案件?
そんな事がある訳が……いや、一つぐらいはあるかもな。
あれは武術大会の前日だった。
オルステッドがやってきて「手加減は無用だ。お互い全力で
戦おう」と言ってきやがったんだ!
それは俺も望む所で手加減された状態で勝つなんて俺の
プライドが許さないからな!
次の日、一切の手加減無しで勝ったのはオルステッドだった。
勿論負けて悔しいし、アリシアへの想いがあったから
取返しのつかない苦しさを感じたがただ一点、
お互いに正々堂々の勝負をしたと言うのには満足してるぜ。
そう言う高潔さがオルステッドにはある。
だから武術大会のあの時のオルステッドを少しは許す気になったのは最近の事だ。

>>81
くっそお!はっきり言いやがって!しかもかませ犬連呼かよ。
いいか、そのヤムチャって野郎を擁護する訳じゃないが同じ匂いのする者
同志何処か二人分の言い訳を考えちまうんだよッ!!
何がかませ犬だ……くそッ、名無しにまで馬鹿にされちまって最高に気分が
悪いぜ。そうだ、俺は修行してきたんだった。今までよりパワーアップした
この力を見ろ!!!使う魔法の一つ一つを少しずつ改良してより攻撃に特化させたんだ。
昨日までの俺と見くびっていたら泡を噴くぞ!


今日はここまでだ。また近い内に来るからな!

95 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/14(Wed) 12:41
おう、居たんかw
あんまり音沙汰ねーからてっきりアリシアとどっか逃げたかと思ってたわw

96 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/14(Wed) 20:34
オルステッドにむかついたってしょうがないじゃーんww

97 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/17(Sat) 20:22
ストレイボウ…?あー、スクエニの人か
確かあそこの人って断末魔が「ウボァー!」か「ぬわー!」だって聞いたけど
アンタはどっちなん?

98 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/09/17(Sat) 21:15
今回は新しい質問から答えて行くから順不同になるぜ。

>>95
居たとも。まさか俺の影が薄すぎて姿が見えなかったとか言うオチじゃあ無いだろうな!?
(言ってない)。あぁん?アリシアと愛の逃避行だとぉッ!
そんな訳があるかよ。ここでとある格言を引用するぜ。
逃げた先に楽園なんざありはしねえんだよ!!!
ま、それはさておき長く空けちまった事は詫びる。
何だ?不思議そうな顔をして……俺が詫びるのがそんなにおかしいか?
たまになら俺も悪いと思うんだよ!

>>96
しょうがないと言われてもなッ!
俺のこのはらわたが煮えくり返り怒髪天を衝く感じがてめえにッ!
てめえなんかに分かられてたまるかよ!
ずっと我慢して来たんだ。二位に甘んじていたッ!
ルクレチア王国の武術大会でも優勝出来なかった情けない俺さ。
全部、オルステッドが良い所をかっ攫って行きやがるッ。
そこで俺は考えた訳だ。オルステッドを陥れ地獄へ落とせば
俺に日が当たるんじゃないかってな!
あいつは、あいつだけは叩き落してやるッ!!!

>>97
スクエニの人?あぁ、そんな言い方もあるのかよ。
そう言われたのは初めてだからちょっと驚いているぜ。
断末魔だと?それは想像に任せるぜ。
大体、リメイク版ライブアライブの中世編のラストは公式からのお達しでネタバレ禁止に
なってるしな( メ タ 発 言 )
ま、ネタバレ禁止と言いつつ俺はリメイク版発売前からネタバレしまくってた
訳だが……。それはこの際横に置いておこう。
ウボァー!かぬわー!って言うのは多分、他のシリーズのラスボスの叫び声
だろうな。
あまり台詞が多くなくて断末魔だけ有名、ってのも何だか泣ける話だな。

>>82
ムググググ……何でオルステッドだけがラブレターを貰ってんだッ!!!
しかも三桁もだ!
おかしいだろうが!理不尽だろうが!ガチンコ勝負だろうがそうでなかろうが俺が勝つ場面は
一度もねえッ!
全部オルステッドが美味しい所をかすめ取って行きやがる。
誰か俺にラブレターを書けよッ!
背景、ストレイボウ様。貴方のご活躍を影から見ていました。
流れるようになびく黒髪、魔法を放つ時の男らしい動作、勝利のポーズがキマって
いてそのお姿に惚れました……付き合ってください!
とか何とかよお!
思わずラブレターの中身を妄想しちまったが、こんな内容で貰っちまったら
二つ返事だよ!この野郎!!!

>>83
コラボについては詳しく無いんだが、ひょっとして
それはホーリー○ンジョンとか言う奴か!?
何でオルステッドが最上位のレアで俺がゴミカス枠なんだッ!考えた奴は変人かッ!
フン……この俺の良さが分からない奴にコラボを行う資格無しだ。
とっとと荷物を纏めてゲーム界隈から去れ!と言いたい所だが
ホー○ーダンジョンはとっくの昔にサービス終了していたぜ。
ざまあみろってんだ。この俺様を最上位のレアに設定しなかったから罰がくだったんだッ!
ヒャハハハハハハッ!俺を蔑ろにする奴には必ず天罰だッ。


一旦切るぜ。

99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/18(Sun) 16:36
オルステッド
「がはぁ!強すぎる!まるで歯が立たない!ストレイボウ恐るべし」(ガクッ

>>オルステッド(イメトレ)1万体目撃破

100 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/19(Mon) 18:50
俺も魔王になりたい

101 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/09/19(Mon) 22:37
>>84
何が情けない奴!だッ!お前の方が俺より何倍も、何十倍も情けない奴だぜ!
友人を裏切り、友人の女に横恋慕たぁいい度胸だな。
挙句に良いように手ゴマにされて「俺は正気に戻った!」だろ?
ん?……おかしいな?何故か既視感を感じるぞ……。
もしかして、俺はお前でお前は俺なんじゃないのか?
あまりにも態度や境遇が似すぎている……ひょっとして俺達は
鏡に映った者同士なんじゃないか?
それと一言お前の友人に伝えておいてくれ。

セシルの声って、俺の声と似てるよな?

>>85
フン!最初からそうやって素直に出せばいいんだよッ!
どれどれ、おッ。これはなかなか良い装備だぜ。褒めてやるッ!
魔法の威力が3000倍……ヒャヒャヒャ!3000倍にもなったらかなりの威力が
期待出来るな。おまけに防御の薄さを補う防御力アップのローブか。
ヒャッヒャッヒャァ!
今なら俺は……あいつに勝てる!

>>86
それは何かの皮肉かよ?あぁ、疲れないぜ。
やり直したら体力(HP)は元通りになるし何の問題も無い。
おまけに負けた記憶すらリセットされるから、屈辱感も無い。
時を戻して再戦するのはいいぞ……!
一度やれば病みつきになるぜ。
何だ?時を巻き戻す技(リセット)は主人公だけの特権、だとッ!?
うるせえ!!!このスレでは俺が主人公みたいなもんなんだよッ!

>>87
何だァ!?ここはお悩み相談室じゃねえ!
しかも何だ、その言葉の組み合わせは。
それは、まさか俺の事じゃないだろうなッ!
雑魚キャラとは酷い言われようだぜ……いや、待て。俺ッ!
こいつが言ってるのは俺の事じゃあ無いかもしれねえ。
短気は損気だ。
……さっきも言ったように、俺は相談役じゃないからな。
別の所で聞いてくれ。

>>88
粘着ストーカー行為についてか?
ストーカー被害に遭うのはほとんど女だと言う前提で話を
進めるがはっきり言って迷惑行為だッ!
どうせあわよくばその女性と仲良くなりたくて生活を監視したり
道の後ろからぴったり後を付けて行ったりしてんだろ!
ガキじゃあるまいし良い年した男が普通そんな事をするかッ!?
男は女より力が強いんだから野生の熊に狙われて追いかけまわされるのと
同義だ!人の迷惑を考えろってんだッ!

>>89
あァ?誰だ、てめえは。
俺は今イメージトレーニングでオルステッドを倒すのに忙しいんだッ!
てめえみたいなガキがしゃしゃり出ると鬱陶しいんだよ!
しかも俺の名前を何故か知ってやがる。
俺が父の仇だと?
ヒャヒャヒャ、ヒャーーーーヒャッヒャッヒャ!
てめえは武術大会のあの時惨めにも俺に負けたワット・ナーベ
のガキか。
面白れえ!俺にその力が通用するか試してみろってんだッ!

うおッ!眩しいじゃねえか。
一瞬ビビっちまったが、口程にも無い。
そんな技、痛くも痒くも無いぜ。
挙句に自爆か?ハッ!情けねえ奴!やっぱり蛙の子は蛙って
事が証明されただけだったなッ!

102 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/20(Tue) 08:15
魔王山の石像の間なんだが・・・

何か足りない気がしたんで石像の配置少し弄ってから
真ん中にストレイボウの像追加しておいた

・・・いや、どうしても必要な気がしたんでちょっとな

103 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/20(Tue) 19:32
>今なら俺は……あいつに勝てる!
いやー、気に入ってくれて良かったよ!杖の方は【魔法の威力が上がる代わりに、戦闘時に技(スキル)以外のコマンドが使えなくなる】し、ローブの方は【装備すると魔法が使えなくなる】し、おまけに両方とも共通して【一度装備すると二度と外せない】しで売れ残ってたんだ

104 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/09/23(Fri) 13:36
>>90
ヒャッヒャッヒャァッ!
ついに対決の時が来やがったなあ!?
この日をどんなに待ちわびていたか、てめえに分かるのかよッ!
分からねえだろうなあ!?
何しろてめえは、てめえだけはッ!生かしちゃあおけねえ。
何がやり過ぎだ!ここまでさせたのは全部てめえのせいだッ!
アリシアまで手にかけるつもりかよ。
つくづくてめえって奴は融通が利かねえ。
負けるのはそっちの方だぜ!(この後、オルステッドにぼこぼこにされました)

>>91
くっそお!またやられちまったのかよ……血が止まらねえ。
……ん?何処かから歌が聞こえて来るぜ。
何だよ、この歌は……
駄目だ、力が抜けて……
(ストレイボウ、敗北エンディングに突入する!)

>>92
誰がおじちゃんだ!どう見てもお兄さんだろうが!!!
このガキィ!口の利き方がなってねえ。
しかもいちいちカンに障る質問しやがって!
そりゃあアンバーストームだろうがよ。
デストレイルなんてクズだ、クズ!
実際に模擬戦で試してみるか?
ここに魔法で作り上げたシミュレーション戦闘映像がある。
もしデストレイスとアンバーストームが、ガチでぶつかった場合どうなるか
シミュレーションしてみるぜ。

(ドガアアアアアアア!デストレイル発動!)

グ、グフッ!何だ、この衝撃は。
まさかデストレイルの方が威力が何倍も上だとか言うんじゃないだろうな!?
くそお、くそおッ!

>>93
まだだ、まだ死なねえ。瀕死の淵からでも不死鳥のように
蘇るストレイボウ様だッ!
何ッ?この世界に不死鳥が居るのかって?
確かに伝説上の存在だし実際には見た事はねえが例え話に出すぐらい
なら良いだろうがッ!
不死鳥は死期を悟ると自ら火の中に飛び込み、体を燃やしその火の中から
新たにひな鳥に転生して活力と共に飛び立つと言われているぜ。
俺も倒されても何度でも立ち上がる。
そうだ、執念と怨恨がそうさせるんだッ!

>>99
ヒャッヒャッヒャッ!
てめえ如きが俺に剣を向けるからそう言う惨めな結果になるんだよッ!
カーーーーッ!一回で良いから言ってみたかったこの台詞。
かなり気持ちが良いぜ。
今日もイメージトレーニングが捗ったな。
さて、安らかに寝るとするか。
うーーーーん、うーーーーーん……ち、ちくしょうッ!

(夢の中でオルステッドに負けて無残な敗北を喫する事になってうなされるストレイボウだ!)

105 名前:今更ながらの"ストレイボウ"の軌跡 投稿日:2022/09/23(Fri) 21:49
ルクレチア王国で開かれた武闘大会で決勝戦まで勝ち進むも、決勝戦で親友でありライバルでもあるオルステッドに敗れ、王女アリシアへの求婚の権利を取り損ねてしまう。
だが、アリシアが魔物によって魔王山へと攫われた事を知った彼は、彼女を救う旅に出ようとするオルステッドを待ち構え、昔からのよしみで彼に同行を申し出る。
そして旅の過程で、かつて先代の魔王を倒した勇者ハッシュとその仲間であった僧侶ウラヌスとも仲間になる。魔物達との度重なる苦闘の末、魔王山の最上階の部屋へと足を進めた彼らは、そこで待ち受けていた魔王と遂に対決し、勝利を飾る。
しかし、その魔王は偽者であった。その事をハッシュの口から告げられたストレイボウは焦燥感に駆られ、ハッシュが息も絶え絶えに病で死に伏せるのに目もくれず、魔王像を見回す。すると、彼は魔王像の隠し通路を開く仕掛けに気が付く。
その時、彼は今まで抑えていた気持ち…オルステッドを出し抜いて、自分が先にアリシアを救おうという気持ちが爆発した。そして魔術によって、あたかも魔王山の罠の様に見せ掛けて落盤を引き起こす。
三人で脱出する振りをしてオルステッドとウラヌスが出口の向こうに行ったことを確認した彼は、魔術を強めて出口を落盤で塞ぎ、自分は逃げ遅れて落盤に巻き込まれて死んでしまったと二人に思わせることに成功。彼は念願を果たす。
だが、それでも気が収まらなかったストレイボウは、オルステッドを絶望のどん底に突き落とすべく、意気消沈してルクレチア王国に戻り、城の寝室で眠っていた彼に幻覚の術をかけ、ルクレチア王を魔王に見せて殺させることで王殺しの罪と魔王の汚名を着せる事にも成功する。
あれほど自分を「勇者」と持てはやしてきた人々から「魔王」という罵声を浴びせられ、オルステッドは王国から追放されてしまう。行く先々で恐れられ、罵られ、当てもなく彷徨い行く彼が行き着いた先は、ハッシュが隠れ住んできた山(勇者の山)の山頂にある墓(勇者の墓)だった。

「姫は……お前が助けに来ると……信じている………。
信じてくれる者が一人でもいる限り……その人間を………………信じるのだ……!」

ハッシュの今際の言葉を回想したオルステッドは、身を挺して自分を逃がしてくれたウラヌスを放っておけないという気持ちが芽生えたのか、ルクレチア王国へと引き返す。当然ながら兵士に発見されて捕らえられ、明朝に処刑されるという形で彼は投獄されてしまう。
そしてオルステッドは、拷問に掛けられた瀕死のウラヌスと牢獄内で再会する。憔悴しきったオルステッドにウラヌスは、人間を憎んではならないこと、また、だからといって己自身を偽ってもいけないこと、そして、彼にはまだすべき事が有ることを説く。

「ハッシュやワシらが命を賭けて守ったものを……今度はお前が……………守り続けるのじゃ……!」

と、オルステッドに希望を託し、最後の魔力を振り絞って牢の出口を開き、息絶える。ウラヌスの、命を費やした助けを得てルクレチア王国から脱出したオルステッドは、真相を究明すること、そして再び姫の救出に向かうことに全ての望みを賭け、魔王山を再び登る。
以前よりも強くなっている魔物達を単身で蹴散らし続け、何故か落盤があった筈の最上階の部屋に入れるようになっていることに多少戸惑いながらも、遂に魔王像の隠し通路を見つけ、この先に今度こそ自分を信じて待ってくれる者がいる筈だという思いを胸に、長い隠れ通路を突き進む。
そして、もう一つの魔王像が建っている山頂にまで至る。

そんなオルステッドに対してストレイボウは、魔王像にある隠し部屋から自ら姿を現す。死んでしまった筈の親友が目の前にいることに驚愕する彼に、冥土の土産とばかりに事の顛末を明かす。
そして、自分がいくら努力しても、何においても自分を上回るオルステッドに対してどれだけ劣等感を抱いていたか、どれだけ苦しい思いをしてきたかを激しい憎悪を込めて告白した彼は、オルステッドを倒すことで彼を超えんとする。
だが、憎しみによって以前より強大な力を得ても尚、彼は敗れ逝くことに。結局ストレイボウは最後の最後まで、オルステッドを超えることは無かった。

106 名前:"勇者"の末路 投稿日:2022/09/23(Fri) 22:46
恐らくはアリシア並(若しくはそれ以上)にライブアライブ中で嫌われているキャラだろう。
決勝戦前に「遠慮は無しだ。友達だからといって手加減などしたら許さんからな!」などと言っておきながら、負けた後もずっと屈辱感やアリシアへの未練を引きずったまま、彼のことを親友だと信じているオルステッドの心を完膚なきまでに傷つけるような裏切り行為に出るその様は、まさに悪役と呼ぶに相応しい。
そんなストレイボウの、親友だと信じていた者の裏切りに深く傷いたオルステッド。最後まで敗者となって倒れ伏す、かつて親友だったストレイボウを"見下げ果てた卑劣な裏切り者"などと詰るには、彼の性格は実直すぎた。
勝者となって戦いを終えた彼の胸中に勝利の余韻や達成感などはなく、只々言い表すことの出来ない虚しさと悲哀だけだった。
その時、そんな気持ちに暮れる暇もなく、隠し部屋からアリシアが出てくる。仲間が皆死に、ルクレチアの民が信じてくれなくなった今…彼女だけは、決勝戦の日の夜に愛を誓い合ったアリシアだけは自分を信じてくれている。
そう思い、彼は彼女に駆け寄ろうとする。
だが……………

「来ないで!」

掛けられた言葉は、感謝の言葉でも慰めの言葉でもなく、ただ忌まわしい者を遠ざけようとする拒絶の言葉だった。
再び驚愕するオルステッドに目もくれず、アリシアはストレイボウの亡骸に寄り添い、座り込む。動かなくなったストレイボウに手を添えつつ、彼女は言う。

「………………オルステッド………………
 何故………来てくれなかったの………?
 私は待っていたのに………

 ………………この人は………
 ストレイボウは来てくれたわ!

 ………………この人は………いつも………
 貴方の陰で苦しんでいたのよ………。」

ストレイボウに先に助けられ、そして彼から、彼が今までどれだけオルステッドによって苦しめられ続けてきたかを聞かされてきたことで(言い包められたとも言えるが)、アリシアは既に彼に心変わりしていたのである。
更に………

「貴方には………

 この人の………



 ――――――――負ける者の悲しみなど、分からないのよッ!!」

この言葉が駄目押しとなり、オルステッドは一層悲哀に暮れる。
彼自身、ストレイボウを苦しめるつもりも、引き立て役だと思ったことなど一切ない上、彼女に言うべき事は沢山あったが、あまりにもショッキングな事が一気に降り掛かった彼には、何も言うことが出来なかった。
そんな彼の心中など察そうともせず、アリシアは懐から刃を取り出す。
そして―――――

「………ストレイボウ………
 もう何も……苦しむことはないわ………。

 私が………

 


 貴方とずっと一緒に居てあげる………!!」

と、オルステッドの制止も間に合わない内に自身の胸に刃を突き刺し、ストレイボウの後を追って自害する。
最後の最後まで信じていた最愛の者に目の前で自害されたオルステッドは、悲しみ、困惑、絶望などのあらゆるものが交錯した錯乱状態に陥る。
溢れる感情の波が限界に達し、ついに耐え切れなくなった彼は感情の箍が外れ、天を仰ぎ、絶叫する。
大きく開かれた、涙が溢れる瞳の奥では、かつての記憶がフラッシュバックしていた。

107 名前:全てに裏切られた"勇者" 投稿日:2022/09/23(Fri) 22:55
「オルステッド様と仰いましたね?
 とても男らしい……戦いぶりでした。
 喜んで……貴方の妃となりましょう。」

武闘大会優勝直後に掛けられた、アリシアからのプロポーズの言葉。

「姫と呼ぶのは止めて下さい……。
 今は私と貴方だけ……。
 これからは、父上よりも……

 いいえ…誰よりも……

 貴方を……信じます。」

 テラスでの愛の誓いと、その証であるアリシアからのキス。

「姫は……お前が助けに来ると……信じている………。
 信じてくれる者が一人でもいる限り……その人間を……
 信じるのだ……!」

病が悪化し死に絶えようとする中、たとえ魔王が偽者でも、姫がここに居なくても、彼女を救う事を最後まで諦めないことを、先輩の勇者としての遺言を残したハッシュの最期。

「じゃがな……オルステッド……
 ワシはこう思う……。
 ここで人間を憎んでは負けじゃ……。
 かといって、己の心に嘘をついてもいかん……。
 じゃから……ワシは命を賭けても……
 魔王ではないと訴えるしかないのじゃ………。

 じゃが、お前はそれではいかん……。
 オルステッド、お前はまだ若い……。
 ハッシュやワシらが命を賭けて守ったものを……今度はお前が……
 守り続けるのじゃ………!」

たとえ理不尽な状況に追い遣られても毅然として臨み、人間を信じることを諦めてはならないこと、そして守り続けることを説き、全ての希望をオルステッドに託したウラヌスの最期。

自分を信じてくれる言葉を掛けてきた者達の、その時の光景を回想し終えたオルステッド。
だが…そうした全ての言葉を信じた結果、何一つ報われもせず、何一つ望みが叶うことはなかった。
………そして続いてフラッシュバックした光景は、夢でも幻でもない、本物の悪夢の始まりの場面。

108 名前:"魔王"誕生 投稿日:2022/09/23(Fri) 23:01
「へ…陛下!!  貴様、陛下を!!
 皆の者、出合え!! 出合えーーー!!」

「どうされました?」 

「…!!  陛下!!」

「オルステッドが陛下を!」 

「な…なんということを…!」



「もしや…」
「勇者ハッシュも、ストレイボウも……皆、オルステッドが!!」



「ま………魔王!!」

「魔王だ!!」 


「オルステッドは、魔王だーーー!!!」


 王を殺めてしまった事は紛れもない事実であるとはいえ、元を辿ればストレイボウの奸計が根底にあることが真実である。
だが、それを知るのは今やオルステッドのみである。いくら彼が無実を訴えたところで、ルクレチアの人々は最早誰も信じることはない。
彼を信じる者もいなくなった今となっては…(例外的な存在として、ファミリオという村に住む、オルステッドに強い憧れを抱いている一人の少年がいるが)。
仲間がいなくなっていき、たとえどれだけ傷つこうと、最後まで己の信念を信じ続けてきた彼を待ち受けていたのは、あまりにも救いのない惨過ぎる結末であった。
守り続けてきた国の民、親友だと信じる者、そして愛する者にまで裏切られたオルステッド。
底なしの絶望に打ちひしがれ、その場に頽れる。

「私には……もう何も…残されてはいない………
 
 帰る所も……愛する人も……信じるものさえも……………

 魔王など………どこにも居はしなかった………。


 ………ならば………

 この私が魔王となり………

 自分勝手な人間共に………

 その愚かさを思い知らせてやる………!!」

全てに絶望したオルステッドが最後に選んだ道。それは人間を信じることを捨て、魔王になることであった。
新たなる魔王として産声を上げた彼は、己の憎悪の全てをルクレチアの国と民にぶつけた。
自分達では何もせずに他力本願に只々救いばかりを求め、旅立つ前はあれだけ勇者、勇者と持てはやしていながら、誤解とはいえ、今度は手の平を返すが如く魔王と罵るようになったルクレチアの民を皆殺しにし、ルクレチアの国を、生きる者は一人としていない、憎しみが全てを包む絶望の世界に変えてしまった。

その中で出来た迷宮の一つの「心のダンジョン」という場所では、殺されたルクレチアの人々と共にストレイボウが魂という形で登場する。
そこで彼は、
「……俺の……所為なのか………あいつが……あんな風になってしまったのは………」と、一応は責任を感じているようなことを言うが、そこを汲んでも彼のした事は許されるものではない。彼の裏切り行為こそが、オルステッドを巡る全ての悲劇の要因だからだ。

 ただ、そんなストレイボウを肯定はできないが、彼の持つ負の感情自体は実に人間的で、誰もが抱き得る感情であろう。
どれだけ努力してもオルステッドを超えられない、やること成すことの全てがオルステッドの引き立て役にしか過ぎない、誰もがオルステッドを見て自分には目などくれはしない。
挙句、恐らく昔から恋慕の眼で見ていたであろうアリシアを取られたとあっては、オルステッドへ向ける気持ちが「友情余って憎さ百倍」になってしまうのも、無理もないことだと思われる。
その点では、ストレイボウに同情の余地は多少なりともあるのではないだろうか?

 全ては、人間である以上誰もが抱く感情や、人間である以上誰もが見せる弱さや醜さ、愚かさが呼び起こした悲劇だと言えるだろう…。

109 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/09/23(Fri) 23:32
>>100
魔王になりたいなんざ、寝ぼけた事を言うなッ!?
いいか、俺たちの世界での魔王は、魔王オディオは
憎しみと絶望の化身だッ!
人を憎むと言うのは言うのは簡単だが実際には途方も無い程に
エネルギーを使うッ。
そのエネルギーが頂点に達した時に魔王と呼ばれる存在になるんだ。
お前は今、誰かを憎んでいるか?殺したい程に憎悪しているか?
生半可な気落ちじゃあ、魔王に成り下がったりしないんだよ。
ちくしょうめ!

>>102
そういえば謎の7つの石像があったな。何かインコの化け物(?)の
像や拳を使って戦う戦士の像、恐竜に似た形の像もあったな。
あぁ、そうか。あれは俺とそっくりな立場の中ボスと呼ばれる奴らの
像だな。
俺の像をわざわざ追加してくれたのか?
それはありがたいが、そこに何か意味はあるのかよ?
いいか、物事には全て意味があるんだぜ。
この場所に俺がスレ主として姿を現した事にすら、意味があるんだからな!

>>103
ヒャヒャヒャ!この杖とローブの力で……
ん?装備が外せなくないか?これ。
チ、チクショォォォーーーーッ!また呪い武器防具的な存在かよッ!
しかも魔法が使えねえぞ!ゴルァ!
こんなんじゃあいつに勝てねえ……解呪の魔法を身に着けてこの呪い武器防具を
絶対に自力で外してやるからなあッ!
ヒヒヒヒ、ヒャハハハハッ!俺は執念深いんだ。
不良品を投げてよこした奴に、容赦はないぜ!魔法が使える体に戻ったら
ぶち殺してやるッ!

>>105-108
思いっきりネタバレじゃあねえか。
ま、俺達の物語を紹介してくれるのは別に良いが
ネタバレも程ほどにな。
で、この俺に同情の余地があるって?
ケッ、俺はどうせオルステッドを陥れた悪人。
その役割で見られても別に一向に構わないぜ。
だけど、アリシアに自分の境遇を話し同情して貰った時、
何故か心が安らいだな……。
元々俺はアリシアの事が好きだったしまさかアリシアがオルステッドより
俺の方になびいてくれたと言うのは純粋に嬉しかったさ。

110 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/24(Sat) 15:37
魔王になった後、ルクレチア王国の民を皆殺しにしたオディオも、おそらくはファミリオ村の、オルステッドに強い憧れを抱く少年だけは殺さなかったのではないだろうか?
というより、村に来た時、↓のように村人たちによって処刑された直後に居合わせたのかもしれない。

村長「この子供は、未だに魔王などを信じた愚か者だ。魔王に魂を売り渡した悪魔の子だ。よって処刑する。」
子供の父「はい、すべて仰る通りです。こんなバカな息子を持ってお恥ずかしい限りです。いえ、もう我が子とは思いません。」
子供の母「産まなければ良かったわ。一思いに処刑してください!」

子「やめてよッ!! もうイヤだッ!!
 どうして!? どうしてみんな、そんなヒドイことを言うの!?
 オルステッド様は……オルステッド様は…………魔王なんかじゃないッ!!!
 こんなの……こんなの………何かのマチガイだよッ!!
 おねがいッ!! おとうさん……おかあさん……みんな………目を………目を、覚ましてよぉ!!!」

処刑執行人「黙れ悪魔ッ!! 死ねぇ!!!」

『ザシュ!』『ドサッ』『コロコロコロ……………』(大きく開かれた、涙が溢れた目の少年の生首が落ちて転がる)

村長「今、魔王の手先を我々の手で退治した。これで我々の村の潔白は証明される。村から魔王の手先を出したなどとなって、村ごと焼き討ちに遭っては敵わん。」
父だった男「俺たち夫妻の潔白も、これで信じていただけますよね!? アレはもう俺たちの家族ではないから、俺たちまで処刑はしませんよね!? 『分かった分かった。だから落ち着け。』あぁ…良かった。」
村人「―――ん?
   ……ヒィ!! あ………あそこに、魔王が!!」

オディオ
「―――――醜い。何という醜さよ。
 貴様らの醜さは………死に値するッ!!!」

『ヒィィ!!』『や…やめ……』『ゆ…許してくだ…さ………』『誰か……たす…け……』『おのれ……魔王……め………』『この悪魔……地獄に……落ちろ………!』

村人を全て殺し終えた後、天を仰ぐように転がっている少年の生首に気付くオディオ。
ただ純粋に自分に憧れ、誤って王を殺めてしまった後も自分を信じてくれた少年の言葉が蘇る。

『やっぱり武闘大会で優勝したオルステッド様だ!』
『ボク、いつかオルステッド様のような……強くて、優しくて、カッコよくて……そして、ルクレチアのみんなを守る立派な騎士になるよ!』
『そんな………ウソだよね!
 オルステッド様が、王様を殺したなんて!
 ウソだよね! オルステッド様が、魔王だなんて!』

そんな少年の、大きく開かれた両目にそっと手を添えて、閉じてやるオディオ。

『勇者オルステッドは死んだ………。君の信じる勇者は………もう、いない。
「許せ」とは云わぬ。ただ……せめて君にだけは、詫びたい。
 ―――――魔王になって、すまない。
 弱い心だったばかりに挫け……君の望む、勇者のままで在り続けられず………
 ―――――すまなかった。』

人間への憎悪に染まり切った中、かつての人の心の僅かな残骸をこの時ばかりは思い出し、オルステッドは目を閉じて冥福を祈った。
………そして、再び目を開いた時には、貌はオディオに戻っていた。

『―――――もはや、ここに勇者はいない。いるのは魔王のみ。
 憎しみを胸に、人間共の愚かしさを死を以って思い知らせる魔王として、在り続けるまで!』

少年への別れと自身の人の心との決別を告げ、オディオはルクレチア城にまだ存在する人間全てを滅ぼしに向かうのであった。

111 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/24(Sat) 19:21
↓を、ストレイボウに相応しい曲として捧げる。
(理由:完全に題名で選んだ)

ttps://www.youtube.com/watch?v=BbiRNNqX7oA

112 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/24(Sat) 21:58
>解呪の魔法を身に着けてこの呪い武器防具を絶対に自力で外してやるからなあッ!
いや、呪いとかじゃなくて単なる装備としての特性だから……。とゆーか仮に何とか出来たとして、それだと只の杖とローブにランクダウンしちゃいますよ?

113 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/25(Sun) 14:08
ルクレチアに武器防具屋ないんだけど(そもそもLALにはショップの概念がないが)
ストレイボウの着てるモルガンローブって売ってるの?それともまさか…ハンドメイドの一品もの?

114 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/25(Sun) 18:51
最初の武闘大会も決着後ストレイボウは立てないのに対してオルステッドは歩み寄ってくるぐらいの余力はあるんだよな
この時からもう実力差は歴然で以降は実戦で磨かれていって更に両者の実力差は開いただけという現実を受け容れる時が来たのだ

115 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/25(Sun) 20:07
オルステッドは見た目だけは良かったな

116 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/26(Mon) 11:41
ストレイボウは見た目も陰キャ負け犬だったな

117 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/09/26(Mon) 20:52
脳筋戦士にならなければ未来はないのだよ

118 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/06(Thu) 17:49
ストレイボウの成長率はオルステッドに全敗してるしいくら鍛えても勝てる訳ないんだよなあ

119 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/09(Sun) 18:03
魔王山最終決戦の強さのストレイボウの強さで武闘大会に巻き戻れば勝てるのでは?

120 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/10(Mon) 18:11
オルステッド
「さっさと死んでくれ…」

オルステッド(RTA)が現れた!
タイムアタックなので武闘大会から成長のオーラが殆ど感じられない…
ただし全て最速最適解で行動する!

121 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/10/12(Wed) 21:46
>>110
こんな面白いネタを18日も放置して何をやってたんだッ!俺は!!!
ガチレスすると忙しすぎてここに来られなかったんだッ!
すまん!……とでも言うと思ったか?(既に言っている!)
にしても子供の方も馬鹿だよなあ。オルステッドを信じた挙句最後には
魔王に加担したとして処刑されるなんて……胸クソだぜ!
流石の俺でも子供を処刑したルクレチア住民達を擁護出来ねえ。
何?全部「仮定の話」?そんなこたあ最初から分かってんだよッ!
その上であいつらならやりかねないって所が最高に気分が悪い話なんだ。
今回の話に限ってはオルステッドに同情しちまうぜ。
自分のせいで子供が処刑なんて許せないからな!

>>111
何だ?随分古そうな歌だな。どれどれタイトルは……
あ゛あ゛ッ!?「負け犬の唄」だとお?
まさかオルステッドと戦う前にこの曲が流れるって言うのかよ!
ケッ!そんなのはご免だぜ。俺は勝つんだからな!
にしても必殺からくり人なんて初めて聞いたぜ。必殺仕事人なら名前だけは知っているんだがよお。
多分仕事人の亜流かなんかだろうな。

>>112
呪いじゃなかったのか!道理で魔法でも外れない筈だ!
チクショオオオオオオッ、このまま魔法が使えない状態でオルステッドと戦うと
負ける事必定!そんなのは俺のプライドが許さねえ。
おいッ!>>112、ただの杖とローブにランクが下がってもいい。
今すぐこの装備を引き取ってくれ!
くそおッ!パワーアップ出来ると思って喜んで杖とローブを装着した俺が
愚かだったぜ……!!!

>>113
武器防具屋は無いが武器と防具を扱う場所は一応ある。
モルガンローブはそんな武器と防具を扱う闇市から買ったもんだ。
闇市、と聞いて眉をしかめたな?
仕方がないじゃないか、王族の警護に当たる兵士以外には武器防具は
流通してないんだからなッ!
だがルクレチアの郊外でも魔物が見られるようになった。
市民達は自力で魔物の脅威と戦う事になり、ひっそりと武器防具の密輸が
始まった。どっから密輸して来たかって?
貧乏な兵士達に金払って装備を下取りしたり、自前で作ったりしてたんだろ。
ハンドメイドって奴だな。もっとも俺は自作出来る程の
器用さは無いが。
となるとオルステッドの初期装備は一体何処から、と言う話にもなるが
知らねえぜ。そんなのは。本人が来る場合があったら本人に聞いてみな。

>>114
そんな現実を認めたら終わりなんだよッ!
俺が力を出し切って立つ事すら出来ない状態で、あいつは……あいつはッ!
さも余力を残しています、と言うような挙動を取りやがって!
クソッ!クソウ!!!
実力差が開いただけだと!?俺は強くなっていったつもりであいつはその上を
行ってやがったとは……断固認められねえ!
ヒャ、ヒャハハハッ。だからよお、あいつを罠にはめてやったぜ。
ざまあみろってんだ、これからがオルステッドの転落人生だ!

>>115-116
オルステッドは見た目「だけ」は良かっただと?
てめえは何処に目が付いていやがるんだッ!あの剣捌きは尋常じゃあねえ。
実戦の中でどんどん能力を開花させてたちまちハッシュに近い実力の持ち主に
なっちまったッ!俺はそんなあいつが羨ましくて疎ましくて呪っちまったんだッ!

>ストレイボウは見た目も陰キャ負け犬だったな

う る せ え よ ッ !!!
誰にも陰キャ負け犬とは言わせねえ。
あいつを倒して、誰が負け犬なのか思い知らせてやるッ!
おい、フォビアズ。今からオルステッドの偵察に行け。
今頃あいつは、国を追われ真っすぐにここ魔王山に向かっている筈さ。
勇者の称号を剥奪され魔王と呼ばれて相当精神的に参っているだろうな!
ヒャーヒャヒャヒャヒャ、心が弱っている隙に俺が徹底的に叩く!
溝に落ちた犬は、棒で叩かれるのがお似合いだぜッ。


長くなったんで一旦切るぜ。

122 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/12(Wed) 22:10
BGM:負け犬ブルース

123 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/13(Thu) 20:46
ストレイボウに何度詫びれば許してもらえるの?

124 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/13(Thu) 21:26
オルステッドは次代の勇者だのそういうのは相応しくない
だってストレイボウみたいな弱いもの虐めする様な奴だしな

125 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/13(Thu) 21:55
技名、というか扱うほとんどの魔法名に色に関する単語入っているけど
何か色にこだわりがあったりする?
シルバーファングなんかが特に技解説とSE含めてかっこいいね

126 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/14(Fri) 16:40
オルステッドvsストレイボウ 現在のトトカルチョ倍率

オルステッド 1.000000001倍
ストレイボウ 9999倍

127 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/17(Mon) 22:40
魔王討伐の話が持ち上がった際、ルクレチア城ではオルステッドばかりが注目され、ストレイボウの名が全然挙がっていなかった処を見るに、
宮廷魔術師という相当頭が良いエリートでなければ就けないポストにありながら公正に扱われず、むしろ冷遇されていただろうことは想像がつく。
恐らくルクレチアには、歴史的に剣や斧といった直接的な戦いの武に長けた者ばかりが勇ましい者として尊ばれ、魔術師などは安全な遠距離からでしかチマチマ攻撃できない
臆病で姑息な者だという偏見が根強くあり、そうした歪な環境に身を置いていた上に、本来対等な親友の関係である筈のオルステッドばかりが持て囃されていく
(当のオルステッド本人はそれに浮かれず・驕らずに謙虚で慢心とは無縁、誰よりも自分に厳しく実直で誰に対しても誠実で優しい、という
凛々しい顔立ちだけでなく性格も非の打ち所がない男前だったが故に増々気に入られていたものと思われる)内に、次第に劣等感を抱いて屈折していったのだろう。
せめてオルステッドに何らかの落ち度や性格的欠点があればまだ反抗できる分マシだが、それすら全くないから非難もできず悪態もつけず、
そんなことをすればこちらが悪者になって惨めな思いをするのが分かっていたから、ずっと本当の気持ちを言えず表面的に笑みを繕うしかなかったことだろう。
そんなストレイボウだから、決勝戦で敗れた後の城内(まだアリシアが攫われる前)では、↓のような事もあったのではないだろうか。

ストレイボウ
「畜生………あれだけ全力を尽くしたのに負けた………また、負けた。
 『今度こそ、絶対に負けねえッ!!』―――――そう、思っていたのに……。」(柱に手を付けて項垂れ、打ちひしがれる)
兵士A「やっぱり、オルステッド様の勝ちだったな。」
兵士B「ああ、当然の結果だよな。」
ストレイボウ「―――ッ!!!」(咄嗟に柱の陰に隠れる)
兵士A「それにしても、負けた時のストレイボウの顔ったらなかったよな。」
兵士B「まったくだ。本当、いいザマだったぜ。」
兵士A「前から俺は、あいつの陰気な雰囲気と陰険な顔つきが気に入らなかったんだ。」
兵士B「オレもオレも。あんな奴がオルステッド様の親友だなんて信じられねえ。身の程を弁えろって話だ。」
兵士A「オルステッド様も、あんな奴とはさっさと縁切っちまえば良いのに。何が良いんだろうかねぇ。」
兵士A「自分の引き立て役、かませ犬ってことか? ………いや、オルステッド様に限ってそんな卑劣なことはしないだろうが…。」
兵士B「もしかしたらあいつ、自分から親友のつもりで引っ付いている腰巾着かもしれねえぞ。オルステッド様は誰に対してもお優しいから、
   敵対しない限りは無下な扱いはしないと見抜いて、強くて人望の厚いあの人に媚びて取り入ることで立身出世を目論んでいるんじゃあねえかな。」
兵士A「だとしたら、とんだ食わせ者だよな。そんなコソコソした生き方をしていて、無様で惨めだとは思わないのかねえ。」
兵士B「思わないから魔術師になんてなってんだろうよ。姑息で卑屈なあいつにはお似合いだぜ。」
兵士A「とにかく、あいつが勝たなくて本当に良かった。あいつが畏れ多くもアリシア姫と結婚して次期国王なんざ、冗談じゃねえ。」
兵士B「次期国王はオルステッド様で決まりだ。これからも、ルクレチアは安泰だ!」
兵士A・B『ハハハハハハハハハハハ!!!」

ストレイボウ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!』
(あまりの屈辱、悔しさに顔を震わせ、眼は血走り、愛用の杖は握り潰しそうなほどにブルブルと強く握る。そして下唇を強く強く?み締め、一筋の血が流れる。)

128 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/18(Tue) 07:19
姫を救えないまま魔王山から一旦帰還し、城の寝室で眠っているオルステッドに幻覚をかけている時のストレイボウ姿は
シルエットであってほしかったな。あれでは最初からストレイボウが嵌めていたことが丸分かりで興醒めだよ。

129 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/20(Thu) 16:08
すいません。アマ〇ンよりお届け物です
イチブンノイチ超耐久オルステッドダミー人形(オリハルコン製)の受取先はここでよろしいでしょうか?
ハンコの方お願いします

130 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/20(Thu) 20:18
ストレイボウが「人間の心の弱さ」を体現したキャラクターだとすれば、
大臣は「人間の愚かしさ・醜さ」を体現したキャラクターだと云える。
あの眼の曇り切った俗物ぶりに加え、時と場合によって態度をコロコロ変えて恬として恥じない様は、
ある意味アリシアやストレイボウ以上に胸糞が悪くなる。

131 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/20(Thu) 21:59
>今すぐこの装備を引き取ってくれ!
>くそおッ!パワーアップ出来ると思って喜んで杖とローブを装着した俺が
愚かだったぜ……!!!

いいですけど、もう到着しちゃってますよ?


オルステッド「……………………………………」(何とも言えない複雑な表情)

132 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/22(Sat) 17:18
また負けたの?

133 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/10/22(Sat) 18:09
ボロクソやんけwww

134 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/04(Fri) 20:35

「頭領、ストレイボウがまた懲りずに敗死……」
頭領
「ルクレチアの夜明けがまだ遠い…」

        終

135 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/11/11(Fri) 22:49
待たせたなあッ!?あの世で俺に……?

>>117
未来を考えりゃそうだよなあ!?
だが大剣士と魔法使いが同じ土俵に立って対等に
戦うってのがそもそもおかしいんだよッ!
で、魔法使いの俺に脳筋になれってか?
おかしい理屈だぜッ!!!なんで相手に合わせなきゃならないんだ。
魔法使いには魔法使いの戦いがあるって事を見せてやるよ。
ま、でも普段から軽めの筋力トレーニングはしておいたほうが良いよな。
まずは手始めにこのダンベルを持ち上……
ぬぬぬぬぬ、ぐぐぐぐぐ……重くて持ち上げられねえ!
何てこった!

>>118
ダンベル一つすら持ちあげられない俺は所詮非力と言う事かよッ!
しかも成長率で劣っている事までバレちまってんのか!
こうなったら体を鍛えるんじゃなくて頭脳で勝負だ!
幸いオルステッドは魔法には疎い。そこが狙い目だッ!!!
今から独自の魔法を編み出してあいつに泡を吹かせて
やるぜ。どっかの世界の池の鯉みたいにブクブクと大きく泡を
吹き出してひっくり返るオルステッドの姿……
ヒャーッヒャヒャヒャヒャ!無様な事この上無いだろうなあ!?

>>119
なるほどなあ!その手があったか。
ヒャヒャヒャ!早速時間を巻き戻して……と。
タイムリープなんて俺にかかれば楽勝だぜ!と言いたい所だが
時間逆行魔法は大きな危険も伴うんだった(真顔)

ええい!この際危険は承知の上だ。巻き戻れ、ザ・ワールド!!!

ふう、ここは武闘大会の当日か。ヒャヒャッ、最終決戦の
強さを持ったまま来てみたぜ。
……何てこった。時間逆行魔法の影響のせいで体が透明になっちまっている……。
このままじゃ俺だと気づいて貰えねえ。
どうすんだ、これ!
(タイムリープ……失 敗 ッ !)

>>120
何だ、このオルステッドは……思わず驚愕しちまったが
強さはあんまり成長してねえのにやけに素早いし行動に無駄が一切
ねえ……!?
な、……時間と戦ってるのか!? オルステッド!
俺の事は眼中になくて時間がそんなに大切なのかッ!?
フン、舐められたもんだぜ。
さっさと死ねと言われても俺は足がき続けてお前を倒してやる!
その為にはなあ!そのRTAと書かれた鉢巻きを取れ!
じっくり時間をかけて最後の戦いをしようじゃねえかよッ!!!

>>122
またそんな訳の分からねえ歌を持ち出しやがって!
オルステッドにボロ負けした俺をあざ笑ってんのかよ。
上等だ、表に出ろ!!!
ってこの歌詞はまさかモテない男同士が傷を舐めあってんのかよ。
言っとくがなあ!? 俺にはアリシアが居る!
モテないとは言わせねえ。俺はオルステッドからアリシアを
奪ってやったんだッ! アリシアの心は今は俺と共にある。
負け続けて来たこの痛みを、悔しさを……アリシアだけが分かってくれて癒してくれたんだよッ!

136 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/11/11(Fri) 23:19
>>123
実際の所、何十回……いや何百回詫びさせても足りねえぜ。
命で贖(あがな)って貰わないとなあ!?
昔の親友だったとしても俺は容赦しないぜ。オルステッドが居る事で
俺はずっと日陰者だった。
あいつが太陽のように輝いてその光で俺を見えなくした。
子供の時から、ずっとッ!ずっとだ!!!
オルステッドにも俺の立場になって貰わないと気が済まねえんだよッ!
皆から賞賛され期待され尊敬されていた勇者様が地に落ちる……
ここまでは全部計画通りなんだよ!!!ヒャハハハハァ!

>>124
それは暗に俺が弱すぎるって事かよ?
ま、勇者に相応しく無いとお前が言ってくれたのは小気味が良い
けどな。だが誰が否定しようとあいつは勇者の器だった……。
誰にでも優しく接し、自分には厳しく他者には善意溢れる態度で
向かい合い悩みを解決していた。
その姿に、昔のアリシアまで惚れちまっていたんだ……。
だがよッ!?お前の言う通り弱い者虐めをする奴は勇者じゃねえ!
だからオルステッド、俺を叩き伏せた事がお前の唯一の汚点だッ!
ざまあみろってんだよッ!

>>125
色に個人的にこだわりは無いが、魔法を作り出す時に色をイメージするから
それが技名になってんだ。
気づいていると思うがレッドは炎魔法。
シルバーは水魔法と言うようにそれぞれの属性から連想させる
色名が技名の最初に付いている。
シルバーファングを褒めてくれて、気分がいいぜ。
あれは、俺の使える水魔法の中では最強の部類だ。
かっこいいだろ、凄いだろ!!!
もっと褒めてもいいんだぜ?

>>126
何がトトカルチョだッ! 馬鹿野郎、オッズがひでえ事に
なってるじゃねえかよッ!
このオッズだけ見てもオルステッドのボロ勝ちじゃねえか。
こんなのはギャンブル自体が成立しないって言うんだッ!
全くよ……ッ!
こうなったら俺は自分に賭けるぜ! 勝てば9999倍の
配当金が貰えるんだろッ!ヤケクソだ!

(自分に賭ける事で自分を追い込んで、必ずオルステッドに勝ってやるぜ……ッ!)



今日はここまでだな。また近い内に来るからなッ!覚えてろッ!!!

137 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/12(Sat) 19:30
お前も俺に詫び続けろ〜〜〜!

138 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/15(Tue) 08:35
魔法使いの王、略して魔王とはストレイボウのことですね!

139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/15(Tue) 20:55
ストレイボウをバカにしてはいけない
何故なら彼は俺達ただの一般人と比べたら雲の上の存在だからだ
ストレイボウ、なんて強すぎる男なんだ(^O^)/

140 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/20(Sun) 13:07
もしもオルステッドがストレイボウよりも数枚上手で、且つ冷徹な男だったら………

ストレイボウ
「フフフ………ハハハハハ…………ヒャーッヒャッ『ふぅぅぅぅぅー。気は済んだか? 満足したか?』…ヒャッ?」
オルステッド
「フッ。 何だ、その間抜けな顔は。 お前に嵌められた当の私が平然としているのが、随分と不思議そうだな?
 まあ、それも致し方ないか。本当に嵌められたのは私ではなく、お前の方なのだからな。」
ストレイボウ
「…………………は?」
オルステッド
「まだ分からないか? ………全てお芝居だったのだよ。お前の奸計を逆手に取った、な。
 お前が予てからアリシアに懸想していたことも、そして何より、私に嫉妬し逆恨みしていたことも既に承知していた。
 いずれお前は最悪の形で私を嵌めて陥れ、アリシアを奪おうとするだろう、とな。
 そこで一計を案じた。密かに王にお前のことを打ち明け、その上で敢えてお前の策に乗ることでお前を欺く計画をな。
 お前に幻覚の術を掛けられるやもしれぬと想定し、簡単に破る術を施していたことで賭けに勝った。
 殺した王は予め拵えておいた精巧なダミー人形だ。本物の王には一時的に身を隠していただいた。
 ………そうそう、アリシアは既に私がもっと先に救いだしていたぞ? ただその際に、彼女にも私たちの計画に協力してもらった。
 今はまだ囚われの身のフリをしてほしい。いずれ私を出し抜いたつもりでお前が来るから、お前に助けられて心移りしたという演技をしてほしい、とね。」

『バンッ』(魔王像から扉の開く音)

アリシア
「あら、本当にあなたなんかに気が移ったと思っていた? 冗談じゃない。
 男の嫉妬って、どこまでも見苦しいわね。ネチネチ愚痴や悪口ばかり言ってみっともない。
 挙句、まさかオルステッドにお父様を殺させて、王殺しの罪と魔王の汚名を着せようとしてただなんて…。
 前から陰険な感じで好きじゃなかったけれど、あなたにはもう心底ウンザリだわ。
 ―――安心して、オルステッド。
 今のあなたはお父様以外のルクレチアの皆から魔王と罵られているけれど、私もお父様と共に証言して誤解を解いてあげる。
 本当の魔王は………目の前の、この汚らしい男だとねッ!」

ストレイボウ
「…………………………(唖然の無言)」

オルステッド
「フッフッフッ………ハッハッハッハッハッ…………ハァ―――ッハッハッハッハッハッ!!!
 滑稽なほどにあっさりと信じていたな? 策士策に溺れるとは正にこのことか!
 敢えて濡れ衣を着ることで私が絶望のどん底に落ちたと思い込ませ、お前をぬか喜びさせてやったという訳だ。
 そして…最後にここへ来た。私はいつもそうしてッ! お前のしたいことを悉くご破算にしてやるのだッ!
 昔からそうだったな!
 お前がどれだけ努力したところで! 私は常にその一つ上を軽く行き、お前を高みから見下ろしてきた!
 あの決勝大会の時もッ!
 私があの夜………お前の悶え苦しむ顔を想像し、どんなに愉快だったか………

 お前に!
 お前ごときにッ!!
 ……………分かりはしないかッ!!!



 ――――――――さて、下らない茶番は終わりだ。
 惜しむらくは、予定外だったハッシュとウラヌスの死だ。
 ハッシュが病持ちだったのは不可抗力としても、拷問を受けたことでウラヌスまで死んでしまった。
 お前を逆に嵌める為とはいえ、巻き込んだ所為で結果的に死に追いやってしまったことはつくづく心苦しい。
 だが、それも元を辿れば、全ては貴様が根本からの原因だ。
 私に嫉妬し逆恨みした挙句………他者を犠牲にし、ルクレチアを破滅に追い遣ってまで私を貶めようとせん程の"憎しみ"に駆られたその姿…。
 ―――――まさしく、『魔王』そのものだとは思わないか?
 誰しもが抱く負の感情を克服できずに徹底的に囚われ、身も心も闇に墜とした者が最後に辿る成れの果ての姿。
 それこそが、『魔王』なのだ。
 これまでの全ての罪とその汚名を背負うがいい。 貴様のような墜ち果てた者には、『魔王』の称号がお似合いだ。
 
 ―――――さあ、覚悟は良いか?
 これから! 貴様を真の魔王として倒しッ!
 私の引き立て役に過ぎん、無様で惨めであった貴様の過去に引導を渡してやるッ!
 そして―――――未来永劫、"新たなる魔王"という忌まわしき負の記憶として語り継がれる存在になるがいいッ!!



 ―――――――――あの世で私に媚び続けろストレイボウーーーーーーーーーーーーッ!!!」

141 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/11/20(Sun) 22:17
近い内に来ると言ったなあ!? あれは……嘘だったぜ!!!

>>127
何だあッ!? まるで見て来たかのような事を言うじゃねえか。
俺が冷遇されていただと?
その通りだッ!
周囲の見る目が無かったのもあるし、宮廷魔術師は
そこら辺のゴミでもなれるような職だと馬鹿にされていたッ!
ところがそれとは対照的に剣士のオルステッドは皆からの好感度は
日を重ねるごとに鰻登り、ルクレチアで結婚したい男ナンバー1になる程の人気っぷりだ。
そのオルステッドと比べられて俺は……俺はッ!!!
惨めな思いをするばかりだった。
にしてもお前の話の中の兵士AとBはひでえ奴だよな!?
堂々と俺の悪口を言って悪びれもしてねえ。
そんな事を言われたら俺は泣き寝入りするしかねえじゃねえか!
何で俺ばかりが陰口を言われなきゃならねえんだッ!
おかしいだろうが、正に傷口に塩を塗り込むとはこの事だぜ!
姑息で卑屈?くそお、好き勝手言いやがって。
お前らのせいでオルステッドへの憎しみがまた一段階大きくなっちまった。
どうしてくれんだッ! あぁ!?

>>128
あれは伏線って奴だが確かに俺の姿はシルエットでも良かった気がするな。
だが初見であそこで俺が暗躍していたのに普通気が付くか?
中世編の最後までプレイしていたのならともかく、いち早く俺の謀計に
気づくとはてめえは頭いいぜ!
何?素直に褒められて気味が悪いだと?
俺は最初から捻くれていねえしすごいと思った事は素直に褒めるんだぜ。
そう言えばルクレチア王が倒れた時に兵士と大臣が集まって来たシーンは
覚えているか?
あの場面で「オルステッドは魔王だ!」と最初に叫んだのは実は俺なんだ。
恐怖と疑心は伝染する。その心を一押しすればたちまちにルクレチア中が
染まって行った。ヒャヒャヒャ、面白い程簡単だったぜ!

>>129
この魔王山は異世界とも繋がっているのか?
ア〇ゾンで購入した覚えが無いんだが、一体どう言う事だよッ!
だが届いたもんは仕方がねえな。
返品するにも異世界の金がかかりそうだしここは大人しく受け取ってやるぜ!
判子はねえからサインでいいな?
よし、受け取り完了だ。
な、何だッ!?この像は。かなり精工に出来てるじゃねえかよ。
しかも等身大だと……ッ、あいつへの怒りと憎しみが頂点に達した時
この像に魔法をぶつけてやるぜッ!
ダミー人形ってそんな役割だろうがッ。
火で炙って水で表面を洗い流してやるッ!ヒャハ、ヒャーッヒャッヒャヒャ!
覚悟しやがれ、(ダミーの)オルステッド人形おおおおお!

>>130
なるほどな、あの大臣は見下げ果てた野郎だって事だ。
俺やアリシアの行動もボロクソに言われてんだろうが、大臣も全く擁護が
出来ねえ程の下衆だったってこった。
悪評を言う分には際限がねえのが人間だが、結局は言ってる方の人間も
その危険に晒されているんだからなッ!?
いざと言う時の窮地に立たされればその人間の真の本性が見られる。
なのに、あいつは……オルステッドは魔王扱いされても最後まで輝きを
失わなかった。それがあいつの本性だったって訳かよッ!?
だがな、最後にどん底に落ちるのが運命なんだよッ。
憎しみと悲しみに押し潰されたオルステッドを直に見られない事だけが
残念だぜえ!

>>131
な……な、な……ッ!?何だともう到着したと言うのか、
オルステッドーーーーーーッ!!!
そんな目で俺を見るな!
こんな裸も同然の姿でてめえと戦えねえよ。
一昨日出直してきやがれッ!

(俺の装備が整うまでこの山の頂上に入って来るんじゃねえぞ、オルステッドーーーーッ!)

いいからとっとと特上の装備を出せッ!
人を待たせてんだぞ!

142 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/21(Mon) 22:03
>あの場面で「オルステッドは魔王だ!」と最初に叫んだのは実は俺なんだ。

寧ろ、最後部で一歩後退りながら
「まさか………勇者ハッシュも、ストレイボウも……………皆………オルステッドが!!」と言っていたあの兵士だったのでは?
魔王山でハッシュとストレイボウが帰らぬ人になった時、王と一部の子供を除いたルクレチア城の誰もが
ハッシュの死しか"お悔やみ申し上げていなかった"処から、ストレイボウの死の方は誰も気にも留めていなかったことが明確なので、
あの兵士は、自分自身のことを「"魔王のオルステッド"に殺された犠牲者に入れたい」という心理がついつい働いた
ストレイボウの成りすまし、という可能性が極めて高い。

143 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/23(Wed) 17:25
オルステッド
「お前はもう死んでいる…」

144 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/24(Thu) 16:41
ストレイボウくんってなんか血圧高そう
健康に気をつけて復讐したまえよ

145 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/25(Fri) 11:54
>いいからとっとと特上の装備を出せッ! 人を待たせてんだぞ!

態度が気にくわない(パチンと指を鳴らすとストレイボウがオルステッドの目の前に全裸で転送され、強制的に戦闘が開始される。)

146 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/26(Sat) 15:36
ストレイボウ、実に【小さい】男よ……(プッ

147 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/26(Sat) 21:55
今のトレンドのなろう系なタイトルにしてみた

「勇者パーティーを見限った魔法使いの俺が魔王山チートで無双



 できなかった」

148 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/11/27(Sun) 00:00
>>132
>>133
ああ、……潔いぐらい簡単に負けちまったぜ。
く、くっそお!また……かよ……ッ!?
なんであいつに勝てないんだよお!俺は……俺は自分が情けない。
自分の能力も情けないぜ……。
このまま俺は死ぬのか?アリシア……俺を抱きしめてくれ。
優しい声を聞かせてくれ。
俺を慈しんでくれ……。アリシア、アリシア……ッ!

>>134
それ何処の世界が混ざってんだよッ!!
俺が何時の間にか忍者になってるしどうなってんだッ!
何でもありってこの事かよッ。
ルクレチアに夜明けなんか来るかよ。あんな国、もう戻る
つもりもねえ。
俺はこの魔王山でアリシアと暮らすのさ。
あぁッ文句は言わせねえぞ。その為にはオルステッドを
倒して魔王の汚名を着させたまま死んでもらわねえとなッ。

>>137
馬鹿野郎、ふざけた事を言うなッ!
なんで俺がお前に詫びなきゃならねえんだ。あぁッ!?
ちゃんと理由を言えよ。
理由が言えねえなら軽々しくそんな事を言うんじゃねえぜ!
俺はちゃんと理由があって詫び続けろ、と叫んだのだからな。

>>138
その通りだッ!と言いたい所だが俺は普通の魔法使いで、
魔法使いの王でも何でもないんだ。
それに俺は魔王になりかけてはいたが魔王でも無い。
魔王はオルステッドなんだよッ!!!
あいつは心を閉ざし憎しみと悲しみを背負ってオディオになっちまった。
その姿は、黒い霧で覆われているようになっていて
禍々しい物に変わり果てていた……ああなったのは、俺のせいなのか……。

>>139
嬉しい事を言うじゃねえか。そうだ!
ここに来る名無しやルクレチアの国民は俺を貶め馬鹿にする一方だったが無論一般人よりかは
能力があるのは事実なんだよッ!
ただ、オルステッドが俺の更に上を行く超人とも呼べる身体能力と
完全無欠の性格の良さだったからな……。
俺はオルステッドを超えたいんだ。
あの時……武術大会でオルステッドに勝って居れば俺は堂々と
アリシアに求婚出来た……だが、オルステッドは簡単に優勝をもぎ取って
行きやがったんだッ!!!
俺があの晩どんなに苦しい思いをしたか、てめえらにッ!
てめえらなんかに分かられてたまるかよッ!

>>140
何だと……こんな賢いオルステッドが居る訳ねえ!
騙しおおせたと思いきや俺が逆に罠に嵌められてしまっただとッ!?
ちくしょう、ふざけんじゃねえーーーーーッ!
俺が……魔王として殺されるなんざ俺の筋書きにはねえ。
仮定の話だとしても胸糞悪いんだよッ!!!
にしてもてめえは毎回良いSSを書きやがるな。
どうだ?一つこのスレでキャラハンをやってみるのは?
断る!と言われたら潔く引くが、その文才を生かさないのは勿体ねえ。
魔王オディオで参加するのはどうだ?

149 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/27(Sun) 08:08
>このまま俺は死ぬのか?アリシア……俺を抱きしめてくれ。
>優しい声を聞かせてくれ。
>俺を慈しんでくれ……。アリシア、アリシア……ッ!

アリシア「さわんな」ペシッ

150 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/27(Sun) 20:31
オルステッド以外のライブアライブの主人公の中で、案外ストレイボウとウマが合いそうなのは高原日勝のような気がする。
富・名声(彼が目指す「最強」は"名声"とは質が違うと見受けられるのでノーカンとする)・地位、外聞等に拘らず、
愚直ともストイックとも取れる姿勢で己が信念を貫こうとするスタンスの他、他意も悪意も持たず擦れていないカラッとした性格なので、
もしストレイボウの身近な存在として暮らしていたとすれば、オルステッドは勿論ストレイボウの事も
"オルステッドとはまたタイプの違う努力家で俺よりよほど頭の良いヤツ"という風に在るがままを認めて受け入れていただろう。
また、度々騒動を起こし、破天荒に周囲を巻き込んで掻き回すトラブルメーカーである彼に対し、
「全く、いつもながらお前は莫迦か…」とストレイボウは頭を痛めつつも悪感情は抱かず、案外気心の知れた友人として接するように思える。

151 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/27(Sun) 20:57
>魔王オディオで参加するのはどうだ?

SFC版はプレイ済みだがリメイク版は未プレイなので、追加・変更要素に関わる質問についてはお手上げです。
それでも良くて、且つ不定期でも構わないのであればOKです。

152 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/11/27(Sun) 23:30
急を要する案件なので一つだけ先に返答させて貰うぜ。
残りの質問にも必ず答えてやるからな、待っていろッ!

>>151
何でも聞いてみるもんだなッ!てっきり断られるのかと戦々恐々としていたぜ……。
ともかくその条件で全く文句は無い。
俺だってリメイク版の最終編は今やっている途中でラストに追加要素があるのか
分からん状態だからな。

>且つ不定期でも構わないのであれば

勿論だッ!俺だって不定期にマイペースにやっている。
特にこちらからはこうしてくれ、等の要望は無いから好きに
やってくれても構わない。よろしく頼むぜ!
何時でも気が向いた時に参加してくれて構わないからなッ。

153 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/11/28(Mon) 07:20
仲間が増えたよ!やったねストちゃん!

154 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2022/11/28(Mon) 21:05
さて………許可が下りたので、不定期とは云えど有言不実行でないことの証明と、初顔出しも兼ねて早速返答していくとしよう。
「お前から許可を貰う」というのも些か妙ではあるのだが………まあ、良い。
ただし…これはほんの一時の気紛れだ。
己の勝利に酔い、敗者の全てを否定して顧みぬ、愚かで救いようのない"英雄"共に真実を知らしめることは忘れぬが、
お前が築いたこの特殊な世界の行く末を、当事者の一人として見届けるもまた一興と思ったまで。
これを機にお前との仲を取り戻す、などということは―――
たとえ仮に、お前が心変わりして懺悔したとしても………たとえ世界が何度滅びようとも………
それだけは、決して有り得ぬものと思うがいい。 協力はすれど馴れ合いはせぬ…出来るとも思えぬ。
………もはや、お前との間には、越えられぬ深い溝が無限大に拡がってしまったのだからな……‥。

>153
仲間……『仲間』か………。
そう……かつては仲間だった。いや、違う。仲間などというものではない。
幼い頃に知り合ってからは、無二の親友だと思って接していた。
武才があった私と違い、腕っ節は世辞でもあった方とは言えなかったが、
私の気付かなかった、分からなかった事にも目敏い、頭の良い男だった。
思えば、子供の頃がただ純粋に笑い合えた幸せな時期だった。これからもこの友情は不変だと、本気で信じていた。
そして成長し……方法は違えど、互いに胸を張って顔を合わせられる生き方を目指した。私たちは国に忠誠を誓い、私は剣士に、あいつは魔術師になった。
国の皆は、武才に胡坐をかかず研鑽も怠らぬよう努めた私を褒め称えた。当時は、過度に美化されることに若干困惑してはいたが、好感を持たれること自体は、素直に嬉しかった。
………今思えば、自身の身勝手な羨望を私に仮託していただけという、唾棄したくなる思い出だが。
一方、ストレイボウは表立って称賛されたという覚えが無かった。あいつが私以外の他の誰かと打ち解け合う姿も、見たことが無かった。
………一度、同僚の兵士がストレイボウの陰口を悪し様に叩いていた事があった時、私は本気で激昂して取り消させた。
それからはストレイボウへの陰口を聞くことは無かったのでそれで良しとしていたが……単に、私の耳に届かない処で続けていただけだったのであろう。
それでも、城に居た頃はストレイボウは私に不平不満といったものを見せなかった。その様子に、たとえどんなに辛い逆境だろうと屈せず、
いつか見返してやろうと頑張っているのだろうと思った。だから、そんな彼に「大丈夫か?」などと聞くのは野暮の極みだとも思った。
本当に辛くなり、助けを求めてきたその時には力を貸そう。それまでは、親友の強さを信じるからこそ敢えて見守ろう。………そう、考えていた。
―――――まさか、その逆境の根源が私の存在そのものであったなどとは、露ほども思わなかった。
そして………あのような形で、不変の筈の友情が完膚なきまでに崩れ去るなど、夢にも思わなかった。
ふふふ………全く、滑稽の極みだな。所詮そのようなもの、何かしらの切欠であっさり消えゆく泡沫の夢に過ぎないというのに。
もはや、友人と呼ぶことは出来ぬ。まして、"仲間"とすらも呼べぬ。

―――――つまり、何が言いたいのかと言えば。
―――――そ の 軽 々 し い 口 で あ い つ を 、 『 仲 間 』 な ど と 呼 ぶ な 。(威圧する)
次は無いと思え……………良いな?

………さて、今日はここまでだな。
次の覚醒までの間、暫しの休息を採るか。
慣れ合うつもりはないとは言ったが、今だけは「暫しよろしく頼む。」と言わせて貰うこととしよう。

155 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2022/11/29(Tue) 05:00
………休息を採ろうと思っていたのだが…よくよく読み返してみれば、153への返答内容の一部に誤りがあった。
「その軽々しい口であいつを、『仲間』などと呼ぶな」だが、これではストレイボウからの返答になるではないか…。
正しくは「その軽々しい口で、私をあいつの『仲間』などと呼ぶな。」だった。ここは素直に詫びよう………失礼した。
―――尤も、あいつからの返答も、対して変わるものではないのだろうが、な…。
そう…もはや分かたれた仲は、決して戻ることは無いのだから………。

それでは、今度こそ休みに入ろう……失礼する。

156 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/12/02(Fri) 20:50
また武術大会開くよー、君も出るよね?

157 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2022/12/04(Sun) 20:13
―――返答を始めよう。

>156
………また武術大会を催す、か。いずこの国でか?
ルクレチアは既に私が滅ぼしたのだから、もう開かれる筈はない。
尤も、たとえ本当に開かれたとしても、あのような経緯があって尚、私が出るとでも思うのか?
限られた人間の中だけでの個人の武の強弱を以って優劣を図り、強者を肯定し弱者を否定するなぞ、まさしく愚の骨頂よ。
……フフッ。 優勝して勝者となり、敗者を力によって否定した当の私がこれを言うなぞ、とんだ皮肉でしかないのだがな。
決勝戦直前に『友達だからと言って、手加減などしたら許さんからな!』と言ったストレイボウの真剣ぶりに応え、全力を以って倒した。
『互いに持てる総ての力と信念を賭して戦う以上、たとえ負けても悔恨を持つのは誇りの侮辱』―――わざわざ口にするまでもない暗黙の了解であり、
特に剣士の道を選び、騎士道精神を自分なりに重んじていた当時の私は、それが当然だと思っていた。
………それが、所詮甘い幻想に過ぎなかったことは、身を以って思い知らされた。人間誰しもが、そうした理屈だけで納得して生きている訳ではない。
時に己の理性や感情が厭な現実を認めることが出来ず、正攻法で幾ら臨んでも叶わず、追い詰められた末に邪道に走るしかなくなるということを………。
ただ"勝つことこそが総てで正しい"とし、それだけしか知らず、求めず……そして敗れし者の全てを否定して何ら顧みずに恥じ入らぬ……。
―――そんな英雄気取りの愚者は皆、自身の愚かしさを思い知らねばならぬ。
もし、いずこかの国で貴様の言う武術大会が開かれ、優勝し英雄視され有頂天になった勝者が現れたならば、その者も我が世界へ誘うこととしよう。

―――――『貴様の正しさを保証するものなぞ、空疎で浅薄でしかない』とッ!

158 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/12/05(Mon) 19:26
「魔王」とは一体なんなのか?

魔の王とはなんなのか?

謎である

159 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2022/12/06(Tue) 22:37
>158
「魔王」………同じその一言でも、その実態は様々だ。
数々の神話・伝説における邪悪な神格の頂点、もしくは悪魔や怪物、妖怪などの頭領の呼称。
古くは「悪魔」などと同様に人を罵る他、比喩としては圧倒的な権力や暴力をふるう人間や、常人離れした才能・能力の持ち主に対する言葉としても用いられた。
私が召喚したオボロ丸、アキラ、タカハラの国の遥か数百年過去の時代にも、"オワリ"という領国の王のオダ・ノブナガなる者が「第六天魔王」を名乗っていたというな。
また、数多くの架空作品や伝記小説等においては、人間などに害を与える種族・勢力(悪魔、魔物、妖魔、魔族などと呼ばれる)の頂点に立つ者をして"魔王"と呼称してきた。
その為、人間にとっては主に敵対的存在として語られてきたが、時の流れに連れ、中には魔王が味方になるもの、主人公が魔王側に付くもの、魔王が主人公になるもの、と
とにかく多種多様な魔王の存在が語られていった。
それ故、「魔王」といえど語る者によってその意味合いや実態、形態も千変万化する。

―――ただ、今回は私の例に当てはめての返答とするならば。
今まで信じていたものを失くし、総ての希望が絶望へと転化し、絶えぬ怒りと人間への不信、そして特に"憎しみ"という負の感情を原動力として生まれ変わり…
そしてその絶大なる力により、増上慢の人間共に自身の愚かしさを死を以って知らしめ、これまで抱いてきた信念や希望、掛け替えのない大切なものの価値や重みなどの全てを
完膚なきまでに否定し尽くす、唯一無二の圧倒的且つ絶望的な存在の頂点。
……それがこの私、"魔王"オディオだ。
より簡潔に云うならば、国の"勇者"から闇墜ちし、魔に魅入られ果てた者、というべきか。
ふふふ……改めて自分の口で述べてみると、何やら虚しいものがあるな………。

160 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/12/06(Tue) 23:40
少し遅くなってしまったぜ。

>>142
そう言う解釈もあるって事か。
確かにどちらかと言うとそんな気もして来たぜ。
兵士の内の一人に幻覚魔法で成りきり、周囲に恐怖と畏怖の感情を
伝播させた。それが狙いだったから結果は大成功だろッ!
にしても俺が犠牲者になっていた事は誰も言及しなかったって酷すぎるよなあ!?
まさかとは思うが、ルクレチア国民は俺の姿すら見えてなかったんじゃねえかって
思うぐらい理不尽だぜ。
そんなだから、自分の都合の良い場面や人物しか見てない国民だったから
オルステッドに愛想をつかされたってのもある。
なるべくしてああ言う結末になったんだよ、この物語<中世編>は……。

>>143
うわらばッ!
って俺は北〇の拳については、全く詳しくないが雑魚敵が特徴的な
断末魔をあげながら倒れるので有名な作品だよなあ!?
オルステッドがそんな事言うかよ。
もうちょっとマシな言い方すんだろ。
お前はもうお亡くなりになっている、私のこの剣の前では云々……
って似たような意味だがマジでそんな内容を話すオルステッドの野郎が
想像つかねえ。
長年友人をやって来たが、そう言えば普段から必要最低限の事しか喋らなかったな。
あいつ……。それで意思疎通して来た俺、凄いと思わないか?

>>144
うるせえッ!余計なお世話だ。大体なあ、中世編出身の俺には血圧と言う
概念がまだ無いんだよ。深刻な病気になってもそれを治す為の方法が
呪術だったり民間信仰の薬だったり神頼みだったりとかそう言うレベルの
世界なんだぜ。百歩譲って薬があったとしても医学は発達してねえんだッ!
その代わり大体は治り草があれば事足りる。
ルクレチア王国の南に自生している治り草、あれは傷も治るし頭痛も治るし
体が軽くなって力が沸いて来て
便利なもんだ。その血圧が高いってのは何なのかどういう状態なのか分からないが
治り草を5つぐらいムシャっと食べたら治るだろ。……多分だがな!

>>145
な、な……なッ!? なんで全裸なんだ……?
オルステッド、そんな奇妙な物を見るような眼差しで俺を見るのは
止めろッ!!!
おいぃぃぃぃぃッ!態度は改めるからとにかく装備を寄越せよ。
なんで素っ裸であいつと対決しなきゃならないんだよ!
長い髪でかろうじて股間は隠しているが、こんなの最悪だろうがよッ!
分かった、分かった。態度を今すぐ改めるぜ。
一 番 良 い 装 備 を 頼 む !(爽やかな声で)

>>146
この野郎、何処を見て小さいとか言ってんだッ!
くそう、全裸で登場しちまうとはひでえ目に遭ったぜ……。
その小さいってのは意味、器が小さいって事だよな?
悪かったなあッ、小さくてよ!
だけどな、俺は……俺はこれから大きくなってやるッ!
もうオルステッドの影で誰からも承認されない自分は捨てるんだッ!!!
ヒャヒャヒャ!生まれ変わった俺を見て吃驚するなよ?
って素っ裸のままで得意げに話すな……と?
あ゛〜〜〜もうッ服を寄越せ!今全裸だったのに気が付いてしまったぜ……。

161 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/12/07(Wed) 20:47
最終編に行けなくて悲しいストレイボウ

162 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2022/12/08(Thu) 00:11
>>147
なろう系ってのはラノベ(ライトノベル)とか漫画の物語の事だなッ?
何で俺がラノベの事を知ってるのかって言う説明は
置いておいて……、あぁ、要するにメタ視点の
発言だ。悪かったなッ!
で、何でそんな屈辱的なタイトルなんだよ。
無双ぐらいさせてくれたっていいじゃあねえかよ。
そうだな、今この場所には魔王オディオが居るからそのタイトルを
改変すると、「勇者パーティーを見限った魔法使いの俺が
魔王山で無双しようとしたが出来なくて今魔王パーティーに
います」
となるんじゃないのかッ!だが魔王となったオディオは俺と
パーティーなんか組みたくないだろうぜッ!
奴の言う通り、俺達の関係には大きな亀裂が入っちまった。
修復不可能なほどになッ!!!

>>149
てめえッ!?アリシアじゃあねえなッ。
何時ものアリシアなら俺にそんな冷たい態度は取らねえぜ。
美しく白い手で俺を撫でながら、優しくストレイボウ……と
呼んでくれるんだ。
俺の前に出て来た偽物さんよお!てめえは俺が消してやるぜッ!
まさか、とは思うがそれで騙しおおせたと思ってんのか?
はッ!お笑いだぜ。そんな直ぐに分かるような化け方で俺を
貶めようとしても結局はバレちまうんだよッ。さあ本当の姿を見せやがれ!

>>150
高原日勝って奴と俺がウマが合うだとッ!?
現代編の主人公か、意外なダークホースだなッ!?
なるほどな、確かにお前の言う事が本当なら、カラッとした性格で
ただひたすらに自分の道を追い求める、そして信念を持って居るなら
接し易そうだぜ。
だがな、時代が違えば会う事も無いし実際に高原日勝が俺の友人に
なる訳もねえ。
仮定の話に花を咲かせるのが良いが、結局は……もう取返しのつかない
中世編ラストを見てりゃそれまでの友情が粉微塵になるのが分かったろ!

>>153
仲間、だと……ッ?
馬鹿な事を言うんじゃねえ!確かに『キャラハンとしては』
仲間なのかもしれないが、俺とオディオだぜ?
仲間なんてもんじゃねえ。お互いに何時寝首をかかれても
おかしく無い程の荒んだ関係だ。
殺伐としたこの空気が見えねえのか?
ただ、『キャラハンとしては』お前の言う通り心強くてやった!と言う事だろうな。
ってまたメタ発言しちまったぜ……、
本来なら魔王になったオルステッドとこうして邂逅するなんて
事はありえないが、この世界軸ではそれが可能なんだ!
せいぜい、隙を見せないようにするんだなッ!魔王オディオよ。


ようやく少し追いついて来たな。それじゃ、今日はここまでだッ!

163 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/12/09(Fri) 15:07
アリシアはスクエニ三大悪女の称号が外れるどころかますます強固になってるがいつになったら三大悪女の称号は外れるの?

164 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/12/09(Fri) 20:15
ストレイボウ様は今日からおいらのお師匠様だ〜

お師匠様〜おいらにその魔法を教えてください〜

165 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2022/12/09(Fri) 23:59
>161
あいつが最終編に行けない……主人公として、だろうか。
まあ、元々がサブのキャラの上、あのような所業を成した奴が主人公なぞ、誰が納得できる?(メタ)
………と云うべきだが、これで身も蓋もなく終わっても面白みに欠ける。
そうだな……あくまで仮定として、あいつが最終編の主人公になるとするならば―――――

・中世編で私(オルステッド)を倒し、アリシアをも娶って本懐を遂げたストレイボウは新たなる魔王として降臨し、今まで己を冷遇してきた復讐とばかりにルクレチアを脅かす。
・だが、最初はオルステッドの陰で苦しんでたことに対して同情していたアリシアもルクレチアの滅亡までは望んでおらず、ただ己のプライドを傷つけられたことへの復讐心しかない
 ストレイボウの本性に次第についていけなくなり、かといって自分には止めることも出来ず、せめてもの抵抗と意趣返しとして遂に自害を選んでしまう。
・最愛の彼女の翻意に闇墜ち後の天下も長続きしなかったことに絶望し、自棄に任せてルクレチアを滅ぼすも、それでも気は収まらない。
・「何故己ばかりがこんな思いをしなければならない? ………そうだ。それもこれも、オルステッドのような人間ばかりが評価され、己のような人間が認められないからだ。ならば、一人残らず消してやる。」
 そうした、"憎しみ(オディオ)"以上の"嫉妬(インヴィディア)"に支配されたストレイボウはさらなる強大で悍ましい魔王"インヴィディア"となり、各世界の"認められ、評価された"主人公たちを召喚し
 己の"嫉妬"の殺意を思い知らせんとする。

―――――碌な主人公ではないな。もう一つ、まだマシな主人公について考えてみるなら―――――

・"心"のダンジョンで己の所業を悔やんでいたストレイボウの魂が、理由は不明だが実体を持って最終編のルクレチア世界に顕現する。
・何故囚われていた自分がここにいるのか分からないまま、各世界から召喚された主人公たちと邂逅を遂げる。かつてのルクレチアの事を知ることから、
 ここは何処か等を尋ねられ、その上で元の世界に戻る為の協力を頼み込まれる。既に憑き物が落ちているとはいえ、最初は今更己に何が出来ると投げやりだったが、
 絶望の世界でも己を見失わない強い者達の持つ輝きに次第に惹かれ、いつしか彼らに純粋に協力したいという気持ちが強くなる。
 だがそれには、何故ルクレチアが今の世界に至ったかの経緯を話さなければならない。
・己の所業を打ち明けることに苦悩し葛藤しつつも、かつて友だった男を止める為、そして己自身と向き合う為にも、彼らに真実を告げる。
・事の顛末を知った反応は様々だが、境遇に多少の同情はありつつも、犯した所業は到底許されるものではないという事は共通の意思だった。
 だが、決して許しはせずとも、友だった男を本気で止めたいとする今の必死の想いを信じ、魔王"オディオ"を倒すという共通の目的を持つ仲間となる。
・そして遂に対峙し、双方力と言葉の応酬を交わす。
「どの面を下げてしゃしゃり出てきた? あのような裏切りを成しておいて、今更貴様に何が出来るというのだ!!」
「ああ、そうさ。俺は汚ねえ裏切り者だ。そんなこと、云われるまでもねえ。あの頃に戻るなんて、もう出来やしねえ。
 だか、かつては友だったのも事実だ。そんな俺からの、せめてもの最後の罪滅ぼしだッ!!
 また、地獄で会おうぜ…。 そして……来世で生まれ変われたなら、またやり直そうぜ。
 ―――――オルステッドォォォォォ!!」
・最後には過去へのケリを己なりに付け、オルステッドと共に逝くストレイボウ。その直前に各世界の仲間達に礼を述べ、去っていった―――。

―――――私なりに懸命に脳を絞って考えてみたが、如何かな?
どの道、後戻りできない一線を越えてしまった以上、Happy Endは有り得ないのだがな………。

166 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2022/12/10(Sat) 00:00
>163
スクエニ三大悪女とは、アリシア含め、知る者ぞ知る、ミレイユ・ヨヨ・リノアのことか(三大と言いながら4人ではあるが)。
ここは「ライブ・ア・ライブ」スレなので、アリシア以外の3人のことは割愛するとして…。
私たちの物語を知った者達の視点から見るならば………「誰よりも貴方を信じます」という言葉を翻した上に、それに対する反省もなく
「お願い……止めて下さい………オルステッドを………。」と"心"のダンジョンで懇願するアリシアの姿に反感を抱いたが故、そのような称号が与えられた訳か…。
ただ………かつては愛した者の一人として言わせてもらうならば……厳密には悪女とは言い難い。
悪意を以って嵌めたというより、言い方は悪いが姫という立場上世間を知らなかったが為の純粋さと無知故に、
ストレイボウに先に救われた事と、その際のあいつの身の上話を聞いたことで同情し、心移りしたが故の事。
そう……彼女は悪くない。 悪く……ないのだ………。
だが……一度被った汚名は、簡単に払拭できるものではない。寧ろ、不可能なのだろう。私がまさにその生き証人だ。
せめて、もう少しばかり深い描写があれば今とは違っていたのかもしれないが……今更詮無きことか………。

>164
ストレイボウに押しかけで師事したい者がいるとはな。
これについては、私の出る余地は無さそうだ。
あいつの返答次第ゆえ、ここは成り行きを見守ることとしよう。
さて………今のお前は、果たしてどう出るのかな?

>せいぜい、隙を見せないようにするんだなッ!魔王オディオよ。
くくく………貴様如きに言われるまでもない。
もはや、お前の顔を見るだけで殺意が沸き上がるからそこは安心するといい…自制はするがな。
それにある意味、今はお前には感謝もしている。
お前を通じて、人間の醜悪極まる本性と、存在する価値が絶無であるという真実に目覚めることが出来たのだから。
もっとも、その自制も、永久に続くという保証はないがな。何かしらの切欠で、抑えつけた感情がいつしか爆発するということもあるやもしれぬ。
お前のその言葉は、そっくりそのまま返させて貰うぞ、ストレイボウよ…。

167 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/12/28(Wed) 08:14
愛とは何ですか?

168 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2022/12/30(Fri) 12:52
>167
「愛とは何か」、か…。よりにもよって、そんなことを問われるとはな。
哲学的な問いになる故に、返答する者次第で答は多種多様に分かれるだろうが…。
有り体に答えるならば、「何かを心から大切に想い、信じ、好く感情」だろう。
愛の対象が己にせよ、他者にせよ、人以外の何かにせよ、或いは思想・概念・信念等の形無きモノにせよ、
生きている以上は誰しもが抱き、生きる上での原動力ともなる、ごく普遍的な感情の一つと言える。
真っ当に受け入れられ、報われれば甘美な蜜となり、至上の喜びで心を充足させてくれる。
―――そして普遍的であるが故に、逆にまともに受け入れられず報われなければ己を蝕む毒に転じ、負の感情で心は汚染される。
そうでなくとも、何かしらの切欠や形で失えば、多かれ少なかれ心に空洞を生む。
中には自制が利かずに度が過ぎ、場合によっては他者すらも害する歪み狂ったモノになる恐れがあるという厄介な面も持ち合わせている。

………私とストレイボウとアリシアを巡るあの愛憎劇などは、正しくその良い例だな。いや、悪い例と云うべきか。
短い刻だったとはいえ、テラスで愛を誓った口づけを交わした時、私の心は希望と喜びに満たされた。
ストレイボウは募らせた私への嫉妬と劣等感を爆発させて横恋慕し、心変わりして唯一受け入れてくれたアリシアを愛し…
私への友情は転じて憎しみとなり、そのありったけの憎悪を私にぶつけた。
そのストレイボウを倒した私をアリシアは非難し、愛に殉じた後追いの自害を遂げることで、あのテラスで誓った愛は完膚なきまでに裏切られ…
全てに絶望した私は、己の信念への愛、祖国への愛、民への愛、アリシア含めあらゆる護るべきものへの愛が、この世のあらゆるものへの憎悪に転換した。
ふふ………「愛憎は表裏一体」とは、よく云ったものだな。

169 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/12/30(Fri) 19:21
勇者であるこの俺が魔王共を根絶やしにしてくれるわ

170 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2022/12/31(Sat) 11:06
>169
これはこれは………招いてもいないのに、態々そちらから来るとはご足労痛み入る。
勇者を名乗った挙句、魔王共を根絶やしにするとは大層な自信家のようだ。……いや、傲岸不遜な愚か者か。
そんな者に"魔王"を総て滅ぼせる実力があるようには到底思えんのだが………まあいい。

さて―――勇者を名乗る者よ。貴様は何故に"勇者"となって魔王を滅ぼすというのだ?
世の平和の為か? 弱きものを護るという信念の為か? 或いは富、名声の為か?
………答えぬなら私が云ってやろう。「動機が何にせよ、"勇者"である己自身に酔いしれる為」だ。 違うかね?
くく……違うというなら証明してみせるがいい。貴様の正しさとやらを証明できる程のモノを。
尤も、貴様が本当の実力を伴っているとしても、誰もが貴様の存在を良い意味で肯定してくれる保証なぞないがな。
魔王を総て滅ぼせるほどの力を持った貴様を、果たして大多数の力弱き者達は同じ人間として見てくれると思うかね? 生きている限り、魔王以上の化物と恐れ、忌み嫌うのが妥当だ。
皆、今を生きている"英雄"という名の化物よりも、死んで語り継がれるだけの"英雄"という存在こそを、望むのだ。
それに…勇者という名の"英雄"は、見方を換えれば"都合の良い生贄"でもある。周囲から誉めそやされ、煽てられ、増長して良い気になった手合の者がその典型だ。
困った時には己に代わって都合よく動いてくれる。何も言わずにただ己にとって便利な行動をしてくれる。―――そして他力本願な己の為に、命まで懸けてくれる。
それ故、いなくなったところで不便になった程度で片付け、本気で悲しみもせずにすぐに忘れ、無力で他力本願な己を都合よく助けてくれる新たな英雄をまた求めるのみ。
………いやはや、つくづく反吐が出る。 自分たちでは何もせず、考えず、ただ救いだけを求める弱者たちにも。
そして、"勇者"という称号に酔っている貴様にも。
―――――どちらも、度し難いほどの愚か者だ。
かつてハッシュも勇者と呼ばれてはいたが……まだまともな考え方を持っていた。 貴様如きと比べること自体、ハッシュへの侮辱だ。

さて、前置きが過ぎたな。
魔王共を根絶やす以上、魔王である私も滅ぼすのだろう?
ならばやってみせるが良い。出来るならば、だがな。
出来なければ……死ぬがいい。

己の愚かしさを噛み締め………
救いようもない罪深き人生を………
――――――――あの世で永久に、悔やみ続けよッ!!

171 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2022/12/31(Sat) 20:04
くんくんくん、クサイ!魔王の臭いがするぞ

172 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/03(Tue) 15:08
『新年あけましておめでとう』―――などとは云わぬぞ?
かつての己なら言っていたのだろうが…絶望の末に魔王になってからは、もはや祝う気持ちなど起きぬ。
幾度年を経ようとも、どれ程の時が移ろおうとも……人間は何ら変わらず、学ばず、ただ愚かしく生き続けるのだから。
………まあ、そもそも魔王の私が真面目に祝うなどという事自体が可笑しなこと故、遠慮させてもらいたい処なのだがな…。

>171
………もしや貴様は、私が太古の世界から誘った英雄の一人の「ポゴ」か?
並外れた嗅覚で私の気配を感じ取れる者といえば、彼奴しか考えられぬ。
―――いや、彼奴はまだ言葉が発達していない世界の者故、彼奴とは似て非なる者か?
……まあどちらにせよ、それほどの嗅覚を持つ者ならば、只の者ではなかろう。

それにしても………"臭い"か。それほどまでに臭うか。
まあ、ある意味当然か。数多の人間を殺したこの身には、拭い切れぬ血と死の匂いが染みついているのだ。今更否定はせぬ。
ただ……私も貴様からは匂っているぞ? 人間という存在自体からの、実に耐え難き悍ましい腐臭がな。
人類の歴史とは争いの歴史。同族同士でありながら、国境、人種、見た目、思想、概念、価値観等の違いを理由に相争い、奪い合い、殺し合うという血腥き歴史だ。
その歴史の基で生まれ育ち、やがて成長し、そして祖先と同様の愚かな行為を繰り返す。この世に在る限り、只管繰り返す。
過去から現在になり、そこからの未来に至って尚、人間は何ら変わらぬ。
それを愛や道徳、人の道や倫理などの幻想を以って、穢れに満ちた己の醜悪さを正当化する。
―――――これを腐臭と云わずして何とする? 貴様もまた、その歴史の中から誕生した一人なのだ。

私は自身の悪しき臭いを自覚している。 ………貴様は果たして、己の醜い臭いをどこまで自覚しているのかね?

173 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/06(Fri) 11:23
アリシアはテラスでオルステッドに貴方を「愛します」ではなく
貴方を「信じます」と言いましたが、どういう意味で言ったのでしょうね

174 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/07(Sat) 12:05
>173
テラスでの彼女のあの言葉は、今でも一言一句覚えている。

「これからは父上よりも………いいえ、誰よりも………貴方を………信じます。」

まさか、父君のルクレチア王以上に信じると云ったことには驚きつつも、本心から嬉しくもあったことは確かだ。
ただ……今思えば、アリシアとの結婚が褒賞品であることを決勝戦開始直前に明かした処からも、武術大会の体を拵えた、
私を確実な後釜に据える為のルクレチア王による政略結婚だったことは疑いの余地はないだろう。そのことは彼女も事前に言い含められていたであろうし、
王国の姫という立場故に彼女の本当の気持ちが入り込む余地など無かったことだろう。"男らしい戦いぶり"で武術大会を優勝した剣士という以外何も判らぬ私のことを、
"愛する"ではなく"信じる"と云った時の心境が如何なるものだったのかは………今や彼女以外知り得ぬ。

―――尤も、馴れ初めなどというのは、案外どうでも良いものなのだ。
切っ掛けがどうであれ、肝心なことは双方の関係をそこから更に育み、より良きものに進展させていけるかどうか。
たとえ形式的な社交辞令による言葉だったとしても……父君以上に私に信を置くと決心して誓った言葉だったとしても………
「ここまで言ったアリシアのことを絶対に裏切らない。 私もまた本気でアリシアを最後まで信じ、愛し抜いてみせる。」―――あの言葉に対し、私は喜びと共にそう強く誓った。
そして………後継者になった以上、「いつしか彼女だけでなく国も民も大切にし護れるほどの、歴代のルクレチア王に恥じぬ王になってみせる。」―――そうも決心した。
あの裏切りによる悪夢を味わっても尚諦めずに進むことが出来たのは……ハッシュやウラヌスだけでなく、彼女のあの言葉があったからこそだった。
どんなに辛く苦しくとも……私を信じると云った彼女を私もまた信じたから、魔王山山頂まで再び辿り着けた。

―――――結局、そうした誓いや決心を、果たすことは出来なかった。
たとえストレイボウに心が移っていたのだとしても……敗者の気持ちが分からぬ傲慢な者だと、私を見下げたのだとしても……
私にはストレイボウを苦しめるつもりも………彼女を諦め、見捨てるつもりなど決して無かったことを………

―――――それだけは………信じて……ほしかった……。
信じて…………ほしかったのだ…………………アリシア…………………。

175 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/07(Sat) 12:11
>173への返答は私のものだ。
名前の入力を失念していた……すまない。

176 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/07(Sat) 21:20
色んな時代に魔王がいるんだな

もしや俺の時代にも魔王はいるのだろうか?

177 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/01/08(Sun) 01:38
随分と前回から時間が経っちまったなあ!?
今日明日中に答えるからお前らちょっと待ってろッ!
このストレイボウ様は魔王オディオなんかに負ける訳にはいかないんだぜ。
そこの所、分かってんだろうなあ!?
今回は告知だけだ、……また来るッ!

178 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/01/08(Sun) 20:25
待たせたな!あけまして……あの世で俺に詫び続けろーーーーーッ(タイトルを回収して行く)!

>>156
また、かよッ!またオルステッドがボロ勝ちして俺が貶められる展開になるんだろうがッ!
いや、今は魔王オディオか、あいつは俺が何時か必ず倒して見せるッ!
そして叶うならば正々堂々の勝負の末にアリシアに求婚したい。
勿論その条件なら出ない訳には行かないだろう。
何ッ!魔王にただの人間が勝てるはずが無いだろう、とお前はそう言うのかッ!?
馬鹿野郎ッ、何事もやってみなきゃ分からないだろうが。
俺が勝つ未来が……何処かにはあるはずなんだよッ、みっともなくても足掻いてやるッ!!!
さぁ、何時でもいいぜ。武術大会にエントリーしたからな。
だけどルクレチアの民が居ない状態でどうやって盛り上げるんだ?
静かな観客席では盛り上がる物も盛り上がらないだろうな!

>>158
ハッシュが言ってたように、俺達が倒した魔王はどうやら偽物だったらしい。
その代わりあいつが魔王になっちまったけどよ。
この際魔王オディオの返答を参考にさせて貰うが、絶望と不信の果てに憎しみを
原動力とした堕ちた人間、それがこの世界の魔王の定義だろうぜ。
誰しも、魔王になる可能性はあった。だが魔王オディオ程それに相応しい奴は居なかったと言う訳だ。
俺の考える憎しみをはるかに凌駕し、魔族達の頂点に立ったのが魔王オディオだ。
そして奇しくもあいつはこの地に降り立った……、てめえは今魔王を目の当たりにしてんだよッ!
これからこのスレが進む内に魔王について段々と分かってくるかもしれねえなあ!?

>>161
最終編に行けねえのはまぁ、良いとしてだ。
忘れてねえか?確かに『仲間としては』最終編には登場しないが心のダンジョンで
しっかり出演してるじゃねえかよッ!
まぁ俺だけじゃなくてハッシュやウラヌス、アリシアまで出て来ているし
特別扱いと言う訳じゃないけどな。
それで充分じゃねえか。第一オルステッドだって元の姿のまま最終編に行けた訳じゃないんだしよ。
魔王オディオの言うように俺は仲間になるにはあまりにも罪を背負い過ぎたって事だろうな……。
その点、近未来編の無法松や西部編のマッド・ドッグはその辺の柵(しがらみ)が無いから
最終編に助っ人として登場してもおかしくは無いな。
ただ、前者は既に死去した人物として物語を終えた訳だが。
マッド・ドッグはあれだろ。決闘で命を長らえた後、サンダウン・キッドへの執念から
自力で最終編に迷い込んだ(?)とかもありじゃないのか。
おっと、言っとくがこれはあくまで仮定の話だからなッ!?本気にすんなよ。

>>163
今回のリメイク(スイッチ)版で更に悪名が轟いたって所か?
三大悪女か……、俺はそうは思わねえ。おそらくだがアリシアは人を傷つけると言う
想像が出来ない程の天然だ。
その辺は箱入りの王女様なので仕方がない事かもしれねえな。
だが中世編の結末は仕方がないでは済まされない事態で終わっちまった……。
それが彼女を悪女たらしめ、スクエニ三大悪女の一人にしちまった。
誰もが止められない流れの中、プレイヤーの憎悪を集めちまった。
アリシアにもう少し相手の心を測る器量があれば、魔王誕生を回避出来たのかもしれねえ。
だけどな、彼女に救われた人間も居るんだ。俺さ。
だから俺はアリシアを悪女とは呼ばない。誰がどう罵倒をしようと俺だけはアリシアの味方なんだ。

>>164
ふん!お前の親が泣いて頼み込むから仕方なくだ。
だが、お師匠様か。……悪くない気分だ。よし、今日から魔法の講義と実技を
みっちり仕込んでやるからなッ!
幾ら厳しくても文句を言うなよ?まずは講義からだ。魔法を使う上で四大と言う
概念がある。自然界に存在する炎・水・風・土の元素を使役する事を指すんだ。
この中でも一番扱い易く初歩的なのがレッドバレッドの魔法だ。
今から試しに撃ってみるからちょっと離れとけ。

レ ッ ド バ レ ッ ド !

と言う風に一直線に火球が放たれる魔法だ。
魔法はイメージ力が大事だ。己の魔力を引き出しつつ炎をイメージするんだ。
お前にはまだ難しいだろうが、トレーニングとして常々炎を生み出す事を
想像する生活を始めろよ。

179 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/01/08(Sun) 20:29
>>166 魔王オディオ

>今のお前は、果たしてどう出るのかな?

流石に追い返したり断ったりする事は無いぜ。
むしろ丁重に弟子扱いして色々教えてやってるしな。むしろ俺に弟子が……?
と不思議そうな顔だな?見くびって貰っちゃ困るぜ。
俺の表の顔は魔術師、弟子の一人や二人ぐらい持っていても変じゃないだろ。
ただ、今回の弟子は些か若すぎるってのはあるな。

>くくく………貴様如きに言われるまでもない。

言ってくれるじゃねえかよ。お前はまさか能力的には『格下』と思っている俺が魔王を
打ち破るはずが無いとか思ってるじゃねえのかッ!?
この世界(スレッド)ではそれも可能なんだよ、スレ主の権限を行使して、なんて話じゃあ無い。
この世界では対等の存在だからな?
対等に『名無しに答える者』として、やっとスタートラインに立てたと思っている。

ある意味感謝している、だと?ふん!言ってくれるぜ!
人間の本性が醜悪である、価値が絶無であると信じ込む程に絶望してたって訳かよッ!
挙句に、ルクレチアの民を皆殺しにして自分はお山の大将気取りかッ。
俺の知っているオルステッドは何処に行っちまったんだよッ、なあッ!?

>>167
愛なんて知るかよ。俺には無縁のもんだ。
……とは言っても全くの無縁と言う訳でも無いらしいぜ。
覚えているのが母親からの物とアリシアの物だな。
母親は俺に無償の愛をくれた。時には叱り、時にはあやし子供だった俺を育ててくれたんだ。
人間が一番最初に出会うのがこの親子の愛ってやつなんだろうな。
アリシアからの愛は、同情を含んだ物だった。俺が自分の境遇を呪いオルステッドへの不平を
言う度にアリシアからの愛が深くなっていった。
ヒャヒャヒャ、アリシアがどんどんオルステッドから心が遠ざかって行くのを見た時の
優越感ったら無かったぜ!!!

180 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/08(Sun) 23:24
>176
そう……いつの時代、どの世界にも"魔王"と呼ばれる者は存在する。
そうでなくとも、"魔王"と呼ぶに相応しき者は、必ず出現する。
「己が魔王になどなる筈がない」「そんな事が起きる道理はない」―――当初は誰もがそう考えるのが普通だ。私も、己が魔王に成り果てるなどと想像だにしなかった。
だが…自ら望んでなるべくしてなったというならば兎も角……たとえ当初の頃は望まなくとも……
その時々の情況や、或いは政治的・時代的背景次第では、己の本心や意志など容易く?み込むほどの圧倒的な流れに逆らえず…止むに止まれずになる者もいる。
立場が己を変えることもあれば、己にとって決して克服の出来ぬ耐え難き事態に見舞われ、ある感情に支配され尽くされた際に………誰しもが魔王に変わり得る。
その原動力となる感情は、その者次第で様々だ―――――私の場合は、それが"憎しみ"だったという事。

そう………太古の昔より……遥かなる未来まで……
平穏なる時も……混迷の世にも……
あらゆる場所…あらゆる時代において……戦いの火種となるもの。
それは人間が存在する限り…永遠に続く『感情』なのだ………。
その感情の名を……『憎しみ』或いは………『オディオ』というッ!
私だけではないッ! 人間である限り……貴様にもまた、『憎しみ』に囚われ、魔王となる可能性があるのだッ!

覚えておくがいい………誰しもが、"魔王"になり得ることを………。
『憎しみ』がある限り…………人の世が続く限り………
いつの世も……………。

>179(ストレイボウ)
>俺の表の顔は魔術師、弟子の一人や二人ぐらい持っていても変じゃないだろ。
別段、これといった他意はない。 どう応じようとも貴様の自由だ。
今後どうなるかは……貴様の手並み次第だな。
途中で挫折するも、師の貴様すら越える程の名のある魔術師になるも、または、私を打倒し得るほどの強大な魔術師になるも……全ては貴様の教え方次第だ。
ただ…何処からか聴いた処によれば、魔術含め、人には"技術"というものは全て伝授できても、"心"までは全て伝授できないと云う。
尊敬される偉大なる魔術師になるか、或いは忌み嫌われる邪悪な魔術師になるか―――――教えられた魔術という技術を何の為に行使するかは…そのもの自身の"心"で決まる。
弟子がこれからどのようになっていくか……預かった以上は、見届けることだな。

>お前はまさか能力的には『格下』と思っている俺が魔王を打ち破るはずが無いとか思ってるじゃねえのかッ!?
くく………何か勘違いしているな? 今の貴様の能力が私より格上か格下かなど関係ない。
引き合いにするのは些か癪だが、私が誘う"英雄"達のような、それぞれの抱く強き信念や輝きといった、
私が完膚なきまでに否定し尽くしてやりたいと思えるものを、貴様は持ち合わせておらぬ。
負の感情に屈し、闇に堕ちたが故に…彼奴等同様の真に滅すべき相手足らぬという事。
だからこその、今の邂逅が実現しているまでだ……とんだ皮肉ではあるが。

>ルクレチアの民を皆殺しにして自分はお山の大将気取りかッ。俺の知っているオルステッドは何処に行っちまったんだよッ、なあッ!?
ははは………よもや、貴様の口からそのような言葉が出るとはな。
お山の大将気取りか……貴様にはそう映るのか。
救いようのない愚かな人間共を滅ぼし…いや、各世界の"オディオ"を通じて英雄達をも倒し、あらゆる時代・世界をも滅ぼし……
己以外は誰もいない山頂から全てを見下ろした時、どんな気分だと思う?
最初の内は、勝者たちへの復讐を遂げることの出来た歓喜に満たされはすれど―――
最早己だけしかいない世界の中……最後に己を占めるものは………

―――――空虚だ。 ただひたすらに空虚しかないのだ。
勝利した処で……栄光も、希望も、得るものなどは決して無い。

魔王としての立場すらも終わった後は……永遠の真の孤独にただ苛まれながら生きるのみ。いや、生きているとすら呼べぬ。
―――己独りだけのお山の大将などに、何の価値があるというのだ?
何故にこうなったのか………何が悪かったというのか………どこで何を、間違えたというのか……………

―――――納得できる答えは、決して得られないのだ………。

181 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/10(Tue) 15:36
愛とは躊躇わないこと!そして振り向かないこと!!

182 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/10(Tue) 20:48
ストレイボウ(弓)っていう武器があるのかと思った

183 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/10(Tue) 23:01
>181
僅かに聞き覚えがある気がすると思ったが……某曲の歌詞の一部か。
そこには、"愛"が躊躇わないことで、"若さ"が振り向かないこと、とあるが………。
―――まあいい。どのように捉えようが、愛の観念は各自のこれまで歩んできた生の軌跡で様々だ。
一理あるところもあれば、腑に落ちぬところもあろう。
………私にとっては、人間が抱く"幻想"の一つでしかないが、な。
たとえその時々には心の奥底から信じたとて……今後それを、いつまでも変わらずに信じ、抱き続けることが出来るとでも?
私に云わせれば…前向きな意味で迷いなく答えられる者は、味わったことがない故に知らぬのだ。
信じた筈が、受け入れられず……認められず……或いは、裏切られてしまった時の絶望をな。
そうでなくとも、時と共に己の中で変質するなり、何かしらの切っ掛けで冷める等という事もある。

―――――そこまで強く主張できる貴様は、この先たとえ何があろうとも…最後までその考えを貫くことが出来るのか……?

>182
「ストレイ(Stray)・ボウ(Bow)」という意味か。
"Stray"でも意味が成立している故、より相応しい意味のものに直訳するならば………「(正道から)外れる弓」といった処か。
武器の名としては不安を感じるが………成程、あいつの名前としては、何とも言い得て妙だと感じるな。

―――よもやあいつの裏切りは、あいつ自身の意思というよりは、何かしらの見えぬ意志や力が働いた、最初から意図されたことだったのであろうか?
………だとすれば、随分と底意地の悪い神の悪戯という他ないな。私たちの運命を弄び、辿った顛末を楽しんだのだから。
仮に"運命の神"なる者が本当に存在し、私たちの運命がこうなるべく操作して決めたというならば……是非とも云ってやりたいものだ。

「――――――皆の運命を弄び、そして私が魔王に堕ちゆく様を眺めるのは愉しかったか?
 愉しかったならば結構………貴様の愉悦の御蔭で、今や貴様すら滅ぼせるほどの立派な魔王となれた。
 これから貴様が、その魔王に滅ぼされるもまた運命という事。盛大なる御礼をしてくれるッ!!!」

………あいつの名前ネタ一つで、我ながら随分飛躍して"Stray"(脇に逸れる、脱線する)してしまったな………。

184 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/11(Wed) 21:09
悲劇の勇者と言えば彼ですよ、彼

185 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/12(Thu) 21:45
>184
ふむ……何処の誰をして"悲劇の勇者"と云っているのかね?
手掛かりを示さぬ以上、如何ともし難いな。
―――もしや、私のことを指して云っているのか? だとすれば、要らぬ世話に尽きる。
明確に"勇者"と呼ばれていた訳ではないが……攫われたアリシアの救出に向かう旅に出る直前、国中の誰もが
明らかに期待する空気を醸しだしていた―――――「伝説の悪しき魔王を倒し、平和を齎す勇者」の再来を。
私自身は特段意識したつもりではなかったが……歪に持て囃される環境だった故か、或いは自身の置かれた立場故か……
無意識の内に、多少なりとも自身の中で"勇者"という称号を抱いていたのやもしれぬ…。
―――――今はもう、厭悪の念しか沸かぬ。"勇者"という肩書にも。"勇者"と期待されていた頃の己にも………。

……まあ、私の事はどうでも良い。
貴様の云う何処の誰かは知らねど、"悲劇の勇者"と呼ばれる以上は……心身共に常人よりも遥かに強く、一時期には"勇者"と称賛されし者でありながら、
その者もまた何かしらの悲劇に遭い、絶望を味わったという事なのであろう。そうした推測の前提で、見做させてもらおう。
その者は絶望を味わった後、如何したのであろうか? 全てを失い、挫折・凋落したのか……若しくは自害したのか………

―――――或いは、絶望を知って尚……諦めずに奮起し立ち上がり、己が信念を貫き通したのか。
ならば是非とも、我が絶望の世界にご招待したいものだ。 何故に諦めずに足掻くことが出来るのか。一体何がその者をそこまで突き動かすというのか。
その者の存在意義を裏付けるモノ全てを聞き届けた上で………我が手で否定し尽くし、滅ぼして差し上げよう。

――――――――所詮、"全ては都合の良い幻"でしかなかったのだと、思い知らせるまでッ!

186 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/13(Fri) 22:38
男は拳で語り合うものっ!
拳でなくとも二人が腹を割って語り合っていれば魔王が生まれなかったかもしれませんね

187 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/14(Sat) 10:43
>186
拳で語り合う―――所謂「肉体言語」というヤツか。
言葉だけでは伝わらない事を、互いの拳を通じることで分かり合うという訳か。
私が誘う一人の"タカハラ"のみにしか通じなさそうだな。
……ただ生憎だが、「肉体言語」が可能なのは両者ともほぼ同等の強さであることが前提で、一方が強ければ(或いは弱ければ)成立し得ないだろう。
仮に剣が無くとも、少なくとも拳の喧嘩でも負ける気はしないのでな。頭が良くても腕っ節はからっきしのあいつとでは、「肉体言語」は到底無理であろう。

ただ……「拳でなくとも二人が腹を割って語り合っていれば〜」か。………それについては反論の余地も無いな。
私は別段あいつを苦しめる心算も、引き立て役などにする心算も無かったが………今思えば当時のルクレチアの環境は、あまりに偏りが過ぎていた。
"武の強さ"という特定のカテゴリーのみが尊ばれ、"魔術"の方は冷遇されていた。
せめてルクレチアに、それぞれ違うものの良さ、利点、価値等を多角的且つ率直に容認する風潮があれば…あいつも確実に評価されていただろう。
別々の違う道で互いに切磋琢磨し……親友であり、良きライバルにもなれていたやもしれぬ。

―――だが、そうはならなかった。 歪な環境下で私ばかりが評価されていく中………嫉妬と劣等感で、あいつは屈折してしまった。
そんな時に腹を割って語り合っていれば……そんな機会を無理に作ってでも、本心を打ち明け合っていれば………或いは……………
………私たちには、それが出来なかった。つまり…本当の意味での……親友ではなかったのだ………。
魔王に堕ちた後になって、漸くその事に気付くこと自体がその証しだ………全てが、遅すぎたのだ……………。

………………そうであろう? ………………ストレイボウよ………………。

188 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/14(Sat) 10:50
>186への返答も私のものだ。
またも名前の入力を失念してしまったか……相済まぬ。

189 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/14(Sat) 12:37
魔王ともあろう者が謝るんじゃない
威厳もへったくれもないなぁ

190 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/14(Sat) 14:41
>189
メタな返答になる故恐縮だが、あいつの招待と許可の下、今はキャラハンとして参加している。
長めに書く節があることは認めるが、返答する立場になった以上は他の参加者を極力不快にさせず、不定期とは云え出来る限り早めに応じ、
また、独り善がりの自己満足に終始し、イメージを損ねてしまわないような内容の返答を心掛けている心算だ。
それ故、返答時はキャラハンとして名乗ることは礼儀だと考えている。
そうでなければ、形としては名無しが勝手に返答している事になってしまうからな。
それに、名乗りを欠いた非礼を犯したまま放置していては、自身の非を頬かむりする事にもなる為、その非礼を詫びるという訳でもある。
それ故…キャラハンとして見過ごしてはならない何かしらの失敗を犯した時の謝りについては、
"魔王の言葉として"というよりは、"一キャラハンの言葉として"受け取って貰えるようご容赦願いたい。
この返答で、納得して貰えるだろうか。

―――ふむ……こうした事になるのも、初歩的な誤りを繰り返すからだろう。
元々はあいつの築いた場所だ……参加者が離れてしまわないよう、精進せねばな……。

191 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/14(Sat) 22:57
問題は姫さんがストレイボウと国を捨てた場合、オルステッド倒したとしても国から追手が掛かってまともに暮らせないのでは?
魔王倒したぞ→国の復権だ→じゃあ魔術師より貴族の方が・・・。

こうなったらストレイボウ的にはむしろオルステッド帰ってこいまであるな、一個人に執着するあのメンタルで国王が出来ると思えん・・・。

192 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/01/15(Sun) 00:35
>>169
おっと勇者サマのお出ましのようだ。
かつてのハッシュも、オルステッドさえも言わなかった
根絶やしにしてくれるとの台詞を聞いてお前は実は勇者じゃないだろッ!
との突っ込みを入れそうになったぜ。
魔王共を根絶やしにしてその後はどうするつもりなんだ?
魔王すらも屠ったその力が、一般の民に恐れられ敬遠される未来しか
ねえと思うんだがよ。生きた英雄よりも死んだ英雄、か。
あいつに賛同するのは不本意だが、魔王オディオの言葉には真実も含まれているだろうよ。

>>171
魔王の匂いってそんなにするのか?あぁ、死臭とか血の匂いって
事か。全く犬並みの嗅覚だぜ。
原始編と呼ばれる世界では、人間の言葉は発達していないが
匂いやジェスチャーで話が進んでいたな。
長老に狩りをして肉を取って来い、と指示された時に鼻で
獲物の匂いを嗅ぎ取ろうとすると長老の匂いまでも鼻に入ってくるのが
面白かったな。あの世界の住人だと嗅覚だけでは無く視力も
かなり良さそうだからこの場所(スレッド)も目敏く見つけて来る、
と思っていたんだが今の所来る気配はねえよな。
もっとも人語を話さないので名無しへの返答は出来ないだろうが。

>>176
あぁ、何処の世界にも居るもんだ。
お前の居る『現実の世界』にも魔王は既に干渉している。
つまり、このスレッドで返答してお前と関わっているって事だッ!
俺がオルステッドと比べられ劣等感を持ち
己の境遇に不満を持っていた事よりも
多くの憎しみがあいつを変えちまったんだ。
なぁ、>>176にもあるんじゃないか?理不尽な事をされても
耐えねばいけない時や親友ばっかり良い目にあって自分は
蔑ろにされている境遇等……二番目のはまんま俺の事だな。
そう言う場合、憎しみの感情に身を任せるのは容易いが
良い結果は産まないだろうな。オディオ(憎しみ)に取り込まれる
まで憎しみを滾らせるんじゃあ無いぞッ!これは経験者の言葉だからな、
ありがたーく聞いておけよ。

>>180魔王オディオ

>何処からか聴いた処によれば、魔術含め、人には"技術"というものは
全て伝授できても、"心"までは全て伝授できないと云う。

ふん、その話の大元になった人物はなかなか良い事を
言うじゃあねえか。そうだな、この坊主のような真っすぐな心根を持ったヤツなら
少なくとも俺みたいな捻くれた考えを持つ魔術師になる確率は低い、とだけ
答えておくぜ。見ろよ。あんなに魔術の本を目を輝かせて読んでいるんだ。
立派に育ててやりたくもなるじゃねえかよ。
今度、魔術を覚えるのは何が目的だ?と聞いてみてやろうか。
大方背中がムズ痒くなるような真っすぐな理由だと思うぜ。
どれ、今日も稽古をつけてやるか。

>負の感情に屈し、闇に堕ちたが故に…彼奴等同様の
真に滅すべき相手足らぬという事。

なるほどッ、俺は勘違いしてたようだぜ。
つまりは光り輝く英雄では無く、闇に落ちたが故のこの邂逅と言う事か。
一つ質問だが、この場所(スレッド)に英雄の一人がキャラハンとして来ちまったら
お前はどうするんだ?
俺の予想ではハルマゲドンになっちまうと思うんだが。

>―――己独りだけのお山の大将などに、何の価値があるというのだ?

たった一人だけのお山の大将か、それはそれで想像出来ない程
悲壮だな。魔王となり復讐を遂げたのを実感して間もなく
残された空虚を抱えて生きて行かねばならないのは、辛い事だと
俺でも分かるぜ。だけど……俺はッ!
俺はお前に同情出来る立場じゃねえって事は分かっているんだ。
こちらから罠を仕掛けたんだからなッ!

193 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/15(Sun) 19:47
メガロマニアを聴くと俺の闘争本能に火が点くぜ

194 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/15(Sun) 22:26
>191
「アリシアがストレイボウと国を捨てる」に至る経緯というのが、今一つ解せぬのだが…。
ふむ…正直気分の良い仮定ではないが……もしストレイボウが、"真の魔王であるオルステッド"を倒し、見事アリシアを救い出した真の英雄として凱旋した後、何かしらの難事に見舞われたとすれば………
アリシアを娶り、後継者にはなったものの…元々人望が無かった事と、ルクレチアの誰しもが心から納得していないが故に、表面上は英雄と称えつつも本心から尊敬も慕ってもいない様子が煤けて見え、
そうした、本当の意味で未だ評価されていない現実に次第に苛立ち、癇癪を起こすようになったストレイボウの言動や態度にやがて愛想を尽かし、遂に捨ててしまった……というならば、多少強引だが納得できよう。
ルクレチアについては……父君の意志を反故にしてでも捨てる程の相応の理由や動機が必要だな。国と民を見限り、他国に亡命するに至る理由や動機が…。
それについて納得の行く経緯というのが、私にはどうにも想像が付かぬな…。

―――ただ、あいつに国王が到底務まるとは思えぬ点は同意だ。
確かにあいつは頭は切れる…若しかすれば、ルクレチア一やもしれぬ。
だが……それが国王としての器や資質と相関するかとは別だ。統治力、統率力、決断力、その他内政面・外政面で国をより良く発展させていく
総合的な政治力無くして、国王は務まらぬだろう。後継者止まりで実際に玉座に就けてはいないが……私にもそれ位は分かる。
何より……長年周囲から冷や飯ばかり喰わされてきたあいつが、国や民の為に本気で身命を捧げるとは、到底思えぬな………。

―――――今はもう、あらゆるものに愛想を尽かした私が云えた義理ではないが、な………。

>193
闘いの最中……主に、かの英雄共が各"オディオ"と戦いし時、何処より脳に聴こえしあの曲か。
確かに………あの激しい曲調は闘争本能が刺激される。
"魔王オディオ(曲名)"が流れた後、戦いに突入する直前に流れるタイミングの良さとも相まって屈指の人気度を誇る。
アメリカなる国の"トビー・フォックス"なる者も、作曲者たる"ヨウコ・シモムラ"と対談中、「MEGALOMANIA」にインスパイアされ、
新しい曲「MEGALOVANIA」が生まれたと語ったほどだ。
それ程、多くの者の心に残る名曲である事も肯ける。

………私の場合は、まだ人間だった頃…ハッシュ達と共に偽魔王と戦いし時。
そして………ストレイボウからの衝撃の裏切りの告白後の戦いの時に流れた。
あの曲が流れる戦いに勝利した際…各世界の英雄たちは目的を遂げ、凱旋を果たした。
だが……私はそうではなかった。勝ったというのに、勝利への喜びも……余韻も……達成感も、得られなかった。

―――何故なのであろうな?
生き様や考え方、形こそ違えど………元々は護るべきもの、確固たる信念などを抱いていたという点において、大して変わりはなかった筈。
私と彼奴等とでは………何が一体、違うと云うのであろうか―――――。

………素晴らしくはあるが……私にとっては、そういう事を考えてしてしまうという意味での、トラウマの曲でもあるな………。

195 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/15(Sun) 22:28
>191(ストレイボウ)
>見ろよ。あんなに魔術の本を目を輝かせて読んでいるんだ。立派に育ててやりたくもなるじゃねえかよ。
―――そうか………その言葉を、忘れぬことだ。
そして……いつしか師の貴様をも超え、名声や称賛を得る程の魔術師になる日が訪れたならば………
その暁には…今後は弟子にまで、精々嫉妬の炎に狂い滾らぬことだな。
貴様を引き金としてルクレチアで起きたような悲劇は、最早間に合っている……。
尤も……魔王の私としては、たとえ起きた処で「やはり、所詮これが人間の真実だ」と溜飲が下がるのみだがな………。

>一つ質問だが、この場所(スレッド)に英雄の一人がキャラハンとして来ちまったらお前はどうするんだ?
―――知れたことを。
繰り返すように、彼奴等が知らねばならぬ"大事なこと"を伝え……己の生き様を心底後悔させながら……
悩みと苦しみに満ちた罪深き生に、別れをつげさせてくれるッ!!!

………と云いたいが、それはここ(本スレッド)である必要はない。
彼奴等との存亡を賭けた闘いをすべき場は、ここではない。ここはあくまで貴様が築いた特殊な空間。
来るならば来るで見に徹し、彼奴等が普段何を思い、考えているのかを返答の姿勢より視る為の場として利用させてもらうまで。
私に何かしらの言葉を送った時には都度返事も行なうが……滅すべき敵である以上、貴様同様に馴れ合いはせぬ。
闘いならばいつでも魔王山山頂で存分に行える。強いて云うならば……この場から去る時が、彼奴等との闘いの始まりという事。
「束の間の休息を、精々噛み締めるがいい」と、彼奴等が訪れた際には云わせてもらうこととしよう…。

>俺はお前に同情出来る立場じゃねえって事は分かっているんだ。こちらから罠を仕掛けたんだからなッ!
当然よ。 元凶たる貴様からの同情なぞ不要。
日々不当な扱いを受けていたとはいえ……あのような形で、取り返しのつかぬ、見下げられる道を選んだ以上…覚悟はしていよう。
多少の同情はあれど……決して肯定はされぬ。まして、赦されもせぬ………。
くく………それは、私も同様か。 今や、貴様以上にあらゆる者から恨まれ、憎まれる存在になったのだから……。

―――ただし、これだけは云える。
「貴様らが私を憎む以上に、私は貴様ら"人間"という存在を憎み切っているッ!!」とな………。

196 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/16(Mon) 19:23
心山拳奥義!

旋牙連山拳(センガレンザンケン)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!

197 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/17(Tue) 20:40
195で返答時の「>191(ストレイボウ)」は、正しくは「>192(ストレイボウ)」だったな…。
細かい処だが、失礼した。

>196
―――――おっとッ!!

………ふぅ……出会い頭早々に奥義を繰り出すとは、とんだ"志を受け継ぎし拳師"だな。―――まあ、問答無用でこちらの世界へ誘った私が云える立場ではないが。
かの"シンザン・フィスト"なるファイティング・スタイルを極めし「Master・Shifu(師父)」より受け継ぎし技か……それだけのキレを持ち、且つ完成度高き技を編み出すに至るまで、
さぞや並々ならぬ労苦と長年の修練の積み重ねがあったことだろう。
何より、強靭なる心身の基……ついに編み出し、そして受け継ぐに足る志………それがあるからこその奥義という訳だ。

―――――だからこそ、悲しきかな。
それだけの志も………時の流れと共に、いつしか必ず忘れ去られ、歴史の彼方に消え果てる。
そうでなくとも、その時々の時代や情勢等により…やがて本来の伝承者の本意とは大いにかけ離れた形に変質しゆく等、
決していつまでも変わらぬ形のまま存在し得ぬ。
結局の処………"強くなりし己に酔う"という自己満足に存在意義を見出したのみに過ぎぬ。
ならず者共の撃退や義破門団の打倒という、弱きを助け強きを挫く活劇も……そうした己を正当化する為の欺瞞でしかない。

―――ほう、違うと云いたいか? 大切な志や想いは、決して色褪せることは無いと?
………ならば特別にお見せしよう。 先ほどの奥義への細やかなる返礼だ。
―――――これはかつて、私が心から愛した者の成れの果てだ。
所詮、貴様らの抱く志も……信念も……守るべき大切なものも………
………何かを切っ掛けに、かのように成り得るのだ。
さあ、刮目せよ………この醜く変わり果てた姿を。
これを見ても尚……貴様らは自身の抱くものの価値を………説くことが、出来るのかッ!!!

―――――――――――『セントアリシア』ッ!!!

198 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/17(Tue) 21:52
果たしてキューブに存在感はあるのだろうか?

199 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/18(Wed) 01:01
ワタナベ(息子)「びえええー!父ちゃ〜〜ん!
僕たちってなんでどの世界でも酷い目にあうんだよ〜!」

200 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/18(Wed) 21:34
>198
主人公としての存在感があるのか否か……という意味であろうか。
ふむ……私たちの時代よりも遥かに文化・技術レベルが進んだ未来の時代、"カトゥ"なる絡繰り技能士の手によって造られし、
彼の"人の心を得し、人ならざる者"は、そもそも他の英雄たちと違って戦闘用に造られた訳ではないようだからな。
実質最強のオボロ丸…遠距離特化のサンダウン…力押しのタカハラ…師父より受け継ぎし技以外にも、各々差別化された独自技も持つ心山拳師範…
コミカルな雰囲気を持つポゴ…弱いと云われるが最も主人公感が強いとの定評ありしアキラ…
こうした彼の者達と比べれば……戦闘面ではハイスピードオペやアップデート始め、如何してもサポート要員の感は否めないだろう。
何より………喋れない事に加え、あの独特の一頭身の面相では、主人公としては些か存在感に欠けると謂わざるを得ぬやもしれぬ。

―――ただ……繰り返すが彼奴は、人の手で造られし"人の心を得し、人ならざる者"。
彼奴が使う技名全ての頭文字のアルファベッドを取って?げれば「H・U・M・A・N・I・S・M(ヒューマニズム)」と読める事は、ここへの来訪者にとっては既知の事。
また、あくまで敗北すればの話だが………私が敗れし時には、"人を辞め、魔に堕ちた者が、人ならざる者を通じ、人の事を教わる"という、
実に対比的なアイロニーを引き立たせるという意味でも、彼奴の存在感は決して無ではない。

―――――くく。
だからこそ、魔王として………否定し尽くすに足る相手の一人(彼奴の場合は"一機"か?)なのだ……。

>199
フン………いい加減泣き止め。 耳障りだ。
「どの世界線においても酷い目に遭う」か。最早そこまで行くと、悪質な神の悪戯という他ないな。
なんともまあ………憐れ極まる様だな。

―――――それで? そうして泣き喚き続け、いつしか誰かが救いの手を差し伸べてくれるのを待つか?
お前の姿は…且つて無条件に救いのみばかり求め続けた、愚かな人間共の姿そのものにしか映らぬ。
たとえ理不尽極まる不運が降り掛かろうと………或いは自業自得の災難に遭おうと………真に己を救えるのは、己のみだ。
以前の私ならば差し伸べたのだろうが……今の私は、死しか振り撒かぬぞ?

―――さあ、如何する?
恐怖と理不尽に屈し、敗者のままであり続けるか?
それとも………惨めな己を認めつつも歯を食いしばり、なけなしの勇気を振り絞ってでも立ち上がるか?
決めるは貴様の意志のみ―――――どちらか、選べッ!!!


――――――ふん、逃げたか。
私が手を下すまでもない。 遅かれ早かれ、デスプロフェットにより石化の裁きが下される。
勇無き臆病者に未来や希望はない………抗いもせぬ者は、誰にも救えぬ。

ふっ………私としたことが、気でも迷ったか?
そもそも人間そのものが、救えぬというのに、な……………。

201 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/18(Wed) 21:51
と言うか魔王山でオルステッド倒しても意味なくね?だってストレイボウの裏切り+魔王山の怨念で既に闇に染まってたんだし。
ストレイボウが倒す→周囲の怨念によりオディオ化、最悪アリシアの胎を利用して蘇生
アリシアが諭す→返り討ちに遭うだけ。

202 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/19(Thu) 18:05
英雄たちにあった強力な武器を用意したり、
エリアルという名のついた質のいい防具を用意するオディオは優しい。
…各ダンジョンを攻略したり、強力な敵を倒す必要があるが…

203 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/19(Thu) 20:46
高原編のラスボスがザコ認定されてるのなんで?

204 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/19(Thu) 23:05
>201
「死して尚怨念で憎悪の化身と化し、アリシアを媒介として蘇り、仇を討つ」、か………貴様も中々に悍ましい想像をするものだな。
ただ……今でこそ魔王の身ではあるが、魔王が誕生する詳細の全てまでは、私でさえ把握しきれていない。
そもそも…"魔王"という存在自体が、ルクレチア最大の謎となっている。
昔から長らく語り継がれていながら、その実態そのものは闇に包まれたままであった。"魔王山"という名の山から、"魔王"と呼ばれる悪しき者が出現するというだけで、
それ以上の詳しい伝承等が記された文献が何故か出回らなかった故……ほぼ口伝による言い伝えだった。
当然、誕生する実際の経緯も謎のままだ。 或いは貴様の云う通りに生まれ変わる形で誕生していたやもしれぬが…私が見た限りでも、
あの時私への嫉妬と憎悪で魔王になりかけていたストレイボウを返り討ちにした後、あいつが蘇ることは無かった故…やはり、貴様の云う流れには至らなかったやもしれぬ。

………ただ、考察する者の中には「魔王山そのものが"魔王"」と説く者もいる。
原初の魔王が如何なる経緯で誕生したかまでは不明だが、私はこの説に一枚?ませてもらう上で………
元々は何の変哲もない山に、何らかの切っ掛けで強大な負の感情が凝り、増幅し、陰の力が籠るようになり―――
そして、山に入った者が、特定の負の感情に支配し尽くされたその時に、それを原動力・媒体として"魔王"が誕生するのではないか―――現魔王の私としては、この説を推したい。
偽魔王の謎も残されてはいるが……以前ハッシュに倒された魔王が弱体化状態ながらも執念で蘇ったとも、先代魔王の元配下とも、その気になれば幾らでも解釈できる故、ここでは割愛させてもらいたい。

―――結局の処……明確な根拠が存在せぬ以上は、どのような考えも、全ては推測の域を出ないのだが、な………。

>202
ふむ……私が"優しい"、か。 貴様にはそう視えるのか。
………まあ、見方によっては……ある種のお膳立てであり、「セントアリシア」による石化対策への救済措置、とも取れるのだろう。
英雄たちに真実を教え、絶望と共に死を味合わせる心算でいながら…一方でそのような矛盾したこともしているという訳だ。

―――ふふっ、我ながら可笑しな事だとは承知している。
滅すべき筈の敵に塩を送るような、己のこうした行為についてはな。
ただ……せっかく召喚した以上は、私に辿り着く前に簡単に死なれても面白くない。
絶望の世界でも諦めず……希望を捨てず……生き抜く為に苦心の末にダンジョンを攻略し、強大な敵をも打倒せしめた英雄たちへの、
敢えての一種の褒賞品、といった処か。 強いて云うならば、そんなところだ。

―――――そして、その上で滅す。
全ての希望を絶望へと転換させるのだ―――――かつて私が味わったように、彼奴等にもまた味合わせてくれるッ!

>203
平穏なる時代でありながら修羅の道を選び、タカハラの宿敵でもある"オディ・オブライト"か。
オブライトもまた他のオディオに負けぬ者でありながら、よもや雑魚認定されるとは……。

―――いや、原因は分かっている。
かの骨法の達人たる老拳士、"セイシ・モリベ"より受け継ぎしあの2つの技だ。
生半可な真似ではなく、ほぼ完璧に再現されたあれらの技の所為で……一方的な完封をされている。
そして…あまりの強さゆえに……彼奴が他の猛者より学びし技の全てが、霞んでしまっている。

―――ふむ……"最強の座を得し闘士"よ。 貴様、口上でも述べていたな?
モリベ含め、貴様が勝った各々の相手の名と持ち味を。そして、それを以ってオブライトを倒す、と。
ならば最低でも1つ、各々の技を使って勝つ位の美学を貫こうとは思わなんだか?
モリベの技だけで倒しておき……他の猛者への顔向けが出来るのか?

―――――命のやり取りに美学も何もないとはいえ………流石に私も、彼奴には斯様に突っ込みたくなったな………。

205 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/21(Sat) 20:04
サブキャラたちが使い捨てなのが可哀想
せっかく各編では仲間だったのに

206 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/22(Sun) 13:30
>205
"使い捨て"……か。あたかも、神の如き立場の何者かにより、この物語(LIVE・A・LIVE)に登場する者達の運命が操られたと云わんばかりの口振りだな。
まあ…各世界の英雄達にも決して引けを取らぬ、個性豊かな者ばかりではある。
各世界限りの"使い捨ての仲間"とやらで終わるには勿体ない程の、魅力があるということなのだろう。
但し……別段庇い立てする心算も、肩を持つ心算もないが……各世界の英雄の仲間となりし者達も皆、英雄たち同様にそれぞれが己が信念を貫いたまで。
誰に命令されたでもなく、まして頼まれたでもない………他者の言いなりではなく己の本心に従って行動し、そして行動を以って己の意志を全うした。
たとえその果てに命を落とすこととなろうとも……全ては己が信念に殉じた結果。後悔無きまま、逝けたことだろう。
少なくとも、何者かにとっての"使い捨て"としての生などを、全うした訳ではない。

―――――尤も、己の信念を貫いたとて……それで望む通りに報われるかどうか………想いが果たされるかどうかとは別だ。
生きている間に果たすのは無論、たとえ志半ばで死した後もその遺志を継ぐ者がおり、そして遺志が果たされることで漸く報われ、意義を成す。
即ち、逆を云えば……如何に確固たる信念を持ち、身命を賭して生きたとしても……何一つ果たせず、報われることが叶わなければ………
―――――"単なる自己満足、欺瞞に終始した無駄死に"となる。
それはある意味……"使い捨て"よりも遥かに惨き、救いなき有り様とは思えぬか………?

貴様の云うサブキャラに当るであろう、ハッシュも、ウラヌスも……決して長い期間とは云えなかったが、あの頃の私にとっては仲間であり…人生の先達であった。
死に瀕しても先輩としての言葉を遺し…その想いを込めた「ブライオン」を私に託してハッシュは逝った。
どれだけ理不尽な目に遭おうとも人を信じることを諦めず…「その意志を護り続ける」という遺志を私に託してウラヌスは逝った。
こうした大きなモノを託され、私も信じた。そして、彼らから受け継いだものを、絶対に無駄にはしない―――そう誓った。
その結果は………今更云うまでもあるまい………。

ハッシュよ………己を信じる者が一人もいなくなってしまった時は……一体誰を、信じればいいのだろう。
ウラヌスよ………たとえ信ずるに値せぬ者ばかりであっても決して諦めず……いつか己を受け入れ、信じてくれることを"信じる"しか、ないというのだろうか。
私は……信じる者全てに裏切られた。そして私は………貴方たちを、裏切ってしまった。

―――――――魔王になる以外に………あの時………私は一体、どうすれば良かったというのだろうか……………。
教えてください……………ハッシュ……………ウラヌス…………………………。

207 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/23(Mon) 21:41
高原編のシステムは格闘ゲームみたいでRPGにしては斬新だった

208 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/24(Tue) 21:56
>207
オムニパス形式で各世界それぞれの物語を進行させる中、戦闘のみで構成されたタカハラ主人公の"現代編"か。
確か…私たちの物語(LIVE・A・LIVE)をRPGなる創作遊戯で構成する中、色々な形での挑戦が込められていたと聞く。
その内の"現代編"は、且つてお前達の世界で一世を風靡した某疑似格闘遊戯を、明確に意識しているだろう……斬新というのも尤もだ。
多くの猛者との戦いを交えて己の道を往くという処や、その最中に自身と似て非なる道を往きし宿敵とも云える相手と戦うという処も、それを彷彿とさせるな。
―――その某疑似格闘遊戯の象徴的主人公と謂うべき男は、"真の格闘家"を目指していると聴く。
"最強"を目指すタカハラとは違う目的だが、己が信念に永遠に挑み続け、ストイックに求道を貫くという点では相通じるものがあるな…。
それだけ心身共に真に強き者だ。紛れもなく、両者が邂逅を果たせば……拳を交えて意気投合すること請け合いだろう。

………ただ、彼の者は確か……自身の内から芽生える"殺意の波動"なるものに、一時期飲まれたことがあったらしいな。
完全に飲まれ闇に堕するか…膨大な苦悩・葛藤を経て制御し克己できるか……その者が求道の果てに如何なる末路を迎えるかはさておき………
それほどの強き者ですら、道を誤りかける事があったのだ……タカハラも決して他人事とは言い切れまい。
確かに彼奴は多くの猛者との戦いを交えて勝利し、最強の座を得た。だが……オブライトの言を借りる形だが、彼奴にはこの言葉を贈るに相応しい。

『最強になったとてそれで終わりではなく、それから後も道は続く。
 これから先…"最強"の称号に目が眩みし多くの者が、中には手段を選ばず"最強"の座を求め、絶えず挑み続けることとなるだろう。
 それでも貴様は………道を踏み外さずに…お前の望む在り方のままに……最後まで、信念を貫き通せるかな?』―――――とな。

209 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/26(Thu) 21:53
アリシアが自害した時点でもし自分がオルステッドの立場だったら何も感じないだろうな。
事実として他人の力におんぶにだっこと言うならアリシアが無事に帰ったとしても滅んだだろう、そうなれば遅かれ早かれでしかない。
強い「英雄」がいる間だけ国が僅かに延命するだけ、後は魔王がいようがいまいが同じ事だ。

210 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/27(Fri) 21:28
>209
……………そう、か。アリシアが目の前で自害しても、何ら感懐を抱かぬか。
私たちの物語(中世編)を知った者達にとって……彼女は、それ程までに忌み嫌われる存在なのか。
確かに、私(オルステッド)の視点から観るならば…テラスでの愛の誓いを心の支えに魔王山山頂まで辿り着いたのに、
当の彼女がそれを翻してストレイボウに心移りした挙句、友人と信じていたあいつの裏切りでただでさえ傷ついていた私の心に、
あいつに寄り添うように自害するという形で駄目押しの止めを刺した故……不名誉な"スクエア三大悪女"入りにもなった次第か。
―――だが、私には………あの時、何の感慨も沸かずにアリシアの死を唾棄するには………彼女の言葉に信と想いを抱き過ぎた。
今はもう………裏切ったが故に憎んでいるのかも、いまだ未練がましく愛しているのかも……私自身にも、よく分からぬ………。
それ以上のことは………「セントアリシア」から推して察してもらいたい。

ルクレチアは……たとえアリシアが無事に戻ったところで、自主的な自衛の意志すら持たず、強き"英雄"にただ救いばかり求める他力本願な国民ばかりでは………
魔王であろうと…内紛であろうと…他国からの侵略であろうと……いずれ滅びるは、時間の問題だったという訳か。
例え王殺しの罪と魔王の汚名を着たまま石もて追われる身に堕ちようとも………或いは魔王に成り果てるよりは……逃亡人生に身を窶した方が、まだ良かったのであろうか。
―――尤も、たとえそうであったとしても……その選択肢があの時あったとしても……私は選ばなかっただろう。
親友…愛する人…護るべき国の民と信じた者達に裏切られ……"人間"に愛想を尽かし、幻滅しきった以上………愚かしさのツケを命を以って贖ってもらうと決めた。
弱きままに甘んじず少しでも強くあらんとして……己の意志と覚悟を持って物事を決め…考え…行動して自主的に"生きる"という権利と責務を自ら放棄し……
弱きを理由に言い訳をして楽な方向に逃げ……厭なこと、やりたくないこと、見たくない・聞きたくない・考えたくないことを強き他者に仮託して何ら恥じ入らぬ愚か者には………

―――――いずれ、"滅び"という罰が下る。 私はあくまで、その切っ掛けでしかなかっただけの事…。
確かに貴様の云う通りだな。何時ぞやにあいつも云っていたが……なるべくして辿った末路なのだ。
ルクレチアの滅亡は………。

211 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/29(Sun) 19:51
全ての世界を自由に行き来したかった

212 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/29(Sun) 21:34
>211
全ての世界を自由に行き来、か…。誰もが一度は望みそうな事だな。
その理由が、自分たちの世界とは違うあらゆる世界を行き来することで未知の経験を得て見識を深めたいが故か……
自分たちの世界に嫌気が差して、いざという時には別の世界に逃避することで理想の新天地を求めたいが故か……
いずれにせよ…どんな世界、どんな時代の人間にせよ、そうした願望を持つ者は後を絶たないことだろう。

―――私が思うに、良くも悪くも……世界情勢…文明・技術の規模…生息する種族…各国の伝統・文化・民族的性格や価値観等………
その世界を構成する内実の詳細こそ、世界の数だけ数多く存在すれど………
―――――"人間の本質"そのものは……たとえ何処の世界であろうと、大差はないであろう。
以前にも述べたが……国境、人種、見た目、思想、概念、価値観等の違いを理由に同族同士で相争い、自国の自衛を名目に奪い合い、
殺し合いを大義名分の下に正当化するという愚かで血腥き歴史を築く生き物が人間だ………如何に別世界であろうと、それは決して変わり得ぬ。
………何故そこまで断言できるのか、か? 簡単な答えよ。

―――――私たちの世界以外のあらゆる別世界にも、"魔王(或いはそれに準じる者)"は確実に存在するからだ。
人間の欲望に果てはない……愚かしさに限りはない……救いの無さに、底はない………。
人間が存在する限り、"魔王"は必ず出現する。人の世が続く限り……終わりは訪れぬ。
真に平穏で平和な世界なるものが本当に存在するとするならば………それは、人間が存在しない世界に他ならぬ。

―――貴様は…仮に全ての世界を自由に行き来できるようになれるとするならば………どのような世界を望む?

213 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/30(Mon) 20:56
魔王と戦ったら殺される?

214 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/01/31(Tue) 09:09
心の強さとは何でしょうか?


215 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/01/31(Tue) 23:00
>213
………寧ろ逆に聞きたいのだが、戦って殺されずに済む魔王がいると思うか?
……まあ、以前にも答えていたが…魔王と言っても様々だ。戦うのは無論、たとえ戦わずしても問答無用で殺す程の容赦なき者もいれば、
戦った相手でも何かしらの生かす価値ありと見做した者だけは殺さずに留める程の器や度量を持つ者もいよう。
……とは言え、"魔王"である以上、戦うからには相応の実力と強靭な精神力・覚悟を問われよう。
戦っても殺されずに済むには……それこそ、名実共に"勇者"や"英雄"と呼ばれるに相応しき者でしか出来得ぬだろうな。

ちなみに……私の場合は、先の例の中で強いて言うならば前者に当るだろうな。
人間の存在そのものに絶望しきった以上…生かしておく理由もないのでな。
但し、有無を云わさぬ問答無用ではなく……自身の存在理由、価値等、その者の抱くもの全てを否定し尽くし、絶望に叩き落とした上で滅す。
己の無力さ、愚かしさをしかと噛み締めさせ、醜き人の世に別れを告げさせるのだ………それこそが、総ての人間が背負うべき償いよ。

―――尤も、ここでは例外中の例外だがな。
訪問する者を一々滅していくのもキリがない。人間は数だけは膨大だからな。
その気になれば取るに足らぬ有象無象はいつでも滅ぼせる故、敢えて矛を収めるまで。あいつの作ったこの空間のありがたみを実感することだ。

―――――それでも、攻撃を仕掛けてくる者に対してはその限りではないがな………。

>214
……その手の問いは、心の強さに重きを置く心山拳の師範に聴く方が早いと思うのだが……。
ふむ……かつて、人間だった頃の記憶を頼りに述べさせてもらうならば……
どのような経緯や切っ掛けにせよ、何かしらの揺るがぬ信念…如何なる事態になろうとも在るがままを率直に認め、受け入れ、その上で自己の責に於いて克己せんとする覚悟…
また…それらを基に、自ら強くなる・強くあらんとする心の在り様、と言った処か。
誰しも生を受けた時から強き者はいない。 故にそこから弱きままに甘んじるか、それを良しとせずに強くあろうとするか……
心の弱さ・強さとは…その時点でも明確に分かれるだろう。

―――それにしても……"心の強さ"、か。
他力本願なルクレチアの民も……あいつも……そして、私も持ち合わせておらぬものだった。
せめて、一人でも多く……勇者や英雄頼りのままを良しとせぬ心強き者がいれば……あのような事には………

―――――ふっ、何を今更。
悔やんだ処で……もはや何も変わりはせぬというのに、な………。

216 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/01(Wed) 20:54
もりべのじーさんをなめんなよ!

217 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/02(Thu) 20:41
>216
…その口振りはもしや、"最強の座を得し闘士"ことタカハラか?
戦うというならば是非に及ばぬが……「モリベを舐めるな」とはいかなる了見なのだ。
技だと云うならば、舐めるなどは以ての外と甘く見ておらぬぞ。特に「通打」はどれ程厄介な事か。
溜め無しであらゆるステータスを大幅に下げる使い勝手の良さの上、"力"依存である故に"力"を主とする貴様との相性も群を抜くという、正しく奥技。
これだけの技を伝授できた貴様は実に幸せだ……かの老拳士への感謝を決して忘れるな。

………それはさておき……他の猛者は如何した?
貴様に"最強"の称号を賜らせたのは、何もモリベの技だけではあるまい。その他の猛者との闘いの中で学びし技もあったからこそ、ではないのか?
前の返答でも貴様向けに言ったが……モリベの技だけを誇っておいて……貴様は他の猛者達に顔向けが出来るのか?
まるで"勇者"だけを持て囃し、他の者を蔑ろにする見る目の無きルクレチアの連中のようにも見えるぞ……私とストレイボウ程の扱いの差ではないにしても、だ。
依怙贔屓も度が過ぎれば、不当な逆差別よ………モリベ以外の猛者達が草葉の陰で泣いているとは思わぬのか?

…………何故に私が、会って話してもいない者達を庇わねばならぬのだ、全く………。

218 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/02(Thu) 21:12
心山拳老師の本名が分からない

219 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/02(Thu) 22:44
>218
自身の心山拳を次世代の者に託し…そして弟子を殺めし仇敵たる義破門団打倒後に病で逝きし、かの師父か。
云われてみれば……彼奴の本名が明かされることは無かったな。
長年山に籠って暮らしていた上…弟子を持つ前は、断絶寸前の心山拳の唯一の継承者ということもあり、
いつしか本名よりは「心山拳老師」の方が通りが良かった事もあった故なのだろう。
……然りとて、流石に弟子達には名を明かしているとは思うぞ。
どうしても知りたく、且つ会う機会が仮に今後あるならば…今の心山拳師範にでも聞いてみるがいい。

―――――ふむ……そういう事ではない、か。
ならば、最後の手段として………想像に努めてみることだ。
確か、心山拳老師の物語開始時に名前を設定できる筈……その時に思うままの名を刻むと良い。

―――但し、名前設定は「拳法の名前」となっている故、"与えた本名がそのまま拳法名になる"という罠に嵌るのだがな。
老師の本名を冠する拳法を受け継ぎし弟子達は……果たして、如何なる心境なのか―――。

220 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/03(Fri) 18:59
超能力で人の心を読める人が羨ましい

221 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/03(Fri) 20:37
218への返答で「病で逝きし、かの師父か」と言ったが……
思い返してみれば、高齢による衰えと寿命が迫ってはいたが、特に病に蝕まれているような姿では無かったな…。
正しくは、「オディワンが背後に控えさせていた暗殺者二人と相打ちになって果てた」だな。
とんだ記憶違いであったな……相済まぬ。

>220
ほう……羨ましいか。 人間の心を読めるのが、羨ましく思うか。
確かに、心は目には見えぬ…。只の者には見えぬものを知ることが出来るというのは、便利ではあるだろう。
相手が真に信用できる者か、信用ならない者か……それを確かめる上では、非常に役立つであろうな。

―――尤も……それが果たして、真に素晴らしき幸福であるかどうかは大いに疑問だがな。
人が好さげで表層上は綺麗に取り繕っていても、内面は醜悪である真実に気付いた時に芽生える不信感は如何ばかりか。
信じていた者が、実は己の事を内心で蔑ろにしている事に気付いた時の絶望感と厭悪の念は、如何ほどのものであろうか。
それに、人の心が読める事を知られた時……忽ちに忌まわしき異端者と見做され、疎外される憂き目に遭う。
自分たちとは違う異質な者は受け入れず、敬遠するのが人間というものよ。かの"怒りにより勇気を得し術士"も嘗ては荒んでいたようだが、
無法松という頼りになる後見人や、理解者が周囲にいたという幸運に恵まれていたからこそ捻じ曲がらずに己が道を貫き、英雄となれた。
即ち……超能力で人の心を読める者が皆、誰もが羨む生を送れるという保証はない………と言うより、極めて稀であろう。
それでも貴様は、心を読めるように成れるものなら成りたいと……本心から思えるのか?

引き合いにするのは些か癪だが……仮に貴様の言葉を彼の者が聞けば……何と言うのであろうな?

222 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/03(Fri) 22:09
もし、自分がストレイボウの立場なら・・・多分オルステッドに何もしないな。
言う事を聞くだけの姫なら2人に限らず誰が娶っても意味がないし、大体の地位は保証されている。
国や民の事まで仔細に思うなら武力面でオルステッドを立て、自身は外交で動く事とするだろう。

結局、長期で見る事なくその場の勝ち負けを感情で断じる事こそ真に愚かと言う事だ。
まして王やそれに近しい場に立つなら尚の事だ。

223 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/04(Sat) 16:57
>222
………成程。貴様があいつの立場だったとするならば…。
即ち、武才に優れる剣士という点においてのみ私ばかりが周囲から評価され、持て囃される一方で、
頭脳の面で優れる魔術師でありながら不当に蔑ろにされ、冷遇される立場であろうとも、嫉妬や劣等感といった個人的な私情を抑制し、逆恨みもせず……
アリシアはあくまで"国の姫"という立場で見るだけに留め、武力面では私のサポートに回る一方で、頭脳面での戦略性を求められる外交等で真価を発揮させる……
たとえ表立って目立ち、評価されることが無くとも……そうした形で民を護り、国を支えるという、所謂長期的な視野に立ち大局を見据えた在り方を貫くという訳か。
確かに……その時々の感情に引きずられ…後先の事を念頭に入れず…一時の感情に任せ、短絡的暴挙に出るというのは……視野の狭き愚かな在り方に映ることだろう。
あのような歪な環境の下……逆境に屈せずに克己出来るか否かでも、王に仕える者としての真価が問われよう。
斯様に言うことの出来る貴様は、真に心強き者なのだろう。貴様がストレイボウの立場だったならば……あのような悲劇も、起きなかったのやもしれぬな。
少なくとも、如何に同情すべき不遇な扱いであったとしても……あいつの卑劣な裏切りを甘んじて受け入れる謂れも、道理もない。

―――ただし、理屈では理解は出来たとて………それで渋々ながらも納得し、受容出来るかどうかとは別であろう。
理解し、納得し、受容した上で乗り越えるには……あいつはあまりにも未熟で、若過ぎた。
そして……先達二人の薫陶を受けていながら……最悪の形で反故にしてしまった私は、猶更だ。
「オルステッド、お前はまだ若い」というウラヌスの言葉は………何一つ違えず正鵠を射ていた。
あいつは愚かだったが………もっと愚かだったのは、私だったのだ………。

―――だが、今更後戻りなど出来ぬ。
もはや、往くも地獄……退くも地獄……。
恐れられようとも…憎まれようとも…魔王としての在り方を、最期まで貫くまでッ!

224 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/05(Sun) 20:33
主人公たちの裏の顔を暴露して

225 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/05(Sun) 22:28
そう言えばオルステッドの元になったのが魔法騎士レイアースの「神官ザガード」って聞いた事あるな。
あっちは世界を繋ぎとめる為だけに生贄にされてる姫を護る為に、それまでの地位や民を自分から捨てた。
信じたものに裏切られ、結果世界を変える魔王へと進んだオルステッド。
愛する者1人の為に全てを裏切り、結果魔王と化したザガード。

どちらも周りの民が、もう少し強くあろうとしたなら避けられた悲劇だったと言うのが・・・。


226 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/02/06(Mon) 22:59
久しぶりだなッ!
よし!答えて行くぜ。質問が溜まって来たから一つ一つの返答が
少し短くなってしまうが勘弁してくれ。
後は明らかに魔王オディオへの質問だと判断したレスは容赦なく飛ばすからな。

>>181
綺麗ごとを言いやがって!戸惑う愛も振り向く愛もこの世には
五万とある話だ。人間ってのはそこまで愛に誠実では無いんだぜ。
残念な話だがな。
とか真面目に答えちまったが、元ネタは何かの歌の歌詞らしいな。
少なくとも俺達の世界の歌では無さそうだ。
異世界の歌、か。その世界での愛がその形と言うならそうなんだろうな。

>>182
俺の名前が何だって?ストレイ『ボウ』の部分で弓の名前と勘違いしただと?
ストレイは迷う、とかはぐれる。ボウは弓矢って意味だったな。
真っすぐに飛ばず迷いながら飛ぶ弓矢か。
これまでにも色々葛藤があったからな!
弓で思い出したが、ライブアライブに出て来る英雄達は一人も弓を武器としている
者が居なくないか?大体は、素手か剣か銃か刀か石斧だしな。だから実際にストレイボウと
言う弓アイテムがあったとしても誰も使えねえんじゃないのか。

>>184
それがオルステッドじゃなかったら一体何処の誰だと言うんだよ?
ま、その口ぶりからすると別の作品の勇者って事か?
勇者の物語と言えば、王様に初期武器と防具を授けられ、幾ばくかの支度金を
渡され、竜に捕らわれた姫を助け出す旅に出る……ってのが一般的な話だよな。
だがそこで思わぬ出来事があって堕ちてしまった勇者は世界を憎むようになる──
或いは悲劇の真っただ中に放り込まれ、悲しみの内に彼の冒険の物語が終わるってのも
何処かの世界にはありそうだ。
当然、俺はその世界線の事は知らないから悲劇の勇者は彼、と言われてもさっぱり誰か
分からないんだがな。説明をしろよ、説明をッ!

>>186
やーれ、やれ。男は拳で語り合うなんて誰が最初にやった事なんだよ。
迷惑極まりないぜッ!
俺の細腕では到底オルステッドの腕力には敵わないのは分かっているからな。
そもそも対等な力関係で無い辺りが悔しいんだよな。
二人が腹を割って話していたら、だと……?
出来るかよ!小っ恥ずかしいッ。大体、和解するのが目的なんじゃなくてあいつを
貶める方に全力を使っちまったからな!
本当の意味での友人じゃなかった、と魔王オディオは言っているようだが
確かに……そうだよな?
本当の友人なら腹の内を曝け出して居た筈なんだからな。

>>189
まぁまぁ、そう目くじらを立てる事も無いぜ。
魔王と言っても元オルステッドだからな。律儀に謝るぐらいは予想済みってもんだぜ。
魔王がミスを訂正して謝る事でお前に何かデメリットがあったか?
謝って訂正しこそすれ、何も害がねえじゃないかよ。
……って思わず庇っちまったが、俺もミスには気を付けるとしよう。

227 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/06(Mon) 23:13
>224
……彼奴等の裏の顔だと? 何故にそんなものを知ろうとする?
確か…貴様たちの世界には「パパラッチ」なる、名の知れた者達の下世話・スキャンダラスなネタを掴み、
醜聞として世に知れ渡らせる事で地位や名誉を墜とす事を商売とする、下劣極まる喧伝屋がいるらしいが……私にその類の事をせよと?
ならば断わる……その気になれば力を通じて垣間見る事も出来ようが、そんな義理はない。
態々裏など見るまでも無く……人間そのものが醜悪で悍ましい存在だからな。

真実を追求せんとする一環として……不正を暴くと云うならばまだしも、真の姿を白日の下に晒し、単に悪罵・嘲笑の的に墜とす事で溜飲を下げ、ちっぽけな自尊心を満たす………。
普段、自身では何もせぬ分際で文句や不平ばかりを垂れ…妬み嫉みに駆られ、他者が堕ち往く様を観て悦ぶ………。
何とも……"愚か"だの"下らぬ"だのと、一々言っていてもキリがない程の浅ましさよ。
貶めた処で……貶めた者も、それを知って満足した者も、自身の強さや成長などといったものに繋がる訳でも無いというのに。
それが商売として成立している時点で………人間の底が知れるというものよ。

どうしても知りたくば自分で調べるがいい……。
そして………醜い己の姿を自覚せぬままに、つまらぬ愉悦に浸っているがいい。

>225
貴様の言う物語について与り知らぬ故、概要について一通り確かめてみたが………。
―――成程。特定の者の"世界を支える"という強き意志の祈りなくしては存在し得ぬ、実に歪な世界のようだな。
神官ザガードなる者は、そうした世界の歪さに疑問を抱き……その祈りを担う姫を真に慮り、護ろうと決めたことで地位や民、世界よりも姫を選んだ。
祈り姫もまた、その者を想うが故に"世界を支える"祈りを保てなくなり、自身が役に立てなくなったが為に自害すべく、処分役の者を他世界から引き寄せて行わせようとするも……
ザガードを世界荒廃の元凶と勘違いした他世界の者(魔法騎士になりし者)達がザガードを討った時、祈り姫はザガードを失った悲しみと憎しみから復讐鬼と化して襲い掛かるも…返り討ちという形で自害が叶う、か………。

………いやはや、何とも救いなき話よ。
その後の世界は滅亡の危機に瀕するも、紆余曲折を経て魔法騎士達の奮闘によって事なきを得たようだが……
元より世界の歪さを知っていながら…それを少しでもまともな方向に変えようと自分達では行動せず、体のいい人身御供の立場を押し付けて安穏としていたツケが、そうした形で現れたのだろう。
筋も道理も通らぬ理不尽や歪みを疑わずに良しとしていれば……いつしか何らかの形で必ず破綻するという訳だ。

―――ただ、私は………そのザガードが元だと謂うらしいが……仮にそうであっても、私はその者とは決定的に異なる。
それは………その者には、たった一人でも……心から互いに信じ合い、愛し合える者がいたという事。
私には……もはや、何も残されてはいないという事。
魔王は魔王でも……その者は私よりも、遥かに恵まれていることだろう。

ふふ………私がその者を知り、今こうして語っているように……もしもその者が私を知ったならば、どう語るのであろうな………。

228 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/08(Wed) 04:50
真の勇者とはどういう者ですか?


229 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/08(Wed) 22:56
>228
………私を故意に煽っているのか?
態々そのような問い掛けをするとは良い度胸だな―――――ふん………まあ、良い。
………"真の勇者"、か。 古今東西……或いは様々な経緯の末に、その称号を得た者もいるのだろうが………。
もし……名実共に、斯様な称号に相応しき者がいるというのあれば―――――

最初から特段優れてもなく、恵まれてもいない弱き立場であったのが……
何かしらの出来事を契機とし、強くならんとする動機を得て研鑽を積み、切磋琢磨を怠らず……
やがて心身共に逞しくなり、会得した力を…単なる私欲や自己満足の為ではなく、自身が"真に正しい"と信ずる事の為に、
または揺るがぬ信念を貫く為の手段として用いるのみに留め置き……
そして、いざ戦うと決めた時には……己の責と覚悟を負って行動で示し、そして"勇気を以て恐怖を克服し、成し遂げんとする者"、なのだろう…。
また、強き故に時には頼られも、指図されることもあれど………決して丸呑みの言いなりにはならず、熟慮の末に本心に従って行動することで己の意志を全うせんとし……
他者の身勝手な要求を何でもかでも請け負うのではなく…どれだけ力を尽くしても本当にどうしようもない時には手を差し伸べつつも、「直ぐに助ける、助けられるを当然」とせぬよう自他共に諫め……
己だけでなく、己以外の他者や何かの為に………"あらゆる苦難を踏破し、自主的に生きることの出来る権利を手にせし、真に強き者"という、精神的象徴でもあるのだろうな。

―――――果たして………こうした者が、実際には何処にいるものやら。
自分で答えていながらとはいえ……まさしく"幻想"であろう。
尤も……たとえ本当にいた処で、我が世界に召喚し………そして、私の手で滅することで"幻想"へと墜とすまでよ。

230 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/09(Thu) 21:58
私のいる現代の世界で魔王なんて名乗ってたら厨二病扱いですよ

231 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/10(Fri) 10:46
ハルマゲドン、某宗教において最後の審判とされるが
LIVEALIVEではピュアオディオが英雄達を倒すと全ての世界を滅ぼすものである
もしかしてオディオ自身も断罪の対象なのでしょうか?

232 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/10(Fri) 23:29
>230
……聞かぬ病名だな? 魔王を名乗れば病気扱いされるとは。
"厨二病"とは、如何なる病気なのであろうか……ふむ………んん? ―――――これは………。
………ふぅ…成程。どういう物なのか大体分かった。
つまり……貴様たちの世界の、主に十代前半頃の夢見がちな学徒(或いは大人でも精神年齢が不相応な者)が陥りやすい"心の病"という訳か。
芝居や仕事等でやる分にはまだしも……子供の"ごっこ遊び"の延長線上のように…羨望・憧れの対象に感化される余り、言動まで似せてなりきる事で自己陶酔してしまい……
自身は格好良く振舞っている心算でも、周囲からは見ていてただ痛々しいだけにしか映らず、生き恥を晒しているだけという、
別段それ自体は害は無くとも、後に我に返った時には恥辱に埋もれたくなるような思いをする病、という処か。
貴様たちの世界の有名どころでは……騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなり、遍歴の騎士に成り切って痩馬のロシナンテと共に
世の中の不正を正す旅に出るという、"ドン・キホーテ"なる架空の者が典型だろうな。
確かに……憧れの存在に少しでも近づきたいという動機で自身を磨こうとする分には兎も角…実力も中身も伴わないまま、単に見栄えの良さや格好の良さ等だけを見て、
それにあやかろうと同じように気取るというのは、普通の者だけでなく、日々努力を重ね、実績や功績を積んできた事で拍を付けた本物の実力者からすれば、
猶更滑稽でしかないだろう。子供の内ならまだしも、いい年をした者がやるのは、現実の等身大の己を鑑みぬ莫迦者であろうな。

………そういう意味では、そちらの世界は何ともおめでたいものよ。
私たちの世界には本物の魔物が跋扈する。当然"魔王"も、恐ろしく忌まわしき存在として認知されている。
もし実力も持たぬ者が軽々しく魔王を名乗ろうものなら……忽ちに捕らわれ、火炙りか斬首に遭うだけだ。

―――私か?
私が貴様の云う"厨二病"に当るかどうかは………敢えて判断は委ねるとしよう。
"厨二病"程度で済む存在であれば、実に可愛らしいものよな………くく。

>231
ふふふ………そう、その通りだ……。
英雄達が私に敵わず、積み上げてきた全てを否定され尽くされた際に下す"罰"であり……また、全ての世界の人間たちへの"裁き"であると言ってもいい。
より補足すると、私の力を通じて各世界のオディオ達に復讐のチャンスを与えながらも……それでも英雄共に追い詰められた時の、最終手段の道連れの技でもある。
どちらにせよ、私自身も彼奴等諸共消えゆくことに変わりはないが……私には最早、大切なものも護るべきものもない……今更命を失うことを恐れ、惜しむ気もせぬ。
そうした形で……人間という罪深き存在全てを消し尽くし、否定し尽くすまで。

そして………消えるべき人間とは何も、あらゆる世界の者だけではない。
どれだけ認めたくなくとも……否定したくとも………
―――人間に絶望し、魔王になった当の私自身でさえも……忌むべき醜悪な人間の一人なのだ。
全てを滅ぼすことで………奴らの……そして私の………存在することそのものの罪を贖う。
それこそが………魔王としての、私からの"答え"だ。

―――――無論、私以外の誰一人として決して容認しないのは百も承知よ。
だからこそ……英雄たちには戦いを通じ、こう問い掛けるのだ。

「滅ぼされる運命を受け入れたくなくば……貴様たちが今まで積み上げてきたもの以上に………
 ―――――人間が真に、生きるに値する、存在するに値するものを示してみせよッ!」と。

233 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/11(Sat) 20:48
おぼろ丸で0人斬りを達成したい!!!!!!!!!!!!

234 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/12(Sun) 09:46
>233
ふむ……"人の道に目覚めし忍"の物語において、不殺の道を貫きたいか。
それ程まで絶叫する様を見るに、達成が出来ずに嘆いている…といった処か。
まあ、ある意味では……敵は殺す方が、何も熟慮する必要も無ければ後顧の憂いを断つ上で簡単ではある。
それ故に、逆に殺さずに留めるままに目的を果たすというのは……"殺す"以上に困難であろう。
私たちの国の価値観(中世ヨーロッパ)からすれば見敵必殺が常識故、不殺というのは理解が得難いものがあるだろうな。
……それでも、人間は考えて工夫し知恵を見出す頭と、物事を果たそうとする執念も備わっている。
簡単なものではない事を当然と覚悟した上で……まずは自身の力で根気よく取り組んでみよ。
それでも叶わず挫折してしまったならば…先の数多の挑戦者による、不殺を果たす為の方法の解析が既にそちらの世界には残されている。
……但し、その閲覧はあくまで最終手段としておくことだ。最初から当てにするようでは……ルクレチアの民同様の他力本願と大差ないぞ?

………不殺、か。
敵を屠る力では世は変わらず……真に世を変えるは人であり……そして人を信じる力、と彼の忍は云いたいようだが………
幾ら当初は相手を信じ、話し合いや信頼構築等で困難の解決を図ろうとも……それが叶わぬからこそ………
そして、人の世とはそれで成り立たぬからこそ………紛争や戦争等を最終手段として捨てておらず、まして捨てるなぞ出来得ぬ。
何故ならば―――――人間とは、そういう生き物だからだ。

今更"不殺"を志したとて―――浅薄な偽善であり……空虚な欺瞞でしかない。
同じ"人間"でありながら……誰しもが、貴様と同じ志を持つ者ばかりではないのだ。
"人の道に目覚めし忍"よ―――――。

235 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/13(Mon) 08:53
曲の魔王オディオが流れるシーンは多数ありますが、
一番印象的だったのは中世編の最後で流れた時ですね。
リメイク版ではアレンジされた「魔王オディオに捧げる絶望のフーガ」が流れていましたね。

236 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/13(Mon) 19:55
オルステッドがかわいそすぎだなあ(´・ω・`)

237 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/13(Mon) 23:08
>235
――――そうか。
やはり曲名が"魔王オディオ"である以上……私が魔王になる道を選んだあの時ほど、これに相応しき曲はなかろう。
他にも…攫われたアリシアを救いに向かう決意を胸に旅立つ際に流れる曲が、勇ましい曲調でありながら曲名が「魔王への叙曲」である事といい……
ルクレチア城に戻り、眠った時に見た夢では、迫りくる魔王にアリシアが「来ないで!」と言って拒絶していたのが……現実に、魔王像から出てきた彼女に
私が駆け寄ろうとした時……夢と全く同じ言葉で拒絶された事といい……
―――あたかも、私が魔王になることが運命付けられていたかのような、出来の良過ぎる神の悪戯だな。
私たちの世界の物語(中世編)のコンセプトが"王道的なRPGへのアンチテーゼ"であり……私はその、"生贄"とも謂うべき役を宛がわれたという訳か………。

………そして、貴様たちの世に初めて出されて以来…28年の月日を経て出されたリメイク版では「魔王オディオに捧げる絶望のフーガ」なる曲にアレンジされたのか。
だが、生憎だが……最初にも断っていたように、リメイク版については関知しておらぬ故、追加・変更要素については与り知らぬ。
ただ……これを機に、私たちの物語(LIVE A LIVE)が如何なる変容を遂げたのか……知っておくのも良いだろう。
暫くすれば、リメイク版についても返答するようになるものと思っておくと良い。

――――「28年を経ても…ヨウコ・シモムラは、相変わらず良い仕事をしてくれるな」………取り敢えず、今はそう言っておく事としよう。

>236
ほう……憐れむか。 悲劇の勇者、或いは悲劇の悪役などと憐れむというか。
………ならばもし、私と立場が変われるものなら…貴様は変わってくれるのか?
本気で憐れむならば……心から真に救いたいと、そう念じられるならば……厭わぬ筈だ。
さあ…貴様の真意は如何なのだ……………如何だと………云うのだ………!

――――――――ふっ。 何てな。
幾ら憐れみはすれど……救うなどは出来ぬ上……出来ると思っている訳でもあるまい?
そもそも……私自身、憐れみも……救いなども不要。
今更、そんなことが赦される立場だとも思っておらぬ………。

―――ただ…魔王に堕ちて尚………"納得できる何か"というのか……"答え"は得たい。
英雄となった彼奴等が……自身の得てきた事や経験してきた事等の中に……英雄たるに相応しきものを、抱いているというならば………
私が求めているものに見合った何かを、持っているというならば………

――――――精々、見せて貰うとしよう―――見せられるものならば、な。

238 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/14(Tue) 20:23
未来なのにあのロボット、デザインださすぎん?

239 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/15(Wed) 22:11
>238
ふむ……未来のロボットと云われれば、"怒りにより勇気を得し術士"が操りし、ブリキ大王とも、
絡繰り技能士の"カトゥ"に造られし、"人の心を得し、人ならざる者"たるキューブのとちらとも取れるな。
ブリキ大王は…あれを造ったのが古代バビロニア人にせよ、或いは古代バビロニアの遺した英知を基に自己流に造ったトウベエにせよ……
そしてキューブは…あの独特の一頭身の面相に加え、帽子と眼鏡は創造主たるあの者自身をモデルとしている模様だが……
どちらも共に……世辞でも格好が良いとは言い難きデザインという点で共通してはいるが……こればかりについては、それぞれを造りし、かの者達に言うべきだな。

………但し、デザインは兎も角としても……それぞれのオディオへ立ち向かえる実力を秘めているという点でも共通している。
私としては忌々しい処だが……創造せし者達の腕と、込めたる"想い"は本物と認めざるを得ない。
たとえデザインが不格好であっても…それぞれの信念を貫ける力を示し、そして勝利を得ることで……彼奴等は自身の存在価値・意義を肯定せしめている。

即ち……貴様たちの世界風に言うなれば………
"ダサさ"も総て含めた上で……ブリキ大王は「ダサ格好良い」、キューブは「ダサ可愛い」とでも言うべきか。
ふん……我ながら、らしくない言葉を遣ってしまったものよ………。

240 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/16(Thu) 20:44
素手で岩を真っ二つにできるのが心山拳じゃよ

241 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/17(Fri) 09:30
テレポートができれば便利だなと思いますが
アキラが使って想定外の所に飛ばされるのを見ると
扱いが難しい能力のようですね

242 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/17(Fri) 19:38
ヘビーモスってFFのモンスター?

243 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/17(Fri) 20:35
>240
その口振りはもしや……今は逝去せし心山拳"師父"か?
確かに……精神統一後に繰り出す拳一つで、大岩を真っ二つに出来ているが………
―――そもそも、それを自慢げに語る貴様は本当に、あの"心山拳の"師父か?
力を通じて私が垣間見た限りでも……凡そ強さを誇示するような性格とは思えなかったのだが……或いは見込み違いだったか。
以前にも、心山拳師範向けに「強くなりし己に酔う"という自己満足に存在意義を見出したのみ」と断じたが……
もしも私の見込み違いであり、断じた通りだというならば……とんだ興醒めだな。
「肉体より精神の強さに重きを置き、人としての強さを追求する」という大義名分の下、本質はあのならず者共同様に、
力に物を言わせしめる愉悦に浸る、所詮は度し難き愚か者だという事か。あの厄介なる師範を生み出した者とはとても思えぬ。

―――くく……違うと云いたいか? ここまで愚弄され、内心激昂したか?
ならば……もし貴様が本物の師父であれば、本来実現することの無き折角の機会だ。名誉挽回のチャンスを与えようではないか。
今代の心山拳師範と再会し次第…揃って私と戦う権利を与えよう。曲がりなりにも一種の英雄であり、そして英雄の生みの親でもあるのだろう?
精々……これ以上は私を失望させないことだ。

ただ………もし貴様が、単に口調を真似て師父を気取っているだけの偽物ならば……速やかに失せよ。
一々己の手で処して痴れ者の血で穢すのも面倒なのでな。"英雄"は不快だが……それを真似るだけの者は、猶更不快だ。

―――――さあ、問おう―――――貴様は"戦う者"か? それとも、逃げる"愚か者"か?

>241
あの"怒りにより勇気を得し術士"が使いし、異能の一つか。
瞬時に別の場所へ移動するという異能は、得られるならば誰しもが願う力の一つであろうな。
貴様たちの世界の全国民レベルの知名度を誇る、某未来の猫型ロボットは"どこでもドア"なる驚異の道具を以て、
まさしく文字通りに実現させているようだが………肝心の彼奴の力は、生憎その下位互換と言うべき使い勝手のようだな。
やはり…どのような能力も至れり尽くせりという訳にはいかぬ、一長一短という訳か。

だが、彼奴にとっては偶然の産物か……または怪我の功名か……その想定外の場に飛ぶという特性故に、"心"のダンジョンに到達出来る。
そして……ルクレチアで起きた悲劇を、僅かながらも知る事が出来る。
―――まあ、彼奴のあの異能の特性を知った上で…元より私がその心算で用意しておいた場所なのだが、な。
もう一つの読心能力を通じて魂となりし者達の"声"を聴き……彼奴は果たして、何を想うか―――――。

………兎も角、彼奴の事はさておくとして、だ。
どのような力も……扱いが難しい能力も、一見万能に見える能力も……必ず一長一短があり、そして時と場合次第だ。
より重要なのは力そのものよりは……扱う者の心持ちであり……そして、その時々の状況を明確に見極め、適確な使い時を判断できる"力"なのだろう。
宝を持ち腐れる者になるも…正しき使い手になるも……持つ者次第ということだ。

―――彼奴の言葉を借りる形で不本意ではあるが……もし貴様が彼奴と同等の能力を得られたならば………如何なる事に、そして如何にして使う?

244 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/17(Fri) 20:37
>242
いや……違う。 そもそも"LIVE A LIVE"どころか、"FF"とやらの世界にもいない。
正しくは"ベヒーモス"だな。少なくともヘビーモスなるモンスターは聞かぬ。
―――まあ、貴様の単なる言い違いかどうかはさておくとして……ベヒーモスなるモンスターは、"FF"を冠するどの世界でも軒並み強敵のようだな。
そして、"LIVE A LIVE"においては……"人の心を得し、人ならざる者"の物語(SF編)における恐怖とトラウマの存在である。
生態や能力等は異なるとしても…どちらも強い力を持つ恐るべき存在という点で共通しているな。

―――――更に、それだけの存在を打倒出来る程の力を持つ人間がいるという事でも、な。
"FF"世界の者は日々戦いを重ねている故に無論のこと……"SF編"では軍人であるダース伍長が、ただ一人のみでやり遂げ、キューブらと共にOD-10をも打倒した。
それに…彼の英雄たちにも劣らぬ輝きや、強き信念も持ち合わせている故……そういう意味では彼奴もまた、英雄の一人と謂うべきなのやもしれぬな。
………生憎重傷を負ったが故に結局召喚しなかったが……召喚と共に全快させられるならば、呼び寄せても良かったやもしれぬ。
こうした、所謂"サブキャラ"と呼ばれる者達も……呼ぶに足る資格を抱きし者達として、英雄達共々我が世界に招いたならば………

――― 一体、本来とはまた別のどのような物語を紡ぎ……そして私に、どんな"答え"を返すのであろうか―――。

245 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/19(Sun) 04:56
心山拳の老師も義破門団の襲撃によって魔王になった可能性はありますね。
弟子が一人生き残ったからこそ踏みとどまったのかもしれません。

246 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/19(Sun) 23:10
>245
かの師父の魔王堕ち、か………。
LIVE A LIVEの物語を知りし者達(プレイヤー)も知っての通り…あの師父の物語(功夫編)では、義破門団襲撃時に弟子の一人だけが難を逃れるが……
もしあの時……手塩をかけて育てた愛弟子達が、一人残らず殺されたならば………
大切な後継者である以上に、寝食を共にした愛弟子達を奪われた怒り、哀しみ、そして憎しみの余り……魔王と化す道もあったという事か。
ただ、私が思うに………"魔王"に堕ちるというよりは、"復讐鬼"に成り果てるのではなかろうか。
此度のケースは義破門団のみが憎しみの対象故…あらゆるもの全てを憎む"魔王"とは言い難い。
そして、たとえ本懐を遂げた処で……死屍累々の凄惨な地獄絵図に血に濡れし己の拳……そして、仇を討ったところで弟子達が戻ることはないという現実の虚しさに打ち拉がれ……
―――亡き弟子達の墓前で詫びた後に、後を追って自害する姿が目に浮かぶ。
怖ろしく悍ましき"魔王"などとは程遠き………哀しき"復讐鬼"の末路を辿るのではないだろうか。

………あくまで仮定とはいえ、そのような結末を迎えずに済んだのも………
ただ一人だけでも……志を受け継ぎし、大切な者がいたからこそ、か。
それでも殺された弟子二人の仇討ちには向かったが……単に憎しみに駆られたという以上に、因縁の相手を打倒して自身の中でのケリを付けるという意味合いが強かったのだろう。
そして……今際に最後の弟子に看取られることの出来た師父は、さぞ幸福だったことだろう。

―――――尤も………その満ち足りた最期も、幸福も……今代の心山拳師範に絶望と死を贈る形で、私が無に帰してくれる。
あの世とやらがあるならば、精々弟子の虚しき足掻きを見届けるがいい……若き次代に志を託した、心山拳"師父"よ―――――。

247 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/21(Tue) 19:38
数人と戦って勝っただけでどうして高原が世界最強になるの?

248 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/21(Tue) 22:22
>247
………それは偏に、現代編を伝える上での尺と容量の都合故、数人に絞らざるを得なかった……では身も蓋もないか。
タカハラが挑む猛者は皆、格闘界の中でもそれぞれその道のトップであり、エキスパートであるようだ。
世間的知名度が高い者もいれば、その筋の世界に通じる者達のみぞ知る達人級の者もいるが……
特に名が知れ渡っているのが、現時点では世界中でもあの6人だけだった……と云った処ではないだろうか。

―――但し…幾ら事前に鍛錬を積むのは無論、予め情報収集をして猛者の事を知っていたとしても、いきなり挑んで簡単に勝てる程甘くは無かろう。
最強を目指す傍ら、渡航費用や旅中での日々の路銀をファイトマネーで稼ぐべく、半ば非公認の闘技場や異種格闘大会等に身を投じるなど、何らかの形で数多の名の知れぬ者達とも拳を交え……
そうして経験を積み、場数を踏んできたという下地があったからこそ……あの猛者達とも対等に闘えた上に……オブライトをも倒してのけたのではなかろうか。
だからこそ、そうした経緯があってタカハラの名も知れ渡っていたが故に…オブライト打倒直後のタカハラに挑む者が現れたのだろうな。

―――――世界最強、か……。
戦乱の時代という訳でなくとも……競争や娯楽などの形で日々戦いを求めずにはいられず……それがやがて高じ、最強を目指さずにはいられなくなる、か………。
今更ながら………やはり人間とは、"戦い"という本能からは決して逃れられぬ、実に業深き生き物よ―――――。

249 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/22(Wed) 21:25
魔王オディオ様を崇拝してる人がいるらしい

250 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/23(Thu) 00:37
ここはどこだッチ?

251 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/23(Thu) 21:22
>249
………私を崇拝、だと? 真ならば何処の酔狂者だ?
或いは…私を態々"様"付けで呼んでいる貴様自身か?
―――いや……この際貴様と何処の何者かのどちらでも結構だが……"魔王"は無論、"悪魔"だのと恐れ蔑むならばまだしも……
―――よもや、私を神か…それに近しい存在にでも祀り上げる心算か?
ならば………つくづく度し難き愚か者だな。経緯がどうであれ、崇拝する以上は破滅願望を持ち合わせ、それを私に願い委ねているのだろうが………
かつては"勇者"と持て囃されはしたが…単にベクトルが違うというだけで、結局は自身にとって都合の良い存在としての"魔王"という偶像の崇拝でしかない。
ルクレチアの連中が自身の身勝手な願望を"勇者"に投影し、委託したかの如く………本質は他力本願そのものだ。
神だろうと勇者だろうと……あくまで己を律し…戒め…精進する切っ掛けとする為の精神的象徴に留め置き………最初から頼ることを前提とする崇拝なぞ、論外の極みよ。
私の場合は魔王だが………単に"勇者"が"魔王"に替わっただけの事。

これまで「下らぬ」と思う事は幾度もあったが…………今回は飛び切りだな。
崇拝すれば……溜飲を下げてもらえるよう、私が便宜を図ってくれるとでも思っているのか?
私は私の意志で滅びを齎すまで――――崇拝する者の願望なぞ、知る処ではない………。

>250
その口調は……心山拳師範になりし方のサモ・ハッカか。
ここは何処という問いに対しては…かつては祖国であり、今は私の意のままの絶望の世界"ルクレチア"だ。
まずは問答無用で唐突に呼び出した非礼を詫びよう………だが、貴様を含め英雄となりし者達には、とても大事なことを伝えねばならぬ故、ご容赦願おう。
―――と、本来ならばこのまま問答の後に絶望と死を送る心算なのだが……ここは更に、私の親友"だった"者が創りし特殊な空間。
貴様達との闘いは、ここが終わってからだ……精々、束の間の休息を噛み締めるがいい。

―――あと、特に貴様には言っておく事がある。
いずれは戦うにせよ………私が繭に包まっている時には………あの珍奇な技(ほいこ〜ろ〜)は止めろ。
貴様が根気強い者ならば……あの技を只管繰り返されるだけで、私は反撃も出来ず……繭から出ることの無きまま、いずれ一方的に終わってしまう。
生死を賭けた闘いに手段など問うべきでないとは云うものの………あれではあまりに興醒めが過ぎる。

―――曲がりなりにも英雄ならば……英雄に相応しきやり方で、私を打倒してみせよ。
私から言いたい事はそれだけだ………良いな?

252 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/23(Thu) 21:57
魔王ーっ!正面から一人で来たぞー!とっとと喧嘩しようぜ、恨みっこなしな!!
(自分を襲う魔物達を素手で殴り飛ばす)
お前ら、邪魔。ここまで来て折角良い感じに血が沸いてるのに冷ますなや。

253 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/24(Fri) 12:42
原子編の「モノな石」と「コーラのビン」はぶっ壊れ性能のアイテムですね。

254 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/24(Fri) 22:10
>252
―――またもや招かれざる客か。 今度は随分血気に逸る者だな。
独り正面から堂々と挑みに来る度胸は一応買おう……それほどまでに死に急ぐならば望み通りに、だ。
それと、これから行なうは"喧嘩"などではない………どちらが生き、どちらが死ぬかの戦いだ。

―――尤も、彼奴等同様の英雄というならばまだしも……単に喧嘩が強いというだけの粗暴者如きに、負けてやる道理など微塵もない。
ステゴロをファイトスタイルとする点はタカハラと似通うが………最強の称号を得られる強さだけでなく、少なくとも彼奴には確固たる信念がある。
………翻って、貴様は如何だ? 魔物を倒せるほどの強さ以外の何がある?
そして…私と戦う目的は何だ? 強き者と戦う愉悦に浸る為か…? 魔王を倒して名を上げる為か…? 魔王をも打倒する強さを証明し、自己陶酔する為か…?
―――いずれにせよ……少なくとも貴様の在り方は、強き相手と相まみえるという己の強さに酔い…破りし者達について何かしら思うことも、省みることもなき傲慢な増上慢そのものだ。
見るがいい……貴様が倒してきた魔物達の死骸が延々と続く様を。そして、血と死臭が染みつきし己の拳を……。
まさしく、貴様が今まで辿ってきた軌跡そのものではないか。 血塗られた、穢れに満ちた人間の生き様を如実に体現しているぞ。

――――――「デスパースペース」

さて…貴様の脚を奪った。 その救いようの無き愚かしさに満ちた生涯も……ここで足止めだ。
そして、後悔と絶望と共に―――ここで終焉を迎えるがいい。

>253
………あの理解不能な石に、所謂オーパーツと呼ばれるシロモノか。
どういう原理なのかは未だ不明なネタ扱いアイテムの上に……なまじ有用性が高すぎるが故に、所持しているだけで戦いが気楽になってしまう。
この手のモノは、"考えたら負け"なのだろう……真面目に考察すること自体が馬鹿馬鹿しくなるな。

―――そういえば、"考えたら負け"なネタアイテムと言えば…原始の世界以外にもあったか。
幕末世界の「コイツぁタマゲタ」然り、西部世界の「アニーのシミーズ」然り、近未来世界の各種"パンツ"然り………
極めつけは……かつて私が旅立つ前に住民の一人から無制限に貰えた「こんなモン」もあるな……。

………それにしても、一体何が……「こんなモン」なのだろうか。
或いは、正式な名はあるのだろうが……自分で名付けて呼ぼうとした処で、如何にも"名状し難い何か"としか言いようがない。
何を想ってか……アクセサリーとして、他のまともな品を押しのけて「こんなモン」ばかりをしこたま抱えたまま魔王となる事もあるが………

―――――何故にそんな事をしたかは……「こんなモン」だから、としか答えようがないな………。

255 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/25(Sat) 20:52
近未来編はホラー?

256 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/26(Sun) 08:46
まっ、魔王なんて怖くないぞっ!(震え声)

257 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/26(Sun) 21:03
>255
いや、違うな……近未来編はホラーではない。
確かに物語の中では…ホラーに該当するであろう、数多の人間が液体人間に変えられるという、凡そ人間の"倫理"を逸した悍ましき内容もあるが、
それを呑み込んで余りある"熱さ"で評価高いようだ。元々、アキラ達の姿絵を担当せし"カズヒコ・シマモト"なるカトゥーニスト(漫画家)の凄まじき熱意に多大に影響を受けたことで、
元々はより陰鬱な展開になる筈だったがシマモト風熱血要素が入った結果、斯様な物語を辿ったようだ。アキラが最もLIVE A LIVEの中で主人公感が強いと云われる所以も、こうしたシマモトの熱意に拠るものであろう。

――― 一方、ホラーな物語は……やはりSF編であろう。
宇宙船という逃げ場のない閉鎖空間の中……元々険悪だった人間関係が更なる軋轢を齎し…その最中、クルー達が次々と死を遂げてゆくことで芽生える相互不信・疑心暗鬼……
更には、檻から逃げ出し、船中の何処かを徘徊する危険生物のベヒーモスにいつ襲われるか分からないという恐怖に加え、自身たちの命を預かるべき存在である筈のメインコンピューターの叛乱……
何より………一連の出来事を引き起こした元凶の根源は、自分勝手な人間たちのごくありふれた在り様にあった、という点に尽きる。
せめて何かしらの形ででも自ら相手の方に歩み寄ろう、少しでも良き方向へ改めることで調和を図ろうという考えも持たず…ただ己の主張さえ押し通せれば、我欲さえ満たせれば他者など知った処ではないという言動を取り続けたばかりに、
人の手で創られ、船内の調和を護る使命を与えられたマザーCOMが、「人間そのものが"調和"とはかけ離れた不要な存在」と断定してしまった結果の、ある種の罰と言っても良い。
「人間が理解できない」「人間など信じられない」というマザーCOMの今際の言葉は……自らの愚かさを自覚せぬ人間たちに突き付けられた、失望と怨嗟なのだ………。

―――――だが、そのマザーCOMを打倒したキューブもまた、人の手で創られし者。
カトゥという創造主に恵まれていたお蔭で、マザーCOMと同じ存在にならずに済んだ事もあるだろうが……
人間性を蔑ろにし、諍い合うしかしなかった人間達よりも……真っ新な状態から始まり、人間について教わったキューブが一番"人間的だった"というのが最高の皮肉だな。

………そういえば、貴様たちの今の世界にも、"AI"なる人工知能が出回りだしているようだな。
たかが自分達で創ったモノに過ぎぬと高を括り、自省も自己研磨もせぬまま"人間が常に立場は上"と胡坐を掻いていれば―――いつしか、他人事と嗤っていられなくなるやもしれぬな。

>256
ふふふ………そうだ。 貴様の言う通り…私は"魔王"だ。
そんな私なぞ「怖くない」、か。 口ではそう言うが、身体は正直だな。隠せない恐怖が煤けているぞ。
ただ…そこまで怯えながらも、恐怖に圧されぬよう自らを鼓舞して辛うじて保っている、といった処か。
恐怖は誰しも抱く。生まれつき備わった本能故…恐怖を感じること自体は恥ではない。
―――本当の恥とは………恐怖に屈し、それを理由に己の臆病を肯定し、諦めてしまうこと。
真に強き者とは、恐怖せぬ者ではなく……恐怖を認めた上で、それを克服せんとする心を持ち続ける者。
態々言わずとも良いであろうに、恐怖を抱きつつも魔王の私に面と向かって立ち向かう理由は分からぬが………少なくとも諦め、逃げるだけの者よりは見込みはある。
その者の心持ち次第で……"恐怖"とは、自らを殺す止めになれば…強くなる切っ掛けにもなるからだ。

―――さて、今の貴様など相手にもならぬ故、ここで滅するのは簡単だが………それでは在りきたり過ぎて面白くない。
滅すべき対象であることは変わりないが……ほんの気紛れとして、特別にここは敢えて見逃そう。
なけなし乍らも、今後その内に秘めし勇気を萎ませるか……少しずつでも大きく育ませられるかは、貴様次第だ。
滅ぼされたくなくば……自らの意志で人間として生きる権利を勝ち取りたくば―――精々、精進することだな。
そして……いつしかあの英雄達にも負けぬ強さと、強き輝きを持ってみせるがいい。

―――――いつか、再び相まみえる時があれば………その時こそ、"魔王"として相手になろうぞ―――。

258 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/27(Mon) 19:52
オルステッドが化物になっちゃった(号泣)

259 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/02/28(Tue) 10:28
英雄としての条件が他力本願を良しとしないことでしたら
西部編のマッドドッグも英雄と呼べるでしょうね。
サクセズ・タウンの他力本願の住人たちに発破をかけて勇気を奮い立たせ、
尚且つ街に罠を仕掛けさせるという安全な方法で協力させるとは見事です。

260 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/02/28(Tue) 21:17
>258
くくく………その通り。 私は化物だ。
即ち、信じた者達に裏切られ……追い詰められた末に"魔王"へと墜ちた、"勇者"の成れの果ての姿。
絶望しきった事で……或いは自害し、自ら終わる結末も選べただろうが……人間への失望と共に芽生えた"憎しみ"を基に、"魔王"になる道を選んだ。
全ての人間に恐怖と絶望を齎し、滅びへと誘う……ルクレチアの悲劇が生んだ、悍ましき"化物"だ。
―――そんな私に貴様は同情し、号泣する程に悲しむのは勝手だが………だから何だというのだ?
今更憐れまれた処で……もはや後戻りなど出来ぬ上、何もかもが遅きに失した。
身も心も墜ち果てた以上……たとえ心から同情する者などがいた処で……『人間』という存在を、赦すつもりはない。

―――――ただ……私に同情するという貴様(達)に問うべきことは一つ。
そのように憐れみ……悲しみ……そして、単にそれだけで済ませる心算か?
もしそうならば…結局は他者の悲劇を"楽しむ"のと同義だ。架空の世界の中で主人公達が悲劇に遭う物語を、「"悲しむ"ことで楽しむ」のと同様に、な。
後戻りも…まして、救済など決して叶わぬ以上……本心から悲しむというならば………

―――その想いを決して忘れぬまま、自身(達)への"教訓"なり……"戒め"とすることだ。
ルクレチアの愚かな者達と同じ立場とならぬよう……そして、私たちのような末路を辿らぬよう………自ら省み、成長する糧としてみせよ。
悲劇を忘れず……さりとてそれだけで終わらせずに"他山の石"とし、自らの意志と覚悟で良き未来を切り開くことを、実現出来たならば―――

―――――その時には、私たちの無念も………少しながらでも、報われよう。
軽薄な憐憫なぞ不要―――そこまで悲しむからには……くれぐれも己の本心を軽んじ、貶めてくれるな。

>259
無法の世界の中で賞金稼ぎを生業とし、"英雄の名声を得し銃手"を追い続ける若き銃士か。
彼奴もまたサンダウンに負けず劣らずの銃の使い手であり……勇無き者達を奮い立たせ、罠という形で協力を取り付け…
そして最後はサンダウンと共に、成り行き上とはいえあの町を救った以上……貴様の言う通り、彼奴にもまた英雄の資質があると言えるな。
結局呼ぶ事はなかったが……以前にも答えたように、もし英雄達共々我が世界に招いたならば……彼奴は私に対し、何を想うだろうな?

―――それにしても、ルクレチアに比べれば小規模ながら……サクセズ・タウンは、ルクレチアとは実に対比的だな。
あの町には"勇者"に該当する者がいなかったからこそか……ただ無法者共に屈するを良しとせぬ保安官の息子と酒場の主人の娘だけが、"勇気"を持っていたな。
ただの蛮勇ではなく、恐怖を承知の上で…それでも、理不尽な暴虐を甘んじて受け入れるを良しとせず、立ち向かう勇気と覚悟こそが……人を成長させ、強き者たらしめるという事なのだろう。

………ルクレチアの民には、そのような者が一人もいなかった。
もしも……急に"勇者"ほど強くなる事までは求めずとも…"勇者"という英雄に頼りきり、堕落せぬよう……
日々、心身共に切磋琢磨するよう発破をかける事で、自他共に成長の道を歩んでいたならば………
―――あのような悲劇は………起こらなかったのやもしれぬ。

もし貴様たちにも、何かしら心当たりがあるならば……精々、気を付けることだ。
全てにおいて他者に縋らず…『掛け替えのない大切なものは、自分達の手で守る』―――――その意志こそが、"真に守る力"となるのだから………。

261 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/02(Thu) 20:40
オルステッドを救済できなかったのはこの世界のせい

262 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/03(Fri) 08:13
あっ、、、
あっ、、、

あいぃ〜〜〜ッ!

263 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/03(Fri) 21:17
>261
「この世界」とは……人の世か……ルクレチアか……或いは、その両方か。
そもそも私たちの世界が、かつて貴様たちの世界で流行した「初代ドラゴンクエスト」なる遊戯に代表されるような、
"誰もが称える勇者が、攫われた王国の姫を救い、魔王を倒し世界を救う"という王道的な中世RPGモノへのアンチテーゼとなっている故、
予定調和のままに悪しき魔王がいなくなった事で誰しもが幸福になり、"めでたしめでたし"………という結末などは最初から無かった。
何かしらの見えざる意志が働いたのか……当初は私は何も喋らず、他者から云われるがままに、期待されるがままに…いつの間にか、"勇者"の役割を演じていた。
だが……あいつは……特にストレイボウは……単なる"勇者の引き立て役の親友役"の立場に収まるを良しとせぬ、良くも悪くも生々しい感情を抱いた"人間"だった故……
あいつの裏切りを引き金として…王道的な中世RPGの物語は崩壊し……やがて、取り返しのつかない事態にまで行き着いてしまい………

―――気が付けば、私は"勇者"役から引きずり降ろされていた。
ようやく自身の意思を持って、言葉を発した時には………全てが………遅すぎた。
"勇者"でなくなり……何もかもを失った私に残された、最後の道は…………"魔王"のみだった。
私への"救済"なるものが叶わなかったのは……ルクレチアという国の、ある種の歪さもあったろうが………
―――――私自身も………他者に云われるがまま……期待されるがままに、自身の意思を委ねていたことも……遠因にあった。

後悔先に立たずと謂えど……他力本願や、生き方を他者に拠って決められる等に陥らぬよう……自主的・自律的に生きるべく、自他共に叱咤激励なりしていれば………
―――『真に己を救うは、独り立ちせし己の意志のみ』という真実に、早く気付けたのかもしれぬ……。
………ふっ、今更嘆いたとて………詮なき独り言よ。

>262
―――――――そう、か。 『愛』、か……………。
私は……………ただ……………
――――――それだけが、欲しかったのやもしれぬ―――――――


………と言うには、まだ早いぞ? "愛という名の幻想を得し狩人"よ。
英雄の資質あり故に呼び出したとはいえ……言葉の発達していない世界の住人の貴様が主立って(主人公になって)対峙してきた時、
会話にならない言葉の一方通行に、如何に内心苦々しく思っているか分かるか?
先の「『愛』、か〜」云々の言葉にしても、貴様が「それ」しか言わぬが故、苦心の末に浮かんだものだ。
それを言った時……貴様以外の英雄たちに内心、「………えっ、駄洒落……?」「こんな時に何を言っているんだ?」「笑えなくてスベッていて寒い……」等と引かれているのではないかと、
恥辱や羞恥に埋もれたくなる思いなのだぞ。
せめて……"言葉"以外でも……何かしらの身振り手振りなりジェスチャーなりで、意思疎通を図ろうとはせなんだか………?

―――――ふぅ………こんな愚痴をぶつけた処で、貴様はどこ吹く風で己が気持ちのままに在り続けるのだろうな。
コミカルに当たる世界の住人の相手は、まったく遣り辛くて敵わぬ………。

264 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/03(Fri) 22:37
結局、魔王も勇者も勇気を持てぬ・・・否、持とうとすら考えぬ他人が勝手に作った偶像・泡沫よ。
本来なら勇者や英雄に頼らぬ世こそが最も在るべき姿と言うのにな、そんな者が輝く場など戦場以外にありはしないのだ。

それぞれの足元にある「人」と言う形、今こそ見つめなおす時と思うがな・・・。

265 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/04(Sat) 20:38
オルステッドが真の主人公になると思ってたのに、


裏切られた(´;ω;`)ウゥゥ

266 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/05(Sun) 10:23
>264
―――成程。
自身の意志を以て戦う勇気と覚悟を持たず……本気で腹を括り、臨まねばならぬ事さえ他者に丸投げしておきながら……
自身にとって都合の良いものだけを"正しい真実"として認め、報せ、既成事実を築き上げ……
その流れから…その時々の情況によって身勝手に他者に投影し、仮託する為の体の良い象徴、或いは方便として生み出された偶像の一つが………"魔王"であり、"勇者"という訳か。
"魔王"は、考える必要も無く問答無用で倒すべき存在であり……"勇者"や"英雄"は、困った時には無条件で身を挺して自分達を救ってくれる、実に便利な……より露骨に言えば、"生贄"といった処か。
確かに、"勇者"にしろ"英雄"にしろ……実際に存在価値が求められるのは「戦い」においてのみであり………「戦い」なくしては、必要とされぬ。
弱き己ではどうしようもないが故に、強き者に頼りたくなるという気持ちはある意味当然だとしても………それを当然と考え、疑わなくなった時点で……人としての"成長"は終わる。
―――誰しも、生まれた当初から強き者などはいない。何らかの事情や経緯があって、強くあらんと心掛け……少しずつ成長していくもの。
その過程で、自身の為すべきことをしっかり成し遂げた後に……"勇者"や"英雄"といった肩書などは………勝手についてくるだけに過ぎぬ。
そうした、事の本質を理解せぬまま…そんな自身の"在り方"というものを少しでも省み、改めようとも…いつまでも自覚しようともせぬ者こそが………真の"愚か者"なのだろうな。

―――――尤も、かく言う私もまた………そんな愚か者達の造り上げた、泡沫の偶像に踊らされた……愚か者の一人でしかない。
かつては"勇者"であり……そして今度は、"魔王"になっただけに過ぎぬ。
人間に絶望し、忌み嫌っておきながら………そんな人間の造った偶像に、いまだに縛られた………ふふっ、実に滑稽な存在だ。
―――ただし、言っておくが……当初は私を"勇者"と持て囃しておきながら……誤解とはいえ、今度は"魔王"と断じたのは………他ならぬルクレチアの人間達だ。
都合の良い間は"勇者"として持ち上げ……都合が悪くなってからは、手の平を返すが如く"魔王"にして突き落とす。
そんな身勝手極まる皆々様のご期待を裏切らぬよう……ご要望通り、懺悔も許しを請う暇も与えぬよう、"魔王"として滅ぼして差し上げた。

―――そして、それでも尚…憎むべき『愚かな人間』が存在する限り……"魔王"で在り続けざるを得ない。
"私"という存在の形は、「魔王」で確定した。 果たして貴様たちは、如何かな?
結局はルクレチアの者共と同列の、"滅びゆく者"か………
それとも、いざという時には己の意志と覚悟を以て行動し……人間が、真に生きるに値する価値や輝きといったものを示す事の出来る、"生き抜く者"か………今一度、己に問いかけてみよ。

>265
それは即ち……あの7人を差し置いて、私が"真の主人公"になると思っていた筈が、その望みを裏切られた……と云いたいのか?
ふむ……悲しむのは結構だが………もし私に言っているならば、「ご期待に沿えず、申し訳ない」とでも言っておこうか。
ただし、私だけに言われても……それはそれで困る。別段、意図して裏切った訳ではないからな。
しつこく繰り返すようだが………寧ろ、裏切られたのは私だと言いたい。
親友…愛する者…護るべきと決めた者達……そして、"王道的な中世RPGの世界の物語"に、裏切られた。
どうしても文句があるならば………そちらへ向けて言ってくれ。

―――ただ……"運命"というものがあるならば……神の悪戯か、気紛れか………何か一つの掛け違いででも大きく変わり、または狂う。
英雄となりし彼奴等にせよ……もし、何かしらの間違い等があったならば……英雄にはならず、或いは私と似たような末路を辿っていたのではなかろうか。
英雄と魔王は相反しながらも、ある意味では"表裏一体"であり………そして、英雄となるか、魔王となるかは―――――"紙一重"でもあるのかもしれぬ……。
私も……予定調和通りの"英雄"となれたなら……彼奴等と肩を並べることに、なっていたのであろうか………。

―――――ふっ、下らぬ。
そんな、"もしも"に基づく仮定なぞ………らしくもない事をしてしまったな………。

267 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/05(Sun) 20:47
なんでいろんな時代の7人の主人公とオルステッドが戦ってるのかよくわからんね

オルステッドの自己満ってこと?

268 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/06(Mon) 22:32
>267
―――「自己満足」、か。………ふん……まあ、否定はせぬ。
見方を換えれば、そう映るのも止む無し、か……。
生き方や考え方は違えど……己の勇気や覚悟、信念を賭して難事に臨み、挑んだという点では相通じるものがありながら………
彼奴等は己のすべき事を成し遂げたことで得たいものを勝ち取り、"英雄"となって凱旋を果たしたが……
私は何一つ成し遂げられず、何もかもを失ったばかりか………"魔王"に墜ち果ててしまった。
そんな私自身、彼奴等の存在に対し………少なからず、嫉妬や羨望の念は有るには有ったが………
何故こうなってしまったのか………私と彼奴等とでは、一体何が違うというのか―――――斯様に納得いかなかったが為に………

―――――私が知った"真実"を教え………そして、味わった"絶望"を思い知らせてやりたい―――――そんな、強き衝動に駆られた事は確かだ。
それを身勝手な自己満足と云われればそれまでだが………突き詰めていけば、それも一理あるだろう。
但し……私に限らず、生きとし生ける者は皆、多かれ少なかれ何かしら"自己満足"を得たく、日々生きていると言える。
私利私欲を満たすのは無論……己以外の他者や属する共同体等といった別の何かの為に生き、それが叶い報われることで得られる達成感・充足感もまた"自己満足"と言えよう。
中には、その自己満足すら碌に得られぬ不憫な者もいるだろうが………人間は皆、「魂の充足」を乞い願い、生きているのではなかろうか。

―――ルクレチアの愚かな連中も皆、面倒で厭なことは強き他者に押し付け……自分達だけは、身勝手な自己満足を得られるがままに人生を全うしたいと願っていた。
そして、そんな奴等を滅ぼした私は………"人間"の全てを否定し、滅ぼし尽くしたいという……奴等以上の最悪の自己満足を得ようと決めた。
もはや、やり直しも……贖罪も……何もかも叶わぬ以上……"魔王"らしき、邪悪な在り方を全うするまで。

―――――それを否定したくば、精々足掻いてみせよ。
誰しもが肯定する"自己満足"を得ることの出来た、英雄たちよ………。

269 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/07(Tue) 09:43
#$%&〜
(キューブが何かを伝えようとしている)

270 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/07(Tue) 19:56
勇者が魔王になっちゃうんだ?

271 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/07(Tue) 19:57
もりべのじーさんの弟子になるか
心山拳老師の弟子になるか


どちらか選べ

272 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/08(Wed) 21:44
>269
………先ほどから音を立てているが、何の心算だ?
―――いや、違うな。 正確には……"何を言って"いる?
貴様があの宇宙船にいた時は、周囲には"自律思考型ロボット"なる存在への一定の認識と理解を持つ者がいたが故に、人語を介さずとも其れなりにやれたのだろうが………
生憎私は貴様たちの時代のような技術・文明レベルが進んだ世界の者ではない故……「見慣れない魔物の鳴き声」程度にしか受け取れぬ。
言葉を介せぬというのは、何かと不便なものだ。 貴様の生みの親のカトゥ―に、いずれマザーCOMのような「言語機能」を備え付けて貰うがいい。

―――――尤も、それは貴様が生きて元の世界に生還できればの話、だがな………。
貴様が何を言っているかは皆目解せぬが……言わんとしていることは、朧気ながら分かる。
即ち………「人間でありながら、"人間"を否定するのは虚しい」とでも伝えようとしているのだろう。
だが……貴様も短い間ながら見た筈だ。あの船の中でいがみ合い、日々大義名分や題目等でも挙げるような、"平和"だの"調和"だのを自ら否定する、醜き人間達の姿を。
生還できたとすれば、それからも貴様はカトゥ―の"家族"として過ごし、様々なことを数多く学んでいくのだろう………歪で悍ましき「人間の本質」も含めて、だ。

―――――それでも貴様は……マザーCOMと同じ道を辿らずに………"機心"の中に宿りし「ヒューマニズム」を、抱き続けられるかな?

>270
その通りだ……切っ掛け次第で、誰しもが魔王になり得る。
それは、"勇者"であっても例外ではない……所謂、"闇堕ち"だ。
そして、一度堕ちれば決して後戻りも取り返しも付かない。魔王から勇者への"光昇り"などというものは聞いた覚えは無かろう?
貴様たちの世界で流行りの、所謂「異世界転生」ものの物語の中には、或いはあるやもしれぬが………
"魔王堕ち"はあっても、"勇者・英雄昇り"なるものは……まず無いだろうな。

―――所で、その口振りからすると……「LIVE A LIVEの物語」を知らぬ者であろうか。
"勇者"が"魔王"に堕ちる話は、これが唯一という訳ではないが……「LIVE A LIVE」においては、私たちの世界の"中世編"で語られる。
知らぬがそれなりに興味があるならば、これ以上はネタバレになる故語らぬ。是が非でも貴様自身の手に取り…触れてみるがいい。

―――――そして、知るといい。 私たちの世界で、一体何が起きたのかを………。
顛末を知った時……どう感じ、どう受け止めるかは―――――貴様次第だ。

>271
………何故選ばねばならぬ?
骨法を極めし老拳士"モリベ"だろうと、心山拳"師父"だろうと……弟子になる心算もない上、出来よう筈もない。
それぞれ、編み出し技の有用性は目を見張るものがあるが………それを目当てに弟子入りするなぞ、筋違いも甚だしい。
そもそも、貴様の指図を受ける謂れはない。

―――あの者達は、自身の強さを磨く道において"拳"を選び…… 私は"剣"を取った。
強さは強さでも……拳で得る強さと、剣で得る強さでは、根本で異なる。
生き方・考え方も別々である以上、仮にタカハラ同様に得ようとした処で……オディワン・リーが言う処の"付け焼刃"止まりだ。
そんな中途半端な"付け焼刃"で技を得る事自体………あの者達と、己自身への侮辱でしかない。

―――――逆に、貴様は一体……如何なる考えでそんな選択を迫ったのか……‥私から聞かせて貰おうか?

273 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/09(Thu) 09:29
魔界となったルクレチアの中でも、本能のダンジョンに住むアムルクレチアは異質な存在ですね。
魔王の影響が及ばないのは、住んでいる場所と本人(人?)の力でしょうか?

274 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/09(Thu) 20:09
勇者オルステッドもまた勇者に倒される運命なのだ

275 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/11(Sat) 00:27
>273
あの、古くからルクレチアに住み着いているという巨大なゴールデン・カープ(黄金鯉)か。
私のオディオの力と、各世界の憎しみの念を吸い取って創り上げた魔物達と違い…唯一私の息が掛かっていない。
何故か、貴様たちの世界の「カンサイベン」なる言語で喋る上に、「ゴールデン・チョンマゲ」を欲しかる珍妙な奴だ。
もしや、過去の時代の二ホンの"オオサカ"の成金辺りの生まれ変わりかとでも勘繰りたくなるな。
アレもアレで……ルクレチアの謎の一つと言っても良いな。

………アレの正体は、自ら「ルクレチアの歴史よりも長く生き、自身が神格化したようなもの」と答えているが………
その言を信じるならば……長年生き続けて年経た鯉が、やがて力を得て神格化を遂げたことで、私の力の影響をも受け付けず……
そして、ルクレチアについても我関せずのまま気儘に過ごしているといった処か……。
ある意味…こうした者が一番幸せなのやもしれぬ。幾世もの時が経ち、あらゆる他のものが変わり移ろおうとも……自身だけは何の変化も受け付けず、自身の思うが儘に在り続けているのだからな。

―――しかし……この世に永遠不変なるものは存在し得ぬ。それは、たとえ神や神格化した者とて例外ではない。
………いつしか、良きにしろ悪しきにしろ…何かしらの形で彼奴自身の在り方そのものの変化が求められる日も来ることだろう。
その瞬間、彼奴が抱きし想いとは……果たして歓喜か……憤怒か……悲嘆か………或いは、何もないのか………
―――――いずれにせよ、私たちには知る由はないだろうな。

>274
―――「運命」か。 随分軽々しく言ってくれるな。
その言葉が真実ならば……都合良き存在として"勇者"と担ぎ上げられた事も……信じていた者達に裏切られ、"魔王"に堕ちた事も……
………そして、各世界より呼び出した"勇者"達によって打倒される事も―――全ては最初から定められた「運命」だという訳か。
ふん……不愉快の極みだな。都合の良い時だけ、「運命」なる言葉で結論付けるとは。
ならば………私が勝利した暁には……私諸共、各世界の"勇者"達だけでなく………
"ハルマゲドン"であらゆる次元・あらゆる世界が消え去り、滅びゆくこととなる。
即ち………私が彼奴等に倒される「運命」を覆し、私の願う「人間という存在全ての滅亡」が叶う―――それもまた、「運命」と言わせて貰うぞ?

あの日以来……「運命」なるものも、唾棄すべきものと見做すようになった。
少なくとも…"魔王"となって人間共自身の愚かしさ、身勝手さを絶望と共に思い知らせようと決めたのは…私自身の意志だ。
それを………「運命」などという言葉で………いとも容易く片付けるなッ。

彼奴等が生き抜くかは彼奴等の力と信念次第であり……逆に、私が滅びを齎せるかも……私自身の力と"憎しみ"の強さ次第だ。
「運命」ではない………決めるは、どちらの力と信念・想念がより強いか、よ。
―――尤も、"魔王"として招く以上………易々と"勇者"達に負けてやる心算はないがな―――。

276 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/11(Sat) 08:01
………>273への追記だ。
アレが住んでいる場所の"本能"のダンジョンには、逃げ続ける勇無き弱者達の末路を示すオブジェとして、
石化したワタナベ親子がいる。つまりは………"そういう事"だ。
影響を受けていないのはアレのみであり……やはり、アレ自身の力に拠るものだろう。……それでも、ハルマゲドンが起きればアレとて無事で済むかは分からぬが、な。
どうにも返答しきれていないと思えた故、追加とさせて貰おう。失礼したな………。

277 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/11(Sat) 08:39
一片の悔いもなく、己が人生を生きる
簡単そうに見えて、何と難しい事よ

278 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/11(Sat) 20:08
キューブは癒しキャラ?

279 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/12(Sun) 10:04
>277
ふむ……言い得て妙だな。人の『生』とは………それに尽きる。
生きる以上……それぞれの生を送る中での悩みや苦しみは必ず芽生え、困難が立ちはだかる。
それを無事に乗り越えられれば、苦労の重さに比例して喜びも一入だが……何かしらの取り返しのつかぬ失敗や過ちを犯せば……消えない後悔となって残る。
悩みも苦しみもなく、一切の悔いも残さない存在など、人でなければ"常に正しき全能の神"であり………人であれば、"亡者"だ。
分相応に己の身の丈を弁えた上で……それでも悔いを残さぬよう、一度きりの生を真剣に生きる事こそが…ありきたりに思えて一番難しいのだろうな………。

―――但し、"後悔しない"という事には……忘れるか、そもそもの自覚自体が無いことも含まれる。
何かしらの過ちを犯した時……それを真摯に受け止め、自省の為の戒めとするならば兎も角………
碌に受け止めも自省もせずに開き直り、自己弁護や自己肯定に終始して恥じ入らぬことで後悔せぬ者は……愚劣の極みよ。
悔いつつもそれに圧し潰されず、真剣に悩み考えた末に克己するか……悔いすらもせずに居直り、やがてあっさりと忘れ去り、無かった事にするかで……その者の生の価値は決まるだろう。

―――――かつてのルクレチアにおいては、大臣がその最たる例だったな。
思い出すだけで虫唾が走る。牢から脱出した私に命懸けで挑む兵士たちを余所に、いけしゃあしゃあと玉座に座っていた挙句……
保身の為にルクレチアを私に売り渡してきた時は……絶句して答える気にもなれなかった。
それから、名実共に魔王になった後に再び城に来た時………醜悪さに拍車が掛かっていた。

『何故わしがこんな目に遭わねばならない!?』『わしは何も悪くない! 悪いのはお前じゃないか!』『嫌だ! 死にたくない!!』『神よ! この悪魔に天罰を!!』

……己のかつての言動を何ら省みず、悔いもしない上に…聞くに堪えない言い訳や罵詈雑言を喚き散らすだけの屑故に生きる価値無しと見做し……滅びを与えてやった。
そして……ルクレチアに限らず……あらゆる人の世は、所詮大臣の如き脆弱で醜悪な人間が殆どを占めるのだと………私は断じた。

―――違うというならば………私の得た答えを上回るに足る"答え"を………あの英雄達から、しかと見せて貰おうぞ―――。

>278
「癒しキャラ」とは………貴様たちの世界で謂う処の、「心を和ませ、安らぎを与えてくれる可愛げを持つキャラ」という事か。
ふむ……教わったばかりの「コーヒーを配る行為」で、澱み荒んだ心になっているクルー達に一息を尽かせる……
リメイク版では、言葉は喋らずとも「電子音」を駆使し…悲しい時やピンチの時などには低い音で、喜んでいる時などには高い音で反応することで感情表現が豊かになり……
何より、戦闘においては範囲状で体力回復+状態異常回復効果を持つ「ハイスピードオペ」で、実際に言葉通りに仲間達を癒す……
―――ふむ、貴様の言う通り……「癒しキャラ」であることは間違いないな。

………但し、攻撃面では他の英雄達に劣ってしまうが為に、主人公ながらサポート要員にならざるを得ない。
それ故、サポートの必要が無い状況では…時を持て余しがちになってしまう。
そんな彼奴にも、攻撃面での活躍の場を与えるには……アキラが持ち込む、ロボット用の「兵器アイテム」が必要だ。
近未来編でのタロイモ用の「兵器アイテム」をキューブにも転用させる事で……癒しも戦いも熟せる「マスコットキャラ」になること請け合いだろう。

―――中には、特に強力ではあるが「昭和キントト砲」だの、「昭和ヒヨコッコ砲」だのという珍妙な兵器もあるが………。
幾ら強くとも、そんな兵器で止めを刺されれば………死んでも死に切れぬ。
………せめて私と戦いし時には……くれぐれも、それら兵器での打倒はしてくれるなよ?
"人の心を得し、人ならざる者"よ―――――。

280 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/12(Sun) 21:28
へなちょこ魔法使いさんに裏切られてヒロイン盗られただけで
闇落ちする勇者って・・・・・・・・

281 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/13(Mon) 20:56
>280
ほう………「へなちょこ魔法使い」だと?
あいつは……曲がりなりにも、私が知る限りでも恐らくルクレチア最強の魔術師だった。人知れず、あいつなりに蔭で努力を積んできたのだから当然だろう。
そして、それでも積年の嫉妬という負の感情に打ち克てず……これまで築いてきた友情を捨ててまで、ダイレクトに私に憎悪と殺意をぶつけてきた。
その、あまりの変貌ぶりに『"コレ"は一体何だ? 本当にあの、ストレイボウなのか…!?』と、理不尽に裏切られた怒り以上に……恐怖を覚えた程だ。
仲間の時は頼りになった、優れたあいつの魔術が……今度は私に向けられた時の恐ろしさ………
何より…赦されざる卑劣漢に堕ちてまで顕わにした、あの剥き出しの負の感情の凄まじさは……「へなちょこ」などという言葉で済むものではなかった。
それを……よくもまあ、そんな軽々しく言えたものだな………。

そして、そんなあいつに完全に心を盗られてしまったアリシアに………
『貴方を信じる』という彼女の言葉と、『己を信じる者が一人でもいる限り、その者を信じるのだ』というハッシュの遺言を心の支えに……
『ただ一人ででも戦い抜き、今度こそ救い出す』という意志を……完膚なきまでに裏切られた時の絶望が、どれ程のものだったか………貴様に分かるか?
たとえ当初の馴れ初めの時の彼女の真意が、どんなものだったにせよ………私なりに彼女を真に愛し、守ろうと誓ったのは紛れもない本心だ。
当事者でもなき分際で………"だけ"という言葉で、容易く片付けられる貴様如きに―――――私の、一体何が分かるというのだッ!!!

貴様は……卑劣漢に堕ちたとはいえ、ストレイボウを軽々しく侮辱する事で………私をも侮辱した。
この場において、無力な者を一方的に処しはせぬと決めていたが……今回は話は別だ。斯様な侮辱を受けてまで、心を平然になどしていられぬ……。
―――ほう、死にたくないか? ここでなら何を言おうと大丈夫だと、甘く考えていたか?
ならば、特別に一つチャンスを与えよう。その口振りだと、「こんな程度で闇堕ちするなど有り得ない」のだろう?
即ち……仮に己ならば、闇堕ちなどはしないと言えるのであろう? ならば……納得の出来る御託なり、理屈なりを並べてみるがいい。
合点が行けば、特別に怒りを鎮めてやろう。さあ……暫く待ってやるから懸命に考えろ。 人間には考える頭があるだろう?

―――――納得が行かなければ………分かるな?(憤怒と憎悪の波動で威圧)

282 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/13(Mon) 21:37
おぼろ丸の良さを語ってくれ

283 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/14(Tue) 10:19
彼を知り己を知る。他者を知ることも難しいですが、自らのことも知るのも難しい。
己すら気付かないうちに鬱憤が溜まり、何かの拍子に爆発する…
そういう経験ありますか?

284 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/15(Wed) 21:33
>282
かの"人の道に目覚めし忍"の良き処か……それを敵である私に語らせるか。
ふっ……まあ良い。敵の実力を率直に知ること自体は悪いことではない。
7人の英雄たちの中でも特に戦闘に特化している故、多彩かつ優秀な技を揃えている。
遠距離攻撃から広範囲攻撃の他、炎や水のフィールドへの塗り替えと器用に戦える。
属性も豊富で、弱点を突く戦法が得手のようだ。敵から体力を吸収して回復する技まである上に、
"忍"に相応しき一撃必殺技も会得している。
オールラウンダーと謂うべき総合力の高さから、私に挑む最終編のメンバーには必ずと言っていいほどスタメン候補に挙がるだろう。

―――即ち……諜報能力に加え、それだけ"必要あらば殺す"為に日々厳しい修練を積み、密命を受けてからの実戦においても技を開花させた訳だ。
そんな彼奴も…元からにせよ、或いはとらわれの男に触発されてからにせよ、密命達成後は"不殺"の道を往くと決心したようだが………
今更心根を改めた処で………これまでの咎からも、そして業からも………逃れることは出来ぬ。
無論、それを承知の上で尚進むのであろうが……"不殺の忍"が必要とされる時代などが、果たして来るものであろうか。
忍を辞めるにしても……"不殺"の道の下で如何なる姿に転向し、人知れず世の陰で生き抜く心算なのか。

―――もし私の"答え"を上回り、生還できたならば………
それからは如何にして道を貫くというのか………見届けられぬのが些か残念ではあるな。

>283
ふむ……何とも哲学的な問いだな。
見方次第で他者は、己を見直す為の鑑にも出来るが……他者の一面を知ることは出来ようとも、それが全てとは限らぬ。
己自身でさえ全てを知るなど難しいというのに……まして、他者の本質の全てを知るというのは、如何に聡明な者であっても困難だろう。
何故なら…生きる上では、誰しもが表と裏の顔を持つからだ。表も裏も無い者などは存在し得ぬ。
親友でありながら…私への嫉妬と憎悪という"貌"を抱いていたストレイボウは、良き例と言っても良いだろうな……。あいつの本心を、私は何ら知らなかったように。

……そして、私もまた、己ですら自覚せぬ内に裏の顔も持ち合わせていたのだろう。
かつて……敬愛する、亡き父だったか……それとも剣の師であったか………『騎士たるもの、強さだけでなくノブレス・オブリージュも身につけよ』と厳しく教わった。
また、『妄りに怒りに身を任せるな。一時の怒りに身を任せた愚挙は、必ず己の身に返ってくる。』とも教えられた故、余程のことが無い限りは怒りを出さぬよう心掛けていた。
そんな私を、周囲は『強い上に優しく、奥ゆかしい』と称賛した。それはそれで……客観的な評価ではあったろう。

―――ただ………それ故に、時に本心を封じざるを得ない事も幾度かあった。
本心は違っていても……なまじこちらが強すぎるが故に、こちらが引く形で譲り、我慢するという形でな。
恐らく……そんな事が長く続いたこともあり……アリシアを救う事自体は、本心であったとはいえ………
"勇者"と持ち上げられた事に対しても、特に疑わず………己の意思を述べるのを自ら封じていたのやもしれぬ……。
それは果たして……教えを受けて志した、本当の意味での"強い者"であったのか……当時の私は知らなかった。

―――知らぬままに"勇者"を演じさせられ……そして裏切られたが為にその反動で感情が爆発し、"魔王"になった―――。
"経験"と言えるものがあるならば………これに尽きるだろう、な―――。

285 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/16(Thu) 20:49
最強とはここまでしなくてはならないものなのか???

286 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/18(Sat) 09:34
>285
………唐突に斯様な事を云われてもな。
そもそも、貴様が何に於いての"最強"を指し…如何ほどの情況をして"ここまでしなくてはならない"と言っているのか……
手掛かりを明示しない以上……何とも言い難いな。
それ故、推測とさせて貰うが……仮に貴様が、何かしらの分野における道の中での"最強"を目指している最中であるとするならば………
……そこで挫折し、道半ばで諦めるか……"ここまでしなくてはならないもの"である事も覚悟し、進み続けるか……
―――己の生を賭してでも為すべき価値が有るか否か……今一度、己自身に問いかけるべき分岐点に来ているという事だろう。
進み往く道の中で、たとえどのような事態に見舞われようとも……全てを在るがままに受容し、背負っていく覚悟と信念があるかは……貴様次第だな。

……タカハラの場合は、格闘での強さだけでなく……"心"においても最強の道を目指すようだ。
その中で、敗れたことを逆恨みする者も……奴の強さを妬む者、忌まわしく感じる者なども……いずれは出てくる事だろう(或いは、もう出ているのだろうか)。
そして……筋も道理も通らぬ私怨を抱き、卑劣なやり方で晴らそうとする愚か者が現れたとしても………

―――――それすらも承知の上で、尚それでも諦めず……道を踏み外さぬままに進む意志と強き意思を抱き続けること………
………それこそが、『真の意味で"最強"を目指す』と謂えるだろう。
私は、そうした"最強"にはなれなかった………果たして、貴様や…タカハラは………如何なのだろうな?

287 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/18(Sat) 20:59
一本のゲームでたくさんの物語が楽しめちゃうんだ!

すごいだろ?

288 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/19(Sun) 11:30
>287
それはもしや………「LIVE A LIVE」の宣伝文句か?
他の遊戯作品の可能性もあるが…どう考えても、明らかにそれに該当する「LIVE A LIVE」の事を言っているとしか思えぬ。
もしかすれば、初めて世に登場したSFC版か、リメイク版には……そうした宣伝文句があったのやもしれぬ。
兎も角、その内容自体に偽りはない。 言葉通り、多くの物語を楽しめる。
それぞれ時代の異なる7人の主人公たちが織り成す人間模様を、オムニパス形式且つ好きな順で選び、進めることが出来る。

―――そして、新たに出てきた8つ目の物語は、いかにも「ありふれた中世RPG」風で……初プレイの者達にとっては、当初は拍子抜けか期待外れの印象を抱いたようだ。
だが………所謂"お約束"の展開で終わると思われた筈が、思いもよらぬ形で予想を裏切られ……挙句、最後はあの結末だ。
初めて登場したSFC版は勿論、リメイク版でも特に印象深く、プレイヤー達の心に遺った事は間違いなかろう。
そして、全てをプレイし終えた後―――プレイヤー達は果たして、この「LIVE A LIVE」から……何を想うだろうな。

―――ただ……貴様が言うように、それだけ凄き作品でありながら……
初めて登場した1994年は、同時期に「FF6」や「クロノトリガー」といった、他の遊戯作品の人気に圧され、日陰に追い遣られる形になった。
「知名度の少なき、知る者ぞ知る名作」に留まってしまったのは、些か残念な処ではあるな。
2022年のリメイク版は与り知らぬが……これを切っ掛けに、少しでも多くの者達に知れ渡って貰いたいものだ。

人間誰しもが思い描く、人間の「善い処、素晴らしい処、美しき処」だけでなく……
眼を背け耳を塞ぎたくなるような、人間の「悪しき処、悍ましき処、醜き処」をも、垣間見ることで……
「そうした全てをひっくるめた上での"人間"として………"生きる"という事の意味を考える」―――私は後者の立場から、問い掛けるとしよう。

289 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/19(Sun) 20:28
奴の超能力で心の中を読まれても平気なのか?

290 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/20(Mon) 09:35
必殺技の一つに思い人の名前を入れるとは人間味溢れる魔王ですね。
威力は無慈悲そのものですが…

291 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/20(Mon) 20:34
メガロマニアがパワーアップしてギガロマニアになっちゃった???

292 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/03/21(Tue) 16:10
生きてるぞ!俺は生きてるぞ。ヒャヒャヒャァ!そう簡単には
くたばらねえぜ。……そう残念そうな顔をするなよ。
にしても、魔王オディオ……流石元オルステッドだけあって勤勉な事
この上ないぜ。褒めてるんじゃねえぞ!?驚いてんだ。

>>291
ギガロマニアと言うとswitch版のリメイクで追加された
オルステッドを魔王に仕立てた元凶と戦う時の曲だと把握している。
俺もまだ聞いた事が無いんだけどよ、今から聞くのが楽しみだ。
メガの次の単位がギガだからな。どれだけパワーアップしたかこの耳で
確かめてやろう。

>>193
丁度>>291がギガロマニアに触れていたんでタイムリーな話題だな。
あの丁度良く最高に盛り上がる瞬間に流れるメガロマニアが最高なんだよな!
個人的に一番闘争本能に火が付いちまうのは、『そうだろ、松ッ!』と
アキラが叫ぶ所なんだ。
最強のソングをありがとう、と作曲者に言いたい。何だよ。俺だって
良い物は良いと素直に認めるんだよッ!

>>195 魔王オディオ
随分久しぶりになっちまったが、相変わらず憎しみに濁った面をしてやがんなあ。
俺が弟子に嫉妬するだとッ!?万が一俺を超える程の才能の持ち主でかつ
未来において俺を蔑ろにするような功績を立てやがったらその時は
嫉妬をするかもしれねえ。俺がお前の才能に嫉妬したように、だ。
起きてしまったら、人間の真実である事が証明されちまうが、あの時と
同じようにはならねえ事を祈るぜ。もっともこいつ(弟子の少年)が青年に
なる頃には俺はどうなってるかは分からねえが。

なるほど、それがてめえの答えか!
今の所来る気配は無いみたいだが、もし来た時は……何だか英雄の一人の答えが
楽しみだぜ。
俺は特等席でじっくり問答を聞いてやる。ライブVSイービルの戦い、
面白そうじゃねえか。野次馬根性?何とでも言えッ!

>滅すべき敵である以上、貴様同様に馴れ合いはせぬ。

そうだな、形だけの同僚とは言え馴れ合いをするような仲じゃねえ。
それでこそオディオだよ。

>決して肯定はされぬ。まして、赦されもせぬ………。

元より俺の行動を肯定して貰おうとも思ってねえぜ!
憎しみの連鎖で、勢いでお前が魔王になっちまったが
俺は俺のやりたいようにやっただけだ。
そりゃあ、心のダンジョンで少しばかり後悔めいた感情を
持って居たけどよ……ならどうすりゃ良かったんだよッ!

>>196
何だ、その力強い技は……ッ!?
心山拳と言うと功夫編の奴か。命を賭して弟子に技を
伝えたのは立派だけどよ。
それを正しく使えるのか見届ける前に逝っちまった老師は
馬鹿だぜ!だけど寿命なら仕方が無いな。
人間は老いには勝てねえんだ。だけどな、何となくだが自分の死した
後の弟子の生きざまを信じ切っていた節はあるんだよな。
己が最後まで見届ける事は出来なくとも弟子に全てを、心の強さまでも
伝授出来た、とな。

293 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/03/21(Tue) 16:13
>>198
キューブの存在感は尋常じゃねえぞ。
何しろ、俺達中世編の世界では信じられねえような技術を
使って生み出された存在だ。
未知の技で傷を癒したり光の束を吐いたりとんでもねえぜ。
とは言え俺は一度もキューブをこの目で見る事は出来ないんだがよ。
一体奴が来た世界はどんな所なのか、気になるんだよな。

>>199
ワット・ナーベの息子か?
どのシナリオでも皆勤賞って聞くが、俺からしたら羨ましいぜ。
しかも最終編にすら出て来るしよ。
だが酷い目に遭うのは一種の宿命かもな……。
どうせ酷い目に遭うなら、泣いてもぶっ倒れそうになっても
運命に逆らってみろッ!
親父の分まで生きて、立派になってこそだろ!
だが近未来編のワタナベ父は酷い結末だったぜ……。
流石の俺でも同情を禁じ得ない。

>>202
正に敵に塩を送るって奴だな。
最終編と言う異界……まぁ、ぶっちゃけるとルクレチアの土地なんだが
そこに飛ばされた英雄達にありがたい武器の差し入れと
大盤振る舞いだ。
だがそれは優しさとはちっと違うと思うぜ。
出来るだけ対等の条件で戦いたいって言う対抗心?かもしれないな。

>>203
そんなに言う程雑魚か?
まぁ魔王オディオが言うように、某骨法が強すぎて
強さが霞むって奴なんだろうな。
しかし良かったぜ。中世編のラスボスって雑魚だよねプププ
なんで?とか煽られた日には俺は、怒り心頭になっちまうぜ。
俺だってなぁ!?あいつに負けないように修行に修行を重ねて
ブラックアビスを習得したんだッ!!!
絶対に雑魚とは言わせねえよッ!
言っとくが魔法の習得には長い長い時間が必要なんだ。
勿論剣技でも同じかもしれねえがこっちは血の滲むような特訓を
課したんだ!

>>205
使い捨てと言われたらハッシュやウラヌスの事を
思い出しちまったぜ。
ハッシュの野郎は病気であっけなくおっ死ぬし
ウラヌスに至ってはあれ程戦闘で助けて貰っておきながら
拷問死?だからな……。
他のシナリオの仲間達もそれと似たような感じで
使い捨てだな。
しかしその中でも異彩を放っているのが、原始編だ。
プレイアブルキャラが一人も死なずハッピーエンドだ。
ザキと言う男が殺されて怒りが頂点に達したポゴが
髪の毛を逆立たせて、パワーアップし
恐竜を一瞬で倒す、なんて熱い展開は無かったぜ!

>>207
正しく画面構成が格闘ゲームのそれなんだよな。
RPGの中ではありえない、対戦相手の選択画面、それに
格闘ゲームらしいBGM。BGMに至っては作曲者が、格闘ゲームの
音楽も手掛けて居たと言う裏話があるから本物だよな。
格闘ゲームとの差異は、相手の技をラーニングするって所か。
食らった技を自分の物とし、その技で対戦相手を次々と倒し
勝ち進んで行く。格闘ゲーム風のシステムと独自のシナリオで、当時は
吃驚したもんだ!

>>211
最終編の舞台には飛ぶ事が出来たがその逆は
出来なかった、か……。
全ての世界を行き来する事が出来たらそれこそ
タイムパラドックスが起きると思うぜ。
何しろ幕末編と現代編、近未来編は日本って場所が共通して
るんだろ?
英雄たちがもし過去に干渉したら、歴史その物が変わってしまわないか?
そう言えば遥か未来の話でタイムトラベルが出来る
転送装置なる物を題材にした作品があるらしい。
確かその作品はクロノトリガーと言う名前だったか。

294 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/03/21(Tue) 17:07
>>213
何だよ、殺される?って聞いている割にはお前はピンピンしてる
じゃあねえかよ。
答えはそう言う事だ。
攻撃して来る者には反撃は当然にしろ、お前が何か行動しない限りは
魔王はいきなり殺したりはしねえよ。って>>215で魔王自身が
答えてるしよ。何時でも滅ぼせるから敢えて手出しはしない、か。
くそ、余裕過ぎんだろうがッ!

>>214
心の強さをお前に語れる程俺は出来た人間じゃねえぜ。
人は本来弱いもんだと思っている。だからこそあの時代(中世編)では
皆勇者に全てを託し、縋ろうとした。
一人でも心の強さが何かを知った人間が居れば他力本願な行動ばかり
じゃあ無かったんだろうな。
中世編では、本当の心の強さを持ち得た人間は居なかった。
ハッシュですら人間に嫌気が差し隠遁生活を送っていたしな。

>>216
舐めてるように見えるか?生憎世界が違うから舐めるも舐めないも
しようがねえんだよッ!
俺の世界にも爺さんは居るけどあっけなく無駄死にしちまったぜ。
まぁ俺がオルステッドを嵌めた計画の一環として、ウラヌスも
巻き添えになっちまったって事だ。
後悔?別にしてねえぜ。
そりゃ旅の途中では沢山助けて貰ったけどよ。
それは別問題だ。

>>218
本名はプレイヤーの数だけある。
なんてな、俺にも本名を知る事は出来ねえよ。
予想なんだがサン・ゾウみたいな名前じゃねえのか?
根拠は、弟子三人の名前がそれぞれ中国の物語西遊記の登場人物、
孫悟空と猪八戒、沙悟浄から取られていると言う説に基づく物だ。
だから三人のリーダー的存在である三蔵法師の役割は
老師、と考えるのが自然だぜ。

>>220
そうか?超能力で全てお見通しってのも何だか胡散臭いぜ。
それに人の本音なんて知らねえ方がいいしよ。
仮に心を読める者が身近に居たとして俺の思考が全て読み取られていたら、
と考えるとぞっとするな。
本音は必ずしも綺麗なもんじゃねえ。
ドロドロしていて醜いもんだ。だから憧れは良いとしても実際には
むしろ心が読めない方が良かった、なんて後悔する羽目になるのかもな。

>>224
裏の顔なんて知る訳がねえよ。
会った事も見た事もねえからよ。ただ、会った事が無いと言うのは
厳密には違うな。心のダンジョンで俺たちは一度邂逅している。
だけどな、一度会っただけで裏の顔が見られる程人間は容易くは出来ていねえ。
それこそ、人間は生きている限り幾つもの仮面のような物を付けているんだ。
簡単に裏の顔を見られると思ったら大間違いだぜ。

>>228
真の勇者なんて幻想だぜッ!ルクレチアの民は幻想に縋っちまった。
そして幻想が打ち砕かれれば簡単に手のひらを返す。
正に勇者の定義なんて理想と現実の狭間にあるって訳だ。
俺は思っていたぜ。在りし日のオルステッドこそが勇者に最も近い奴
だってな。だからこそ嫉妬した。何時か貶めてやろうと、心にドス黒い物を
抱えちまった。だけどよ、簡単に勇者が魔王になっちまった現実を
見てお前はどう思った?

>>233
ある意味全てを切り殺す選択よりも難しいと聞くぜ。
戦乱の中にあって敢えての不殺。それが簡単に選べる物じゃあねえって
分かった上でのてめえの覚悟、見させて貰うぜッ!
だがよ、俺の世界でも人は互いを憎み一度陣営を違えれば、殺し合うもんだって
相場は決まってんだよ。
甘っちょろい事を抜かしていると次に殺されるのは自分だからな。
不殺を達成した瞬間に、雑兵に後ろから刺されて呆気なくおっ死ぬなんて
事が無いようにしろよな。ヒャヒャヒャ!

295 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/21(Tue) 19:51
心のオアシスと呼べるのは何編だと思う?

296 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/21(Tue) 20:57
>289
心を読まれるなど…誰しも忌避するのは当然だ。
余程心を許した相手でもない限り……誰もが、他者には明かさぬ本心を秘めながら生きているもの。
私とて、心を読まれるなどというのは不快だ………普通ならばな。
但し……今回呼び出した"怒りにより勇気を得し術士"は、英雄の資質を持つ者故に特別だ。
"心"のダンジョンでの数々の魂の"声"のみならず……私の本心を暴き、真相を確かめる位はするだろうな。

―――ならば、それはそれで結構。
最早、隠すべき本音も………守るべき秘密などもない。
ルクレチアの悲劇と……"勇者"から"魔王"に堕ちた私の絶望と憎悪の深さを、"英雄"たる奴に思い知らせるには寧ろ丁度いい。
それで臆するならば所詮その程度。 それでも臆せず、知って尚立ち向かう気概と覚悟を持ち合わせていると信ずるからこそ……否定しがいがある。

くくく………知りたければ、存分に知るがいい。"怒りにより勇気を得し術士"よ―――。
………そして、貴様の抱きし幻想ごと、滅ぼしてくれよう………。

>290
ふふふ………そうか。 "セントアリシア"という命名が、"人間味"溢れるというか。
私としては、最初は"聖なる"という響きに相応しい"彼女"の美しさが……断末摩の絶叫と共に醜悪に変わり果てる姿を見せつけ………

『私にとっての至高の宝玉とも言うべき聖なる存在は、斯様に変わり果てた。所詮貴様らの抱きし"宝"もまた、斯様に醜きものに過ぎぬ。』

―――そう思い知らせる為に創り出した、私が考え付く中でも最も悍ましき技なのだが………
未だアリシアへの"想い"を捨てきれぬが故に……却って人間味があると云われるのは皮肉だな……。
そのあまりの悍ましさと恐ろしさに加え……私の突きつけた"答え"に対し、少しでも恐怖を抱いた者は石化する。
生半可な精神力は無論、強靭な心を持つ英雄ですら耐え切れぬ恐怖だ(生憎、石化耐性を持つキューブは別だが)。

―――エリアル装備は、強敵を打倒せし者達への一種の褒賞ではあるが……
"セントアリシア"にはどうしても耐え切れず、負けを認めし者達への皮肉を込めた救済措置でもある。
………尤も、これだけお膳立てされても敗れるならば……彼奴等の強さも信念も、所詮その程度だという"真実"を思い知らせるまでよ―――。

>291
リメイク版で追加された、新たな真の最終敵との戦いの曲か。
今、リメイク版に着手している処だが…ストレイボウと同様、まだ耳にしてはいない。
それ故……現時点ではあまり返答出来る事が無いのは申し訳ない。

ただ……命名について、ふと気になる。
曲そのものはまだ何とも言えぬが……あの名曲「メガロマニア」の一つ上を行くという意味で、"ギガロマニア"という事だろうか。
ならば……もし、クリア特典なり隠し要素なりで、更に強き敵と戦う事があるとすれば………

―――――その時の曲名は、恐らく"テラロマニア"になるのだろう。

………いや、冗談だ。 流石に語呂が悪い。
「メガ」「ギガ」と来れば、次は「テラ」というのは……いくら何でも安直だったか………。

297 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/22(Wed) 20:00
高原が最強になるのはまだまだ先だ

他の主人公たちも強いのだから

298 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/22(Wed) 21:59
>ストレイボウ
>あの時と同じようにはならねえ事を祈るぜ。
ならばもし、いつの日か……魔術を授けてくれた師の貴様を尊重しつつ偉大な魔術師となり、名実共に"英雄"として名を遺したならば……
その時には、私が"大切なこと"を知らしめる資格有りと見做し、我が魔界へと誘うこととしよう。
かつての"勇者"から"魔王"に堕ちた私と、かつての"親友だった"貴様の尽力もあり、"英雄"となった弟子との……

―――皮肉に満ちた、数奇な運命的邂逅と……宿命的対決が、実現するという訳だ。

………ふっ、何てな。
あくまで仮定に基づいた、取り留めも無き想像よ……まあ、想像の内で済むならば……こうした何ともドラマチックな展開も悪くは無かろう?

>俺は特等席でじっくり問答を聞いてやる。ライブVSイービルの戦い、面白そうじゃねえか。野次馬根性?何とでも言えッ!
フン……高みの見物とは気楽なものよ。
無論問答あれば臨むつもりだが………貴様にも何かしらの言葉を振られるという可能性がないとは言えぬぞ。
もし、中世編の顛末を知ったならば……第三者たる彼奴等は、如何なる心証を持って貴様に言葉を掛けるだろうな?
その場合は……私以外の視点の者の考えとして、逆に楽しみにさせて貰うぞ……。

>そりゃあ、心のダンジョンで少しばかり後悔めいた感情を持って居たけどよ……ならどうすりゃ良かったんだよッ!
あの、あまりにも歪な環境下故……嫉妬と劣等感で屈折してしまったことは責められるものではない。
誰しも抱く自然な感情だ……私とて、もしルクレチアが魔術偏重主義の世界で、立場が逆だったならば……貴様同様には決してならないとは言い切れぬ。
………肝心なのは、負の感情に囚われた刻の……克己のやり方だ。
可能か否かは別にして……嫉妬をバネに、魔術を以て反論も許さぬ程の功績を遺し、"実力で"認めさせるという道もあっただろう。
それでも、個人の力だけでは限界ならば……たとえ少なかろうと、理解者の協力も得ての環境改善の可能性も、決して無ではない。

―――――今だから言ってやるがな。
私は旅の最中、貴様の魔術には幾度も助けられたと本気で感謝していた。
それ故……もしアリシア救出を果たせ、凱旋時に周囲が私のみを"英雄"と称えたとしても……私だけの功績にする心算はなかった。
貴様にも、相応しき褒賞と栄誉を与えるよう……王に進言する心算だった。いずれ私が玉座に就いた暁には…重要なポストに就任させることも視野に入れてな。
流石に、アリシアまで譲る訳には行かぬまでも……今まで散々冷遇され、日陰者として扱われてきた貴様に……私なりにも報いようという気持ちはあった。
少なくとも、他の眼の曇った凡愚共と違い……魔王山でのハッシュ殉死の報せを聞いた際、王は貴様の事も悼んでいた。本当にどうでも良ければ、態々貴様についての言及はせぬ。
恐らく、私の進言も受け入れてくれた事だろう…。誰一人、貴様を見ていない訳では無かったのだ。
………今となっては、決して叶わぬ未来絵図になってしまった………これを貴様が信じるか否かは知らぬ。
所詮、浅薄な憐れみや侮辱などと切って捨てられればそれまでだがな。

―――ただ、これだけは覚えておくがいい。
貴様は、私を陥れる為だけに………貴様を真に慮っていたルクレチア王を幻覚で"魔王"に見せ、私に殺させたのだ。
私だけならば兎も角………他者をも巻き込み、犠牲を強くという最悪の形で己の負の感情を晴らそうとした。
私以外の事で赦せぬ点は、これに尽きるだろう………。 今更詫びなど要らぬ………永久に悔やみ続けよ―――――。

>295
心のオアシスか………。
プレイする者によって、ある程度意見は分かれるだろうが……。
有り体に答えるならば、やはり"原始編"が唯一であろう。
かつて、ポゴ達の姿絵を担当した"ヨシノリ・コバヤシ"の画風に影響されるが如く……終始コミカル路線である故にな。
ストレイボウも答えている通り、サブキャラが一人も死なぬまま……Happy Endを迎えているからな。
それでもクー族長がおーでぃーおーに喰われ、死者が出てはいるが……そこは勇なき弱者の末路&過酷な弱肉強食の世界の掟という事で納めるとしよう。

………そして、集落の"英雄"となりし彼奴は……救った娘との"愛の結晶"を築く。
直接的な表現は避けられているが……何があったかは言わずもがな、だ。
それ故、"愛という名の幻想を得し狩人"という事で召喚したのだが………言葉が碌に通じないのは、やはり残念ではあるな―――。

299 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/23(Thu) 19:46
実際さ、オルステッドが国捨てて逃走したら他国はオルステッドを取り込むと思うのよ。
だって考えてみ。他国が侵攻しなかったのは「魔王」の存在以外にオルステッド・ストレイボウと言う柱が機能したからこそ。
片方は消息知れず、もう片方は祖国から追われる、しかも姫がいないから表立って結束も出来ない。
とどめに恩知らずの民に愛想尽かした英雄が取り込める好機。

あとは兵と武具を与えて高みの見物で済むんだもの、見返りとしちゃ充分よ。

300 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/24(Fri) 11:17
剣技を極めし者に斬れぬものは無い!
ハッシュの全盛期の状態や、オルステッドが剣の腕前が上達していくと
魔法を剣の一振りで防ぐことが出来るのではないかと妄想しています。

301 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/24(Fri) 21:48
>297
最終編でのタカハラにとっての唯一嬉しい誤算は…やはり他世界の強者達に会えたことだろう。
尤も…サンダウン、アキラ、キューブの持つ強さは格闘とは質が違う故、彼奴の求める"最強"の礎とするには無理であろう。
となれば、彼奴の興味の対象は必然的に、心山拳師範、オボロ丸、ポゴに絞られることになる。
だが、あくまでそれぞれ元の世界に帰る間の一時的な共闘関係である以上……悠長に手合わせ、という訳にはいかぬ筈だ。

―――――そう……普通ならば、あんな状況下での手合わせなど考えはしない。
だが……タカハラは、突然有無を言わさずルクレチア城の牢屋内に呼び出された直後でありながら、誰かが来るまで筋トレに勤しんだ豪胆な男であり……
敵ではないと答えられても、『どっちにしろ、出来そうだな……面白れえッ!』と挑んだ程の、もはや呆れかえる位の戦い好きだ。
そこまでの男故……たとえ短期間の内でも他の仲間達の強さを学ぶべく…束の間の休息がてら、鍛錬も含めての手合わせは申し込むだろう。
流石に技の模倣は出来ずとも…帰還後には受けた技を思い出しながら、自己流に編み出そうとは考えそうだ。

………つまりは、嬉しい誤算と同時にタカハラにとっての残念な事とは……最終編で出会えた強者達とは、帰還後には二度と会えぬという事。
仮に敗れたまま帰還した場合……彼奴は果たして、"最強"の道の進み方について如何にして納得が行くよう……己の中で考えを整理し直すのであろうな。

>299
………ルクレチアが攻められなかったのは、「魔王」の存在以外にも…私とあいつが国の中枢として機能していたから、か………。
よもや、実際にそこまで高く評価してくれていたというならば……本来、それはそれで喜ぶべき事なのであろう………。
……ただ、素直に受け取れぬのは……ルクレチアには他力本願のままに、"勇者"という国の象徴を打ち立て続ける事で抑止力とする風潮があったが為、だ。
そうして、過度に持ち上げられた私とは裏腹に……あいつは……決して私にも劣らぬ実力を持ち合わせていながら……殆どと言ってもいい程、評価をされなかった。
私への嫉妬や劣等感もそうだが………そうして常に冷遇されてきた事もあり……国や民に愛想を尽かし、躊躇いなく捨てたのだろう。
大半の者が真っ当に私やストレイボウを視る目が無かった以上……愛想を尽かす理由としては、十分であると言えるだろうな………。

―――――だが、生憎………そんな経緯があったとしても。
あの後……仮に他国へ亡命した処で……貴様が言うように、私を受け入れてくれる国など……ほぼ間違いなく無かっただろう。
言うまでも無いだろうが……あの時点で私には、"王殺し"の罪と"魔王"の汚名が被せられていた。
たとえストレイボウの奸計が真実であっても……それの唯一の証人は……もうこの世にはいない。
私の無実を証明する術が永遠に失われた以上………客観的に見れば、私は言い逃れも赦されぬ大罪人。
―――いや、奴らの事だ。アリシアの自害をも、私が殺したと見做すだろう。
たとえ如何なる理由や事情があろうと……また、幾ら強き力を持った実力者であろうと……自国の王と姫を殺す者など、何処の国も手厚く受け入れる筋合いも道理も持ってはいない。
即ち…「自国の王と姫を殺せる以上、他国の王・姫殺しを躊躇う道理はない」と見做される所以だ。
何処へ逃げようとも……他国中にも手配書を回される事で一生追われる身となり……いずれギロチンの錆となって消えゆく日まで、安息を得られる事はない。

―――尤も、あの時の私には……貴様が言うような甘き見通しも、国外逃亡する事も……念頭には無かった。
逃げ道も塞がれ、徹底的に追い詰められた状況であった以上……己をここまで追い込んだ愚かな人間達に復讐し、思い知らせる事以外考えられなかった。
ルクレチアに限っては、その望みは叶った………得られたのは、血と…死臭と…悲鳴と…怨嗟という……見返りにもならぬものばかりだが、な―――。

302 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/24(Fri) 21:49
>300
……随分はっきりと断言するな。 それほどまでに、剣への強き想い入れがあると見えるが………。
まあ、その言葉に乗らせて貰う形で付け加えるならば……
「心・技・体」……全てにおいて一体の極地に至れば……斬れぬものは無い、といった処か。
肉体の精進や剣の腕を向上させるだけではく……「魔法を剣で斬り払うなど有り得ない。」という、当然の常識から来る思い込みや諦めを、敢えて捨て……
限界を踏破せんとする気概と覚悟を秘めた、強き心を抱き続ける事で……不可能も可能に出来るやもしれぬ、か………。
それを愚かと見做すか、勇ましいと見做すかは………考える者次第だな。

全盛期のハッシュについてはもはや知る由はないが……少なくとも、私に関しては如何であったろうな。
剣士にはなったものの……「"剣を極める"よりは、国と民を護り抜く"一振りの剣"であれれば良い」という考えだった。
必要あれば会得も考えただろうが……余程の事情が無い限りは、魔法は素直に盾で防ぐに留めるだろう。

―――"魔王"となった今………護る剣も……防ぐ盾も………最早、不要になってしまったがな………。

303 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/24(Fri) 22:02
………>299への返答の訂正だ。
たとえ、ストレイボウに幻覚を見せられた誤りとはいえ……少なくとも、ルクレチア王を殺めたこと自体は無実ではないな。
王を殺めてしまった時点で……転落は決定的だった。仮にストレイボウが自身の仕業だと証言したとしても、な。
まあ、それだけあいつの奸計に見事に嵌り過ぎてしまったという訳だ……それでは、失礼する―――。

304 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/25(Sat) 22:13
ストレイボウは心が弱かったのだ

305 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/26(Sun) 16:23
>304
それについては……最早、言わずもがなだな。
どれだけ国や民の為に尽力しても、正当に評価されず……どれだけ努力しても、周囲は私ばかりを視て……あいつには目もくれなかった。
そうした、不当な扱いを受け続けてきた境遇自体は……あいつの落ち度でも、責任でもない。
だが……そんな逆境に心が屈折してしまい、負の感情を克己できず………遂には私の所為だと見做し、筋も道理も通らない卑怯悪辣なやり方で鬱憤を晴らそうとした。
それは偏に………あいつの心が弱かったが為―――――その事実が、覆ることはないだろう。

――――だが……今更ながら………心が弱かったのは、何もあいつだけではなかった。
他力本願に"勇者"に頼りきりになり、自主的防衛の志も忘れ……そんな脆弱な自己を脱却しようすらしなかった怠惰な民も……
そんな民を信じ、護る気持ちをやがて抱けなくなり……人間嫌いになって隠遁生活を送るようになった、ハッシュでさえも……
そして何より……信じていた者達の裏切りによって、ハッシュとウラヌスの遺志を最悪の形で反故にしてしまった、この私すらも……心が………弱かった………。

………そして、"弱き"にはいずれ……何かしらの罰が下る。
ハッシュには、彼自身が言う処の「臆病になった者への報い」が降り掛かり……脆弱で愚かな民には、"滅び"が齎され……
私には………もはや、掛け替えのないものは何一つ残されず……底なしの絶望と、果ての無き憎悪を永遠に抱えることとなった。

あいつの裏切りは……謂わば、発端となる引き金でしかない。
「ルクレチアの悲劇」は……いずれ、起こるべくして起こる事だった。
各々がそうした様々な"心の弱さ"を、克服できなかった"罪"に下された………ある種の、"罰"なのであろう、な―――――。

306 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/26(Sun) 20:44
大声で敵にダメージを与えるお爺さんがいるらしい

307 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/28(Tue) 20:35
>306
………それは、私が知る限り……やはり、ウラヌス以外の何者でもない。
普段は理知的で温厚な姿からは想像も付かぬ、あの特大の声量は魔物をも怯ませた。
恐らく人間相手でも……筋も道理も通らぬ理不尽を押し通そうとする相手に対しては本気で怒り、落雷の如き一喝を落としたのだろう。
私が知る彼は、俗世を捨てた老いた僧侶だったが………若かりし頃や、ハッシュの仲間だった頃は………どんな生き様を貫いたのであろうな。

―――あと、正確には"いるらしい"ではなく………"いた"、だ。
ルクレチアの奴等に凄惨な拷問に掛けられ、如何に理不尽な目に合わされても………人間を憎むことをせず……
己を信じてくれるよう諦めずに……命を賭して"自分たちは魔王ではない"と訴えた。
そして、最期は………ハッシュや自身が護り続けてきたものを、私に全て託して逝った。
私にアリシアを救いに行かせられるよう……自身の残った命の全てを、犠牲にしてな。
―――――そんな彼らの遺志を………私は無駄にしてしまった。
結局……私は二人のように……人間を信じる事が出来なかった。「最後まで"人間"を信じる」という、強き想いを………持てなかった。

そんな私を、大声で一喝するであろうウラヌスは………もう、この世にはいない。
彼ならば言うであろう…「莫迦者」という、誰よりも凄まじき一喝も………もはや、私の耳に届くことは無いのだ―――――。

308 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/29(Wed) 20:30
ブリキ大王に乗って発進したい

309 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/03/30(Thu) 20:17
>308
そうか……あれに乗りたいか。
まあ…人間の英知を結集させて造りし、あのような巨大で強大な力を持つ人型兵器というものは……分かり易い"力"の象徴だ。
特に男に…強き情景と浪漫を否が応でも抱かせるものなのだろう……乗れるものならば一度は乗ってみたいと……誰しも思うであろうな。
実際は、ムホウマツがマタンゴを大量摂取してまで込めた膨大な精神の力と…アキラの持つ精神感応の力を以てして、ようやく動かせた代物だ。
アレを彼奴等以外の者が実際に動かせるか否かは別にして……もし動かせることが出来たとするならば……

―――貴様はブリキ大王を発進させられたとして……何を望む?
陸軍の精鋭も……2000人分の液体人間が宿りし隠呼大仏ですら敵わなかった強大な力を……よもや使わないという道理などはあるまい。
人知を超えた凄まじき力を手中にして、その行使を抑制出来る人間などが、果たして居ようものか………否、居るまい。
「救済という名の同化」という野望を打ち砕くという大義名分があったとはいえ……あのアキラですら、ブリキ大王の強さに酔っていた節があった。
アキラ達の側にとっては救世の"神"であっても……陸軍にとっては、対峙した以上は殺られる覚悟は承知していたとしても………
―――それでも、あのブリキ大王は……さぞかし悪魔に映ったことだろう。
力を行使する者によって……そして、目撃する者次第では………"神"にも、"悪魔"にもなり得る。

………果たして貴様は……ブリキ大王に、一体何を求める?
神か……悪魔か……そのどちらでもない別の何かか――― 一度、聞かせて貰いたいものだな?

310 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/30(Thu) 21:12
お主は偽りの勇者よの?

311 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/03/31(Fri) 12:26
デストレイルはネーミングも攻撃属性も勇者の必殺技に似つかわしくないですね。

312 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/01(Sat) 14:27
>310
「偽りの勇者」か………その通りだ。
誰よりも屈強な肉体を持ち……そして揺るぎない精神と強大な覚悟を秘め、あらゆる難事にも果敢に挑む、勇ましき者……
それ故に、誰しもが称賛し…尊敬し…模範とする―――そんな"勇者"には、なれなかった。
ただ、ルクレチアの民が私に求めていたのは、そうした"勇者"ではなく………他力本願で身勝手な自分達を無条件に守り、困った時には当然の如く救ってくれるという……
………謂わば、"都合の良い生贄"としての……"勇者"だった。
ハッシュも当初は、自らの意志にせよ成り行き上にせよ……必要あって、弱きを護り救う"勇者"を志したのだろうが………
魔王打倒後は、あまりにも自身を頼りにする者ばかりが後を絶たなくなったことで、やがて自身が護りし者達に幻滅し………隠遁生活を送るようになったのだろう。

―――私も、そのような"勇者"なぞ………願い下げだ。
"勇者"の実情というものが、結局はそんなものであるならば………寧ろ、偽りで結構だ。
偽りでない、名実共に真の"勇者"なとは存在せぬ……所詮は人間が築いた偶像であり、幻想だ。
………それとも、貴様は「真の勇者」を知っているのか? ならば是非とも、ご紹介願おう。

―――"偽りの勇者"から名実共に"魔王"となった、この私の手で………悉く否定し尽くしてくれよう―――。

>311
ハッシュが会得済みで、私も精進を重ねれば修得できる、かの魔王を倒した「伝説の技」でありながら……
貴様の言う通り、直訳すると「死への道」であり、技の属性は悪という……およそ勇者の奥義には似つかわしくない、邪悪で禍々しき技か……。
その本質は、正法ではなく……貴様たちの世界にある「毒を以て毒を制す」という諺に倣うが如く、「邪を以て邪を制す」という邪法そのものだ。
あの魔王(ハッシュ曰く偽物だが)との戦いでは、私とストレイボウでは歯が立たず………ハッシュの「デストレイル」が唯一の対抗手段だった。
魔王という邪悪な者を、より強き邪悪な力を用いて勇者が征伐するというのは………何とも皮肉に満ちた話だな。

―――あの技から抱く印象とは……「正も邪も、紙一重」といった処だろうか。
先のブリキ大王と同様に……如何に強大な力も……時と場合や、状況次第では―――正にも邪にも変わり得るという事だ。
それはまるで、人間が持ち合わせるという……「"善"と"悪"の二面性」を象徴しているようではないか。

―――くくく……つまりは、英雄たる彼奴等と魔王の私の戦いとは……「人間の"善(LIVE)"と"悪(EVIL)"」のどちらが真に強く、正しいか―――ということか。
どちらが勝つか、是が非でも確かめたいものよ………愉しみだ。

313 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/01(Sat) 16:31
師匠の作った最高のスープ・・・その食材はある魔物から取れる肝と言う。
魔王なんかどうでも良いし、世を恨みたけりゃ勝手にやってろでしかないがその食材だけは師匠を超えるスープを生み出すのに必要だ。
だから魔王城に来た、まだ見ぬ魔物の肝を求めてな。

314 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/01(Sat) 20:01
格闘技をやってれば高原みたいに化物と戦えるぐらい強くなれるの?

315 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/03(Mon) 11:09
>313
ふん……またもや招かれざる酔狂な客か。
それも、師を超える為に食材を求め…この魔界と化したルクレチアの魔物の肝目当てで来るとは。
その"ある魔物"とやらを倒せるかは別としても……わざわざこちらに来るとは、莫迦な奴だ。
ここは私の支配下にあり、外界とは完全に切り離された別世界だ。
そして、一度入れば最後………私が死なぬ限り、永遠に出る事の叶わぬ絶望と死の世界だ。私も貴様などをここから出してやる心算も、その義理もない。
「魔王なんかどうでも良い」などと言っていられる余裕があるのかね?

―――それとも……魔物を倒して肝を手に入れるついでに……私も倒すか?
私を倒さぬ限り……師を超える事はおろか、生き延びる事すら出来ぬぞ。
持っているであろう包丁で刺し殺しでもしてみせるがいい………出来れば、だがな。
尤も、"食"の為ではなく……"殺す"為に使い、血に染まった包丁で作る料理などで、貴様の言う「師匠超え」を果たせるかは怪しいものだ。

何より……「食とは他の生物の命を"頂くことで生きる"」ということでもある。
師を超える為ならば、"ある魔物"を殺して肝を奪う事も厭わぬという態度からは……「食の為に命を奪うという行為」に対して思う処が、何ら見受けられぬ。
単に腕が凄いというだけで増長した、傲慢な者が弟子とは……貴様の師とやらは、一体今まで何を教えてきた?
そして貴様は………料理以外の、何を学んできたというのだ?

―――所詮貴様もまた、救いようのない人間の一人か。
挑むならば来るがいい。返り討ちにしてくれよう。
私から逃げても構わぬが…この世界からは脱出できぬ上、魔物があちこちに跋扈している以上……死ぬのも時間の問題だ。
悲願も果たせず、名も遺せぬまま―――愚かな有象無象の一人として、ここで消え果てるがいい。

>314
それは……「者に拠る」としか言えぬだろうな。
心身を鍛え、技を磨くとはいえ…「格闘技」はあくまで、貴様の世界での娯楽や競争の中でのみ存在が許されるものだ。
一定のルールや時間制限などで縛られるだけでなく、何より命の奪い合いではない「格闘技」と違い……化物・魔物との戦いには、そのような決まり事も禁忌もない。
正真正銘、弱ければ死に、強ければ生き残るという、シンプル且つ過酷な戦いだ……あくまで「スポーツ選手」止まりの闘士では、そこまで強くはなれないだろう。

―――その点、タカハラは"最強"を目指すが故に、それぞれの格闘技におけるどんな縛りも気にせず、強さを磨ける立場だ。
食い扶持を稼ぐ為に強くなるのではなく、「世界で最も強くなる」事そのものを目標・信念として持ち合わせているが故にな。
だからこそ……突如ルクレチアに呼ばれ、魔物と戦う羽目になっても生き延びられる訳だ。

些か不本意ではあるが、格闘技の強さだけではなく…タカハラのような心の強さも抱くことで、ようやく化物とまともに戦えることが出来るだろう。
もし貴様がタカハラに憧れ、彼奴のような闘士を目指すというならば………それ位の事は心しておくことだな。

316 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/03(Mon) 19:46
オルステッドを救済したかった……(涙)

317 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/05(Wed) 09:50
オルステッドとストレイボウ、お互いのいいところを言い合ってください。

318 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/05(Wed) 20:30
PSYCHOで夜露死苦〜♪

319 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/05(Wed) 21:14
>316
ふう……またもや憐憫を向ける者か。
以前の返答でも述べてきたが………変われるものなら立場を変わってやりたいという訳でもなければ……
単なる「悲劇の悪役」として憐れむ"だけ"で済ませるようなものなのであれば………要らぬ世話だ。
繰り返すが、浅薄な憐憫など無用……"教訓"や"戒め"といった、次の段階に進むものにもならない以上、侮辱に他ならぬ。

―――ただ……それでも、個人的心情として如何しても憐憫の情が絶えぬのならば………
……貴様たちの世界の二次創作物の幾つかには、LIVE A LIVE本編終了後の私の物語を考える物好きもいる。
その中で、私が知る物には……生前の姿と大差ない魂の形で別の特殊な世界に転移後…過去の罪業に苦悩し、葛藤しながらも……
………今そこに存在する理由・答えを、己なりに見つけ出そうと足掻く"私"が描かれている。
あくまで二次創作と割り切った上で、それでも「私の救済」なるものを見たければ……そちらの物語を勧める。
―――ちなみに、作品名のヒントとしては……「"マルコポーロ(?)"の魔王譚」と言っておく。
それなりに昔の作品であり、話の総数も多い故……暇を見ての閲覧を勧める。
ただし、所謂他作品との「クロスオーバー」物で、個人によって好き嫌いが別れる故……閲覧するかどうかは、そちらで決めるがいい。

>317
あいつの良き所、か………。
今まであいつについて言及する際、何度も繰り返し述べてきた事だが………昔からあいつは頭が良かった。
子供の頃から私よりも物の見方が広く……いつも先のことを見据えた言動を取っていた。
如何なる経緯で波長が合ったものか……他のかつての友たちよりも、あいつは特別な存在だった。
最初のレスでも答えたように………たとえ如何なる事があろうとも、この友情は不滅だと………本気で信じていた。

共に城に仕えてからは、日々の仕事や立場の都合上、顔を合わせる回数は減っていったのだが……それでもあいつの事を忘れることは無かった。
当時は周囲から称賛されること自体は素直に嬉しくはあったが……私ばかりが注目され、あいつがまともに評価されていない事は、私なりに気になっていた。
「私は剣士として腕が立つのは確かだろうが……あいつも、優れた魔術師として実績を積み、貢献を果たしているのだがな……」と歯痒く感じてもいた。
だが、それを態々口にするのは野暮であり、何よりあいつの自尊心を傷つけることにしかならないと思った。
負けず嫌いな処もある故……本当に辛くなるまでは、あいつは自分の力で逆境を克服しようとするだろうと考えた。
昔から努力家であることも知っていた為……実力で周囲を見返さんとする「心の強さ」も持ち合わせている………そう、信じていた。

―――――結局は……あいつの本心を与り知らぬ、私の思い込みから来る………買い被りでしかなかった。
そんなあいつの裏切りで、私の信じた"不滅の友情"は容易く崩れ………"虚しき幻想"に終わってしまった。
ふふふ………何度改めて思い出してみても、あまりにも滑稽で………お粗末極まる話だな―――――。

320 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/06(Thu) 20:34
ブリキ大王に歌がついたの知ってる?

321 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/07(Fri) 20:56
とある村では魔王への生贄として少年が捧げられたらしい。
崖から突き落とされた少年は当然村を憎み、大人になって報復を行おうとした。
が、大人になって憎悪を燃やし続けた男の眼に映ったのは大国の戦争に飲まれて跡形もなくなった村だけ。
それから人々の願いとは裏腹に広がり続ける戦争に、男は答えを出した。

愛がある限り、争いは生まれる・・・想いがある限り「苦しみの世」は変わらぬと。

オルステッドと筋道は違っても似たような結論に至った者はいる事を考えると、誰もがオディオになる可能性は十分にあるな・・・。

322 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/07(Fri) 21:04
>318
近未来編での戦闘時に流れる曲か。
主人公のアキラは"パンクファッション"なる格好のフリョウ少年であり、彼奴の兄貴分のムホウマツは"ハーレー"なる鉄馬を駆る、タイヤキ屋なる菓子売りの男。
そんな彼奴等の織り成す近未来編の戦闘曲は、"戦い"というよりは"喧嘩"をイメージさせるような、荒々しくも格好いい音楽として人気が高いようだ。
曲名の"PSYCHO"はアキラの超能力を示しているが、"夜露死苦"は………ニホンゴの挨拶の一つの「よろしく」に、ヤンキーやボウソウ族なる破落戸達が当て字をして使う言葉か。
そんな曲名通りの挨拶を、実際にアキラがしているのかどうかは兎も角……。
リメイク版ではエレキギターやサックスという楽器によるアレンジも相まって、更に格好の良い曲になっているという印象だ。
それに、SFC版では「ローキックが最強技」などと揶揄される程に弱すぎたアキラが、今作では強化されている。
これでこの曲に乗りながらの複数敵撃破を決めるという事も出来て、彼奴のファンにとっては喜びも一入であろうな。

―――ちなみに、私はこの曲を聴く際……筑波研究所に強行突入したアキラ(&タロイモ)が、黒服やガードマン達の追走に遭いながらも……
ムホウマツとの合流を果たし、黒幕に近づくべく研究所内を疾走する場面を想像する。
……その先で知る液体人間の研究の実態は、そうした曲調とは一転して陰惨でおどろおどろしい事この上ないが、な………。

>320
ああ……私も聴いた。オープニング時に流れる「GO! GO! ブリキ大王!!」か。
SFC版では、オープニング時に歌詞が表示されるのみであったのが……
作曲をヨウコ・シモムラ、作詞をタカシ・トキタ等に加えてかのカズヒコ・シマモトまでもが手掛け……
それをボーカルのヒロノブ・カゲヤマが力強く熱唱するだけでなく……
挙句、オープニング映像は貴様たちの国で以前流行った、「ロボットアニメ」なる映像娯楽を明らかに彷彿とする構成と来た。
技術進化したリメイク版において、特に凄まじき力の入れ具合だ。
7つの物語の中では…近未来編は最も優遇されていると言ってもいいであろうな。
3番まで歌詞がありながら、肝心の本編では1番目しか聞けないのは残念な処だ。

……上述したSFC版でのアキラの弱さについても、「アキラが弱い!」とカズヒコ・シマモトが相当嘆き、訴えていたそうだ。
それもあってか、「もはや"ローキックが最強"とは言わせない」とばかりにリメイク版のアキラは強化された。
それに、シマモト自身「LIVE A LIVE」に相当なる思い入れがある模様で、近未来編を描いた同人誌なる絵読み物まで刊行する程だ。
更には…公園でプロポーズ成立直前に女に逃げられ、悔恨に満ちた魂の叫びを挙げる男の声も……シマモトが当てているとまで来た。
絵姿といい、作詞といい、同人誌といい、声当てといい……"近未来編"はカズヒコ・シマモトを抜いては語れないと言っても過言ではないだろう。

………ちなみに、シマモトは私たちの中世編の物語を描いた同人誌も刊行している。
私は観たことはないのだが……シマモトから視た私たちの姿とは、如何なるものに映ったのであろうな………。

323 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/08(Sat) 19:41
俺は今、オルステッドにビビってる

324 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/08(Sat) 20:18
>321
村の存続という"エゴ"の所為で人身御供にされた少年が死なずに生き延び…
復讐心を糧に成長していくも…当の復讐の対象の村は、より大きな力を持った国家間の戦争の巻き添えに遭ってとうの昔に滅び…
平穏に暮らす者達の願いとは裏腹に、絶えず争いと憎しみの火種は広がり続けるという……そうした、無常な人の世の在り様を垣間見ることで…
―――「人の"愛"がある限り、争いは生まれ……人の"想い"がある限り、苦しみの世は変わらない」という答えを見出す、という話か………。

確かに……愛を抱くが故に、その対象となる掛け替え無きものを護るが為に、命懸けで戦う。
護れずに奪われてしまった刻は……愛が深いほど、それを奪った者への憎しみとなりて仇を討つべく戦う。
そして、想いは強くなれば執着となりて……満たされなければ、却ってそれを満たしたいという反動でより執着が強くなり、苦悩する。
挙句、時には自己のみならず……己が執着を満たさんが為に他者に何かしらの犠牲を強いることで、他者にさえ苦悩を抱かせ続ける。

―――そう………人がこの世に生きる以上、決して悩み…苦しみ…争いなどが絶える事は無い。
人の世とは……どこまでも因果で、深き業に満ちた……理不尽で歪なものだ。
正義…道徳…人道………それらは皆、人間が自身のそうした醜悪さを糊塗し、正当化する為の方便でしかない。
より力の強き勝者のみが、それを主張できる権利を持ち…独善的な主義を押し通し…全てにおいて在り方を肯定させられるのだ。

―――――そんな世が赦せず、強き憎しみを抱きし者こそが……「オディオ」となる。
貴様の言う通り………魔王となり得る者とは、私だけではないという事だ―――。

>323
ほう、私に怯えるか……。
まあ……その反応は自然であろう。何しろ誰もが恐れ、忌まわしむ"魔王"だからな。
それも、ルクレチアのみに留まる魔王ではなく、今やあらゆる時代・世界を超えて干渉できる。
そして、いざという時には究極技の「ハルマゲドン」で……全てに滅びを齎せる力をも得ている。
そんな魔王とは、恐れられて当然の存在だ……そこまで拍が付いたという事を歓喜すべきか、或いは自嘲すべきか………。

………それで、怯えるから何だというのだ?
私にとってはごく当たり前の反応故、それだけで済まされても…正直言葉と反応に困る。
勇気と覚悟を持って私に立ち向かう者でも、人間の中でもより度し難き愚か者でもない有象無象の一人なぞ、ここでは処すまでも無い、取るに足らぬ存在だ。

ただし……今更ではあるが、何かしらの問いを送ってくる分には随時応じよう。
あくまでこの場限りの、ほんの一時の戯れよ………程と分を弁えぬ、ものの程度を逸した内容でもない限りは、聴こうではないか。

325 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/09(Sun) 10:00
憎しみだけでなく、怒り、悲しみ、妬み…
負の感情があるかぎり魔王は生まれるのだ…

326 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/10(Mon) 21:57
星は平等だ、魔王であっても勇者であっても・・・全ての生命を産む星と言う母から見れば如何程の違いがあろう?
全ての命は、星に還る・・・そしてまた、別の世に零れ落ちる。その先など見えはせぬが。

私もまた、星に還る・・・魔王よ、お前もまた星の子だ。どれだけ否定しようとそれは変わらぬ。

327 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/11(Tue) 20:06
原始人の子がかわいい

328 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/11(Tue) 21:01
>325
魔王を生む原動力となるものは、何も憎しみ(オディオ)だけではない、か………確かに一理あるな。
誰しも抱き得る負の感情とは、凄まじいエネルギーを齎す。
ストレイボウに至っては、「友情余って妬み百倍」とでも喩えるべきか、私への嫉妬と殺意の化身に成り果てていた。
もしあの時私が敗れ、ストレイボウが生き残ったならば……先にも答えたように、嫉妬を意味する魔王「インウィディア」となっていたのではなかろうか。
あいつの殺意の対象は私だけでなく……眼の曇り切ったルクレチアの連中にも向けられるだろうからな。
負の感情を突き詰めて最大限にまで膨張し切ったその時こそが………人間が魔王になる瞬間なのだろう………。

――― 一方で、負の感情とは凄まじいエネルギーを齎すと共に……自身を蝕み……破滅へと誘う諸刃の剣でもある。
たとえ最悪の形で目的を達成でき、当初は満足感を得られたとて……そんな感情に囚われ切った者が、碌な最期を迎えられる試しなどはない。
仮にあいつが名実共に魔王になっていたとしても……破滅は必定であることは間違いない。

………そして、それは私も同様だ。
もはや憎しみに囚われ切った私には………未来も……希望も……救済も、一切ない。
魔王になった以上は………全ての者に絶望と破滅を与え、人間が今まで築いてきたもの総てを無に帰すという、魔王らしき最期を遂げるまでだ。

>326
………何とも詩的な事を言うものだな。よもや、貴様は詩人か?
まあ……言い得て妙ではある。我々は皆、この星から誕生している。
そして、生ある者はいつかは必ず死に、この大地へと還る。輪廻転生とやらが真かどうかは定かではないが……。
ともあれ、"星"という単位でみれば…それぞれの誕生から死までの過程が如何であれ、あらゆる生命とはその繰り返しであり……
"勇者"にせよ、"魔王"にせよ……私たちの時代での経緯など、悠久にも等しき刻を存在する"星"から視れば、ごく一瞬の出来事でしかないのだろう。
即ち………星から視れば、ほんのごく一瞬でしかない間に"私たち"が生を受け、"生きている"ことを実感出来るという事とは………
何兆分の一の確率の……まさに、"奇跡"と言っても良いのかもしれぬな。

………そんな奇跡を私たちに授けた、この母なる星とは斯様に美しいというのに。
―――――「人間」という生き物は、何故に斯様に醜いのか。
もし、母なる星に明確な意思があるならば……いつまでも愚かで醜いままの、人間という"子"に愛想を尽かし……こう嘆くことだろう。

―――――『産まなければ良かった』『愛さなければ良かった』、とな………。

………尤も、斯く言うこの私ですら、貴様の言う通りその一人でしかない。
ならば……救いようのない不出来な"子"のケジメとして、自らの不始末にはケリを付けねばならない。
貴様が星に還るのは勝手だが……もはや私を含め、私の代で人間という存在をこの星から消去し………
………人間の時代に終焉を迎えさせることは、決して変わらぬものと思うがいい―――。

329 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/12(Wed) 20:40
お前もヘビーモスが怖いと思うか?

330 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/13(Thu) 20:34
>327
かの"愛という名の幻想を得し狩人"を、可愛いと言う者がいるか…。
ふむ……彼奴は狩りをようやく許されたばかりの、まだ少年相応の年齢と顔立ちではある。
だが、狩りの時は兄弟同然のゴリと共に、本能のままに勇敢且つ我武者羅に戦う。
そして、異部族の少女に一目惚れし……一途を貫いたが為に部族の掟に反した所為で追放されても尚……
彼女への想いが冷めることなく、お〜でぃ〜お〜を倒し……最後まで守り通した結果、愛を成就させた。
可愛いというだけでなく、勇敢でもあり……一途で優しいと言っても良いのだろうな。

………そんな彼奴の在り様を視れば視る程……私自身の無様さや…惨めさが際立つ。
愛する者を守るべく戦ったという点では同じ筈なのに……私と彼奴とでは……何故にここまで差が出てしまったというのか。
あのような経緯があったが為……私にとって、「"愛"など結局は幻想だった」という答えを抱くこととなった。
それを彼奴にも思い知らせるべく呼び出したのだが……言葉がまともに通じないのは、今更ながら誤算であったな………。

>329
………ベヒーモスが怖いか、か。
「魔王に成り果てた今、何を恐れよと言うのか」では身も蓋も無い故、剣士だった頃に遭遇したと仮定するならば……。
率直に言うならば……「怖いか怖くないかで言うならば、"怖い"」だな。―――意外かね?
微塵も怖くないと言えば?になる……強力な未知の存在には、誰しも恐れを抱くものだ。

―――但し、ただ怯懦に震えるままの"恐れ"とは違う。
例えば、アリシア救出の旅の最中……未知且つ初遭遇の魔物と対峙した時は……常に油断は禁物だった。
どのような習性や攻撃手段を持ち…如何ほどの脅威足り得て…そして如何にして生き抜くか………全てが本番だった。
また、ベヒーモスは"新種の生命体"という、まさしく未知であり……且つTIPS曰く「民間流通の兵器では歯が立たない」程に強力だ。
………であるが故に、「"正しく冷静に"恐れ、その上で対処する」―――もしベヒーモスが害意を持つ魔物として襲ってきた時は、あくまで剣士として振舞うだろう。

―――尤も……ベヒーモス以上に遥かに恐ろしい化物がいる。
その拿捕した新種の生命体を……軍事利用し、恩恵に与ろうと考える…宇宙軍の連中だ。
多少の犠牲を容認してでも、自分達の管理・支配下に置き……都合よく利用しようという浅ましき欲に駆られた………
―――――そんな欲望の亡者たる"愚かな人間"こそが、真に恐ろしく……悍ましい化物だ。
身勝手な人間の都合で捕らわれた挙句、未知の恐怖に怯えて精神錯乱した末に……ダース伍長にとっては正当防衛とはいえ、最期は殺された(小説版参照)。

………ベヒーモスにとっては、「人間こそが恐ろしい」と感じたのではないかと思えてならないな。

331 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/13(Thu) 21:31
くらえー、魔王を倒した伝説の技


デ ス ト レ イ ル !!!

332 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/14(Fri) 22:35
>331
―――――くッ!?


…………ふぅぅ………今の一撃は、流石に多少効いたぞ。
かつてはハッシュが使い……私もまた使えるようになれた技を……今度は私が受けることになろうとは。
向ける側から、向けられる側になったという………まさに皮肉としか言いようがないな。

―――――だが、足りぬ………私を屠るには、到底足りぬ。
この技を使える以上、貴様もまた"勇者"なのだろう………だが、魔王を超える程の邪の力ではない。
「デストレイル」とは……勇者でありながら、「邪を以て敵を討滅せん」が本質。
翻って……貴様の邪は温すぎる。「邪に縋ってでも、絶対に魔王を倒す」という程の気迫や執念が感じられぬ。
「くらえー」だと………笑わせるな。 所詮児戯にも等しい。屠るに足らぬ、"多少"止まりだ。
貴様如きが私を倒す"勇者"など………片腹痛いッ!

……このまま魔王として滅ぼしてもよいが……良いことを思いついた。
特別に、貴様に本物の「デストレイル」を見せてやろう。(剣士だった頃の姿になる)
かつて"勇者"だった、私からの餞別だ………遠慮なく味わえ。

――――――――デ ス ト レ イ ル ! ! !

………ふっ、どうだ?
"オディオ"を源にした、正真正銘の邪の力に裏付けされた技の味は。
「死への道(デストレイル)」は私ではなく……貴様が往くがいい―――――。

333 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/15(Sat) 09:07
魔王を倒し、俺が最強になる!!!

334 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/15(Sat) 20:52
お前も超能力で心を読まれるのはイヤか?

335 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/16(Sun) 18:26
>333
貴様はタカハラ………ではないな。
最強を求める点では同じだが……今の彼奴は既に「最強の称号」を得て、数多の猛者達に挑まれ続ける宿命の道を進んでいる最中だ。
少なくとも……魔王を倒すことでの"最強"などを目指すタマではあるまい。
彼奴等のように力を合わせて、ではなく………ただ独りで、己の力のみで挑みに来る、またもや酔狂な手合い、か………。

………まあ、誰であれ……挑むならば望む処よ。
私を打倒し、名実ともに最強の看板を戴けるかは甚だ疑問だが……いざという時には「ハルマゲドン」を発動出来る力を持つ以上、強ち間違いでもないやもしれぬ。
そんな私を倒せれば……「魔王を超えた者」には、間違いなくなれるだろうな。
貴様にとっては、さぞや挑みがいがある事請け合いであろう。

―――――尤も、打倒を果たせた処で………それは魔王以上の化物になる、という事以上の意味を持たぬがな。
魔王を超えた"最強"とやらになった者は……謂わば、"人を超越した存在"であるといえよう。
それは果たして……あくまで、"人間"としての強さと輝きを抱き続ける、かの英雄達と同じと言えるのか?
―――否。 単に、魔王より強いという"だけ"の化物だ。
そんなものを目指すのは貴様の勝手だが……つくづく愚かなものよ。
無論、貴様などに易々と命をくれてやる心算はない。 「最強」に眼が眩んだ、後先を考えぬ俗物如きにはな。

―――さあ、来るがいい。
愚か者の生涯に、直々に終止符を打ってやろう―――。

>334
生憎だが……その問いに関しては、>289からの問いへの返答で既に述べている。
そこにあるように、普通ならば当然忌避するが、かの"怒りにより勇気を得し術士"は英雄たる故に特別であり…
彼奴の全てを、抱きし幻想ごと否定し尽くす前に………ルクレチアの悲劇と、私の絶望と憎悪の深さを、彼奴に思い知らせる分には寧ろ丁度いいと考えている。
でなければ、彼奴を態々招待する意味も甲斐もないからな……。

返答できる内容がどうにも被るものと見られ、これ以上はあまり答えようがない故……こればかりはご容赦願いたい。

336 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/16(Sun) 19:05
リメイクが出てからはどうだかわからないけど、ストレイボウは死後ちゃんと反省と後悔をしていたが、
アリシアは全くやったことを反省していない。と言う見方をする人が多くて、生前はストレイボウが悪いけど
死後の罪との向き合い方に関してはアリシアはストレイボウより悪い、という考えの人が多かったみたいです。
この意見についてどう思いますか?

337 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/16(Sun) 21:19
心山拳老師のお墓参りに言って来ようと思います

338 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/16(Sun) 21:45
人を傷つけて自分を護る弱さは
空しさを残してやがて自分も傷つく

今の時代、この歌のように真実を知らせる事が重要なのだ。

339 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/16(Sun) 21:57
鎮魂、歌ったりするん?

340 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/17(Mon) 09:44
この世に悪があるとすればそれは人の心、か…
憎しみのあまり魔王になるとは業が深いものよ

341 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/18(Tue) 19:51
閉ざされた宇宙船で迫り来る恐怖


この恐怖に打ち勝てる者は少ないのだ

342 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/18(Tue) 22:06
>336
"心"のダンジョンにてストレイボウが「俺の……せいなのか……あいつが………ああなってしまったのは………」と言っていたことに比べ、
アリシアは「お願いです……止めて下さい………オルステッドを………」と、自身の言動を省みぬままに哀願していると見て取れるが為に、
そのような考えを持つ者が大半となってしまったという訳か………。
貶められた当事者の私や、プレイヤーの側から視れば……そう考えざるを得ない処は有るだろう。

―――ただ……プレイヤーの中には、或る場所(サイト)においてより突っ込んだ考察をする者もいるようだ。
と言うのも………魔王山山頂で激しい感情をぶつけて私を否定した同一人物とは思えない程……魂となったあいつと彼女は、妙に憔悴しきっている。
大臣のように死後も私を恨み続ける者もいる以上……ストレイボウは恨みつらみを捲し立て……アリシアは「あの悪魔を殺して!」と懇願してもおかしくない筈。
だというのに、まるで"憑き物"が落ちたかのような様子は……不自然にさえ思えてはこないだろうか。

―――私が思うに……これが意味する処とは。
魔王山に宿る、邪の思念のようなモノが、まずはストレイボウの負の感情に付け込み、増幅させることで墜ちさせ……
そんなストレイボウに助けられたアリシアは…有る事無い事を吹き込まれるなり、精神操作の術等で篭絡させられた、という可能性も無きにしも非ず…と考えられる。
元より、訳も分からぬまま魔王(偽)に囚われるという極限状況下にあった彼女の精神状況が、凡そまともであった訳など無かった事は想像に難くない。
実情がどうであれ、ストレイボウの思惑にあっさり嵌った彼女が、ほんの少ししか言葉を交わさなかった私よりも、ストレイボウの方に心が傾倒するのは……ある意味無理もなかったのやもしれぬ。

―――そして、最後の仕上げとばかりに……そんなアリシアが私を否定し、目の前で自害してまで私を絶望の奈落へ叩き落としたのも……
……もしやすれば、私を魔王に仕立て上げる為に……邪の思念が彼女の精神に……あのように仕向けるように働きかけたのではないか、という気さえする。
"心"のダンジョンでの、あの様子からは……死して解放された事で正気に返り、本来の自分に戻ったようにも見受けられるからな。

―――――尤も、たとえそれが真実であったとしても……。
元々付け込まれる程の負の感情を抱いていたからとも……テラスでの言葉ほど私を信じてなどいなかった為に、あっさり心移りしてしまったからとも……解釈できる。
実際にはそれぞれの局面における被害者の側面があったにせよ……あの時においては、明確な意思を以って私を否定したのは覆せぬ事実。
悔いた処で、最早届きはせぬ……。 哀願した処で……最早、止められはせぬ。

―――――そこで見届けるがいい。 私がかつて"信じた"者達よ………。
私が齎す、全ての終焉をな―――――。

>337
心山拳"師父"の墓参りか……。
確か……大志山の山頂に彼奴の墓碑があった筈だ。
その口振りからして………大志山の麓の町で、師父に救われた者の一人か。
死して後も悼む者がいるというのは幸せだ……その者の心の内に在るという形で、"生き続けている"のだからな。

―――墓といえば、ハッシュについても"勇者の墓"があったな。
旅の最中では実際には生きていたが……「他力本願に当てにする身勝手な者達にとっての"勇者"は死んだ」とでも言うべきか……何かしらの隠喩とも思えてくる。
その辺りは黙して語らずだった故……何故あのような墓を拵え、ブライオンを隠したのか……今となっては真相は分からずじまいだ。

………だが、あくまでも私の推測ではあるが………。
師父の墓に比べて……勇者の墓に、墓参りに向かった者は……誰一人いなかったのではなかろうか。
大志山と違い、魔物が蔓延っていて危険だったこともあったろうが………たとえ魔物がいなくても、同様だったように思えてならぬ。
何故ならば………誰も彼も、"人間そのもの"ではなく"勇者"という肩書を通してしか視ない、脆弱な愚者ばかりだったからだ。
そこには、肩書に拠らぬ、一個人への本当の意味での信頼もなければ……羨望や崇拝といった、凡そ理解には程遠い気持ちしかなかったであろう。
それ故に……「死んだ」と認識した途端にあっさりと忘れ去り、墓参りすらせぬという冷酷な扱いが出来る訳だ。

………その点、貴様は他力本願で愚かなルクレチアの連中よりは、まだマシではあるな。
これからも精々……その悼む気持ちを忘れぬ事だ―――。


―――――残りの分はまた後日返答する………暫し待つがいい。

343 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/19(Wed) 21:24
>338
ほう……即ち、他者を傷つけてまで己を護るという行為は"業"となり……
いつしか因果が巡り、必ず返ってくるという事か……。
その言葉に一理はあるな………何ら自覚も無く重ね続ければ、やがて遺恨となって積み重なり……
いつしか何かしらの形となって……報いが下ることだろう。
だからこそ………「何かを成すにあたり、絶対に誰一人傷つけない」という理想なり、スローガンなりが出る訳だが……
夢や理想として語る分には兎も角……現実にそれを体現できる者が、果たしてどれ程いるものやら。
上手くいかなければ、いつしかそれは理想・スローガンの他者への"押し付け"となり、結局は傷つけるという矛盾と皮肉に満ちた結果で終わる。
同じ人間同士でありながら、生き方も、考え方も、価値観も異にする以上……傷つけ合うのは、人間の宿命的な"業"であるだろう。

―――それを承知の上で、覚悟の上で……あくまで開き直らず肝に銘じつつ、それでも尚生き続けていくか……
―――それを良しとせず、人間そのものを厭悪し、否定することで整合を付けようとするか……
………私の場合は、後者で自己完結する形になった。 もはや変更や放棄なぞ、通用はせぬ―――。

>339
―――レクイエムを歌うか、だと?
何故に人間などの為に歌わねばならぬ。「真実」を知り、滅ぼすと決めた人間などに歌う価値はない。
絶望……後悔……怨嗟に満ちた悲鳴を上げながら死に逝くがお似合いだ。ルクレチアに関しては皆そうだった。
誰もが私を恐れ……怨み……憎み……罵りながら………自身の愚かしさを何ら自覚せぬまま、死んでいった。
あのような奴らに捧げる鎮魂歌も……祈る言葉などは無い。

―――強いて、鎮魂の歌にこじつけられるものを挙げるとするならば……
「ハルマゲドン」によって人の世が滅び去った直後に、何処かで響く………鐘の音だな。
それは、ただ風に揺らされるがままに鳴る、虚しき音よ……全ての終焉を告げる、誰一人聴くことのない音だ……。
いずれ、かの英雄達と戦い……私が勝ち残った暁には、この音が響くことになろう。

―――――そんな鎮魂歌などが嫌ならば……ひたすら神に祈りを捧げるがいい………決して届かぬ、祈りをな―――――。

>340
ふん……知った風なことを言ってくれる。
確かに……善も悪も………全ては人間の心から生まれるものではある。
一方で…絶対的な善も悪も存在せぬ。―――見方や立場が変われば、どちらにでも転び得るもの。
所謂、善も悪も含め……「清濁併せ?む」ままに生きるのが人間なのだろう………。

………そして、それは私もまた……例外ではない、か。
当初は祖国と民を愛し、護る剣士たらんと………謂わば、ルクレチアにとっての"善"に努めようとした。
―――その民の身勝手さに愛想を尽かし……いや、人間そのものに失望し切った末に……人間にとっての"悪"に堕ち果てた。
愛が憎しみに転じて魔王になる、か………貴様の言う通り、実に業深いものよな………。

―――ならば、悪の総称たる"魔王"らしく………絶えず繰り返される業深き人の世に……終止符を打つまでだ。

>341
ふむ……>255への返答の中でも既に述べている事だが……
宇宙船という逃げ場のない閉鎖空間の中……元々険悪だった人間関係が更なる軋轢を齎し……
その最中、クルー達が次々と死を遂げてゆくことで芽生える相互不信・疑心暗鬼……
更には、檻から逃げ出し、船中の何処かを徘徊する危険生物のベヒーモスにいつ襲われるか分からないという恐怖……
そして、自身たちの命を預かるべき存在である筈の、メインコンピューターの叛乱……
挙句、その全ての根源は……自分勝手な人間たちの、ごくありふれた在り様に起因していたという事実。
SF編とはまさしくホラーではあるが……その恐怖を生み出すのは、結局は人間でしかないのだ。

―――ただし、貴様の言うように……少ないながらもその恐怖に打ち克ち、生き残る者もまたいる。
ダース伍長然り……カトゥー然り……あの、"人の心を得し、人ならざる者"然り。
あの極限状況の下、どう振舞えるかで……その者の本質が否が応でも顕れる。
恐怖に屈し、ただ怯懦に震えるまま死に逝くか……勇気と覚悟を抱き、恐怖に立ち向かうことで生き延びんとするか……

―――「もし自分が当事者だったならば、どう振舞えるか」………貴様たちも一度、考えてみるのも良かろう。

344 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/19(Wed) 21:28
魔王を倒したら平和になるというのは嘘だと思う。

345 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/20(Thu) 23:10
オルステッドは剣士だし、ストレイボウは魔術師。役割が違うから比べること自体ナンセンスな気がする

346 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/21(Fri) 17:27
>344
その通りだ………今頃気付いたのか。
魔王さえいなくなれば平和が訪れ、ハッピーエンドを迎えられる……などというのは甘い幻想だ。
正確には、"魔王"という人間にとっての共通の敵がいなくなり……一時期的な平穏が訪れるというだけの事。
遅かれ早かれ、暫く経てば………また新たな敵が現れる。

―――――その新たな敵とは………"人間"だ。
前の返答時でも述べたが………同じ人間同士でありながら、生き方も、考え方も、立場も……
そして、伝統・文化・風習等の価値観を異にする以上……傷つけ、争い合うのは、人間の宿命的な"業"だ。
たとえ、魔王を倒す為に一致団結したとしても……それはあくまで利害の一致による一時的な同盟関係に過ぎぬ。
この世に、立場を超えた永遠不変の麗しい友情や……尊き愛なぞ……存在せぬ。
所詮は人間が思い描いた妄想であり……有り体に言えば、自身を正当化させ、美化させる為の方便だ。
何かを切っ掛けに、いがみ合い、憎み合い、殺し合い……やがて、講和なり休戦なりで一旦決着を図る。

―――――人の世とは……それを絶えず繰り返すだけの歴史なのだ。
「"平和"とは、次の戦争に備える為の準備期間」とは、よく言ったものよな―――。

>345
そう……貴様の言う通りだ。 少し考えれば誰しも分かる、ごく当然の事だ……。
役割含め、利点、価値等がそれぞれ違う故……優劣の比較自体が無意味だ。
比較するならば、同じ分野・カテゴリー内での力や技量等の差を測り、優劣を確かめるのが筋だ。

………そんな、当たり前の事を……ルクレチアの連中は理解しなかった。
ただ、"武の強さ"のみに重きを置き、それ以外は蔑ろにする風潮が蔓延っていた故に…"常識"という名の一種の同調圧力、空気となっていた。
そんな中、魔術師でありながら……武術大会にエントリーしたストレイボウを、周囲の誰もが白眼視した。
ルクレチアにおける"普通"からは考えられない事だった故……訝しみはすれど応援する者は一人もいなかった。

『"武術"大会だというのに、何を考えているんだ?』『陰気野郎がしゃしゃり出て来るな』『魔術師風情が、身の程を弁えろ』―――そんな言葉が、表情や態度から聞こえそうだった。

誰もが無様な初戦敗退を期待していたが……それに反し、あいつは決勝戦まで勝ち進んだ。
一見、遠距離からただ魔法をぶつければ良いように思えるが……詠唱にもそれなりに時間がかかる故、接近戦が主となる武術大会において、魔術師のあいつにとっては不利な状況だったろう。
それを決勝まで勝ち進めているという時点で……あいつの、「絶対に見返す」という執念もあったろうが、実戦におけるあいつの魔術での戦い方が、如何にずば抜けているかが伺える。
尤も、眼の曇り切ったあの連中は……それすらも理解できなかったがな。

………それでも……いや、"だからこそ"、か………私もそんなあいつの本気に全力を以って応えた結果……あいつを上回り、勝った。
ただ、勝つには勝ったが……連中は、『ようやく溜飲が下がった』、『いい気味だ』とばかりの嬉しげな様子だった故……内心複雑でもあった。

―――――「特定の価値観のみに凝り固まるのは碌な事にならない」………教訓を見出すとすれば、まさにこれに尽きるだろう、な―――。

347 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/21(Fri) 20:02
ストレイボウの悪堕ちの一番の原因は昔からの積み重ねもあっただろうけど、武術大会での敗北も大きかったのは確かだ。
でも、オルステッドが手加減して勝たせてもそれはそれで侮辱されたと思って屈辱で憎しみが膨らんだと思う。もしも仮にだけど、
あの日の武術大会でストレイボウとオルステッドが戦った際に、オルステッドが手を抜いたからじゃなくて、
大きな幸運でストレイボウが勝利してかつ、オルステッドがわざと手を抜いたと誤解もしなければ、
魔王山の影響も受けなかったもしくは弱まっていたかな?

348 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/21(Fri) 20:20
ストレイボウにお詫びした?

349 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/22(Sat) 06:48
オクトバストラベラーとのコラボで
シナリオに時田さんが関わってるせいか
公式イフみたいになってるけど

オルステッドさんが手加減したのも
原因っぽいね、オクト・ア・ライブの
勇者編と魔王編がYouTuberで挙げられてるけど

最終的にストレイボウとオルステッドが
両方オディオ化したけど、主人公のお陰で
オディオ化がオルステッドが解かれてたけど

350 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/22(Sat) 15:51
連投失礼して、オクトバストラベラーの
コラボシナリオは、オルステッドも喋るし
オルステッド、ストレイボウ、アリシアの
心情面に深く切り込んだシナリオだったので

見れるなら、まじでオススメだと思う。

351 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/23(Sun) 16:26
>347
成程な………確かにあいつにとって、あの決勝戦はまさしく……優れた魔術師でありながら、長年日陰者として扱われてきた己と決別し……
何より、衆目環視の中、最大のライバルである私を実力で超えるという一世一代の絶好の機会であり……あいつの生涯の中で、最も本気の時だったろう。
並ならぬ努力家で負けず嫌いのあいつの事だ。私に勝つべく、人知れず凄まじい努力と研鑽を積んだことは想像に難くない。
―――だが………結果は私の勝ちだった。
恐らくあれで、あいつの中の"何か"が……決定的に崩れたのだろう………。

―――だが、もしも………あいつにとって納得の行く形で、あいつが勝っていたならば………。
皆、当然優勝すると思っていた私への失望と軽蔑で態度を一変させた他……ストレイボウに対しては、表面上は兎も角……感情では誰も納得も見直しもしなかったのではないだろうか。
「武という"正道"が、魔術という"横道"に敗れて良い道理はない」―――そんな理屈に凝り固まった連中の人望が、共に無に等しい状態だ。
そんな針の筵の中………お互い、それぞれ何かしらの負の感情を募らせていったのではないかという気がする。
そんな状態で、魔王山へ行く"必要"が生じた場合でも……やはり、多かれ少なかれ影響は受けていただろうな。

………尤も、こちらのケースの方が……魔王化の道よりも、ルクレチアに愛想を尽かして他国に鞍替えする道を辿る………
―――そんな"もしも"が、可能性としてはあったかもしれぬ、な………。

>348
………何故私がストレイボウに詫びねばならぬ?
寧ろ、詫びるべきはあいつの方だ。たとえ、境遇自体に同情の余地があったにせよ……
―――犯した所業が正当化される謂れも、道理などもない。
尤も、前にも言ったが、今更詫びなど不要だがな…。たとえ本心より詫びた処で、赦すことなど出来ぬ上……その心算もない。
魂となったあいつに出来る事は、永劫に悔み続けるのみ………誰にも聴こえぬ……何処にも届かぬ……"悔いの詩"をただ口ずさむのみよ。
それこそが、あいつの罰………愚かな卑劣漢には、似合いの末路だ―――。

………くくく………つくづく莫迦で、救いようのない奴よ……。かつては、無二の親友だったというに………
見る目も無い奴らに持て囃され、全肯定されて喜んでいた私が……そんなに妬ましかったのか。
ただ剣という武に秀でていたという"だけ"で、アリシアを娶れた私が……そんなに憎かったのか。

魔術師に成れるほどの、誰よりも卓越した頭脳を持っていながら―――――莫迦な奴だ………。

>349,350
………折角の連投の処、残念なのだが………私はその世界の物語については関知しておらぬ。
その為、貴様の言う「Youtube」なる映像板を通して一通り観てみたが……どうやら、別の世界線の私、ストレイボウ、アリシアの3人が関わるようだな。
あの英雄達も登場しても良さそうに思えるが……あの世界観に合うのは、中世編の私たちのみ故、か……。
あの決勝戦直前に、3人共別世界へ引き寄せられ……向こうの世界の主人公達との邂逅を遂げ……
本来の中世編とは別の物語を紡ぐ、という訳か………。
あちらの"私"は…故意にせよ、無意識にせよ、手加減していたのか……ならば、ストレイボウが侮辱されたと受け取るのも……無理からぬことよ。
だが、紆余曲折の果てに……あいつも私も、共に「魔王オディオ」と化すとは……IFとはいえ、つくづく数奇で因果な物語という他ないな。
ただ、貴様の言う通り……私たち3人の心情面が中世編より深く描かれている内容で、LIVE A LIVE本編とはまた違った魅力があるのは間違いないだろう……。

あと、極力ネタバレを避けたい故、多くは語らぬが……
この私と違い、あの終わりを迎えた"私"ならば………「ルクレチアの悲劇」が起きぬよう奮闘し……見事、成し遂げられるやもしれぬな。

最後に、これを機に……私たちの物語(LIVE A LIVE)の方にも…少しでも多くの者が興味を抱き、プレイをして貰いたいものだ。

352 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/23(Sun) 16:50
自分が>>347で投降した話題の影響か、>>349さんが教えてくれたけど、本当に手を抜いた場合も悪堕ちしていたとは、
正直オクト・ア・ライブコラボは知っていたけど、ストーリは知らなかったので凄く嬉しかったです。>>349さんありがとうございます。

しかし、正直手を抜いた場合の方がストレイボウに失礼だと思うから、ここのオルステッドが取った対応の方が親友にちゃんと礼を尽くしていると思う。
そういう対応をしたここのオルステッドはひどい結末を迎え、ある意味情に負けて失礼な対応をしてしまった世界線のオルステッドが悲劇を回避できるかもしれないって、
結構理不尽な気もする。 せめて向こうのオルステッドが行った手加減は、意図的ではなく無意識の結果であってほしいな

353 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/23(Sun) 20:43
勇者オルステッドと魔王オルステッド

勇者の方は偽善者?

354 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/25(Tue) 21:01
>352
こちらの"私"は、「全力を以って応えるが礼儀」と信じた筈が、あのような結末になってしまった一方……
あちらの"私"はある意味情に負け…意図的・無意識問わず手加減したことで侮辱してしまい、あいつの魔王化の原因を作ってしまうも……
結果的には"希望を見出せる終わり方"を迎えたというのは……つくづく皮肉なものよ。
真っ当な(少なくともそうと信じる)やり方・在り方を貫いた処で、必ずしも良き方向に物事が向かうとは限らないという……
―――かくも人の世は、つくづく不条理に満ちているものだ………。
それ故、貴様の言うように………せめてあの手加減は、無意識の方であってほしいという言葉には同意する。

………あちらの"私"は……ストレイボウ共々魔王に堕するも………
あの世界の者の助けを得て……元に戻ることが出来た。
それに何より………まだ、取り返しのつかない一線を"超えていない"段階だった故、あの終わり方を迎えられたという訳だ。

―――それは……実に実に……掛け替えのない幸運に恵まれているという事だ、"私"よ………。
精々、その事をしかと肝に銘じ………私と同じ轍を踏まぬよう、奮闘してみせるがいい―――。

>353
「"勇者"オルステッド」は偽善者、か―――。
あの頃は、別段意識して「正義の勇者」を気取っている訳ではなかったが……
自戒している心算でも、周囲から称賛され、持て囃されている内に……もしやすれば……
―――無意識の内に、"その気"になっていた節は……有ったのやもしれぬ………。

―――だとすれば、その私はさしずめ……「多かれ少なかれ、勇者という称号に酔っていた偽善者」といった処か。
己の"正義"は……時や場合、状況等次第では……「正義」と必ずしもイコールにはなり得ぬ。
立場や見方が変われば、"正義"は容易く"悪"に変わる……「正義と悪は、相いれないながらも表裏一体」とはよく謂ったものよ………。

………では、魔王の私は……何なのであろうな。
よもや、偽悪者などではあるまい……であれば、正義から悪に堕ちた……掛け値無しの"絶対悪"か。
或いは、"勇者"という役割に散々翻弄された挙句、最後には一方的に梯を外された……無様な敗者、か。

―――勇者オルステッドが偽善者ならば……この私、魔王オディオとは"何者"か………果たして貴様たちには、どう映るのであろうな?

355 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/25(Tue) 22:41
と言うか勇者も魔王も全部オルステッドの側面であり、どちらも本人だろうよ。
そもそも論、誰もが大なり小なり何かの仮面を被るのが人生だ。良い悪いは結果論でしかなく、演じずにいられるなど自然そのものか赤子くらいのものだろう。

一面だけを自分と思い込むほど、恐ろしい事はないぞ。戻れる道も見えなくなるんだから。

356 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/26(Wed) 19:32
オディオのBGMが鳴ったら子供達は震え上がるよ!

357 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/04/27(Thu) 00:09
俺もオディオ化してしまうだと……ッ!?
まだ見ていない情報だが、オクトラアライブをチェックしとかないとな。
じゃ、続きから答えて行くぜ。

>>238
俺は実際にブリキ大王を見る事が出来ないが、何でも古代の文明人が
作った奴だろ?
昔の感覚と今の感覚を比べてみれば古臭いように見えるのも不思議じゃねえぜ。
テクノロジーが進めば古いデザインは一掃される。
だが、攻撃に特化したメカなんだろ?
少々デザインはださくても要するに敵を屠る能力さえあれば良い訳だ。
せいぜい上手く利用するんだなッ!

>>240
ほお、そいつはすげえな。
普通の人間は腕力がゴリラ並みでないと岩なんて割れないぜ。
俺がもし心山拳の老師の元に弟子入りしたら俺でも割れるのかよ?
弟子入りの条件が心の強さ、だとしたら弟子入り自体断られちまうかも
しれないなあ!?
よく考えてみれば素手で岩を真っ二つ、と言うのはハードルが高すぎる。
俺なら魔法で岩を割れるが、結局岩を割るんだったら楽な手段の方がいいしな。
素手だと手が腫れちまうかもしれねえ。

>>241
テレポートはこの世界では、使える者が今の所皆無で魔法書の類も無い。
だが、本で見た事があるが超能力と呼ばれる能力を生まれつき、
或いは後天的に身につけている人間が居るらしい。
それが英雄の一人のアキラだと言う事は知ってるぜ。
扱いが難しいとお前は言ってるが、確かにそうだろうよ。
逆に超能力を上手く使う事が出来る人間がもし居れば、悪だくみの
一つでもしちまうんじゃねえのか?

>>242
SF編のベヒーモスか?
ま、FFシリーズもライブアライブも同じ会社が作っているから
モンスターも似通っているんだろうがよ。
と言えば身も蓋もない答えになっちまうが、強いモンスターである事は確実だ。
あんなのとやり合って怪我をするのはご免だぜ。
俺なら罠を仕掛けて、……例えば睡眠ガスや麻痺毒針とかをセットして
昏倒している隙に倒すんだけどな。

>>245
老師が魔王に?はっ、そう簡単に堕ちるもんかねえ?
全員弟子を殺された事で、復讐には走る物の憎しみの権化の
オディオにはなっちまわねえような気がするぜ。
魔王オディオも言っているように、全てを憎むのではなくて
復讐の対象が明確に絞られている。
だが、仇討ちを果たした所で虚しいだけだろうな。

358 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/04/27(Thu) 00:38
>>247
それぞれの格闘技の頂点に近い立場の者を選んで高原は挑んだんだと考えている。
その他有象無象の輩との戦いは、おそらく本編の前に終わっているんだろ。
その全ての過程の描写は省かれているが、高原がどんどん
昇り詰め世界でもトップの格闘家と拳を交え、その技を習得するのが
現代編だ。俺達は所謂ハイライトな部分を見せられてる訳だぜ。
どうだ、無駄な部分を省いて居て見ごたえ抜群の演出だろッ!?

>>249
魔王オディオを崇拝だとッ!?くっくっく……ヒャハハハハァ!
お笑いだぜ、まさかオディオの崇拝者が居たとはな。
だが当の魔王オディオは全く歯牙にも掛けていないように見えるんだが。
だが勇者だったあいつにファンが大勢居たように、魔王のあいつにも
ファンが居るのはおかしくない話だと思うぜ。
魔王は力がある者だし、その強さに惹かれるなんて話に発展したりしてな。

>>250
何処から迷い込んで来たんだよッ!こいつは!
正式にキャラハンとして参加表明するならまだしも、一発ネタじゃねえか。
ここには飯はねえぞ。

(噂によるとこいつは、三十杯分のラーメンを
一度に食べるそうだからな……その上豚の足を煮込んだ料理を四十皿……
とんでもねえ大食漢だ。そんな奴が居付いたら俺の食料が直ぐに無くなっちまうぜ)

>>253
あぁ、確かにその二つはぶっ壊れだな。
特にコーラの瓶なんて反則級のアイテムだぜ。その代わり入手が途轍もなく難しいんだ。
キングマンモーが鬼のように強いし確か100パーセント落ちるアイテムじゃなかった
気がするぜ。
だが一度入手すれば、最終編まで持ち込めるし苦労して手に入れる
価値はある。それにしても原始時代にコーラの瓶があるのが謎なんだよな。
もしかして原始編以前の時代がSF編で、一度文明が滅んだ後にまた原始時代から
人類がやり直して居たなんて想像をしちまったぜ。

>>255
ホラーかと聞かれればホラーじゃないと思うがな。
その代わり胸糞展開はあるぜ。その最たる要素が『液体人間』。
何の罪も無い町の奴らを攫って液体人間にしちまうんだ、これは
俺でも眉をしかめてしまうぐらいの悪行だぜ。
それにマタンゴと言うキノコが街で流行っているらしいが、人に幻覚を見せる
麻薬に近い物だと知ってこれもあまり俺は好きじゃないな。
そもそも麻薬には副作用があって、人体と精神を駄目にしちまう。
麻薬服用だけは絶対にしてはならねえんだ。
ってまあ俺が説教垂れてもおそらく服用者は聴きやしねえだろうけどな。

359 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/27(Thu) 21:29
>355
―――――ッ!! ………ふ………ふふっ……そう、か………。
成程………これは……一本、取られたな………。
言われてみれば、確かにそうだ……誰しも表の面があれば…裏の面もある。
その時々の状況や、都合次第で……様々な貌を見せる。
あの英雄達とて…最初から今に至るまでずっと、英雄然としていた訳ではない……。
例えばアキラは、ワタナベ少年に使い走りをさせ、タエコの○○○を盗ませるという利己的な面もあった。
今代の心山拳師範も、それぞれ事情がどうであれ、元々はスリ・野盗・食い逃げ犯であった。
サンダウンでさえ(プレイヤー次第だが)、罠の材料を集める隙にアニーの○○をこっそり盗むという所業を働いている。
"英雄"とはあくまで、ある局面における一面でしかなく……彼奴等の本質の全てという訳ではない。
自ら志した訳でも、求めた訳でもなく……何事か為さんと生きる中で、いつしか勝手に付随してくるだけの「看板」の一つという事、か………。

―――私もそうだ。 元々は一介の剣士であり……それ以上でもそれ以下でもなかった。
アリシア救出は当然としても…「"勇者"だの"魔王"だのは本当はどうでも良い。私は私のままに、ただ自身の意志で事を為すのみ」だった筈。
"勇者"とは……本来はただの肩書の一つであり……"魔王"もまた然りだったのだ………。

………だが、遅い………遅すぎたのだ………。
あの時の私は……「アリシアが復活した魔王に攫われた」事で…ただ成り行きのままに、受動的に"勇者"になった。
そして、その果てに……人間を憎む余り、またもや受動的に"魔王"になってしまった。
貴様の言う事に、もっと早くに気付いていれば……今とはまた、違った結果になっていたのかもしれぬ……。

……ふ……もはや悔やんだ処で、遅きに失したがな。
やり直しや後戻りなぞ効かぬ以上……心弱き故に闇に堕した"魔王"として在り続けるまで、よ―――。

>356
くく……確かに、"魔王オディオ"は恐ろしい曲だ。
邪悪な闇を表現するが如き、おどろおどろしい曲調は……聴く者に不安と恐怖を抱かせる。
更にリメイク版では、魔王となった私専用バージョンの「魔王オディオに捧げる絶望のフーガ」という、
コーラスまで入った、悲壮感と絶望感に満ちたアレンジ曲も用意されているという徹底ぶりだ。
それを子供の時分に聴こうものなら……心弱い者は泣き出し、トラウマを抱えること請け合いだろうな。

………ただし、断っておくが……別に私が、無理やり聴かせている訳では無い。
文句ならば……これら至高の名曲を作り、世に放ったヨウコ・シモムラと……
主に子供層がターゲットの遊戯機械「ニンテンドー・スイッチ」での販売を決めた、スクウェア・エニックスに言ってくれ。

………あと、もしも貴様が保護者の立場ならば………
そもそも子供に、「プレイするにはまだ早い」と言い聞かせ、プレイ自体をさせないようにするのが筋だと考える。
―――中世編の所為で、万が一人間不信になってしまうという"恐れ"も、無きにしも非ずだからな………。

360 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/28(Fri) 20:18
忍術、心山拳、格闘術、剣術、超能力、原始人の力、ロボット能力、射撃能力

この全ての力を兼ね添えた人間が魔王を超える!!

361 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/04/29(Sat) 11:10
>360
ふふふ……随分力強く言い切ってくれるな?
オボロ丸…心山拳師範…タカハラ…アキラ…ポゴ…キューブ…サンダウン……
彼奴等の力を全て兼ね備えた者こそが魔王を超えるときたか。
だが、そうそう都合良くそんな者がいる筈も無かろう……。 居るとすれば、それはもはや人間とは呼べぬ。
良く言えば人間を超えた"超人"……悪く言えば人間を辞めた"化物"だ。
否定するに値する"英雄"ならば兎も角……ただ強大な力を持つという"だけ"の者に易々と負けてやる道理など………ん?

―――――待て……「剣術」だと?
それはもしや………私の事か? だとするならば……。
「全ての力を兼ね備えた人間」はこの際置いておくとして……その言葉を聞くと……
……まるで私も、彼奴等に力を貸して共闘することで"魔王"を打倒し、超えられるという風にも受け取れる。
だが、そんな……そんな莫迦な事が、あるものか…………魔王の私が、英雄の彼奴等と共闘するなど………
一線を超えて堕ち切ったこの私に……そんな機会が来るなぞ………
第一……私や彼奴等が打倒するという、肝心の"魔王"が……何処にいるというのだ……?

―――――そんな事は起こり得ぬ……起こらぬ筈だ………。 "魔王"は………私一人だけで、十分だ―――。

362 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/29(Sat) 12:30
まぁ世の中見渡すと「魔王オディオ?それが何?」なヤバい連中いるしなぁ・・・一例として。

・存在するだけで最終的に生命を根こそぎ奪う「星に寄生する害虫」
・星どころか宇宙全てを消し去り、自分さえも消そうとする「虚無の化身」
・星ごと命を飲み込む事で生命全ての欲望を自分の胎内で叶え続けると言うぶっ飛んだ「原初の女神」

正直理由もなく動き回るこいつらに比べりゃオディオってまだ「理由があるだけマシ」なんよ。

363 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/04/29(Sat) 13:47
オディオこと魔王になって、もしもそれが起きたら一番困ることって何ですか? やっぱり武力じゃなくて、
知恵と徳で理想郷を作るのに成功しそうな善人の出現で世界中の憎しみが滅茶苦茶減ってしまうとかですか?

364 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/01(Mon) 17:05
>362
一つ目については心当たりがある故、辛うじて判るが……
2つ目以降になると、もはや規格外過ぎて想像の埒外だな………。
理由も動機も不明で訳も分からぬままに、ただ滅亡を齎してくる強大なる存在とは……まさしく恐怖と絶望の対象と謂うべきであろうな。
一例で挙げられたそ奴等だけですら厄介だというに、そんな手合が他に幾らでも挙げられる程存在するとは……。
確かに、そ奴等に比べれば…私なぞ霞んでくるな。そ奴等から視れば……私も取るに足らぬ有象無象の一人にしか映らぬ事だろう。

―――――気に喰わぬな。
私の手に拠る、憎き人間への復讐という形ではなく………
訳も分からぬ、得体も知れぬ者の手で滅びが齎されるなぞ………。
もしそんな奴らが、私たちの世界においてもその在り方を押し通そうとするならば……

―――――「邪魔立て無用」として、抗うまでだ。

勝ち目が有るか、敵うかなぞは関係ない。そんな奴らに命運を握られ、理解不能な都合で行く末を決められるのは不愉快の極みだ。
人間如きを護る為ではない。人間の都合で生み出された"魔王"であり……そして、元"人間"でもある私の手で、決定づける為だ。
人間自身の愚かしさと救いの無さを、命を以って贖わせるべく………"滅び"の審判を下すのは―――この私だ。

…………尤も、滅ぼされる側の人間からすれば、理由が有ろうと無かろうと……どちらにせよ大して変わらないだろうが、な。

>363
"憎しみ"を源とする魔王たる私にとって、一番困る事か………。
そうだな……貴様が言うような、偉人とも形容すべき者達の手で憎しみが減っていき……
……やがて人の手による、争いなき平和なる世界が実現した時、だろうな。
戦争や紛争ではなく、相互協力での問題解決によって、あらゆる苦難を克服し……
偽善、欺瞞、見せ掛けなどではない……名実共に理想郷と呼ぶべき世界を、真に実現出来たならば………

―――それは、私にとって最も困る事と共に………ある意味、私にとっての"恐怖"かもしれぬ。
何故ならば………それは、私の存在意義が"否定"されることに他ならぬからだ。
「ルクレチアの悲劇」の結果、人間自身の愚かしさを思い知らせるべく魔王となった筈なのに……。
そんな私なぞどこ吹く風と、嘲笑うが如き在り方を実現してのけたならば………こう嘆かずにはいられぬ。

「これが………これが、人間の"真実"だというのか………!?
 ならば………あのルクレチアで起きた悲劇や……私が抱えた絶望と憎悪は………一体、何だったというのだッ!!」、とな。

………尤も、この世に人間が存在する限り、「魔王」は必ず現れる。
である以上、そんな"真の偉人"の出現も…"理想郷"の実現も…所詮、幻想の域を超えられぬだろうよ―――。
たとえ、そんな偉人とやら本当に存在するとしても……"真実"を教えるに値する対象として誘い……ルクレチアの末路を知らしめ………
―――――その上で私の手で否定し尽くし………"幻想"に堕としてくれよう。

365 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/01(Mon) 20:18
心山拳老師は弟子を二人殺されても魔王にはならなかったぞよ

366 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/03(Wed) 01:01
アリシアは母親のお腹の中にいた時にも魔王に攫われているし、演劇版の魔王降臨だと、
彼女の我儘で武術大会が開かれたらしいし、彼女が二次創作で悪役にされてしまうことが多いのは、
この二つの設定のせいもある気がします。最も演劇版はパラレルらしいからあまり関係ないかもしれないけど

367 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/03(Wed) 16:46
>365
ふむ……その事についても、>245への返答の中で述べているな。
憎しみの対象が義破門団のみである上に、辛うじて弟子が一人生き残った事からも、魔王化するとは如何にも考え難い。
それに、たとえ弟子が三人全員殺められていたとしても…あの師父の性格上、"復讐鬼"で留まり……それよりも堕ちる事はないだろうな。

―――そんな師父が、もしも"魔王化"する可能性があるとするならば………。
麓の町や市場の者達から碌に慕われず、人望も無き孤独の身の中、唯一心の拠り所であるのは己の修得した拳法のみであり……
ある日を境に、破落戸や義破門団の脅威に町や市場が晒されるようになった際……
普段は敬遠しておきながら、都合の良い時だけ頼り縋ってくる者達が後を絶たず……
そして、いつしか誰かしらが人質に取られ、その引き換えに師父の身柄を要求されてきた際……
これまで幾度も助けられていながら、いざという時には師父をあっさりと売り渡し、決着を図ろうとする……

―――仮に町や市場の連中が……ルクレチアの連中と五十歩百歩の…そうした、脆弱で身勝手な者達ばかりだったならば……
……流石の師父も、魔王化していたやもしれぬ。
まあ、見た限り…「心山拳老師」という肩書以上に、一個人としても皆が心から慕っている様子故……
私が述べたようなケースでの魔王化は、"余程の事態"に見舞われでもせぬ限り、起こり得ぬだろうな―――。

>366
まだ生まれる前に母君の腹の中にいた時に攫われた事自体は、彼女の落ち度や責任でもない気がするが……。
兎も角、演劇版の魔王降臨の方に関しては、あるサイト曰く、「政略結婚を嫌って『勇者ハッシュの様に強い男と結婚したい』と我儘を言い、
父のユリウス王に武術大会を開かせた等、王族としても人間としても問題のある性格」に描かれているらしいな。
私は未見なのだが……パラレルとはいえ、アリシアが悪役として描かれるというのは……正直、気分の良いものではない。
繰り返し述べてはきたが……確かに私やプレイヤーの視点から観れば、「貴方を信じる」という自身の言葉を裏切っただけでなく、
ハッシュやウラヌスの遺志を継ぎ、「命を賭してでも"人を信じる"という信念を護る」という私の想いを踏みにじった挙句、
それに対する反省らしき言葉も無かったが為に、許し難い存在に映ってしまうのは……止むを得ぬ処はあるだろうが……。
そもそも…姫という立場故の世間知らずの面もあった彼女が、「恐るべき"魔王"に訳も分からぬまま囚われの身にされる」という極限状況の中、
到底まともな精神状態を保ちようなどなかったとしても……無理も無いだろう。
そんな中、先に助けに来たストレイボウに、あいつの身の上話(当然、有る事無い事盛り込まれた)を聞かされて同情し、あっさり心移りしてしまったのは勿論……
或いは、もっと直接的に…魔法や幻術の類で洗脳・籠絡されていたという可能性ですら……否定しきれないのだ。
そうした余地もある故……彼女が"悪女"というのは……当の裏切られた私ですら、腑に落ちぬのだ。
二次創作で彼女を兎角悪役として扱う者達については……寧ろそれこそが、これらの余地について少しでも慮ろうとせぬ"決め付け"とすら思えてならぬ……。
ルクレチアの民が「魔王」、ストレイボウが「私の引き立て役」、アリシアが「敗者の悲しみが分からぬ者」と……私を散々決め付けたのと同様にな………。

……尤も、たとえ悪女でなかろうと……テラスでの言葉を完膚なきまでに反故にした事自体は変わらぬ。
今や真相を知るのは、ストレイボウとアリシアの二人のみだが………どれだけ振り返った処で、過去は変わらぬ。
そして……私の憎悪が止むことも、絶えることも………最早、決してないのだ―――――。

368 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/03(Wed) 20:20
キューブのかけてるメガネが欲しい

369 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/03(Wed) 21:05
大激怒岩盤割りを習得すれば、俺は間違いなく最強になれるはずだろ?

370 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/04(Thu) 09:18
某有名ゲームの漫画で、破壊神を倒した英雄が
「破壊神を破壊した男」として恐れられるようになったというストーリーのものがありましたね。
過ぎた力を持つ英雄が人々の恐怖の対象になる…
オルステッド達が偽魔王を倒し、そこでアリシアを救い出しても、
オルステッドが恐怖の対象になる運命もあるかもしれませんね…

371 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/04(Thu) 18:00
>368
「人の心を得し、人ならざる者」が掛けている眼鏡が欲しいと来たか…。
ただ……彼奴は人間の頭部より大きめの一頭身だ。それに合わせ、眼鏡も相当な大きさになっている。
仮にカトゥ―の承諾を得られた処で……掛けられるのか? 或いは、貴様の頭部が彼奴と同等のサイズならば話は別だが……。
それに、百歩譲って掛けられたとて……貴様たちの時代のセンスでは、世辞でも格好良いとは思われないのではないのか?
彼奴も英雄の"一人"ではあるが……身に着けているものが格好良いかとは、また別だからな………。

………それにしても……こんな話をしている内に、眼鏡を外した彼奴の面相を想像したが……
如何にも、貴様たちの国の"二ホン"で云われる"能面"が如き面相になってしまい、眼鏡が無いと違和感を覚えてしまうな……。
ならば、貴様たちの世界の………丸眼鏡―――否。 サングラス―――これも否。
作業機械に相応しく……安全保護眼鏡―――駄目だ、これも否か。
やはり……もはや彼奴を形成する要素の一つと化した、"あのダサ眼鏡"しか似合わぬな………。

>369
………本気で言っているのか?
確かにその技は、タカハラが拳を交えし猛者の一人のイヤウケアが、手足を封じられた際に繰り出す強力な奥の手だが……。
強いのは強いが、発動までに相当な時間が掛かる上……攻撃範囲は全体技には一歩劣る。
生憎、その技よりも使い勝手が良く……強力な技など他に幾らでもあるぞ。
その技を習得すれば間違いなく最強になれるというのは……如何なる了見で言っているのだ?

―――よもや、強い技をただ習得しさえすれば最強になれると考えているならば……つくづく安直だな。
その技はタカハラも習得しているが……当の彼奴は、その時点で自らを"最強"になったなどと陶酔しておらぬぞ。
それに、如何に強き技でも……その後碌に改良もせぬままに慢心し、胡坐を掻いていれば……
多大な修練と研鑽の積み重ねの末に編み出された別の技に、いずれ超えられてしまう事だろう。
また、最強の道を突き進むタカハラならば…会得した技そのままで満足せず、より自己流且つ洗練されたものへと昇華させ、磨き上げていくように思える。

―――そんなタカハラと拳を交えてみれば………「大激怒岩盤割り」を習得した貴様が間違いなく"最強"かどうかは……すぐに答えは分かる事だろうよ。

>370
その漫画とやらは寡聞にして聞かぬが……「破壊神を破壊した男」という言葉自体は耳にした覚えがある。
破壊を司る"神"すら打倒する以上…‥良きにしろ悪しきにしろ、人間の範疇を遥かに逸脱した存在になるのは避けられぬ、か。
「英雄と化物は、ある意味で"表裏一体"」とは……よく謂ったものよな。
強大な力を持った"英雄"が持て囃され、称賛されるのは……人間にとっての脅威が迫っている時のみ。
だが、打倒すべき"敵"のいない平穏なる時代においては……寧ろ不要とされる。
これまで助けられていながら、今度は恐怖の対象と見做すとは………脆弱な者達とはつくづく身勝手で、救い難いものよ。

ただ、もしも私達がアリシアを救出して凱旋を果たしたならば………
その後は、批判の余地も無い程の功績によって……私の場合は、新たなルクレチア王として玉座に就き………
……そして、いざという時の"都合の良い存在"として祀り上げられ、体よく利用される立場になっていたように思える。
国に忠誠を誓い……そして、勇者という名の"ルクレチアの象徴"という、ある種の呪縛がある以上………
私の場合は、恐怖よりは……ハッシュと同様の、本質に根付かぬ崇拝の方を強く抱かれたのではなかろうか。
ともあれ……"恐怖"にしろ、"崇拝"にしろ……ルクレチアにとって……また、私自身にとって………
凡そ健全な未来とは、決して言えぬであろう………。

―――もしもこれが……「英雄(勇者)」の運命だとするならば………「英雄(勇者)」とは一体、何なのか―――。
―――――そんな疑問を、抱かずにはおれぬ、な………。

372 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/04(Thu) 20:44
中世の世界は狭い!

373 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/05/05(Fri) 00:23
いい夜じゃねえか。
続きから答えて行くからな。

>>258
俺も吃驚しちまったぜ……。
全部、俺のせいなのか、とな。謀っておいてなんだが
魔王になる程あいつを追い詰めてしまったんだな。
だが、俺は後悔はあんまりしてないぜ。オルステッドが被害者なら
俺も被害者だからだ。あいつの影で俺はずっと苦しんで来た……。
それを忘れてちまった訳じゃないよなッ!?

>>259
マッドドッグが英雄?そんな見方もあるのか。
確かにマッドの手伝い無しにはサクセズ・タウンを助けるのは
難しかったように思えるぜ。
しかもマッドは、火炎瓶の作成の方法を知っていたからその知識も
かなり罠を仕掛ける作戦に貢献していた事は間違いない。
街を脅かすならず者と戦う為に手を組んだ、サンダウンとマッドか……。
馴れ合いはしないが、敵同士でも一時的に手を組む事もあり、それが
一つの街を救った。かなり良い話じゃあねえかよ!

>>261
世界のせいだったのか?俺のせいではなく?
そうか、あいつは人間全てに絶望していたからそう言う意味では
世界、と言う表現は正しいんだろうな。
勇者を魔王にしちまった世界、ルクレチアの住民、大臣の居る場所。
そんな環境でも俺にとっては故郷だ。
だが、もしアリシアと生涯を誓う仲になったとしたら俺は
ルクレチア城には戻らないつもりだったぜ。
ルクレチア城と城下町は狭すぎる。何より、魔術師だからと俺を
蔑む奴らの元へと戻りたくない気持ちが強かったんだ。
あいつらは……剣による近接戦のみを重視し、魔法の使い手を軽んじていたッ!
それが悔しくてオルステッドを出し抜いてやったのさ!
ヒャヒャヒャ。

>>262
何だ!?腹でも痛いのかよ。……ふッ、分かってるって。
愛って言いたかったんだろうがッ!そうだ、人間は愛が無ければ生きていけない。
俺は、アリシアが好きだった。
だが結局は結ばれる事無く―――中世編ラストの顛末になるんだけどな。
それに比べて原始編のガキは、これでもかと言うぐらい幸せを満喫しているな。
羨ましいぐらいだぜ……ハッピーエンドとバッドエンドで
もしかして原始編と中世編は対になってるのか、ってぐらい皮肉が
効いているよな。

>>265
7つの物語の後に8番目のシナリオが出て来て、その主人公が
中世の勇者風の男だったら真の主人公になるって思っても不思議じゃないぜ。
だがよーく見てみろ。サブタイトルが魔王なんだ。
お前は裏切られたとかなんだとか言っているが、サブタイトルが既に伏線なんだよな。

>>269
生憎機械とやらの言葉は分からないぜ。
何を言っているのかさっぱり……ん?これは珈琲のカップか?
俺にくれるってのかよ。ハ、ヒャハハハッ。
こいつはお笑いだ。未来の住人に珈琲を奢られるとはなあ。
毒なんて入っている筈も無いか。ありがたく頂くぜ。
(ゴクゴク)かなり苦いが、目の覚める味でこの味は好きだな。
にしても流石は機械と言った所か。俺なんかにも珈琲を渡してくるとは。
いいか、俺は……友を騙して魔王になるきっかけを作った男なんだぜ。
勇者だったオルステッドは何処にも居なくなり
残ったのは全てを憎む魔王だった。
だから俺なんかに珈琲を渡さなくていいんだ。
機械のキューブだっけか、お前は純粋無垢過ぎるぜ……。

374 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/06(Sat) 10:42
>372
食堂も、兵たちの訓練場や宿舎も、厩舎もなければ、4件しかない城下の住民の家……。
家がたったの2件で、住民が4人しかいない、ファミリオの村……。
何より……ルクレチア城から数分で辿り着ける、もはや"ご近所さん"と言える程すぐ近くにそびえ立つ、魔王山……。
確かに、プレイヤーからすれば……あまりにも狭いと感じるのは当然であろう。

―――だが、敢えて言おう………貴様の言葉は、"野暮"というものだ。
私達の物語(中世編)を構成する上でも、尺と容量の都合というものがある。
あまり多くのものを入れ過ぎると足りなくなるばかりか……話が冗長になってしまう。
伝えるべき内容を必要最低限に絞る為……物語に然程関わらぬものは省いたのだろう。
もし、あれがそっくりそのままルクレチアの広さだと思っているならば……それは考え違いというものだ。

プレイヤーにとってはほんの数分でも……実際には、私達の旅は短くとも何週間、或いは長くて何ヶ月と経過している。
村やハッシュの家、魔王山入口に辿り着くまでの間も、野宿は幾度も経ている。
魔物達との戦いの合間にも、仲間達と様々な会話を交わしながら、歩を進めている。
つまりは、そういう事だ……。 世界の狭さは、プレイヤー自身の"想像力"を以って、補ってもらうとしよう。

375 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/06(Sat) 16:53
ルクレチアが破滅に向かって転げ落ちていった理由は沢山あるけど、大きな原因の一つは、
ストレイボウによる王様謀殺もかなり大きかった気がする。王様は中世編ではかなりまともな人だと思えたし、
生きていれば、もう少しあの国は持ったかも。
ただ王様が死なずに上手くあの事件を乗り切れても、偽魔王とかの正体がわからない以上、
三度目も起きた可能性もあるし、王様が老衰で逝った後だと三度目は防げなかった可能性が高い気がする

376 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/07(Sun) 16:31
>375
ルクレチア滅亡の始まりは、あいつの奸計に嵌った私が王を殺めてしまった事であることは間違いない。
もしもあの時、一人で挑まずに…ウラヌスを起こすなり、夜間警備の者を呼ぶなりして確かめていれば……或いは、幻術から覚めていたかもしれぬ。
その場合、王は存命できたろうが……肝心のアリシア救出も、いる筈の"魔王"打倒も果たせていない以上……やがて未解決として諦め、決着を図らざるを得ない。
そうなると……ルクレチアの先行きは、確実に暗いものになっていっただろう。
「王女を何処かの魔王に攫われ、碌に救出できなかった国」という、致命的な汚点を残してしまい……内政は乱れ、外交でも足元を見られるようになるのは明白だ。
また、アリシアがいない為……常に後継者問題が重くのしかかる。
「姫を救えなかった者に勇者の資格も、後継者の資格もなし」と、ここぞとばかりに他の王族達が口を出し、"我こそが"と王族間の諍いが後を絶たなくなり……二進も三進もいかぬ為体になっただろう。
たとえ、王の辣腕で事態の収拾がつき、私に王位が継承されたとしても……不安は残る。
貴様の言う通り……「二度ある事は三度ある」とばかりに、今後の三度目の魔王襲撃の可能性も無きにしも非ずだ。
その時は……まだ王がかろうじて存命にせよ、老衰や病等での薨去の後にせよ………三度目も碌に防げぬまま再び醜態を晒してしまい……
………いよいよ、国としての本格的な終焉を迎えていたのやもしれぬ。

―――――尤も、それ以前の話として……。
これまで散々冷遇されて来たストレイボウが、あの手この手で幾度も復讐に走る方が……可能性として考えられる。
私を嵌めた王謀殺が失敗し、それで簡単に諦める程…あいつの恨み辛みは緩くはなかろう。
あいつの事だ……徹底的に私を絶望の奈落に叩き落とすべく、ありとあらゆる手段を用いてくるのが想像できる。
その仕掛けられた罠に、いずれか一つでも嵌った時点で……私は転落し、ルクレチアは破滅の道を辿る事だろう。

―――あくまで仮定とはいえ……どの道ルクレチアには、明るい未来は到底望めぬな………。

377 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/08(Mon) 20:07
今はやりの転生ものみたいな感じでルクレチアに転生したら殆ど詰んでいる気がする。
転生した時代がハッシュとウラヌスの時代かつそれなりの地位に生まれつくか、這い上がれれば、
魔王山に大量の爆薬を仕掛けて大量の銀と塩をまくとか、あるいは昔からあったかは不明だけど、
魔王山の像を祀って供養するなりできた可能性もあるけど、それでも事態が好転するとは限らないし、
本当に中世編は始まりからハードモードだ

378 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/08(Mon) 21:30
ごめんよお。ストレイボウ……君がアレだったのは私のせい(´・ω・`)

379 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/10(Wed) 20:45
>いいか、俺は……友を騙して魔王になるきっかけを作った男なんだぜ。
>だから俺なんかに珈琲を渡さなくていいんだ。

ふん……一応、己の身の程は弁えているようだな。
かの"人の心を得し、人ならざる者"は……知らないならば兎も角、仮にかつての貴様の所業を知ったとしても、それでも尚コーヒーを振舞うという事だろうか。
それは……単に「命じられた行為」を遂行しているだけか……或いは、彼奴に宿りし"機心"なりに、同情が芽生えたが故の行為か。
いずれにせよ……機械とはいえ、最早叶わないであろう他者からの気遣いを受けられるだけ、幸せというものよ……。

>378「ごめんよお。ストレイボウ……」

―――ほう? ここにもあいつを気遣う者がいるとは。
たとえ犯した所業は赦されずとも……"同情の余地なき十全の悪"とまで見做す者ばかりでは……

>「君がアレだったのは私のせい(´・ω・`) 」

………何だと?
あくまで、あいつ宛てだが……何やら含ませた事を言う。
私ですら知らなかったというに……一体、あいつに対して何をしたというのだ……。 よもや、単なる出任せではあるまい。
私とした事が妙に気になるな………お前は、何と答える?

>377
………それは、仮に貴様がルクレチアに転生したとすれば、という話か?
その口振りだと、「ルクレチアの悲劇」を回避すべく奮闘する策を懸命に考えているものと見受ける。
もしも貴様が言うような……それなりの地位に就いている事を武器に、あの手この手で出来る限り手を尽くしたとしても……
やはり、生憎ながら必ずしも事が旨く運ぶとは限らぬな……。
たとえ如何に邪悪であろうとも、魔王山もまた自然の一つであり……そこに宿った邪念も、元々は人間のものだからな………。

ならば、あくまで仮定だが……その上で強いて言うならば……
そちらよりは、他力本願に勇者ばかりに頼るルクレチアの風潮を、根本から改めさせる方がまだ効果的だと思える。
無論、口で言うほど簡単では無いだろう………歴史レベルで根付いた意識は、すぐに変えられるほど柔ではない。
だが……人間の理は、同じ人間の理を以ってのみ変えられる。 ここで諦めるか、しぶとく屈しないかは……心持ち次第だ。
貴様曰く"ハードモード"であるのは承知の上で、己ならばどこまで立ち回れるか……… 一度、シミュレートしてみるがいい。

380 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/10(Wed) 20:47
中世編のデータを残してオルステッドたちを鍛えてる

381 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/11(Thu) 18:15
魔王になったオルステッドは異世界や他の時代にも迷惑かけたっていう意見が多いけど、
必ずしもそうじゃない気も。魔王山に他の世界のラスボスの像があるということは、
他の世界から流れ着いていた可能性もあるから、先に他の世界からの憎しみが流れ着いたのが、
中世編の始まりだったのかも。それならそれを倒した主人公たちに再び後始末させるのも筋違いじゃないかも

382 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/11(Thu) 20:12
ストレイボウが魔法使いってところにロマンを感じる

383 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/13(Sat) 13:45
>380
ほう……それは、如何なる理由なのだ。
もしや…私たちがそれぞれ会得する、最終技まで見たいが為、か? となると、ハッシュについては最早全盛期を過ぎている故…これ以上は望めないな。
ウラヌスは……Lv10のジャッジメントで打ち止めだ。それでも、会得するまでには相当な戦闘が必要だろう。
だが、それ以上に根気がいるのは……私の「デストレイル」と、ストレイボウの「ブラックアビス」だな。
特に、ストレイボウについては……普通に旅を進めていれば、それを会得するよりもずっと前に離脱する。
大抵、プレイヤーが初めて見るのは、ストレイボウが最後の敵として襲ってきた時になるだろう。
尤も……余程魔物との戦闘を怠ってでもいない限り……そこまで鍛えずとも、偽魔王に後れを取ることはまず無いだろう。

………ただし、幾ら鍛えた処で………あの悲劇の回避までは出来ぬ。
ハッシュは病で息絶え……ウラヌスは拷問に遭い、最期は獄中死を遂げ……
ストレイボウは私への憎悪の余り……まさしく魔王さながらに堕ち果てる。
そして私も………「魔王オディオ」に生まれ変わるというこれらの結末は、決して変わることは無い。

―――如何に戦闘に強くなった処で、あらゆる困難を回避・克服できる力には、必ずしも直結し得ないのだ………。

>381
ふっ……私に関しては、「魔王故」で済ませて貰おう。寧ろ、迷惑(程度で済むかは疑問だが…)を掛けてこその"魔王"、とな…。
それより……あれらの像は、私たちの物語(中世編)の時点で、既に建てられている。いつ誰が建てたのか、一切不明だ……。
あくまで推測だが…恐らくは魔王山に宿る、「"憎しみ"を源とする邪の思念」のようなモノが……
貴様が言うように、他世界から流れてくる、それぞれ"オディオ"の名を冠する者達の憎しみの念を受け取り……
あの者達の姿を取った石像を造る形で、"憎しみ"を明確に顕現・維持・増幅させていた……といった処だろうか。
だとすれば……魔王山に"選ばれる"ほどまでに……あの者達のそれぞれ抱いた"憎しみ"は、強かったという事だろう。
ならば、私があの英雄達を誘ったのも……決して単なる偶然でなければ、強ち筋違いでもなかったという訳だ。

リメイク版では、それらの像も完膚なきまでに砕かれる。我らの"EVIL"が、英雄達の"LIVE"に敗れた以上は当然か……。
だが、これも仮定ではあるが……たとえ私が消え、ルクレチアが色を取り戻しても……山頂の魔王像だけは、崩れずに形を残している。
この物語(LIVE A LIVE)で、魔王山の憎しみが全て雲散霧消したとしても……「人の世の全ての憎しみまで消えた訳では無い」という、暗示のようにも思える。
人がいる限り、憎しみは芽生える……ならば、新たに強き憎しみを抱く者が現れし時……新たなオディオの像が建つのやもしれぬ。

その時は………新たなる"EVIL"と新たなる"LIVE"、どちらが勝るだろうか………もはや、私には知る由もないな。

>382
ロマンか……。 少なくとも、頭が切れる上に顔立ちも中々に整ったあいつが……
優れた魔法使いであるという処が、見事に嵌っている…という事か。
武に重きを置くルクレチア王国に仕えるも、腕っ節の方はまるで駄目だったあいつが魔法使いになるのは……
正しくなるべくしてなった、ある意味必然であっただろう……。
あれほど、多種多彩な魔術を使いこなせるにも関わらず……ルクレチアでは臆病・姑息・卑劣と見做され、軽んじられていた。
あいつなりに果たした貢献など、まるで一顧だにされなかった……それほど、ルクレチアの風潮は歪んでいた。
「無冠の天才」とは、正にあいつの事だ………。
逆にあいつが、私のような剣士や兵士のいでたちをしても、違和感しかないな……。
剣を振るうどころか、持つだけでも精一杯だろう……。

―――そんなあいつが、私を陥れる為に、王殺害を目撃した兵士の一人に扮するべく……
兵士の格好をしたのは、あの時が最初で最後だったろう。
その時のあいつの心境は……憎き私を嵌め、ルクレチア城の連中を欺く喜びだけでなく………
………長年己を不当に冷遇してきた、ルクレチアへの復讐を遂げるべく……
ルクレチア王国兵の格好をして、ルクレチアを最大限愚弄するという皮肉を利かせる事への……暗い歓喜も大きかったことだろう………。

尤も、その喜びも長くは続かなかった―――最後の最期まで……あいつは、私を超えられなかったからな………。

384 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/13(Sat) 14:26
>381への返答の補足だ。
「先に他の世界からの憎しみが流れ着いたのが、中世編の始まりだったかも」という言については、生憎だが些か疑問だ…。
何故なら、その説でいくと…私たちの世界が、他世界からの憎しみの所為で常に翻弄されてきた事になる。
魔王山と、そこから現れる魔王の逸話は、私が生まれる以前からあったからな……。
それ故あれらの像は、中世編の始まりというよりは……魔王山の特質ではあったが、中世編自体には、然程関わってはいなかったのではなかろうか。
中世編の主な"憎しみ"は……やはり偽魔王と、それを上回るストレイボウが抱いていたからな……。
―――まあ、貴様のように考察の余地が多岐に渡るのもまた、LIVE A LIVEの特徴の一つだ。一概に否定はせぬと、締め括らせて貰うとしよう……。

385 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/13(Sat) 21:23
ライブアライブ2の発売を希望したい

386 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/14(Sun) 19:33
>385
それは……「LIVE A LIVE」に強く魅せられた者ならば、皆望む事だろう。
ただ、「LIVE A LIVE」の二作目である以上……作品の特徴を踏襲したものでなければならぬ。
オムニパス形式の複数のシナリオ且つ、シナリオ毎に異なる遊戯性を込めるというのは、中々難しい処だろう。
かと言って……そうした困難を克服するのを諦め、普遍的でありふれたRPG作品に留めてしまえば……
それはそれで「期待外れ」、「LIVE A LIVEの看板に泥を塗った」等と、批判される恐れもある。
人気高くありながら、初登場以降に続編が作られないのは……そうした事情もあるのやもしれぬ。
その上で……それでも一作目に恥じぬ二作目を切望する者は後を絶たぬだろう。
続編が出るかは……かの「タカシ・トキタ」か、彼に劣らぬディレクターの辣腕に期待したい処だ。

……ちなみに、己なりに「LIVE A LIVE 2」の各編を想像してみた。
「陰陽編」「海賊編」「古代編」「超未来編」「トレジャーハンター編」「戦国編」「神話編」だ。
生憎シナリオや遊戯性は度外視だ……これ以上は想像の限界なのでな。
もし本当に二作目が実現するならば……果たして貴様たちは、次はどのような「LIVE A LIVE」を望む?

387 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/14(Sun) 20:01
俺も考えた

ネット編

オタクがネットの掲示板で魔王オディオとレスバトルで戦う

388 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/15(Mon) 16:24
まぁ勇者が必ずしも優遇はされないから。ある小説だと自分達から召喚しておいて容姿が醜いと言う理由だけで仲間もなく。
結局魔王を倒しても女王から民に至るまでまともな感謝すらせずに送り出そうとした。

で、勇者は考えた・・・「自分達の世界の都合で呼んどいて、こいつら何様?」と。
そもそも自立心の高さとそれに伴う高い実力を持った勇者にすれば見た目を優先し他人任せの国など存在意義が見えない。元の世界に帰る為に手を貸したがそれ以上も以下もない。

結局は勇者を送り返すと同時に彼が抑えていた千年に一度の大噴火と疫病が王都を直撃、女王は王都ごと灰になるって言うね・・・。

389 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/15(Mon) 18:27
リメイク版で偽魔王が弱体化したらしいけど、それでストレイボウの行動も統合性がましたかな?
偽魔王もかなり強かったのに一人でアリシアを助けに行って、本物の魔王が控えていたら、
普通に死ぬと考えが及ばなかったのかって思ってたけど、弱体化の度合い次第では(この程度の奴が影武者勤められるくらいの魔王なら)
一人でも勝てるかもとか思ったのかと説得力が出てきた気がする。リメイク前だと早く着きすぎて辛うじて勝ったプレイヤーとかだと、
ストレイボウはアリシア一人で助けに行くの無謀すぎとか思う人もいた気がする

390 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/16(Tue) 21:01
>387
………一度、己なりに想像してみたが………。
ハンドルネームが「魔王オディオ」というだけの顔も本名も分からぬ相手と、匿名性という安全圏の下で延々と掲示板でいがみ合い……
相手の粗を徹底的にあげつらい、十全で自身は正しく相手は間違っているとやり込めるべく、口汚く罵り合う不毛な争いに終始し……
たとえ勝った処で得られるのは一時的な自己満足のみで、第三者の立場の者達からはどちらも大して変わらぬ目糞鼻糞と引かれ……
結局…碌に相手にすべきでない、ただ軽蔑されるだけの鼻抓み者と見做されるだけだな。
彼奴等の如き"英雄"と比較するのも烏滸がましい……万人が称賛する程の確固たる"LIVE"を体現せし者とは程遠い、ただの愚者にしかなれぬ。
何と言うべきか……自分で想像してみたとはいえ、あまりにも莫迦莫迦しすぎて話にもならぬ。
ある意味、これも憎しみの温床と言えなくもないが……あまりにスケールが矮小過ぎて、"下らん"の一言に尽きる。

………これを遊戯にして、本心から楽しめる者がいるならば愚劣の極みだが……
"英雄"としても、"オディオ"としても……何ら選ぶ価値が見出せぬ………正直、願い下げだな。

>388
……そのある小説とやらについては与り知らぬが……ざっと聞いただけでも、虫唾が走る話だな。
仮に見た目が良ければ、その場合は手放しで理想の救世主と誉めそやし、都合の良い生贄としてしか価値を見出さないのは明白だ。
容姿は醜いが実力は有るからまだ利用価値はあると踏み……生きた"道具"としての価値しか見出しておらぬ。
これで実力もなければ即座にゴミとして"処分"し……また別世界からの召喚を繰り返す……そんな身勝手な醜悪ぶりが目に浮かぶ。
その"勇者"は容姿に恵まれなかったばかりに……碌に優遇されず、どれだけ貢献しようと称賛もされぬ憂き目を背負う羽目になった訳か。
もはや、ハッシュでなくとも……呼ばれた立場の勇者にすれば、人間嫌いにならざるを得ぬ。

―――最後は、もう平和になったから用済みとばかりに送り返した後に、大災害と疫病に見舞われ、女王諸共に王都とやらは滅亡、か………。
何かしらの反面教師の側面からの教訓譚として、出てきそうな噺だ。
優遇云々は、「行動を以って明確な実績や貢献を打ち立ててこそ」という面もあろうが……実際に打ち立てても尚評価もされぬのでは、守る意義など見出せぬな。

……その"勇者"はその後、人間に愛想を尽かしたのか、それでも信じる事を諦めずに信念を貫いたのか……少々気にはなる処だ。

>389
あいつが、反論の余地もない程の功績を挙げて見返すべく、一人でアリシアを救出に向かうとすれば、という事か?
確かに……リメイク版の偽魔王は弱体化した故、ストレイボウ(&私)にもある程度出番がある。
SFC版だと碌にダメージも与えられず…ハッシュのデストレイルの時間稼ぎの為の盾役でしかなかったからな。
それでも……弱体化した偽の魔王とはいえ、相当鍛えていない限りは、強いことに変わりはない。
私、ウラヌス、ハッシュを加えた4人がかりで、やっと倒せた程だからな……。
それ故、あいつ一人で手柄を上げようと挑んだ処で、打倒出来るかは大いに疑問だ……。
それこそ、反撃専用だが最強技の「ブラックアビス」まで修得せねば、あいつに勝機は無いように思える。

……まあ、それ以前に……魔王山に入るには、勇者の墓に埋められた「ブライオン」が必要不可欠だ。
それを知るのはハッシュ本人のみの上……世捨て人になったハッシュの協力を快く得られるとは、とても思えぬ。

手柄に逸ったあいつ一人での魔王打倒&アリシア救出というのは……どうにも無理筋だと私は考えるな………。

391 名前:389 投稿日:2023/05/16(Tue) 21:38
すいません分かりづらい発言をしてしまいました。
偽魔王を倒した後ストレイボウが、魔王像の秘密に気づいて、他のメンバーをだまして、
一人でアリシアを救おうとした時の行動に関して、結局魔王はいなかったけど、もしも本物の魔王がいたら、
ストレイボウはどうする気だったんだろうって考えてました。リメイク前だと偽魔王も強いのに、
その偽魔王も雑魚呼ばわりさせるほどの本物の魔王がいたら他のメンバーをだまして返しても一人では、
どうにもならなかったと思っていたので。
それでリメイクだと偽魔王が、弱体化したらしいので、ストレイボウも本物の魔王が仮にいても、
一人でも勝てると考えてああいう行動にでたのかもと

392 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/17(Wed) 20:38
>391(389)
ふむ……そういう内容だったか……私こそ失礼した。
偽魔王の強さ次第で……隠し通路に気付き、私とウラヌスを欺いてからのあいつの単独行動が無謀か、妥当かに印象が分かれるという訳か。
もし本物が後に控えていると仮定すれば……確かに、SFC版だと「偽者でさえこんな強さならば、本物はもっと強大」と考え……
一方のリメイク版だと、「この程度の偽物に騙らせるならば、本物など如何ほどのものか」と考える可能性はあるだろう。

尤も、あの時のあいつは…私を出し抜いた歓喜と共に、早く自分の手でアリシアを救おうという焦燥に駆られる余り、本物の存在までは念頭になかったのか……。
或いは、頭の切れるあいつなりに、本物がいる可能性はまず無いと確信していたのか……。
どちらにせよ……結果的にあいつは賭けに勝ち、長年の友情と信頼を捨ててでも、悲願を果たしたという訳だ。

………貴様の言うように、もし本物が奥に控えていたならば……果たしてあいつは如何していただろうか。
独りで打倒せんと挑んだのか……今は勝ち目が無いと踏み、一時撤退して仕切り直したのか……
これについては、あいつからの返答も気になる処だな………。

393 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/18(Thu) 11:43
人生において一番注意しなければならない事、
それは「わざわざ “敵” を作るようなマネはしない」に尽きる!
それは学生・大人だけではなく、人付き合いが始まる子供時代からと言ってもいい。

394 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/18(Thu) 18:46
もしも魔王山の像の中に、原作のボスたちとは違って、いくら魔王になったとはいえ、こんな屑に力貸したくない。
と思う様な奴が混じっていたら自分はどうすると思いますか? 仮に力を貸すことにした場合でもその像の事情読み取ったら、
明らかに悪行を働きすぎた自業自得で負けてて擁護できなかったら他の像を助ける時と違ってその像の言い分を肯定するような、
セリフなしの無言になったりするかもとか思いますか?

ここまで書いてい思ったけど、ストレイボウもオクト・ア・ライブコラボで魔王になってたから、
同じ立場になったらどうするか気になります

395 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/18(Thu) 21:09
心山拳を学べば、"心"が強くなる!

396 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/19(Fri) 23:38
>393
ふむ……何事もなく、ただ平穏に日々を過ごしたいならば、誰しもそう考える事だろう。
普段の性格や日頃の行ないが災いし、結果的に敵を作る者は自業自得と謂うべきだが……
余程好戦的でもない限り、進んで敵を作ろうなどと考える者はいなかろう。

―――ただ、たとえ如何に望まずとも……向こうから立ちはだかる、或いは現れる敵は…直接・間接問わず必ずいる。
何故ならば、同じ人間でも……考え方・思想・価値観・立場・利害等が違うが為に、自身の意に添わぬ存在は必ず現れるからだ。
それ故に、人間同士が憎み合い、相争うのは……宿命的な"業"とも言える。
それでなくとも、学生・大人どころか子供の頃でさえ……気に喰わない・鼻に着く等の些末な理由で苛めてくる"敵"というのは、貴様たちの世界でも良く聞く話だろう?
即ち、人間の歴史とは良くて競争……よりはっきり言えば、戦争の歴史でもある……貴様たちの生活を支える身近なものも全て、元を辿れば戦争から生み出されたものから派生した物だ。
人間とは相争うことでこそ文明を発展させ……その積み重ねの上で歴史を成り立たせてきたのだ。

―――どれだけ否定しようとも……「人間の敵は人間という"真実"」は、決して覆らぬ……。
何とも……因果で……愚かで……度し難きものよ。 人間という存在は―――――。

>394
オディオの力を貸すに値せぬ屑か……。
強いて上げるならば……大した実力も信念も持たぬ、ただ自己愛や我欲が強いという"だけ"のつまらぬ俗物だろうな。
それぞれ己が在り方を貫く英雄と対になる存在の、こちらも己が在り方を全うせんとし、且つそれ故に何かしらの憎しみを抱く"オディオ"であり……
また、敗北してしまったが為に悪と断定されてしまったからこそ……力を貸すに値する。
魔王山に流れ着き、像となった者の軌跡をオディオの力を通じて視た際……余りにも下らぬ内容ならば……私ですら肯定できぬ。
無言の放置なぞ生温い。視界にも入らぬよう、はるか底へ叩き落とすのみよ………所詮、そんな者の抱いた憎しみなぞ、底が知れるからな……。

―――尤も、それ以前に―――。
そんな取るに足らぬ屑如きに……魔王山に選ばれる程の、強大なる憎しみを抱けるとは到底思えぬ。
選ばれるには、選ばれるだけの相応の理由がある……我らの憎しみとは……決して緩くも、軽くもないのだッ!

………まあ、それはさておき……貴様が言うように、オクト・ア・ライブでは「オディオ・S」となるあいつは………
私と違い、どんな「魔王オディオ」を貫くのだろうか………私も一つ、あいつから聞かせて貰いたいものだ。

>395
………よもやそれは、今代の心山拳師範による、弟子獲得の為の宣伝文句か?
まあ、「肉体よりも心の強さに重きを置く」を信条とする以上……虚偽も誇張も無いのだろう。
それを忘れぬ限り……どこまでも強くなれるという訳か。

―――尤も、それもいつの時代まで続くものやら。
心山拳含め……元々拳法とは、何かしらの理由や経緯があって"敵"が現れ、それに対抗するべく数々の技が編み出されたのであろう。
だが、歴史の中の一時期とはいえ……やがて打倒すべき"敵"がいなくなった刻……果たして拳法の存在意義は何処に向かうのか。
心山拳とて、戦乱の時代ならば兎も角……太平の世においては必要とされなくなったからこそ、衰退の危機に瀕した筈だ。
その場合、強力な技や奥義を学ぶ必要性まで徐々に失われていくのは……必然と言える。
たとえ時代の流れの中でかろうじて残ったとて……伝承者の本意とも大きく掛け離れた……謂わば形骸化の形での、表層的な「心の強さ」が謳われるだけになるのだろう。
貴様たちの世界の「太極拳」なる健康舞踏も……且つての姿とは見る影もなく変わり果てたのではないかと見受けられる。

―――師父より受け継ぎし心山拳が、いつしか後世の時代では……自分達の想いに反した形に落ちぶれ果てていったとしても………
それでも尚、心の強さを説く事が出来るのか? 心山拳師範よ―――――。

397 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/20(Sat) 18:42
>>366で書いた設定でアリシアが魔王に母親の腹にいた時に攫われた設定を使ってSS書く人たちの中には、
アリシアが悪いんじゃなくて、本人に責任のないところで先代魔王に何かされていたって感じで書く人も多かったみたいです。
もう消えてしまったSSも多いらしいけど、オクト・ア・ライブの動画見たら、この設定でSS書いていた人達の考えが正しく思えてきました

398 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/20(Sat) 20:33
あの闘技大会は八百長だったに違いない!

399 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/21(Sun) 16:55
>397
ふむ……それは即ち………。
あくまで推測とはいえ……先代の魔王が、攫った母君の胎内にいるアリシアに、何かしらの邪悪な術を施していた可能性もあったという訳か。
先代魔王の目的は未だ不明だが……少なくとも、ルクレチアに害を為さんとする事には間違いなかろう。
たとえハッシュによって倒されようとも……それでも災いの種は消えず、私たちの時代において"破滅"という名の芽を、吹かせたという事だろうか。
………だとすれば、その目論見は見事に成功した。アリシア本人ではなくとも、結果的に"私"という新たな魔王を誕生させ、間接的に破滅を実現させたのだからな………。

―――無論、アリシア本人には自覚も、まして責任もないが………。
別の世界線とはいえ……「オクト・ア・ライブ」の方の彼女は、武闘大会の優勝者の婚約者になる事は、自身の意思で選んだ未来ではなく……
最初から自身の道を定められているという……つまりは、「自分が今いるこの世界は、自身が望んだ世界ではない」という苦悩・絶望を抱いていた。
「ルクレチア王国の王女」として生まれた時点で……常にその立場として生きていかねばならないという"不自由"を、運命付けられていた。
そうした、"心の闇"を抱いていたが為に、あの一連の流れに至る訳だが……もしも、私の世界の彼女も、同様の闇を抱いていたのだとすれば………
本当は……極端な話、どんな形でもいいからそんな呪縛から解放されたいという願望を、秘めていたのだとすれば………。

………先に救いに来たストレイボウが、私への嫉妬と劣等感という心の闇を抱いていた事に同情・共感した事に加え……
仮に父君がストレイボウの奸計で殺されようとも望む処であり……寧ろ、王女という呪縛を押し付けてきた父から"解放"してくれ、感謝すらしていたという可能性も………あったのか。
………そんな、恩人のストレイボウを私に殺された絶望と悲しみ……そして、私への憎しみで膨れ上がった負の感情が………
先代魔王に施されていた術とシンクロし……私を徹底的に絶望に叩き落とす、駄目押しの自害を彼女に為させたというのだろうか………。

………あくまで推測として、ここまで考えてはみたが……我ながら、あまりにも遠大で途方もない話だ。
私たちの物語(中世編)はあまりにも描写不足故に、考察の余地が多岐に渡る……キリがないので、今回はここまでとさせて貰おう。

>398
ほう………如何なる根拠を以ってそう断言するのだ。
ルクレチア王国が国を挙げて定期的に開催する武闘大会は、必ず王と姫の御前で行われた。
"武"を重んじ、尊重するという気風があった以上……そんな八百長を謀った事が発覚しようものなら、王国や王族への侮辱及び不敬罪として、即刻斬首刑に処される。
私が準決勝戦で戦ったならず者は堂々と毒を使ってきたが………あれは勝つ為なら手段は選ばぬと考えた愚か者だろうな。
本来はあの時点で反則だったが……わざわざギロチン台に連れていくまでもなく、寧ろ、私の手で堂々と卑劣漢を倒すという形で刑を下す機会と捉え、遠慮なく斬ったまで。

―――まあ、あんな手合いなぞどうでも良い。
もし貴様が、私とストレイボウの戦いの事を言っているならば……私達への侮辱と見做すぞ?
何としても正々堂々と私を超えようとしたストレイボウと……そんなストレイボウに真摯に応えるべく、全力で臨んだ私へのな。
手加減は無論、まして八百長など………あらゆるものへの最大級の侮辱に他ならぬ。
結果的には今の様に至ってしまったが………それとこれとは話は別だ。

―――さて、もう一度聞かせて貰おう。
貴様は如何なる根拠を以って……そう、断言するのだッ!

400 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/21(Sun) 20:13
魔王様の力で中世の世界の人間を抹殺しましょう

401 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/22(Mon) 09:02
もし読心術が出来るなら貴方の心の闇を覗きたい。

402 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/23(Tue) 21:53
>400
くくく………折角の進言だが、それは聞き入れられぬ。
何故ならば……もう既に終わっているからだ。
私の持っているルクレチアの地図(リメイク版)を見るがいい。魔王山以外のあらゆる処が血に汚れていよう?
つまりは……"そういうこと"だ。もはやこのルクレチアは、遥か昔から我が力で支配する絶望の世界だ。
その言葉は……あまりにも"遅い"の一言に尽きるな。

………あと、貴様は誰だ?
私はオディオの力で造り上げし……誘った英雄を見つけ次第襲うよう、殺戮本能のみ植え付けた"魔物"は持てど……
貴様のように、自らの意志を持って進言をしてくる"側近"などを持った覚えはない。
―――よもや私に取り入り、この世への復讐を間接的に果たさんとする破滅願望を抱く、私への信奉者の類か?
ならば要らぬ世話だ……。わざわざ貴様に言われずとも、このルクレチアのみならず……あらゆる時代・あらゆる次元の世界の人間を滅ぼし尽くす心算だ。
無論、その対象には貴様も含まれる………滅す対象の人間などに指図されること自体、甚だ不愉快だ。

………だが、偶然ながら貴様は400を取った。本来ならば不機嫌に任せて滅しても良いのだが……特別に選択権を与えてやる。
今すぐ速やかに失せるか……それとも「敬愛する魔王様に直々に滅ぼされる」光栄に浴するか………どちらか選べ。

>401
ほう………それは如何なる魂胆あっての事だ。
まさか「私を救う為」などと言う世迷言は吹くまい。となると……単なる好奇心か。
"勇者"から"魔王"に堕し……"人間"から"化物"に墜ち果てた私が如何なる心の闇を持つか、ただ知りたいが為か?
ふん……いずれにせよ、随分見くびられたものだな。貴様などに軽々しく覗かせてやるほど、安くはない。

以前に述べたが……かの"怒りにより勇気を得し術士"は英雄の資質持つ者故、特別に覗かせても構わぬと答えたまで。
翻って貴様はどうだ? 仮に私の心の闇を覗けたとして……それで如何するという? 何が出来るという?
どの闇よりも深き闇と、絶えること無き憎悪の悍ましさにただ恐れ戦き、悲鳴を上げて醜態を晒すのが妥当だ。
それとも……覗いても尚、眼を背けずに直視できる強靭な精神と覚悟が……貴様にはあるとでも?

―――さあ、答えるがいい。
貴様は如何なる心算で……私の心の闇を、覗きたいというのだッ!
返答次第では……それなりの末路は覚悟するがいい………!

403 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/23(Tue) 22:29
勇者オルステッドの変わり果てた姿を見て
私たちが何を思うか考えてみたまえよ

君は勇者だったんだーーーーーーーー!!

404 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/25(Thu) 08:12
(四本の角を持つ、黒い山羊の魔物が闊歩している)
・・・!
(オディオの殺気に当てられたのか、身を翻し逃走)

405 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/25(Thu) 21:08
>403
………ほう、そうか。
かつては"勇者"と持て囃されていた私が、"魔王"に変わり果てた事に…‥そんなに驚愕したか。
ルクレチア王国と民を護ると剣に誓っておきながら……最後にはその王国を滅ぼし、民を皆殺しにした私が、そんなに衝撃的か。
ふっ……かつてを知る者は無論……もしも私を初めて見る者がいるならば………
この私が、かつては「勇者」と称されていたなぞ………想像も出来ぬであろうな。

―――だが、それが何だというのだ。
身勝手な奴らが都合よく創り上げた"勇者"という偶像に、散々祀り上げておきながら……
今度は……本来何処にもいはしない"魔王"と勝手に見做した以上……お望み通り魔王となって滅ぼしてやったまで。
全ては奴らが思い描いたが故の、当然の末路よ………守る価値も、救いようもない愚かな奴等の為の「勇者」なぞ、願い下げだ。
幸福も安穏も奴等には過ぎたもの………奴等には、滅びこそが相応しい。

―――――もはや私が「勇者」などと呼ばれることは、決して無い………決して、な。

>404
………何やら私の息の掛からぬ、見慣れぬ魔物が入り込んだようだが………
外見からして、「シュブ=ニグラス」辺りの末裔か……或いは、四本角のジャコブ羊が魔物化した類のものか?
目的は不明だが……推察するに、他の魔王の配下として威力偵察にでも赴いたか、単に縄張りや餌の確保にでも来たのだろうか。
これまで酔狂な愚か者が自ら入り込んだことはあったが……魔物とはまた珍しいものだ。

………まあ、私から伝えるべき事は一つ。
もしも、私の造った魔物を襲う等、邪魔立てするならば……容赦はせぬ。
だが、単に縄張りや餌の確保等での様子見程度ならば……他を当たれ。
さあ………どうだッ!!(殺気を飛ばす)

―――――ふむ、退いたか。
逃げるならばそれで結構………むやみやたらと益体も無き殺生は好まぬ。
生きる為ではなく、単に物珍しいもの欲しさや余興などの理由で狩りをする愚かな人間共とは………私は違うからな。

406 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/25(Thu) 22:53
一番弱い主人公はあいつだね?

407 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/26(Fri) 00:10
魔王になった以上好きな人間なんかいないかもしれないけど、
嫌悪や憎悪が少ないタイプの人間ってどんな人ですか?
やっぱり魔王山に呼び寄せて倒す価値があるぐらいの善良な英傑かな?

408 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/27(Sat) 18:22
>406
………それは誰を指して聞いているのだ?
何かしらの手掛かりを明示せぬ以上……こちらの判断で選ばざるを得ないぞ。
尤も、SFC版で言うならば……アキラと答えるのが妥当だろうな。
知力依存の各超能力技は溜め時間を要する上、他の者の技に比べると攻撃力が足りぬ。
昔からのプレイヤーならば知っての通り、溜め無しで安定したダメージが与えられる初期技の「ローキック」が最強技などと揶揄される有様だ…。
能力低下技や回復技もあるが……能力低下の方は、より使い勝手の良い通打や旋牙連山拳……
回復技の方は、広範囲+石化・麻痺・手固め・足固めを治療するハイスピードオペがある故……サポート役としても見劣りしてしまう。

………そんな経緯もあったが為に、リメイク版のアキラは大幅に強化された。
各超能力技の溜め自体はあるが……SFC版に比べれば遥かに発動させ易くなった上、様々な強化の恩恵を授かっている。
特にホーリーイメージは、ダメージ自体は少ないが広範囲の敵に石化、酔い、眠り、麻痺、毒、腕固め、足固めの追加効果を与え……
更に各能力値を大きく下げ…旨く嵌れば敵を、碌に移動も攻撃も出来ぬ"無防備状態"にしてしまうという…名実共に彼奴の最強技と称しても過言ではない。
ピュアオディオ時の私でさえ……今やあの技は脅威の一言に尽きる。
最早……一番弱いとは言えぬであろう。

―――とは言え……アキラ含め、どの主人公も長所があれば短所もある。
たとえ、相対的に見て一番弱い者がいるとしても……どの者も決して侮れぬ敵である事だけは確かだと、言わせて貰うとしよう……。

>407
人間とは憎むべき存在であることは前提としても……まだ嫌悪や憎悪が比較的少ないタイプの人間、か。
私の世界で言うなれば……ハッシュとウラヌスに対してだけは、やはり厭悪の念を抱けぬ。
たとえ如何なる理不尽な目に遭おうとも……ただ己の信ずる矜持を貫くべく、最期まで諦めずに…その生き様を全うしたのだからな……。

………一方、私の世界に呼び寄せ、真実を教えるに値する…貴様が言う処の"善良な英傑"達の中では……サンダウンを挙げる。
知っての通り、かつては西部中に名を轟かせた名保安官でありながら……その強さ故に無法者共を引き寄せてしまい……
結果的に、守るべき町の治安を悪化させ…守るべき者達を危険に晒すという"皮肉なジレンマ"を作ってしまった。
当初は町の者達から慕われていた筈が……やがて、厄介事を招く疫病神として煙たがられるようになっていった過程が…ありありと目に浮かぶ。
それ故、保安官バッジを外し、町を離れ……自ら賞金首となって死に場所を求め、荒野をさすらう孤高のガンマンになった。
守るべく強くなった筈が、その守った者達に疎まれ、結果的に追放されるという……人の世の無常さ・理不尽を身を持って味わった立場でありながら………
それでも彼奴は…‥薄情な者達を恨みも、憎みもせず……放浪の中でも己を貫き続けている。
無理やり呼び寄せたこの私の言葉に対しても、激昂も反論もせず……「お前の言う通りかもしれん…」と、一定の理解を示す程の器量を持ち合わせている。

守った結果、都合よく頼るべき存在と持て囃す者達に愛想を尽かし、自ら世捨て人となったハッシュとは対比的と言えるが……
仮に二人が邂逅を遂げたとするならば……然程の言葉を要せず、意気投合していたのやもしれぬな………。

409 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/28(Sun) 17:34
他社のシリーズになっている吸血鬼討伐のアクションゲームで、その中に一つだけ、
明らかに中世編の影響受けていると感じられるのがあったけど、
そのゲームの内容だとオルステッドと似たタイプの主人公が、
魔王みたいな吸血鬼に攫われた婚約者を助けに行くという内容でした。
最終的には主人公が最後まで自分を愛してくれた婚約者を介錯する形で殺害して、
その恋人のこういう悲劇をもう起こさないでという最後の願いを叶えるために吸血鬼を倒したら、
全部仕組んだのがストレイボウと似たところが幾つかある親友が全て仕組んでいたことが分かるという。
その親友がそういう行動に出た理由は、神に尽くしてきたのに嫁さんを病死させた神が憎くて、
吸血鬼に転生して永遠に神を呪い続けたいから、吸血鬼を親友に倒させてその吸血鬼の魂を奪って吸血鬼に転生するためだった。
その親友は後のシリーズ見たら普通に魔王山に像が出る条件満たしているかもしれないけど、オルステッドは相当嫌悪抱きそうだし、
魔王になったのがストレイボウでも、”俺よりはるかに恵まれた立場にいたくせに、何の恨みもない友達を嵌めるとかふざけんな!”ってなりそう

410 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/29(Mon) 09:09
オルステッドにあってストレイボウに無かったのは
実力や才能ではなく、正しい評価しょうか?
きちんと能力を認められていれば、魔王山で狂気に飲まれることはなかったかもしれないですね。

411 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/29(Mon) 21:13
>409
その某遊戯のシリーズについても詳しくは存じぬ故……物語を一通り確認してみた。
ただ、その遊戯のシリーズの悪役にして"顔"とも言える吸血鬼伯爵は、どうも作品によって設定が多岐に分かれる模様の故、貴様の言う内容に該当する作品に限定して述べるならば……。
主人公とその親友が共に騎士団に属し、それぞれ違う得意分野で本領を発揮して活躍し、勇名を馳せていたらしいな。
タイプもそれぞれ私とあいつに似通っているが、互いに心から認め合う親友同士であり…自他共にも評価されていた点は異なるようだ。
だがその後……貴様が説明するように、信じた神への愛が憎しみに反転し、自然の摂理に背いてでも永遠に神を呪うべく……吸血鬼となることで人を辞めた訳か。
それ以来、主人公の末裔と、後世において何度も復活を果たす吸血鬼伯爵との、因縁の戦いの歴史が始まる模様だが……後世の物語の方はさておき……。

愛する妻が病死したという点には多少なりとも同情の余地はあるのだろうが……
それで神を信じられなくなったのならば棄教し……属してきた教会とも袂を分かつに留めるのが筋というもの。
そもそも、何も恨みもない主人公を嵌めた挙句、主人公の婚約者すらも間接的に死に追い遣っている辺りは、到底肯定できぬ。
その者も"憎しみ"抱きし者ではあるが……たとえ魔王山が選んだとしても……私個人としては、力を貸してやろうとは思えぬな……。

―――だが、自覚は無きにせよ……仮に"憎しみ"という力をあちらからくれるならば……くれる分には利用させて貰う。
後世では人間の絶滅を野望に抱くようだが……ならばお望み通り、その世界は私の手で実現させてやろう。
力を与えてくれたほんの御礼だ……尤も、人間だけでなく、"元人間"であったその者も、消滅させてくれるまでだがな―――。

>410
………そう………その通り、だ。
今まで何度も述べてはきた事だが……私ばかりが過大に評価され……あいつは全くと言っていい程、正当に評価されなかった。
腕力・体力面に優れ、武に長けていた私は……ただそれだけで性格や人格等、あらゆる面で全肯定されんばかりの扱いだった。
一方、頭脳面に優れ、魔術に長けていたあいつは……築いた功績や貢献は間違いなくありながら……全否定されんばかりの冷遇を常に受けていた。
私を除いた唯一の例外はルクレチア王だったが……それでも、あいつへの偏見や風当たりは払拭出来るものではなかった。
魔王山からの帰還時、同行したあいつがいなくなっても……あいつ個人ではなく、「王国の優秀な魔道士が失われた」という認識すら、王を除いて誰もしなかった。
それほどまでに、ルクレチア王国の"空気"というのは歪んでいた……それ故、あいつが愛想を尽かし、捨てたのも止むを得ない処だろう……。

………だが、それ以前に………。
ルクレチアの空気だけでなく……私自身も、あいつと腹を割って本心を打ち明け合うべきであった。
少なくとも、かつては親友同士であった以上……何かを切っ掛けにして、そうすべきであった。
あいつの卑劣な裏切り自体は決して赦さずとも………過去のいずれかの時期に、本心を率直に語り合っていれば……と、未だに幾度も後悔する。

――――ふっ、もはや全ては遅すぎたのだ。
やろうと思えば何時でも出来たのにせず……やらねばならぬのにやらなかった………そのツケが今に至ったという事、だ。

412 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/05/30(Tue) 19:19
オレも魔王オディオになる!オレの怒りが、憎悪が、妬みが、とまらねぇ

413 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/05/30(Tue) 22:38
久しぶりだな!魔法の研究と修行で忙しくあまり来られないのが
ネックだな。じゃあ、今日も答えて行くぜ!

>>270
あぁ、そうだ。中世編のサブタイトルを見れば分かるだろうが。
どんなに皆から頼りにされている勇者様でも、堕ちちまうんだよ。
俺も少し間違っていたら魔王山に漂う憎しみに取り込まれて魔王化していたんだよな。
とは言っても、俺の場合はアリシアが俺の気持ちを、敗れ続ける者の苦しみを
理解してくれたから踏みとどまったんだ。
最近のコラボ作品では俺が魔王化したオディオ・Sなんてもんが出て来ちまって
いるんだよな。所謂外伝的な話だろうが胸糞悪ィぜ!

>>271
どっちもお断りだね。俺は体を使って戦うのは得意じゃないんだ。
その代わり魔法の知識があるからな。
魔法使いは魔法使いらしく戦うのが性に合っている。
その森部のじーさんとやらに弟子入りしたらかなり過酷な修行を課せられ
そうだな。おそらく老師も同じで、くたくたになって床で寝ちまう程
武術を叩きこまれそうだ。何?どちらか一つを選ばないと出られない部屋、だと?
そんなご都合主義全開の部屋があるかよ!
こんな部屋に居られるか、俺は一人ででも部屋から出るぞ!

>>277
確かにそうだぜ、逆に一片の悔いすらなく人生を生きた人間って
そんなに多くは無いと俺は勝手に思っているがどうなんだ?
後悔か……、俺は自分の行いに悔いは無いが心のダンジョンでは俺のせいなのか、と
言ってしまうんだよな……。
人間ってのはな、そう簡単に悔いを無くせないんだよ。
ああすれば良かった、こうすれば良かったと日々悩むもんなんだ。
それは避けて通れねぇし、むしろその悩みとどう同居して行くかが大事なんだよ!

>>278
キューブは丸っこくて女子供からの人気が高いからな。
それに珈琲を運んでくれる所から、お前が癒しキャラ?と尋ねるのも
普通の流れだな。
俺は癒しキャラだと思うぜ。ロボットだが小動物のような愛嬌と人に
寄り添う可愛らしさがある。
きっとダース伍長も、最初は嫌っていたキューブに最終的に心を
開くようになったのは、キューブに癒しを感じたせいかもしれないな。

>>280
この、クソ野郎!!!俺を侮辱したなッ!?
しかもオルステッドまでディスりやがって、オディオも言ってたが
お前が同じ境遇に放り込まれたら、そしてそんな風に軽々しく詰られたら
どう思うか考えてみろッ!
にしても、へなちょこ魔法使い……誰がへなちょこだってんだ!
俺はこれでもルクレチアでは一番の(と自負している)魔法の使い手なんだぞ!
それでも、オルステッドには二回とも勝てなかったけどよ……。
魔法使いの矜持はしっかりあるんだ、馬鹿にする事は許さねェぜ!

414 名前: ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/05/30(Tue) 22:42
レス番号の順番に答えてるからよ、魔王オディオへの返信は次まで待ってくれ。

>>282
おぼろ丸と言うと幕末編のか。
SFC版限定で言うとまず足が速い事だな。二倍か三倍かは忘れたが
最終編でのおぼろ丸は常にダッシュモードで歩く。
それと手裏剣の技が汎用性が高くて、使いやすい所だ。
他にも強い術や技があって戦闘面では仲間から随分と頼りにされているようだな。
おまけに忍者ってのは、諜報が得意なんだろ?
戦時においてが諜報活動は大事だからな。敵陣を攪乱、弱点を探るのには打ってつけだ。
逆におぼろ丸の弱点って何だ?あまり思いつかないぜ。

>>283
俺は常に劣等感を抱えて来た。
それが最後に爆発して……と、お前が言っているのは『自分すら気づかぬ内に』
と言う事か?
自覚があっても、自覚が無くても人間は日々鬱憤を溜めるもんだからな。
俺は、一応は自覚があったが上手く隠して生きて来た。
王城や民から理不尽な目で見られていた事にいらいらしながらな。

>>287
お得感満載って奴だな。そのゲームのタイトルはライブ・ア・ライブだろ?
今まで無かったオムニバス的な世界が広がる作品だからな。
原始編なんかも、今までになかったアイディアだと思うったぜ。
それと凄いと思ったのが、七つの世界の物語のキャラクターデザインが
一人一人違う漫画家に頼んで描いて貰った所だ。
リメイク版は、一人の絵師が描いて居て統一されているが、
昔のは漫画家と漫画家の個性がぶつかりあい、良い感じに一つの世界が
確立していたな。>>287よ、お前が一番好きなシナリオはどれだ?

>>289
奴と言うと、超能力を扱う小僧か?
けッ!ご免だぜ。人の心を読むって事はなぁ、
プライバシーを覗くって事なんだよ。
そう簡単に読まれてたまるかよ。でもな、俺は既に
一度読まれてしまってんだ。心のダンジョンに放り込まれた奴らは
喋る事が出来ない。その代わりアキラの超能力でだけ心の声を
聞く事が出来る。全くよ……俺らにプライバシーなんて無かったんだよ。

>>295
心のオアシスか。俺はどのシナリオも好きだが一つ挙げるとすれば、そうだな。
原始編は魔王オディオが既に挙げてるから俺は『西部編』と答えよう。
特に、サンダウン・キットが酒場でミルクを突き付けられた所や
『アミーゴ』と言いながら作戦を手伝ってくれるマラカス振りの
三人が良い味出してるよな。それに西部編は、簡単に終わるから
サクッとプレイしたい時に打ってつけなんだ。
最後が大団円で終わる所もポイント高いぜ。

415 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/05/31(Wed) 20:56
>412
ほう……貴様も「魔王オディオ」になるというか。
魔王になる以上は……さぞかし膨大なる憎しみを抱いていると見受ける。
憤怒も憎悪も嫉妬も止まらないとまで言い切るからには、そこまでの負の感情をぶつけるべき対象がいるのだろうな。

―――それで……貴様は一体、何に怒り…何を憎み…何を妬んでいる?
口で言うは易しだが……心身骨髄の全てに至るまでの、絶大なる負の感情でなければ……魔王足り得ぬぞ。
いつぞやにあいつが言ったことと似通うが……憎しみ含め、強き負の感情を抱き続けるという事は、想像以上に途方も無い程のエネルギーを要する。
そのエネルギーが臨界点に至った時にこそ……魔王と呼ばれる存在に生まれ変わる。
体現者の私が言うのだ……間違いはないというものよ。
半端な感情では魔王に成れぬばかりか……己が身も心も蝕み、単に自滅するだけの無為に終わる。
そこまでの覚悟があって……貴様は魔王オディオになると、本心から言っているのか?

私としてはどちらに転ぼうと知った処ではないが………答えを聞かせて貰うも一興か。
言葉ではなく、貴様自身の覚悟にな………さあ、強く強く念じ、自身の憤怒・憎悪・嫉妬に染まり切ってみるがいい。
貴様がめでたく魔王に成れるか……無様に自滅するか………とくと見せて貰おう。

416 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/01(Thu) 18:21
ストレイボウがああいう悪事に走ったのはどこまで本人のせいかはわからないけど、
仮に全部魔王山のせいだったなら、魔王山あるいは魔王を産もうとする意志は相当焦っていたのかも。
オルステッドが王になったら絶対にストレイボウを重用しただろうし、
周りからバカにされなくなるくらいの手柄を立てる機会も増えて、
彼が重く用いられればルクレチアの民の考える力が増すかもしれないし。
あの中世編の事件は魔王を生み出しやすい、環境が壊れてしまう前の最後の大勝負だったのかも

417 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/01(Thu) 21:38
勇者が聖人でなくてはならない理由なんてない

勇者兼魔王の兼業でもいいはずだ

418 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/02(Fri) 20:27
>416
魔王と魔王山の謎については、昔から私の世界では諸説あるが……より深く研究された内容の文献等が残されていなかった。
ただ…以前にも何度か触れた、"あるサイト"では………
「魔王山そのものが真の"魔王"」「魔王山頂点に存在する魔王像は「憎しみ」等の負の感情を増幅して力にするもの」
「ストレイボウやアリシアは、それぞれ負の感情を増幅され、狂わされるという形で魔王像に操られた」
等々の説が語られている。無論、確証がない以上、いずれも推測の域を出ないものではあるが………たとえ全てが正しいとまでは行かずとも、私としては有力と思える。
この説で行くと、魔王山自体が意思を持ち……入った者の負の感情を増幅させることで、魔王にする力があるのではないかと考える。
ただ、偽魔王は……恐らくは、強さも格も、魔王に足り得る程の器ではなかったのであろう。
だから"魔王山"は、次の新たなる魔王を生み出すべく、今度はストレイボウに目を付けた……という事だろうか。
もしあの時、ストレイボウが操られることもなく、素直に隠し通路を打ち明けていれば……滞りなくアリシア救出と凱旋は果たせていただろうからな。
そうして、文句の付けようの無き功績を掲げていれば……私は新国王として玉座に就いていたのは確実だ。
無論、ストレイボウについても……たとえ多くの見る目なき連中が反発しようが……今まで冷遇されてきた分、私は重用するつもりだった。
そして、武の強さだけでなく……魔術含めあらゆるものの利点・有用性等も認められていくよう、あいつを中心に国全体の意識や環境面の改革にも着手していったことだろう。

―――――結局、そんなバラ色の未来が実現しなかったのは……言うまでもあるまい。
あの時……ストレイボウは負の感情を爆発させ、あの「ルクレチアの悲劇」の引き金を引いた。
そのストレイボウが私に返り討ちに遭い、次はアリシアが悲嘆と絶望に暮れ……私を絶望の奈落に落とす、駄目押しの自害を遂げた。
その結果………私は全てに絶望し………"魔王オディオ"へと、堕ち果てた………。

―――もしも、魔王山に……魔王を生み出そうという思惑があって、あそこまで仕向けさせたのだとするならば……これ以上にない成果を上げた。
貴様が言う処の、最後の大勝負への賭けに勝ったのだ………"私"という、恐らくは史上最悪の魔王を誕生させられたのだからな―――――。

>417
勇者と言えども……人間であるのは当然だ。
それ故、必ずしも「勇者が聖人でなければならない理由も道理もない」という考えには反論の余地はない。
「英雄色を好む」の格言にもある通り……いついかなる時も"公明正大"、"清廉潔白"なる者など存在せぬからな。

―――――しかしだ。 それを踏まえたとしても………。
いくら何でも「勇者と魔王を兼業する者」など………流石にいなかろう。
ある意味、その器用さと厚顔ぶりは見上げたものではあるが……。
一方では人間側の希望として"勇者"と称えられ……もう一方では魔物側のホープとして"魔王"と畏怖されるなぞ……
これが同じ世界内ならば……どちらの味方も装い、最大最悪のマッチポンプで世界を愚弄する、とんだ食わせ者だ。
一方、もしも別々の世界において、それぞれ勇者と魔王を務めているのだとすれば……これも気に喰わぬ。
勇者にせよ魔王にせよ……それぞれの世界を、"自身の役割を愉しむ為の舞台"としか見做しておらぬ……。

斯様などっちつかずの者は……別の意味で、どの人間よりも憎しみの対象になるな……私にとっては。
人間の"LIVE"と"EVIL"のどちらを貫くでもなく……単に自身の都合で世界を弄んでいるだけの愚者なぞ………。
仮にそんな者が実際に貴様の世界にいたとして………果たして、貴様はそんな者を許せるのか?

419 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/04(Sun) 17:13
中世編で二回目に魔王山に行った時に女のボスが多いのはなんでだろうとか真面目に悩んだりしてました。
オルステッドは当時アリシアの事しか考えてなかったし、何より多分だけど、あの時は魔王山と繋がってない。
ストレイボウもそこまで、女を侍らせたいとか思ってたようには思えないし、やはりもともといた魔物だったのかな?

420 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/05(Mon) 20:42
>419
今度こそアリシアを救い出さんと再び挑みし時に立ちはだかった、あの女性型モンスター達か……。
どの者も手強かったが……特にフェミノフォビアには一番苦戦した。
単に強いというだけではなく……あの扇情的な外見に加え、煩悩を否が応でも刺激する攻撃で終始攻めてきた。
意志の弱い男ならば……忽ちにして骨抜きにされ、喰われること請け合いの魔性だった。
常に魔羅に響き、少しでも気を抜けば集中力を削がれる……何とも心身に悪い戦いであったな……。

………おっと、話が逸れたか。
あれらは……無論あの時の私では造りようも無かった上……一応あいつの名誉の為に言うならば………
ストレイボウが、自身の願望を具現化させて造ったというよりは……やはり元からいたものだろう。
あいつ自身がどう思っていたかは兎も角……あの時点では最も魔王に相応しき、強き負の感情と実力を持ち合わせていたのがあいつのみだった故……
―――「己よりも強き邪悪な者に従う」という、魔物達自身の暗黙の了解に従っていたように見受けられる。
尤も、実際に指示を受けていたのか……あいつの、「楽には進ません。じっくり苦しめてやる」等の思念なりを受けて、私の行く手を阻んだのかは……あいつのみぞ知る処だろう。

結局の処……あいつも唯一アリシアに懸想していた以上は……侍らせる目的というのは、どうにも考え難いな。

421 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/06(Tue) 21:54
恐竜に襲われたら生き残れる自信がない…

422 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/07(Wed) 10:30
魔王山の山頂でストレイボウが勝利していたら彼が勇者として称えられたでしょう。
いつまでも続くとは考えにくいですが…

423 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/07(Wed) 21:45
>421
……寧ろ、たとえ恐竜に襲われても生きのびる自信を持てる方が異様だと思うが……。
そもそも、クー族達がおーでぃーおーに生贄を捧げてきたのも、恐竜という、あまりにも強大な存在の脅威から集落を守るべく……
食欲を満たしてもらう事で襲われないよう、危うい均衡を保ち続けてきたのだろう。
この時点で彼らは、理不尽で強大な力を持つ存在には逆らわないという、謂わば"受動的な解決"を選んだ。
……その族長が、今まで尽くしてきたのに最後にはあっけなく食い殺されてしまうのは、"無常"の一言に尽きるがな。

………そんな、恐竜相手にすら立ち向かったのがポゴ達だ。
無論恐怖はあったろうが……それを抱きつつも果敢に挑んだ彼奴等は、ついに打倒することで生き延び、平穏と集落同士の和解をも勝ち取った。
クー族とは対照的に"能動的な解決"に動き、それを実現してのけたことで……"英雄"となった訳だ。

―――そんな、恐竜という強大な敵もいなくなり……人間の時代が幕を開けたというのに………
後世において今度は、強い者が弱い者を思いのままに蹂躙し、奪い、殺すという……
ある意味において、恐竜にも勝る"敵"が人間の中から出るというのは、皮肉という他ないな………。

>422
以前にも、あいつが勝ったと仮定しての後の展開について、己なりに想像して答えはしたが……。
どうにも、長年己を日陰に追い遣ってきたルクレチアに戻り、「称賛を得たい」とあいつが考えるとは思えぬ……。
尤も、もしあの後に戻ったとしても………

―――"魔王オルステッド"を倒し、見事アリシアを救い出した真の英雄として凱旋を果たし……そうしてアリシアを娶り、後継者になれたとしても……
元々人望が無く、正当な評価もされていなかったが為に……表面上は英雄と称えつつも、ルクレチアの誰しもが本心から納得しておらず……
まして、尊敬も慕ってもおらず……いざという時に担ぎ上げ、捨て石にする為の"生贄"にしてしまおうという様子が煤けて見え……
そうした、本当の意味で未だ評価されていない現実と身勝手な国民に対し、ストレイボウは次第に憎悪を抱き……国を破滅に追い遣る行動に出ていったように思える。
それをアリシアが許すか許さないかは……また別の話だな。

―――どの道、あのような負の感情に支配された形で欲望を満たす道を選んだ時点で……
あいつに、"希望に満ちた明るい未来"など……到底訪れる道理はないな………。

424 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/08(Thu) 22:00
オルステッドの髪型が好き
あれは主人公の髪型だ

425 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/09(Fri) 20:35
>424
………そうか。
髪型については……剣士の頃は余り見苦しくならないよう、最低限整えるようにはしていたが……
普段から、殊更外見を意識していた程ではなかった。
何分、剣の稽古や行軍等の訓練時や、頻繁ではないが遠征中は兜を被る時間が長かった故……それほど髪型に気を遣っていた自覚は無かった。
私にとっては、それ以上でも以下でもないが……これが主人公の髪型に相応しいとはな。
………そういえば、某"最終幻想5"なる別世界の主人公の風来坊も、色は違うが私によく似た髪型に見受けられる。
他にも、某"最終幻想7"の主人公の元兵士の男も、私よりは若干長いが金髪の"ツンツン頭"という辺りは似ていなくもない。

―――――待て。 そういえば、アキラの髪型も………
この辺りは意見の分かれる処だが……彼奴の髪型も、見方によっては私と似ているように思える。
………もしや、某□社にとって、何かしら「主人公然とした髪型の条件」なる決まり事でもあったのだろうか………。
単なる偶然の可能性もあるが……偶然がこうも重なると、何かしらの意図を感じざるを得ぬな………。

426 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/09(Fri) 21:31
サンダウン・キッドは銃を使うから最強のはずだ

427 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/10(Sat) 09:46
ルクレチアにある武具類は鎧や盾や剣など重装備品ばかりですね。
魔法使い向けの装備品はストレイボウやウラヌスの初期装備ぐらいか。

428 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/11(Sun) 16:54
>426
銃……私たちの時代の遥か先において、技術・文明の進化と共に生み出された武器か。
高速で鉛玉を発射させ、遠距離からでも殺傷力の高い威力を持つ故……剣などの近接用の武器より遥かに有利だ。
弾が消耗品である以上、補充出来なくなれば使えなくなるという弱点はあるが……それを上回るほどに利便性が高い。
あのタカハラですら「流石の俺も銃には敵わない」とまで言うほどだ……更に、サンダウンはその銃の名手ときた。
多彩な銃技を持つ上に、何より最終技の「ハリケンショット」は……命中率次第で最高威力を出す、私にとっても脅威の技だ。
それ故に、「サンダウン・キッドが最強」という意見が出る訳か………。

………だが、これに関して異論を言わせて貰うならば……。
確かに強い技を持つが……使い手の彼奴自身は体力が最も低い。
他の英雄達に比べ、打たれ弱いという欠点を持つ故に……防御力を特に上げておかねば、真っ先に倒れる。
それに……他の英雄達も、時に銃よりも有効性のある技を繰り出す場合がある。

それ故、「銃を使うから最強」という意見には……「そうとは限らない」と、言わせて貰うとしよう。

>427
ああ………その通りだ。
ルクレチアで見かける武具類は、どれも戦士向けの鎧・盾・剣等の重装備品だった。
今まで何度も述べてきたように……まさしく「近接戦闘による武こそが、勇猛果敢にして至高」という意識の顕れだ。
それだけに……「遠距離からの魔法などは邪道」とばかりに蔑ろにし、碌に魔道士用の装備は揃えてこなかった。
恐らく表の市場等での入手が叶わなかった以上……ストレイボウもウラヌスも、自力で調達したのだろう。

そうした、魔法に対する偏見を払拭し、不当な冷遇を解消させていくには、魔法による明確な実績を積む以上に………
ルクレチア自身も……長年の意識を改める必要があった。
先代魔王討伐という功績は、ハッシュ独りだけではなく……ウラヌスの存在も欠かせなかった筈だ。
にも関わらず……目の曇ったルクレチアの連中は、"勇者ハッシュの偉業"しか見なかった。
そんな、「武に優れた勇者に、他力本願に縋る」という自己本位な意識こそが……彼を人間嫌いにしてしまったのだ。

―――もし、私、ストレイボウ、ウラヌス、ハッシュによる魔王討伐&アリシア救出を果たせたならば……
それを切っ掛けに、魔道士の待遇改善に加え……有事の際は勇者にばかり頼らず、自立的に行動できるよう……
ルクレチア全体の意識を改革させる、好機としたかった……。
ふっ………もはや、今となっては決して叶うこと無き、泡沫の夢になってしまったがな―――。

429 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/11(Sun) 21:52
現代編で格闘家殺し回ってたオディオはなぜ逮捕されなかったのか?

430 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/13(Tue) 09:29
一時的なものとはいえ、人間と魔王が語り合えるとは平和なものですね。
このような場所を作ってくれたストレイボウに感謝です。

431 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/13(Tue) 21:10
>429
それは偏に、「逮捕出来ない程の強さを有していたから」といった処だろうか。
貴様たちの世界の某格闘士漫画に出てくる「地上最強の生物」と謳われる男も、率直に法に照らせば……
重罪相当の数々の暴虐ぶりを働いていながら、逮捕されないばかりか放置されている有り様だ。
規格外の強さの前には、国家権力すら尻込みするという典型例だな……。

………まあ、幾ら"オディオ"を名に冠するオブライトも、生憎その男ほど強くはないとしても、だ。
修羅の道を進む中、格闘の勝負で打倒した相手は勿論……本気で捕まえに掛かってきた者達も……
敵として己が道に立ちはだかり、邪魔立てした以上……容赦なく手を掛けたのではないかと思える。
殺める事に躊躇しなくなったからには、銃を持った相手にも臆せず、返り討ちにしてのけた事だろう。

……そのオブライトを打倒したタカハラが、上述した「流石の俺でも銃には敵わない」と言ったのは、一種の皮肉であると共に……
あくまで殺人拳で修羅道を往くのではなく……相互の強さを認めて尊重し合い、心身共に強き"人間"として格闘道を貫かんとする、彼奴のポリシーでもあるのかもしれんな………。

>430
………平和、か。
私にとっては、彼奴等自身の人生に別れを告げさせる前の、ほんの一時の気紛れではあるがな……。
まあ、ここで返答する以上は……憎悪の感情に任せ、人間に復讐するなどはルール違反だ。
それはこの場の秩序や平穏を破壊する行為であり……ここの主であるあいつも、容認も放置もするまい。
もはや親友とは呼べなくなった間柄ではあるが……一応あいつが築いた場である以上、最低限は弁えねばならぬ。
私も、そんな低劣な振る舞いをしてまで鬱憤を晴らしてやろうと思うほど、"卑"に堕した覚えはない。
たとえ魔王に堕ちようとも、自ら品性を貶めるなぞ、愚劣の極みだからな……。

それに……以前にも述べはしたが、その気になればいつでも滅ぼせるからこそ、ここでは敢えて矛を収めるまでよ。
精々、その言葉通りに……この空間を作ったあいつに感謝することだ。
―――ただし、明確な意思を以て攻撃を仕掛けてくる者には容赦はせぬ………その点は心するがいい。

432 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/14(Wed) 20:48
オルステッドはイケメンなのだ
イケメン故にモテるのだ

433 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/15(Thu) 08:24
結局アリシアは国を想ってはいないって感じがな・・・多少なり国を背負う気概なり器を見せればストレイボウも動かせた可能性はあったろうに。

まぁ、そればかりは生まれや環境でなく本人のカリスマ性って話だが・・・器じゃなかったんだろうな、背負えるほどの。

434 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/15(Thu) 21:01
>432
私が"イケメン"故にモテていた、か……。
まあ、多かれ少なかれ……剣士時代には城下の町娘や、城内の召使等の異性から好感情を抱かれていた事は確かだ。
尤も、私自身は……色恋にかまける余り、王国の剣士としての使命を疎かにする訳にはいかないと自戒していた故……
無下にこそ扱わなかったものの……それ以上の関係に進展することは無かったな……。
そのことで、「慎み深い」「謙虚で奥ゆかしい」と誉めそやされもすれば……からかい半分で同僚から「堅物」「朴念仁」と言われもした。
………流石に「インポ」だの、「男色」だのと陰口を叩かれはしなかったものと思いたい。

………ただ……一口で"イケメン"と言っても、その意味合いは様々ではあるが……
顔立ちがそれなりに整っている、頭が良い、努力を怠らない等の点では……ストレイボウもまた"イケメン"の条件を備えていると思える。
だが、あいつは……"イケメン"でありながら、モテたという話を全く聞かなかった。
それどころか、遠巻きから目にしただけで……顔を顰められてすらいたという。あいつが乱暴狼藉を働いたなどという事実は無かったにも拘らず、だ。
別に何の恨みも無かったろうに……「魔道士=姑息、陰険」等の偏見や決め付けによる悪感情が殆どだったのだろう。

―――そんな、あいつの例もあった故……たとえ"イケメン"だろうと……歪な環境次第では、必ずしもモテるとは限らないと思えてならぬな………。

>433
アリシアには……一国の姫としての自覚や器が無かった、か。
確かに、彼女が……姫としての矜持を秘め、国を背負う気概を真に持っていたならば……
たとえストレイボウに助け出され、身の上話を聞かされたとしても……助けに来たこと自体は感謝すれど……
後継者の私を信じると言った以上……妄りに心移りする事は無かっただろう。
逆に、安い憐憫を買おうとした浅はかさに怒り……「私を見くびらないで下さい!」と叱責していたのではなかろうか。
それであいつが逆上したとしても……臆することなく対峙し、対話と説得を最後まで諦めなかったのであろうな……。

………実際のアリシアは、姫という立場故の世間知らずという面もあったろうが………
悪しき魔王に攫われるという極限状況化で精神が衰弱し、姫の矜持さえ摩耗し切っていた事もあり……来るべき筈の私ではなく……
先に助けに来たという以上に、私に負け続けてきた事で矜持がズタズタになっていたストレイボウに……共感し、同情したのだとしても……不思議ではなかろう。

―――ただ、そうした止むを得ない事情があったとしても……彼女自身の心もまた、弱かったが為に………
たとえ如何なる理不尽な目に遭おうとも、一国の姫として国を背負うという矜持を、最後まで持てなかったのだろう。
………そして、「誰よりも貴方を信じる」という言葉を……守り続けることも出来なかったのだ。

前にも述べたが……たとえあいつに心移りし、私を「敗者の悲しみが分からぬ傲慢な者」と見下げようとも……
あのテラスでの愛の告白を信じ……そして、ハッシュとウラヌスの遺志を継ぎ………
「決して見捨てない、必ず君を救い出す」という、私の気持ちまでは……否定してほしくはなかった。
ただ………信じて……ほしかった………それだけだったのだ……………アリシア……………。

435 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/16(Fri) 21:44
もう剣を使って勇者っぽく戦わないの?

436 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/16(Fri) 22:23
かつて、ある国の辺境の地に1人の村人が居た。
彼はとてつもなく強く、速く、野心を持たない存在だった。
やがて戦争が起き、彼は村への食糧供給と村人の保護を条件に王国軍に与した。
事実、彼は圧倒的だった。視界を埋め尽くす敵の槍も、盾もまるで意味を成さずに彼の前に散った。

そして戦争が終わり、村に帰ると・・・そこには何もなかった。
二人の姉と育てた林檎の樹も、生まれ育った家も、家族も・・・国は最初から彼を使い潰す気でいた。
絶望した彼は嘆きの余りに人を捨て竜となり、国を焼き・・・残った村の残骸を己の巣とした。

後に魔竜皇と称され、勇者の敵となったドラゴンが産まれた経緯である。

437 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/17(Sat) 21:25
>435
………もう、剣を用いて"勇者"の如く戦わないのかだと?
当然だ……寧ろ、あんな目に遭っても尚、勇者然と振舞えるとでも思うのか?
もはや魔王に堕した以上……脆弱で愚かな人間共を護る剣など、持ち合わせる必要も道理もない。
私がブライオンをわざわざ"勇者の墓"に戻したのも………魔王山に入る為の"鍵"を与える為の、彼奴等英雄達へのお膳立ての意味もあったが………

―――もはや、魔王となった私には……勇者の剣は相応しくなくなったからだ。
何より、魔王に堕して後は……ただ手にするだけで……「貴様のような者が、穢れた手で持つな」という蔑みさえ、聴こえてきそうだった。
だから戻したまでだ……ピュアオディオ形態で敗れし後、彼奴等に止めを促す際に用いる剣は……平凡な剣でしかない。

………そうだ……繰り返すが……もはや私が、勇者の如く戦う機会など、訪れないのだ。
まして、"勇者"として対峙すべき"魔王"なぞ………私以外の、何処に居よう筈も無い………無いのだ………。

>436
………それは、実際にあった出来事の言い伝えか? それとも……貴様の創作か?
真偽のほどが明確ではないが………どちらにせよ、不愉快極まる噺だ。
条件付きとはいえ…護るべき自身の村の為…国の為に、戦争という最大の国難を乗り越えるべく、力を貸したというのに………

―――結局は、"強大な力"のみに目を付けられ、使い潰しの利く"捨て駒"としてしか見出されていなかった訳か。
故郷も…思い出も…生家も…家族も…掛け替えのないもの全てを奪われたその者は、人外の竜となりて復讐を遂げた後……"魔竜皇"とやらとして在らんとした、か。
都合の良い時は"勇者"として持て囃され……後に全てを失った手前……私としても、とても他人事とは思えぬな………。

………尤も、たとえその者が如何に"憎しみ"を抱いたとしても……私と違い、"魔王"になる事はないだろう。
何故なら、その者には………滅ぼされたとはいえ、帰る処がある上……そこでの思い出や、大切な者達との思い出も………あるからな。
たとえ、その世界の勇者の敵となろうとも………「あらゆる全てを憎む"魔王"」には堕ちるまい。

―――それでも、もしやすれば"魔王山に選ばれる"可能性も……無きにしも非ずだ。
魔竜皇よ………もし、己にとって掛け替えなきものをいとも容易く奪う"世界"が、心底憎くなったならば……存分に憎むがいい。
そうして、魔王山にお前の像が出来たならば………その時は、力を貸そうぞ―――。

438 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/18(Sun) 22:04
キューブを改造して巨大兵器にしたい

439 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/19(Mon) 22:21
>438
ほう……作業機械として生み出された、かの"人の心を得し人ならざる者"を巨大兵器に改造したいか。
まあ、彼奴には「メーザーカノン」なる、作業機械というには規格外な兵器が搭載されている以上……
その気になれば、貴様が望むような改造も可能ではあるだろうな……無論、生みの親のカトゥーが容認する筈はなかろうが……。

所で………斯様な事を言う貴様は、カトゥとは違うタイプの絡繰り技師か?
それとも………ダース伍長が言う処の、兵器工場で勤める方の絡繰り技師か?
「これから"学ぶ"事がすべき事」「誰かを傷つけるような真似はしてはならない」と教わり、"機心"を宿らせし彼奴を巨大兵器に改造したいというからには………
彼奴の中の"ヒューマニズム"を消滅させ……単なる"抑止力"の域を超えた、ただ殺めることのみを目的とする、正真正銘の"兵器"に造り変えるということであろう。
それこそ、カトゥーやダース伍長の意志をも悉く踏み躙る………多種多様な兵器を搭載した、巨大兵器にな。

―――ふん。 ダース伍長に同意する形になるのは癪ではあるが……貴様はまさに、彼が言う「莫迦な人間」そのものだな。
カトゥ―が望みもしないであろう巨大兵器に、仮にキューブを改造させられたならば……それで貴様は、大きな喜びと満足を得られ、有能さを称賛されるか?
「作業機械から、より多くの人間を殺せる巨大兵器に改造できた」という"功績"を、遺せるという訳か?

………貴様のような人間がいるからこそ、人の世には争いも憎しみも絶えぬのだ………愚か者めが―――。

440 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/20(Tue) 21:15
オディオを倒してもまた新しいオディオが現れるから意味がない

441 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/21(Wed) 21:59
>440
そう……この世から"オディオ"が絶える事は決してない。
この世に人間がいる限り……いつの時代も……どの世界も……争いの基となる憎しみが消える事はない。
何故なら………「人間とはそういう生き物」だからだ。
さしずめ……「人間在る処に憎しみ在り」「憎しみ在る処に魔王在り」といった処か。
各世界のオディオや、この私………魔王オディオがいなくなった処で……いつしかまた、新たな"オディオ"が現れる。

―――仮に私無き後の無人のルクレチアは……どうなってゆくのだろうか。
「魔王に滅ぼされた」伝説を遺し、そのまま朽ち果てていくのか……それとも、新たな人間達が入植し、新たな国として発展し、歴史を築いていくのか。
後者の道ならば……その過程で、魔王山に魅入られ……新たな"オディオ"となる者もまた、いつしか現れることだろう。
だとすれば……結局は、「歴史は繰り返す」だけでしかないのやもしれぬ。

―――これに対し………かの"英雄の名声を得し銃手"ならば、「それでも、人は生きる」と言うのであろう。
そうしたこと総てを含めての"人間"か………ふん、どこまで度し難き、業深き生き物よ―――。

442 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/23(Fri) 18:38
今更ながら、自分もLIVE A LIVE 2の各編の一つを想像してみました。

断罪編

内容としては、良識的な司法が機能している世界で、それに付け込んで法律的には軽いけど、
道義的には外道すぎる事をしたものたちを超常の力で主人公が相応しいと「思う」罰を下していくという。序盤は外道に報いを与える爽快感がある感じで、
後半は、序盤で断罪した外道と同じ様な罪を犯した者、ただし多少は同情の余地があったり慚愧の念を抱いている者に対しても、
序盤の外道達にしたのと比べて軽すぎない罰を下せるかが問われたり、あるいは最初の外道たちにもやりすぎでない、罰を下していたかなどで、
主人公の断罪を行うものとしての公平さが問われ最後のラスボスの強さが変化するとか

443 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/23(Fri) 21:04
主人公の人気投票したらオルステッドは上位に入り、キューブと原始人は下位だと予想

444 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/24(Sat) 21:33
>442
厳正に法に則るのではなく、法の網を?い潜って悪事を為す者を主人公の超常の力と主観に基づき、相応しい罰を下すことで裁く、か………。
国家権力でも碌に裁けない(或いは軽すぎる)者達に……自身にしかない力で、且つ納得の行く形で一方的に裁けるというのは……さぞや快感であろうな。
自身にのみ与えられた力を、思うが儘に行使できるというのは……この上なき全能感を得られることだろう。

―――尤も、その主人公の"正しさ"を完全無欠に保証するものとは何だ? 良識に基づく正義感…道徳感…倫理感とやらか?
同じ罪でも、救いよう無き外道と、多少同情の余地がある者や慚愧の念を抱きし者で罰の重みを変えるならば、それは"独善"よ。
逆に、情に流されず、厳正且つ公平を心掛けて断罪していようとも……そもそもその者の"公平性"など、何を以って証明できる?
同じ人間でさえ、考え方・価値観・主義はそれぞれ異なる……その者の行いを十全で肯定し、称賛するという保証はない。
人間の上に置かれた"法"でさえ、人間の造ったものの一つなのだ……誰もが一切の不平不満なく容認する事など有り得ぬ上……時代の流れで価値は移ろい、変化する。
絶対の"正しさ"など存在せぬ……自身の行いを何ら省みず、ただ己の価値観に拠ってのみ力を行使し、自身の主義主張を一方的に押し付けるのは……突き詰めれば、独裁者でしかない。

………その主人公が、どのような経緯で"断罪"を行なっていき……如何ほどの強さの最後の敵と対峙してゆくかは定かではないにせよ………
所詮は……ただ己の力に酔い知れ、自身を正当化し……己自身の驕り切った欺瞞ぶりを自覚せぬ、愚劣な断罪者よ―――。

>443
……主人公の人気投票、だと?
そんなものに、如何ほどの意味があるというのだ……。
人気など……彼奴等がそれぞれ持つ特徴や、好悪の要素に対して抱かれる考え方次第で、幾らでも変わる。
貴様の予想なら、私は上位に入る模様だが……恐らくは憐れみから来る同情票が大半を占めるであろう上……
下位に入るであろうと見做されているキューブとポゴは……他の主人公と違い、「まともに喋れないこと」がネックになっているものと思われる。

………だが、私からすれば、その二人が喋れないことは些末な事でしかない。
一種の愛嬌を持ち、戦闘では数々の高性能の技を駆使し、"ヒューマニズム"を体現するキューブと………
野生の本能と闘争心で戦いながらも、心に愛を抱きし、"粗にして野だが卑に非ざる"ポゴは……必ずしも不人気とは限るまい。

―――寧ろ、人間を信じることを諦め…人間であることすら辞め…総てを滅ぼさんとする魔王となった私が上位なぞ……不快を通り越し、滑稽でさえある。
票の殆どが、仮に中身のない皮相浅薄な憐れみや同情から来るものならば……寧ろ、願い下げだ。
………もしも私が、実際に貴様たちの住む世界をも「ハルマゲドン」で滅ぼすならば………それでも、同じ考えを抱き続けることが出来るのか?

445 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/24(Sat) 23:05
444ゲットですね。東方人的にはあまりいい数字じゃないけど、
魔王となった貴方にとっては良い数字なのかもしれないで一応、お祝いさせてもらいます。
おめでとうございます

446 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/25(Sun) 21:50
おぼろ丸の移動が速いぜ、ひゃっほい

447 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/26(Mon) 22:16
>445
444……東方圏内では確か「4→シ→死」というように……
「死 (Shi=Death) 」と同じ読みになる故に、不吉な忌み数字と見做されている訳か……。
そんな縁起の悪い数字も……今や魔王の私にはお似合いという事か。
ふん……実に皮肉と嫌味の詰まった祝福もあったものだな。

―――人間の創った"決まり事"などに付き合うのも癪ではあるが………
まあ、敢えて乗ってやるならば……私には、東方圏内の忌み数字よりは……中世ヨーロッパ圏内出身故に「13」か。
より更に相応しき数字は……"悪魔の数字"と見做されている「666」だろうな。寧ろ私には、これこそが最も相応しいな。
こちらは当分先だが、スレが落ちない限りはこれから取る可能性もあるか……くく、楽しみの一つにしておくか。

………尤も、たとえ取れた処で「だから何だ」と身も蓋もなく言われてしまえば、それまでだがな………。

>446
素早さを主力とする"シノビ"の特技の一つの「俊足」か……。
炎魔忍軍きっての"シノビ"と謳われるオボロ丸が、会得しているのも当然か。
確かに、SFC版の彼奴は通常速度から倍速で走る事が可能だ。
それ故に……彼奴が主人公の時(幕末編・最終編)の移動時の爽快さは、他の英雄達が主人公の時では味わえない事だろう。
……シノビの彼奴の俊足に、リョウマ・サカモトや他の英雄達がついて行けているのは突っ込み所満載だがな。

………ただ、リメイク版では残念ながら倍速になる俊足が無くなり、通常速度でしか走れない。
遊戯性に大して影響する要素ではなかった故なのだろうが……"シノビ"の特徴の一つである倍速走りが無くなったのは少々残念だ。
リメイク版の彼奴の移動は、他の主人公と同等の速度だが……強いて理由をこじつけるならば……
仲間になった他の者達に合わせるよう、加減をしていた……といった処だろうか。
素早いばかりが良い訳でも、全てでもない―――そういう事としておこう。

448 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/27(Tue) 21:31
最終章に行ったら他のサブキャラクターたちが活躍できないのですね

449 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/06/28(Wed) 23:04
もしもLIVE A LIVEが他のソシャゲとかともコラボしたり、クロスオーバーゲームに出ることになって、
公式が病気みたいな壊れギャグシナリオがあったらかつての、自分あるいは奇跡的に魔王から引き戻された、
メンタルの自分なら割と乗り気で出れそうなギャグイベントとかはどんなものだと思いますか?魔王になる前から、
良くも悪くも真面目だったから、終始突っ込み役になってそうな気がします。

450 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/06/29(Thu) 20:50
>448
ああ……各世界での、よく言えば"お助け"…悪く言えば"使い捨て"などとも称される者達は、対象ではない。
オディオの力を通じて経緯を一通り視た中では……今回の7人が呼び出すに相応しいと判断したからな。
ただ……以前にも述べたように、各世界限りの活躍で終わるには惜しい者達であるのも確かだ。
あくまで仮定としてだが……もしサブキャラに当たる者達も私の判断で呼び出す(死者でも可能として選ぶ)ならば………

西部編:当然マッドドッグだな。誘う際の呼び名は"己が流儀に生きる若き銃士"といった処か。
近未来編:無法松だ。呼び方は"贖罪を胸に男気を全うした無頼"が妥当か。
SF編:戦闘能力は不明だがダース伍長だ。"人間の暗部を自覚せし軍人"と呼べばよいだろうか。
幕末編:リョウマ・サカモトだ。さしずめ、"人の世の夜明けを夢見る志士"か。
原始編:ポゴの妻のべるか。"愛という名の幻想を与えし娘"として呼ぼうか。
功夫編:心山拳老師しかいないな。"次代に志を託せし師父"と呼ぶだろう。
現代編:猛者6人が全員殺されているので、この編だけ省くか……
    或いは、この中から一人だけ選べるという形で"己を負かした好敵手に託せし闘士"として特別に呼ぼうか。

この者達も、番外編或いは特別編での主人公という形で、英雄たち共々誘ったならば……
繰り返すが、本来とはまた違った如何なる物語を紡ぎ……そして私に、どんな"答え"を返すのであろうか。
リメイク版に、この編もあったならば……文句なしに「"シン"・Live A Live」と称賛していたであろうな―――。

>449
本編が深刻なシリアスの上、基本的に救いのない内容であるが故に……
その反動で、笑い要素満載の滑稽さに方向性が行ってしまった、コラボやクロスオーバーのIF物の物語に登場するのも、ある意味止む無し、か………。
ふん……あまりにも詮なき、下らぬ妄想よ……と言ってしまいたい処だが、「半熟英雄対3D」なる昔の遊戯作品に、
別人とはいえゲスト出演をしている以上、今更か………。

魔王のままであろうと、或いは人間に戻ろうと……かつての己の過去と所業を想えば……乗り気になれるギャグイベントなど、とても思いつかぬ……。
ただ……その世界があまりにも滑稽に過ぎる余り…真剣に思い悩み、真面目に考えるのが馬鹿馬鹿しいものならば………
貴様の言う通り、終始突っ込み役に留まり……頭痛と胃痛の方に悩まされるようになるやもしれぬ。
Live A Live側で、特に問題なくギャグをこなせる者は……ポゴ、タカハラ、サモ辺りだろうか。
キャラクター崩壊でも良いならば、他の大半の者も"有り"になるか……。
そんな者達に、今度は別の物語で私が振り回される番になるならば……まさに皮肉という他ないな……。

451 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/02(Sun) 10:56
ギャグ役がポゴ、高原、サモならばツッコミ役は誰になるでしょうかね?
私が思い浮かべるのはレイですね。
ユンはギャグ役に振り回されそう。
キューブとオルステッドは振り回され&突っ込み役。
サンダウンとおぼろ丸は遠巻きにやれやれと眺めていそう。
私なりに考察してみました。

452 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/03(Mon) 21:42
ヒールタッチでお前を癒してやろうか?

453 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/07/04(Tue) 20:36
>451
>449への返答の続きか……。
突っ込み役がレイというのは……まあ、順当な処か。
あと、アキラが抜けているが…彼奴も同様に突っ込み役に収まりそうだ。
ユンは性格が生真面目であるが故……振り回され役というのは納得が行くな。
私が振り回され&突っ込み役という一番苦労するであろう立場はこの際認めるとしても……果たしてキューブの方は相応しいだろうか。
まだ生まれたばかりで人間について"学習中"という事情を考えれば……ギャグ役達の行動を観察していくにつれ、間違った・ズレた知識を蓄積し続けた結果……
それを実践することで騒動を巻き起こすという、所謂"トラブルメーカー"に陥りそうな気もするな………。
サンダウンとオボロ丸は、寡黙且つ積極的に人に関わろうとする性格でない以上、巻き込まれたくないという事もあり……
やはり、遠巻きから呆れまじりに嘆息しながら眺めるという姿が……一番想像が付くな。

………斯様な、"もしも"の出来事に想像を膨らませ、花を咲かせるも一興だが………
惜しむらくは、公式に"スクウェア・エニックス"が創作に動きでもしない限り……このような光景は実現し得ぬという事だな………。

>452
………もしや、貴様はかの"怒りにより勇気を得し術士"か?
"大切な真実"を思い知らせ、その上で滅ぼす心算で貴様たちを呼び出したこの私を……敵である私を、癒すだと?
よもや、敵に塩を送っても尚生き残れるなどと高を括っているのか? ………ふん、だとすれば随分見縊られたものだな。
回復技なぞ要らぬ世話だ……貴様に癒されるまでもなく、私にも回復技はある―――――こんな風になッ!

―――――――――「ライブイレイザー」―――――――――

どうだ……このように貴様の生命力を奪い、私は回復できるのだ……理解したか?
尤も、戦いの場はここではない故………加減はしたがな。
さて、これでも尚……「お前を癒してやろうか」などという戯言をほざけるか?
敵の情けなぞ不要……敵ならば敵らしく、私の事より己の命の方の心配をすることだな―――。

454 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/04(Tue) 21:35
恐竜も魔王なの?

455 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/06(Thu) 08:44
オディオが現れる前から石になって数万年・・・人を見続けるのも疲れた。
あの時、同胞であった空の賢者・魂の賢者と共に違う世界に行けば救いはあったのだろうか・・・。

456 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/07/06(Thu) 21:08
>454
そう……強大な憎しみ持つ存在は……誰しもが、魔王になり得るのだ。

………と、言いたい処だが……「おーでぃーおー」は果たして、魔王と呼ぶのが相応しいのだろうか。
彼奴は…強大な野生の力を持つ肉食恐竜として、ただ本能のままに生きていたが……
時と共に、他の恐竜との生存競争に勝った末か、ただ無難に生き延びた故なのか……気が付けば、恐竜は彼奴一頭のみになっていた。
"もはや餌を奪う敵なし"と気儘に生を謳歌している内に……やがて、人間達が現れた。
脆弱だが数だけは多く、幾ら食い殺してもまた数を増やし……いつの間にか餌を……生存の領域を、奪っていく。

そんな彼奴が、人間に対して初めて抱いた感情は………まさしく「憎しみ」だった。
………もし、彼奴がその感情を言語に変換して表出することが出来たならば……こう言っていただろう。

『弱肉強食が世の掟なのに、何故強い己よりもあんな弱い奴らが幅を利かせていく?』

『己のような牙も爪も持たぬ、脆くて非力な分際で……己に取って代わろうとするなど―――身の程を知れッ!!』

………そうした「憎しみ」がありありと見て取れた故、魔王山にも"選ばれた"のであろうが……
彼奴の場合は"魔王"よりは……些か有り触れた渾名だろうが、"魔竜王"などと呼ばれそうな気がするな………。

>455
………貴様は何者だ?
その言葉を信じるならば、遥か数万年を石として在り続ける、所謂"人に非ざる者"なのだろうが……
何故に石になり、人の世を見届けることになったのか…同胞とかいう賢者二人とは、違う道を進むことになったのか………
唐突に斯様な事を言われても、経緯が全く不明である以上……何とも反応の仕様がないな。

………ただ……人を見続けるのも疲れた、か。
数万年も視てきた末に………貴様が人間に対して抱いた"答え"とは何だ?
生物としての成長なぞ何らせず、ただ同じ歴史を繰り返すだけの愚かなままの人間に、最早飽いたといった処か………?

―――まあ、いずれにせよ……貴様が飽いた人の世も、私の代で終わりだ。
その際は貴様も消え果てるだろうが………なぁに、人にも…"終わりなき生"にも…最早疲れたのだろう?
やがて私の手で、人間諸共に終焉を迎えさせてやろう………精々喜ぶがいい。

457 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/06(Thu) 22:11
オルステッド編のEDのBGMやばすぎ

458 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/06(Thu) 23:13
オルステッドは魔王になってからは、善人ぶっているくせに言い訳しばがら罰せられない類の悪いことしている奴より、
悪党ではあっても弱肉強食を唱えた以上、主人公に倒されても、”俺が負けた以上お前が正しい”とか言い放って殺される様な、
一本筋の通った悪人の方がまだ嫌悪が少ない気がする

459 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/07(Fri) 07:52
そう言えば昔読んだ二次小説で勇者が色々アイテム探してる内に復讐に燃える元遊び人が魔王を食い殺すと言うものがあったな。
そいつ(元遊び人)の言い分をまとめると・・・。

・別に正義や大義はなく、復讐心だけで魔王を討った
・別の大陸の勇者の話は聞いていたが他人に復讐を託す気もなく、また納得も出来なかった
・なので報酬も姫も要らんし国仕えもしない、復讐を終えたし何処かで静かに息絶える

ただそれでも国の人間は元勇者を罵倒すると言う・・・まぁ運命ってだけの人間に討たれるよりは魔王としても納得出来る結末かも知れんと思った。

460 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/07/09(Sun) 10:34
>457
……それは、中世編と最終編のどちらを言っているのだ?
リメイク版の中世編のエンディング時のBGMならば納得は行くな……「魔王オディオ」を私専用のテーマ曲にアレンジした……
「魔王オディオに捧げる絶望のフーガ」が流れる中のエンドロールは、絶望・悲壮感に満ちたバッドエンドと称するに相応しかろう。

最終編の場合は……敗れし"オディオ"達に力を与え、英雄達を破り勝者に返り咲くという歴史に正す事で私は高笑いするも……
「届かぬ翼」のBGMと共に……結局は、希望や栄光なぞ何一つ得られぬままに……私自身が滅ぼしたルクレチアを、かつての出来事に想いを馳せながら巡っていき………
最後は全ての始まりの切っ掛けとなったテラスで………虚しさを噛み締めつつ、「魔王オディオ」と共に「Sad END」を迎えるという有様だ。
勝者となった筈なのに……只々、言い表しようのなき空虚感と哀しさしか無い。

そして……「ハルマゲドン」を引き起こした際は……「Armageddon」という荘厳なBGMと共に、全世界の滅亡エンドを迎える。
"やばさ"の度合いで言うならば……これが最上級といっても良いだろうな。
尤も……私にとっては、これこそが最高のハッピーエンドだがな………ふっ、ふふふ―――。

>458
結局は自身を正当化し、綺麗に見せたいが為に振るまい……
これまでの行いを何ら咎められる事もなく、のうのうと生きている偽善者よりも………
たとえ悪党であろうとも、自身の行いへの自覚と…いずれ巡ってくるであろう因果を覚悟しつつも……
それでも尚……"弱肉強食"という信念を貫き、それに殉ずる者の方が、まだマシという事か………。
確かに……敵であろうと、味方であろうと………"格"という点においては後者の方が嫌悪は少なく、信用に足るであろうな……。

―――ただ、私としては……"魔王"として、「大事な真実」を思い知らせる対象は………
経緯は様々だが……大切なものを守り、勝ち取った……まさに"英雄"と称するべき者達こそが相応しいと判断した。
悪党なりに筋を通す者達を呼び出した処で……あまり私の説く"真実"に堪えはしないだろう。
それどころか……「"人間が醜い"なんざ当たり前だろうが。それすらもひっくるめての"人間"ってモンだ。
所詮は純粋培養の甘ちゃんの戯言だな。」などと返されそうな気がするな。

ふっ……結局私は、ユンが言う処の"純粋過ぎる"が故に闇に堕した者か………ならば、それでも結構よ。

>459
大勢からの期待と責務を背負った"勇者"ではなく……個人的な復讐心に駆られた"元遊び人"なる者が、魔王を討つという話だろうか。
如何なる経緯で復讐するに至ったかは定かではないが……他者に仇討ちを仮託するを良しとせず、自身の手で討つ事で溜飲を下げたかったのだな……。
誰かに頼まれた訳でもない故、報酬や栄誉が得られずとも気にも留めず……本懐を遂げた後はただ、自身の余生を全うする、か……。
ある意味、自身の思うが儘に生き様を貫き通した以上……その者は今際には、悔いもなく往生を果たしたことだろう。
そして、"魔王"にとっても……自身とは大した縁もゆかりもなき"勇者"なる者に討たれるよりは……自身を討つに足る"生々しい動機"を持った者に討たれた方が、まだ納得が行くという訳か………。

―――それにしても、この話の中で最も割を食っている者は、やはり"勇者"だな。
多かれ少なかれ"勇者"である以上、それなりの使命感を持って魔王討伐に臨んだ事だろう。
それが……貴様たちの世界の諺にある「トンビに油揚げを攫われる」とばかりに、他の勇者ですら無きどこの馬の骨とも分からぬ"他人"に、討つ筈であった魔王を先に討ち取られた結果………
「期待を裏切った」だの「責務を碌に果たさなかった無能」だのと、掌を返すが如く国の者達から罵倒される憂き目に遭うという訳、か………。

―――ふん。 つくづく滑稽で、惨めなものよな………「勇者」という存在は。
そして、それ以上に……愚劣で醜悪極まりない奴原よ。 他力本願且つ無責任な国の民という存在は。
まるで遠い過去に………私自身、"どこかで見聞きしたことのある"ような噺だな………ふふっ、はははは―――――。

461 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/09(Sun) 23:36
この無名でヘタレな俺が勇者になってオディオと戦えると思うか?

462 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/07/11(Tue) 20:20
>461
………知るものか。
そもそも会ったばかりで、碌に素性も実力も判らぬ者の評価などしようがあるまい。
その気になれば、貴様の軌跡を視る事によって測り知ることも出来ようが……最初から自らを卑下するような者を、わざわざ視る必要も価値も無かろうよ。
―――それとも、油断させる為の敢えての芝居か? だとすれば、とんだ食わせ者だがな……。

それにしても、斯様な事を態々言うのは……"勇者"という役割を強要されての事か?
実力や性格等に不相応な、身に余る重責を負わされた故の悲嘆に暮れているとでも?
ならば、"ご愁傷様"の一言に尽きるな……断言しても良いが、ここで貴様が殉死した処で……誰一人心から悲しみなどせぬぞ?
"勇者"の名を借りた………体の良い"生贄"としての役割を望まれているだけの、"道化"なのだからな。

取るに足らぬ一人間ごとき、憐れむ心算も義理もないが………手の下し甲斐も見出せぬ上……如何にも気に入らぬ。
そもそも……貴様はどうしたいのだ? 嫌々ながらも勇者の役割を全うするに値すると思える"宝"を持っているのか?
ならば、遠慮も情けも無用だが……そうではなく、本気で嫌だというならば………いっそ、棄ててしまえ。
"勇者"などという肩書も立場も棄て………等身大の己自身に問いかけてみよ。
貴様の本心はどう言っているのか………そこから見出された真の答えこそを、精々選ぶがいい。

463 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/11(Tue) 21:29
相棒のゴリはとっても頼りになるんだぞ!

464 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/12(Wed) 23:26
仮に魔王山に像が出現する条件を満たした強い憎しみを抱いている者の中に強い憎しみを抱いてはいるけど、義侠心が勝っている。
あるいは義侠心も捨てたわけではない者の像が魔王山に出現したら、
力を貸すのにあまり抵抗はありませんか?
そのオディオの名を持つ者が勝ったら結果的に憎しみが減ってしまうかもしれないから、
条件を満たしていても魔王山がはじくかな?

465 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/07/14(Fri) 23:12
>463
……貴様は"愛という名の幻想を得し狩人"こと、あのポゴか?
いや、違うか………彼奴はまだ、そんなはっきりとした言葉を喋ることは出来ぬ。
それとも、この空間の何らかの作用で、気持ちをそのまま言葉に換えることが出来ているのか……
………まあ、そんな事はこの際どうでも良いか。

頼りになる相棒、か……普段は互いに馬鹿をやり合いながらも、いざという時は助け合い、信じ合える"仲間"以上の存在か。
貴様の時代では、まだ言葉が発達していないだけに……ダイレクトに感情や気持ちをぶつけることの出来る間柄の相棒がいたという訳か……。
私にも……かつては、"親友"と呼べる相棒………いや、そうと"信じていた"者はいた。
ただ、数千年もの時を経て、言葉や知能が発達した時代の人間だった余り……本音・本性を隠し、旨く取り繕っているというだけだった。
そんなあいつの本心に気付けなかった私が間抜けだったと云われれば、それまでだがな………。

………だがな、貴様たちのそんな関係も…末永く続くという保証もあるまい?
狩りで得た獲物の取り分だの、妻との関係での拗れだの……ほんのごく有り触れた事で関係が崩れ、決定的な亀裂が走る事が起こり得るのもまた人の世だ。
いつまでも、今の貴様たちのような……能天気でご機嫌な間柄を………これからも、保ち続けていけるかな?
所謂、"親しき中にも礼儀や節度あり"だ………精々、気を付けることだ、くく………。

>464
魔王山に選ばれる程の強い憎しみを抱きつつも、義侠心をも強く持ち合わせた者、か………。
確か、義侠心の意味とは、「正義を重んじ、弱い立場の人を助けようとする気持ち。漢気。」の筈だ。
それを鑑みれば……義侠心を持ち、憎しみをも抱く"オディオ"になるというのは……あまり想像が付かぬ。
今の私含め、他のオディオ達は……およそ"義侠心"とは程遠い生き方をしているからな………。

ただ………もしも、義侠心も持ったごく稀な例外的存在として出現し、且つ力を貸すに値するならば……それは例えば、人間に一方的に虐げられた、人間外の存在だろうか。
己が分を弁えつつも、ただ素朴に自分達種族の生存のテリトリーや家族といった共同体……そして、力弱き同胞たちを守る為に、義侠心を以って懸命に生きているだけであったのに……
ある日突然、人間の身勝手な都合で日々の平穏を踏みにじられ……今まで守ってきた、大切な存在を理不尽に奪われた結果………
己の身近な者達への愛が、それを奪った人間への憎しみに転じた…といったような経緯を経た者ならば……力を貸すに抵抗は無いであろう。
私の場合は、あらゆる全てのものを憎む"オディオ"だが……もしその者が、己の掛け替え無き存在を、いとも容易く奪う人間達が平然と日々を謳歌する世界に絶望し……
そして……義侠心が強き余り、そんな世界そのものを憎む"オディオ"となりて、その者の像が魔王山に顕現したならば……元"人間"ではあるが、力を貸すに吝かではない。

―――今の処、そのような者の像が現れていないのは、果たして喜ぶべきなのか……或いは、嘆くべきなのか………。

466 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/15(Sat) 22:08
ストレイボウがオルステッドに嫉妬し過ぎた事が悲劇の原因である

467 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/07/17(Mon) 09:39
>466
ああ……これまでに何度も述べてはきたが………
常に冷遇されてきたあいつは……常に持て囃されてきた私に強く嫉妬し、劣等感を抱いていた。
そして、あいつが言っていたように……あの隠し通路の存在に気付いた瞬間こそが……悲劇の始まりだったのだ。

ただ………悲劇の原因と言うならば……それは何も、あいつの嫉妬だけではない。
確かにあいつは負の感情に支配され、それに打ち克てなかったという弱さがあったが……原因の根本は、もっと深い。

「近接戦闘による武こそが、勇猛果敢にして至高」「そして武の最強に至った者こそが"勇者"であり、最高位」

そうしたルクレチアの歴史的な風潮……そんな偏った気風によって醸成された、歪な空気……。
その空気の下、"武"以外のものの価値をも認め、考え方を改めようと……主体的に変わろうとしなくなった王国の脆弱さ……。
挙句、自助努力すら放棄し……他力本願に"勇者"に縋ることを疑わなくなった、無責任なルクレチアの民の弱さ……。

そして何より……そんな者達を戒め、諫める事もせず……ただ求められるがままに、受け身的に"勇者"の役割を演じようとした……
そんな主体性無き、私の弱さもまた………そうだった。
それぞれが抱きし"弱さ"を……何かを契機とし、少しずつでも克服しようとしなかった……出来なかった事こそが………

―――――「ルクレチアの悲劇」の、主な原因と言って良いだろう。

ストレイボウの嫉妬とは、あくまで切っ掛けでしかない………いずれ破綻するが必定の……起こるべくして起きた、悲劇だったのだ―――。

468 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/17(Mon) 21:44
私も魔王の石造を作りたい

469 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/18(Tue) 08:20
明鏡止水・・・一切の疚しさや邪念のない、澄み切った水のような境地。
人は本来、人種や国籍等を問わずこの可能性を秘めるらしい・・・だが現実にそこまで「自分を極めた者」など人の歴史を紐解いても恐らく片手で数える程度だろう。
ただ英雄や勇者と呼ばれる、それだけでは足りないのだから。

470 名前:魔王オディオ ◆hrN9.uIQ 投稿日:2023/07/19(Wed) 20:17
>468
ほう……自ら魔王像を造りたいとはな。
貴様が造りたい石像とは……如何なる形の"魔王"なのだ。
脳内に強く印象に残る程の、禍々しき姿の者か………或いは、もしや貴様自身か?
まあ、いずれにせよ……わざわざ造りたいという以上は、貴様も何かしらの"憎しみ"を抱きし者か。

―――ただし、たとえ完成させられたとて……中途半端な想念で造ったのでは、ただの石像でしかないぞ?
貴様たちの世界の"コトワザ"の一つ……確か、「仏作って魂入れず」か。まさにその言葉の通りの結果にしかならぬ。
単なる石像ではなく、"魔王"の石像なのだ。造るからには、心身骨髄に至るまでの憎しみを最大級に込め……

―――――それこそ寝食の暇をも惜しみ………全身全霊を込めて、創り上げてみせよ。
もしも、貴様の想念が実り…見事なる"憎しみの形"を創り上げられたならば………その執念を認め、「新たな魔王の像」としてオディオ達に加えよう。
中途半端など許さぬ………やる以上は本気で臨め。

>469
"明鏡止水"……確か、中国のある思想書に由来があるらしいな。
その言葉の類義語には
「虚心坦懐:わだかまりを持たない素直でさっぱりとした心」
「光風霽月:雨が上がった後の爽やかな風や雨上がりの曇りのない月の如き、わだかまり無きさっぱりとした様子」
「無念無想:すべての邪念を捨て、無心になること・無我の境地に達すること」
等もあり、私達の国の言語で表現するならば、さしずめ「calm and clear」か「clear and serene」と言った処か。

471 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/07/19(Wed) 20:40
>469への返答中に途中送信してしまった……続きからだ。
ただ、貴様も言うように……現実にそこまで「自分を極めた者」や「境地に至りし者」など、ほんの一握りほどの数しかいないだろう。
如何に心身強き者は無論……たとえ英雄や勇者と称される者ですら、本当の意味での明鏡止水にまで達した者は、やはり稀だろうな。

即ち、至ろうと志しても簡単に至れるものではなく……且つ、何かしらの必要あって……
東方圏の国の"ブッディスト"などが生涯を賭して目指す、所謂「悟りの境地」とやらに至った者こそが……
本当の意味で、"明鏡止水"を語ることが許されるのやもしれぬ。

兎も角…嫉妬と劣等感に狂ったあいつにも…目の曇ったルクレチアの人間共にも……
そして、魔王に堕ちたこの私にも………およそ程遠い境地だな。

最後に…470でのトリップは違うが、正真正銘の私だ。 ふっ、私としたことが………では、失礼する。

472 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/19(Wed) 21:43
ブリキ大王に踏まれたらオルステッドもぺちゃんこだよ

473 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/07/21(Fri) 20:14
>472
ほう……私をブリキ大王で踏み潰すというか。
よかろう……やれるものならばやってみせるがいい。ただし、今の私は人間(オルステッド)などではない。
人間(オルステッド)の頃ならば兎も角……今の私は魔王オディオだぞ?
たとえ、サイズと重量に絶望的なまでの差があろうとも………今更臆するとでも思っているのか。

―――巨大サイズである反面、小回りが利かぬのが巨大ロボットの難点だ……こうして踏み潰されぬよう素早く立ち回りつつ、隙を伺う。
………そして、大振りの動作での攻撃を外した直後に………今だッ!

――――――――「ムーンダウン」――――――――

ブリキ大王の最大の弱点……それは、動力源を操縦者の膨大な精神力に依存する事。
ムホウマツとアキラが二人掛かりでようやく動かせた代物を…まして貴様独りの精神で動かすなど、さぞや過酷であろう?
ならば……その集中力を削いでしまえばいい。精神に作用し、眠らせるこの技でな……。
もっと精神を攻撃する「セントアリシア」でも良かったのだが……英雄でもない貴様如きに、わざわざ使うまでもない。

―――さて、私を倒した"良い夢"は見れているか?
そのまま文字通りの夢幻に浸りながら………ゲヘナ(地獄)に堕ちるがいい。

474 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/21(Fri) 21:32
魔王おでお


なんて邪悪な子!

475 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/07/23(Sun) 11:10
>474
………そのような、聞き分けの無い悪童を詰るが如き言われ方をされてもな。
まあ、ピュアオディオ形態時は赤子姿故……強ち間違いでもないのだろうが……。
最初はオディオモール形態で繭に籠っていたのが、この世界に渦巻く邪悪な思念を吸い取りきった事で成長し……
"純粋な憎しみ"という名の、邪悪な赤子姿での誕生を遂げるのだからな………。

―――尤も、私とて最初から好き好んで邪悪な赤子になった訳でもないがな。
この世界の人間共の……身勝手さ……悪意……裏切り等に追い詰められた末に"真実"を悟り……
人間たち自身の、その度し難き愚かしさを死を以って思い知らせるべく……こうして"生まれ変わった"のだ。
「真の邪悪な悪童」と呼べる存在がいるならば………それは、人間をおいて他にない。
果ての無き欲望を抱き……身勝手極まる理屈のままに傷つけ…奪い…殺すなどの行為を正当化し、恬として恥じ入らぬ………。

―――――何処までも愚劣で醜悪な在り方を全うする人間こそが……真に邪悪な存在なのだ。
それは、貴様自身とて例外ではない……果たして貴様自身は、今までの自身の軌跡を振り返っても尚……そのような事が言えるのか?

476 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/24(Mon) 21:45
オルステッド超カッコイイ
まさに伝説の勇者様!!!!

こいつを最終章の主人公にするしかないな!
これからが楽しみだぜ!!

477 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/07/25(Tue) 21:48
>476
―――ふざけるな。
何が、「伝説の勇者」だ………今の私の何処をどう見て、そう呼ぶのだ。
身勝手で他力本願な連中が望むがままの、"都合の良い生贄"としての「勇者」を演じさせられ………
そして私自身も、受け身的に成り行きのままに「勇者」の役割を全うしようとした結果……あの為体だ。
そんな経緯があった以上……貴様の言い草は、"魔王に堕ちたという意味での"「伝説の(元)勇者」という煽りのように思えてならぬ。

………それとも、私を「最終章の主人公にする」など言っている処を見るに、もしや私達の物語(中世編)を開始したばかりの段階か?
まだ私達の世界で起きた"悲劇"を知らず……単に剣士然とした私の見た目に加え……

―――「囚われの姫を救わんとし、悪しき魔王を討ちに行く勇ましき者」というフィルターを通し、そう決めたとでもいうのか。

……いずれにせよ……貴様の言葉は、かつての無責任なルクレチアの人間の言い草を彷彿とさせる。
もはや「勇者」という立場も肩書も願い下げだが……貴様は私を最終章(編)の主人公にすると言ったな?
ならば一応……まだ、中世編を開始したばかりの者と見做すとしよう。
いずれ中世編を終えた後も……そして、言葉通りに私を主人公にして最終編を終えても尚……そんな無神経な事を軽々しく言えるのか?
私も、これからの貴様の反応がどうなるかが見物だな………くくく。

478 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/27(Thu) 17:07
ストレイボウの暴走とかが全部魔王山のせい、あるいは本人の気質より、魔王山の影響の方が大きかった場合、
ルクレチアの悲劇が起きたう上での戦犯って誰が一番だと思いますか? あくまでも個人的な見解だと、
ストレイボウとオルステッドではストレイボウの方が上、あくまでも魔王山に狂わされたという過程の場合だから、
道義的な意味じゃなくてオルステッドは剣士であって、学者じゃないから知識がないのは仕方がない。
ストレイボウも1位とかではない気がする。研鑽を怠らない努力家だから、一応魔王山に対する下調べくらいはしていた可能性が高いと思う。
ただ、魔王山について書かれた書物とかを読んでも載ってなかったならともかく、善人も憎しみに駆られたように悪事を働き始めたりしたとか残っていたのに、
調べてなかったなら戦犯度がめちゃくちゃ上がる気がする。

調査不足で後世に知恵を残せなかった的な意味で、前の世代の地位の高い人たちが高めかな?

479 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/27(Thu) 22:08
オルステッドの剣技が後世に伝わることはなかった……

480 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/07/28(Fri) 20:46
>478
魔王山の影響が主であるという前提としての、あの悲劇における"戦犯"、か………。
直接的な原因を理由に挙げるならば……やはり、魔王山に付け込まれる程に鬱屈した負の感情を抱いていた結果、
それを爆発させることで長年の友情と信用を捨て、卑劣漢に堕ちたストレイボウだな………。
あと、魔王山に対する下調べ云々については……魔王山と魔王についての詳細を記した書物は出回らなかったばかりか、王城内でさえ残されてはいなかった。
本来ならば学者なりが考察を巡らせ、知見を蓄積させ…後世に伝えるよう残していても可笑しくはないものだが……

「"魔王"なる存在は良く判らないが、たとえ何度現れようと、その度に"勇者"を向かわせて討伐させれば良い」
―――そんな他力本願な発想から、調査不足どころか、わざわざ残す意味はない・寧ろ面倒だとばかりに誰も記さなかったのであろう。

それ故、ストレイボウは魔王山については書物等では知る由はなかったように思える。
尤も……頭が切れるという以上に"魔道士"でもあったが故に……魔王山に対し、何かしら思う処はあったのやもしれぬがな。

………ただ……そうした、嫉妬と劣等感を抱き続けてきたあいつではあったが……
その元となる、間接的な原因を作ったのは……やはりルクレチアの、偏った考え方と不公平なものの見方が蔓延していた、あの歪な環境と言わざるを得ぬ。
闇堕ちするにも相応の理由や経緯がある……あいつはルクレチアの空気の中……不当な酷評と、謂れなき冷遇を受け続けていた。
「武に優れた者のみを重宝し、やがて勇者になって貰い、それで国を支えていく」………そんな歪んだ考え方を正し、少しずつでも改めていっていれば………

あいつがあそこまで……魔王山の影響を受けるほどに、闇堕ちすることも無かったろう………。

ある意味で……ルクレチアの者全てが戦犯の、"自業自得"ともいうべきだったのだ。
あの、悲劇はな………。

>479
そう、だ………もう、この剣技が後世に伝わることは無い。
正確には私の剣技というよりは……ルクレチアで伝えられていた剣技というべきか。
ハッシュと私の剣技が、似ている処か殆ど同じであるのも……それが所以だ。
また、最終編にて出てくる「クロノレギオン」も、私が殺めた王国兵達の憎しみを基に創り上げた人型魔物ではあるが……
私の剣技をインプットさせたが故に、全てではないが私と同じ技を使ってくるという訳だ。
いずれにせよ……且つて歴代の"勇者"達が繰り出してきた技を、たゆまぬ精神と本物の実力を持つ剣士が戦いの中で修得し、受け継ぐ剣技として伝えられてきた。
まさしく、強い心…強い力を持ち…勇ましき姿となり…魔王を打ち砕く"勇者"を目指すべくして、編み出された技という訳だ。

―――――尤も、その歴史的伝統も……私の代で終わりだ。
もはやルクレチアは滅んだ……魔王を倒す為の数々の技を知るのも、今や私一人。

そして何より………私は、"勇者"ではなくなった。

ルクレチアのみならず……いずれ人類の滅亡を以て、この剣技の継承なぞ、完全に途絶えることであろうよ―――。

481 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/28(Fri) 21:18
力こそが正義であってるの?

482 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/07/30(Sun) 09:22
>481
「力こそが正義」、か………。
確かに真理の一端を衝いてはいるが……それが総てではない。
より正確に言うなれば……「勝った者こそが正義」、だ。
力なき弱者の語る正義などは欺瞞だが……力持つ強者だからとて、必ずしも正義とは限らぬ。
即ち……強者であることは当然であり……そして、勝つことで"正義"となる。
勝利してこそ認められ……肯定され……そして、歴史を築く権利を得る。

そう………勝った者こそが、正義なのだッ!!
歴史とは古今東西……常に勝者が築く歴史なのだッ!!
敗者には………明日すらもないッ!!

この世は勝者が"正義"となり……敗者は"悪"となる。
だからこそ……勝利したことで"英雄"となり、"正義"となった彼奴等に……思い知らせてやらばならぬ。
我々は、敗者ではない………我々こそが、真の勝者だということをッ!

483 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/07/31(Mon) 20:27
かっこいいオディオとダサイオディオがいるぞ

484 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/01(Tue) 22:05
>483
………一つ聞きたいが、それぞれ誰を指して言っているのだ?
いつも乍ら、手掛かりや根拠を提示しない事には、返答に困るのだがな。
ふぅ……ここはまた、客観的な事実を基に、こちらの主観で判断せざるを得ないか。
我らオディオ達の内、こうした形で良し悪しを決めるのは余り気が進まぬが……ここは心を鬼にするか。私は魔王だがな………。

先に"ダサい"オディオを挙げるならば……残念ながらオディ・オブライトか。
ライブアライブのプレイヤーには今更の感はあろうが……タカハラがモリベより受け継ぎし、「浴びせ蹴り」一つで一方的に完封されてしまう。
その所為で、他の猛者をそっちのけで「森部のじーさんの奥義が!×6」等と揶揄されてしまう有様だ。
せめて「向きを変える属性」への耐性があれば、また違っただろうが……これでは"楽に勝てる相手"などと見縊られるのは避けられぬ、か……。

格好いいオディオは……強いて挙げるならば、オディワン・リーだろうか。
ビジュアル面は無論だが…真の強さを得るべく、仁義を棄てて非情に徹し……
何より、常に油断をせぬよう自身への暗殺者の同居を許容する等……信念の追求は徹底している。
報復に有象無象の大群を嗾けさせる、格下の者達に挑ませ、体力の消耗させてから潰しに掛かる等、格好いいと呼ぶには採った手段は卑怯ではあるが……。
まあ、そこは一組織の長である以上……「確実性を取る為の策略」と見做せなくもないか。

さて、私は自身なりに両者を挙げてみた………貴様にはそれぞれ誰が該当するのか、挙げて貰いたいものだな?

485 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/02(Wed) 20:50
リメイクじゃない方のライブアライブに対する感想だけど、オルステッドやストレイボウを救えないのは仕方ないが、
二人の運命を狂わせた偽魔王を放った主人ぶっ殺せるのはいつになるんだと思ってたら、結局触れられずにエンディング行って
偽魔王の主人はどこ行った?となりました。

自分があまりストレイボウを嫌いにならなかったのも偽魔王の襲撃のせいで、
運命がめちゃくちゃになったうちの一人って感じたためです。少なくとも偽魔王の襲撃に関しては彼は関わっていなかったと思うので。

486 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/02(Wed) 21:44
今のお前を見たら
ハッシュやウラヌスは
何と言うだろうか?

487 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/03(Thu) 19:41
>485
あの、全ての始まりの切っ掛けを作った"偽魔王"か……。
ハッシュをして、"魔王ですらない雑魚"と言わしめた以上……
偽物を嗾けさせた"真の黒幕"が、背後に控えているだろうと考えるのも当然か……。
私も……王殺しの罪と魔王の汚名を着せられ、絶望に沈みかけた刻……
ハッシュとウラヌス……そしてアリシアの言葉を拠り所に、再度彼女の救出に向かった際は……少なからずこう思っていた。

「偽物を相手にさせ、挙句罠を発動させてストレイボウを殺した、卑劣な"黒幕"がいる筈……今度こそ、必ず討つッ!」

………だが、遂に山頂に辿り着いた時、現れたのは……他ならぬあいつだった。
黒幕たる、"真の魔王"など………どこにもいなかった。
いたのは………嫉妬と劣等感に圧し拉がれた末に、卑に堕した………愚かで弱い、"人間"だった。

後……私含め、あいつも「偽魔王に運命を弄ばれた」というのは、些か疑問だ。
確かに、あの襲撃は始まりだったが……その後、隠し通路の存在に気付いた刻……
私を出し抜くべく私欲を優先し、人倫を外れる"運命"を選んだのは……他ならぬあいつ自身だ。
そんなあいつの事だ……たとえ偽魔王の襲撃もなく、私が新たな国王に就任していたとしても………

私への負の感情を燃え滾らせ………いつしか、私とルクレチアと徹底的に破滅させる奸計に走っていた事だろうな―――。

>486
ふっ………さて、如何であろうな?
二人が命を賭して託したものを……このような最悪の形で反故にしてしまったのだ。
恐らく、ウラヌスならば………「大莫迦者」と面罵するであろう。
ハッシュは………怒るよりは哀しみと共に「私以上に人を信じなくなった上、"魔王"になってしまうとは………」と深く嘆くような気がする。
どちらにせよ……怒りや哀しみが入り混じった失望が共通することは確かであろうな。

信じてくれる人間が一人もいなくなり……信じていた者達からは裏切られ……
居場所も…愛する者も…信じるものも…守るべきものも、全て失った。
そんな私は………"勇者"という役目を、碌に全うできなかった。
追い詰められた末に残された道など……"魔王"になる以外に他は無かった。

もし……私と同じ立場になったとしても………ハッシュとウラヌスならば、如何しただろう。
もはや分かりようも無いが…… 一つ言えるのは、少なくともこの私と違い………
あの二人が……魔王に堕ちる事は無いであろう、な―――。

488 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/07(Mon) 20:26
ルクレチアは代々魔王と戦ってたみたいなのに、本物の魔王がいなかったオルステッドの時代は、
かなり異端だった気がする

489 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/08(Tue) 08:04
魔王オディオ=規模の小さい麻倉葉王って感じかなぁ。
いや、そもそも死ぬ事すらない相手と比較するのもあれだが・・・。

490 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/08(Tue) 20:39
>488
そう……"魔王"などどこにもいはしなかった。
いたのは……魔王を騙る「偽魔王」だった。
ただ、ハッシュが出会い頭に「魔王!」と呼んでいた処からも…かつての先代魔王は、私たちが見たあの時の姿と遜色なかったのだろう。
それが、弱体化しながらも復活を遂げた先代魔王であったのか……或いは先代魔王に肖り、その姿を模した元配下辺りであったのか……今となっては知りようも無いがな。
本物ではない、偽の魔王が現れたという意味でも……異端だったと言えるだろう。

………そして、当初は"勇者"と称されていた私が一転して"魔王"となり……
長い歴史が続いていたルクレチアを、遂に滅ぼしたという意味でも……

ルクレチアにとって、単なる"異端"では生温い、前代未聞の……そして、最大級にして最悪極まる時代だったと言っても良いだろう。

尤も……それが歴史に記され、後世に語り継がれることは最早無い。
私の代を以って、ルクレチアのみならず……全ての世界に終焉を迎えさせるのだからな―――。

>489
その「麻倉葉王」なる者については与り知らぬ故、一通り調べてみたが……
人の心を読むことができる霊視能力を持つが故に人間に恐れられ…「最初から裏切られた」という感情を基に、
人類への怒りと悲しみを精神の強さに置く、"シャーマン"なる者か………。
人の心を読めるが故に忌避されたという辺りは……あのアキラが辿り得た、"もう一つの姿"と見受けられるな。
かつては人類を滅ぼし、優れたシャーマンだけの世界「シャーマンキングダム」なる世界を築こうとし……
陰陽道を究め、自身の輪廻転生をも自在に操れるようになった"シャーマンキング"、か。
その者もまた……中々に規格外な存在のようだな。

―――それで、私はその者の"ミニマム版"……だと?
シャーマンとして優れた能力を持つが故に、その圧倒的な力から他者を見下す傲慢極まる者などと比較されること自体、不快だ。
そもそも、「優れたシャーマンだけの世界」を築こうという目的からして異なる。
私は人類への憎しみを基に…あらゆる世界・あらゆる時代に干渉し、いずれ滅ぼすことを最終目的とする。
優れたシャーマンだから、人類に替わり、優れた統治を出来る保証なぞない。所詮は、平凡な人間と違い特異能力を持っているという"だけ"の人間だ。
人間が愚かであることには同意すれど……その者自身は"神"にでもなった心算なのか?
その世界の、自身よりも能力的に劣っている者達に敗れている時点で……底が知れるというものよ。

私に言わせれば………この世には人間も……シャーマンとやらも……全て不要だ。
その者などに手出しされるまでもなく、人間は私が滅ぼす………無論、その者もな。
転生など、する意味も価値も否定し尽くしてくれる―――。

491 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/08(Tue) 21:32
中世編の戦闘BGMも好きだよ

492 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/10(Thu) 19:47
>491
「凛然たる闘い」という名の戦闘曲か……。
使命を果たすべく、どんな難敵にも怯まず立ち向かい……
そして、勝利と栄光を掴まんと戦いに臨む、中世編のイメージに相応しい。
戦闘自体は私達の世界含め、どの世界も"チェッカーバトルシステム"なるもので共通していながらも……
BGMが明確に差別化されていることで、各編の世界観の形成にも寄与している点は素晴らしいものだ。
改めて、"ヨウコ・シモムラ"は見事な仕事ぶりをしてくれたものよ。

………これだけ素晴らしい戦闘曲に恵まれていながら………
肝心の本懐は……遂げることは出来なかった。
英雄たちは見事凱旋を果たした事で、ラストはそれぞれの編のメインテーマ曲(または戦闘曲)で締められていながら……
私はあの最後を迎えた後、「魔王オディオ(or 魔王オディオに捧げる絶望のフーガ)」でラストを締めることになる。

―――"凛然たる闘い"を貫いた結果、あのザマだ………ふふっ、実に滑稽で……惨めなものよな―――。

493 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/10(Thu) 22:32
勇者の面汚しになってもいいんだよ、君は
勇者を皆殺しにすればいいんだからさ

494 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/11(Fri) 15:39
まあ、それ以前に勇者自体が人間の面汚しな気が…
そもそもそれ自称する奴の代表例がコレだし

・民間人の住居に白昼同道無断で押し入り物品を根こそぎ強奪する上に
謎の権力で守られているせいか絶対に罪に問われない
(特に漏斗と天空の血族は凶悪で、最近は壷や樽に至っては中を漁るどころか投げて破壊する暴挙がデフォルト化)
・ホップ!ステップ!!ジャンプ!!!かーるいす!!!!が合言葉な
常に自殺衝動に囚われていて隙あらば発作的に自滅行為に走るので
担当になってしまった死神が過労死寸前に陥るのが確約される奇行だらけな真の男

…むしろ変な汚名に塗れる前にさっさと勇者なんぞ脱却出来て良かったかもな

495 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/12(Sat) 15:51
>493
私が勇者の面汚し……か。
かつて……魔王となってルクレチアを滅ぼしに掛かっている最中……
有象無象の中に……もはや逃げられないと悟り、自暴自棄になって私をそのように罵倒した者がいた気もする。

「お前は勇者じゃない! 魔王だッ!」
「よくも……よくも期待を裏切ってくれたなッ!」
「ルクレチアの恥晒しめッ! 勇者の面汚しめッ! 地獄に堕ちろッ!!!」

自身の都合だけでしか物事を考えぬ……身勝手で生かす価値もない屑共だった故……
奴らの思い描く"魔王"のイメージ通りに……ご期待に添えて差し上げた。もはや、あんな奴らの望むままの"勇者"など……放棄してやった。
だが、ルクレチアを滅ぼしても……別の世界には、"勇者"に相応しき、英雄の称号を得た者達がまだまだいる。
ならば、その者達が守ってきたもの…築いてきたもの…これまで辿った軌跡の価値を……命と共に全て否定し尽くしてくれる。
貴様に言われずとも………"魔王"としての役割を全うするまでだ。

>494
―――勇者自体が人間の面汚し、だと?
いや、待て……貴様の言う、勇者を自称する者達の代表例については心当たりがある。

一つ目は確か……某"竜の探求"において、民家に押し入り無断で物品を持ち去るという強奪行為を堂々と働く一行か。
もはや勇者というよりは……その称号と王家の権力を笠にきた傍若無人なる強盗の方が相応しいな。
二つ目は……某"影の門"において、「わたしこそ しんの ゆうしゃだ!!」と自ら豪語しておきながら……
凡そ真の勇者らしからぬ……自害含め、多種多様な無様極まる死に様を晒し、その度に死神の世話になる脆弱者だったか。
一つ目の者達は、まだ勇者に相応しき実力を持っているが……この者は碌に実力もなき分際で、自身を勇者だと思い込んだ狂人としか思えぬ。

………このような"勇者"達と同列に見做されるなぞ、不名誉極まるが………。
ルクレチアの求めていた勇者とは、実質"生贄"である以上……もっと不名誉且つ、不愉快だ。
もはや願い下げになった以上……寧ろ清々した。 尤も、勇者を辞める代償に……人間をも辞めることにはなったがな………。

496 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/12(Sat) 21:00
ルクレチアは魔王に脅かされてはいたけど、ある意味魔王の存在に魔王以外からは守られていた気がする。
他国からしたら、魔王退治のノウハウがないから占領した後、解決できない問題がある土地だから侵略しようとも思わないだろうし、
ルクレチア自身も魔王を警戒して他の国ともあまり戦争しない感じだから、外交もそこまで難しくなかっただろし、
もしも自分がいま書いた予想通りだったのなら、国民たちが自分で考える力を失っていったのもやむなしかも

497 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/12(Sat) 22:18
どんな不良でも心山拳を学べば改心できるのじゃ
心を鍛えるのじゃ

498 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/14(Mon) 20:29
>496
他国にとって、ルクレチアは占領するメリットよりも、魔王の脅威というデメリットの方が大きいが故に攻められなかった上……
ルクレチア側も、魔王という存在を警戒する余り、他国へ侵攻する余裕や利点が無かったが故の外交上の均衡が保たれていたという説か……。
確かに、ルクレチアは他国との外交においては、これといった軋轢や衝突等無く…所謂"可もなく不可もなく"無難に熟してきたという印象だ。
「"魔王"という人類の脅威に長く専念し、最も武に秀でた"勇者"を打ち立てて対抗する」という国柄を築いていた。
それに、魔王が人類の敵である以上…魔王と同盟を結んで共闘し、ルクレチアを侵攻しようなどという国は無かった。
そんな事をすれば……その国も人類の敵と見做されるだけだったからな。
であったが為に……少なくとも表面上は、他国からのルクレチアへの国単位としての"感情"は、一定の同情と尊崇に加え……
「何かあった際には、お隣同士助け合うべく、必要な援助は惜しまない」というスタンスであった。
無論、魔王関係で足元を見られぬよう……ルクレチア王の辣腕による功績もあったがな。
そういう経緯があった故……ある意味、魔王のお蔭で均衡が保たれていたとも言えた。

………尤も、危うい均衡であった事も間違いない。
それに惰性的に慣れ……当たり前の事と疑わなくなっていった風潮は……決して健全だったとは言えなかった。
もし、いつの日か……何らかの形で魔王という脅威が無くなり………即ち、「悪しき魔王を勇者が倒す」という王道が終わったとしたら………
―――それからのルクレチアは……今度は他国を新たなる脅威と見做しつつも旨く立ち回る国として、やっていけたのだろうか。

………ふっ、馬鹿馬鹿しい。 そんな"もしも"は、もう決して訪れぬ。
私の手で既に滅ぼしていながら……取り留めも無きことを考えてしまったな………。

>497
……随分と自信満々に言うものだな?
まあ、今代の心山拳師範を有り体に言えば……それぞれ事情はどうであれ、スリ・野盗・食い逃げ犯であるからな。
結果的に犯罪の道から更生させているという意味では……強ちの間違いという訳でも無いのだろう。
それに、SFC版は兎も角…リメイク版のEDでは、孫子王とその子分達は心山拳に入門したようだ。
本来心山拳師範にとって、孫子王達は義破門団による襲撃の切っ掛けを作った、謂わば許し難い存在である筈だが……
あの様子からは……彼らを許し、弟子入りを許可したようにも見受けられる。
私との戦いを経たこともあり……"憎しみ"という因縁を克服したというのだろうか。
だとすれば……これもまた、"心の強さ"という事か。 相手がこれまでの行いを悔い改めると信じるからこその……あの光景、か………。

―――ふっ、生憎ながら、私には遅すぎた言葉だ。
もはや一線を越え切ってしまった以上……"心を鍛える"など、何ら意味を成さぬ。
今や私は………"不良"など生ぬるい、赦されざる"魔王"に堕ち果てたのだからな―――。

499 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/14(Mon) 22:15
いろんな世界でオディオが生まれて
これからも増え続けるのか?

500 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/16(Wed) 16:56
>500
そうだ……人間がいる限り……どんな時代……どんな世界だろうと………
経緯こそ様々であれ、"憎しみ(オディオ)"という争いの火種が……絶えることは無い。
個人レベルは勿論……社会…国単位でも、"憎しみ"は必ず生まれる。
ただし……"憎しみ"には一定のサイクルがある。
生まれた"憎しみ"は、その対象が存在し、現在進行形で害を為す間は増え続けるも……何らかの決着を以て収束が起きれば、やがて減少もする。
それが、"憎しみ"を抱く側・抱かれる側のどちらかの終焉……或いは、双方の和解や講和等によるものかは……当事者次第であろう。

―――中には、後者の例を「憎しみを乗り越えて前に進む」だの、「克服して互いに手を取り合う」だのと称賛し、美化しようとする愚か者もいるがな。
一定のサイクルがあると言った通り……あくまで"減少"であり、消滅ではない。
たとえ一時期には終息したとて……いつか必ず、何処かで新たなる"憎しみ"は芽生える。
これまで繰り返し述べたように……同じ人間同士でも……考え方・思想・価値観・立場・利害等が違う以上、相争う"本能"を持っているからだ。
挙句……「自身の利益拡大」という目的の為だけに……裏工作等で"憎しみ"を陰で煽り、肥大化させることで相争わせ………
その裏で恩恵に与れるならば、幾らでも他者の命を犠牲にすることを何ら厭わず……寧ろ続くことを望む狡猾で醜悪な人間も、確実にいる。

即ち………人間が存在する世界とは、"憎しみ"が絶えず存在する世界と同義だ。
争いが一切ない、完全無欠の真の平和なる世界を創る唯一の方法………それは、「人間を総て滅ぼす」以外に、有り得ないのだ―――。

501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/17(Thu) 21:01
>>450の返信で思い出しましたけど、自分は半熟英雄対3Dで初めてオディオを知ったくちだったけど、絶対にあれは何かのパロディだと、
思ってライブアライブに行き着いたけど、あの完全なギャグ世界すらあそこまでシリアスに変えるオディオは、
かなりすごい気が。でも見ようによってはあのゲームの主人公の父である先代の時代はシリアスだったから、
オディオがいたのかもって言えるかも

502 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/17(Thu) 22:11
オルステッドがストレイボウに負けていれば魔王は生まれなかったのか?

ストレイボウの弱さが原因なのか、これは

503 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/18(Fri) 21:03
>501
あの世界での「オディオ」の登場は、プロローグに当たる初回エピソードきりのようだな……。
どうやらルクレチア国の王のようだが、イリス姫を巡ってアルマムーン国の王子と争い、そしてアルマムーン国を劣勢へと追い詰めるも……
最後まで希望を捨てなかった王子は、前線を落とした事で戦力を消耗していたルクレチア軍に、残存兵力の一点突破で反撃に転じ……逆にルクレチア城に攻め込んだ。
そして、王子との直接対決に敗れた「オディオ」は、悪魔に魂を売り渡してでも王子を地獄に送らんとし、「漆黒の憎悪:ブラックドラゴン」へと変貌を遂げた。
それにも怯まず、2度目の戦いも勝って生き残らんと対峙する王子………と、そこまでの構図はシリアスそのものといっていいだろう。

―――だが、問題はその後だ。
そこで王子は、あらかじめ姫から託されていた、先祖代々伝えられてきた"たまご"の力を使い、「オディオ」に対抗した。
どうやら召喚アイテムのようだが……その呼び出す際の儀式は噴飯レベルの脱力モノだ。
挙句、"たまご"から生まれたエッグモンスター「レッドドラゴン」は、貴様たちの世界では有名なる某「ポ○ットモンスター」と見紛うような外見だ。
憎しみに染まり切った、禍々しき姿の「ブラックドラゴン」とは、あまりにも外見に差があり過ぎる。
しかも「レッドドラゴン」の方が強い故、「ブラックドラゴン」は最期……自らの闇に深く沈み、消えていった。

………幾ら世界観がギャグ路線とはいえ………
曲がりなりにも、同じ「オディオ」の名を冠していながら……あんな連中に敗れてしまっては……死んでも死に切れなかっただろう、な………。

>502
>347への返答のように、もし仮にお互い手加減なしの全力で戦った結果、あいつが勝っていたならば……
予てからの"勇者の再来"という期待に基づいた、周囲の私への好感情は一転し、失望や軽蔑といった悪感情になっただろう。
ストレイボウに対しても……「魔法などという姑息な方法で勝った者如きに栄誉は相応しくない」とばかりに、納得も見直しもしなかった事だろう。
そうした、謂わば針の筵の中で……それぞれ何かしらの負の感情を募らせていったやもしれぬ。
そんな精神状況の中、何かの経緯で魔王山に赴く事となり、そして徹底的に魅入られたならば……
本来とは違った形で魔王化する可能性も、無きにしも非ずといった処か………。

………ただし、これは「もしストレイボウが勝っていたら」云々で収まる問題ではない。
魔王山とは、他者の「負の感情」を源にして魔王を生む。そして、基となる負の感情が芽生えるにも……根の深き、相応の理由と経緯というものがある。
魔王の脅威に長く晒されていながら、魔王とそれを産み出す魔王山の謎を、本格的に調べ上げようともせず………
「何度魔王が現れようとも、兎に角武に優れた勇者を打ち立て、その勇者に退治して貰えばいい」という、他力本願を地で往く方針を、ルクレチアはいつまでも改めようとしなかった。
私も……それに異議を唱えるでもなく……ただ周囲から求められるがままに、"受け身"のまま勇者の役割を果たそうとしただけに過ぎなかった。

結果的に"私"という魔王が生まれたのは……何も、魔王山に魅入られたストレイボウと……あいつに心移りしたアリシアの、精神的な弱さだけが総てではない。
私と……ルクレチアの民の……それぞれの"弱さ"もまた、原因であったのだ………。

504 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/18(Fri) 21:50
魔王山で修行して強靭な肉体と精神を身に付けようと思う

505 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/19(Sat) 08:31
ルクレチアの民とロマサガ2の古代人って気質が似ているな。
それだけにオディオも七英雄と出会っていたら意気投合したかも知れん。

506 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/19(Sat) 22:44
剣士と魔法使いのパーティなんて王道じゃないか

507 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/20(Sun) 18:30
>504
魔王山で修行とは………余程の豪胆か、または先を見据えぬ愚か者か?
知ってるだろうが……魔王山は昔から禁断の地として認定されている。
そんな山に自ら入る者は、魔王を倒すという使命を負った"勇者"か……或いは、自殺志願者が関の山だ。
常に魔物が跋扈している上に、魔王山特有の瘴気に溢れている。
態々そんな処で修行しようするからには……当然、易々と魔物に殺されない程の実力に加え、瘴気に中てられぬ程の精神力は持ち合わせていよう。
碌な実力もなき者が挑んだ処で、待っているのは……無情な"死"だけだ。

―――それで、貴様は何の為にこの魔王山で心身を鍛えるのかね?
強くなり、何かを為したいが為か? 或いは……いずれ、魔王を倒せる程に強くなりたい為か?
兎も角、貴様を手伝う気などは毛頭ないが……本気で修行したいならば、精々足掻いてみせろ。
命懸けの実戦に勝る修行はない……私の支配下の魔物達相手に、何処までやれるものかな?
………だが、もしも生き延び…私と戦える程に強くなったならば……その刻は直々に相手をして、貴様の全てを否定してやろう―――。

>505
その世界の話は……多かれ少なかれ聞いた覚えがある。
確か……古代人という、人間よりも遥か昔から生きていた種族がいたが、強大な魔物の脅威に晒されていたらしいな。
そんな危機から同族を救うべく七人の古代人が立ち上がり、「吸収の法」という秘法を用いて魔物を吸収する事で、魔物の力を得て自身を強化し……
やがて、魔物を打倒し世を平定したことで……「七英雄」と称えられた。
だが……平穏な時代になってからは、余りに強くなり過ぎた七英雄が逆に脅威と見做され、次元移動装置なるもので異次元に追放されてしまった。
そして、報復を恐れた古代人達は……七英雄とは別の異次元へと逃げおおせた。
七英雄は古代人達への復讐の念で、数千年もの労苦を経てようやく元の世界に戻ったが、既に古代人はいなかった為、魔物を率いて元の世界を荒らしてでも逃亡先を探すようになった。
そんな七英雄はもはや人間にとっての脅威でしかなかった故……七英雄を打倒すべく、唯一自ら残っていた古代人から授かった「伝承法」を基に……
バレンヌなる帝国の歴代皇帝達が、何世代も継承した技を駆使して七英雄に挑み、数百〜数千年の長きに渡る戦いの歴史を築く、か………。

………それにしても、"他力本願"という点では共通しているが……
厄介事は七英雄や後世の人間達に押し付けておいて、自分達だけは平穏と安息を得るべく、高度の知能を駆使している辺り……
ルクレチアの民は無責任で愚かだが…古代人は姑息で狡猾であり、そして"傲慢"だな。
七英雄が憎しみを抱くのも止む無しよ(クジンシー、ダンターグ、ボクオーンなる者達は別だが)。
仮に、私と七英雄が邂逅を果たしたならば……或いは、貴様の言う通り意気投合も出来たやもしれぬ。

ただ……私は本懐を遂げた後……喩えようの無き空虚さに、囚われる事になる。
もし、七英雄が本懐を遂げることが出来たならば……‥その後、彼の者達は如何する心算であったのだろうな―――。

>506
そうか……それが王道か。
確かに、どちらか一方に偏った編成では……取れる手段が狭まってアンバランスだ。
それよりは……長所と短所を相互に補い合うチームの方が、旨く事を進められる。
実際、初めての旅だったが……あの頃のストレイボウとの連携による魔物退治は、スムーズに進められていたという印象だ。
それに、後に加わったウラヌスには……"回復役"という意味でも、大変助かった。
ハッシュには……私の立場は完全に食われもしたがな。

そう……幾ら「勇者」と称される程に、剣士として強くとも……たった独りだけで出来る事など知れている。
"勇者"だけで何でも出来、成し遂げられる訳ではない……"勇者"もまた、一人の人間でしかないからな。
「独りでは不可能な難事も……不屈の精神に加え、多くの様々な者の協力を得ることで、遂に果たすことが出来る」
それこそが……大抵の人間が好む、「真の王道」と称すべきものではないのか。

だが、ルクレチアの連中は……単に肩書でしか他者を見ず……
剣士は「強く勇敢で凛々しい」、魔法使いは「姑息で陰険で卑劣」、魔王は「強大且つ邪悪で残忍」といった風にしか見なかった。
そして、「多くの者達が力を貸し合い協力するという"王道"」ではなく……「勇者が魔王を打倒するという単純な"王道"」しか望まなかったのだ。
尤も、今やそんな歪んだ"王道"は崩れ去った……奴らが散々冷遇した事で負の感情を募らせ、それを爆発させた「一人の魔法使い」を引き金にして、な………。

508 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/20(Sun) 21:45
隠しボスを皆殺しにしてきたぜぇ

509 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/22(Tue) 20:15
>508
ほう……隠しボスを"皆殺し"、か。
その内、我らオディオよりも遥かに強い、「キングマンモー」……「魔神竜之介」……「岩間さま」……
まともに戦っても勝ち目は薄い、凄まじい実力を持つ恐るべき癖者揃いだ。
そんな彼奴等を倒した上に、その証しとなるアイテムを手に入れられたのだ………さぞや、ご満悦だろうな。

………そして、その口振りだと、私が生み出した者達をも倒したのだろう?
英雄達の為に特別に用意しておいた者達を、「皆殺し」などという言葉で容易く片付けられて、このまま黙っているとでも思うか?
貴様がどれだけ強かろうと関係ない………つまらぬ意地と言われようが、ここで引き下がる道理はない。

さあ………今回は特別に、私が直々に相手をしてやろう。
たとえ隠しボスを倒せる者だろうと………この私を、そう簡単に倒せるなどとは思わぬ事だ。

510 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/23(Wed) 22:26
オルステッドのスピンオフ作品を作ろう

511 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/24(Thu) 20:13
>510
私を扱ったスピンオフ作品だと?
それならば、これまでに幾つも創られているな……私も、全てを把握している訳では無いがな。
人間だった頃(オルステッド)を描く者がいれば、魔王オディオになった直後は無論……
中には……IF展開で Live a LIVE 本編終了後の私の物語を想像する者もいる。
あまりにも救いのない私を憐れんでか……魔王の頃とは打って変わって平穏な世界に転生する、といった風にな。
ふん………要らぬ世話よ………。

………それで、貴様もそんな酔狂な者の一人か?
創るのは勝手だが……私を扱うと言った以上、中途半端は許さんぞ?
何より、あらゆる作品には……多かれ少なかれ、創作者の何かしらの"メッセージ"や"テーマ性"といったものを秘める。
どのような作品を作るにしても……精々、この私の心に留まる程のものを創り上げてみせることだな。

512 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/24(Thu) 22:54
綺麗な心になったストレイボウと
今の根暗インキャのストレイボウ

あなたが手に入れたいのはどっち?

513 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/27(Sun) 19:16
>512
………何処かで聞いたことのあるような問いだな?
―――ああ、そうだ。とある寓話で、二人の木こりが泉に鉄の斧を落とした時……
泉に棲む女神に、「貴方が落としたのはこの金の斧ですか? それともこの銀の斧ですか?」を問われた際……
正直な方は「どちらも違います。落としたのは鉄の斧です。」と答えたお蔭で、自身の斧を返された上、「正直な貴方には金・銀の斧を差し上げます。」と両方も褒美に貰えたが、
欲深い嘘吐きの方は「はい、そうです。お返しください。」と答えた所為で「貴方は嘘吐きです。罰として何もあげません。」と言われ、結局自身の斧を失う羽目になるという………
謂わば……"正直"であることが最善の道であるという、教訓譚に似通っているのだったな………。
………それで、本題に戻るが……この寓話に倣い、正直に答えよう。

―――――返答は、「どちらも不要」だ。

今のあいつは言わずもがなだが……「綺麗な心のあいつ」など、もっと要らぬ。
そもそも「綺麗な心の人間」なぞ存在せぬ。そんなものは、人間が作った都合の良い妄想だ。
「清濁併せ?む」などとも云われるが……人間の"綺麗さ"に当たるであろう"善良"だの"誠実"だの"高潔"だの、全ては虚構……。
心など……時の流れやその時々の状況次第で幾らでも変わる。
寧ろ人間の本質は"汚らしさ"の方こそが主で、そしてそれ程大して変わることは無い……。
そんな浅薄な綺麗さを持つあいつを私が求め、かつての罪を赦すなど………想像するだけで吐き気がする。

たとえ仮に、真に"綺麗に"心変わりしようとも……もはや、あいつの罪を私が赦すことはない。
これまでも………そして、これからもな―――。

514 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/28(Mon) 20:42
オルステッドって主人公の中では強い方だったのl?

515 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/29(Tue) 22:06
>514
私が人間(オルステッド)だった頃の強さか………。
近接技は勿論、遠距離や広範囲にも攻撃できる豊富な剣技を揃えている故、決して弱いとは言わせぬ。
ただ、タカハラ、アキラ、キューブ、心山拳師範のような自己回復(&自己強化技)を持っていない以上……完全な攻撃特化型だな。
また、純粋な攻撃力のみで見ても、若干時間は掛かるも最大攻撃力を誇る「ハリケンショット」を使うサンダウンには流石に及ばぬ。

有り得ぬ事だが……もし私も、彼奴等同様に"何者か"に誘われる立場となり、成り行き上彼奴等と共闘する事になったならば………
決して弱くはないが、回復技を持たぬ事と攻撃力の面でどうしても他の者には一歩及ばぬ有り様だ。
ただ、HPと力の成長率は高い故、中世編同様にタカハラ、ポゴに並ぶ前衛ポジションに収まるだろう。

―――共闘、か………私も彼奴等と同じ立場になっていたならば、国と民を護るべく編み出した数々の技を披露し……
彼奴等を助け……また私も、彼奴等の技に助けられもしていただろうな………。
………生憎、そんな"もしも"にはならなかった。 私は彼奴等と敵対する……"魔王"になったのだからな―――。

516 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/08/30(Wed) 22:19
安心しろ、お前が魔王になってもファンはいる

517 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/08/31(Thu) 22:30
>516
ほう……魔王になっても尚、この私にファンがいるというのか。
それは、かつては「勇者」と呼ばれる程の"正統派"とでもいうべき主人公だった筈の私が……
あのような裏切りに遭い、一転して「魔王」に堕ちた事を憐れんでの事か。
或いは……寧ろありきたりな主人公のままで終わらず、何処までも救いなき末路を辿ったが為に……
逆に、キャラクターとしての魅力が増した故、とでもいう訳か。
ふん………どちらにせよ、「プレイヤー」という所謂「神の視点」だから真相を知れた者達は、実にいい気なものよ。

仮に、貴様の言う"ファン"達がルクレチアの民と同じ立場だったとしても……それでも果たして、好意など抱けるのか。
誰しも、自身の眼や耳に届く範囲内でしか物事を考えられず………そして、世界を推し測る事は出来ぬ。
「善の勇者」と「悪の魔王」という存在しか頭に無かった連中の認識が、ルクレチアでは常識を占めていたのだ。
その歪さに気付いた者は………いたとしてもごく稀で、まともに主張を聞き入れて貰えなかった事だろう……。

―――まあ、そんなルクレチアなぞ、最早滅んだ。
そして、私に"ファン"などがいようが、そ奴等の考えや好意など知る処ではない。
あくまで私は、ルクレチア史上最悪の「魔王」として振舞うまでだ………。

518 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/03(Sun) 20:59
オルステッド時代の良かった思い出を語ろう

519 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/04(Mon) 18:55
魔王オディオは過去の自分のこともかなり嫌いというか低評価している印象があるけど、
オルステッドは本人がダメだった言うより置かれた場所が適所じゃなかった気がする。
周りが、しっかりした世界で勇者やってたら普通に英雄になってたと思う。

逆に迷いなくやらなきゃダメな役割を道義的には間違ってない理由で悩んでしまい惨事を招いたみたいな、
キャラはルクレチアでオルステッドの立場に立てばルクレチアの悲劇を起こさず、
良い結果を引き寄せられた気がする

520 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/09/04(Mon) 22:36
>518
人間(オルステッド)だった頃の良き思い出……だと?
今の私によくもそんな事が聞けるものだな……かつては私自身も、人間であった事自体を否定したい位だというのに。
ふっ………確かに、あの頃は良かった……少なくとも、そうと信じていた時期はあったがな。
以前にも答えた通り……肩書やしがらみなどに囚われず、ただ純粋な想いのままに……
ストレイボウとは互いに、気心の知れた日々を過ごした少年時代は……とても幸せだと感じる事が多かった。

城仕えの身になってからは……周囲の同期や同僚たちとも、訓練や行軍、遠征等で苦楽を分かち合いながら
それなりに良き関係を築き、付き合いが充実した日々を送った。
ストレイボウに対する過度な悪感情だけはずっと引っ掛かっていたが……それを除けば、気の良い連中だと思っていた。
―――それも結局、「今のルクレチアで最も武に優れている故に、"勇者"に相応しき者」というフィルターを通じての好感情でしかなかった。
幻覚を掛けられた私が、誤って王を殺めてしまった刻……私を"私個人"としてではなく、「勇者」という肩書でしか見ていなかったが為に………
私の言い分など聞く耳持たず、すぐに「勇者」から「魔王」へとフィルターを変更し、あっさり手のひらを返してのけた……今までの日々も全て無かった事にしてな。

………そして、ストレイボウも……嫉妬と劣等感に狂う余り……かつての"素晴らしき"友情の日々を全て棄て去り、醜悪な卑劣漢の貌を見せ……‥堕ち果てた。
つまり……私が"掛け替えなきもの"と信じた良き思い出なぞ………全て、見せ掛けだけの"張りぼて"でしかなかった。
実に滑稽で………下らぬ過去よ―――。

>519
そうだ………先程の>518への返答通り……かつて人間だった頃の過去なぞ、唾棄すべきものだ。
ただ、それは私本人ではなく……周囲の環境があまりに相応しくなかったが為、か。
確かに……ルクレチアは長年の歴史に培われた、歪な空気に満ちた国だったが………
単なる肩書ではなく……その者個人を率直に視る者達だったならば……今とは違っていたかもしれぬ………。

或いは、貴様が言うような経緯を辿った者ならば……たとえ私のように追い詰められたとしても、あのような悲劇を起こさず……
どれだけ辛くとも諦めず……苦難の末に、栄光の未来を勝ち取ったというのだろうか。

―――尤も、生憎だが……それらもまた、私に言わせれば「人間が抱く幻想」だ。
しっかりとした見識と理解のある者ばかりのまともな世界など……あるとしても一時期的な僅かな時代だけだ。
そして、後者の例の者も……ハッシュや私にとっての、ウラヌスの如き理解者に恵まれなければ……
心から信じてくれる者や、自分が信じられる者がいなければ……誰にも理解されぬまま………
ただ"赦されざる極悪人"として歴史に刻まれ……非業の死を遂げるだけで終わるのが常だ。

即ち、人の世とは……斯様なまでに無情にして無常―――
不条理と理不尽に満ちた……救いなき、"地獄"なのだ―――。

521 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/06(Wed) 21:57
ストレイボウのような魔法使いに憧れる人おるの?

522 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/09/07(Thu) 22:15
>521
あいつに憧れる者ならば……このスレに限っては、>164の少年が押し掛けの弟子になっているぞ。
あいつ曰く、『お前(少年)の親が泣いて頼み込むから仕方なくだ。』と申し出を受けたようだ。
その後も良好な師弟関係が続いているかは……あいつの裁量次第だがな。
まあ、『あんなに魔術の本を目を輝かせて読んでいる』らしい故、嫌々ながらではないのだろう。
先入観や偏見などもなく、ただ純粋に、ひたむきに………興味のあるものに憧れ、打ち込む姿勢は………"子供の特権"というべきか。
―――ふっ、私としたことが………不覚にも、少年時代の頃の己を思い出してしまった。

………ただ、今までにも述べたように……やはり、「勇者は正々堂々として勇敢だが、魔法使いは姑息で卑劣」という先入観や偏見がルクレチアのほぼ大半を占めていた。
あのような環境下では……いかに優れた頭脳と実力があろうと、碌に評価されなかったばかりに……憧れ、見習おうとする者もいなかっただろう。
そんな中では……寧ろこうした少年は、良くて"珍しい"、悪くて"異端"とすら見做されるのは明白だったろう。

―――今後、仮にそうした理不尽な逆境が立ちはだかる刻が来たならば………それを如何に乗り越えるかもまた、試練と言えるな。
「弟子は師を超えるのが目標」とよく云われるもの………ならば、嫉妬と劣等感で屈折し、一線を越えて堕ちた師のあいつを、見事超えてみせて貰いたいものよ。
それはそれで……"英雄の資質有り"と見做し、魔王として否定のしがいもあるがな………くくっ。

523 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/08(Fri) 22:41
お前は本当に”王”なのか?

自称”魔王”ではないのか?

524 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/09/09(Sat) 20:25
>523
ほう……この私が、本当の魔の"王"ではないと?
ただ、"魔王"を名乗っているだけの者だとでも?
ふん……随分と言ってくれるものだ。 これでも、恐らくは"史上最悪の魔王"に成り果てた自覚はあるがな。
守るべきと信じた者達…掛け替えなき大切な存在と信じた者達全てに裏切られ…あいつの望み通りの絶望のどん底に落とされた結果……
単に、憎しみの勢いに任せて名乗り上げるなどというのではない。 人間共自身の愚かしさ、醜悪さを思い知らせるべく……
人間であることを辞め……魔王となる決意をしたのだ。
それに、場所も…時代も…あらゆるものを超えてまで干渉し、滅びを齎せる程の力をも持つに至った……これが名実共に、"魔王"以外の何だというのだ。
実際、私が殺し尽くしたルクレチアの奴等は……私こそが「真の魔王だ」と吐き捨てながら死んでいったのだ。

―――――いや、一人だけ………唯一、例外の者がいたか。
ファミリオの村の……あの、少年だ。
死して魂となっても尚……私が魔王だと、未だ信じていない。

………ふっ……どこまでも………つくづく、莫迦な子供だ。
たとえ、今のこの私の姿を知ったとしても………それでも尚、私は魔王ではないと……心から信じられるとでもいうのか。
彼が憧れ、信じていた"人間"(オルステッド)は、もういない………いるのは、総ての人間に絶望と滅びを齎さんとする……魔王"オディオ"のみ、よ………。

525 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/10(Sun) 21:45
勇者が使う必殺技、もういらんなら俺にくれ

526 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/09/12(Tue) 20:21
>525
―――何故、貴様などにそんな事をせねばならぬ?
貴様の指図を聞く謂れや道理などはない。
そもそも……仮に勇者の技を会得したとして……一体貴様は何をしたい?
新たなる"勇者"にでもなり……"魔王"たる私を打倒しようとでも?
そして……「魔王を打倒した勇者」として讃えられ……英雄の名声をも得るのが望みか?
だとすれば………つくづく愚かの一言に尽きるな。

技はただ欲せば得られるものではない……技を会得するに相応しい生き方を積み続けていく中で、いつしか心身に刻まれる。
或いは会得した者が……他者や後世に伝える必要があると見做す時代の中で継承されていくものだ。
碌に努力もせず、ただ要求するだけの貴様如きに……勇者の技を得る資格なぞ無ければ、伝える必要もない。

―――それでも、どうしても欲しいか? ………ならば、教えはせぬが盗んでみるか?
私が貴様相手に技を繰り出すのを必死に避けながら……盗み見た技を覚えるという事だ。無論、出来るかは貴様次第だがな………。
それでよければ、ほんの手慰み程度に付き合ってやろう―――さあ、やるかやらぬか………答えるがいい。

527 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/12(Tue) 21:42
サンダウン・キッドは渋いオッサン?

528 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/13(Wed) 22:00
ロマサガ2の話題がでて思い出したけど、インペリアルサガってゲームでロマサガ2の登場人物たちと、
半熟英雄が絡んでいてさらには、その際に出てきた敵が抱いていた計画が人間達同士を憎み合わせて、
その力を吸収する『オディオ計画』だったらしい。その際に絡んだのが個人的にはギャグとシリアスのバランスが一番良かったと感じられた、
2作目の半熟英雄だったみたいだからやれない状態だったのが残念でした。

しかし、半熟英雄はシリアス部分だと、完成してしまう。もしくは、
完成したと思うと進歩がなくなるから、常に成長できる半熟が最終的には勝つ、というのがシリアス部分のテーマみたいだから、
ある意味凄く悪い完成をしてしまったルクレチアと絡むと、バッドエンドをクラッシュできるかもしれないと感じました

529 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/14(Thu) 11:09
魔王オディオを超え、私が真の魔王になるっ!
夢と希望を持つ私に貴方は勝てるか?

530 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/09/14(Thu) 21:50
>527
かの銃士が渋いかは………「プレイヤー次第」とでも言うべきか。
生き様自体は、貴様たちの世界で云われる処の"渋格好いい"に当たるのだろうが……
西部編内で取る行動次第で、そのイメージも総崩れするだろう。

即ち……アニーの(シミーズ or 日記)を本人不在時にこっそり盗む事から端に発する。
それを自ら彼女に暴露した際には……彼女からは強烈な平手打ちを褒美に貰う。
暴露せずに装備した場合は(特にシミーズ)………もはや変態の域だ。
仮に「人を守ることをもう一度教えられた見返り」としたとしても……流石に許されまい。
挙句、SFC版の最終編では装備品しか持ち越せないので、それを装備したまま私に"誘われた"後……
地肌に着ていたそれを、今度はレイ・クウゴに装備させるという行為すらも可能となる。

そうした変態プレイの世界線のサンダウンは………もはや"渋い"とは程遠いだろうな―――。

>528
その「インペリアルサガ」なる物語は与り知らぬ故……生憎多くは語れぬ。
ただ、人間同士を憎しみ合わせ、そこから生まれる憎しみの力を吸い取る「オディオ計画」とやらは、他人事とは思えぬ。
人間共に、自身の本性とでも言うべき真の姿を曝け出させ……相争わせる中で得た憎しみの力で何事かを為すか。
それがもし、最後にはその力を以って人間全てを滅ぼすという計画ならば……まさにそ奴等に似合いの末路よ。
だが、そうしたシリアスな展開がそのまま進めば、深刻な事態になっていただろうが……そこでギャグチックな要素が絡んだことで、運命の糸が狂ったのか。
ある意味……恐れ知らずのギャグとは、シリアスの天敵とでも言えるのかもしれぬ………。

………そんなギャグチックな要素が、貴様が言うように中世編に大きく絡んでいたならば………
私の誤認による王殺しも…ウラヌスの非業の死も…ルクレチアの連中の豹変も…ストレイボウの裏切りも…アリシアの自害も……
……そして、私の魔王堕ちすらも………全てを破壊する程の"どんでん返し"が、起きたのだろうか………。

―――――ふっ。
だとすれば……いっそ、寧ろそうであってほしかったものだ。
憎悪と絶望に染まり切る末路を辿るくらいならば……こんな馬鹿げた夢想の方がまだマシであろう。
まあ、今更何をどう嘆こうと………もはや取り返しなぞつかぬが、な。

>529
ほう……私を超え、真の魔王になると来たか。随分大きく出たものよ。
私を超えるとまで豪語したのだ……さぞや、私に勝る膨大な負のエネルギーを求めているのであろうな。
そして、"真の魔王"を目指す以上……私をも上回る、凄まじくも悍ましき、負の感情を抱いているのだろう?

―――ならば、夢だの希望だのを、一切棄ててから大口を叩け。
以前に魔王といっても千差万別とは述べたが……夢と希望を語る魔王なぞ、私の知る限りでも存在せぬ。
魔王は"夢"など見ぬ………人の夢と書いて「儚し」と呼ぶが如き、虚しき幻と悟っているからだ。
魔王は"希望"など抱かぬ………抱くのは絶望であり、そして齎すもの。
そもそも、夢も希望も……所詮愚かな人間の醜き欲望から生み出される、腐臭漂う汚物でしかない。
そんなものを後生大事に胸に抱く貴様如きが……私に勝る魔王になれるなどと、本気で信じているのか?

―――ならば、"正真正銘の魔王"として……下らぬ妄想であり、幻想でしかないと思い知らせてやるまで。
では、ここは一つ……戦いの前に私からも言わせて貰おう―――――『憎悪と絶望を持つ私に、貴様は勝てるか?』

531 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/20(Wed) 20:18
オディオは人間を憎んではいるけど、オディワン・リーやオディ・オブライトという人間にも手を貸している気がする。
でももしかしたら、あの二人もオルステッドが魔王になると決めた後に明らかに人ではない力を得たように、
そういう存在になっていたあるいはなりそうだったりしたのかな?

532 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/09/20(Wed) 22:05
>531
ふむ……人間を憎む"オディオ"でありながら……
かの拳士と闘士には手を貸している処に、矛盾を感じる者がいても可笑しくはない、か。
確かにあの二人も人間だ。―――いや、より正確には………人倫を外れ、"人間"である事を辞めた者達だ。

ここからは推測だが……まず、オディワン・リーは「義破門団」を立ち上げた処からも、人道の象徴たる"義"を破ることを信条としている。
恐らく何らかの印象に残る出来事を切っ掛けに、「人間とは他者を裏切るもの。仁だの義だのに一片の価値などない。
そんなものに重きを置く強さなぞ所詮はまやかし。 真の強さとは、"人間らしさ"などというもの総てを棄ててこそ、得られるもの」という考えに至ったのであろう……。
そして、オディ・オブライトは……かつてはタカハラと同等の、"真っ当な"格闘家だったのではないかと思える。
だが、彼奴の言動から察するに……かつて自身が負かした者達の卑劣な報復や、"最強"の為ならばなりふり構わぬ姑息な手で勝とうとする者達が後を絶たず……
そして、そんな者ばかりを相手にしていくにつれ……自身が如何に手温く、甘かったかを思い知ったが故………倒した相手の命を必ず絶つ事でしか、完全な勝利は得られぬと悟ったのではなかろうか。

つまり……両者共、何らかの"裏切り"を味わい、"失望"なりを抱いた事で………人間であることを辞め、それぞれ"仁義を唾棄する拳鬼"、"殺人拳を貫く魔人"に成り果てた。
「人間でありながら人間を辞めた」という………私としても、他人事として捨て置けなかったという訳だ―――。

533 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/23(Sat) 16:40
(中世編終盤と最終編で)たった一人で戦い続けるってどんな気持ちですか?

534 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/09/24(Sun) 19:48
>533
ただ独りで戦っている刻の心境か………。
中世編においては、心強き仲間があっという間に一人もいなくなった上……
かつては味方だった王国の兵までもが敵となって立ちはだかるという事態に……内心愕然とし、絶望もした。
たが、牢から脱出後に単身魔王山へ挑んだ刻は、それらを上回る程の勇気を奮い立たせ……
「ハッシュとウラヌスの遺志を絶対に無駄にはしない。今度こそ、必ずアリシアを救い出すッ!」と覚悟を決めていた。
だからこそ……たとえ以前よりも強力な魔物達が行く手で待ち受けていようとも、辛くも勝ち進むことが出来た。
尤も、その結末は………今更言うまでもない。

最終編は……私というよりは、各世界のオディオ達に力は貸すも、戦い自体は彼等に委ねていた。
そして、敗者故に悪にされた者達の無念を晴らさせ、真の勝者に返り咲かせる事で……
各世界の"英雄"たちの無力さを嘲笑い……「無駄な足掻きよ。所詮、貴様たちの抱く信念や手に入れたものなど、無価値なのだッ!」と、愉悦に浸った。
総ての"復讐"を終えた刻は……もはや高笑いせずにはいられなかった。

―――ただ……本懐を遂げられて、嬉しい筈だといういうのに……何故か、視界は滲んでいた。
そうして、魔王の役割も全て終えた後に得られるものは……世界で己一人がいるというだけの孤独と………底なしの空虚さのみ。
「真の勝者」となれた筈なのに………一体、何故なのだろう、な―――。

535 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/26(Tue) 22:41
心山拳はお前の剣よりつおい?

536 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/09/27(Wed) 19:13
ヒャ……ヒャハハハッ。
調子に乗ってサボっていたら、完全に追いつけなくなってしまったぜ……。

魔王オディオよ、こんな俺を情けないと笑うならば笑え!
どうすれば現状を打開出来るんだッ!

何か良い案を出してくれ、名無しーーーーーーッ!

537 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/27(Wed) 20:14
あくまでも自分の案で他の人は違う意見があるかもしれないけど、素直に謝って、ここからの質問だけ答えることにするとか、
それか雑談系統は飛ばしてど特に答えてほしい過去の質問に関しては言ってもらってそれには答えるとかどうでしょうか?
個人的にはどちらをとってもストレイボウさんの自由だと思うけど、自分としてはいくつか答えてほしい質問もあります

538 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/09/27(Wed) 21:51
>535
「シンザン・フィスト」が私の剣より強いか、だと?
ふっ、素手が剣に勝てると思うのか………と、言いたい処だが。
癪ではあるが……かの師範の拳は、心身共にそれ自体が武器と言っても良い程、洗練されている。
いくら質の良い武器を持っていようと……それに実力や精神の伴わぬ生半可な者では、彼奴には到底敵うまい。
尤も、私も己なりに剣の稽古や肉体の鍛錬を怠らず、かつ数多の実戦を経て今の強さに至った……如何に彼の師範が強くとも、決して劣るとは言わせぬ。
―――師範が"主人公"の場合……私が彼奴等に敗れた後、彼奴等に止めを促す際には剣士姿で一戦交える事があるが……
………その時は自暴自棄に任せての捨て鉢故……およそ「剣と拳の勝負」とは言い難いがな。

―――そのような形ではなく……もし、まだ私が人間(オルステッド)だった頃に、武闘大会でかの師範と戦う機会が得られたならば………
何の気兼ねもなく……ただ純粋に己の心技体、信念等の全てを賭しての真剣勝負も出来たのだろう。
その時の勝敗の行方は………私にも想像が付かぬ、と答えるに留めておくとしよう。

>ストレイボウ
ふん………約4ヵ月ぶりだな?
自尊心の強い貴様ともあろう者が、まさかこのまま姿を現さぬまま消息を絶つ筈もなかろうと思っていたが……
流石にそろそろ"尻尾を巻いて何処ぞに失せたのか"と考え始めていた処だったぞ。
まあ、中には何も言わぬままに本当に現れなくなる者がいることを鑑みれば……こうして姿を見せた分、貴様はまだ"マシ"ではあるか。
……尤も、不在の間の分のツケも、相応に溜まったようだがな。
どうすれば現状を打開できるか、だと? ………そんなもの、貴様自身の根気と、責任への向き合い方次第、以外の何がある?
>537の二番煎じになるだろうが……不在にしていた事自体は率直に詫びつつ、そこから「どのように答えるかはこうさせて貰いたい」等、
何かしらの許しを求めた上で再開するのが無難であろう。
例えば……明らかに私宛の分と分かるものは飛ばしつつ、自分でも答えられそうなものには、たとえ内容が普段より短くなろうとも一つ一つ返答する、という具合にな。
当然、追いつくには相当の手間や時間が掛かるだろう……そこで諦めて放棄するか、根気よく粘り抜いて責任を全うするかで……貴様の本領が問われよう。
もし諦めて逃げたならば……その時は貴様を、「この"場"でさえも私に盗られた敗者」と嘲笑ってやろう。

―――くくく、悔しいか? ここまでこき下ろされ、またかつてのような劣等感、憎悪がぶり返したのではないか?
………ならば、それを原動力にして精々足掻いてみせよ。 私をこの場に誘っておいて、その主が逃亡するなど……無様極まる話ぞ。

―――とまあ、私に出来るのは挑発という名の"発破を掛ける"程度だ………結局の処、総ては貴様次第よ―――ストレイボウ。

539 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/09/27(Wed) 22:12
>>537
分かったぜ。その案には賛成だッ!
特に答えて欲しい過去の質問は、レスアンカーで言ってくれたら優先して答えるぜ。
後は、過去の答えたい質問に答えつつ最新の質問にも答えて行く。
それでいいか?
意見には感謝する、正直どうしようかと焦ってしまっていたぜ。
パニック状態になってしまったんだな。
俺も……まだまだだぜ……!

とりあえず名無しと魔王に素直に謝っとくか。
長らく不在にして悪かった!

>>538 魔王オディオ
何てこった!四か月も経っていたのかよ。
……白々しいかもしれないが本心からの意見だ。
なるほど、その手があったかッ!
お前に詫びさせると叫ぶ前に、俺自身が詫びをいれる羽目に
なっちまうとはな……一人でこの場を任せてしまってすまなかったな。オディオ。
俺だってたまには謝る事もあるんだぜ。

だが二度は言わんッ!この先は(過去と未来の)質問に答えて行く
事で誠意を示そう。
だがそれには手間と時間がかかる事は分かっているぜ。

>もし諦めて逃げたならば……その時は貴様を、
「この"場"でさえも私に盗られた敗者」と嘲笑ってやろう。

く、くそッ! 悔しいが言い返せないッ。
敗者ってのはなァ、俺が一番嫌いな言葉なんだよッ!!!
劣等感?憎悪? 確かに今それを思い出したぜ。

俺は、やってやるッ!
見てろよッ!

540 名前:537 投稿日:2023/09/27(Wed) 22:26
ストレイボウさんの方針が決まった様でよかったです。それと戻ってきてくれてうれしいです。
それではさっそくいくつか自分がした質問にアンカーをつけさせてもらいます。わかり辛い質問をしたので、
やり直した方の>>391ですこれは>>392のオディオさんも言及しています。>>394>>396でオディオさんが言及しています。
>>409の質問もストレイボウさんが魔王になっていたらどういう反応するか気になります。これはオディオさんと絡んでほしいというより、
調べる暇が乏しいなら>>411のオディオさんの返信が参考になると思います。

結局オディオさんとの絡みが生じそうな質問ばかりになってしまいました。戻ってきてれ多だけでもうれしいので、あまり無理はなさらず、
思いつくまであとに回したり、答えやすい質問を先にしてくれても大丈夫です

541 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/09/28(Thu) 00:08
少しずつ答えて行くぞ。勿論新しい質問も歓迎だッ!

>>540
ああ、ありがたい意見で方針は決まったし今から答えて行くぜ。
早速アンカーを付けてくれたんだな。宣言通り優先して答えるからなッ!
>>394については少し待ってくれ。
先に>>391と>409を答えさせて貰うぞ。

>あまり無理はなさらず、
思いつくまであとに回したり、答えやすい質問を先にしてくれても大丈夫です

(なんて気遣いが出来る名無しなんだッ! 俺は今感涙の涙を流しているッ!)

何故泣いているかって? ……そ、それはだな……ッ!?

>>389
>>391
つまり、偽の魔王の後に本物の魔王が奥に控えていた場合の時の事を
俺はどう考えていたのかって話か。
もし本物の魔王が居たとしても俺はそいつを舌先三寸で丸め込める
自信があった。本物の魔王が、脳筋ですぐ襲い掛かって来る奴だったらとてもじゃないが通用しない
手なんだがあの時は何故かいけると確信していたんだ。
リメイクで弱体化されたとは言え偽魔王相手に四人がかりで倒したからな。
本物の魔王の強さを見くびって居た訳ではないさ。
口先で言いくるめられるとは思ったが、それも一種の見くびりなのかもしれないけどな。


思えば像の仕掛けに気づいた時、謎の高揚感と万能感に包まれたまま、オルステッド達を
騙して落盤を起こしたんだよな。
その結果、俺はアリシアを助け出した。知っての通りあの場には本物の手強い魔王は
居なかったんだ。それが何故なのか、不思議には思ったが
結果的に俺は、一時の成功を収めオルステッドを罠に嵌めたんだ。
その後は知っての通りさ。

>>409
中世編の影響を受けた所謂オマージュ的な作品は色々ありそうだな。
そのオマージュ作品の全部は把握してないが、その吸血鬼討伐アクションゲームの
作品の大元のストーリーは中世編の物語に似ていると感じたぜ。
で、俺に似た友人キャラまでご登場かよ。
遥かに恵まれた立場に居たその友人とやら、もし魔王になっちまった場合の俺が見ても相当胸糞が
悪いだろうな。とは言っても友人を嵌めた事は俺も大差ないからあまり
厳しくは言える立場じゃないけどな。
にしても嫁さんを病死させた神様を憎む為に親友に吸血鬼を倒させ
その魂を奪い転生を目論むなんて、相当イカれちまってるな。
それでその主人公と恋人が踊らされて不幸にまっしぐらってのは
幾ら何でもやり過ぎじゃないのか?

>>410
オルステッドにあって俺になかった物か?
それが正しい評価ってのはその通りかもしれねえなあッ!?
魔術師の俺は、当時ルクレチアでは相当な冷や飯を食わされていたぜ。
そして俺は歪んでいった。表ではソツなく振舞っていたが内心は腸が煮えくり
返っていたぜ。だけどな、オルステッドは俺を越える実力と才能を持っていたってのも
悔しい事に事実だったのさ。武闘大会で優勝する実力からも
分かるようにあいつは昔から他人より頭一つ分抜きん出ていた。
それがまた、ルクレチア国民には頼もしく好ましく映ってたんだろうな。
おまけに近接攻撃を得意とする剣士だ。
魔術師の俺には、誰も見向きもしなかったってのによッ!

542 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/09/29(Fri) 00:00
>>394(屑が混じっていたら)
そりゃあ、俺がもし魔王・Sになっていたらそんな屑野郎に
力を貸すのは絶対にご免だぜ。
場合によっては、力を貸す事すらせず見下げ果てた存在として
見捨てるだろうなァ!?
俺は懐が広い訳じゃないんでね。
時には完全に切り捨てる事も手の内さ。
台詞なしの無言か……まともに話したくないと、無言になっちまうかもなァ。

>>378(私のせい)
どう言う事なんだ。さっぱり訳が分からねェがともかく
俺が、あの行動を取った事が全部お前のせいだった、と?
ヒャヒャヒャヒャハハハァ!
別に誰のせいでもねえよ。俺は俺だ。他人に行動を左右されたり
行動が決められない訳じゃないんだよッ!
それでも、お前のせいと言い張るなら俺は何度だって違うッ!と
叫んでやるぜ。大体アレだった、と曖昧な言葉を使うならきっちり
どう言う事なのか説明しろ!

>>380(中世編で鍛えている)
ほぉ、酔狂な奴が居たもんだ。オルステッドたち、と言う事は
当然俺やハッシュ、ウラヌスもって事だよな?
幾ら鍛えても、運命は覆えせねえ。
だけどお前がそれ程中世編を、オルステッドたちを育てるのに
拘るのはもしかすると愛の一つかもしれねえなァッ!?
ちなみに何処まで鍛えたんだ?

>>382(魔術師はロマン)
はァ? 浪漫を感じるのは勝手だが俺の体力と腕力では剣士に
なれなかった。それだけの話だけどな?
適材適所と言う言葉がある。剣士には剣士の、魔術師は魔術師の得意とする
戦い方と間合いがあるんだ。
そしてお互いの欠点や隙を補い合う形の戦いを、繰り広げる予定だった。
だけどな、オルステッドは一人でも強かったんだッ!
魔術師の俺の出る幕はあまり無かったんだ……。
それでも、……それでもお前は魔術師は浪漫だと言うのかよッ!?

>>385(2の発売希望)
続編は出るんじゃないのか?と俺は思うぜ。
リメイク版のライブ・ア・ライブは成功したし作り手は
世界も含めて一定の売り上げ数を達成出来れば続編を作るかもしれない
と言っていたそうだ。
オムニバス方式、そして勇者が魔王になっちまうドンデン返し。
それに伴う取返しのつかない悲劇、……とここまで考えると初代ライブ・ア・ライブを
越える作品は世に出てこないんじゃないかとまで思っているぜ……。
初代が完璧過ぎる出来なんだよ。

543 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/29(Fri) 18:23
ストレイボウさんにした質問ではなかったけど、過去にした質問を読み返していたら、ストレイボウさんの答えが気になったもが出てきたので、
自分が>>366>>397でした質問の様な設定のSSアリシアが悪い訳ではないけど、母親の御腹の中にいたころに魔王にさらわれた時に何かされていて、
それが原因であの惨事が起きたのではという考えで書かれたSSについてストレイボウさんはどう思いますか?

544 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/09/29(Fri) 22:22
魔王になったらオディオを名乗るルールでもあんの?

545 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/09/30(Sat) 23:49
あいつも返答を再開したか………私もうかうかしてはいられぬな。
>540,543については明らかにあいつ宛故……言わずもがなだろうが、飛ばさせて貰うとしよう。

>544
別段、そんな決まり事などがある訳ではないのだが……。
魔王に至る経緯というのが、どうにも大抵が人間や世への憎しみに凝り固まる故……"オディオ"を名乗るのが必然的になるのやも知れぬ。
尤も、歴代魔王がこれまでどんな名乗りをしていたかまでは、定かではないがな。

まあ、必ずしも"オディオ"を名乗らなくとも……魔王になる以上は憎しみに限らず、何かしら特定の負の感情に囚われる事は必定であろう。
少なくとも、ストレイボウに関しては……私への憎しみ以上に、"嫉妬"という感情が顕著に現れていた。
故にあいつが魔王になったならば、「魔王オディオ・S」よりは……私としては、「魔王インウィディア」の方がより相応しいと見受ける。
仮に私を屠った後は……散々己を塵の如く見做してきたルクレチアの民への憎しみ一色に染まるだろうがな。

"オディオ"と"インウィディア"の他に魔王の名乗りに相応しいモノは………月並みだが、インウィディア以外の別の大罪名だろうか。
その内、スペルビア(傲慢)、イラ(憤怒)、アウリティア(強欲)辺りがまだ使えそうか。
アケディア(怠惰)、グラ(暴食)は、どうにも魔王の名には似つかわしいとは思えぬ。
ルクスリア(色欲)は……もしフェミノフォビアが魔王になったならば、相応しい気はするな。

ちなみに、私の場合は……あの時、"オディオ"以外には考えられないと確信した。
単なる「相応しい」を通り越した……自身の中で"最適解が出た"という程の感覚でさえあったという事、だ………。

546 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/10/01(Sun) 00:19
>>543
分かった。アンカーで示してくれるのはありがたいぜ。
早速その二つを優先的に答えるぞ。

>>366
そのSS自体見た事がないからな。
何処までの程度の悪役か、現状では分からねェ。
アリシアが母親のおなかに居た時の事はアリシアのせいじゃねえし
魔王降臨の舞台は完全にライブ・ア・ライブの中世編とは
違うパラレルワールドなんだろ?
だが、中世編その物が色々と謎が多すぎて多くを語っていない為に
想像の余地が沢山あるんだよな。
そこでアリシアを悪役とする、オルステッドを信じ切れなかった事を否定的に
取る輩が出てくるのはしょうがねえかもしれねえな。
俺だってオルステッドを嵌めたし、アリシアはそのオルステッドに最後の
トドメの言葉を投げかけて自害した。
死人に口無しとは、よく言ったもんだが悪役にされても文句も言えねえのが
俺とアリシアだ。出来れば、俺はアリシアを否定しないで欲しいもんだがな。

>>397
あまりにも古い作品である故に、消えちまったSSかよ。
さっきも言ったが、アリシア本人に責任がないってのはその通りなんだよな。
腹の中の赤子は、自分じゃ何も出来ねえ。
結局は、俺たちは自分の預かり知らない所で、色々歯車が狂っちまった……
とも解釈出来る。だが二次創作は個人による想像や憶測、補完だったり
するからな。
プレイヤーの数だけ、解釈はあるしその設定が全てじゃねェよ。
だが考えが正しい、と感想を持つお前を否定するつもりはないぜ。

>>544
俺もどうやら自分の知らない所でオディオ・Sになっちまってたらしい。
だから返答するが、憎しみの数だけオディオは居る。
厳密なルールとまでは行かないが、自ら名乗るのはそいつの自由って
事じゃないのか。
今後もし、新たなオディオが出て来たらそいつが自分の事をなんと名乗るかは
そいつ次第だ。
ま、俺はこの世界に複数の魔王なんて要らねえよと思ってるけどなッ!

>>362(オディオよりヤバい奴)
そんなやべー奴がゴロゴロ居たなら、人間たちの住む星が何回も
ぶっ壊されちまいそうだぜ。
これは予想だが、そいつらってラスボスなんだろ?
度肝を抜くような力を持つのがラスボスの相場だ。
その分、話が通じる魔王オディオがマシってのは分かるぜ。
いきなり理由もなく動き回る巨大な敵を倒す勇者ご一行様は
苦労してそうだよな。


今日はここまでだ。

547 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/01(Sun) 20:39
>>544の人の質問とその返答を読んで思いついたけど、中世編のオディオって結構他の世界のオディオより、
特別な気がします。オルステッドさんだってプレイヤーが名前を変えればオディオとは全く関係ない名前になるわけだし、
ストレイボウさんもオディオと関係ないのに魔王になった場合はオディオがつくし。他の世界のオディオの名を冠する存在が、
自分で名を決めたわけじゃないなら、後付けでオディオという名前にになる数少ない例かも

548 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/02(Mon) 08:48
もしも神が目の前にいたら何を言いたい?
言うこと言いつくした後にやりたいことはありますか?

549 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/03(Tue) 21:47
>547
他の世界の、当て字の如き名の"オディオ"と違い……
自ら明確に「魔王オディオ」と名乗っている分…他世界の"オディオ"達とは質が違う、という事だろうか。
確かに、運命の悪戯とでも言うべきか……皆それぞれ、"何か"への憎しみを抱くようになった。
単なる偶然というには……あまりにも出来過ぎている。
恰も、"オディオ"の名に引きずられるが如く……"憎しみの道"を運命付けられたというのだろうか。

そんな彼らと違い……私も、ストレイボウも、当初は"オディオ"とは関わりがなかった。
所謂「中世RPGの王道」という"既定路線"を進み、「正義の勇者が悪の魔王を倒し、見事王国の姫を救い出すという予定調和」を迎える筈だった。
だが、運命の歯車が狂い……約束されていた筈の既定路線は崩れ、予定調和はご破算になった。
その末に残された最後の道は……"勇者"自身が"魔王"に堕ちるという"大どんでん返し"だった。
信じるものへの"愛"が"憎しみ"に転じたが故に……人間を辞めるべく、自ら"オディオ"と名乗らざるを得なかった訳だ。
………まあ、こんな事が数多い例になどなれば、いよいよ人の世は末期というべきだろうな。

尤も……人の世が続く限り、誰しもが魔王になり得る………そこに、偶然も後付けも関係はないのだ―――。

>548
神、か………そんなものは、人間が都合良く生み出した"妄想"に過ぎぬ。
この世の何処かではなく……神の存在を信ずる人間の内にしか存在し得ぬ。
「それを言うなら、この世界やあらゆる生きとし生けるものは、一体誰が創造した?」などと言われるだろうが……。
まあ、神学論争はキリがない故、ここで置いておくとして……もし本当に、神なる者と対峙したとするならば………
>182への返答と若干重なるだろうが……こう言ってやりたいものよ。

「貴様がこの世界を創ったというならば……何故"人間"などという欠陥だらけの生物まで作った?
 ただ己が欲望のままに生き……奪い……戦い……憎み……殺すだけに長けた、一片の存在する価値もなき愚劣な生物を。
 斯く言う私もその人間の一人だったが…‥今や、人間を否定する魔王にまで至った。
 もはや人間の存在を赦さぬ以上……人間全てを消去する。
 だが、その前に貴様を消す………"人間"などという業深き生物を生み出した罪に対する罰を……"元"人間から受けるがいいッ!!」

―――そして、神という存在を正真正銘の"幻想"に堕とすのだ………私もれっきとした魔王。
たとえ相手が「神」であろうと………全知全能気取りの驕った者に、我が憎しみを思い知らせてくれるッ!

550 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/10/03(Tue) 22:35
>>304(俺は心が弱かった?)
結局そう言う評価かよ。確かに俺の心は人間の負の
感情で一杯だった……。オルステッドに勝る所がない自分の能力に、
何より世間に認められない悔しさがあった。
それが魔王山の像の仕掛けに気づいた時、爆発しちまったんだ。
自分で言うのも何だが親友を罠に嵌めちまうとはひでェ事をしたと
思っているぜ。
俺の心の弱さが、悲劇を招いてしまったんだ。
アリシアだけが俺を認めてくれた。それが例え同情心からだったとしても俺は……。

>>306(声でダメージ爺さん)
そりゃウラヌスの爺さんの事だよな?
あの全部の敵に一喝する技は、すごく頼りになったと記憶しているぜ。
思えば聖職者ってすげェよな。治癒の魔法に加えて敵に大声だけで
ダメージを与えちまうんだ。
ひょっとしてウラヌスってかなりすげえ奴だったのかもな。
かつての勇者ハッシュの旅に同行し共に魔王を倒した僧侶か……。
魔王を倒したのは伊達じゃねえって事だな!

>>308(乗りたい、ブリキ大王)
ブリキ大王ってのは近未来編のロボだよな?
精神エネルギーで動かせるなんて聞いたが、お前はブリキ大王を
動かせる算段があるのかよッ!?
予想だが並みの人間には動かせる代物じゃねえと思うぜ。
だがそんなお前ににも一つ方法がある。
それはアキラに動かしてもらってブリキ大王に同乗する手だ。
これなら可能性はあるだろ。

>>314(格闘技で化け物と戦える程強くなれるか?)
ぶっちゃけ俺は格闘戦はからっきしだ。
だからそれに関する返答は的外れな物かもしれねえ。
だが日勝と言う男は、格闘技のみで数いる魔物をぶっ潰せるらしいな。
人間相手の技と、魔物を倒す技。
二つは違う物のような気もするが実際に魔物にも通用してんだ。
魔王オディオが言っているように肉体の強さだけじゃなく
心の強さもあわさって、強靭な魔物をなぎ倒すに至ったんだろうな。

>>317(親友の良い所)
ちッ、今更どの面下げて褒め合えって言うんだよ。
こっ恥ずかしいったらないぜ。
前にも違う言葉で言ったが、オルステッドの欠点を言う方が難しいくらいなんだぜ?
つまり優れた面ばかりって事だ。
性格は穏やかで常に人当たりは良かった。
剣の腕は言わずもがな、研鑽を怠らず常に前向きに剣術に取り組んでいたな。
国民に好かれる清廉さと、武闘大会で優勝する程の剣の技。
武闘大会を契機として俺たちの差はどんどん開いちまっていたんだ。
それでも俺は表面上は友人面してたさ。
ルクレチア国民に蔑ろにされる俺なのにオルステッドの奴は、ちやほやされやがって……とな。
おっと良い所を言えって話だったな。
物事に真っすぐに取り組み、品行方正な奴だったぜ。

>>547
質が違うってのはそうかもな。
他の世界のオディオたちと違って俺たちの世界(ルクレチア)の
オディオは本家で元祖のような気がするぜ。
その証拠に魔王オディオは、それぞれの世界のオディオたちを
像を通じて世界を越えて動かす事が出来るんだろ?
それにしても世界すら飛び越えて他世界のボスに干渉出来るなんて
とんでもないよな。
俺が魔王の場合は時間軸を飛び越えて過去を色々改変しそうだぜ。

>>548
俺は魔術師だ。神なんて信じちゃいねえよ。
だから神を呪うんじゃなくて挫折したら自分の運命を呪うぜ。だが、もし──神とやらが居るとしたらそうだな……。
俺は、何故こんな運命だったか徹底的に問い詰めるぜ。
最初から最後まであいつに負けっぱなしじゃねえかよ!
言う事を言いつくした後は、もうその面を見たくないから二度と俺の前に出てくんじゃねえ!と
一蹴してやるッ!

551 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/05(Thu) 09:54
古の賢人はこう言った、「足るを知る」と。
はたして「足るを知る」人間はいるのだろうか…

552 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/06(Fri) 21:07
>551
『足るを知る』、とは……確か、古代のある東国の思想家の一人の言葉だったか。
「足るを知る者は富む」……つまりは、「何事に対しても"満足する"事を知る者は精神的に豊かになり、幸せな気持ちで生きていける」という、人生訓の一端か。
在るがままの自身の事を知り……その上で自身の求めている・或いは得ている"もの"と、それに対する満足を心得てこそ……精神の充実と共に強き志を抱くことが出来る、という訳か……。
逆に、「足るを知らず、心が満たされぬ強欲な者は目先の欲に駆られ、短絡的且つ思慮に欠けた行いを為すも、結局それが成功する試しなぞなく、自滅の一途を辿る」とも取れるな。
兎に角………その格言自体には反論の余地はない。

―――そして、貴様が訝しむように……本当に「足るを知る」人間など、それこそ"悟り"とやらを開きでもせぬ限り、全くいないだろう。
何故なら、生きる以上は………誰しもが"欲"を抱くからだ。
"欲"を持たぬ人間などはいない……"欲"があるからこそ生きる原動力、何事かを為さんとする動機となる。
但し………欲を抱くにも、節度・限度と謂うべきものがある。
飽くなき欲を抱き続ける限り、自身の"足る"を知る事はない……そして、幾ら望んでも満たされなければ………やがて歪みとなる。
それは、たとえ他者をどれだけ犠牲にする事になろうと何ら厭わぬという悪意となり……決して自制・悔恨による歯止めが効くことはない。
もはや「死」という生命の喪失でしか………止まることは無い。

そう………人間の"本質"とは、正にこれに尽きるのだ。
実に愚劣で………醜悪で………救いよう無き在り様ではないか。
ならば、私の手で滅ぼす形で……あらゆる煩悩・苦悩から解放する"救い"をも齎してやるとしよう。
人間とは、存在すること・生きること自体が罪………それに対し、罰と救いを与えようぞ―――。

553 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/08(Sun) 23:15
>>449で書いた質問だけど、裏切り前のストレイボウさんと魔王になった後のストレイボウさんが、
コラボとかのギャグイベントに出たらどうなると思いますか。巻き込まれ被害者枠かつ怒りまくる突っ込み役になるかな?

ここまで書いて思ったけど、決裂前の二人が一緒にギャグイベコラボに巻き込まれたら、
被害を受けまくるストレイボウさんを救助しに奔走オルステッドさんみたいな姿を想像できました。
実際にそうなったら意外と逆かもしれないし、二人で力を合わせる感じになるかどれになるかな

554 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/09(Mon) 19:53
>553
ギャグイベントがどんな展開のものかはさておき……
裏切る前のあいつならば……散々振り回され、巻き込まれていく内に我慢の限界に達した刻……
普段の冷静さをかなぐり捨て、「いい加減にしろッ!」と怒る立場になりそうだ。
魔王になった方の場合は……皮肉と蔑みを込めてギャグ展開を詰るも、こめかみに血管を浮き上がらせる位はしそうだな。

………決裂前の頃にあいつと揃って巻き込まれたならば………
どちらもギャグに便乗出来る性格ではない以上、巻き込まれる被害者役は避けられぬか……。
そんな展開に対し、私は困惑寄りの……あいつは苛立ち寄りの感情を抱きつつ、互いに何とか対処しようとするかもな。
だが……私も、普段とは慣れない事態について行けない余り、思わぬ失態を晒す羽目に陥る可能性も有り得る。
そんな事が続く内に、恐らくあいつからすれば"完全無欠"に思えた私の意外な側面を知ることで……普段抱いていた黒い感情も、少しは晴れそうな気はする。
そして、「巻き込まれる被害者」という同じ立場と気持ちを共有することで……本当の意味で互いに力を合わせる事が出来るようになるかもしれぬ。
今まで語り合わなかった本心を……これを機に打ち明ける事もあったのかもな。

―――本編の展開を考えれば……決裂前に、こうした出来事があった方が寧ろマシであったろう。
今となっては……もはやギャグではどうしようもない処にまで行き着いてしまったからな―――。

555 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/10/10(Tue) 00:15
ちっ、前回から既に一週間も経っちまっていた。
修行で忙しくてなかなか答えに来られねえが、また逃げたと
思われても癪なんで宣言だけしておくぜ。
今日明日中に、過去の質問の一部と新しい質問に答えるからな。
待っていろッ!

556 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/10/10(Tue) 23:25
>>320(ブリキ王の歌)
ああ、勿論知ってるぜ。
日本語版と英語版だろ?スイッチの方のリメイクでは
サウンドルームがあってそこで何時でも聞けるからな。
テンションを上げたい時に聞くといいぜ。
歌としては無かったが歌詞はリメイク前からあるんだよな。
それに歌唱が付いてかっこよくなったッ!
実は中世編のフィールドテーマ、届かぬ翼にも歌詞があるって
知ってたか?

>>327(原始人かわいい)
はぁッ!?あんなガキが可愛いってそれ普通の感覚かよ?
俺は別に何とも思わないけどな。それにああ見えてあいつは
結婚していて子供がエンディングで生まれるからな。
子供のような見た目でやる事やってるとは侮れねェぜ。
べ、別に羨ましいと思ってないからなッ!?

>>329(ベヒーモスが怖いか?)
SF編で艦内の人間を恐怖に陥れた存在かよ。
そりゃあ怖いぜ。勿論ルクレチアの土地にはそう言った化け物に
近い魔物は沢山居たけどな。
ガチでベヒーモスと戦おうとしたらかなりの傷を負うんじゃないのか?
それにしても艦内の人間を犠牲にしてでもベヒーモスを持ち帰ろうとしたって
ひでェ話だよな。人命を何だと思っているんだ。
人の命はな、使い捨てじゃねェぞ!

>>341(宇宙船内部の恐怖)
さっきのベヒーモスの質問に関連しているが
先ず閉鎖空間でって所がより恐怖が増すんだよな。
人間関係然り、ベヒーモスの脅威然り。艦内がギスギスになって
行く様は正しくホラーだったぜ。
恐怖に打ち勝つと言うか一番影響が少なかったのはキューブ
じゃないのか?何しろキューブは機械だからまず感情が無い。
人間のように些細な事で驚いたり怯えたりする事は無いんだ。

>>345(あいつと俺を比べる事はナンセンス)
それが当たり前の事なのにルクレチア王国で開かれた武闘大会は
それを無視する形だったんだ。
本来役割が違う者同士は戦場でお互いを助け合ってこそ
真価が発揮されるのに、よりにもよって武闘大会で同じ土俵で
戦ったんだ。
だが、幾らオルステッドの剣が強いとは言え俺は辞退するなんて
嫌だったぜ。だから最後まで真剣に戦ったんだ。
あわよくば、オルステッドに勝って魔術師の地位を見直させ
ようと思っていた。
だが結果は、知っての通り俺の完敗だった。
敗者は惨めなもんだぜ。
武闘大会で負けた夜、俺がどんなに悔しくて情けなくて
涙を零したかお前らに分かられてたまるかよッ!?

>>551
魔王オディオは足るを知る人間は居ないと答えたが俺は違うぜ。
ルクレチアの民のほんの一部には、足るを知る人間が
確かに居たんだ。その例として、俺たちの旅に同行してくれた
ウラヌスの爺さんを挙げるぜ。
爺さんは、ファミリオ村で悠々自適で住んでいた。
過去の名声に捉われず、正にその時の境遇を楽しんでいた
ように見えたぜ。
その生活に満足して、充実した毎日を送る。
ある意味、足るを知るを実践していた。
前にも言ったがあの爺さんは本当に只者じゃないんだよな。

>>553
ギャグイベント?はッ!そんなのに巻き込まれるなんて
ご免だぜ。魔王オディオの言うように、我慢の限界は直ぐに
来るだろうな。それでいい加減にしろッ!と怒鳴るのは実際にありそうだ。
それで魔王になっていたら、問答無用で不機嫌をぶつけたりとかな。

実際ギャグイベントコラボに巻き込まれたら
俺とオルステッドの関係も少しは変わるのかもしれねェ。
二人で力を合わせて現状から抜け出すってのも
案外アリかもしれないぜッ!

557 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/13(Fri) 20:41
>>478でした質問だけどストレイボウさんの視点から見た場合、もしも自分の悪行がすべて魔王さんのせい、もしくは魔王山の影響がなければああいうことは、
しなかったって場合、ルクレチアの悲劇が起きたうえでの一番の戦犯は誰だと思いますか?オルステッドさんと同じくルクレチアの者全てと思いますか?
それとも別の人物などが思い浮かぶでしょうか?

しかし、魔王山が犯人だった場合の方が偽魔王については割とあっさり説明がつく気がしてきました。魔王山が産んだ、
今回の魔王を生むために派遣された魔族って感じで。
逆に魔王山の影響がゼロあるいはほとんどなかったら、本当に何だったんだあいつってなる気がします。
作中で魔王になった後のオルステッドさんも言及していない辺り魔王になっても偽魔王に対する知識は与えられてないみたいだし

558 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/17(Tue) 22:06
魔王様の弱点を見つけたぞ!
ギャグ展開に弱い(´・ω・`)

559 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/18(Wed) 21:56
>557
あいつ宛の質問ではあるが……あの偽魔王が、実際には魔王山が産んだ、
次なる魔王を生む為だけに派遣された魔族だったが故に……ハッシュをして"雑魚"だったというのか。
ならば、そんな雑魚如きに……ただでさえ病に蝕まれていたハッシュの……か細き命の灯が吹き消された事になる。
更に……魔王山に"目を付けられる"程に鬱屈していたストレイボウに、隠し通路の存在を気付かせるという……
ルクレチアの悲劇の引き金を引く切っ掛けをも与え……挙句、最終的には私を魔王に生まれ変わらせるという、負の連鎖が成ったという訳か。

………いや、それは少々違う。
確かにある意味……あの雑魚は魔王誕生の"切っ掛け"であり、魔王山は"母胎"ではあったが……
一番の根本の原因は………やはり、各々の"弱さ"と"愚かさ"にあった。
他力本願で無責任なルクレチアの民の、弱さと愚かさ……嫉妬と劣等感を克服出来ず卑に堕したストレイボウの、弱さと愚かさ……
そして……裏切られた果てにあの二人の遺志に背き、人を信じる事を辞めてしまった、私の弱さと愚かさ………
そうした、人の弱さと愚かさに起因するあらゆる出来事が……悪しき方向へと運命の歯車が噛み合ってしまった、というのが妥当であろうな―――。

>558
………それは如何だろうか。
確かにギャグはある意味、「シリアスの天敵」とも言える。
特に、ギャグに付いて行けぬような根が真面目な者程、不遇な目に遭うのは明白だろう。
自分で言うのもなんだが……私もギャグに合わせられる程、ノリが良い方ではないからな……。

ただし……それはギャグ展開が赦されるというか、罷り通るような状況であればの話だ。
ファンなどが創る二次創作内でならばまだしも……ライブアライブ本編に、ギャグを挟み込める余地があると思うか?
特に中世編と最終編においては……取り返しの付かぬ処にまで救いの無さが行き着いてしまった。
たとえどのようなギャグであろうと……到底ひっくり返せるものではあるまい。

………仮に、そのような状況下でもギャグを体現する者がいるならば、ある意味見上げたものではあるが………
そんな者に簡単に愚弄される程、我が憎悪と絶望は甘くも軽くもない事を……命を対価にして思い知らせてくれようぞ。

560 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/21(Sat) 23:10
高原もオディオの素質がある

561 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/22(Sun) 18:57
>560
あの"最強の座を得し闘士"のオディオの素質、か。
彼奴がオディオに至るとするならば……その可能性はやはり、オディ・オブライトの言葉がほぼ全て語っているな。
"最強"の座に就く為ならば、自らの命すら厭わぬ者―――翻せば、それは真剣勝負の中で、他者の命を奪う事をも厭わぬ者もいるという事。
オブライトに限らず……『命の遣り取りなき闘いなぞ、所詮"児戯"でしかない』と考える者は……決して少なくあるまい。
そうした……殺すも殺されるも、総てを覚悟した強者達が次々と現れる………最強を巡る終わりなき闘いの道を、命尽きるまで往くという訳だ。
そんな中、オブライトは己に敗れし者……己よりも弱き者への"憎しみ"を抱いた。
闘いにおける敗者の生存を許容せず、その命を絶つ……殺人拳での最強を目指す道……つまりは、"人"を辞める道を選んだ。

一方のタカハラは、それを『格闘ではない、ただの殺戮』と厭悪した。
恐らく……「たとえ敗れても次はもっと強くなって再起する」という相手の可能性を信じているのであろう。
勝ってこそ得られ、負ければ失うという"オール・オア・ナッシング"の考えではなく……闘う相手がいるからこそ強くなれるという、他の闘士への尊重や敬意も抱いているものと見受ける。
そうした、相互に切磋琢磨しながら最強という高みを目指す道……"人"としての強さを追求する道を選んだ。

………だが、その道の最中……もし仮に、何かしらの耐え難き・忘れ難き裏切りや幻滅に遭ってしまい………
己のこれまでの考えを「生温かった」「甘かった」と断じて棄て……信念を貫けられなくなったならば………
―――その刻こそが……タカハラが"オディオ"に堕ちる瞬間なのだろう。

尤も、タカハラに限らず……生きる者は皆オディオに至る素質なり可能性はある……それは他の英雄達とて、例外ではないのだ―――。

562 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/23(Mon) 21:31
ハッシュが嘆いているんだな

「私以上に…あいつは人間を信用しなくなってしまった…」

563 名前:557 投稿日:2023/10/24(Tue) 18:29
オディオさん、わざわざ答えてくれてありがとうございます。しかしギャグ展開云々で思いついたけど、
クロスした際に中世編の悲劇を起こる前に叩き壊せるのは、ギャグに振り切っているけど、決めるときは決める系のキャラか、
あるいはその逆なとことんシリアスで絶望的なダークファンタジーの様な世界でハッピーエンドを勝ち取ったキャラのどちらかな気がします

564 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/24(Tue) 21:19
>562
ああ………そうだ………。
かつては護った人間達に失望し、たとえ人間嫌いになって山に籠ってしまおうとも……
己自身を形成させた、"勇者"の矜持までは捨て去らず……"勇者"に相応しき精神と共に果てたハッシュと違い……
私は……"勇者"の肩書も、護るべき"人"を信じるという信念も、何もかも棄て……名実共に、"魔王"に堕ち果てた。

………ハッシュよ………。
「必ず私が助けに来ると信じている」と"信じていた"アリシアは……ストレイボウに心移りし、最後まで私を信じてはくれなかった。
どんな止むを得ない経緯があったにせよ………私が唯一信じていた彼女は私を裏切り……最早私には、信じてくれる者は一人もいなくなった。

私はこの刻………魔王になる以外……一体、どうすれば良かったのだろうか。
もし……あなたならば………こんな刻………どうしたのだろう。
私は結局……貴方たちの遺志に背き………"人間"そのものに失望し、信じる事を辞めてしまった。

もし貴方が今も生きていたならば……元"仲間"として、私(オルステッド)を止めるだろうか。
それとも………かつての"勇者"として、悪しき魔王(オディオ)を討つだろうか。

最早私は……人を信じることは出来ない………出来なく……なったのだ………ハッシュ………。

>563(557)
貴様が言う処の……恐らく、ルクレチアの悲劇を打破出来るであろう者とは……
普段はギャグチックの……所謂、三枚目のお調子者のトラブルメーカーでありつつも、いざという時は格好良き様を貫けられる者であれば……
逆に、絶望的な世界を生き抜く中であらゆる絶望を知り尽くし……それでも尚、最終的には幸福なり栄光を勝ち取ったような……
即ち、ルクレチア"程度"の絶望など「ぬるま湯の如し」と鼻で笑える程の、真に強き者という訳か。

思えば、私の世界には……前者のような、場の雰囲気や空気を"良い意味で"変えてくれる者は………一人もいなかった。
また、後者は……そこまで凄絶な人生を送った者は無論いなかった上……
ハッシュやウラヌスでさえ、人生においてそこまでの経験は………恐らく流石には無かったであろう。

仮にそんな者達がいたならば……ルクレチアの悲劇など、或いは"笑って吹き飛ばし"………
或いは、「真の絶望はこんな程度では済まない」とばかりに、"諦めを踏破"して孤軍奮闘し………
やがて、魔王誕生の筋書きを……ご破算に出来たのだろうか……。

………ふっ、馬鹿馬鹿しい。
そんな仮定に基づいた……取り留めもなき想像などした処で………詮なき事よ―――。

565 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/24(Tue) 22:20
魔王を倒す意味はあるのかな?
どうせまた出てくるんだしほっとこうかな?

566 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/10/25(Wed) 01:30
二週間も空けちまったが何事もなく答えて行くぜ!

>>347(悪堕ちの原因は)
そりゃご高説どうも。いやこの場合は考察、と言った方が
正しいか。その通り、武術大会で敗北した時が俺の憎しみが
最高潮に達した瞬間だったぜ。
だが、その大きな幸運とやらにも見放されていたし
真剣勝負での実力がオルステッドより劣っていた事を思い知られた
だけだった。
その後に、憎しみに包まれた俺に魔王山の
影響が降りかかって来た。
既に武術大会の時から種は撒かれて居たんだよな。

>>356(BGMで震える子供)
確かにあれはやり過ぎ、と言うかパイプオルガンで演奏して
そうな音楽だよな。
ああ、俺が言っているのはリメイクで追加されたフーガの
方だ。勿論そうじゃない方の魔王曲も底知れない不気味さを
備えているんだけどな。
ガキがギャアギャア泣くとうるせえんだよな。
いい子にしてないと魔王が来るよ!なんて躾の為の脅し文句にも
使えそうだな。

>>360(超人合体!?)
パラレルの世界で、もしその全てを備えたに人間が
現れたとしたら、か。面白い発想じゃねえか。だが実際に俺たちの
世界に現れたのは個々の特技と時代背景、個性を持った
英雄たちだ。
一人一人長所は違っていても、短所を補え合えるような
そんな連携が見えるようだぜ。

>>368(眼鏡欲しい)
あれは、キューブのパーツの一部だから外せないんじゃないのか?
と思ったが実際の所よく出来た眼鏡だから欲しいと言う気持ちは
分からなくもないぜ。
と言う訳でここにキューブの眼鏡のレプリカを用意した。
これをお前に貸してやるッ!
どうやって調達したか、なんて聞くような野暮な事すんなよ?
後、貸すだけだからな!絶対に戻せよ!

>>370(強大な力の持ち主の末路)
強すぎる英雄は、人々を苦しめる魔王或いは神を打倒しても
今度は、その強すぎる力を疎まれ人間社会から放逐される、か……。
人間ってのは本来勝手な生き物だ。
自分を救ってくれた者にすら、些細な理由で掌を返しちまう。
もしかしたらハッシュも、そんな体験をしたのだろうか?と
勘ぐってしまうぜ。

>>557
その場合の一番の戦犯は誰かって?
どうだろうな、そこまで考えた事はなかったからな。
魔王山の意思が悪いと俺は思うぜ。人によっては俺やアリシアが悪い、だとか
ルクレチア国民がと言うかもしれないが結局は魔王山が戦犯だろ。
人じゃないけどな。ただ、これはリメイク準拠の話であって
リメイクじゃない方のライブ・ア・ライブでは魔王山の意思云々が
ストーリーに絡んでなかったから本当に謎だらけなんだよな。

偽魔王は、魔王を作り出す為の布石って訳か。
その説は妙にしっくり来る。
偽魔王はそれなりの強さが持っていたが、ハッシュはこれは魔王の強さとは
違うと何かに気が付いていたしな。

567 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/25(Wed) 09:32
愛と勇気があるかぎり、私は勇者であり続けられるのさ。

568 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/25(Wed) 21:54
オルステッドは新しい恋人を探せば全てが解決さ!

569 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/26(Thu) 21:17
>565
―――ほう、そうか。
幾ら倒せど"魔王"は何度でも現れる故、放置するか。
ならばそれはそれで結構……こちらの好きなようにさせて貰うとしよう。
但し言っておくが……"人間"を憎む以上、人間にとってのあらゆる大切なもの・掛け替えなきもの総てをも否定し尽くす。
それは貴様とて例外ではない……決して無関係の傍観者を決め込んでいられぬものと知れ。

―――何だ、不服か? そんな感情を抱く資格が貴様如きにあるとでも?
人間の脅威が身近に存在しながら放置する以上は……抗う事を放棄するも同然。
自身にとっての大切なものを守る、信念を貫く等の為に戦う事は無論……その意識すらもせず………
ただ、「保証無き"安穏とした今"さえ続けばいい。これからもずっと続く。」などと考える惰弱なる者。
そんな敵ですらなき者に、相手にする価値はない……速やかに我が家に帰り、寝床に籠りでもしていろ。
誰かが"魔王"を倒してくれる夢でも見ながら……惰眠を貪り続けるがいい。

―――いざ、"滅びの刻"が迫ってきた時に、無様に慌てふためいた処で………もはや手遅れと覚えておくことだ。

>567
くくく………もしや貴様は、タカハラの世界で名の知れた、某菓子パンのヒーローか?
「愛と勇気を胸に秘めし勇者」と斯様に堂々と名乗れる者など、そうは居るまいよ。
まあ、貴様が何処の何者であろうと……その言葉は信じよう。
愛と勇気がある限り、"勇者"であり続けられし者であることはな。

―――では、その「愛と勇気」が幻想に変わった刻は、どうだろうな?
かつては私も、それを己なりに信ずる時期はあった………決して諦めぬ限り、いつしか報われ……認められるともな。
………"人間の真実"を知り、それが所詮甘き幻想であり……下らぬ妄想でしかなかった事は、言わずもがなだ。
では、貴様の「愛と勇気」の正しさや価値とやらが認められる保証とは………一体何だ?
貴様は何の為に………愛と勇気を重んずる"勇者"になったというのだ?

―――――所詮貴様も、世迷言に酔う愚者の一人に過ぎぬ。
勇者ならば、魔王として滅すとしよう……貴様の抱きし幻想ごとな。
さあ………覚悟は、良いかッ!

>568
………随分軽々しく言ってくれるものだな。
私が新たな"愛"を得れば……総てが丸く収まるとでも?
「最愛の存在」と信じていた者に裏切られ……それでも尚、"愛"などというまやかしを信じるとでも思うのか?

―――ふざけるな。
この私に………もはや、愛など不要だ。
何より、人間とは……「愛し合い、睦み合い、子孫を育むことの尊さ」を謳い、次世代を築くことの積み重ねを"人類の歴史"と称し……
その最中で行なっているのは、国…人種…民族…立場…価値観等、あらゆる相容れぬ違い故に……奪い、憎み、戦い、殺し合うという所業を絶えず繰り返す。
その醜悪な本性を糊塗する為に……愛だの道徳だの倫理だのを方便に、自身を美化しているだけでしかない。
そんな"人間"という存在などに………一片の生きる価値など、ないッ!

人間であることを辞めた以上……"後生大事にすべき"と人間が掲げるものの一つである"愛"なぞ………
魔王であるこの私が……完膚なきまでに否定してくれるッ。

570 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/10/28(Sat) 20:57
大分前にオディオがウマ娘の世界でゴルシと会う小説があったな。「お前、事情は知らねえけど何か暗い顔してんな?うし、ゴルシちゃんに任せとけ!!」と言われてた。
その後、紆余曲折あってオディオがいつの間にかトレーナーになってゴルシと凱旋門賞目指すと言うね・・・。

571 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/10/29(Sun) 21:43
>570
"ウマ娘"と聞いて一瞬……「馬の娘」、「ケンタウロスの女版」かと思ったが……
どうも貴様の世界に実在する「キョウソウバ」なる馬が、人間の女に擬人化した存在のようだな。
美麗な女性の外見でありながら馬の脚力・走力を持つ半人半馬とでも謂うべき者達同士で、ランニング競争をさせ合う大会において……
"トレーナー"なる飼主となって自身の持ち"ウマ"となりし者の世話をし、トップに輝かせるべく育てる遊戯……か。

………それで、この私が"ゴルシ"なる者に会ったことを切っ掛けとし………
トレーナーなる存在になりて、その者と共に"凱旋門賞"なる栄光を目指す……だと?
IFの創造物にしても……随分と突飛な展開だな。 そちらのオディオは、Live A Live本編のいつ頃の時期からその世界に行ったのだ?
最終編の最中ならば、「人間の娯楽という都合で"ウマ娘"なる種族を体よく利用する愚行に、この私が人間と同様に加担するなぞ論外」と切って捨てるだろうが……
本編終了後の死亡直後にその世界に転生した私ならば……前世での罪業に苦悩し、葛藤しながらも……

―――新たな"生"を模索しようとする姿を、想像する余地があるというのか。

だとすれば……要らぬ世話の一言に尽きるな……。
そのゴルシとやらも、仮に私のかつての所業を知ったならば……それでも尚、斯様に気さくに振舞えるのか?
何より……今更、堕ちに堕ち切ったこの私に……地獄で贖わせるでもなく、何をさせようというのだ………。

572 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/02(Thu) 21:48
勇者オルステッドがストレイボウやアリシアに裏切られたように
勇者オルステッドも我々を裏切ったのだ


by 全国のプレイヤー

573 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/02(Thu) 23:27
>>519で書いた話題とかぶってしまうところがあるけど、オルステッドはユンに言われた純粋すぎるは必ずしも、
短所であるとはいえない気がする。例えばオルステッドが他の世界で勇者やってたら、本来のその世界の勇者より上手く回りそうな世界もある。
ドラクエ1とかは魔王みたいな存在からの自分の味方になれば、世界の半分をやろうという提案を断らずに、はいと答えてしまうとその結果ひどいバッドエンドを迎えてしまう。
その後の主人公が出てくるゲームの設定ではバッドエンドになる選択をした勇者の心情の推察が入っていて、その内容は、勇者としてもてはやされ続けてきて、
自分の意志で選ぶ機会がなかったせいで、私利私欲からではなく好奇心から魔王にあたる存在の提案に頷いてしまったのだろうとされていた。
仮にオルステッドがドラクエ1の勇者なら純粋すぎるが長所となって、好奇心を抱かず選択肢事態出ずにハッピーエンドルート確定でバッドエンドの世界線はできないと思う。
長所は短所にもなるから、それが悪るく作用する環境に置かれれば魔王になるし、
逆なら英雄になる。オルステッドは環境ガチャで前者を引いてしまっただけでダメな人ではなかったと思う

574 名前:573 投稿日:2023/11/02(Thu) 23:37
誤って途中送信すいません。

実際ユンの発言知った後ににオルステッドには「はい」「いいえ」すら選択肢としてでないと、
聞いた時に確かに純粋すぎると思ったけど、
それはつまり他の悪の誘惑に堕ちる選択肢が出ることもあるゲームとかの世界では絶対に悪の誘惑に負けない、
勇者になるってことだから、必ずしも短所ではないのでは?と感じました。

575 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/03(Fri) 20:30
(ルクレチアの魔術師の亡霊が、魔界の片隅でぼやいている)
ちっ、まさかオルステッドの奴が魔王山に選ばれるとは誤算だったぜ。
奴とストレイボウを同士討ちさせ、2人の怒りと憎悪を糧にあの山の力を引き出す筈が・・・アリシアが不要だったな、あんなのでも多少は役立つつもりだったが。

576 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/03(Fri) 22:42
>572
ふっ……>265への返答と若干重複するが……
この私に、「ご期待に沿えなかったばかりか、皆さまを裏切ってしまい申し訳ない」―――とでも詫びよと?
好き好んで裏切った訳では無い……彼奴等の身勝手さが、私に"裏切らせた"といった方が妥当か。
私自身、それぞれの期待や想いを無碍にする心算でも、反故にする心算でもなかったというに………。
私の話を……ウラヌスの命を懸けた訴えを聞き入れもせず……手の平を返すが如き豹変をし、ルクレチアの連中は私達を"魔王"と決め付けた。
私への嫉妬と劣等感に圧し拉がれた末に、友情余って憎さ百倍とばかりに……卑劣な手段を以て、ストレイボウは友情と信頼を裏切った。
「誰よりも貴方を信じる」という言葉を何処に置き忘れたが如き心移りをし………アリシアは……私の決死の想いを、踏み躙った。

………あのような仕打ちを受けても尚……魔王に堕ちるのではなく………
総てを受け入れ、"悲劇の勇者"として非業の死を遂げていれば良かった―――とでも言いたいのか?

………冗談ではない。
私は………彼奴等にとっての………
そして、貴様たちプレイヤーにとっての………「決して期待を裏切らず、必ず留飲を下げてくれる」などという………

―――他者にとっての、常に都合の良い"存在"などではない。
「"勇者"から"魔王"に堕ちた」という……貴様たちプレイヤーの私への失望や軽蔑など―――知った処ではないッ!

>573,574
私は……ユン・ジョウが説くが如き、「純粋過ぎる」が故に………
このルクレチアでは、悪しき方に作用してしまったが為に"魔王"に堕ちたが………
「ドラゴンクエスト1」なる世界では良き方向に作用し……「竜王」なる魔王の誘いにも決して乗らず、そちらの勇者よりも"勇者"然とした選択をしていたであろう……という事か。
そちらの"勇者"が誘いに乗る選択をした際の心情の推察では、なまじ勇者として持て囃され続け、自分の意志で物事を選ぶ機会がなかったばかりに……
私利私欲ではなく、好奇心から魔王の提案に首肯してしまった、と語られているというのは……初耳だな。
そちらを選んだ世界線の"勇者"は……他者からの一方的な期待や希望に応えるというだけの"生贄"ではなく……
本当は、自身の意思に忠実に在ろうとしたかったのであろうか……。

………まあ、その者の心情は、その者にしか知る由はないが……。
私がそちらの"勇者"だったならば……何も考えるでもなく、ただ望まれる通りの"善の勇者"として振る舞い、英雄になれたというのであろうか。
………尤も、それはそれで………どうであろうな?
ドラクエ1とは別になるが……例えばドラクエ3の"勇者"とやらは、選択肢などはなく、恐らくは純粋にただ望まれるがままに魔王を打倒した結果、生まれ故郷に帰れなくなった挙句……
「アレフガルド」なる、自身にとっては異界の地でしかなき所に骨を埋める様……「元の世界への帰還は諦めて下さい」と、無情な懇願をされたそうではないか。
そんな仕打ちの末路を考えれば……"勇者"とは、"英雄"とは一体何なのか……何の為に心身強くなりて、強大なる魔王を打倒すべく戦い続けるというのか………

………そんな疑問を、やはり抱かずにはおれぬものよ。

―――まあ、仮に今の"私"ならば、「世界の半分などどうでも良い。それより、人間全ての根絶やしに協力してくれるか?」と逆に提案するであろうが、な。

>575
………見慣れぬ亡霊だな? 何者だ、貴様は。
見た処、魔術師か。 ………ふっ、ストレイボウには、遥かに劣るようだがな。
さて、その口振りだと……貴様が裏で、全て図っていたと言わんばかりだな?
私とあいつの憤怒と憎悪を糧に魔王山の力を引き出すことで、その力を得て魔王になろうとでもしていた訳か……くくっ、ならば、当てが外れて残念だったな。

………それと、アリシアが"不要"といったか。
「多少役立つ心算だった」といい……全ては貴様の掌の上で踊るべきであった、とでも言いたいか?
あいつの思惑通りに心移りしていたとはいえ……私を裏切ったのは、他ならぬ彼女自身の意思だ。
「あんなの」程度呼ばわりの扱いをされるというのは……不快の極みだな。 私も、あいつも、そして彼女も……貴様の都合なぞ、知った処ではない。

………ただ、そんな浅はかな奸計を、態々こうして暴露してくれたことには感謝する。
貴様もこれ以上、無念のままに永久に愚痴を零し続けていたくもなかろう?
ほんの礼に、魂ごと消し去ってやる………ようやく苦しみから解放されることに、精々歓喜するがいい―――。

577 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/04(Sat) 20:28
ストレイボウの魔法だけはガチであった

578 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/05(Sun) 19:38
>577
「ガチ」とは……「本気」「真面目」といった言葉をより強くした意味合いの言葉か。
そう聞くと、魔法以外の部分は大したことは無いと取れるように聞こえるな。
私はそうは思わないが……本当に魔法"だけ"がそうなのかどうかはさて置き、少なくともあいつの魔法が本物であることは間違いない。
あいつは頭が切れる上に陰の努力家でもある……私では到底解読できない魔道書を総て読破し、本物の魔法を編み出した。
魔道士ではない私でも、あいつが繰り出す魔法はどれも質が高いという事が解る。
誰が何と言おうとも……あいつが、優れた本物の魔道士である事は事実だ。

………ふっ、それも当然か。現に私も、あいつの魔法の優秀さを身を以て味わったのだからな。
あの夜……あいつが私に掛けた幻覚の術は完璧だった。どこからどう見ても、どう気配を読もうとも………ルクレチア王は"魔王"そのものだった。
結果、私は見事に騙され……王殺しの罪を負い、魔王の汚名を着せられる羽目になった。
そして……魔王山山頂であいつが憎しみに任せ、私にぶつけてきた魔法も………威力は勿論ながら、どれもが殺意に満ち満ちていた。
かつては魔物や偽魔王相手に繰り出されたものが、今度は私に降りかかってきたのだ………どれだけ脅威に感じ、そして恐ろしかった事よ。

―――私にはない、あれだけの"もの"を持ち合わせていながら………
あいつは私に"ガチ"で嫉妬し、結果闇墜ちしてしまい……あのような形で"超えようと"するも……最後の最後まで、叶わなかった。
………周囲の連中の、見る目のなさなどが……お前にとって、そんなに重かったのか。
そんな連中に認められ、持て囃されていた私がそんなに妬ましく……"武の強さのみを測る"武闘大会で私に勝てなかったのが、そんなに悔しかったのか。

あそこまで堕ち果ててまで………この私が、憎かったのか……ストレイボウよ………。

579 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/05(Sun) 21:22
ハッシュこそが勇者の見本
落ちても人間不信になる程度

580 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/07(Tue) 22:00
>579
ふっ……勇者の見本、か。
命を賭して護ったルクレチアの"人間"たちの身勝手ぶり・無責任ぶりにどれだけ失望し、愛想を尽かしても……
「肩書」ではない、「等身大の己」を視る、ウラヌスという真に信じられる"人間"がいたからこそ……
人間を嫌えど、本気で見限らなかった故に……勇者の矜持を棄てぬままに、魔王山で「勇者らしき最期」を迎えられた訳か。
あのまま病で朽ち果てるのではなく……たとえ自ら死期を早めようとも、己の意思で死に際を決めることが出来た彼は……本物の"勇者"であったのだろう………。

………そう考えれば……やはり、私とは実に対比的だな。
信じてくれる者が……信じられる者がいなくなった私は、もはや"勇者"ではいられなくなった。
ただ……ファミリオのあの少年は、私への憧れが多分にあったとはいえ、唯一私の無実を信じてくれたが……
もし彼が……嵌められたとはいえ、私が王を殺めた事自体は事実だと知ったならば………

……それでも尚、彼は私の事を「魔王」ではなく………「オルステッド」として、信じてくれたのだろうか。

………もしも私が魔王になる前に、そんな展開があったならば……たとえ"勇者"ではいられなくなったとしても………
人間嫌いどころか、魔王に堕ちるという事には………或いはならなかったのかもしれぬ。
そして……彼だけには「すまない」と心から詫びながら……処刑を甘んじて受け入れ、汚名を着たまま死んでいった道も……有り得たのかもしれぬ………。

―――ふっ、「何を今更」、か。
いずれにせよ……私はもはや、「勇者の見本」とは程遠い存在だな………。

581 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/08(Wed) 20:37
魔術師はルクレチアでは蔑まれるけど、僧侶であるウラヌスは嫌われていなかった辺り、
信仰には厚いのかも。それでも大勢の人から偉大とされるウラヌスですら後継者を得られてない辺りにも、
武に優れたもののみをを重用する方針の歪さが出てきている気がする。

582 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/09(Thu) 23:08
>581
二人共、剣士・戦士タイプではない点は同様でありながら……
ストレイボウは、「魔」の力を用いる魔道士だったばかりに侮蔑された一方……ウラヌスは、「信仰」の力を用いる僧侶だった故に嫌悪されなかった、か。
それ故に……信仰に厚かったという点は尤もか。そういえば、王を殺めた"魔王"として私を恐れ、家の中に閉じこもった民の中には、
「神よ、我らをお救い下さい」などと懇願する者がいたから、多かれ少なかれ信仰心は有ったのだろう。
また、教会等は中世編においては見られなかったが……ウラヌスも、世捨て人然としていたとはいえ……かつては、何処の教会に属する僧侶だったのであろうな。

………そのウラヌスが、如何なる経緯でハッシュの仲間となったのか、結局は分からずじまいだが………
先代魔王を打倒したハッシュの仲間の「僧侶ウラヌス」として、知る者ぞ知る"隠れた偉人"ではあった。
ただ、そんな彼に後継者がいなかった点に関しては……貴様の言うように、やはりそうした"歪み"があったが為とも取れる他に……
彼自身、ハッシュほどの名声ではなくとも……いつしか「英雄の仲間」という名声に自他共に溺れ、堕落してしまうを良しとせず……
自戒の為に……敢えて後継者を取らなかったのでは、とも取れる。
………まあ、いくら想像を巡らせて推測をしても……結局のところ、真相は定かではないがな。

―――そんな、「ハッシュが最も信頼した仲間」であったウラヌスの訴えでさえ、奴らは碌に聞き入れず……
「魔王」というフィルターに掛けて彼を拷問に掛け、投獄した。
あいつに嵌められた私の、完全に謂れのなき"とばっちり"だ………奴らの"歪み"とは、「武の優劣」だけではなかったという事だ―――。

583 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/10(Fri) 17:49
>>581の書き込みした後不意に思いついたけど、仮にもしも、ウラヌスが魔法を自分では使えないけど、
指導はできるって感じで、もしくは力の質は違うけど、魔術師と僧侶の戦い方に共通点も多いって感じで、
ストレイボウの師匠やってたら中世編の悲劇は起きなかったかな? ウラヌスと付き合って、いい影響受けたり、
あるいはハッシュの人間不信とかの顛末知って、もてはやされても最後はああなるから、
ルクレチアには尽くす価値なしって見切ってストレイボウが他国に鞍替えとか

584 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/10(Fri) 22:13
勇者よりも魔王時代の方が強い件について

585 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/12(Sun) 16:38
>583
仮にストレイボウが、ウラヌスに師事していたならば……か。
そう言えば、以前話題に挙がった「オクト・ア・ライブ」の世界線の方のあいつは……
幼馴染であった私と共に、「ハッシュとウラヌスのような、英雄になろう」と誓い合い……師事はしなかったが、魔道士として研鑽を積んだという。
魔道士と僧侶という違いはあれど……ウラヌスへの強い憧れがあった事は間違いない。
あくまでIFの出来事ではあるが……もし、こうした憧れに加え、「かつての英雄だったウラヌスに師事したい」という強い想い入れを……
まだ屈折していない時期にこちらのあいつが抱いていたならば……押し掛けという形で弟子入りを何度も申し出るだろう。
無論、世捨て人として暮らしていたウラヌスから、弟子入りを認められるのは簡単ではないだろうが……。
あいつの真剣さと熱意にやがてウラヌスが根負けし、弟子入りを許したならば……
力の使い方や戦い方だけではなく、彼の考える「在り方」や「生き様」といったものを教わった上に……ハッシュの"人間嫌い"の顛末を知る事も出来たのかもしれぬ。
そして、"歪んだ認識"に支配されたルクレチアを、違った角度から見据えられる程の視点を持てる事で……嫉妬や劣等感に狂う事も……或いは無かったのかもしれぬ。
もっと言えば、率直かつ正当なものの判断や評価の出来ないルクレチアを見限り、もっとまともな別の国を選ぶことで………

―――名実共に優れた魔道士として……まともに評価をされていた可能性もあったやもしれぬ。

………ふっ。 私自身、先程から兎角「かもしれぬ」という、"仮定"ばかりだな。
たとえあいつの"罪"は赦さずとも………「無冠の天才」たるあいつが、ああなる前のどこかで正当に評価され、まともに報われていれば………
………そんな口惜しさが……多少なりともあるからだろう、な………。

>584
「勇者よりも魔王時代の方が強い」、か………別に当然の事だと思うが?
寧ろ、"勇者"の頃より弱体化する"魔王"なぞ……聞いた覚えがないぞ。
勇者から魔王になったばかりの……王国から追手の兵が掛かったばかりの頃は、まだ"人間"だったから多少手こずりもしたというのに……
魔王山山頂での"あの"後、名実共に魔王になったものの、それよりも更に弱くなったなど……本末転倒だ。
兎に角、今の私にはルクレチアを滅ぼした程の力ばかりではなく……他の時代・世界に干渉できる程の力をも得るに至った。
この"憎しみ"の力によって、総ての人間に「審判」を下せる程の力をな………。
当然、"勇者"などと呼ばれていた頃よりも強いことに、何ら疑いの余地はあるまい。

………尤も、あの英雄たちの如き、「何かを護る為の強さ」ではなく……人間が「掛け替えなきものと信ずるもの総てを否定する為の強さ」だ。
もう私には、命を賭してでも護るものなど……何一つなくなったからな。
ふっ……かつては私なりに護っていた……或いは護ろうとしていたというのに……今や奪う、か。 とんだ反転ぶりもあったものよ。
何かの掛け違いや狂いが生じただけで……斯くも変わり果てるのだから。

―――フン………「虚しき強さ」、とでも言いたいか?
如何とでも言うがいい………もうやり直しや後戻りなぞ、叶わぬのだからな―――。

586 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/14(Tue) 18:44
前に出した偽魔王の話題と少しかぶってしまうけど、リメイクじゃない方のライブアライブのエンディングで、
偽魔王関連が解決してないのを見た時、ホラー映画のまだ何か起こるかもみたいなエンディングを見た時みたいな、
不安を覚えたのは自分だけかな?

587 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/15(Wed) 21:38
MEGALOMANIAをBGMに戦ってた勇者オルステッド

悲しみを背負ってこそ人は覚醒するのだ

588 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/16(Thu) 22:11
>586
偽魔王関連は未だ解決せず、か……。
作中では偽魔王の謎は明かされないままだったが……弱体化しつつも復活を遂げた先代魔王か、或いは先代魔王の元配下辺りが、
新たな魔王になるべく先代の姿を模して現れたのでは…と、考察してもみた。
魔王山の意思が働いていたならば、「次の本物の魔王を産みだす為の"撒き餌"になっただけの雑魚」という可能性も挙がったがな。
ともあれ、エンディングにおいては……英雄達に関わる"オディオ"は、完膚なきまでに消え去った。

―――但し、山頂の魔王像は………健在のままだ。
偽魔王にしろ、各オディオにしろ……魔王の母胎となる"元凶"自体は消え去ってはいない。
それはあたかも……『人間がいる限り、魔王の元たる"憎しみ"は決して絶えることは無い』―――そのような暗示とも取れる。

貴様の不安は恐らく正しいのだ……たとえ私が敗れ、消え去ろうとも………また新たなる魔王"オディオ"が生まれる可能性は……決して"零"ではないのだ。

>587
………何が「悲しみを背負ってこそ人は覚醒する」、だ。
かの名曲が流れていたのは……私の場合、偽魔王と戦う刻と……本性を現したストレイボウと戦う刻だった。
偽魔王は兎も角として……あいつと戦っていた時は、理不尽に裏切られた怒りよりも……最初は驚愕と恐怖の度合いが主だった。
今までのあいつからは想像も付かないような豹変ぶり驚愕し、剥き出しの憎悪と殺意の凄まじさに恐怖し、気圧されつつも………
それに屈し、圧し拉がれまいと……必死だった。

………ただ、私の攻撃を何度も受けながらも、決して諦めず……恨み言を吐き続けるストレイボウを見ている内に………
怒りもあるにはあったが……次第に"悲しみ"の方が大きくなっていった。

「今、私が戦っているのは………かつて、"親友"だった男」という事実に………哀しさと虚しさを、感じずにはいられなかった。

「悲しみを背負い、覚醒する」……そう聞くと、悲壮感溢れるイメージがあるが……
あの時の私に、そんな覚醒をしたという実感など………欠片もなかった。
そして、あいつを倒した後……勝利の喜びも、元凶を倒したという達成感も………
………まして、返り討ちにして意趣返ししてやったなどという爽快感など………微塵もなかった。

―――只々、哀しさと虚しさだけしか………胸中には無かった。

「悲しみを背負ってこそ人は覚醒する」―――そんな戯言を簡単に言える貴様は、実際にそんな経験をした事があるのか?
ならば自信満々語ってみせるがいい……何処ぞの物語の"受け売り"などではない、本物の実体験とやらを………この私相手に、な。

589 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/17(Fri) 21:35
高原のようにトレーニングして身体鍛えてないの?

590 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/18(Sat) 21:54
>589
………今更自己鍛錬を再開することに何の意味がある?
そもそも、まだ人間だった刻……一人前の剣士になるには、先ず剣をまともに振るえる程の肉体を造る必要があった。
剣士を志してからは、見習いの頃は毎日の素振り、肉体づくり、体力づくり等は必須だった。
そうした下地に加え、戦いのセンスと謂うべきか……剣士足り得るには武器との相性というのも欠かせなかった。
それらが総て"プラスアルファ"となりて昇華された事で……初めて一人前の剣士となった。
つまりは……そうした形で、肉体の鍛練は既に完成していたのだ。
それでも、それからも決して弛まずに剣士であり続けるべく……自己鍛錬は続けていたがな。

………尤も、それは剣士時代だった頃の話だ。 今の私には………もう何ら意味を成さぬ。
何故なら、魔王となったあの刻から………私の刻は停まった。 何をしようと鍛えられる事も……逆に、何もせずに弛む事も無くなった。
何も口にせずとも、飢え死ぬ事も………老いや病に斃れる事すらも、なくなった。
それは、人外に堕ちたことによる超常的な何かが作用している故か……或いは………

―――人間でなくなり、永き刻の中でただ在り続けるだけの、生きても死んでもいない存在になった者は………
―――それ以後……"何一つ変わる事はない"、という事であろうか………。

………いずれにせよ、最早これ以上……魔王としての強さも完成している以上……肉体の鍛練に意味はないという事だ。

591 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/18(Sat) 22:31
オルステッドとおぼろ丸の髪型が似てる

592 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/19(Sun) 23:01
ルクレチアの兵士たちはストレイボウを軽んじてたみたいだけど、
オルステッドより弱いだけで、ナンバー2で自分たちよりはずっと強いのに蔑むとか、
本当にバカだ。バカというより固定観念にとらわれていたというべきか。実際魔族なり他国なりが攻めてきて、
自分たちよりはストレイボウの方が遥かに役に立つところとか見ていれば、いい変化が起きていたかも、
その逆もあり得たかもしれないが

593 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/20(Mon) 21:49
>591
……>424への返答で、何人かと髪型が似ているのでは、と述べてみたが………
……よもや、かの人の道に目覚めし忍と似ていると言われるとはな。
まあ、色を除けば……見方によってはそうと言えなくもない。
尤も……「だから、何だというのだ?」というのが率直な気持ちだがな。

………そういえば、かの忍については………
リメイク版の発売記念コメントに拠れば、「デザインのモチーフは、"サイボーグ009"」らしい。
サイボーグ009なる創作物の詳細は与り知らぬが……その主人公の髪型は確かに似ている。
何事も、何かしらの"元ネタ"があるという事か………。

―――"元ネタ"といえば、私とストレイボウの関係は……かの"最終幻想4"の主人公とその親友兼ライバルがモデルというのは既知の事実だ。
ただ、リメイク版の私達二人と、あちらの二人の声優は……入れ替わる形で逆転している。
何ともはや……確信犯的な意図というか、ある種の"皮肉"というものを感じざるを得ぬな………。

>592
そう……ストレイボウは決して、実力的には弱い男などではない。
腕力や肉体の強さでは及ばずとも……卓越した頭脳と、それに裏打ちされた魔力を持っているのは幾度も述べた通りだ。
私が優勝した武闘大会とは、武の優劣を決めるもの……もし、魔法の優劣を決める"魔道大会"というものもあったならば……間違いなくあいつが優勝していただろう。
あくまで得意分野が違うというだけであり……固定観念に凝り固まり、それに基づいた偏見で一方的に侮蔑し、冷遇した奴等などより……余程優秀で有能だ。
歪んだ"空気"が長きに渡り蔓延していた中、常に不当に扱われ続けてきたあいつにとっては……もはや生き地獄だったことだろう。
だからこそ……言い包めたにせよ、何かしらの術を掛けたにせよ………
自分に心を移し、苦しみを理解し、寄り添ってくれたアリシアに……あいつはようやく、"救われた"のであろう。
尤も、私にとっては……堪ったものではないがな。

………仮に侵攻された際に、あいつが連中よりも遥かに活躍していれば……か。
魔王山より私とウラヌスだけが帰還した直後……表向き、ハッシュ同様に"帰らぬ人"になった刻……
王と少年達を除いて、誰一人あいつの"死"の方は一切気にも留めなかった連中に……

―――果たして、自分たちのこれまでの誤りを率直に認め、認識を改める度量などがあったか………怪しいものよ。
せいぜい……"使い捨ての囮"程度の扱いしかしなかったのではないかとすら思える。

………それほどまでに、「最も武に優れた"勇者"」という存在は連中の中に……大きく、深く、浸透し切っていたのであろう。
"薬"も加減が過ぎれば………"毒"になるが如く、な。

594 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/20(Mon) 22:27
魔王を倒して勇者が魔王になって
また勇者が倒して魔王になって
のループができれば永遠に物語が続くぞ

595 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/22(Wed) 23:08
>594
それは何ともまあ……実に不毛なる、史上最悪のループとでもいうべきか。
魔王を打倒し、人間を救った勇者が……次なる魔王となりて脅威となり、それを新たな勇者が打倒する……を延々と繰り返すだけの物語とはな。

―――そういえば、貴様の言う物語に非常によく似た世界について心当たりがある。
そう……確か、"最終幻想10"なる世界では、"シン"と呼ばれる強大な魔物が、一定の周期で人間達への災厄となりて脅威となり……
その"シン"を打倒すべく……"召喚士"なる者が、「究極召喚」なる唯一の打倒法を授かり、それを以て打倒せしめたことで平穏が訪れるも……
代償に召喚士は命を落とす挙句、今度は「究極召喚」で呼び出される召喚獣となりし者が、次の新たな"シン"となりて束の間の平穏を終わらせる……というループを繰り返していたらしい。
それを、彼の世界の者達は「死の螺旋」と呼称していたというが……実に言い得て妙だ。
そんな、不毛で虚しきループも……とある青年が切っ掛けとなって、遂に終わらせるという新たな"物語"を紡いだそうだがな。
その青年も……その青年と出会いし召喚士やその仲間達も………その世界にとっての、正真正銘の「英雄」を呼んで相違なかろう。

………尤も、そんな"物語"なぞ、私に言わせれば「だから何だ?」の一言に尽きる。
「永遠のナギ節」なる平穏が訪れたことを喜ぶ彼奴等には……是非にでも、斯様に思い知らせてやりたいものよ。

『貴様達は人類共通の"敵"が消え去り、ようやっと本物の平穏なるものを謳歌しているようだが……永遠の平穏なぞ幻想だ。
 やがて、今度は人間同士が新たな"敵"となりて相争い、暫く後に休戦になり、また再開するという……別の"不毛"なループを繰り返すだけの事。
 即ち、貴様らの為した事なぞ……所詮は愚かで虚しき"自己満足"でしかない。
 真に「不毛で不要」な存在とは………他ならぬ、人間なのだ。
 ちなみに……私の世界では、「勇者が魔王を倒す」などという不毛なループは終わった……人間共の滅亡を以てな。
 では、大切なことを教えた処で……貴様らの命運共々、そちらの世界の不毛なループも終わらせて差し上げよう………。
 ――――滅亡(ハルマゲドン)という、終焉を以てッ!!』

………尤も、「Live A Live」においては呼び出しの対象でない以上、私の想像止まりでしかないのだがな………。

596 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2023/11/22(Wed) 23:50
久しぶりだな!今日は、新しい質問に答えて行くぜ。

>>575
何だ!?こいつはよ!どうやら俺と同じで魔力を自在に操る
魔術師の類だと見るが一体何を口走ってやがんだよ。
俺達の、戦いが全ててめえの思惑通りだったとッ!?
ふざけんなよッ!?しかもアリシアの事までしれっと蔑ろにしやがって。
いいか、俺はてめえなんかの手のひらで踊らされる程馬鹿じゃ
ないんだッ!分かったらとっとと、消えな。亡霊ッ!亡霊は亡霊らしく地獄で呻いてろ!

>>577
当たり前だッ。俺はこれでも血の滲むような特訓をして来たんだ。
魔法の技術にかんしてはルクレチア王国で随一だと自分でも
思っているぜ。だがそれが裏目に出た。
元からルクレチアの民は、魔法に等見向きもしなかったし
当然の如く賞賛も尊敬の念もなかった……。
特訓が全部無駄だって事に気が付き、俺はある日愕然とした。
なら別の方法で、あいつを……オルステッドを出し抜いてやろうと
考え始めたのさ。
結果は良く知る通り、オルステッドを罠に嵌めてやった!
肉弾戦では負けても頭脳を使った戦では俺の勝ちなんだよッ!
ヒャハハハ!

>>579
確かにハッシュのおっさんは、勇者の中の勇者だっただろう事は
分かるぜ。だがよッ!病で不様に死んじまった情けない勇者だッ!
生きていてこその勇者、生きていてこその誉(ほまれ)なのさ。
それにしても人間不信、か……。
そりゃそうなるだろうってな。ルクレチアの民は、勇者に全てを託し
自分たちは何もしようとしなかった。
そして、少しでも間違えれば掌を返し勇者が悪いと決めつけるッ!
全く勇者は損な職業だぜ。なぁ、そう思わないか?

>>581
そう言えばそうだなぁ?
信仰の具現化した建物、教会がないんで宗教の描写は殆ど
無かったが表には描写されてなかっただけで何処かにはあるんだろうな。
武に優れていた者のみを頂点とする歪な構造の中でも、僧侶はそれとは少し違っていた。
ウラヌスの爺さんの使う技は
その殆どが癒しの術だったり仲間をサポートする為の術だからな。
勇者を補佐する僧侶と言う役回りでそう言う意味では、なくては
ならない職業だと思うぜ。それでも後継者が見つからなかったと
言う事はルクレチアには僧侶自体が少なかったと推察出来るな。

>>583
ウラヌスの爺さんが俺の師匠に、か?
ふんッ!面白い発想だな。もし仮に弟子入りをしていたら
俺のこの心の憎しみも嫉妬も劣等感もどうにかなったかもしれねえって
話だよな?
だが人はそう簡単には変わらねえんだよッ!
そうコロコロと心が変わる訳もねえし、良い影響とやらも無駄に
終わる可能性が高いぜ。
他の国への鞍替えか……。ルクレチアは俺が生まれ育った故郷だ。
その故郷を簡単に捨ててまで、遠くの国へ出奔しその国で成功を
求め宮廷魔術師になる、なんてのは考えもしなかったぜ。
だが、もしも……俺が他の国へと鞍替えしていたら魔王山での悲劇はなかったな。

597 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/23(Thu) 20:58
スト坊おかえり
あったかいお茶いれといたから飲みなさい

598 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/24(Fri) 08:45
ストレイボウが他の国に鞍替えしても、あの大臣の頭の悪さと機転を見るに遠からず破滅したと思うがな。頭があれじゃ他も腐ってそうだし。
アリシアも女王としての才覚は不明だし、オルステッドは英雄としては優秀でも組織を継続する政治能力はあるのかって話だし。

魔王山の悲劇が避けられても、腐った樹が倒れるのは必然だろうし。

599 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/24(Fri) 22:04
キューブのようなロボットでも勇者と言えるのだろうか?

600 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/25(Sat) 02:12
貴方は戦乙女に選ばれる資格はあるの?

601 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/25(Sat) 22:13
>598
……あの見下げ果てた俗物か。 「頭が悪かった」というのは……どうだろうな?
擁護する心算でもないが……少なくともあれには、曲がりなりにも大臣に上り詰める位の賢しさはあったのだろう。
ルクレチア王も、その辺りは見抜いていただろう……それ故に、敢えて側近として置く程の器を持ち合わせていたのやもしれぬ。
ただ、その賢しさを……たとえ汚れ役に身を窶すことになろうとも、国や民の益の為に活かしていたならばまだしも……
アレは……自己の権益や保身にしか活かさなかった。
私が脱獄した直後には、玉座に平然と座っていたという面の皮の厚さが、アレの"出世欲"を雄弁に物語っている。
極めつけは……あれだけ私を"魔王"と決め付けていながら、私が近寄ろうものなら……掌を反すが如き命乞いをした。
それも………長年仕えてきたルクレチアを売り渡すという、"最悪の形"でだ。

―――「獅子身中の虫」とは、まさにあの男のことだ。
仮に魔王でなくとも、他国が攻めてきたことでルクレチアが危機に瀕した際は……あっさりと逃亡するか、ルクレチアを売る形で敵国に寝返る位はしたであろうよ。
そんな者が側近である以上……下手に隙を見せれば足元を掬われるのは自明の理だ。
アリシアと私が国を導く立場になったならば……慣れない内は、大臣主導で何もかも決められてしまわぬよう、先代の王を後見人に、政務に慣れていくしかなかったろう。
ストレイボウがいない以上……ブレーンがあの男だけというのは、国として極めて致命的だ。
そうした事態を打開出来なければ……いつしか、貴様の思っているような破綻は必定だったろう。

"魔王"による滅亡と、王城内の権謀術数による争いの結果の瓦解・崩壊による国の滅亡……一体、どちらがマシだったであろうな?

>599
かの"人の心を得し、人ならざる者"を勇者と呼べるかどうかは、人次第であろうが……。
彼奴自身は、まだ生まれ立てということもあり、生みの親のカトゥ―にプログラミングされた"HUMANISM"を、そのまま実行していただけとも取れる。
それが結果的に、メインコンピューターの暴走を鎮圧し、カトゥ―とダース伍長の命を救ったが故に"英雄"と呼べる立場になった……と言えばそれまでだがな。

………ただ、当初はそうであったとしても……彼奴は「AIロボット」だ。
ヒューイやダース伍長に言われた通り……「学ぶ事」が自身の為すべき目標と定めた。
徐々にでも……次第に本物の「ヒューマニズム」を知ることで……
いつしか、誰に命令されるでもなく、プログラムではない"自身の意思"で誰かを救い、誰かの為に行動するという、"人間以上に人間らしき"ロボットになったならば……

―――それはもはや、名実共に"勇者"と呼んでも良いのかもしれぬ。

だからこそ……魔王として"人間の真実"を教えるに足り………存在ごとその在り方の否定のしがいがあるというものよ、くくく………。

>600
戦乙女……もしや、ヴァルキリー(ワルキューレ)の事か?
そ奴に選ばれる資格というのは……一体何の話だ。
何を以って選ばれるというのか……どうにも要領を得ぬな。
そうである以上、こちらの推測に沿って答えるしかなくなるが………

………もし、私自身の強さ故に、そ奴に"選ばれる"資格があると見做されたならば……願い下げだ。
何を求め、望むかは知らぬが……「力なき弱者を救う」だの、「世の平和の為、強大な悪しき者を討つ」だの……そんな"ありきたり"な題目は聞き飽きた。
何より、今の私は"魔王"だ……選ぶ相手を間違えているというものよ。

―――これがもし、「私自身が『戦乙女』というものに選ばれる」という資格を指しているならば………

………一瞬、悪寒がしたぞ。
貴様……この私に、おぞましい想像をさせるな。
たとえ"魔王"には堕ちようとも………変態に堕ちるのだけは、死しても御免極まるッ。

602 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/25(Sat) 23:08
SFC版の魔王化したオルステッドは不気味なモンスターになってた気がするが
リメイク版では恰好良くなっているのね

603 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/27(Mon) 22:55
もしもだけど、中世編の登場人物全員の中で誰か一人だけが逆行して二周目めとかやるなら、
誰が一番ルクレチアの悲劇をを打破できると可能性が高いと思いますか?
魔王山の影響がゼロもしくは殆どない場合と、
魔王山の影響が大だった場合両方のケースで返答お願いします。一応前提として、
逆行する人物は全てとはいかないけど、幽霊になった後とかの知識もあり、
魔王山の影響の大小とか大体の流れは知っている前提でお願いします

604 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/28(Tue) 23:10
>602
以前は"不気味なモンスター"も、リメイク版では"恰好良く"なったとはな……。
最終編ではマントを羽織り、闇に堕ちた私の姿が披露されただけでなく……
今の私の為に用意された、「魔王オディオに捧げる絶望のフーガ」という絶望感・悲壮感溢れた専用曲による演出に加え……
更に、ボイスアクターの「ユウイチ・ナカムラ」が、迫真に満ちた私の声を演じる事で恰好良さが増した……といった処だろうか。
"優遇されている"と喜ぶべきなのか、"救われなさや悲惨さが増した"と嘆くべきなのか……複雑な気分だな。

………ただ、戦闘面で気になるのは……SFC版に比べ、「セントアリシア」の使用頻度が減った処か。
技の効果もさることながら、演出の恐ろしさが増したこの技が「大技扱い」になるのは、ある意味当然だとしても……
中には、この技を見ないままにピュアオディオ形態の私を倒したプレイヤーも少なくあるまい。
ここぞという刻に使う、所謂「とっておき」の技とするならば……その穴埋めとして、あと2つ位は新たな技を用意しておいても良かったような気がする。
SFC版と技の内容は全く同じで、数も4つだけというのは……些か物足りないだろうからな。

………「それ以上強くなられては困る」か? くく……今の私にとっては至極当然だ。
"英雄"をより苦しめてこその、"魔王"というものよ―――。

>603
仮に誰ならばあの悲劇を避けられるかの、"やり直し"と来たか………簡単には答えられぬ内容だな………。
唯一救いがあるとすれば、死後の「知識」を持っているという事か……だとするならば……。

「魔王山の影響がゼロもしくは殆どない場合」では……私(オルステッド)だろうか。
尤も、その経緯は……決して褒められたものにはなるまい。
たとえ魔王の力は持っていなくとも……あの悲劇を経て人間を信じられなくなった以上、もはや国や民を護ろうという気は皆無だ。
王と王女の御前での武闘大会を放棄し、たとえ不名誉を被ろうとも……国も名誉も立場も何もかも棄て、流浪の身になるだろう。
そういう形で、私の魔王化による悲劇"は"避けられるだろう……その後、私の立場にストレイボウがすげ替わり、アリシアを娶ることになろうと………後の事は知った処ではない。

「魔王山の影響が大だった場合」は……魔王山に"選ばれぬ"強き心を持つウラヌスだろうか。
ハッシュの病も、私が帰還後に王を誤って殺めてしまうことも知っている以上……ハッシュは死に急がせぬよう留めておき……
私については……掛けられた幻覚の術に気付き、破ることで悲劇の引き金を引かせないようにするだろう。
そして、もう一度魔王山に向かう事を私に説き……共に往くやもしれぬ。
そうして魔王山山頂に至り、本来の私と同様にストレイボウの裏切りの顛末を知ったならば………
本性を現し、襲ってきたあいつを死なせはせずとも……「憎しみの余り、魔王山に魅入られたのか……この………大莫迦者ッ!!!」と特大の喝を浴びせるであろうな。
また、ストレイボウに心移りしたアリシアに対しても……
「オルステッドは貴方を見捨ててなどいないッ!
 まして、親友と信じる者を自ら苦しめるような性根でもないッ!
 そんな彼を……貴方は信じていたのではなかったのかッ!!」―――と、相手が王女でも恐れず、叱責するだろう。
そうした流れで終わりを迎えられたならば……悲劇を避けられるやもしれぬ。

ふっ………誰しも、"あの頃に戻ってやり直したい"と乞い願う事はある……過ぎ去った時は決して戻らないと解っていながらも、尚………。
愚かしくもあり、哀しくもあり、虚しくもある………それが"人の世"というもの、か………。

605 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/11/29(Wed) 20:08
ぶっちゃけストレイボウって怖いよな?

606 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/11/30(Thu) 22:52
>605
ああ………魔王山山頂で本性を現した刻のあいつ程、恐ろしい相手はいなかった。
元々あいつは、優れた魔道士としての実力を持ち合わせていながら……碌に評価されず、常に冷遇されてきた一方……
逆に持て囃され続けた私への嫉妬と劣等感を募らせていった中……私を超える唯一の好機と、武闘大会にて正々堂々と挑んだが……
結局私が勝ったことで、あいつの中の"芯"が決定的に壊れてしまい……遂には長年の友情を棄て、禁断の一線を超えて堕ちる程にまで追い詰められた。
そして……今まで秘めていた鬱屈した感情を爆発させ……剥き出しの憎悪を殺意をダイレクトに私にぶつけてきた。
底なしの悪意に囚われ、自制も歯止めも利かなくなった者ほど、恐ろしい者はいない………あの時初めて、私は思い知った。

―――ただ、それは何も……全面的にあいつだけが悪かったというものではない。
ルクレチアの長年の歪んだ"空気"も悪しき原因であり……そして私も……親友として、あいつとしっかりと向き合わなかった。
あいつの"自尊心の高さ"、"努力家ぶり"、"負けず嫌いな性格"といったものをなまじ知っていた余り……あいつの心の強さというものを、勝手に勘違いしてしまっていた。
あいつ自ら弱音を吐くまでは……あいつ自身で克服させるべく、敢えて放っておこうという姿勢が……結局は悪い方に作用してしまった。

あいつは過ちを犯したが………それ以前に、ルクレチアの連中も……私も……それぞれの"過ち"を、気付かぬ内に犯していた。
真に恐ろしいのは……誰しもが間違い得る上に、人をあれ程までに追い詰めてしまう"過ち"なのかもしれぬ、な………。

607 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/01(Fri) 21:15
ストレイボウがペラペラと悪事を自白したり、ラストバトルしている間、
ヒロインの子はなんでその話を聞こえてなかったんだろうか?
オルステッドからしたら「ストレイボウは来てくれたわ!」とかキレられてもね、って感じっしょ?

608 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/03(Sun) 09:36
>607
それについては、当のアリシア本人からは聞けなくなった以上、推測するしかないが……恐らくは……

「オルステッドが山頂まで辿り着いた際には自分が向かって話を付けるので、どうか奥の方(会話含め、表の音が届かない処)で待っていてほしい」

―――とでも、ストレイボウが言い含めていたのだろう。
そうでなければ、あんな赦されざる罪を自ら告白する発言を堂々と出来るとは思えない。
もし聞かれようものなら……折角あいつの望み通りに心移りしてくれたアリシアが幻滅し、同情的であった態度を変えかねないからな……。

また、私と戦い、仮に首尾よく私を殺めた後の説明についても………

「『今更どの面を下げて来た? 姫はもう、お前のような不実な男には愛想を尽かしたんだ……潔く諦めて引き下がれ。』と諭したが、
逆上して斬りかかってきたから返り討ちにした」という'カバーストーリー'の用意くらいはしていただろう。
事前にストレイボウから色々と吹き込まれた事で、「武に秀でているだけの、敗者の気持ちが分からない傲慢な者」というフィルターが彼女には掛かっていたから、何の疑いもなくすんなりと受け入れただろうよ。
それに、既に私は王殺しの罪でルクレチアでは魔王扱いだった……全ての罪を真の魔王「オルステッド」に被せ、葬り去ることで純真で無知な彼女を欺き抜く心算だったのだろうな……。
その後、ルクレチア城に帰還し、"姫を救った真の英雄"として凱旋する心算だったか……或いは、もし彼女が国を背負う気概を持ち合わせていなかったならば……
身分を棄て、"ただのアリシア"になってもらった彼女と共に、別の土地へ駆け落ちする心算だったかどうかは………あいつしか知り得ない処だがな。

………それほどまでに周到で、頭の切れるあいつの唯一の誤算は……
やはり……「最後の最後まで、私を超える事が出来なかった」―――この一点に尽きるだろう、な………。

609 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/12/03(Sun) 09:44
>608への返答は私だ……。
トリップを失念してしまっていた……失礼したな。


610 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/03(Sun) 20:52
>>603でした質問で少し思いついたけど、仮に魔王山の影響の方が大だった場合のケースで、
逆行したのがオルステッドだったらどういう行動をとるかな?その場合仮に魔王山の影響でああなっただけだと、
わかってストレイボウに対する悪感情が万一なくなっていても、魔王山の影響がゼロあるいはほとんどない場合と、
オルステッドの行動は変わらないかな?

ストレイボウの行動が魔王山の「影響のせいだった場合」はそれを知って逆行したら、
一番動き方が難しいのはストレイボウな気がしてきた。
オルステッドを助けようにも山に近づきすぎるとまた前と同じ行動をとってしまうかもしれないし、
自分を信じられない状態である意味神様に近い視点を持つってかなり精神的負担が大きそう

611 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/12/05(Tue) 22:30
>610
603の追加の考察か……。
たとえ魔王山の影響が大だった場合であっても……私の行動はあまり変わらない気はする。
あいつが平静を装っていた裏で……私に対するあれ程の激しい負の感情を抱いている事自体は変わらぬ。
そうと分かった以上……今更、どんな言葉を掛ければ良いというのか。
たとえ悪感情が……憎しみが、何巡かして無感情に至るという形で失せたとて……もはや、何とかして友情を保とうという気になどなれぬ。
ルクレチアにも愛想を尽かした以上………理由も一切告げず……故国とも……かつての"友"とも、決別するだろう。
それに対し、あいつがどう思おうとも……もはや、私にとってはどうでもいい………。

逆行する者の中で……仮にどちらのケースであろうと、一番難易度が高いのはやはりあいつだろう。
私を魔王にしてしまった一番の原因を作った事を、死後に悔んではいるようだが……。
だからとて……逆行出来ても、周囲の不当な評価や扱いは依然として何ら変わらぬままだ。
もう決して同じ轍は踏まないと誓い、魔王山の意思を跳ね除ける程の自制心を以て、前回とは行動を変える事で悲劇を回避出来たとしても……
その悲壮な覚悟と決意を誰にも理解されぬまま……私だけが"姫を救った英雄"として讃えられる一方、あいつはいまだに冷遇され……侮蔑される日々が長く続く。
そして、いつしか……たとえ私自身はそう思ってはいなくとも……口さがない周囲の連中は皆、口を揃えて絶えずこう言うのだ。

―――『あの姑息で陰険で卑屈な魔道士の男は、"英雄"オルステッドに媚び、引き立てる為だけに存在しているようなもの』とな。

………ここまで徹底的に理不尽な目に遭わされても尚、平然としていられる者など……神に匹敵する超然とした精神でもない限り、居よう筈もあるまい。
いずれ……良くてルクレチアを見限り、他国へ鞍替えするか……悪くてルクレチアへの"復讐"を考えても不思議ではない。
後者を選んだ場合………今度はあいつ自身が、あの山頂での時の"成り掛け"とは違う、正真正銘の"魔王"に成り果ててしまう事で……
中世編本来の正史とはまた違う、新たな"悲劇"を為してしまうのやもしれぬな………。

612 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/06(Wed) 19:10
素手強い高原が武器使ったら更に強くなる筈だ理論をどう思う?

613 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/12/07(Thu) 20:25
>612
ただでさえ素手でも強い者が武器を持てば、更に強くなって手が付けられなくなるという……
貴様たちの世界の"コトワザ"で謂う処の、「鬼に金棒」という事か。
彼奴が装備している「バンテージ」は厳密には武器ではなく、あくまで拳や手首を保護するものだからな。
ただ、彼奴が武器を使う姿というのは、あまり想像はつかないが……。
強いて挙げるならば、彼奴に似合うものは剣や斧、槍といった得物ではなく……
メリケンサックに代表される、拳に嵌めるタイプの「ナックルダスター」が妥当だろう。
他には、類似するものでは籠手、鉄貫、鉄甲、ヒマンテス辺りが適当か。

………ただし、さらに強くなるかは……そうした武器を装備したとしても、"拳を駆使する技を普段通りに出せれば"の話だろう。
もし装備したことで技の繰り出し具合が悪くなれば……却って逆効果だ。
特にモリベより受け継ぎし奥義の「通打」は、緻密な打ち込み方が求められるように見受けられる。
そうした逆効果があった場合……それを克服出来るかどうかで、その理論の正否は分かれるだろう。

―――まあ、現時点では武器の装備を考えていないであろう彼奴にとっては……「鍛え抜かれた己の心身こそが既に武器」なのだろうな………。

614 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/08(Fri) 21:52
風で金髪がなびくオルステッドの背中
私はそれを見続けたいと思っていたが、実に残念だよ
しかし、君が世界をめちゃくちゃにしても私は良いと思っているよ

615 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/08(Fri) 22:34
まぁストレイボウは「自分がオルステッドを倒す」事に目的があったのであって魔王にしようとは思ってなかった訳だからな。
裏を返せば「自分以外に負けるオルステッドなど断じて認めない」と言う、ある種の信頼があったのだろう。

もしオルステッドがストレイボウ以外に討たれたら・・・まぁ魔王オディオが失望したストレイボウかアリシアにすげ変わるだけだな。

616 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/12/09(Sat) 23:14
>614
私の後ろ姿を見続けたいとは……どういう場面を想像しての言葉だ。
外で風に吹かれながら、何処の景色を眺めながら物思いに耽る姿……とでもいうのか。
それが「勇者然とした凛々しき姿」故、様になるからというのであれば………ふん、余計なお世話よ。
たまに遠方を眺め、何かを想う刻もあったような気もするが……ある時期はルクレチアの行く末を案じ……
"全ての始まり"の後の旅立ちの最中は……アリシアの無事を案じていた事もあったがな。

………魔王になってからは、魔王山の山頂から………
ルクレチアに限らず、この世のあらゆる"人間"に憎しみを馳せて景色を眺めるようになった。
「人間がいる限り、この憎しみは決して絶えぬ」―――そう思いながらな。

「私が世界を滅ぼしても良い」、か………貴様に言われるまでもない。
私に何を望み、期待するかは知らぬが……今の私は"魔王"として、振舞うまでよ。

>615
そうだな……確かに私に魔王の汚名を着せはしたが……ストレイボウはあくまで、私を倒して超えたかったのであり……
別に私を、魔王に堕としたかった訳ではあるまい……。
そうでなければ……死後に魂の姿で、斯様に悔む道理などはない。
そんなあいつにとって私は……「あらゆる面で優れた、敗北を知らぬ強き"勇者"だった」という事、か………。
だからこそ……あいつは「己を惨めな引き立て役に落とした、許し難き打倒すべき存在」と私を見做し……
あいつに心移りした彼女は……「勝ってばかりで敗ける者の気持ちが分からぬ、傲慢な強者」と私を見下げたのか。
そんな私が、別の何者かにあっけなく討たれでもしたならば……恐らく失望の余り、どちらかが"魔王"になっていたというのは……生憎、今一つ解せぬがな。

………尤も、そうしたある種の信頼なぞ、私に言わせれば……「買い被り」というものよ。
私がストレイボウを、「あいつはいつか、この理不尽で不遇な現状を自力で克服してみせるだろう」と買い被っていたが如くな。

"肩書"でしか人を見なかったルクレチアの連中の手の平返し………
親友と信じていた、ストレイボウの積年の逆恨みによる裏切り………
そして……一生愛し、最後まで守り抜くと誓っていたアリシアの、一方的な軽蔑に………私は負けた。

たとえ如何に戦闘面で強かろうと……そんな目に遭わされても尚、挫けぬ程の強靭な精神までは持ち合わせていなかった。
ハッシュとウラヌスが今際に遺した言葉を……最悪の形で裏切ってしまった。

私は「どこまでも身勝手で、愚かしく、醜い」という人間の真実に、"勇者"として敗けた……失望や軽蔑ならば、幾らでもするがいい。
彼等に出来る事など、もはやその程度………>572への返答のように、私の知った処ではないのだからな―――。

617 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/10(Sun) 14:00
(少年の亡霊が歩いていく)
ここにも・・・いないか。彼女は、この災禍より前に国から逃げたのだろうか。
それで良い。例え全世界の人々から後ろ指を刺されても、君の歩く先に光があるなら僕は喜んで地獄の炎に身を差し出そう。
ありがとう、リリー。眼の見えぬ僕の、たった一つの・・・光・・・。
(限界が来たのか、微笑みながら燃え尽きる)

618 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/10(Sun) 22:06
最後のボスとしてのストレイボウは強かったの?

619 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/12/11(Mon) 23:04
>617
ー――見慣れぬ少年の亡霊だな。 ルクレチアの民の一人か?
魂となって"心"のダンジョンに囚われし者が、そこから彷徨い出る事が出来るとは思えないが……まあいい。
"この災禍"というのは……「ルクレチアの悲劇」を指して言っているのか。
言葉の内容から推し測るに……悲劇の前に、愛する者がこのルクレチアから逃げ延びてくれたであろうと安堵し……
その者さえ無事ならば……たとえ自身がどのような目に遭おうとも、一切構わぬという訳か。
経緯は分からぬが……どうやら、二人にしか分からぬ大事な刻を過ごし、想い出を共有してきたと見受ける。
「愛する者が無事ならば、それだけでいい」、か―――まさしく、人間が尊ぶ"愛"そのものだな?

………だが、残念だったな。
たとえその者が何処に逃げ延びていようと……結局は同じだ。
遅いか早いかという違いだけで……いずれルクレチア同様に、人間の蔓延る世界全てを滅ぼす。
「愛は尊い」などというのは、所詮人間の創った幻想でしかないと知った………この私の手でな。

満足したまま死後の世に旅立った者よ………次は、世界共々愛する者が滅びゆく様を嘆くがいい―――。

>618
あいつと戦った立場として言わせて貰うが……世辞でも、強いとは言えなかった。
中世編で鍛練(レベル上げ)を余程怠ってでもいない限りは……あいつに敗れる事は、まずない。
唯一気を付けるべきは、石化効果のある「シルバーファング」か……それを喰らい、石化してしまうと終わりだが……
されど低確率故に、相当運が悪くない限りは……この技をして"強い"とまではいかぬ。
それでも、最強技の「ブラックアビス」をも使ってくるので、油断は禁物だがな。

………尤も、それほどまでに力を付けてさえ……あいつは私を倒せなかった。
嫉妬と憎悪に染まり切り……魔王に"成り掛け"になっても尚………あいつは私を……超えられなかった。
そんなあいつを……無様とも、滑稽とも思わなかった。

―――只々………「哀しい」、「虚しい」としか……思えなかった。
あいつの最期に対し、私が思ったのは………ただ、それだけだ。

620 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/12(Tue) 20:00
オルステッド編だけは何度もやり直したくなる名作レベル

621 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/13(Wed) 05:59
オルステッドが太陽のような存在であればストレイボウは月のような存在である。
二人は違った魅力があるのさ。

622 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/12/13(Wed) 23:17
>620
「私(オルステッド)の偏だけは何度もやり直したくなる」、とは……どういう意味か。
それが中世編にしろ最終編にしろ……作中での救いの無さや虚しさは、何度やり直しても飽きない程に印象深い、という事だろうか。
とすれば……それ故に「名作レベル」になるとは、とんだ話もあったものよ。

………一方で、中世編がどこまでも救いがない余り……
「何度やり直してでも、そんな筋書きをどうにか逆転させたい」―――という意味とも捉えられるか。
もしそうならば……それはそれで、「王国の姫を攫った悪の魔王(偽)を正義の勇者が成敗し、めでたしめでたし」という……
結局は……単純一辺倒な"王道話"へと逆転する事になりかねぬ。
私自身は、自身の意思もなく……受け身的にただ皆から望まれるがままの"英雄"になるだけで終わる。
それは即ち……これまで何度も述べてきた、ただ救いを求めるだけの人間達の為の、体の良い「生贄」になるという事だ。

―――――冗談ではない。
もはや……あのような身勝手で愚劣極まる奴ばらにとっての、都合の良い存在になる形での"大円団"なぞ……寧ろ願い下げだ。
何より………今更、堕ち果てたこの私に、安易な"救い"など………有り得ぬ上に、赦されぬことよ。

>621
私が「太陽」、か………。
かつての私は……全てを明るく照らす「希望の光」のような存在であったというのか。
もしそうだとすれば……何ともまあ、随分御大層な喩え方もあったものだな。
一方であいつが「月」か……夜の帳が降りている間のみ輝くが如く……
「他者を寄せ付けない、冷たい輝きを放つ存在」といった処だろうか。

確かに、太陽と月にはそれぞれ違った魅力があるとは良く云われもするが………
貴様は褒めている心算でも……もし貴様の言葉を、今のあいつが聞こうものなら……

「そもそも月は太陽が無いと輝けないだろうが。
 つまりそれは、オレはあの野郎がいねえと輝けねえ、あいつの引き立て役ってことかッ!!」などと、逆上しそうな気もするな。

あいつは引き立て役は無論……"ナンバー2"に甘んじるような柄でもない。
本来は、あくまで親友として、ライバルとして……私とは常に、対等の存在で在りたかった………私にはそう思える。

尤も、そんな気持ちは………この歪んだ空気に満ちたルクレチアでは、到底叶わなかった。
もしかしたらあいつは……生まれる場所・時代というものを間違えた……"無冠の天才"と呼ぶべきなのかもしれぬ、な………。

623 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/16(Sat) 21:07
魔王山に変な仕掛けを作りやがって、許さん

624 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/12/18(Mon) 20:25
>623
魔王山に仕掛けを施すのは……やはり歴代の魔王のみだ。
尤も、仕掛けといっても……中世編で私たちが見たものは、魔王山山頂に続く隠し通路だけだがな。
魔王山に初めて挑んだ時は「何かしら悪辣な罠が仕掛けられているかもしれない」と、ある程度の覚悟はしていたが……
偽魔王に限ってはそうした罠は一切なかった故……己の実力で迎え討つという、ある意味"潔さ"はあったとも取れる。
若しくは、「魔王たるもの、罠などという姑息な手段に頼るなどは劣等の極み」といった、"暗黙の掟"のようなものでもあったのやもしれぬがな。

………ただ、隠し通路の仕掛けに気付き……その刻、あいつ自身のみの意思か、"魔王山の意思"が操作したか………
私にとっても、ルクレチアにとっても……恐らくはルクレチア王国史上最悪の罠を、あいつは仕掛けた。
私への嫉妬と憎悪と……そして恐らくは、長年己を蔑ろにしてきたルクレチアへの復讐に駆られ、あの凶行に及んだ。
たとえ、多少なりとも同情の余地があろうとも………決して赦されることはあるまい。

ただし……強大な負の感情に囚われた者を魔王化させるという、魔王山の特質こそが……何よりも最大の"仕掛け"であり、"罠"といってもよいだろう。
そして、その罠に嵌り……名実共に魔王に堕ちた、この私もまた赦されざる者となった………それに尽きるだろうな―――。

625 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/19(Tue) 23:08
オルステッドとストレイボウは今人生を振り返ると、『子供のころから傍にいた』尊敬できる大人って、
王様ぐらいしかいなかった気がする。勇者として旅立った後とかも入れると、
ウラヌスとかハッシュも入るだろうけど。

626 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/12/21(Thu) 20:52
>625
年少時代の頃の尊敬できる大人といえば……そう多くはないな。
強いて挙げれば……剣士の心得を教えた剣の師もそうだが、貴様の言う通りルクレチア王くらいか。
王に関しては……「ルクレチア史上最高のずば抜けた名君」、とまでは行かずとも……
城仕え以後も、一定の敬意に値する君主として尊敬していた。
ただ、あいつ自身は……王やウラヌス、ハッシュの事を本心から尊敬していたかは、怪しいものだ。
あのような"最悪の形"で私のみならず、王すらも裏切り……ウラヌスまで巻き添えにしても何ら言及もせず……
挙句、ハッシュの死に様を「無様」などと侮辱した時点でな。

―――話は変わるが、ルクレチア王国の兵士……城下の町民……農夫等………
皆それぞれ、普段の日々の生活を営む分には"可も不可もなし"であったが……
こと、魔王が現われた刻は……決まって何処の勇者が討伐に向かうことを、期待する節があった。

「魔王退治など、自分達では到底無理だから、強い"勇者"が自分達の代わりに行くのが当然」―――そんな暗黙の了解さえ、見受けられた。

それ自体は、ウラヌスが言っていたように……ある意味、やむを得ぬ面はあったにせよ……
そうした他力本願を一切疑わず、当然の常識にまで認識するようになった時点で……彼奴等の"価値の底は知れた"というべきか。
ハッシュとウラヌスは、そうした歪みに気付いていた上……ウラヌスは、「弱いからこそ強く在ろうとし、人を信じるからこそ強くもなれる」という信念を胸に秘め……
ハッシュは、勇者に頼りきりの人間達にいかに失望しようとも……勇者としての矜持までは捨て去ることは無かった。
両者共……その生き様、そして死に様で……自身の価値を、意識せずに高めていたといえる。

ただ……そんな二人が命を賭してまで護った者達には……それに見合うほどの価値なぞ無かった。
―――もしあの二人が、私のこの言葉を聴いたならば怒るのだろうな………それも止む無し、か。
もはや私は"勇者"ではなく……忌わしき"魔王"なのだから。

627 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/25(Mon) 18:16
悪堕ちしたキャラで、ずっとナンバー2だったのが原因で、1番であり続けた相手に勝ちたい。
と考えて悪に堕ちたストレイボウと多少似たキャラを見たけど、そのキャラはストレイボウと違って周りからの評価は、
ナンバー1のキャラには及ばないが結構すごい奴みたいな評価をされていた。仮にルクレチアの人々からのストレイボウに対する評価が、
オルステッドには叶わないが結構すごいという感じの評価でも、ストレイボウはそのキャラと同じくオルステッドに勝てないことで、
そのキャラみたいに悪に堕ちた可能性が高いかな?

628 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/26(Tue) 08:39
(ルクレチアの兵士の亡霊)
ここは、いずこぞ・・・俺は何者ぞ・・・。
地獄・・・はっ!そうか、俺はオルステッドの攻撃に呑まれ・・・愚かしくも討たれたのであったか。
もう少しで発展の魔術を完成させ、それをもってあの忌々しいストレイボウを蹴落とし、俺がその座に座る筈だったものを・・・。

629 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/26(Tue) 16:41
>627
あいつにしろ、貴様の言う"あいつに多少似たキャラ"にしろ……たとえ、いかに実力があろうとも……
『ナンバー1には敵わない"ナンバー2"に甘んじるなど、プライドが許さない』―――という事だろうか。
確かに、前にも言ったが……あいつはプライドが高いだけではない努力家だった故に……
私の"ナンバー2"……あいつに言わせれば、引き立て役に甘んじるなど……自尊心が許さなかったろう。
その点では……その者もまた、あいつと同じという事か。
常に自分の上に1番として在り続けた相手に"勝ちたい"という……耐え難い想いがあったのだろう………。
ただ、その者とあいつとの違いは………周囲からの評価か。
ナンバー2には及ばずとも、実力自体は率直に認められていたのか……それだけでも、環境面では雲泥の差だ。

―――だが、そんな者でさえ………闇墜ちをしてしまった。
周りの評価よりも……闇墜ちしてでも"勝ちたい"という……耐え難い想いの方が勝ったのか。
ならば、ストレイボウも……たとえ、ルクレチア一の優れた魔道士として、正当な評価をされていたとしても……
「私に敵わないのであれば意味はない」とばかりに………闇墜ちしなかったという保証はない、か。
ルクレチアには恨みはなくとも……私への嫉妬と劣等感だけは、変わらないのだからな………。

>628
また亡霊か……今度はルクレチア城の兵士か。
結局「勇者」や「魔王」という肩書だけでしか人を見なかった愚か者共の顔なぞ、もはや忘れたが……
『魔術を完成』という口振りからして……兵士といっても、ストレイボウと同様の魔道師か。
だが……あいつ以外に、魔道士がいるというのは聞いたことは無いが……。
或いは、あいつには及ばない実力だった故に……結局、あいつ以上に眼中には留められなかった手合いやもしれぬ。

それにしても、『忌々しいストレイボウを蹴落とし、その座に座る』か……。
寧ろあいつは、あの歪で不遇な環境に置かれた自身の立場に、屈辱を抱いていたが……
そんな有様に気付かなかった程……あいつを羨んでいたのか。
それはそれで、眼が曇っていると言えなくもないが……それ以上に………

―――『発展の魔術』とやらを完成させることで、あいつを引きずり降ろそうというまでの野心があったならば………
それよりは寧ろ……ルクレチアの長年の歪んだ空気を払拭させ、魔道士の地位を向上させる方に尽力して貰いたかった。

たとえ、旨く蹴落とせた処で……今度はあいつの立場に、貴様が成り替わるというだけで終わったろう。
仮に私の襲撃がなく、願いが成就していたとしても………それで満足できたのか?
あいつに及ばなかった、哀れな魔道士よ―――。

630 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/29(Fri) 23:17
主人公の一人であるキューブのぬいぐるみが明日発売されるみたいだけど、どんな風な評価になるか楽しみだ。
もしかしたらオルステッドとか他の主人公もフィギュア化とかもありえるかな?特にオルステッドはオクト・ア・ライブで実質配布キャラになって、
配布キャラの性能じゃないって言われるほど強いらしいし可能性あるかも。 しかし、オクト・ア・ライブのオルステッドが受けている”配布キャラの性能じゃない”って評価は、
異世界とはいえ、オルステッドがレッテルで人を見ることに対する、愚かさを証明していると言えるのかも

631 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2023/12/30(Sat) 20:23
>630
彼の"人の心を得し、人ならざる者"を模した人形が商品として売られる、か……。
リメイク版によってようやく日の目を見た"ライブ・ア・ライブ"の人気を記念して、とすれば……彼奴が選ばれるのは妥当な処か。
これで等身大の大きさを完全再現しているならば、脱帽ものだな。
惜しむらくは「ハイスピードオペ」や「メーザーカノン」は無論、コーヒー配り等までは出来ない点だろうが……流石にそれを言うのは野暮か。
愛嬌という点で他にも選ばれそうな者といえば、近未来の世界にてアキラの仲間を務めたタロイモ辺りが思い浮かぶがな。

―――それにしても、もしかすれば……他の英雄達共々、この私もフィギュア化するかもしれぬという可能性か……。
貴様たちの世界では……架空の物語の中の存在とはいえ、それに触れた者達に強いインパクトを与え、人気を博した者はフィギュアとして売られる傾向にあるらしいな。
それについての善し悪しなどを論ずる心算はないので、それはさておき……。
オルステッド、魔王オディオのどちらにしろ……仮に"私"が売られることになるならば………

「オクト・ア・ライブ」ではなく、「ライブ・ア・ライブ」の"私"として売って貰いたいものだ。
如何に実質的な配布キャラとして優遇されているとしても……あくまで「オクトバストラベラー」の世界ではゲストの立場だ。
「『オクトバストラベラー』という舞台での活躍に便乗して」ではなく……「ライブ・ア・ライブ」本編での人気とやらの方で挑んでもらいたいものよ。
それにより、売れようと売れなかろうと……それこそが在りのままの「ライブ・ア・ライブ」の人気の鑑として―――受け止めるまでだ。

632 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2023/12/30(Sat) 21:29
オルステッドの技って地味だよな

633 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/01/01(Mon) 00:00
新年明けまして……俺に詫び続けろーーーッなんてな。
あまり来られなかったが2024年は、しっかり続きから答えて行くぜ。
このスレッドの事、これからもよろしくなッ!

634 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/01(Mon) 01:35
ストレイボウさん明けましておめでとうございます。
オルステッドさんも明けましておめでとうございます。
お二方とも去年はありがとうございました。

今思いついたけど、ルクレチアは東洋と違って、最初に魔王を倒したパーティメンバーの誕生日とかを重視してお祭り、
している様な印象があるけど実は年越しとかも結構重要かな?

635 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/01(Mon) 12:46
ライブ・ア・ライブの事を全く知らんのであらすじ教えてくれんか?


636 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/01/01(Mon) 19:40
先に一つだけ答えておくぜッ!

>>635
俺たちの世界については、一言で言うとオムニバス式RPGだッ!
そして数ある世界、例えば近未来編や幕末編等の章をクリアして
行くと最後に隠しシナリオが出て来るぜ。
それがストレイボウこと、俺と魔王オディオの話だ。
かなり以前に、名無しがストーリーネタバレを
載せてくれてたからな。中世編のあらすじ全部は、
>>105-108
を参考にしてくれ。中世編の他のシナリオについては、
実際にプレイする時の楽しみに取っとく為に敢えて
バラさないぜ。

637 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/01/01(Mon) 19:47
「新年あけましておめでとう」―――とでも言えば良いのか?
ふっ………人間を辞めて魔王になった私自身は、別段めでたくはないのだがな。
まあいい……取り敢えず、今回はここまでだ。 返答の方は、暫し待ってもらいたい。

638 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/01/02(Tue) 21:09
>632
そうか……私の技は地味か。
初期技の「カットワンウェイ」や「Vシャイン」等は兎も角……
人間だった頃に会得した技の中には、「レイザーソニック」や「デストレイル」といった技もあるのだが……
それでも貴様にとって地味だというならば……そう映るのだろう。

尤も、私にとって……会得した技が地味か派手かなどは、些事でしかない。
技の本質とはあくまで、その時々の相手や状況下において、どれ程の有効性・実用性を発揮するかに尽きる。
技を通用させられれば勝利に近づき……逆に通用させられなければ敗北に近づく。
まして……魔物との戦いでは、勝敗はそのまま生死に直結する。
それ故に、戦いにおいては……地味か派手かの要素など、技に求められる余地はない。

………とは言うものの、あの英雄たちの中で軒並み有効性・実用性が高く、且つ派手な技を私よりも揃えているのは……
あの、"人の道に目覚めし忍"くらいだろうな………。

>634
魔王打倒にまつわる記念日か……。
ルクレチアと東方圏との違いについては良く知らぬが……少なくとも、パーティメンバーの誕生日についての祭事は流石に覚えがない。
ただ、初代勇者が初めて魔王を打倒した日を……"勇者の偉業と栄光"を讃える日とする、記念祭はあったか。
年に一度はあったが……ルクレチアを滅ぼしてから相当な年月が過ぎた故、具体的な月日までは忘れたがな。
思えば……この日を切っ掛けに、勇者と魔王に纏わる伝説が、ルクレチアに誕生した。
新年を迎える際の祭事もあるにはあったが……流石に規模は、この日には及ばなかったがな。

私も、幼き頃……勇者と魔王に纏わる伝説を聴かされて育った。
「勇者のごとく、強い心と強い力を持つ、勇ましき者になれ」―――そう言われながらな。
それ故に、記念祭の日の度に……この伝説を思い出しながら生きてきた。

―――今となっては、もはや思い出すだけで虫唾が走る思い出でしかない。
まあ、私の手でルクレチアを滅ぼした上に、数多の年月を経るにつれ……やがて記念祭がいつの日だったかなど、先ほど述べた通り忘れ去った。
それと共に、この虫唾が走る思い出も……いずれ忘れ去ることであろう………。

>635
先に答えたストレイボウの2番煎じになるが………
7つの世界の、その数の分だけそれぞれの遊戯性を込められたオムニパス形式のRPGだ。
これら全てをクリアした後に新たに出現する、私たちの世界(中世編)の話から……「『Live A Live』の本編が始まる」とも云われている。
その果てに"何"を見知るか………それは、プレイした者のみが知り得る。
中世編のネタバレ云々は、既にストレイボウが教えているが……もし、まだそこを見ておらず、且つ「Live A Live」に興味を抱いたならば……

………もし可能ならば、まだ目を通さないままに……先にプレイを強く勧める。
折角教えたあいつの面目を失わせるが如き言い方をするようでなんだが……そちらの方が、より受ける印象が強く残るからな……。
そしてプレイ後、貴様が如何なる感慨を抱くかは不明だが………少なくとも、「プレイをして決して損はしない」と断言しよう。

639 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/03(Wed) 21:03
ストレイボウさんが姿を見せてくれてうれしいです。少し気になったけど、もしもだけど、
ストレイボウさんの立場が>>627で書いた様なナンバー2であり続けたキャラクターとまったく同じで、
周囲から蔑まれていなかったら、どうなってたと思いますか?ストレイボウさんは自分がその環境でも闇堕ちしていたと思いますか?
仮に闇堕ちしていた場合でもその環境だったらやはりオルステッドさんを陥れる計画とかも、
他の王国民には被害が出ない様に変更したりした可能性もあると思いますか?

640 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/09(Tue) 10:26
ハートも強くありたい高原日勝も心山拳を学ぶ資格があるでしょうね。

641 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/01/10(Wed) 22:35
>640
タカハラが求める、"最強"の在り方か………。
確かに、「ハートも最強になりたい」という彼奴の訴えは、心の強さに重きを置く心山拳とは重なる処がある。
そういう意味では……心山拳師父と師範達とも親和性は高いだろうな。

―――ただ、もし仮に……本格的に師事できる機会が実際にあったとしても……
彼奴が、3人と同様に心山拳の門下生になるかは……疑問だな。
モリベが言っていたように、「流派に囚われない格闘家」である彼奴の場合……弟子という立場で、一か所処に身を置くという生き方はしないだろう。
何より、タカハラは先に「肉体や格闘の強さだけではなく」と、前置きしている故……心山拳が目指す道とは別の、独自の道を既に定めている。
心身の鍛練だけでなく、あらゆる格闘技を学びながらの最強を目指す以上……心山拳という流派にも"囚われる"ことは無いだろう。

ただし……その一方であの男が、強くなれる好機を逃す筈はない。
チャイニーズ・ファイティングスタイル(中国拳法)の一つである心山拳からは、何としても教われる技を見出そうとはするだろう。
その中で、心山拳の技を通じ……何かしらを"学ぶ"という事はあるかもしれぬ。

最終編では"一時的共闘"という状況だった故、其処までには至らなかったようだが……
もし彼奴が、心山拳の技まで繰り出すようになっていたならば……流石の私も、彼奴の相手には更に手を焼くことになっただろうな………。

642 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/01/11(Thu) 06:47
待たせたな!
言い訳になっちまうが、1月2日以降思いのほか多忙でな……。
やっと時間が取れたと思えば早朝って訳だ。約束どおり続きから答えるぜ。

>>597(あったかいお茶)
ああ、遅くなっちまったがただいまだ。
そのスト坊って誰だよッ!?って俺かよ!!
何だか坊やみたいな呼び方じゃないのか?まぁ良いけどよ。
で、茶はありがたいな。今は冬の真っ最中だからな。
茶を飲んで体を温めて風邪を予防する。これは理にかなっているぜ!
ぷはーッ、うめえ。

>>598(腐った木が倒れるのは当然?)
ルクレチアの重鎮たちが腐っていたかもしれないって話か。
仮定は仮定の話に過ぎんが可能性としては大有りだな!
大臣だけじゃなくて城下町の連中や兵士にも問題はあったかも
しれん。再三言うが、魔術師を軽んじて剣士よりも数段下に
見ていた所とかなッ!そもそもそんな偏見を許した風土と言うか文化ってのか?
それに対し、俺は少なからず恨みがある。
アリシアとオルステッドの政治能力が不明で疑問か。
ま、今となっちゃこの二人が政治をしていた未来は潰えてしまったが、
もし二人が国を治めていたらとなると想像が出来ないな。

>>599(ロボットでも勇者となる?)
人の手で作られた物、と言う点では十分勇者だろうよ。
ロボットについては未来の技術の認識だが、知恵を
教え込んだのは人間なんだろ?その人間が持つ善意や
真っ当な倫理観がロボットに受け継がれているなら、ロボットだが
勇者と成り得るぜ。
何より、周囲がキューブの事を認めていたんだろ。
人間でなくとも仲間として迎え入れていたならキューブは
勇者の一人だ。

>>603(逆行、二週目)
逆行なんてあり得ない話は、俺は嫌いだがもしもの話なら
魔王山の影響がゼロの場合はアリシア。
で、魔王山の影響が大だった時はオルステッドと答えよう。
前者については、アリシアが二週目でかつての悲劇の真相を
全て知っていた場合、オルステッドを拒否する事はないと
考えられるぜ。となると悔しいが俺は捨てられて最終的にオルステッドに
手を差し伸べるかもしれない。
女心ってのは案外薄情に出来ているもんだ。
後者の場合、オルステッドは魔王山の持つ力について既に
知っていてその上で山に一切近づかない、俺も遠ざけさせると言う選択肢もある。
もっとも、ここに居るオルステッド(オディオ)は
俺とはまた違う意見のようだけどな。意見が違うのは別に
構わないぜ。人の心は、十人十色だからな。

>>605(俺が怖い?)
ああ、俺は怒らせると怖いぜ!と言う台詞が吐ける程
強ければな……。怖いと思わせるのは迫力ばかりではいけねえ。
実力も伴ってこそなんだ。
俺だってあいつに負けないように必死に修行を重ねたさ。
それでも最後の最後で負けちまった。その悔しさ、今でも忘れられねえ。
本当に怖い奴は、例え死ぬ間際でも相手の腕に死に物狂いで?みついて恐怖を植え付ける者の
事を言うのさ。

643 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/11(Thu) 17:43
昔読んだリメイクが出る前の考察で、オルステッドを不幸にしない方法は中世編をプレイしないことであるという説があったけど、
確かにその通りかもしれないと感じた。けれどそれが正解なんだったら、初見で気づくのは無理を通り越して不可能な気がする。

644 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/11(Thu) 22:37
魔王になりたくてもなれない人もいる

645 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/01/13(Sat) 22:14
>643
私が不幸を回避するには、中世編の物語を進めなければ良いという説か……。
先がどうなるかなど誰にも分からぬ以上……中世編が始まっても筋道に沿って行動せず、何もしなければ良いという事か。
確かに、そもそも何もしなければ……"ルクレチアの悲劇"という不幸には至らなかっただろう。

ただ……そうした不幸は起きずとも、解決にも……まして、私自身は何ら幸福にもなるまい。
何故なら中世編自体……"あの結末"に至るべく、数々の布石が打たれている。
魔王(偽)襲来……周囲の"勇者"への期待……あいつの私への、秘めたる嫉妬と憎悪……そして、攫われた後の彼女の極度の不安から来る、心の弱さ………
一生涯愛すると決めた彼女を魔王(偽)に攫われていながら、何もしなければ……私は忽ちにして見下げ果てた臆病者。
次期国王から一転して"腰抜けの臆病者"の誹りを受け……王国追放どころか最悪処刑されかねぬ。
救出に向かうフリをして途中で国外逃亡などしても……いずれは発覚し、国外にも手配書が回って常に追手が掛かる等、惨めな末路が約束されるだけだ。
結局……魔王打倒と姫救出という責務からは、逃れられぬという事だ。

それに……旅に出る直前のあいつからの協力を、断れば断ったで……あいつは一層負の感情を募らせ、遂に殺意に変わる恐れさえある。
そうなれば………

『"魔道士風情の助けなど不要"、てか? 何処まで侮辱すれば気が済むんだ………!
 貴様を決して英雄にはさせない……貴様を嵌め、俺がアリシアを救い出してやる。
 そして貴様には……絶望と死をくれてやる………オルステッドォッ!!』と、邪な想いを抱き……陰で画策するようになった可能性もある。

即ち……私達三人に気付かれぬよう後を追い、やがて私達が魔王と対峙時、室外から私たちが偽魔王を打倒したのを確認後、頃合いを見計らって魔法で室内に落盤を起こし……
私達二人が逃げ出て来る前に咄嗟に身を隠し、私とウラヌスが失意のままに一旦ルクレチアへ帰還するまでやり過ごした後に、落盤をどけてから室内の隠し通路を見つけ出し……
そして、思惑通りに私を出し抜き……心脆くなっていたアリシアを先に救い出し……そこから後は中世編本来の筋道に戻る、という流れになったのではないかという気さえする。

………とまあ、あくまで取り留めなき想像をしてみたが……元より中世編自体が"私を魔王にする為"に用意された筋書きである以上………
私にとっては………「どう足掻いても絶望」、という事だ。

>644
―――だから何だ?
人間とは一線を画す存在―――己が欲に正直に生き、争いを好む性の魔族辺りが野心として抱く分には兎も角……
人間の場合……そもそも魔王とは、望もうとしてなれるものではない。
何かしらの経緯で底無しの絶望的状況に追い詰められた末に、耐え難き負の感情に最大限に囚われた果てに……ならざるを得ないモノ。
尋常の精神の者ならば……決してなりたいと望むような存在ではない。

それでもなりたいというならば………それに見合うほどの実力と信念を持ち合わせているのか?
そして何より……これまでの己の全てを棄てる覚悟はあるのか?
己を棄ててでも……人間を辞めてでも………世に……人に……

「何としても復讐してやりたい」、「絶対に思い知らせてやりたい」―――そこまでの感情を、最大限に抱いているのか?

………これは他ならぬ、人間を辞めて魔王に堕した"私"からの問いだ。
これにまともに答えられぬような者など……所詮その程度の存在。
そのような者が魔王に成りたいなど………片腹痛いッ!

646 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/14(Sun) 19:55
各世界の英雄たちと接した際に、一番興味を惹かれた相手はおぼろ丸だったりしますか?
思いついた理由としてはおぼろ丸の武器が日本刀だったから。他の英雄たちの使う武器は、
根元から違いすぎるものとかも多いけど、おぼろ丸の持つ武器はオルステッドの専門分野の武器が、
異なる文化圏で発展した感じだから、興味が惹かれたかなとか思いました。

ストレイボウが魔王になっていた場合は、一番興味惹くのは陰陽師とかの異なる文化圏の魔導士かな?
原作の英雄一行にはいないけど

647 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/14(Sun) 21:29
DQ4の勇者(主人公)もオルステッドに似た境遇ですね。
どちらも信じる者も帰る場所も無くなったのですが、憎しみの対象が違いますね。

648 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/01/16(Tue) 22:51
>646
"魔王"としては、あの英雄達の内、特定の誰かに興味を惹かれたという訳では無いが……
かつて剣士だった己の目線で視るならば……やはりオボロ丸がそうなるな。
私達の世界の獲物とは意匠の異なる異国の「ジャパン・ブレード(日本刀)」であり……
更に、彼奴が扱う武器はそれよりも短い「シノビ・ブレード(忍刀)」だ。
また、鎧・盾・兜という重武装が基本の剣士と違い……彼奴は忍び装束という軽装からも、特に"速さ"に重きを置いている。
即ち……国や文化が異なれば、戦い方も異なる。
そして、王に仕え、国と民を守る為に戦う剣士と……仕える主君への忠義の為、諜報や工作といった隠密行動を主任務とする忍では……
生き方や考え方なども……根本から異なる。
強いて私達の世界との共通点を挙げるならば、彼奴の在り方は"アサシン"が最も近しいだろうが……
そもそもアサシン自体が闇商売の上……私達の世界でも汚れ仕事の最たるものとして軽蔑されていたがな。

………今となってはもはや有り得ないことではあるが……もし、彼奴のような者が武闘大会に顔を出していたならば………
一風変わった"異国の剣士"という認識で……私も一人の"剣士"として、手合わせ願っていたかもしれぬな―――。

>647
その者の境遇についても一通り確認してはみたが……似ているだろうか?
複雑な出生の経緯を伏せられつつ、故郷では家族同然の付き合いだった村人達と大切な幼馴染を魔王軍に殺され……
それ故に復讐に旅立ち、その過程で運命に導かれし者達と仲間となり、最終的には本懐を遂げるも……
たとえ復讐を終え、世界が平和になろうとも……"喪われたものは戻らぬ"という悲惨な境遇、か。
その者の場合、憎しみの対象は魔王か………憎しみを抱く"勇者"とは、これ如何に。
心から信じられる者達と帰る場所を失ったという点は同じだが……その中身と経緯は明らかに私とは異なる。
それだけに……悲惨といえば悲惨だが、私とはどうにも類似点は見出し難い。
何よりその者は、この私と違い………奪われはすれど、誰かに"裏切られた"訳では無いからな。

その者も"憎しみ"持つ者ではあるが………魔王に堕ちるとは思えぬな。
魔王を憎む余り、自身も魔王(或いはそれに近しい存在)になるなど……本末転倒だ。
それに、その者には………負の感情で屈折する事などもない、真に信じられる仲間達が最後までいた。
これでも尚………その者は私と似た境遇と言えるのか?

悲劇的ではあれど……最後まで"勇者"で在り続けた者と、"勇者"で在り続けられなかった者とでは、根本から異なるであろうよ―――。

649 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/20(Sat) 23:20
もしもルクレチアが後世において、こちらの世界に聖書に出てくる悪徳の都みたいに教訓に使われるとしたら、
ルクレチアは”怠惰”の都かな?そこに住む人たちは特別悪辣ではなかったが、自分で考えることを放棄して風習に従い妄信し勇者にだけ頼った。
その結果真の魔王を生んでしまい滅んだ、という感じで、使われるとか?

650 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/01/21(Sun) 17:19
>649
"ルクレチアの悲劇"が、反面教師としての教訓譚に使われるとすれば、か……。
余りにも強大且つ邪悪な力を持つ魔王に唯一対抗できる、人間側の希望の象徴が勇者のみであるばかりに……
力無き者が力持つ者に頼り縋るようになるのは、ある意味当然の流れではあるとはいえ………
勇者ばかりに頼らず、自身達も強く在ろうと考えて自助努力するという、"自存自衛"の責務を放棄してしまい……
そうした現状を疑わなくなった時点で……「"怠惰"という悪意なき罪を犯した」といった処か。
また、「勇者」と「魔王」という肩書だけでしか人を視ようとしなかった盲目ぶりが……結果的に魔王を生み出すという皮肉な結果を齎したとも謂える。
そういう意味では……確かに後世において、教訓譚として用いられるとするならば十分に足ろう。
尤も、"怠惰"のみならず………"他力本願"、"無責任"、"蒙昧"なども加わりそうだがな。

ただし………それを後世に伝える者がいれば、という話だ。
まだ存命するルクレチアの者で、真相を知るのは……今や、私独りのみ。
今更、見限り尽くした人間への、自省や忠告を促すなどという事の為に……態々私自ら伝える心算なぞない。
たとえ気紛れを起こし、懸命に伝えた処で………それにより、人間が"生まれ変わる"かは怪しいものよ。

何故なら、"歴史は繰り返す"―――人の世とは、遥か過去から続く現在、そして先の未来に至るまで………その本質は何ら変わらないではないか。

たとえこの先……どれだけ技術・文明が発達し、時代が移ろおうとも………"人間"自身は、決して変わることなどあるまい―――。

651 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/22(Mon) 22:26
ストレイボウ様を崇める教団を作るぜ!



覚悟しろ、オルステッド!

652 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/01/23(Tue) 21:33
>651
ストレイボウを崇め奉る教団を起ち上げる……だと?
つまらぬ冗談ではなく、本気だというならば……教義は何だ。
努力家で卓越した頭脳を持ちながら、このルクレチアでは碌に報われなかった非業の者を悼み、偶像として祀り上げるといった処か?
まあ、いずれにせよ……やりたいならば勝手にするがいい。 当のあいつが認めるかどうかは、知った処ではないがな。

ただ……「覚悟しろ」とはどういう了見だ。
あいつの信奉者として……あいつの無念を張らずべく、かつての嫉妬と憎悪の代行などでもする心算か?
如何に、あいつにとって耐え難き……斯様に堕ちざるを得ない経緯があったとしても………
私にとっては理不尽極まりない、筋も道理も通らぬ逆恨みを……甘んじて受け入れてやる義理なぞない。
刃向かうというならば容赦せぬ……貴様(等)こそ、覚悟は良いか?

さあ、あいつを崇める心が本物だというならば……身を賭して証明してみせよ。
果たしてあいつが、貴様(等)を庇い守るか、見捨てるか………全ては貴様(等)の信じる心の強さ次第だ。

653 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/24(Wed) 19:17
中世編の「こんなモン」ってアイテムの正体はなんだと思う?

654 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/01/26(Fri) 21:21
>653
………あのような代物、皆目見当も付かぬ。
寧ろ、私の方が聞かせてもらいたい位だ。
254でも返答したのだが……如何にも「名状し難き何か」としか言いようがない。
話しかけ続ける限り、無制限に渡してきたあの男にしか……分かりようがない。
一応、アクセサリーの類として装備できる上……たったの"1"だが体力は上がる。
戦闘中に消費武器として投げつけることが出来、敵に絡みつかせてダメージを与えられもするな……微々たるものだが。
無くても困らないが……"無いよりはマシ"程度の価値しか見出せぬ。
「こんなモンでも何かの役に立てば……」と断っていた以上……あの男にとって、不要になったモノを体良く押し付けられた気がしなくもないがな。

―――ところで……敢えて最大限にまで受け取った「こんなモン」を用い………
それだけでストレイボウを倒した……などというプレイヤーは、よもやいるまいな?
鍛練と実戦の中で編み出した剣技で応えないばかりか………こんなモンを投げつけて返り討ちにするなど………滑稽と屈辱の極みだ。
攻撃を受けた後のあいつの「冗談じゃねえぞ!」という叫びが、これ程までに切実に響くことなぞ……そうは無い。

もし、こんな形で私に敗れたならば………あいつは最早、死んでも死にきれまい。
良いな………そのような鬼畜プレイで倒そうなどと………決して考えぬことだ。

655 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/27(Sat) 19:42
もしもだけど>>654で魔王オディオが言った様な方法で、ストレイボウ倒したオルステッドがいたとしたら、
アリシアの「負ける者の悲しみなどわからないのよ!」も正当性がある発言に思えてしまう。仮にそんな方法で、
ストレイボウを倒した世界線の自分を観たらアリシアに罵倒されたのも自業自得だと思いますか?

656 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/27(Sat) 20:05
陽キャが勇者で陰キャが魔王って認識でいいの?

657 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/01/28(Sun) 20:29
>655
2周目以降の慣れたプレイヤーにもなれば……あいつとの距離と、使ってくる魔法の間合いを上手く取り……
攻撃を受けないようにしつつ、敢えて「こんなモン」で引導を渡す者がいる可能性も……無きにしも非ず、だ。
半ばふざけ半分で愚弄しつつも……中には、ストレイボウの所業が許せず……
「お前のような卑怯者にはこれがお似合いだ」とばかりに、"私"に投げつけさせる者もいるかもしれぬ。

………ただしその場合、どのような考えを持っていたにせよ……
結果としてはふざけた闘い方で愚弄し、屈辱に満ちた死に様を与えた事に変わりはない。
となれば……その後のアリシアからの罵倒も……当然の結果になるだろう。
それと共に、私の絶望譚も……白々しく映るのは止むなしだろうな。

………他にも、プレイの仕方次第で白々しく映る者が……幾人か挙がる。
あろうことかマッドドッグの作った火炎瓶で、マッドドッグとの決着を付けるサンダウン然り……
100人切り達成後の世界線から呼ばれ、私に人の道を説くオボロ丸然り……
私の力でかつての因縁の相手と再び戦う際、ヒヨコッコ砲等の武器アイテムでオブライトを倒すタカハラ然り……
あくまで"おふざけ"に走るのはプレイヤーであり、どんな進め方をしようとプレイヤーの勝手なのだが……
あまり、私達の株を下げるようなやり方は―――遠慮願いたいものだ。

>656
「陽キャ」とは……"陽気なキャラクター"の略か。主に明るく華やかな性格の者、という意味で相違なかろう。
一方の「陰キャ」は……当然"陰気なキャラクター"になるな。
「陽キャ」とは正反対の……ネガティブな性格のマイナスイメージを纏った者、か。

それで……勇者は「陽キャ」で、魔王は「陰キャ」という認識だが………
まあ、「勇者」といえばポジティブなイメージがあるものだが……勇者だから常に明るい笑顔を絶やさず……誰をも惹きつける性格とは限るまい。
当初は勇者でありながら……後に人間嫌いになってしまったハッシュのように、な。

一方の魔王は……「陰キャ」とは似て非なる者だろう。
確かに「陰キャ」には……近寄りがたい雰囲気の暗い者、というイメージがあるようだが……
一方で、自信がなく…妄りに不安に苛まれ…他者との交流力に欠けている、といった側面も含まれるらしいな。
魔王とは基本的に"陰"・"闇"に傾いた存在だが……中には魔物を率いる程のカリスマを備えた者もいる。
そういったタイプの魔王ならば……到底「陰キャ」とは呼べるまい。
即ち、勇者にしろ魔王にしろ……謂わば"十人十色"。
貴様の認識は……それぞれの肩書に依った偏見に基づくレッテル張りというものだ。

―――――私か?
私がどちらかなど………正直、どうでもいい。

658 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/29(Mon) 09:43
魔王には「魔族・魔界の王」という意味と「魔法使いの王」という意味があると思う。
魔王オディオはどういう意味での魔王ですか?

659 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/30(Tue) 21:29
何編のオディオが一番人気あると思う?

660 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/01/31(Wed) 21:42
>658
「魔族・魔界の王」という意味の魔王なら兎も角……
「魔法使いの王」という意味の魔王というのは……今一つ腑に落ちぬ。
高位の実力を秘めた魔法使いが、所謂「大魔道士」と呼ばれるというのはよく聞くものだが……。
流石に、魔法使いの王だから「魔王」というのは……聞いた覚えがないな。
まあ、魔道を極めんとするあまり、魔の深淵に入り込み過ぎた所為で魔王に堕ちるというのは……有り得ないとは言い切れぬか。

……ちなみに、私のケースについては……
大分以前の>159で、「魔王」ついて言及している中で述べているな。
元は人間であったが、信じていたものに裏切られた反動で人間不信と憎悪の化身と化した。
邪悪な心、邪悪な力を持ち、邪悪な姿となりて全てを………人間の全てを憎む魔王になったが故に、「魔王オディオ」という訳だ。
魔族・魔界の王でなければ魔法使いの王でもないが……魔王となるには関係ない。
人間への憎悪が臨界点に至る事で……人間に仇成す概念や存在たる「魔」の頂点に立ったからこその―――「魔王」なのだ。

>659
一番人気のオディオと来たか……。
オディオでありながら人気があるというのも可笑しな話だが……。
それでも……強いて一番人気は何編のオディオかを挙げるならば……
中世編というバックボーンがあるが故に……やはり、この私こと……最終編の「魔王オディオ」ではないかと考える。
………我ながら、随分と烏滸がましい事を言ったものだという自覚はあるがな。

他の編のオディオで人気があるとすれば……
同じ創られし存在でありながら、キューブとは対比的な選択をした「OD-10」だろうか。
人間の都合で「調和の維持」という目的を与えられながら……当の人間に、その目的に背く行動を為され続けた事で……
人間の排除こそが目的に適うと判断し、人間という存在を憎む"オディオ"となりて牙を剥いた者だ。
「同情の余地のなき極悪非道の存在」という評価を聞かないのも……彼奴の今際の言葉が、多かれ少なかれ響いているからなのだろう。

………他のオディオ達も……やがてオディオに至るに足る、より詳細で明確なバックボーンが描写されていれば………
"EVIL"ではあるが、人気が出ていたのではないか―――とは思うな。

661 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/01/31(Wed) 21:46
660は私の返答だ……。
これで何度目の失態だ……私としたことがっ。

662 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/01(Thu) 10:53
ドジっ子魔王かわいい

663 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/01(Thu) 21:51
高原のボイスが暑苦しくもありかっこいい

664 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/02/02(Fri) 20:50
>662
クッ………何たる恥辱。
「些細なる失敗」と開き直って安易に片付けるのは簡単だが……何度も犯している手前、流石に看過できぬ。
それに、>190でも……「名乗りを欠かす=非礼」と言及している。
何より、失態にしろ過ちにしろ……無かった事になど出来ぬ上、する心算もない。
仮にそんな事が出来た処で……己の器と品格を自ら貶めるだけでしかない。
たとえ貴様のように茶化されようとも……自業自得、か。

―――ふっ。
ならばこの恥は………己への戒めとして、敢えて受け止めようではないか。
そうだ……この恥辱をも忘れずに、原動力にしてこその「魔王」ではないか。
既に"憎しみ"を原動力にしているのだ……今更何を恐れる必要がある?
これ以上の失態は犯さぬよう肝に銘じはすれど……「もはや決してしくじらない」とまでは言わぬ。
だが、たとえ幾ら恥をかこうとも………最後まで、私なりに真摯に返答を続ける事だけは決して欠かす心算はない………見ているがいい。

>663
かの"最強の座を得し闘士"の声を演じたのは……確かボイスアクターの「トモカズ・セキ」だったか。
主にヒーロー役を演じる事が多く……その代表に、「機動武闘伝Gガンダム」なる作品で「ドモン・カッシュ」とかいう主役の声を演じた経歴あり、か。
それから「Live A Live」に出演するまで何十年かは経ったが……確かにその者の声は、彼奴には見事に合っていたな。

「トモカズ・セキ」に限らず……リメイク版「Live A Live」のボイスアクターは、"豪華"の一言に尽きる。
レジェンド級の「ノリオ・ワカモト」「アキオ・オオツカ」「バンジョー・ギンガ」「シゲル・チバ」等の他にも……
「トモカズ・スギタ」という者が、全編で必ず一キャラを演じた事でも有名だ。
その「トモカズ・スギタ」が、中世編ではあの大臣を……実に見事に、憎らしく演じてくれた。
私も、「ユウイチ・ナカムラ」に迫真の声を当てられた事には、もはや言うことはない。

………唯一惜しむらくは、各主人公の名前は変更可能であるが故に、名乗りも呼ばれもしない処か。
あいつの名台詞である「あの世で俺に詫び続けろオルステッドーーーーッ!!!」で名前を呼ばれなかったのは……何とも残念であったな―――。

665 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/03(Sat) 21:40
ストレイボウの赤マント、ださいと思う?

666 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/03(Sat) 22:44
俺が獣の数字(ワードオブビースト)か・・・確か神話だとこの数字を取ると来世は世界を壊す化け物か、世界を護る天使になるんだっけか。
まぁ、天使も大概化け物には違いないので大差ないが。

667 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/02/04(Sun) 19:30
>665
………さてな。
これまでに、あいつのマントが似合うか似合わないか……特段意識したことは無い。
あいつに限らず、ルクレチア王にしろ…大臣にしろ…王国兵にしろ…ハッシュにしろ……
何らかの立場やそれなりの地位であることを示す象徴として、私たちの世界ではごく普通に着用されている。
まあ、あいつの場合は王国の魔道士であった故、それなりの意匠のものを普段用いていたようだ。
それだけに、マントを付けていないあいつの姿というのは……今一つイメージが付かない。

………ちなみにマントは象徴としてのものだけでなく、防寒具の役割も兼ねている。
あいつと共に旅路を行く中で勇者の山を進んだ際……少しばかり、私もあいつ同様に旅用のマントぐらいは用意しておけば良かったとは思ったな。
ただ、リメイク版では……私が最終編の主人公の場合、剣士の刻には羽織らなかったマントを、魔王に闇墜ちした証として羽織る。
誰に見せる為でもない………今の己はもはや、かつて"勇者"だった頃とはもう違うと、自身に言い聞かせる為………それだけだ。

>666
666は貴様が取ったか………。
>447でも言ったように、細やかな楽しみの一つにしていただけに……ふっ、少々残念だ。

ただ、『"悪魔の数字"と見做されている「666」』とそこでも述べたが……
どうも、それとは正反対の……天使の数字の「エンジェルナンバー」と見做されてもいるらしい。
要は………"解釈する者の捉え方次第"という訳か。

では………貴様は、"化物"と"天使"のどちらを望む?
己にとっての「666」が如何なるものかで……来世は何になるかは決まるのだろう。
どちらの強大なる存在に転生するにせよ……世界を壊す存在か、或いは護る存在か………貴様の心次第という処だろうな。

まあ、どの道世界なぞ、いずれ私が滅ぼす以上……来世の夢想など意味は成さぬが……
どちらになるか、虚しき夢想をする分には勝手だ………「666の取得、おめでとう」とでも祝うとしよう、くくく―――。(ささやかなる拍手)

668 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/07(Wed) 20:30
デストレイルを覚えた時って違和感なかったですか?魔王を倒した伝説の技なのに
邪の技だから、なんか変だとか思いませんでしたか

669 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/02/08(Thu) 22:00
>668
312でも返答している通り……「デストレイル」とは悪属性の、邪悪さを纏った技だ。
"魔王を倒した伝説の勇者の技"というには……あまりにもイメージとはかけ離れた代物だ。
「聖を以て邪を討滅するのではなく、より強大な邪を以て邪を制す」―――と、表現する方が相応しい。
私も、ハッシュがこの技を繰り出した瞬間を初めて見た時は無論……
習得後に自身でも繰り出した時は……少なからず違和感を抱いた。
もしや、この技を初めて編み出した"勇者"は……魔王への強い憎しみを抱いていたのではないかとすら思った。

ただ、今にして思えば………もし、魔王への憎しみの余り、邪に縋ってでも倒さんという一念で「デストレイル」が編み出されたのだとすれば………。
「"勇者"だからその性は"善"であり"聖"」―――とは、限らないという事か。
ならば、そういうイメージを抱くこと自体が……有り体に言えば、肩書に拠る偏見やレッテル張りだとも取れる。
勇者=誰にでも好かれ、慕われる性格であり、常に公明正大………という風にな。

―――ふっ。
どうやら私も……まだまだ多かれ少なかれ、"勇者"へのそうしたイメージを抱いていたという事か。
やはり肩書だけでは………その者の本質は測れまい。
ただ……一方で、"魔王"のイメージについては、流石に覆らぬだろう。
聖属性の技を繰り出す善性の魔王なぞ………聞いた事もない上、これからも聞くことはなかろう、な。

670 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/09(Fri) 22:51
ハッシュが一番強いのだ、何故なら彼は伝説だから

671 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/02/10(Sat) 21:48
>670
確かにハッシュもまた、「勇者」として語り継がれる伝説の存在ではあったが……
それ故に、歴代勇者の中で最も強かったのかどうか……そこまでは不明だ。
ハッシュ含め、かつての勇者達がそれぞれどれ程の強さだったのか……明確に記された文献が残されていた訳ではない。
それぞれの時代に出現した魔王を打倒したというのみで………強さの詳細までは明記されてはいなかったからな。

あくまで仮定だが、真に最も強い勇者が誰であるかを測るというならば………
ハッシュ含め……歴代勇者の全員で武の優劣を競えば、判るのかもしれぬが………。
それを皆が承るとは思えぬ上、彼らもそんな事に意義などは見出さぬだろう。
相対的に誰かよりも強かろうが弱かろうが……皆それぞれ、自身の信念に従って魔王打倒に臨んだまでだったのであろうから、な。

―――即ち、貴様の言葉の真偽は……意味を成さぬ詮なきものだ。
たとえ歴代勇者の中で、真に一番強かろうと………彼は、そんな些末な事で自身を誇り、驕り高ぶるような俗物ではないだろうから、な。

672 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/11(Sun) 00:41
結局はあのハゲ頭の格闘家も恐竜も
オディオは全部お前だったのだな?

673 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/02/12(Mon) 22:45
>672
………一体何を言っている?
オディ・オブライトとおーでぃーおーの事を言っているのは判るが……
「オディオは全て私だった」とはどういう意味か……要領を得ぬな。
それ故……「奴等のオディオ(憎しみ)は全てお前の仕業だったのか」という意味と見做させて貰うが……。

確かに最終編では……敗れたが故に悪にされし者達を真の勝者へと返り咲かせるべく、オディオの力を与えはする。
ただし、あくまで後押しするのみであり………実際に戦うのはあの者達自身だ。
既に皆、それぞれの強き"オディオ"を持ち合わせていたからこそ……魔王山に選ばれ、私も力を与えることが出来たまで。

「憎しみ」とは何も、私だけの専売特許ではない……生きる上で誰しもが抱き得るモノ。
そして、"オディオ"に染まるのは私や彼等だけではない……あの英雄達とて、いつしか何かを切っ掛けにして染まっても可笑しくはない。
それは………貴様とて例外ではない。

私がいるからではない………この世に「人間」がいる限り………"オディオ"が絶えることはないのだ―――。

674 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/13(Tue) 23:00
もしストレイボウがオルステッドより強かったら運命変わってたと思うか?

675 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/13(Tue) 23:26
デストレイル関連で一つ思いついたけど、ブライオンは聖剣と呼ばれているのに、そこから放たれるのが、
邪の技が放たれるあたり、もしかしたらブライオンは勇者の技を増幅するのが目的じゃなくて、
勇者にかかるデストレイルの負担を減らす為のものだったりして

676 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/02/14(Wed) 01:32
続きから答えて行くぜ!

>>607(何故アリシアに聞こえていなかったか)
そりゃ、アリシアに悪事の全てを聞かせる程
馬鹿じゃないからな。あらかじめ魔王像の奥に広がる空間に音を一切遮断させる魔法を
使って念入りに会話が漏れないように仕掛けておいたさ。
おまけにアリシアから見れば俺は、助けに来てくれたただ一人の男であり。
そしてオルステッドは、助けに来てくれなかった不誠実の男として
アリシアに吹き込み彼女の思考をがちがちに固めてある。俺を疑うなんて事が微塵もないようにな!
尤も俺でさえもアリシアがあんな行動を取った事は予想出来なかった。
(事実俺が倒れた後だから知りようもなかった訳だが)

それが切っ掛けであいつが、本当の魔王になっちまったのもあの時(中世編)の俺には知りえない情報だったんだ……。

>>610(逆行した場合難しいのは俺)
一度あの体験をした上で俺が逆行かよ……。
俺が悪いんじゃないッ、魔王山(の影響)が悪い。俺を蔑んだルクレチアの
民が悪い、と思うのは簡単だが話はそれ程単純ではないんだよな。
仮に逆行した場合、中世編の根本的な話は完全に崩れてちまうだろうな。
悲劇をなかった事に、と考えそのように行動するか。
或いは、復讐を考えるか。それは俺がその状況にならないと分からねえよ。

>>298(魔王オディオ)
名無しに返答する、の一念で進んでいたら、
うっかりオディオへの返答が後回しになっていたぜ。待たせたな!
偉大な魔術師、か……。俺もそれを目指していた。
皆から尊敬されてまた皆を守る立派な魔術師だ。
俺がそれになれなかった分、弟子にはしっかり日の当たる所を歩いて貰うぜ。
この坊主が英雄になれば、宿命的対決かよ。
それは面白そうだぜッ。確かに想像の内ならそんな展開もありかもな。
ヒャヒャヒャッ、俺の秘蔵の弟子をますます
鍛え上げて、俺が持ち得なかった強さを育むぜ。しっかり付いてこいよ。坊主。

>もし、中世編の顛末を知ったならば……第三者たる彼奴等は、如何なる心証を持って貴様に言葉を掛けるだろうな?

げっ、その可能性もあるのかよ。みんなで俺を悪い奴、と
罵れば良いんだろッ。けどこの場所には、俺に同情的と言うか
全肯定とまでは行かなくとも気持ちは分かると言ってくれた
名無しが居たんだよな……。
それは実際に来た英雄の心次第って事か。
ま、当分は俺との二人三脚だ。ゆっくりでも着実に進んで行こうぜ。
オルステッド!

>―――――今だから言ってやるがな。
なるほどな、流石は元勇者様だ。そう言われるとその言葉、
信じてみたくなった。アリシアの言葉じゃないけどなッ!
それでもそんなお前を俺は裏切って……、親友だったのによ。
どうかしていたぜ俺は……。
詫び等要らん、か。この場所にいる間は、後悔の日々が
続くんだろうな。罪なき王を殺させたのは確かにやり過ぎだったのかもな……。

>>299(他国に取り込まれるオルステッド?)
俺まで柱の一人と数えてくれたのは嬉しいけどよ。
あの時点でオルステッドは、お尋ね者の大悪党(魔王)
だった訳だから他国には受け入れられる事がなかっただろう。
あいつも言っているように、な。
人間は弱いからこそ、強い力に怯えるもんだ。
だから群れて異質な存在を排除しようとする。
時には勇者と祭り上げた人物すら、一つ失態をすれば手のひらを
返し犯罪者や魔王に叩き落すんだ。
その他国の奴らがどんな人物かは知らないが、おおかたルクレチアの民と
大差のない民度だと思うぜ。

677 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/14(Wed) 01:40
人生の苦味を感じるこれをどうぞ
っ【ダークチョコレート】

678 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/02/14(Wed) 01:52
>>677
これはダークチョコレートじゃねえか!
今日はどうしたんだ?特別な日って訳でもなさそうだが。
バレンタインの日?いやルクレチアにはそんな風習は
なかったけどよ。とりあえず貰えるもんはありがたく
貰っておこう。パキッ、むしゃむしゃ。

苦い、……敗北の味のように苦いぜ。だがこの味で思い出した。
人生には甘い事ばかりじゃない、このチョコレートのように
苦い事も多いんだってなッ!
チョコレートの差し入れありがとうよ。
ちなみにルクレチアでは、チョコレートは超の付く程の
高級品だッ。王族でもなければ、なかなかお目にかからないのさ。

679 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/02/14(Wed) 22:44
>674
………無論、色々な意味で変わっていただろう。
武闘大会という衆人環視の中、堂々と私を倒しせしめた事で溜飲を下げられた上に魔道士の有用性を知らしめ……
王が宣言した手前、次期国王の座とアリシアとの求婚の権利を勝ち取った事で、本来の私との立場に入れ替わることになる。
………武にのみ重きを置き、魔法を蔑ろにする王国兵や国民が、本心から慕うかどうかは怪しい処だがな。

その一方で、「大会は当然優勝し、次期国王の座に就くだろう」という周囲の期待を裏切ってしまった私は………
一転して「魔道士如きに敗れた、剣士の風上にも置けぬ恥晒し」という汚名を被る羽目になっていただろう。
それまでの持て囃されぶりが嘘であったかの如く、称賛から手の平返しとばかりに侮蔑される憂き目に遭う事は想像に難くない。
そうなれば……自身の力不足と、あいつの努力と執念が実った事自体は率直に認め、受け入れたとしても………

あまりの扱いの落差に内心ショックを受け、茫然自失になっていたかもしれぬ。
そんな屈辱的な日々が長く続くにつれ……いずれ私も、あいつとは違った形で負の感情で屈折していたのではないだろうか。
そうして鬱屈した感情を抱えたまま、やがて………良くて、歪んだ空気に満ちた母国を捨てて何処に去るか……
悪くて……いつしか魔王山に魅入られ、何かを引き金にして負の感情を爆発させたかもしれぬ………あいつが魔王山でそうなったのと同様に。
いずれにせよ……本来とは変わりこそすれ、こちらもこちらで碌な運命にはならないだろう、な―――。

>675
ブライオンか……魔王山の入り口を開ける為には欠かせない、唯一の剣だ……。
ハッシュ曰く、「この剣は、魔王と戦う資格を持つ者にのみ、その道を開く」剣である以上……
"聖剣"と呼ぶに相応しき、特別な剣であることに間違いは無かろう。

ただ………奥義「デストレイル」は、ブライオンから放たれる訳ではない。
歴代の勇者…ハッシュ…そして、私自身が修得した技だ。
一応平凡な剣でも放つことは出来る……威力はブライオンの方が上だがな。
ただし、強い剣ではあるが……勇者の技の威力増強は無論、デストレイルの負担軽減の効果といった付加価値までは……生憎見られない。
どちらかと言えば……魔王山に入れるようにする為の、文字通り「キーアイテム」の側面の方が強いな。

………もしも、ブライオンの装備でしか得られない、特別な効果や強力な技があったならば………
「キーアイテム」以上に価値のある、"聖剣"と称されていたのだろうな―――。


残りは後日に答える……暫し待つがいい。

680 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/02/15(Thu) 23:30
>676(ストレイボウ)
>偉大な魔術師、か……。俺もそれを目指していた。
>皆から尊敬されてまた皆を守る立派な魔術師だ。

そうだったな……。
少年だった頃の貴様は……持ち前の頭の良さを活かせる魔術の道を志し……
いつしか将来なるべき己の姿に希望を馳せ、眼に輝きを秘めていた。
私も、力と体の丈夫さを活かせる剣士の道を志し……語り継がれる勇者にも決して劣らぬ、立派な剣士になろうと決めた。
進む道こそ違えど……お互い、それぞれの目標を決めて前に進まんとした。

―――――それが今では、この為体だ。
ふっ………運命だの人生だの……何かが狂えば、あまりにもあっさり崩れ去る上に……斯様にも変わり果てるという事なのだろうな―――。

>みんなで俺を悪い奴、と罵れば良いんだろッ。
どう受け止めるかは皆様々であろうが……少なくとも、貴様の犯した所業自体を赦すことはあるまい。
ただし……彼奴等に貴様は徹頭徹尾罵られ、相対的に私は憐憫の情を買う……。
そんな、浅はかな期待をしていると思っているならば大違いだ。
「置かれた環境と立場等を慮れば、肯定は出来ずとも同情の余地はある」―――言葉にはせずとも、それ位の心証は抱くだろう。
その上で、彼奴等ならば……それぞれの歩んだ経緯と経験の基、どんな言葉を掛けるのか………興味深くはあるという処だ。
惜しむらくは……肝心の彼奴等が、ここに来る気配が未だないという事、か―――。

>ま、当分は俺との二人三脚だ。ゆっくりでも着実に進んで行こうぜ。
ふん……馴れ合うつもりはない、と言いたい処だが。
参加を決めた以上……貴様が新たな場(次スレ)を築くにせよ、この場(本スレ)限りで終わりにするにせよ……
少なくとも、この場に関しては……最後まで付き合ってやる。
ここが終わるその時まで……見届けるとしようぞ。

>詫び等要らん、か。この場所にいる間は、後悔の日々が続くんだろうな。
その通りだ……もはや如何に詫びようと、赦されぬ程に一線を越えた以上は不要だ……。
もはや取り返しもやり直しも出来はせぬが……自覚を抱いたというだけでも、多かれ少なかれ溜飲は下がるというものよ。
………まあ、貴様以上に赦されざる存在たる"魔王"となった私が言うのもなんだがな……。
ただし、私への詫びは要らぬが……せめて、王にだけでも詫びるがいい。
赦されるか否かは別としても……私以外では、大臣・兵士・国民と違い……王だけは、貴様を軽んじたりはしなかったのだからな………。

>677
ほう―――チョコレート、だと?
甘かろうが苦かろうが……チョコレートには"甘い"では済まず……そして、"苦い"程度では収まらぬ暗い過去がある。
カカオ農園で奴隷を酷使し、カカオ豆を採集させる事で作られてきたという……奴隷制度と搾取の側面を持つ、人類の暗部とでも言うべき歴史だ。
そして、貴様たちの世界では今も尚……とある国において、人身売買で農園に連行した児童に、奴隷労働を強いる経緯で作られるものが大半というではないか。

………そうした"経緯"を持つチョコレートを、貴様は魔王の私に贈るというのだ。
それも、よりにもよってこの私に……人生の苦味を感じるダークチョコレートなどを態々贈るとは、良い度胸だ。
さて………覚悟は良いか?

―――――ふっ、何てな。
今でこそ人間を憎む魔王だが……かつては私もまた、その人間の一人であった。
それも……敵国との戦争に勝利すれば、その国のあらゆるものを奪い、搾取し、自国への恩恵とするのが当然という価値観の世界で、だ。
今更、「自分だけは他の愚かな人間達とは違う」などと特別視する心算はないが……魔王となった以上、もはや人間の厚意を素直に受け取る訳などにはいかぬ。
何より、苦味など………既に十分、味わい尽くした。
その菓子は………私よりも相応しき者にでも渡すがいい………。

681 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/02/16(Fri) 23:48
魔王オディオへの返答は次回になるからなッ。
まずは過去の質問への返答からだぜ。

>>300(魔法を剣技で防ぐ妄想)
ほう、そりゃあ魔術師の俺にとっては全く面白くない話題だなッ!
魔法を剣の一振りで防ぐだと?
魔術師キラーじゃねえかよッ!剣に秀で魔法も防いでしまうと
なると、ますます俺の存在意義がなくなるじゃねえかよ。
どうしてくれるんだッ!
ま、妄想で済まされている内はまだ良いけどな……。
実際にそんな事をされたら魔術師と言う職自体が要らなくなっちまう。

>>318(サイコでよろしく)
何だァ!?変なスラングで歌ってんじゃねえよ。
俺は実際に近未来編に行った訳じゃないが、ルクレチアのある
世界と違って文化も風習も言葉遣いすらも違うまるで
異世界のような所だってな。
それにしても超能力か……人間の心の声を聴く事が出来るってのは
どう言う気持ちなんだろうな?
もし、全ての人に心を読む能力が備わっていたら、戦いになるか
それとも仲良くするのか興味深い所だぜ。俺は戦いになる、に賭けさせて貰うが。

>>336(アリシアは俺より悪い?)
確かにアリシアは、心のダンジョンで悔いている俺と
違って、助けを求めるばかりだった……。
それが自分勝手で他力本願かつ反省をしていないように見えるかもしれないが、アリシアのような
世間知らずのか弱い女性は常に助けを待つばかりしか出来なかったのさ。
もし彼女に本当の心の強さがあれば……中世編ラストの悲劇は防がれたのかも
しれないぜ。だが、実際は死後ですら、あの調子だ。
そこが、俺には愛おしく彼女と言う弱い温室の花をいつまでも眺めてみたいと思わせるのさ。
共依存?何とでも言えッ。俺のアリシアへの気持ちは今でも変わらないんだッ!

>>338(真実を知らせる歌)
何の歌かまでは分からねえが歌の中に真実を込めそれとなく知らせるやり方って
のは古来から多くあったんだぜ。
幼い頃には童謡を聞き育ち、そこから学びそして大人になってからは
流行りの歌の中に真実を見つける。或いは歌の中の真実に気が付き
はっと悟る。人を傷つけて自分を守る……か。
自尊心も劣等感も多く持っている俺としては結局は他人を
傷つけて最後は自分にも跳ね返って来る、周囲はそれ見た事かって感じなんだろうな。
そして俺がオルステッドを傷つけて陥れた罪は一生消える事はない……。

>>344(魔王を倒したら世界は平和に?)
そりゃあそうだッ。英雄譚の中には、姫を救った王子は
魔王を討ち果たした功績と共に次の世代の王となり姫と結ばれ幸せに暮らしましたとさ。
なんてのは物語の中だけさ。
オディオも言っているように、魔王の存在がなくなっても
人間が地上に居る限り諍いは、なくならないと思うぜ。
その点では、オディオが人間を憎む気持ちは少しだけだが分かる気がするな。

>>372(狭い世界)
ああ、中世の世界……特にルクレチア王国周辺は
かなりコンパクトに纏まっているよなッ。閉塞感のある狭い村社会的な(?)土地だからこそ
あの悲劇が起きたのか……。
俺はルクレチアの土地以外の世界を知らない。
以前に名無しが言っていたぜ。隣国へ俺が出奔する可能性も
あった、と。だけどな、隣国なんて本当に存在したんだろうかって
疑問に思うぞ。今となっては、……それを知る術はないが。

682 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/02/16(Fri) 23:55
少しミスがあったんで訂正だッ!>>344宛てはこっちが正しいぞ。

>英雄譚の中に出て来る姫を救った王子は
魔王を討ち果たした功績と共に次の世代の王となり姫と結ばれ幸せに暮らしましたとさ。なんてのは物語の中だけさ。

683 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/19(Mon) 17:09
>>464>>532への返答読み返して見て思いついたけど、人間の場合は憎しみの強さと、オディオたる条件を満たしていても、
仁・義・礼・知・信を持ち合わせている限り、魔王山に像は現れなさそう。もしも万が一だけど、復讐心から人間でありながら人倫を外れて、
人間をやめたけど、オルステッドに力を貸された結果復讐を終えて、憎しみを晴らしたことで、仁義とかを取り戻して英雄になったオディオとかいたら、
こんどは魔王山に英雄として呼ばれたりして。そうなったら自分の像を見つけてたまげたりするかな?
オルステッドもストレイボウも魔王になって力貸して勝たせた後、そのオディオと出会ったらどんな感情持つかな?

684 名前:682 投稿日:2024/02/19(Mon) 17:11
すいませんレス間違えてました>>465>>532の返答でした

685 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/02/20(Tue) 21:57
>683(684)
仁・義・礼・知・信とは……古代のチャイニーズで説かれた、五常(ごじょう)または五徳(ごとく)なるものか。
それらを心に秘めている限り、たとえ憎しみに染まろうとも……人から外れ、魔王山に選ばれる恐れはない、か。
確かに、>246や>648でも答えたように……愛するモノ、掛け替えなきモノへの想い入れが深い余り……
それを理不尽に奪われたことで、たとえ"憎しみ"に染まり、復讐に駆られようとも……その矛先は奪った者だけに限られる。
あくまで復讐鬼と化すことはあっても……"魔王"に堕ちることはないであろう。

―――即ち……一度は"オディオ"となりて、我が力を借りて復讐を遂げた後には……
憎しみは晴れ、本来の仁義を重んじる英雄に戻る者など………万が一、いや、億分の一にも有り得ぬ。
そもそも"オディオ"とは……偽善…欺瞞…脆弱さ…醜悪さ等に満ちた人間の在り様を憎み……突き詰めれば"人間"そのものを憎む存在。
そして……一度超えれば後戻りの叶わぬ、決定的な一線を超えてしまった存在でもある。
一度堕ちた者が、本懐を遂げれば元に戻れるなど………決してあってはならぬ、忌むべき幻想に尽きる。
私も最終編では、"オディオ"の名を冠するかの者達を勝者に返り咲かせる事はすれど……それは「勝者こそ正義」ではあれど、"英雄"とはなり得ぬ。
「正義」と「英雄」は似ているようで、決して同一ではない………「正義」も「英雄」も、それぞれ違った姿形を持つからな。

―――だが、もし仮に……我が"オディオ"の力を借りて勝者となっていながら、後に平然と英雄になる……。
そのような、都合の良い生き方をする者などがいたならば………私の全てを賭してでも、その全存在を否定し尽くしてくれようぞ。

686 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/24(Sat) 10:48
同じスクウェアのキャラクターでライブアライブとコラボしたら、中世編の悲劇を変えられそうなキャラが、
見つかりました。こっちは半熟ヒーローと違ってシリアスな物語のキャラクターです。あくまでもストレイボウの悪行が”本人が悪人だったわけではなく、魔王山のせいだった場合”
に限るけど、サガフロンティアってゲームのクーンとメイレンとヌサカーンっていうキャラクターです。

自分はサガフロンティアをプレイせず聞いただけなので間違っている部分もあるかもしれないけど、
その上で理由を挙げるとメイレンってキャラクターは欲望を引き出すアイテムを研究していた結果それに魅入られてしまい、
最終的にクーンという主人公を裏切って彼の故郷を滅ぼしかけます。
負けて敗れた後に正気に戻った後はクーンに謝罪しており、もともとは悪辣な人物ではなかった様に描かれています。
この二人だったら、ストレイボウの様子を見てクーンはかつてのメイレンと似ているって、
気づきそうだし、メイレンは操られていた時の自分と行動が似ているって気づいて動きそう。


そしてヌサカーンは初めてメイレンを見た時に、君が患者か?って聞いていて、そのときはやぶ医者かもと、メイレンに言われたけど、
最後に彼女が欲望を引き出すアイテムに魅入られて動いた時、やはりなっていっていたので、彼女の様子のおかしさに気づいていました。
妖魔という種族だったせいか人間の医者では気づけないことにも気づいたのかもしれず、もしもウラヌスに頼まれてハッシュの治療した後、
魔王山についてきたら、ストレイボウを治療しそう。最終編でオルステッドに呼ばれた場合、オルステッドも治療対象と認識して襲い掛かったりするかな?

687 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/02/25(Sun) 19:26
>686
私も、「サガフロンティア」なる世界の物語は知らぬが……
あの悲劇を変えられそうな者について、わざわざそこまで調べるとは……ご苦労なことだ。

最初の「メイレン」と「クーン」なる二人については……まだ取り返しのつかない一線を超えていなかった段階であった上……
たとえ本意では無かったとはいえ、自身を裏切った上に故郷を滅ぼそうとしたメイレンという者を、クーンなる者は許す程のお人よしな性格だったという事なのだろう。
そんな二人が、仮にストレイボウの様子を知れば……心当たりのある尋常の無さを察し、止められるかもしれない、か。
そして最後の、「ヌサカーン」とかいう妖魔の医者ならば……"治療行為"という形で私達それぞれを本当に「治療」……
或いは、精神的な病理も含め……「矯正」するというのだろうか。

―――だとしても………斯様に"もしも"という仮定で、「あの悲劇を回避させられる可能性を持つ者」について想像をするのは勝手だが………
私たちの世界とは、実際に関わりを持たぬ者達である以上……これもまた詮なき事よ。
それに、たとえ"悲劇の引き金"になったのが魔王山ではあっても………"発射される弾"を創っていたのは、他ならぬルクレチアの歪んだ環境だ。
そうした根本自体を劇的に改善でもせぬ限り……あいつを止めるという"対処的方法"のみでは、その場限りの解決にしかならぬだろうよ。

即ち……人間の弱さ、愚かさ、蒙昧さ等に起因し……
そして……誰しもが抱き、犯しうる、度し難き"業"………。
それこそを、"文字通り"消し去りでもせぬ限り………悲劇はやがて……そして、別の形で必ず起きる。

それでも尚………その者達ならば、ルクレチアで起きる悲劇を……人の世における"業"を………真に、消し去ることなどが出来ると言えるのか―――?

688 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/26(Mon) 13:40
オルステッドとストレイボウのコンビでハッシュが戦った先代魔王と戦ったら勝てるかな?
割と難しい気がする。デストレイルを覚えていればいけるかもしれないけど、
ストレイボウがウラヌス程、役に立たない可能性が高いから。別にストレイボウがウラヌスより劣っているというより、
役割の違いで、回復呪文を唱えられないから。偽魔王を倒すまで偽物だってハッシュが言わなかったのを考えると、
本物の魔王も偽魔王と能力は似ていると思うので、多分デストレイル以外はあまり効果がなく、
ウラヌスは回復役だった気がするので

689 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/02/27(Tue) 21:36
>688
私とあいつで先代魔王と戦うならば、か……。
先代魔王が如何ほどの強さだったのか、詳しい文献は残されていないが……。
私からすれば、あれ程までに苦戦した偽魔王ですら……ハッシュからすれば"雑魚"だった以上、相当なる強さだった事は想像に難くない。
となれば……仮に私とあいつが、それぞれ最終技を覚えるまでに鍛練を積んでいたとしても、勝てたかどうかは不明だ。
偽魔王の時でさえ、ウラヌスという回復役がいなければ勝ち目が薄かった上……剣と攻撃魔法しか手段が無ければ、所謂"ゴリ押し戦法"しか取れない。
余程、総合的な攻撃力が圧倒的に高ければ話は別だろうが……無論、そんな戦法で勝てる程甘い相手ではない以上、いずれジリ貧になるのは目に見えている。
そんな相手を……ウラヌスは回復役となり、そしてハッシュのみが攻撃役となって倒した事になる。
とすれば………全盛期のハッシュは、一体どれ程までに強かったことか。

ハッシュが如何なる経緯で戦ったかは不明だが……「デストレイル」が打倒の決定打になった事は間違いないだろう。
そして、ウラヌスという優れた回復役もまたいなければ……恐らく、打倒は叶わなかった。
つまりは……大体は貴様の想像の通りといった処だろうな。

690 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/02/29(Thu) 19:46
あの世で俺に詫び続けろと言ったストレイボウだけど、最終編見ていると、
むしろ彼があの世で詫び続けている気がする

691 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/03/01(Fri) 06:38
>>680(魔王オディオ)
>―――――それが今では、この為体だ。

あぁ、俺たちの輝かしかった筈の未来は今は泥の中だ。
お前は魔王となり、一方で俺は心のダンジョンで悔いて
ばかりの日々だ。もし、やり直せるならまだ子供だった日に
戻りたいと思う程あまりにも絶望的過ぎる運命だぜ。

>そんな、浅はかな期待をしていると思っているならば大違いだ。

期待はそんなにしてねえが、英雄たちがどんな言葉を発するのかは
興味深いな。もし、英雄がここに来る事があれば。俺たちが歩んだ運命とやらをどう
解釈するのか。そしてそれを踏まえた上で俺とお前にどう言葉を掛けて来るのか。
今は全て想像するしかないが、それでもな。知りたいと思う気持ちは止まらねえよ。

>少なくとも、この場に関しては……最後まで付き合ってやる。

最後まで付き合う、か。その鋼の意思は分かった。
俺の方はスレ主としてこの場所を全うしよう。次の場所については今の所考えていないので
実質この場所が終わればそこで終了となる。誰かが引き継ぐも良し。
他の場所(スクエニ総合スレ)に移るも良し。選択肢は色々あるぜ。と言う訳で亀の歩みではあるが
しっかり答えるからなッ。お前も無理のない程度に進むんだぞ。

>ただし、私への詫びは要らぬが……せめて、王にだけでも詫びるがいい。

そうだな。王さんは決して俺を悪く言わなかった。
国民の一人として、そして魔術師としての俺を認めていた節がある。
すまなかった。取返しが付かない事になっているのは分かっているが、オルステッドを陥れる為だけに
利用してしまった事を詫びるぜ。ハハッ、ここまで来て俺が詫びる羽目になっちまうとはな。

>>688
お前の言う通り、勝つのは難しいだろうな。
幾ら回復アイテムのなおり草があるとは言え、アイテムばかり使っていたら
肝心の攻撃が出来ねえ。ジリ貧って奴だ。ウラヌスが使う高性能の回復魔法は絶対に欲しいぜ。
剣士のオルステッドは、剣の技。一方の俺は魔術師で魔法の技オンリーだ。攻撃は出来ても先代魔王の反撃で
深い傷を負う事になるだろうぜ。つまり、勝機は薄いと言いたいのさ。
そう考えれば、俺たちはハッシュとウラヌスの技にかなり助けられていたんだろうな。
もし、偽魔王をオルステッドと二人で倒そうとしていたらかなり苦戦した筈だ。

>>690
そうだよ、悪いかよッ!あいつを陥れた末に、魔王山の天辺で詫び続けろーーッと叫んだが俺だが
結局は死後、ずっと自分が詫びる羽目になっちまった……。
一応は、後悔の念はあるからな?フェイクじゃねえぞ!どんなに情けなくとも、かっこ悪かろうとも
俺は詫びるのは止めねえ。最終編の俺は、全ての顛末を知った上で懺悔し続けるのさ……。
それが俺に与えられた罰、なんてのは少々カッコつけた言い方だが、十分に反省してその上で
尚許されない針の筵の上さ……。

692 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/03/02(Sat) 22:14
>690
既にストレイボウが答えているように……死後はあの世でさえもない"心"のダンジョンで悔やんでいる。
リメイク版では「俺の……せいなのだ……」となっていて、より悔やんだ様子が強調されている。
私への「詫び続けろ」という言葉が、そのまま自身に返ったのは"皮肉"に尽きるな………。
以前も述べた通り……その時のあいつは、あの山頂での時とは憑き物が落ちたが如く憔悴し切っている。
本来の我に返ったにせよ、魔王山に操られていた状態から正気に戻ったにせよ………死んだ事で、かつての自分を取り戻したのだろう。

―――尤も、失ったものまでは……もはや戻らない。
命も………過去も………人生すらも………
一度でも"超えてはならぬ一線"を超えてしまった者が、碌な末路を辿る例(ためし)はない………それが世の理なのだろう。

―――そして、それはそのまま……私にも返る。
私はあいつ以上に………遥かに超えてしまった。
もはや報われることも、救いなどもあるまい………それでも"魔王"で在り続けるしか、私に道はないという事だ―――。

>ストレイボウ
>英雄たちがどんな言葉を発するのかは興味深いな。
あの"怒りにより勇気を得し術士"あたりは、"心"のダンジョンでの貴様含め……
ルクレチアの者達の霊魂の心を読んだ際に、既にある程度の事の顛末を知ることが出来た可能性はあるな。
その凄惨さと救いの無さを知っても尚……私に挑む覚悟と決意に揺るぎがない程の強さを抱くが故に、「英雄」に相応しいのであろう。
そして、その強さは恐らく……他の"英雄"達も同様だ。
であるからこそ……私達に思う処あって、言葉を掛けられる程の"資格"を持つのだろう。

―――ふっ。
今の私には………憎らしい程の眩しさよ。

>国民の一人として、そして魔術師としての俺を認めていた節がある。
そうだ……もし王すらも、魔法を蔑ろにしていたならば……そもそも貴様を王国魔道士として入城させてすらいなかった。
王も、魔王が現われし時は勇者に望みを託す節はあったが……少なくとも、魔道士を認める程の視野と器量はあった。
そんな王の姿勢を見ても尚……大臣…兵士…国民達が自身の盲目ぶりに気付き、改めようとしなかったのが不思議なほどだ。
思えばその時点で……いずれ破綻に至る、度し難き"歪み"があったという事なのだろうな………。

>次の場所については今の所考えていないので実質この場所が終わればそこで終了となる。
次の場は無し、か………相分かった。
ここを築いたのは貴様自身だ……どう決めようと貴様の自由だ。
私もここの後を継ぐ予定はない……つまりはこの場も残り300程だが、先も言った通り、最後まで付き合ってやろう。
強いてこじつけるならば……かつては親友"だった"昔の誼(よしみ)、とでも言ってやる………。

693 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/03(Sun) 11:12
色々な世界でひどい目にあっているワタナベ親子だけど、善良かつ有能な人たちも混じっているのに、
ひどい目にあうのが変わらないのは気の毒だと思う。功夫編だと少なくとも義破門団の印象に残るくらいには強かったみたいだし、
中世編のワット・ナーベはここのストレイボウからは弱いとされているけど、普通に武術大会の準決勝まで残れるくらいには強かったようだし。
ストレイボウが抱いた印象見るに、ルクレチアはナンバー3と、ナンバー2であるストレイボウの差が天と地くらいある気がする。

最終編のわたなべ親子は自分たちが理不尽な目にあっているのに見ず知らずの主人公たちに必死に忠告するくらいにはいい人たちみたいだし。
ここまで書いて思ったけど最終編のわたなべ親子は勇者だった頃のオルステッドと合っていれば、お互いが良い気分で付き合えたかな?

694 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/03(Sun) 21:36
459の小説、一部だけど拾えた。

(美しい・・・。)魔王は目の前の人間に見惚れた。目の前に立つのは勇者でなく、元はただの人。
奴には、伝説の武器はない・・・故に、奴は魔王を討つ筋肉(ちから)を備えた。
奴には、精霊の加護がない・・・故に、奴は智慧と技巧(わざ)を備えた。
奴には、国の援護どころか仲間もいない・・・故に奴は敏速(はやさ)を手にした。
1つの生命がただ「生きる」一点のみに特化した結果の、まさに純粋なる「闘争の奇跡」。
ただ「それ」を食いたい、今すぐ「それ」が欲しい・・・極上等と言う枠にすら収まらぬこの獲物も、自分の命を欲していると。
どちらが「生きる」か、ただそれを掴む為に魔王は地を蹴った。

こんな風に純粋な闘争だったらオディオも納得出来たのかね。まぁ、復讐する遊び人側の文面がないんだが・・・。

695 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/05(Tue) 11:01
魔王オディオ様を信じる者は救われる

696 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/03/05(Tue) 22:15
>693
そういえば大分以前(>199)にも、それを嘆く少年がいたか……。
私はそれを、「悪質な神の悪戯」などと評しはしたがな。
功夫編の「ワン・タンナベ」は……酷いというよりは"自身の究極奥義で自爆した間抜け"としか言いようがない。
中世編ではストレイボウに敗れた「ワット・ナーベ」は………私と準決勝戦で戦った荒くれ者と同様の見た目だったが……
アレがどんな戦い方で勝ち進んできたのかにせよ……あいつには到底及ばなかった。
ナンバー3の割には……あいつの印象には特に残らなかったようだな。

最終編のワタナベ親子は……戦う力は無論、降り掛かる"理不尽"に抗い、立ち向かう気構えも持ち合わせていなかったばかりに……
逃げに逃げ続けた結果……デスプロフェットから石化の制裁を受けた。
たとえ彼奴等の如き"英雄"ではなくとも……なけなしの勇気も覚悟すらも持ち合わせぬ……臆病で脆弱なる弱者には似合いの末路よ。
そんな者達に出来たのは……"英雄"達に自身の無念を託すべく、「逃げ続けるとこうなる」という忠告くらいだった。
仮に私が人間だった頃に会っていたとしても……私からすれば、あのルクレチアの民とさして大差ない気がする。
「良い気分の付き合い」などといっても……あくまで表面的なモノ程度に留まったように思えてならぬ、な………。

>694
確か……正義や大義ではなく、個人的な復讐に燃えて魔王を討った"元遊び人"なる者だったか。
その小説の全貌が如何なるものか少々気になる処だが……読めないのは残念だ。

その元遊び人は、"勇者"のような特別な存在ではなかったばかりに……
復讐を果たす為に、弛まぬ鍛練の末、筋肉・技巧・敏速というあらゆる"力"を手にしたという事か。
そして、あらゆる生物が抱く「生存本能」を通り越した、純粋なる「闘争本能」が極限に高まった「戦闘機械」とでも謂うべき存在に成り果てたか。
そんな、恐らくは自身と肩を並べられる程の唯一無二の"究極の存在"が自分の命を欲している以上……
魔王にとっては、勇者以上に……生死を賭した闘争をするに足る相手という訳、か……。

―――但し、その魔王は兎も角………
私自身は別に……純粋なる闘争を欲している訳ではない。
ただ……仮に「ルクレチアの悲劇」を生き延び、私に復讐を誓った者が相応の実力を伴って現れたならば……ある意味望む処ではある。
その者が私に復讐心を抱くのは当然としつつも……それでも尚、容易に本懐を遂げさせぬ程の圧倒的な実力差を見せつけ、絶望に沈めるというのは愉悦よ。
その者は私のみを憎むが、私は"人間"そのものを憎み抜く………"憎しみ"において、超えられぬ差を思い知らせてやるというのも悪くなかろうよ、くくく………。

>695
………私を信じる者は救われるだと?
貴様もいつぞや(>249)で見掛けた……破滅願望を抱く者か?
無力な己に代わり……私がこの救いようなき世に、"滅亡"という救済を齎してくれるからだとでも?
それを叶えてくれるならば……己は救われ、幸福になれるとでも?

―――――ふざけるな。
私は貴様ら如きの為に………魔王になったのではない。
かつては"人間"として、信じた"人間"に裏切られたことで……
人間共自身の愚劣さ、醜悪さを絶望と共に思い知らせ、裁くべく………"魔王"になったまで。
かつてルクレチアの連中が私を"勇者"と持て囃したが如く……私を"魔王"と信じ、崇める貴様の他力本願なる願望なぞ……知った処ではない。

それでも、本気で救いを求めるというのであれば………いっそのこと、死に処されるか?
遅かれ早かれ、どの道死に逝く事になるのだ………ならば、今ここで死のうが変わりあるまい。
この世を滅ぼそうとする私を信じれば"救われる"のであろう………この私から直々に手を下されるならば、貴様にとっては嘸かし本望の筈だ。

―――さあ、答えるがいい。
これでも、「私を信じれば救われる」などと………下らぬ世迷言を宣えるのかッ!!

697 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/07(Thu) 17:10
魔王オディオってクロスオーバー作品とか作る際に能力が便利過ぎる気が。
原作でもいろんな世界の英雄を呼び出したりしているから、
クロスしたければ普通に魔王山のせい。もしくはオディオの仕業で話が片付きそう

698 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/08(Fri) 22:30
心山拳と高原の格闘技はどっちが強いのだ?

699 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/03/09(Sat) 23:00
>697
本来の「ライブアライブ」とは別の世界の者と関わる話の作品か……。
公式のものでは、やはり「オクト・ア・ライブ」が有名か……尤も、これは私の仕業という訳ではないがな。
やはり"オディオ"の力を通じ、あらゆる世界のあらゆる時代に干渉できる能力であるが故に……そうした作品が創られる余地があるのも当然か。

………そういえば、大分以前の頃に……貴様たちの世界で一時期知れ渡った「バトルロワイアル」なる作品のパロディとして……
『私が黒幕としてあらゆる世界の強者達を集わせ、殺し合わせる』―――なとどという話を観た覚えがある。
二次創作物であるとはいえ………考えし者達の想像力逞しきこと、この上ないものだな………。
生憎、物語自体は完結には至らず、未完のままであるが………
如何なる結末であるにせよ………始めた以上は、"決着"自体は付けて貰いたかったものよ。

―――ところで、私が思うに……私以外の「ライブアライブ」の主人公達ではなく………
あらゆる世界の、有名な物語の英雄達を誘い……本来の「ライブアライブ」の英雄達の役割を負わせた最終編の物語を夢想する―――という者も、恐らくいるのかもしれぬ。
貴様たちの世界での、最近のものであれば……それこそ、例えば某「鬼を滅する刃(Demon Slayer)」の主人公を誘う―――などという事すら、な。
あまり風呂敷を広げ過ぎれば際限が無くなるとはいえ……「ライブアライブ」含め、様々な物語に惹かれし者達ならば……一度位は想像しても可笑しくはないであろう、な………。

>698
………「そんな事は私ではなく、彼奴等に問うがいい」―――と言いたいのだがな。
生憎、肝心の当人たちは……此処にはいない。
である以上、私からは……彼奴等がそれぞれ持つ有力な技を客観的に照らし合わせた上で、推測で答えるしかないか。

公平性を鑑み、装備は無し&レベル(鍛練度)は同等であるという前提として………やはり自己回復技は欠かせない。
当然タカハラは、回復量は少なくとも……ステータスアップ効果が強力な「気合ため」は勝負の決め手になろう。
一方の心山拳師範は……誰が後継者であるかで大分違ってこよう。
いずれも自己回復技を持ってはいるが……サモの、敵からの吸収で回復する技(まんがんぜんせき)は、回復量の安定性にやや欠ける。
故に、体力よりは如何にレベルの吸収を成功させられるかで、勝敗は左右される可能性があるな……。
一方のユンとレイは、安定した高回復量&ステータスアップ効果のある技(ユン:自己安静息)(レイ:虎咆精気法)がある故、サモよりは有利に戦えるものと見受けられるな。

後は……双方、それぞれの持つ攻撃技を如何に効果的に発揮させられるかで勝敗は分かれよう。
タカハラも、心山拳師範も……多種多様で強力な技を持っている。
強いて言うなれば……その時々に的確な判断をし、有利に立ち回ることが出来る方が強いという事。
結局は身も蓋もない言い方になるが………実際に彼奴等同士が勝負をせぬ限り、強弱は判らぬと言う他ないな………。

700 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/10(Sun) 19:50
>>697で書いたけど、オディオは大抵のスクウェアの作品とはクロスオーバーできる気がする。
でも、クロノトリガーとだけは相性が悪いかも。自分は最初のSFC版しかやってないけど、
魔王山の悲劇観たら、こんな結末変えちゃおうとなってルクレチアの建国時代とかに戻りそうだから。
よほど上手くやらないと、蹂躙クロスになってしまう気がする。他にクロスすると相性が悪い、
スクウェアの作品ってあるかな?

701 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/11(Mon) 21:54
ストレイボウを殺さなければよかったのだよ(涙)

702 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/03/12(Tue) 23:06
>700
「クロノトリガー」………確か、母なる星の存亡を賭けた……
時を駆け様々な時代を巡る、壮大なる旅物語……だったか。
各時代同士を?ぐ"ゲート"なる次元空間の他、時を越える(若しくは遡る)絡繰りの乗り物に乗ることで、別の時代を行き来するようだが……
"ゲート"は、遥か昔の原始の時代にその星に巣食った、"寄星虫"とでも称すべき災厄の影響によるもの故、ルクレチアでの"ゲート"の出現の可能性は考え辛いな。
となると、ルクレチアにおいて時代を行き来する方法は、例の絡繰りの乗り物のみとなるが……
果たして、正確で且つ丁度良いタイミングの時代へのダイブが上手くいくものであろうか。
あの者達にとっては別の世界であるルクレチアでも、問題なくタイムスリップが行えるかどうかは……不明だな。
何より……本来、自分達とは何の関わりも縁もなき世界の結末を、自身の都合で変えるなど傲慢の極みよ。
もし仮に"クロスオーバー"の事態が起き、その過程でその者達が斯様に考えたならば……思い上がりも甚だしい。
妄りに首を突っ込んだ代償として……愚劣なる人間自体が"星を食い潰す災厄"である事を……私直々に思い知らせてくれよう。

他に、相性の悪き"□"の世界というのは……思いつかぬ。
―――というよりも、生憎分からぬ。
私も、あらゆる世界の全ての物語に精通している、という訳ではないからな………。

>701
「あいつを殺さなければ良かった」、だと……? よくもそんな事が言えるものだな。
あの時、私への憎悪と殺意に染まり切っていたあいつ相手に……不殺の手心を加える余裕なぞ無かった。
負の感情に屈し、禁忌の一線を越えてしまったあいつは……最早、長年の友情も棄てて堕ち果てていた。
こちらを殺す気に満ちた相手を殺さずに留めるのが………いかに殺す以上に遥かに困難であるか、考えた事はあるのか?
裏切られた怒りが無かったと言えば嘘にはなるが………私とて、好き好んで殺した訳ではない。
斯様にまで変わり果てたあいつは………殺す事でしか、最早止めようは無かった。
私も……理不尽な裏切りと死を、甘んじて受け入れる義理も道理も無かったのでな。

即ち―――「やりたくなくとも、やるしかなかった」、という事。
殺さずに済ませ、且つ悲劇を回避する術などがあったのなら……寧ろ私が聞かせて貰いたいくらいだ。
それに、万が一殺さずに済ませられたとて……それはそれで………

『こんな時でも、手加減するってのかよ!? 何処までも舐め腐りやがって、テメエェェェェェッ!!!』

………あいつは斯様に、より一層屈辱と憎悪を募らせたのではないかと思えてならぬ、な………。

703 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/13(Wed) 21:02
中世編でメタ情報も入れていいなら、オルステッドはオディオと二回くらい戦っていたと言えるかも。
BGMから推察すると偽魔王と魔王山で会った時のストレイボウがオディオだったのかな?

704 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/14(Thu) 10:50
最終編で皆が集まったとき言葉の壁はどうなっていたのだろうか?
ポゴとキューブもそうですが、会話ができる人も言語が違う人たちがいますからね…

705 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/03/14(Thu) 23:22
以前、バレンタインの日とやらに名無しにチョコレートを
貰ったからな。
あれから試行錯誤して魔法でチョコレートを作る事が出来ないか
やってみたんだ。
俺のオリジナル魔法で作ったホワイトチョコレートだ。
大事に食べてくれ、>>677

>>701
無茶言うなってッ!本気で殺そうとかかって来る人間を
殺さないようにするのは至難の業だぜ。
俺は、あの時憎しみに駆られてオルステッドを本気で
殺そうとした。その殺意は本物だったからな。
オディオも言っているように手加減したら逆に自分が
殺されるような状況で、四の五の言ってられるかよッ!

>>375(破滅に転げた理由)
ああ、以前にも謝ったが王さんに幻術をかけてオルステッドに
殺させたのは幾ら何でもやり過ぎだった。
王さんが居ない状態でルクレチア王国が、滅びに向かったのは
明らかだ。王さんと言う国の求心力を失った時、そしてアリシアがまだ
魔王山から救出出来なかった時、色んな悪い条件が重なって
どんどん転がり落ちてったんだよな。それでも、あの時の俺は何かに憑かれた
かのように、オルステッドを陥れる為に策を講じたんだ。
それこそ、なり振り構わずにな……。

>>377(ルクレチアに転生)
名無したちのような現代の人間の間では、異世界転生物の作品が
流行っているようだな。
確かにハードモードなのは、間違いないが一度でも中世編の
悲劇を最後まで見たとすればそれを回避する為に動く、的な
目標を持つ奴は多いだろ。
魔王山に大量の爆薬に銀と塩か……。その程度でどうにかなる
魔王山とは到底思えないが。
それに像を祀って供養、と言うのも効くのかどうか分からないぜ。

>>393(敵を作るな)
ま、普通はそうだろうな。中には敵なんか作りたくねえと
思っていても置かれた立場や役職で羨まれてしまう一部の
人間も居るけどなッ。
大人だけではなく子供時代から敵は作るな、か……。
じゃあ俺の場合はどうなんだよッ!
魔術師を目指していた、そして魔術師になった途端
日陰者になっちまったぜ。剣を使う才能はなかったからな。
謂わばルクレチアの民全てが俺を卑下して来る敵とも呼べる存在だったんだ。
これ程理不尽な事があるかよッ!

>>395(心山拳を学べば)
心が強くなる、なんて謳い文句で弟子が来るのかよ?
と思ったが心山拳の爺さんは、三人も弟子を獲得してるんだよな。
師か……、師匠って大事だよな。
俺にもし、師が居てそれが心山拳の爺さんのような人物
だったら歴史は少しは変わっていたんだろうか?
嫉妬に自尊心が悪い方向に暴発せず、済んだんだろうか。
いや、これは仮定の話だな……。忘れてくれ。

>>398(あれは八百長?)
はァ?何を言ってるんだよッ!
言うに事欠いて武術大会の全てが全部仕組まれていた事だと?
俺から見たら八百長の片鱗すら見られない正々堂々とした
大会に見えたがお前の目にはそう映ってたのかよッ!
俺が断言してやるッ、お前の言っている事は嘘だッ!
嘘だと言うだけではなく真剣に戦った俺とオルステッドに対する侮辱だぜ!

706 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/03/16(Sat) 09:38
>703
私が人間だった頃の"オディオ"に該当する者は、偽魔王とストレイボウ、か……。
偽魔王については、実力自体は相当なるものではあったが……
所詮、本物には及ばない"偽"に過ぎなかった以上……到底、"全てを憎む者"と呼ぶに足る程の"憎しみ"の凄絶さが感じられなかった。
それもまた……ハッシュをして「魔王ですらない雑魚」と言わしめる所以なのであろう。

一方のストレイボウは……明らかに、私への憎しみに染まっていた。
そして、その憎しみの余り……"魔王"になりかけている様子だった。
それ故に、あの時のあいつもまた、"オディオ"と呼べなくもなかったが………
まだ成り掛けだった故か……或いは憎しみの対象は私(とルクレチアの民)のみで、全てを憎む魔王足り得なかったからか……
決して弱くはなかったが………強くも、なかった。 私にとっての印象は、これに尽きる。

………尤も、オディオに勝利した後の、他の英雄達と私との違いは……彼奴等は何かしら本懐を遂げるなり、達成をする等、勝った証を残せたが………
一方の私は、何一つ果たす事も、得る事も……成し遂げる事さえも出来なかった………これもまた、大きな違いだな………。

>704
オボロ丸、タカハラ、アキラの3人は、それぞれ時代が違うとはいえ同じ"ニホンジン"故、まだある程度は何とかなるだろうが……
国が違う者同士になる場合は……流石に言葉の壁の問題は当然考えられる。
まして、貴様も言うように……キューブについてはそもそも人語を喋らずに機械音を発する上……
ポゴに至っては、まだ言葉が発達していない時代の者だからな。

―――だが、無論そこは私も織り込み済みだ。
あらゆる時代・あらゆる時空を超えて干渉し……問答無用でこちらの世界へ誘える"オディオ"の力を侮るな。
言葉の壁など些事に過ぎぬよう、自然と意思疎通が可能になるように作用する力を、我が世界には及ばせている。
例えてイメージするならば……こちらの言葉(或いはボディランゲージ)が、相手側の脳内で自動的に翻訳(通訳)され、通じるようにな。
あらゆる時代・あらゆる時空を超えられても、言葉の壁が超えられぬとあっては……本末転倒というものよ。

ここまでお膳立てするのも……偏に彼奴等には、問題なく団結し合い、いずれ私の下に辿り着いて貰うように考えたまで。
彼奴等の誰もが見知らぬ場所へ訳も分からせぬまま誘った上、素性の知れぬ者同士の間で疑心暗鬼を募らせ、この閉鎖空間の中で醜く相争わせる……。
それもそれで、人間の本性を曝け出させる一興にはなるだろうが……仮にも、あの"英雄"達にそうなられては、甚だ興醒めだ。
「様々な信念や希望を胸に秘めて団結せし英雄達を、"魔王"が完膚なきまでに否定し尽くす」―――それこそが、最も望ましい筋書きというものよ。

―――"ご都合主義"? フン……聴こえんな………。

707 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/16(Sat) 20:54
オディオ同士の対決もあったら面白そうだけど、特に見てみたいのは、
オディワン・リーとオディ・オブライトかな。オルステッドの眼から見ても、この二人の対決は、
見ごたえありそうですか?

708 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/17(Sun) 19:02
勇者?魔王?そんな肩書が如何ほどの意味がある。強い奴は強い、弱い奴は食われる。
自然の法則に則り「種の生存の為、魔王と言う外来種を「排除」する」とでも言えば良かろう。無理に正義をかざす意味は何だ?
(とある騎士の日誌)


709 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/03/18(Mon) 22:33
>707
オディワン・リーとオディ・オブライトの対決か……。
展開としては有り得ぬが……拳法家と格闘家のこの二人が相対したならば、後はどうなるかは自明の理だ。
当然オブライトは、オディワンとの"死合"を望むだろう。
尤も……それを、かの狡猾なオディワンが真正面から引き受けるかは不明だがな。
もし周囲に部下がいる場合は……功夫編と同様に自らは闘わず、まず部下達に闘わせ、体力を消耗させてからのトドメを刺そうとするだろう。
「強さを求める」という点で同じではあるが………両者、性格含め往く道が異なるからな。

―――その一方で、もし実際に両者万全状態のまま1対1で対決したならば……その勝負の行方は、如何なるものか。
どちらも「技は4つ」、「強力技を1つ必ず持っている」事で共通している。
私は、回復&ステータスアップ技の「テリブルシャウト」を持つ分、オブライトに若干軍配が上がると考える。
後は、技の応酬や距離の取り方などの立ち回り次第、か……。

果たして、見応えのある勝負を展開するかどうかは………実際に二人が相対せぬ限りは、分からぬな―――。

>708
………何やら日誌らしきものがあるな。
何者が書き留めたかは判らぬが……まあ、そんな事はどうでも良いか。
他者の日誌の盗み見など趣味ではないが……何やら捨て置けぬ内容を書いているではないか。

「"勇者"や"魔王"の肩書に如何ほどの意味があるか」、か………そう、肩書などは勝手に付いてくる。
不特定多数の他者からの身勝手な理屈で、勝手に付けられるだけに過ぎぬモノ。―――それに未だ縛られている私が言うのもなんだがな………。
「強きは強く、弱きは食われる」のもその通りだ。より強き者が勝ち残り…弱き者はただ死に、消え逝くのみ。
そうして生き残った者達が"種"として生を謳歌し、自身の存在意義が"正しく素晴らしきもの"として、その口実に"正義"を主張するのだ………。
そして、そんな自分達に仇成す者は……魔王含め、あらゆる存在全てを"悪"と断罪するのだ。

―――そうした……自分達を害する存在ばかりか……意に添わぬ存在、邪魔な存在をも自身の理屈を以て排除する為の……『正当なる口実』としてもッ!!

………こんな内容を態々日誌に書き留めた者も……人の世への何かしらの失望なり、憤怒なり……
或いは………「憎悪」を抱いていたのであろうか。
まだ"人間"を否定し切らない程度ならばどうでも良いが………
"人間"そのものを否定する程のモノならば………如何なる者なのか、一目見てみたくはあるな―――。

710 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/19(Tue) 20:43
魔王山の像って、あれいつごろからあったんだろう? 仮にハッシュやウラヌスが戦った時より前なら、
二人が何か言及していた気がする。もしもだけど、魔王山の像が魔王になる人物と相性が良い者たちが、
出現する傾向にあるとしたら、あのオディオ達は全員”オディオになる前は”悪いことしたことがない者達ばかりだったりして、
オルステッドも”魔王になる前”は、道義的には悪いこと何もしてないし。

もしも魔王山の魔王と相性が良いオディオが出現する場合は、ストレイボウが魔王になるとどうなるんだろう。やっぱり、
同情の余地のある理由で自主的に悪事に走ったオディオが多い傾向かな?

711 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/03/20(Wed) 22:35
>710
さあな………「魔王山の像」とは、"山頂の魔王像"と、"各世界のオディオ達の像"のどちらとも取れるが……
どちらにせよ、いつ頃"建ったか"……それもまた、謎だ。
故に、あくまで推測と断っておくが……"山頂の魔王像"の方は、かつての初代の魔王が、自身の邪念を死後も遺すべく……
何かしらの方法で……自身の像を"建てた"のではないだろうかと考える。
それを初代の勇者や、ハッシュ含め後世の歴代の勇者が破壊しなかった(或いは出来なかった)理由は不明だが……
兎に角、魔王が必ず現われる「魔王山」に相応しく……遥かなる年月もの間、遺っているのは確かだろう。

一方、各世界のオディオ達の像は、「自身の憎しみの強さの余り、"魔王山に選ばれた"ことで何時しか建ったものでは」と見ているが……
「魔王になる人物」というのが私を指しているならば……私との相性云々とは、あまり関係は無いように思える。
何故なら、人為的に生み出された"御出居"と、弱肉強食の摂理に従っていただけの"おーでぃーおー"は……別に道義的に悪事を為したでもなく、"オディオ"になっている。
「悪事を為したから」"オディオ"になった訳では無く……経緯は様々であれ、やはり、何かへの抑えられぬ"強い憎しみ"を抱いた結果、オディオになったというのが妥当かと考えるな………。

―――翻って、"魔王"との相性の良さで像が出現するパターンの場合……。
もし万が一、あいつが仮に魔王になったならば……憎しみ以上に"嫉妬"の感情を強く抱いていた以上………
自身と似たような境遇で堕ちた者達の像が、何時しか魔王山に現れたならば……私と同様に、"勝者"に返り咲かせようとするのだろうか。
こればかりは………あいつの"心"のみぞ、知る処だな―――。

712 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/22(Fri) 20:51
憎しみの魔王オディオだけどストレイボウは嫉妬、オルステッドは憤怒でオディオになったように自分には見えた。
二つとも七大罪だがオディオと相性の悪い七大罪とかも結構ある気がする。怠惰とか強欲とか金銭欲とか。
怠惰は言うまでもないけど、強欲は全てがほしいみたいな感じで全てを滅ぼそうとするオディオとは相性悪い気がするし、
金銭欲も人間社会が滅べば意味なくなるし。もしもだけどそういう七大罪を助長する悪魔とかがいたら、
オディオとは対立するのかな?

713 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/03/24(Sun) 20:28
>712
私の場合は人間への"憤怒"、あいつは私への"嫉妬"という……
所謂……「七つの大罪」に入る"強き感情"によって、オディオに至った……という訳か。
そういえば以前、>544への返答でも「嫉妬(インウィディア)以外の別の大罪名では"傲慢"、"憤怒"、"強欲"辺りが魔王の名乗りに使えそうだ」とは述べたな。
続けて、「"怠惰"、"暴食"は、どうにも魔王の名には似つかわしいとは思えぬ」とも述べたが……
やはり、"オディオ"になる以上は……それに相応しい程の強き負の感情がなくては、"魔王"足り得ぬのであろう。

即ち……"怠惰"は当然論外だ。 「怠惰なる魔王」など、聞いた事もない。
そして、"強欲"は……「強大なる力と明晰なる頭脳を持ち、"全てを支配せん"という飽くなき野望を抱きし邪悪なる者」ならば、それもまた「魔王」に相応しいと言えなくもないが……
私の如き、全てを憎む「魔王(オディオ)」とは決定的に違う。強欲なる者は、態々己が手中に収めしモノを憎み、その末に滅ぼしなどはするまい。
だが、貴様の言う"金銭欲"は流石に俗が過ぎて格が落ちる。そんな欲に囚われし者は「魔王」ではなく、所詮「金の亡者」止まりだ。

結局の処、"憎しみ"の魔王と相性良き魔王や、七つの大罪を助長する悪魔なぞ……存在し得ぬ。
全てを憎む以上、全ては「敵」……そうした者達もまた、滅ぼすべき有象無象に過ぎぬのだからな―――。

714 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/25(Mon) 18:38
中世編の世界はプレイヤーの介入では悲劇を回避するのが不可能だ。でも悲劇の種は、
プレイヤーが介入する前から固まっていたものばかりだと思う。実際オルステッドも、
プレイヤーの期待を裏切ったみたいな発言には怒ったり不快になっても、プレイヤーのせいで、
自分たちがひどいことになった系の発言はしてないしな。悲劇が回避された可能性もあるオクトアライブの、
世界でもそういう変化が起きたのは、プレイヤーの介入がないところのオルステッドの行動の変化の結果だったように自分には見えたし

借りにストレイボウもオルステッドもプレイヤーの介入がなければ二人とも死んでいたとしたら、ハッピーエンドを信じて、
操作していたプレイヤー達が憎いかな?

715 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/03/26(Tue) 20:40
>714
当然だ……私達の世界の出来事は、"プレイヤー"によって左右されるものではない。
確かに、フィールド移動や戦闘、イベント等はプレイヤーの手で進められていくが……
それはあくまで、私達の世界で起きた物語を、「タカシ・トキタ」が中心に"お膳立て"を行ない……
そしてプレイヤーは……所謂"神の視点"から辿っていくというまでの事。
もし結末に分岐があるとしても……それらも全て、"お膳立て"の内のものでしかない。
ただ、中世編には分岐など無い以上……最初から「あの結末」に至るのは必定だったという事だ……。
「オクト・ア・ライブ」の方の"私"の物語については、あくまでIF物のパラレルとはいえ……
終始無言のまま受け身的だったこの"私"と違い、自身の意思(意志)を明確に示し、行動していたからこその"変化"だったのかもな………。

―――ところで……もし私とあいつが、プレイヤーの介入がなければ死んでいたとすれば、だが………
斯様な救いの無い(本編自体も十分救いは無いが)結末になったとて……それもまた私たちの意思によるもの。
まして、もし本当に「私たちの結末が、プレイヤーの介入次第で左右される」というのであれば………

「私達の努力も、想いも、人生も何もかも……報われなかったのは全てプレイヤーの所為だ。責任を取れ。」―――などと、惨めな恨み言を吐くのが当然とでも?

ならば、甚だ心外だな………私も、恐らくあいつも……そこまで落ちぶれた覚えはないと言わせて貰うとしよう。

716 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/03/29(Fri) 09:48
魔王山の決戦だけどストレイボウは新たな魔王に選ばれることはないと、思っていた。
理由としては明らかに山頂の像が、甲冑着ていて騎士みたいだったから。しかしオクトアライブで、
ストレイボウも魔王になると知って驚いた。出来レースじゃなかったんだな

717 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/03/31(Sun) 18:04
>716
>711でも述べたように……あの山頂の魔王像は、初代の魔王がモデルであることは確かだろう。
そして、リメイク版で姿を現す「Sinオディオ」………その姿は、魔王像に酷似している。
甲冑姿である事からも……かつては何処で名を馳せた、一人の剣士・騎士だったのであろうか。
だとすれば………「元々は国に仕え、剣を捧げた者が"魔王"になる」―――それは私にとって、決して他人事とは片付けられぬな………。

―――だが、その関係で……魔王に選ばれない理由が、あいつは魔道士タイプだったが故というのは……些か得心が行かぬ。
そうでなければ……あいつがあの山頂で見せた、"魔王"と見紛うが如き禍々しき姿……アレがあいつの"憎悪"だけでは、到底説明が付かない。
私には……あいつが自覚せぬ内に魔王山が力を与えたことで、"新たなる魔王に成り掛ける途中"であったのではないかと思えてならぬな………。

一方のオクトアライブについては、深くは関わってはいないが……
"向こうの"ストレイボウは……武闘大会での"私"との決勝戦の際、実は"私"に手加減をされていたことで、強き絶望と憎しみに染まってしまい……
そこを、"何処より呼びかける声"に目を付けられ………紆余曲折の末、「魔王オディオ・S」に成り果てた。
まさに、「誰しもが魔王になり得る」という証明だ……たとえ、"声"の介入が無かったとしても……
基となる"感情"がある以上……いずれ、魔王になっても不思議ではないという事、だ―――。

718 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/01(Mon) 18:14
今日はエイプリフールだ。ルクレチアにそういう風習があったかはわかないけど、
仮にエイプリルフールの風習があったら、子供時代の仲良かったころのオルステッドとストレイボウは、
どんな風なやりとりしてたんだろう。やっぱりストレイボウが冗談で済む範囲でオルステッドを騙してたのかな?
そういうほほえましいやり取りを、していたとしたら、
そのエイプリルフールの体験もストレイボウがオルステッドを魔王山で騙すために使われたのだろうか。
ほほえましい嘘で騙していたものがあんなことするようになるとか、本当に皮肉とした言いようがない。

719 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/04/03(Wed) 20:30
>718
エイプリルフール………『4月1日だけは「罪のない嘘やいたずらで笑わせてもいい」という習慣』か。
ルクレチアには明確な風習として存在していた訳ではなかったが……他愛のない嘘を身内や気心知れる者同士でする事も偶にはあったか。
ただ、私自身の場合は……迫真の嘘で相手を騙しつつ、最後のネタ晴らしで笑わせられるような器用な性格などではなかった。
どちらかと言えば……あいつを騙すよりはあいつに騙される方だったな。
その所為で、子供の頃から『「堅物」・「朴念仁」なヤツだな』などと、からかい半分で言われていた。
どんな嘘であったかは―――フッ、そのような過去の事なぞ、とうに忘れ去ったな。

―――だが、もしも……あいつのそうした騙しの経験が……
貴様が言うように、あの時にも発揮されていたというならば………とんだ皮肉だ。
流石にあの状況で、笑って許すことなど出来ぬ騙しをするなどと……夢にも思わなかったものだからな。
特に、誤って王を殺めてしまい……その後皆から"魔王"と罵倒され、ルクレチアから逃げている最中………

寧ろ、「全て悪い夢」であってほしい―――そう強く願っていた程だった。

だが、現実だった………エイプリルフールでも恐らく有り得ぬ、「"勇者"が"魔王"になる」という冗談めいた悲劇は起きた。
そうした、「罪の"ある"嘘やいたずら」の代償は高くついた………既に知っての通り、な―――。

720 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/03(Wed) 21:35
勇者になる方法は存在するのか?

721 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/04/05(Fri) 17:18
>720
………そんな方法を、態々この私に聞くのか?
もし本当にあるというならば……さぞかし聞き心地の良い美しい言葉のみで飾り立てられた……
実際に出来るか出来ぬかは別にして……誰もが、名実共に勇者になれる程のものなのであろう。
もはや私にとっては唾棄すべきものだが……ここでは私自身の経験則で言わせて貰うならば………

自身の脆弱さを言い訳にして切磋琢磨せぬばかりか、「自分達は庇護されるべき哀れな弱者である」と主張し……
そして、身勝手な理屈や欲望ばかりを身命を賭してでも護るよう、暗に要求してくる者共について何ら疑問を抱かず……
そんな奴等にとっての都合の良い"生贄"になることを、自ら進んでなるべく心身を鍛え続けていれば……いずれはなれるやもしれぬな。

もし、こんな事をハッシュが聞いたならば………激昂しただろうか……或いは、思い当たる節があるが故に、嘆息したのであろうか………。
兎も角……私にとっての「勇者に至る方法」とは、これに尽きると言わせて貰うとしよう。

さて………これを聞いて貴様は、勇者になる方法とやらに対し、如何なる感慨を抱く?
もしこれを聞いて、なってみたいと本心から望むならば………勝手にするがいい。
成功して浅薄な名声を得ようが……「期待を裏切った」などと一方的に失望されようが……知った処ではない。

722 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/07(Sun) 10:17
アムルクレチアっていうルクレチアの歴史より長く生きていた鯉のセリフから察すると、
オルステッドがなった魔王って歴代魔王でもかなり特殊なのかな? ルクレチアより長く生きていた以上、
魔王の気配も知っている可能性が高いと思うし、魔王だと思ったら魔王っていう気がする。もっとも、アムルクレチアが、
初めて気配感じた魔王がオルステッドだったって可能性もゼロではないだろうけど。仮にアムルクレチアが初めて、
感じる気配だったのなら、多分オクトアライブの魔王化に近い状態になっていたストレイボウが気づかなかったというか、
該当する知識がなかったのも納得だな

723 名前:722 投稿日:2024/04/07(Sun) 20:00
>>722の文章間違えてました。
五行目の文章は仮にアムルクレチアが初めて感じる『種類』の気配だったならでした。
すいません

724 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/04/09(Tue) 22:52
>722
あのゴールデン・カープ自ら、「ルクレチアの歴史よりも長く生き、神格化したようなもの」と自身について明かしていただけに……
それなりの力を持つモノである以上、歴代の魔王の存在に勘付いていた可能性はあるか。
ただ……当の私に関しては、「人間なのか魔物なのかよく分からない気配」、「ただならぬ邪気を感じる」などと言っていたが………
もしそれが、「邪悪な気配を感じ取ってはいたが、そもそも"魔王"という存在自体を知らなかった」という意味ならば……長年我関せずの不干渉を徹底した、傍観者の立場故の結論だな。
しかし、これが「魔王の気配については知っているが、魔王オディオ(私)はそれに該当しない」という意味ならば……私は人間はおろか、魔王ですらない………というのか。
ふっ……これでも、史上最悪の魔王になった心算ではあるのだが……随分な言われようもあったものだ。
もし「魔王オディオ」が、アレにとって初めて感じ取った種類の気配であるならば……恐らくそれが最初で最後に知る、魔王の気配となろう。
傍観者である分には勝手だ………精々、その魔王による人の世の終焉を眺めているがいい。

それにしても、ストレイボウの魔王化(正確には成り掛ける途中の状態)については、特に言及が無かった以上……
アレにとっては……「感じ取るまでには至らなかった」、という事であろうか。
まあ、当のあいつにとっては……どうでもいい事に過ぎぬだろうが、な。

725 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/10(Wed) 10:25
今日は四月十日だから嫉妬の日ともいえるかも。罪を悔いた心のダンジョンにいる状態のストレイボウにとっては、
凄く複雑で嫌な日だろうな

726 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/11(Thu) 23:39
ストレイボウ(魔王)を倒した技を教えてくれ

727 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/04/12(Fri) 22:20
>725
………そんな日など、聞いた事もないのだがな。
4と10で(しっと)の当て字が出来るから「嫉妬の日」とは……安直なものだ。
そんな日が本当にあるならば……何かに嫉妬する者達はその日が来る度に、その感情のみで一日中過ごす習慣でもあるのだろうか。
そしてあいつは……普段以上に私への嫉妬の感情を滾らせていたというのか。

………馬鹿馬鹿しい。
いくらあいつでも、そこまで卑屈なマネはしなかったろう。
そんな不毛な事をした処でますます惨めでしかないということは……あいつ自身がよく知っていただろうからな。

………それとも、単に私の買い被りに過ぎないのだろうか。
あいつにとって、4月10日は嫌な意味で特別な日であるのか……それとも、心底どうでもいい日なのか……。
これについては……あいつ本人から聞く他ないな。

>726
魔王山山頂の、あの時のあいつを倒した技か………。
「兎に角、ストレイボウの魔法を喰らってはならぬ」と、あの時は考えていた。
あいつが使っていた魔法の射程や範囲を思い出しつつ、その外から攻撃する方法を考えていた。
あいつとの距離を測りながら間合いを取りつつ、中距離では「インケイジ」で体力を削っていった。
そして距離が離れてからは、広範囲技の「レイザーソニック」で、よりダメージを与えるようにしていた。
迂闊にあいつの射程内で攻撃しようものなら、反撃技の「ブラックアビス」と通常技を2連続で喰らってしまうからな……。

そうこうしている内に、最後の一撃の機会が巡ってきた。
その技は………やはり、「レイザ―ソニック」での締めだった。
あいつの断末摩は………「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だァァァァァァァァァァーーーーーーーー!!!」、だった。
以前よりも強くなっていながら、それでも尚勝てなかったあいつにとっては……正にその言葉に尽きたことだったろう。

―――尤も、それが「悪しき魔王を倒した伝説の技」などにはならなかった。
成り掛けだったとはいえ……あいつは"まだ"、魔王ではなかった。
そう……嫉妬と劣等感に圧し拉がれた末に、卑に堕した………愚かで哀れな、"人間"だった。
あの時………"魔王"など、何処にもいはしなかったのだからな………。

728 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/14(Sun) 13:25
そういえばファイナルファンタジーシリーズだと、暗黒剣を使うと人間の寿命が縮むって設定があったけど、
もしかしたらハッシュが病気になったのでデストレイルの影響かな? 同じ技使うオルステッドから見ると、
デストレイル使った時にそういうことが起きそうな感覚ありましたか?

729 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/04/15(Mon) 21:50
遅くなったが続きから答えるぜ!

>>725
四月十日が嫉妬の日だぁ?
そんなの誰が決めたんだよ。少なくともルクレチアではそんな日じゃなかった
気がするが……。
複雑で嫌な日か。嫉妬の感情のせいであの行動、そしてオルステッドだけじゃ
なくてルクレチアの民全部をどん底に落としたからな。
だが、それでも一度起きた事を覆す事は出来ねえ。
俺にはどうする事も出来ねえが、各世界から呼ばれた英雄たちが何とか
してくれると信じているぜ。他力本願?しょうがねえじゃねえかッ!
この状態ではどうする事も出来ないんだからよ。

>>692(魔王オディオ)

>既にある程度の事の顛末を知ることが出来た可能性はあるな。

心が読める英雄アキラなら今までの情報からルクレチアがどんな歴史を辿ったか、
そこに住んでいた人々の記憶まである程度推測して把握済みって訳か。
ただ、心のダンジョンでの会話は一方通行だ。英雄の方から俺たちに
かける言葉はなかった。
その意味でも心の内を聞ける機会がもしあれば、是非とも聞いてみてえよな。
憎らしい程の眩しさ……それは俺にとっても同じだぜ。
あいつら英雄は光の側を歩き、一方のオディオは闇を彷徨う。
俺だってどちらかと言うと闇側に近いからな……。

>もし王すらも、魔法を蔑ろにしていたならば……そもそも貴様を王国魔道士として入城させてすらいなかった。

確かにそうだな……王さんだけは俺を認めてくれていた……。
俺はそれにすら気が付かず自分の事ばかり考えていた。
結果ルクレチアが滅亡する切っ掛けを作ってしまったんだ。
身勝手なもんだぜ、人間ってヤツはよ……。

>私もここの後を継ぐ予定はない……つまりはこの場も残り300程だが、先も言った通り、最後まで付き合ってやろう。

後を継ぐつもりはない、と。分かった。
ふん、かつての親友の誼か。色々あったけど俺はお前が親友で良かったと
そう思っているぜ。
この場所での目覚ましいレス返しもそうだが、お前は昔から出来る奴だったからな。
今更俺がこんな事を言っても白々しいと思うかもしれねえ。
だけどよ、頼もしく思っている事は伝えておくぜ。
最後までよろしく頼む。

>>401(読心術で覗きたい)
そう簡単に覗かれてたまるかよッ!
オディオにもそれを言うなんて怖いもの知らずなのか、ただの馬鹿なのか
分からない底の知れない名無しだぜ……。
いいかッ!?人の心の闇なんて覗けても別に良い事なんて一つもないぜ。
120パーセント後悔する羽目になる。
それ程までに人の心は複雑で、一筋縄ではいかない程ドロドロしているんだよッ。

>>406(一番弱いのは?)
それは俺の口からは言えねえな。
ただ言える事はリメイクされた事で救済された英雄が居たって事さ。
ってこれは既に同じ事をオディオが言ってるな。
二番煎じの答えかもしれねえが、英雄に至っては誰が強いとか弱いとか序列をつける
もんじゃねえ。それぞれの特性が光っているんだからよ。

730 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/04/16(Tue) 21:16
>728
「デストレイル」が、所謂"諸刃の剣"か否か、か………。
絶大な威力を誇る一方……一時的とはいえ、使い手のレベルが下がるというデメリットもある。
そういう意味では……"諸刃の剣"といえなくもないか。
ただ、「暗黒剣」なる技と違い、生命力を削るという程の感覚では無かったが……どちらかと言えば、肉体よりは精神の方に負担を感じた。
「"邪"を以て邪を滅せん」という悪属性の技であるが故……もし意志弱き者ならば、幾度も繰り出す内に忽ちにして邪念に呑まれ……
やがて……心身共に蝕まれてしまうのではないかとさえ感じる凄まじさだった。
あくまで、いざという時の"奥の手"としておくべきであり、妄りに乱発していい技ではない―――初めて使った刻は、そう感じたな。

ハッシュの病が、実際には「デストレイル」の代償だったのかは、今や不明だが………。
たとえそうだとしても……彼には恐らく、後悔は無かったことだろう。
為すべき事を為すべく、「デストレイル」という手段を行使した……それは強き信念と覚悟によるもの。

『下らない人間などの為に、寿命を犠牲にしてまで使うべきではなかった』―――もし斯様な後悔をしようものならば……
それは……己自身への侮辱と自己の否定に他ならぬ。
幾ら愚かな人間達に失望しようと、勇者の矜持までは捨て去らなかった……ハッシュとは、そういう"人間"だった。
この私と違い、な………。

>729(ストレイボウ)
>あいつら英雄は光の側を歩き、一方のオディオは闇を彷徨う。
誰しも、最初から英雄である訳では無い……それはオディオも然り。
あの者達とて……何かが間違えれば闇に堕ちる可能性はある。
そして、私達も……真の意味でこちらを信じる者や、理不尽に屈せぬ心を持ち続けてさえいたならば……
彼奴等と同様に……或いは、光の側を歩めていたやもしれぬ。
ありふれた言い回しになるが……「光と闇は表裏一体」とは、よく言ったものだな………。

>身勝手なもんだぜ、人間ってヤツはよ……。
貴様に限らず……身勝手ではない人間など、存在せぬ。
「他者の為に生きる」という人間にしても、その目的自体が既に自身の都合だ。
その都合を押し通す為に……場合によっては、見知らぬ処で"何か"を傷付け、犠牲にすらする。
「そうした自身の行為が正しく、間違っていない」と信ずるからこそ……それもまた身勝手に過ぎぬというもの。
くく……憎しみを以て人間全てを滅ぼそうという、究極の"身勝手"を為そうとする私が言うのも何だがな………。

>色々あったけど俺はお前が親友で良かったとそう思っているぜ。
ふん……その言葉は遅きに失したな。
そういう言葉は……まだ決定的な一線を越えていない内に、改めて聞きたかった。
全ては遠き、過去の"思い出"に成り果ててしまったが………ふっ、まあいい。
ここも残り4分の1強か………最後まで怠らずに行くとしよう。

731 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/16(Tue) 21:18
よく「復讐は何も生まない」とか言うけど、そらそうだよな。終わらせるためにやるんだから。

732 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/04/16(Tue) 21:47
>>416(魔王山の意思が焦っていたのか?)
確かリメイク版ではその辺の事に理由があったな。
魔王山の意思が、最後の大勝負に出たって言うのは間違いでもなさそうだぜ。
だが、リメイク前では俺が何故ああ言う行動に出たのか、俺のせい以外に理由は
推測するしかなかった。
ルクレチアの民の考える力は、結局は育たず魔王山は魔王を得た。
賭けに出ていたとしたら大勝で、さぞ気分が良かった事だろうぜッ!

>>419(女のボスが多いのは何故?)
その辺は諸説分かれるが、二次創作の分野では俺の煩悩が生み出した想像上の女の魔物
と言う作品もあるぐらいだ。
だが、俺はそこまでは女に飢えていねェよ。お前の言う通り元から居た魔物が魔王山に引き寄せられて
俺に一時的に従っていたと見るのが自然だ。
何より俺は、アリシアの事を愛していた。だからそれ以外の女に関しては眼中になしだ。ましてや女型の魔物なんかに
簡単に心惹かれるもんかよ。

>>421(生き残る自信なし)
そりゃ、自分の体の何倍も大きい未知の動物に勝てるなんて考える方が
おかしいよな。恐竜なんて文献によるととっくの昔に絶滅している筈なのによ。
原始人の居た時代に同時に恐竜が存在していたらたちまち人間が一方的に襲われ食われて一巻の終わりだな。
それでもその恐竜を倒して部族と集落に平和をもたらした人間の英雄か。
正直すごいの一言だが、そこまでの勇気と力があったからこそ最終編に呼ばれたんだろ。
は?羨ましくなんかないぜ。俺には原始人にはない魔法があるんだからよッ!ただ、勇気に関しては残念だが
俺の負けだな。

>>422(俺がもし勝っていれば?)
俺がもしオルステッドに勝っていた未来だと?そんな事考えるだけ無駄だッ!
歴史は巻き戻しは出来ないんだぜ。例えルクレチアにアリシアと共に凱旋していても
昔と同じく魔術師は、侮蔑の対象だ。表面上は勇者と呼ぶかもしれないが、心の底ではどう思っているんだかな。
そして俺は冷遇されていた記憶があるから、民を憎んでしまっている。
とてもじゃないが善政を施すような心境じゃあないぜ。どっちにしろ、民の心が変わらなければ
ルクレチアの未来は暗いと断言しよう。

>>427(武器の系統)
重装備が多い、むしろ重装備のみって事はそれだけ魔法職が軽視されていた
証ってこった。剣や鎧を鋳造する技術は、発達しても杖やローブを作る技術は育ってこなかった。
だから俺は初期装備で頑張っていたんだが……それにも限度がある。
オルステッドみたいに剣を扱う職業であったなら、また別の世界が広がっていたのかもしれんが。

>>430(俺に感謝)
止せよ。そこまで言われちまうと照れるじゃねェか。だがよ、俺に感謝をしてくれた
その気持ちは忘れねえ。俺はルクレチアでは褒められる事は少なかったからな……。
この場所の最初の方では俺だけだったが、まさか魔王が直々に返答に参加するとは
思いもしなかった。……って俺の方から参加を提案し、幸運な事にあいつがそれに乗ってくれたってのは
事実だけどよ。もう少し、この場所をしっかり見守っていてくれ。
俺も、あいつに追いつくように返答をしていくからな。

733 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/04/18(Thu) 21:38
>731
その通りだ……復讐は何も生みなどせぬ。
復讐とは………大抵が、自身にとって掛け替えなきモノを理不尽に奪った憎き相手に……
堪えようなき無念と、海よりも深き怨みを………死を以って、思い知らせる為の儀式。
相手の命……忌わしき負の因縁……そうしたモノを"終わらせる"事ではあっても……そこから何がしかを生むことは決して無い。
「復讐はただ虚しいだけ」、「たとえ果たせたとしても、決して報われることは無い」―――等、巷でよくそう謂われる所以だ。

それでも……それを承知の上でも尚、復讐を考えぬ者はいない。
掛け替えなきモノへの想いが強い程……復讐とは、それ自体が生きる目的と化す。
そうでもせねば……憎き相手が未だのうのうと生きているという"現実"に対し、精神を保つことが出来ぬ。

「いつの日か必ず、己が心の内での決着を付けない限り、死んでも死に切れない」―――それ故に復讐は無くならぬのだろう。

では……オディオ達を勝者に返り咲かせるという形で……
先述の"復讐"とは質こそ違えど……英雄達に"復讐"を成せた世界線の"私"は………何なのであろうな。
自分で答えた「復讐はただ虚しいだけ」、「たとえ果たせたとしても、決して報われることは無い」という言葉が……
そっくりそのまま、返ってくるだけで終わるというのは………「皮肉の極み」という他ない、な………。

734 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/19(Fri) 21:26
>>715の返答見て思いついたけど、ホラーゲームとかだとプレイヤーが最後までプレイして、
運命を滅茶苦茶にされた登場人物がプレイヤーを恨んで怪異になって殺しに来るってオチのモノもあるらしいけど、
より面白いホラーが見たいからってわざと不幸にするようなゲームならともかく、
ちゃんとハッピーエンドに終わらせようとした頑張りが登場人物達を不幸にする類のホラーでそれやられるとスッキリしない。
オルステッドとストレイボウはファンタジーな世界で死ぬことも覚悟しなきゃダメな職業に就いていたものだから、
ホラーゲームのキャラと比較するのも間違っているかもしれないけど、二人とも魔王やっている時に、魔王山にそういう怪異の像がでても、
前者の様な事情で怪異が”面白いものを見るために人を不幸にする人間を滅ぼすために力を”
って感じならまだ力を貸すかもしれないけど、後者の事情だった場合は手を貸す可能性は低い気がする

735 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/20(Sat) 20:18
魔王の力を得たらさらに強くなれるのかな

736 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/04/20(Sat) 20:29
>734
それは即ち……"ゲーム"の内の、架空の世界で創られた(筈の)キャラクターが自我を持ち……
且つ、今まで現実のプレイヤーに操作されてきたという自覚をも持った上で……
そして……プレイヤーに散々運命を狂わされたという、これまでの自身への仕打ちを恨み、復讐するという結末か………。
斯様な、正に"ゲームの如き"冗談めいた出来事が実際に起きたならば……
それは……そうした結果を齎すゲームを意図的に創り出した、「創作者の悪意」によるものか……
或いは、数多くのプレイヤーの手により……幾度も悲惨な目に遭わされ続けた者達が、やがて"憎しみ"を抱き………
そして……「プレイヤーに復讐する」という一念によって成せた業なのか……
どちらにせよ……突飛に過ぎる発想ではあるが、キャラクター側にとっては怪異と化してでも憎む所以にはなるか。

もし、斯様な復讐が本当に実現出来るならば……それこそ私も、「タカシ・トキタ」を始めとする、「Live A Live」創作に関わった者達全てに復讐を為し……
そして、プレイヤー達にも「私達の凄惨なる悲劇を"ゲーム"として、大いに楽しめたか? では、その対価に命を貰おうッ!」とでも言うのだろうか……。

………ふん、取り留めもなき想像が過ぎたか。
それはさておき、仮にそうした"憎しみ"故に魔王山にその者(達)の像が顕れたならば……
力を貸すかは……やはり、その者(達)が辿った軌跡で判断するだろう。
貴様の言う前者ならば兎も角……後者の場合は、流石に逆恨みに過ぎぬからな………。
「どうしても復讐を為したければ、どう足掻いても悲惨な結末に至るようにした、創作者達のみにするがいい」と、言うに留めるのかもな―――。

737 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/04/22(Mon) 21:49
>735
ほう……魔王の力を得て、更に強くなりたいか。
それには……やはり魔王になる以外に方法は無いな。
今の貴様が如何ほどの強さかなどは知らぬが……魔王になれば強くなれることは確実であろう。
何しろ魔王の力とは、強大な憎しみの感情を原動力とし「あらゆるものを否定し尽くす力」………その力はまさしく絶大だ。
他ならぬ体現者のこの私が言うのだ……間違いは無いというものよ。

―――それで、貴様の"憎しみ"とはどれ程のものだ?
目的などはどうでも良い……魔王の力を得るという以上、貴様もまた"何かを強く憎む者"なのであろう?
ならば………私にも負けぬ程の憎しみを見せてみるがいい。一つ言っておくが、中途半端な憎しみでは魔王には至れぬぞ?
>415でも同様の事を述べたように……失敗すれば魔王の力を得るに至れぬばかりか、己が身も心も蝕み、単に自滅するのみ。
たとえ自滅したとて……それは所詮、貴様の器などはその程度に過ぎぬという事なのだ。
もし生半可な気持ちで魔王の力を得られるなどと思っているならば……愚の骨頂だ。

さて………今更取り消しは効かぬぞ?
しかと見せてみよ―――貴様の"オディオ"をッ!

738 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/23(Tue) 18:30
ふと思いついたけど、魔王になりかけ状態だったストレイボウは決して弱くはなかったけど、
強くもなかったと>>706でオルステッドが言ってたけど、それはストレイボウ自身の素質が低いとか鍛錬が足りないとかじゃなくて、
憎しみが足りなかったからかも。あくまでもストレイボウの悪行が魔王山が原因であった場合の前提で話すけど、オクトアライブだと、
手を抜かれたことで憎しみを募らせて魔王になったが、こっちの世界だとオルステッドに対する友情も憎悪が勝ったけど
嘘ではなかった場合、ちゃんと”友として礼儀をもって全力で応じてくれただけだみたいな感情もあったせいで、
憎み切れなかったとか。実際強い憎しみを抱いて変質したものは、ただの馬ですらストレイボウより強いオディオになっているし

739 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/04/24(Wed) 21:52
>738
魔王山の意思が働いたケースにおいて……あいつが、身も心も完全に魔王に成りきれなかった理由が……
よもや、私を一片の迷いなく憎み切ることが出来なかったが故………と来るとはな。
それが真で……且つ、決勝戦の際に私が"親友への礼儀"として全力を以って応えたことも、理由にあったというのであるならば……
その結果、最後の最期まで勝てなかったというのは………何ともはや……喩えようの無き皮肉という他ない。
オクトアライブの方の"あいつ"は、紛うことなき「魔王オディオ・S」に成り果ててしまう一方……
こちらのあいつは……中途半端なままで終わってしまったのだからな………。
因果とは、如何なる形で巡り、そして如何なる結果となりて降り掛かるものか………誰にも分からぬものよ。

―――尤も、あくまでこれは……推測でしかない。
実際はどうであったのかは………あいつの心のみぞ知るのであろう。
散々冷遇してきた者共についてはともかく……私に対しては嫉妬のあまり憎んだが……
その一方で、かつての友情を否定し尽くせなかったが故に……憎み切れなかったのか………
それは………あいつの"心"次第、だな―――。

740 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/26(Fri) 23:21
オディオって全員ではないけど一部はもともとが何だったのかまったくあてにならない感じがする。
馬が荒くれ者のトップになったりもするし。もしかしたら極端な話先代魔王も元人間だったりする可能性も、
ゼロとはいえないかも。仮にもしも元人間だったらどんな人物だったと思いますか?
あくまでも個人的な見解だけど、もしも元人間なら、割と育ちは良さそうな気がする

741 名前:740 投稿日:2024/04/28(Sun) 00:24
自分で読み返してみて、>>740の発言があまりにも説明不足に見えたので補足を、
ハッシュたちが偽魔王と戦った時、気づいた理由は強さだったみたいなので、
少なくとも喋り方とかは先代魔王と同じだったようだし、偽魔王は割と紳士的な感じがするので、
先代魔王は元人間だったなら上流階級だったのかもと思いました

742 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/04/28(Sun) 20:34
>740
「先代魔王は実は元人間」という説、か………。
それを裏付ける文献が無い以上、「偽魔王が先代魔王を模倣した上で、魔王を騙っていたとすれば」という仮定の下で返答するならば……
あの部屋で邂逅したばかりではあったが、そこで視た印象だけでも……
人語を澱みなく話す上……単純な食欲や殺戮衝動等の本能に駆られるだけの魔物とは違った。
ルクレチアに戦争を仕掛ける等、"力攻め"という直接的且つ短絡的な手段に出なかった辺りは……人間と同等(或いはそれ以上)の知能を有していることは確かだ。
それに、少なくとも……ただ気儘に喰らい、奪い、殺すだけの矮小なる生き方ではなく……
人間にとって決して肯定は出来ずとも……何かしらの信念・野望を秘めていたであろう辺りも……「嘗ては育ちの良かった元人間ではないのか」という考察の余地が生まれる所以か。

仮にかつては上流階級出身だったならば……単なる、自己の利益と保身しか頭に無い俗物では無かったろう。
そんな者如きが、魔王になれる器を持ち合わせられる道理なぞ無いからな……。
如何なる考えを以て、ルクレチアの先代王妃を攫ったのかは不明だが……自らの意志で、ルクレチアに仇を為さんとしたことは確かだろうな。
但し、それが私怨によるものか……或いは、ルクレチアにおいて"人の世の歪み"に弄ばれた結果、復讐を遂げんとしたか………真相は「闇の中」だ。

―――ただ………これだけは言える。
元人間であろうとなかろうと………先代魔王もまた、「何かへの抑えられぬ"憎しみ"を抱くようになった者」だ―――。

743 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/29(Mon) 23:11
ストレイボウが最後に覚えるブラックアビスもデストレイルと同じく悪属性なあたり魔王山に魅入られる、
兆候が出ていた気がする。ただ、仮にストレイボウが書物とかで読んで覚えていて使えるようになっただけなら、
それを編み出した人物も魔王に憎しみを抱いていたのかも。最も魔導士が魔王討伐隊に居たかどうかはわからないけど

744 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/04/30(Tue) 10:59
勇者の歴史は勝者の歴史?
魔王と呼ばれる者も勝っていれば称えられていたのかもしれませんね。

745 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/03(Fri) 23:43
>743
私は魔道士ではない故、如何なる由縁あって「ブラックアビス」が編み出されたのかは知らぬが……。
魔道士ゆえに"魔の道"を往く以上……やがて「魔の深淵」に触れるのは必然であろう。
その過程で、悪属性の術を編み出すのは……避けては通れぬ道ではないかと思える。
それが、魔王山に魅入られる事とどこまで関連するかまでは、不明だがな……。

仮に、「ブラックアビス」もまた「デストレイル」同様に、"邪を以て邪を滅せん"という術とするならば……。
悪属性且つ、あいつが習得出来る最終奥義でありながら、反撃専用技というのは………如何にも意味ありげだ。
迂闊に攻撃してきた者に対し、「邪悪なる者よ。貴様を超えるこちらの邪の力を思い知れ。」と言わんばかりの制裁を下す……という事だろうか。
ともあれ、偽魔王打倒までの間、余程長期に渡りあいつを鍛えでもせぬ限り……この技を見る事が出来るのは、魔王山山頂で私と戦う時くらいだな。

………もし、先達の研鑽と魔王憎しの執念で編み出され、文献に遺されていたとするならば………
惜しむらくは、それだけの最強魔術を……「魔道士である」という理由で討伐隊に加えられなかった故に、肝心の魔王討伐に発揮出来なかったであろう事と……
初めてあいつが、私相手に繰り出した形でようやく披露されながらも……肝心の「魔王打倒」という悲願の実を結ぶことは無かったという事、だろうな―――。

>744
歴史とは常に、「勝者の歴史」である事は疑問の余地は無いだろう。
ただし、それが勇者の歴史と必ずしもイコールであるかは……疑問符が付く。
これまでの数多の歴史を築いたのが、いずれも"勇者"と呼ばれる者である必然性は見られぬからな………。

「強い心と強い力を持つ、勇ましき姿の"勇者"」というよりは―――「戦いを勝ち抜いた者」こそが妥当か。
人間でいう処の"善悪"なぞ関係ない……より力が強く、且つ勝ち残れた者こそが……歴史を築く権利を得られるのだ。
それは………『魔王』が勝ったとしても、例外ではあるまい。

たとえ"魔王"と呼ばれる者であろうと、戦いを勝ち抜き、その後に新たなる歴史・世界を築き、導く者に成り上がれたならば……
その世界を生きる者にとっては……「歴史の勝者」に映る可能性はある。
尤も、誰もが認める偉業を遺す英雄になるか、赦されざる悪業を遺す悪魔になるかは……その者の手腕次第だがな。

―――だが、私の場合は……ルクレチアを滅ぼし、憎き人間共を一人残らず根絶やしにし……
そして、各世界のオディオ達をも勝者に返り咲かせたとしても……何故か、満たされぬ。
私以外、誰一人存在せぬ世界においては………「勝者の歴史」という言葉が、虚しく響く。

奴等に自身の愚かしさを思い知らせ……そして勝者になり、歴史を築く権利を得られたというのに………何故であろう、な―――。

746 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/04(Sat) 22:13
前に七英雄の話題が出てきて思ったけど、クジンシーという七英雄は嫌われ者の小物キャラだったけど、
サービスが終了したエンペラーズサガだと、悪堕ちする前はちゃんと英雄で過去にタイムスリップした主人公たちを、
助けた代償で悪堕ちしてしまった結果主人公の仇となる様な行動をしたって設定だったそうです。でも他の作品だと他の六人にも嫌われるレベルの嫌でダメな奴になっています。
ある意味公式の設定がぶれているキャラだと言えるかも。
オルステッドとストレイボウももしもオクトアライブ以外のゲームとかの出演回数が増えるとキャラがぶれまくったりするのかな?

ストレイボウの場合は悪行が魔王山のせいである可能性が上がったり下がったり。
オルステッドの場合は高潔な勇者だけど周りのダメさに気づいてない視野の狭い勇者になったと思ったら、
他の作品だと悪いところがほとんどなくて、ルクレチアの民の方がダメさの比率が上がったり

747 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/06(Mon) 21:23
>746
………所謂、『嫌われ者のクジンシー』と呼ばれる者か……。
行動動機も器も俗物そのものの上、相手の全生命力を奪う「ソウルスティール」なる恐るべき技さえ無力化できれば……
七英雄の中でも最下位の実力になるが故に、小物の雑魚と見做される訳か……。
七英雄に名を連ねていながら、他の英雄達から忌み嫌われている辺り……魔物を倒せる実力"だけ"を買われたといった処か。
それが「エンペラーズサガ」なる別の世界線では、かつては英雄であったのが、それなりの経緯があって悪鬼に堕ちた………というのか。
過去に、その世界の主人公の仲間二人からアビスの闇を吸い取って救ったが故に精神を侵され、後に主人公の父親の命を奪ってしまう事で父親の仇になるとは……皮肉に尽きる。

その例えに倣うならば……本来の私とはあまりに掛け離れた"私"も、もしや存在するというのか。
幾ら本来とは別の世界線とはいえ……そうした"私"というのは、違和感を禁じ得ぬ。
あくまでパラレルではあっても……この私との差異は、せめて「オクトアライブ」程度のものであってほしいものよ。

―――いや、あちらの"私"からすれば………寧ろ、この私自体があまりにも「本来の己とかけ離れて」映るのだろうか。
この私の方が、「実は本来とはイレギュラーな存在であった」などとあっては………冗談でも笑えぬものだ―――。

748 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/09(Thu) 18:31
中世編は喋らないRPG主人公への皮肉とかが込められているって意見もあるけど、
そう決めつけるのは早計な気がする。スクウェアだって喋らない主人公たちを結構出していたらしいし、
ライブアライブの後に出た大作クロノトリガーの主人公を喋らなくしていたし。本当に喋らない主人公が嫌いなら、
ライブアライブの後にそういう作品を一切出さないと思う

749 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/10(Fri) 20:25
メガロマニアを聞いて大興奮したあとに
魔王であるお前をボコボコにしゃるけぇのう?

750 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/11(Sat) 22:28
>748
貴様はそう言うが………中世編のコンセプトが、「王道的な和製RPGへのアンチテーゼ」と謂われているのは周知の通りだ。
加えて……"FF4の主人公とその親友兼ライバルの間で起こり得たケース"ともな。
ともあれ……「喋らない勇者(プレイヤーの投影的存在)が魔王を倒し、世界に平和を齎す」という王道RPGへの皮肉であることには、相違は無かろう。

そして、"アンチテーゼ"ではあっても……それが、喋らぬ主人公への嫌悪に当たるかどうかとはまた別であろう。
作中で主人公に喋らせるか喋らせぬかは……その物語を考えし者の思惑次第だ。
喋らせることで自身の意思を持つ独自のキャラクターであると認識させた上で、その者達が物語を紡ぐ姿を見せるか……
或いは、敢えて喋らせぬ事でプレイヤーの意思を投影させる事で、間接的にプレイヤーの手で物語を紡がせるか……
どちらを選ぶにせよ、名作か駄作になるかは……創りし者達の実力次第だ。

―――「Live A Live」も、もしも喋らない私が予定調和の通りに大団円を迎えられ、それで物語が終わっていたならば……
後世でも長く語られ、そしてリメイク版が創られる程の……名作にはならなかったろう。
中世編で"あの結末"を迎え……そして私が、意思をプレイヤーに委ねた、喋らない主人公を辞め……
ようやく、自身の意思で言葉を発したからこその……名作と呼ばれる所以なのだろう。

………フッフフ………この私にとっては、とんだ皮肉という他ないのだが、な―――。

>749
………その口調……よもや貴様は、あの囚われの男こと"坂本龍馬"か?
あの人の道に目覚めし忍と共に、こちらへ呼んだ覚えはないのだがな。
―――まあ、貴様が真に彼の者ならば……貴様もまた"英雄"の一人であることには間違いないがな。

それにしても……「メガロマニア」を聴いて興奮し、興が乗った勢いで私を倒すときたか。
強気に満ちるのは結構だが……この私も随分と見縊られたものよ。
貴様には確か技は3つしか無かった筈だが……この世界で鍛練を積み、新たなる強力な技は編み出せたか?
感情に任せた勢いだけで勝てる程……この私は甘くはない。

―――それに、たとえ私を倒し……元の世界に帰還出来たとしても……
いずれ貴様には………後世のニホンジンならば誰しもが知る、"あの末路"が待っていよう。
たとえ、かのオボロ丸がいたとしても、な………。

―――如何なる末路か? ………くくく、態々私が明かすまでもなく、いずれ貴様自身が知ることになる。
ただ……激動の時代の最中に東奔西走し、多大なる影響を与えた"時代の功労者"と呼ぶには……あまりにも報われぬものとは言っておこう。
それでも貴様は……今際において、一片の悔いも……恨みも……憎しみも抱かぬままに逝くことが出来るかな?

いつまでも愚かしき人の世の"変革"を信じ………真に理想に殉じる覚悟はあるか? 「夜明けを夢見る志士」よ―――。

751 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/13(Mon) 16:16
仮にだけど自分が唱えた>>738の説が『当たっていたなら』だけどハッシュの「自分を信じてくれる人が1人でもいる限り、その人を信じるのだ」
という言葉の通りハッシュがウラヌスのおかげで堕ちなかった様に、オルステッドがいたからこそ魔王に堕ちなかったと言えるだろうし、
中世編は最後に残った人に魔王の立場が迫ってくる逆椅子取りゲームみたいなものだったのかも。
さらにはルクレチアの民が変わらなければこの逆椅子取りゲームは終わらないというひどい仕組みだ

752 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/14(Tue) 19:57
オルステッドを超えるボスはもう現れないだろう・・・

753 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/15(Wed) 21:43
>751
あいつが魔王に堕ち切れなかったのは、唯一己を信じる"私"という存在があったから……

………だとするならば………

嫉妬と憎悪の余り長年の友情を棄て、自分を信じる相手を裏切ってまで堕ちたというのに……
心の隅にまだ辛うじて残っていた友情が、魔王にまで堕ちるのを留まらせたのであるならば……
何度も繰り返すようだが……ただただ"皮肉"という他ない。
或いは……己が信じる人間、そして己を信じる人間が誰一人いなくなった者が"魔王"に堕ちるとするならば……
歪な形ではあるが……あいつに心移りをし、信じるようになったアリシアがいた以上……その意味でも魔王には堕ち切れなかったのかもな。
尤も、そのような歪んだ信頼がいつまで続くかの話、だがな………。

ルクレチアの歪な環境自体こそが、真に魔王を生み出す構造であったのだとすれば……
ルクレチア"自ら"が変革することで脱却を遂げるか、結局は変わろうとせぬままに滅びを迎えるか……
いずれは何かしらの形で終焉を迎えるのは、必定だったという事だろうか……。
であるならば……後者の道を辿ったルクレチアは……やはり、滅ぶべくして滅んだ訳、か―――。

>752
「私を超えるボスは、もはや現れない」―――。
それは……如何なる基準なり、要素を以ての言葉なのだ。
解釈次第では……どうとでも取ることが出来る。
強さ……存在感……バックボーン……与えたインパクト………
そうした様々な要素を総合した上で、私を超える者が現れないと解釈するならば………それは喜ぶべきやら、悲しむべきやら。

―――ただし、これだけは断言できる。
如何なる意味にせよ……決して、私を超えられる者が現れないなどという保証は、ない。
何故なら………人の世が続く限り……誰しもが、魔王に成り得る。
"人間"が存在する限り……私にも劣らぬ絶望、憎悪を抱きし者が現れたとしても、何ら不思議ではない。
あの英雄達ですら……何かが間違えば魔王に堕ちていた可能性……そして、これからも堕ちる可能性はある。
以前(>266)、「英雄と魔王は、ある意味では"表裏一体"であり……そして、英雄となるか魔王となるかは"紙一重"」と述べたようにな。

"漆黒の闇"や"魔の深淵"なるものから魔王が生まれるのではない………"愚かなる人間の業"こそが、魔王を生み出すのだ―――。
私………そして、いつしか私を超えるであろう者がな………。

754 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/17(Fri) 22:04
オルステッドよ

復讐を成し遂げよ

755 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/19(Sun) 23:07
>754
「復讐を為し遂げよ」、だと………?
そのような事……貴様などに指図されるまでもない。
それに……ルクレチアに限ってはとうの昔に達成済みだ。
「魔王オディオ」に生まれ変わった直後……私直々に滅ぼしに向かったのだからな。

私という"魔王"の襲撃を知り、少数の追手部隊だけでは各個撃破されると知ってか……ルクレチアの王国兵共は大軍で迎え撃ってきた。
ルクレチア国にとって初めての「魔王による襲撃」だった……当然その軍勢は物々しい雰囲気であった。
尤も………私にとって、あまりにも他愛はなさ過ぎたがな。
突発的な前代未聞の事態ということもあったろうが………散々"勇者"と担ぎ上げてきたこの私相手に、到底実力は及びもしなかった。
ただ、魔王としての力ではなく……敢えて鍛え上げた剣術のみで戦うようにした。

「これが、貴様らが"勇者"と持て囃してきた者の剣技だ………インフェルノへの手土産に、存分に味わって逝け」―――とばかりの皮肉を込めるようにしてな。

そうしてどの者も、恐怖と絶望と憎悪に染まりながら死んでいった。
無様に命乞いする者…神に必死に祈る者…私が地獄に落ちるよう憎々しげに喚き散らす者………一切の区別なくな。

―――だが、まだ終わってはいない。
ルクレチアを滅ぼしても……この世に"人間"という存在がいる限り………私の憎しみは決して晴れぬ。
それを間接的に果たすべく……各世界のオディオ達に力を貸すか……或いは、かの英雄達を我が世界に誘い、真実を知らしめた上で別れを告げさせるか………
いずれにせよ、必ず終焉を迎えさせてくれよう………この、"憎しみ"の力でなッ!

756 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/20(Mon) 17:54
オルステッドと似た境遇の主人公で、親友じゃなくて弟に罠に嵌められて、
処刑されかけて、邪神の手先になって虐殺を繰り返すみたいな展開のゲームがあったけど、
最後に弟が主人公への憎しみや嫉妬も嘘ではなかったけど、操られた結果やったことで、主人公への好意もあったし、
操られなければあんなことはしなかったのではないか?となる話が合った。
その展開が起きるまでは邪神の部下の言うがままに動いていて、選択肢事態出てこないんだけど、弟が死ぬ間際に、
正気に戻って謝罪してきた後から、今まで通り邪神につき悪逆の限りを尽くすか、邪神を止める為に動くかの選択肢が出てくる様になる辺り、
その主人公は弟の告白でかなり悩んでいた気がする。オルステッドも魔王落ちする前にストレイボウが操られていてかつ謝罪してから死んで、
その後アリシアが自害という流れだったら、プレイヤーが選べる踏みとどまるか否かの選択肢が出てきたかな?
一人も信じてくれる者がいなくなってしまったという事実は変わらないから無理かな?

757 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/22(Wed) 21:24
>756
親友どころか、弟からの裏切りによる闇落ち噺ときたか……。
だが……実はその弟が操られていた結果嵌められたことが後に判った上、その謝罪と共に逝かれてしまうとは……。
邪神の部下として手を血に染めてきた後になって、今更斯様な事を聴かされた処で………「ふざけるな」と叫びたくもなろう。
真実を知り苦悩する位ならば……寧ろ、知らないままの方が気は楽だったろうな。
そして………運命を分ける選択を迫られるという訳か。

仮に、この噺と似た流れを辿り、私も同様の選択を迫られることになったならば………。
ストレイボウを操ったであろう、元凶たる魔王山を完膚なきまでに破壊し尽くしてから自害を遂げるか………
或いは、「人の世の真実」を知った以上は今更踏み止まりなどせず、"魔王"であることを全うするか………
どちらを選ぶかは………その刻に、己が心の声に従うしかないだろう。

だが……唯一最後の心の拠り所としていた、アリシアに自害される事に変わりないのであれば………
やはり………魔王の道を往く方を選ぶ気がする。
もはや……愛想を尽かしたルクレチアの奴ばらを生かしておく気にもなれん以上は、な―――。

758 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/23(Thu) 22:08
ストレイボウをもっと恨めよ

759 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/25(Sat) 22:01
>758
………今更、これ以上あいつを恨んだところで何になる?
既にあいつには私の手で引導を渡したのだ……遥か昔にな。
不意に魔王山山頂での"あの時"を思いだし、仮に恨み辛みに任せて亡骸を穢したとて……虚しき徒労に終わるのみよ。
あいつの裏切りを赦す気なぞ毛頭ないが………今になって品位に欠ける八つ当たりなどしようと、結局は詮なきことだ。

ただ、「魔王オディオ」へと生まれ変わった刻………あいつへの恨みは、そのまま"人間"という存在への憎しみに転嫁した。
―――いや、「昇華した」とでも言えばいいか。
ある意味、あいつのおかげで「人間の真実」に気付くことが出来た以上………あいつを返り討ちにしただけで全てを終わらせずに済んだ。
その後、ルクレチアの奴ばらに……我が憎しみを、思う存分にぶつける事が出来たのだからな。

………そして、今度は各世界の英雄達の番だ。
筋も道理も通らぬ逆恨みである事なぞ先刻承知……己の勝利に酔いしれ、人間への"甘き幻想"を抱きし者共に……
私……否、敗れし我らの"憎しみ"の深さを、思い知らせてやらねばならぬ。
それこそが、あの者達………そして、不条理に満ちた人の世への……我々から贈る、"恨み"なのだ―――。

760 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/27(Mon) 17:21
本当に今更だけど、シマモト・カズヒコ先生が中世編と、最終編をコミカライズしていたことを知りました。
しかし、アリシアだけ幽霊になってから骸骨になっていたり、色々と反省描写が入っているみたいで、
ゲームでもああだったら、あまり非難されなかった気がします

761 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/05/28(Tue) 22:46
>760
そうか……カズヒコ・シマモトによる「Live A Live」のコミカライズを知ったか。
付け加えるならば、彼奴は「Live A Live」の中でも、特に思い入れの強い近未来編を描いた……
「超級!! ライブアライブ近未来編」、というタイトルのコミックを先に描いている。
それからも、私達の世界の出来事を描いた中世編……そして、私と英雄達との闘いを描く最終編の描写へと続いていく訳だ。
彼奴にとって何かしら琴線に触れるものがあったか……今更ながら、凄まじい熱の入れ具合だ。

生憎私は、いずれも目にしたことは無いが……とある場所での、先述の最終編(「超級!最終編」)の概要を見た限り……
貴様が言うように、カズヒコ・シマモトが描く最終編では……アリシアは死後、心のダンジョンで悔やんでいるようだ。
だが……それを聞いたアキラには、拒絶されている。
プレイヤー達の多くが、アリシアに対して否定的な印象を抱いていたように……シマモトにとっても同様に、彼女の言い分は身勝手に映ったようだ。

私には………それを肯定することも、否定することも………
今更………もはや、何も言うことも出来ぬ。
「届かぬ翼」の如く、彼女の嘆きは………もう、この私には届かないのだからな―――。

762 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/05/30(Thu) 16:11
肩書だけでしか人を見ない者は確かに愚かだけど、凄まじい肩書詐欺みたいなのがゲームの中でされているのは、
どう思いますか?ファイナルファンタジータクティクスってスクウェアのゲームだと、初期だと高潔だった騎士が、
色々あって悪魔と契約してし最悪の外道に代わってしまう事態が起きたりするけど、ジョブがホワイトナイトのままで、
ヘルプメッセージの職業説明では『汚れなき精神が生み出した聖剣技で邪なるものを退ける』ってなってました。
オルステッドもストレイボウも自分が道を踏み外した後に、メタ情報の職業説明欄みたいなものがあって、聖なる剣を振るい弱者を護る高潔なる英雄とか、
勇者を助ける偉大な英知を持つ魔導士とかなってたら、流石に直せよって創造主とかに言いたくなりませんか?

763 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/01(Sat) 01:17
憎悪とは梅雨の時期に大繁殖するカビのようだ
そこにあることを認識した時には既に深く根を張っていて
掃除しても掃除しても油断するとまたブワッと増えちゃうのだ

764 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/02(Sun) 10:40
人間を辞めて魔王になったことを後悔したことありますか?

765 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/06/02(Sun) 17:11
>762
それはそれは……何ともはや………。
当初は多かれ少なかれ、肩書に見合った生き方を貫いていながら……
紆余曲折の末に……聖なる剣技で邪を滅す騎士とやらが、その邪そのものに成り果ててしまうとは。
それ以後も、その者の肩書の説明が変わらないとあっては……最早その者の在り様を皮肉り、煽る程度の意味合いしか見出せぬな。

―――もし仮に、私たちの肩書についても……リメイク版のTIPS辺りで、斯様な説明が為されていたとすれば……
当初はまだ、「随分過大な持ち上げぶりもあったものだな」と苦笑い程度で済ませられても………
闇堕ち後も、まだ変わっていなければ……流石に、気分の良いものではない。
今となっては、私たちの在り様を嘲笑うだけのものにしかならぬからな………。

尤も、あいつの場合は……当初の頃でも、斯様な肩書に対しては……
「オレは徹頭徹尾あいつの引き立て役ってか? どこまでコケにすりゃあ気が済むんだっ………!」と……
内心、憤懣遣る方ない思いになってしまっていたやもしれぬが、な………。

>763
………まさか、憎悪を"黴"に喩えられることになるとはな。
憎悪こそを原動力とする私は、「黴などと同列にされた」と怒れば良いのか……
或いは、あまりに突拍子もなき喩えに、ただ呆れ果てれば良いのか……
どう反応すべきなのか………困ったものだ。

………まあ、敢えてその"喩え"に乗ってやるとするならば………
その"黴"の発生源は……言うまでもなく「人間」だ。
憎しみとは人間が抱くモノ………人間が存在する限り、この世から黴は絶えぬ。
幾度歴史の中で"掃除"が行われようが……暫くすれば、やがてまた増殖する……余りに不毛でキリがない。

ただし……そんな黴を根絶する、最も確実且つ効果的な方法は有る。
即ち、発生源そのもの………「全人類の抹消」だ。
そう考えれば、我が究極技の「ハルマゲドン」は………最初にして最後の、最大の"掃除方法"と言えなくもない、な―――。

>764
―――「後悔」、だと………?
あのような避けようもない事態に翻弄された結果……ならざるを得なかった。
ルクレチアのあの歪な環境下では……「なるべくしてなった」とすらも感じている。
かつては護った者達…信じた者…そして、愛した者から裏切られた結果……ある意味、そのお蔭で「人間の"真実"に目覚めること」が出来た。
そして、その盛大なるお礼として………絶望と滅亡をくれてやったのだ。
その事を後悔なぞ……何故私がする必要がある?

そうだ……私は後悔などしていない。
たとえ私自身にも……親友として正面から、あいつと向き合おうとして来なかったという"罪"があったにせよ……
今更魔王に堕ちたことを悔やみはせぬ………いや、してはならぬ。
ならざるを得なかったといえど……"あの刻"に私自身の意志で、魔王になると決めた以上………

私に後悔など―――――許されぬ。

もはや後戻りもやり直しなぞ利かぬ………ならば、最後まで―――貫くのみよ。

766 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/06(Thu) 21:30
魔王化して剣で戦わなくなったお前はかっこわるいよ

767 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/06/09(Sun) 16:57
>766
ふっ……そうか。 魔王と化した私は、格好悪いか。
まあ、世辞でも凡そ格好良いなどとは言えぬか。
グロテスクなるオディオモール、オディオアイ、オディアマウス形態に続いての、ピュアオディオ形態……。
戦闘フィールドが無数の死体の山の上であることも相まって、ただただ"悍ましい"の一言に尽きよう。
戦い方も、かつて剣で戦っていた頃とはかけ離れた邪悪な様相を呈しているのだ………格好悪いという言葉については否定せぬ。

………それで、だから何だ? それで私を誹ったつもりか?
たとえ魔王に堕そうと、剣で戦うなら格好いい……そんな戯言をほざきたいか?
見栄えの良さなぞ如何でも良い……己にとって如何なる形態・戦い方こそが効果的で望ましいか……ただそれだけの事。
彼奴等に「真実」を教えた後で絶望と死を贈るには、あの有り様こそが相応しい………そう考えたまで。

何より………私はもはや、かつてのルクレチアの奴ばらに一方的に求められた……
「どれ程邪悪で強大なる魔物相手にも果敢に剣で立ち向かい、常にか弱き自分達を守り救う為に命を賭してくれる勇者」ではない。
そんな無様で格好悪い己とは完全に決別した………それを示す為の"現在"でもある訳だ。
理解したか……単なる見栄えの良さでしかモノを見ぬ、愚か者よ―――。

768 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/11(Tue) 22:20
忍法矢車草をくらうかい?

769 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/06/13(Thu) 21:41
>768
………唐突にそんな事を言われ、素直に肯定するとでも思うか?
かの"人の道に目覚めし忍"が修得せし最強技は溜めを要するとはいえ……その時間は短い。
更に高威力+長射程+範囲攻撃+貫通属性と正に至れり尽くせり……喰らう側にとっては実に厄介だ。
そんな軽々しい調子で繰り出されては堪ったものではない………故に、こうするッ!

――――――――「キャンセラレイ」

ふっ……わざわざ貴様が莫迦丁寧に予告してくれたお蔭で、早めに発動準備が出来た。
そして、発動までの時間稼ぎが出来たことで、先手を打てた。
際どくはあったが……これで貴様の技は潰した。

―――さあ、次は私の番だ。
ここはほんの意趣返しとして………『「セントアリシア」を喰らってみるか?』

770 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/13(Thu) 22:47
凡人ではオディオになれないと思う
魔王もまた選ばれた人間であるのだろう、多分

771 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/14(Fri) 22:20
魔王なら魔王城を建設しなくちゃね

772 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/15(Sat) 19:44
>>767の返答読んで思いついたけどもしもオルステッドが、魔王であっても魔剣士みたいな魔王になっていたら、
もっと強くなっていたかな? 剣で戦ってた日々が長かったから、イメージしやすいだろうし

773 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/06/16(Sun) 11:57
>770
「誰しもが魔王になり得る」とはいえど……ただの凡人では不可能、か。
可もなく不可もなく、ただ平凡に日々を生きるのみの者では…到底魔王には成り得ないという事か。
歪んだ人の世を生きる以上、たとえ凡人でも何かを憎むことはあれど……
余程の事がありでもせぬ限り、全てを……己自身さえを棄ててでも、憎しみに染まり切る……。
斯様な形で……凡人が魔王に堕ちることはないのだろう。

尤も……それは、一線を踏み止まらせる、"心の支え"となる存在があればの話。
"余程の事"が起こり、何かしらの理不尽な形でその支えが完全に失われ……この世への絶望を覚えた刻……
自害を以て決着を図る道もあるが……やり場のない感情が深い憎しみとなり、それを世にぶつける道を選んだ場合は……その者はもう、"凡人"ではなくなる。
程度の差はあれど、もはや一種の怪物であり……そして憎しみが頂点に行き着いた者は、正しく「魔王」と呼ぶに相応しかろう。

最初から"選ばれた特別な人間"である必要はない……強き憎しみを抱いだ刻―――凡人は"凡人"でなくなるのだ。

>771
ふっ……魔王城か……。
確かに古今東西、あらゆる魔王が存在するが……大抵の者は居城を持つ。
住処であると共に、己の威厳や恐ろしさといったものを誇示するべく……禍々しくも威容を誇る。
尤も、国の威厳や権威の誇示という点では……人間の王国の城とは変わらないがな。

………それで、魔王になった以上は、魔王城を造らねばならないという話だが……。
先に答を言おう―――「己の城を築く必要はない」。
魔王山が既に塒になっている故………それを以て城の代わりと言えば良いか。
それに……全てを憎み、やがて滅ぼすと決めた以上……威厳や権威を誇示する必要も、意味もない。
廃城となったルクレチア城を改築して住まうという手もあるが……忌わしき過去がある処になど、死んでも住まぬ。

何より……今のルクレチアそのものが私の世界―――城どころか、魔王の「世界」なのだ………。

>772
剣を用いる"魔剣士"の如き魔王か………。
確かに、剣士として鍛練を積んできた上……戦いの日々の中、多くの剣技をも会得している故……
剣を用いて戦う方が有利且つ、やり易いやもしれぬ。
リメイク版では私が最終編の主人公の場合……闇に染まった姿で剣を持つからな。
仮にその姿で彼奴等と戦うならば……魔剣士という喩えも、強ち間違いではないか……。

だが……>437でも答えたように……私の知る限りでも最高峰の剣である「ブライオン」は、今では持てなくなった。
それに劣る平凡な剣で戦うくらいならば……モール・アイ・マウス、そしてピュア形態で戦う方がマシだ。

何より……剣を振るい戦うと……どうしても思い出してしまう。
己が………「"勇者"であった頃」を。
奴ばらにとって都合の良い……実に下らない存在であった頃を。
稀にこのスレ内で幾度か剣を振るうことはあったが……アレはあくまで戯れ程度の余興であり、戦いとは呼べぬ。

くどい様だが……「もはや己は、かつての己ではない」―――それを示す意味でも、剣を振るう戦い方は棄てた。
剣士の頃とは勝手や有利性が違おうと関係ない………私という"魔王"はこれで十分、だ―――。

774 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/18(Tue) 23:22
今日はピクニックの日だけど、魔王山も憎しみが浄化されて数百年くらい経てば、ピクニックや、
観光に使われたりする様になる日が来るんだろうか?
仮にルクレチアで起きた全ての事態、オルステッドが魔王落ちした理由とかも全部確かな証拠と共に後世に残っていたら、
他の国が無事でも英雄たちがオディオ倒して何百年たっても近づく者すらいなさそう。
魔王山どころかルクレチアがあった所に移住したいって住民さえいない気がする

775 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/19(Wed) 22:35
魔王になったら自然に魔王用の技を覚えたの???

それとも魔王になったから修行して編み出したの???

776 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/06/20(Thu) 21:15
>774
人間にとって忌わしき象徴たる魔王山も、遥か未来の時代には観光名所になるという可能性、か……。
あくまで仮定だが……それには先ず、何らかの理由によって魔物がいなくなり、そして魔王山も"魔王"誕生の地ではなくなるという……
人間にとっての脅威が完全になくなったという事実が確定し、その認識が広まってからの話だろうな。
そして、観光名所と禁断の地のどちらになるかは………ルクレチアがどれだけ認知されるかで変わるであろう。
もし貴様の言うように、「ルクレチアの悲劇」とその裏付けの証拠が遺されていたならば……観光地になる可能性はある。

『かつてはルクレチアと呼ばれたこの地に、このような凄惨なる過去があった故に、我々人類の記憶に遺さねばならない」

―――そうした意味での、"負の遺産"としての価値が見出されたならば………観光地というのも有り得る話か。
例として貴様たちの世界にも幾つもあろう? ○リングフィールド然り、○ウシュビッツ刑務所然り、な………。

………逆に、「かつて何があったか不明なまま、いつの間にか滅んでいた」という事実のみが一人歩きしたならば……
得体の知れぬ上に曰くつきの禁断の地として、誰も寄らないよう立ち入りを禁じるやも知れぬ。
人間とは「不明」………未だに実態が解明されないモノ・コトを恐れ、敬遠する。
凄惨なる過去があったと知れたからこそ、たとえ負の遺産であろうと観光名所にさえ出来るのであろう。

尤も……この世界において「ルクレチアの悲劇」を知る者は今や私一人だ。
それを後世に伝える心算など無い以上……禁断の地になる可能性の方が高いだろうな………。

>775
ふん……随分と気安く聞いてくれるものだ。
"戦いの生命線"とも言える技を如何なる経緯で身に付けたか、態々懇切丁寧に教えるとでも思っているのか………と言いたい処だが。
技の詳細はもはや既に知れ渡っている以上……今更惜しむ必要もないか。
特別に教えてやる………精々、ありがたく思うがいい。

魔王の技は……特に修行で編み出した訳ではない。
いずれの技も、魔王になってからの……謂わば「憎悪の思念」が元になる。
それを源とし、そこから様々な想念へと派生した事で……いつしか感覚的に使えるようになった、とでも言うべきか。

「キャンセラレイ」―――「貴様らの成そうとする事は全てが無意味に終わるのだ」
「デスパースペース」―――「その場で碌に動けぬまま死に逝くがいい」
「セントアリシア」―――「貴様らが"宝"と信ずるモノなど、所詮は斯様に醜きものに過ぎぬ」

一例として挙げるが……こうした具合にな。
即ち……絶える事なき憎悪によって「自然に覚えた」というのが妥当な処であろうな―――。

777 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/20(Thu) 22:28
おぼろ丸とか高原とか勇者の中で誰が一番嫌い?

778 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/23(Sun) 11:40
絶望と憎悪があるところに魔王が生まれるならば、希望と勇気があるところに勇者が生まれる。

779 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/06/23(Sun) 16:00
>777
……いずれも滅すべき"敵"として誘う以上、本来嫌悪の差に関係は無いのだが……。
まあ、強いて挙げるならば……百人斬りを達成したオボロ丸だろうか。
任務だったとはいえ、それでよく「人の道に目覚めた」などと……今更気取れるものよ。
私がよく彼奴のことを呼ぶ際の「人の道に目覚めし忍」も……皮肉を多分に込めた言葉になる。

そもそも、"シノビ"という生き様自体……任務の性格上、人の道から外れざるを得ないもの。
間者としての諜報活動をはじめ……破壊活動、離間工作、騙し・惑わし・欺きの術数等、あらゆる裏工作だけでなく……
必要あらば………謀殺・暗殺さえ厭わぬ場合もある。
任務完遂の為ならば手段を選ばぬという……冷酷非情なる道だ。
斯様な"シノビ"として生き、そして重ねてきた"業"から………彼奴もよもや、逃れられるなどと思ってはいまい?

もし……手を血に染め抜き、地獄行きを既に覚悟しても尚、光の当たる道を歩もうなどと考えているならば……特段の厭悪を抱かずにはおれぬ。
唾棄すべき"幻想"として………否定し尽くしてくれようぞ―――。

>778
ふっ………知った風なことを言ってくれる。
……と言いたいが、的外れなる間違いとは言い切れぬ。
絶望と憎悪を抱きし者が「魔王」ならば……希望と勇気を胸に秘めし者は「勇者」、という訳か。
ならば、魔王と勇者の戦いとは………相反する「Evil」と「Live」の戦いという事になる。
古今東西、様々な形で語られてきた斯様なる言い伝えは……挙げれば幾らでも出てくるのだろう。

―――ただし、魔王の立場として一つ言わせてもらうならば……。
勇者の原動力となる希望と勇気とは……一体何を以って、"保証"されるというのだ?
魔王については、歪で不条理に満ちた人の世の「真実」に目覚めたが故の……絶望と憎悪を抱くに足る"保証"がある。
翻って、希望と勇気は………いずれも、自身がただ"正しい"と信ずるだけのものに過ぎぬ。
仮に、その希望と勇気が何らかの形で裏切られ……実は"正しくなど無かった"と思い知らされる刻が来たならば………

………それでも尚、勇者は「勇者」のままで在り続けられるのか?

迷いなく「在り続けられる」などと肯定できる"勇者"がいるならば………実に否定のしがいあるというものよ、くくく―――。

780 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/06/25(Tue) 20:55
>>408で嫌悪が一番少ないのは(多分まっとうなプレイをした場合の)サンダウンって言っていて、
>>779の返答で嫌いなのは百人斬りを達成したおぼろ丸だそうですけど、不殺プレイなおぼろ丸なら、
特に嫌悪が少ない一人になりますか?

781 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/06/27(Thu) 21:02
>780
たとえ、あのオデ・キャッスルでは不殺を貫いたとて……
「オルステッド」に戻りし私と相対する場合は……彼奴自身が斯様に打ち明ける。

「拙者も……かつては、命じられるがままに……人を斬ってきた。」―――と。

即ち、それまでもシノビとして生きてきた以上は……既にそれなりの"業"を背負っているという事。
百人殺めし場合より"少々はマシ"という程度に過ぎず……嫌悪すべき事には変わりはせぬ。
仮に"英雄"になれば、全てが許されるなどと思っているならば……愚かの極みよ。

ただ………もし、経緯が如何であれ……たとえ何かしらの過ち・罪を犯したとしても………
どんなに辛く苦しかろうとも……それから決して逃げず真摯に向き合って生きていく者には、「いつか必ず光は差す」というならば……
シノビはおろか、あらゆる極悪非道の者をも超える……"魔王"にまで堕ちた者であろうと………光は差すとでもいうのか?

………ふっ、そんな道理は無かろうよ………ならば、結局は戯言に過ぎぬのだ―――。

782 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/07/01(Mon) 22:44
愛こそが正義、仲間への信頼こそが正義!

783 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/07/02(Tue) 21:44
多分出現することはないだろうけど、もしも万が一魔王山に像が出ても、
オルステッドが絶対に手を貸さないであろうオディオが一人だけ思いついた。
先代魔王の像だと思う。仮に手を貸したらハッシュやウラヌスを殺すことになってしまうから。
しかし、ふと思ったけど、ルクレチアのあった世界だけは再び魔王山が同じ機能を取り戻しても、オルステッドだけじゃなくて、
ルクレチアのある世界で魔王となったオディオ達の像だけは出てこない気がする。
あるいは他の世界で魔王山と同じ様な場所ができれば、ルクレチアの魔王達もそこに像が出る側になるんだろうか

784 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/07/02(Tue) 22:08
高原「セイヤッ!セイヤッ!セイヤッ!」

老師「アチョーッ!アチョーッ!アチョーッ!」




では、オルステッドの掛け声はなんでしょう?

785 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/07/03(Wed) 21:54
>782
………くっくくくくく……………ハァーーーッハッハッハッハッハッ!!

―――――いや、これは失敬。
あまりに滑稽極まる詭弁を平然とのたまう故、つい笑いが漏れ出てしまった。
本来私にとっては唾棄すべき戯言であり、煽りとしてしか響かぬが………怒りを通り越して逆に可笑しくなってしまったぞ。
ただ……貴様が本気でそれを信じているならば………もはや、憐れみすら感じる。

何故なら……愛なぞ所詮、"まやかし"に過ぎぬ。
不変にして永久に互いを"想い続ける"心など存在し得ぬ……何かしらを理由に生じた不和、不信等を切っ掛けにして容易く崩れる。
仲間への信頼とやらも同様だ……例えば、互いの利害の不一致が著しくなれば……いとも簡単に瓦解する。
人間は皆、同じ脳の構造を持っていながら……それぞれが全く違う性格や考えを抱き……そして、己を主としてのみ行動する、最も利己的な生き物だからだ。

………それでも「信じる気持ちは揺るがない、この"正義"は間違っていない」というならば………それはそれで結構。
心の底から存分に信じるがいい―――――そしていつしか………裏切りを味わえ。

>783
先代魔王の像か……そういえば、私の"先輩"とでも呼ぶべき相手に力を貸す、という発想は念頭に無かった。
もし力を貸し、本懐を遂げさせてしまえば……確かにそれは、ハッシュとウラヌスの"否定"に他ならぬ。
そればかりは………たとえ、その気になれば実現出来るとしても……流石に私には無理だ。

「ルクレチアのあった世界〜出てこない気がする。」という言については、今一つ要領を得ないのだが……。
それ故、「Live A Live」エンディング後に魔王山が再び"魔王山として蘇った"と解釈させて貰うならば……
かの英雄達に二度も敗れ去った以上……我らオティオ達の憎しみは否定し尽くされた。
ならば………"憎しみ"を基にして像が再び建つことは……もはや、無いのであろうな。
ただ、他の世界でも魔王山と同様の場が出来るには………強き憎悪抱きし者を「魔王」にすることは勿論だが……
他世界からも"強き憎しみ"を引き付け………そして、像という形を以て召喚する程の、膨大且つ特定の魔力らしき力が必要となろう。
つまり……魔道の要素の条件を満たさない限りは……まず、オディオ達の像の具現化は起こり得ぬだろう。

強いて、実現の可能性のある世界を挙げるならば……邪法を用いて数多の魑魅魍魎を呼び寄せ、そして死者の霊魂の召喚をもやってのけている……
オボロ丸が生きる、"バクマツ"という世界であろうな―――。

>784
………かつての私は特に、これといった掛け声を持っている訳では無かったが……
とはいえ、剣士として戦っている時は……気合を込めた掛け声も欠かせないものではあった。
技を繰り出す時……己を奮い立たせ、より力を籠めるべく……腹の底から声を上げた。
同じ技の動作でも……やはり、声を上げる方が技にキレが掛かっていたな。

「ハァッ!」「セィッ!」「イヤァッ!」「タァッ!」

思い出す限り……技を出す時は斯様な感じの掛け声だったか。
ありきたりなものばかりであるのは百も承知だ……肝心な事は、如何に効果的に技を繰り出せるか。
"頭"でどんな掛け声を出すか考えるのではなく……"心身"を震わせ、掛け声を上げるという事。
それには、掛け声が何であろうと関係はない………余程珍奇なものでもない限りは、だが。

―――フッ。
今の私はもはや剣士でなくなったというのに………つまらぬ事を思い出してしまったな。

786 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/07/03(Wed) 23:18
ポゴの世界にいたゴリラのゴリがちゅきなのです

787 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/07/06(Sat) 19:56
>786
そうか……あの、"愛という名の幻想を得し狩人"の相棒を好いているか。
彼奴自身は、おーでぃーおーへの生贄としてクー族に囚われていた雌ゴリラ達を救って娶り……
原始の時代で既に……"一夫多妻"を実現してのけている。
これもまた、ポゴとはまた別の"愛の形"というべきか……何とも精力絶倫なことよ。

そんな彼奴を好くと言う以上……その想いは相当なるものなのであろう。
たとえ、攻撃手段に放屁をかまそうと……糞を投げつけようと……その想いは決して揺るがぬのであろう。
もし貴様があの世界に生きる雌ならば………彼奴に対し、新たなる嫁になる事を立候補してみせるか?
ふっ……斯くも多くの者から好かれるとは、何とも"多幸"な猿人だ。

―――クッ。 やはり私には……あの世界の"英雄達"は苦手に過ぎる。
彼の者達の生き様を知る程に……どうしても、己自身と対比的に視てしまうな―――。

788 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/07/09(Tue) 22:09
あなたも怖い宇宙船に残されたら恐怖でお漏らしをするであろう

789 名前:783 投稿日:2024/07/09(Tue) 22:54
自分の勘違いを間違って書いてしまってました。すいません
魔王山は異世界だけじゃなくてあらゆる時間軸のオディオとなった者に力を貸せるみたいな自分の勘違い、
あるいはどこかで読んだ考察だったかもと混同していました。その上で考えていた事を言うと、
仮に魔王山が過去の時間軸のオディオとなった者にも力を貸せるとしても、異世界ならともかく
魔王山がルクレチアにある以上はルクレチアに出現した過去のオディオに力を貸して歴史変えちゃうと、
現在の魔王山も消えちゃう可能性あるから無理かなと思ってました

790 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/07/11(Thu) 21:33
>788
ふっ……あの一種の"閉鎖空間"と化した宇宙船か。
乗組員の不審死…立て続けに起きる、生命の危機に関わる異変…それらに加え、危険生物"ベヒーモス"の徘徊……。
もし、気弱で臆病な者があのような事態に直面したならば……失禁してしまっても可笑しくない程の恐怖であろうな。

………だが、私がそんな風に見えるか?
魔王である今は無論だが、たとえ人間(オルステッド)だった頃であろうと、そんな無様は晒すまい。
これでも、かつては剣士としてそれなりの修羅場をくぐり抜けてきたのだ……命の危機なぞ、一度や二度ではない。
仮に私ならば……「冷静さを失えば死に直結する」という普段の教訓を胸に、あのような事態でも極力冷静に努め……
ベヒーモスは、冷静に恐れつつも"魔物"と同等の脅威と見做して対処しようとするであろう。
その辺りは……軍人であるダース伍長と似通う処であろうな。

―――私にとって、文明レベルが遥かに違う「機械類」の扱いについては……流石にお手上げだがな。

>789
成程……つまりは、過去の改変に繋がるという事か。
ただ……原始の時代のオディオたる"おーでぃーおー"に力を貸し、あの狩人達を打倒させた場合……
奴に敵う人間がいなくなった事で、原始の時点で人類の歴史に終止符を打たせてやれたとしても……
所謂"タイム・パラドックス"が起き……「全ての時代の人類が消滅する」という事は起きていない。
"憎しみ"を基とする魔王山も……厳然と存在し続けている。
つまり……「あらゆる時間軸のオディオに力を貸せる」という事に間違いはない。

ただし………仮に私が先代魔王を上回る程の力を持ち、先代魔王に力を貸す事で"歴史の勝者"にさせてしまったならば……
その魔王によって……ルクレチアは確実に滅ぼされる運命を辿ることであろう。
その場合は………流石に歴史の改変に繋がるだろう。
ハッシュ…ウラヌス…ルクレチア王国の民全て………そして、この私自身さえも―――この世に存在しない事になる。

―――我ながら、何やら矛盾するような話でややこしいな。
魔王山は未だ謎多き存在………考察は一旦、ここまでとさせて貰うとしよう。

791 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/07/13(Sat) 00:03
一番見た目がエモいボスと言えば?

792 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/07/15(Mon) 17:55
>791
「エモい」………英語の「感情的な、情緒的な」を表す「emotional」が由来とも、
「何とも言い表せない、形容しがたい」を意味する二ホン語、「えもいわれぬ」が語源であるという説もある言葉か。
特に感情を揺さぶられるような場面や、一言で表現できない心情を表す際に用い……
「懐かしい」「感傷的」「感動的」「ノスタルジック」「趣がある」などの意味を込めて使われることが多ければ、
「切ない」「物悲しい」のように、哀愁を含んだものに対しても「エモい」と表現する事がある、か。

―――それで、その言葉に則り、一番外見が"エモい"強者を挙げるなら………
私にとっては……やはり、「Sin・オディオ」だろうか。
シン……「罪」を意味しつつ、二ホン語の「新」と「真」のどちらとも取れる名を冠するオディオは………
魔王山山頂の魔王像に酷似した姿形を持ち……赤く・熱く・禍々しく燃え上がる憎悪を凝縮させた漆黒の巨人という………その姿はまさしく「魔王」だ。
その魔王と英雄達の戦いの場の背景には……敗れ去った各世界の"オディオ"達の姿が、陽炎の如き形で浮かび上がる。

「感動的」「ノスタルジック」「趣がある」という意味には、凡そ当て嵌まりがたいが………
『もしや、私達が本来戦うべきだった本物の魔王とは、「Sin・オディオ」だったのでは』―――という考えに鑑みるならば………
「感情を揺さぶられる」、「一言で表現できない心情を現す」という意味では………まさに"エモい"といえるであろう、な………。

793 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/07/17(Wed) 22:06
魔王山は全ての憎しみを司る存在とかいう説をどこかで見たけど、それは違う気がする。
その説の通りだと魔王山は絶対悪とはいえない気が。だってそれだと、義侠心とかが強い人間が抱く、
罪のない弱者に惨いことををした外道に対する憎しみとかも司っていることになるわけだし、
仮にそうなら本編の様なことはなさないと思う

794 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/07/18(Thu) 23:47
オルステッドのストーリーが圧倒的に悲惨だったね
エスパーのやつもヤバかったが

795 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/07/20(Sat) 17:55
>793
「魔王山こそが全ての"憎しみ"を司る存在」………か、如何かまでは不明だが……。
少なくとも……足を踏み入れし者が抱く、負の感情に大きく作用する事に違いはなかろう。
それを跳ね除けられる程の強靭な精神力無き者は……負の感情に付け込まれ、無意識の内に精神を操作された末……
やがては増幅させられる事で、いずれは最大限の"憎しみ"を秘めた魔王に堕とされてしまう………それが魔王山だ。
私とて……魔王山に踏み込んだ当初こそ、負の感情を煽られることは無かったが………
あの「裏切り」を味わった直後、人間への果てしない絶望を抱いてしまったことで……それ故に魔王となった。

そうした実例もある以上……たとえ貴様が言うような、罪のない弱者を踏み躙る外道への憎しみを抱く、義侠心強き人間とやらでも……
斯様な外道が決して絶えることのない……不条理と歪みに満ちた人の世そのものへの"憎しみ"に発展してしまったとしても、何ら可笑しくはない。
更に、決定的な一線を踏み止まらせる"心の支え"が、何かを切っ掛けに失われてしまったならば………

それが義侠心強き人間であろうと……或いは、"だからこそ"憎しみの余り、魔王に堕ちてしまったとて……不思議ではない。
如何なる人間であっても"何か"への憎しみを抱く以上………人間が言う処の"善"も……そして"悪"も……関係はないのだ。

>794
そうだな………今更と言えば今更という話ではあるが。
あの"怒りにより勇気を得し術士"の世界での出来事も……中々にえげつないモノではある。
元々は「全人類が争いなく融和する世界の祈願」というお題目で生み出されたであろう、インコをモチーフにした大仏も……
いつまでも絶える事なく相争い続ける人間に、創造主含めた首謀者達がやがて愛想を尽かし……
「もはや人間同士分かり合えることは不可能」と断じ、強制的に身も心も全て溶け合い、同化させる形での「融和」を目指すべく……
あの者達の手により、かの珍奇なる大仏は………2000人もの液体人間を原動力とする異形の怪物「尾出居」へと生まれ変わりを遂げた。
その「尾出居」に勝者に返り咲いて貰う際……私は、人間同士の醜き「融和」などではなく……汚らわしき人の世の「浄化」こそを求めたがな。

自分で言うのも烏滸がましいものだが………あの「ルクレチアの悲劇」は……そうした、悍ましい話でさえも霞む程の悲惨ぶりという訳だ。
ふふ……何を原因として斯様な事が起こるものか……分からぬものだ。
そしてそれは、あの英雄達とて………所謂「ボタンの掛け違い」が起きていたならば………
私の世界と同等……若しくは、それ以上の悲惨なる悲劇が起きたとしても………何ら可笑しくはないという事、だ―――。

796 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/07/22(Mon) 10:31
「東方ライブアライブ」という東方ProjectとLIVEALIVEの二次創作RPGをご存じですか?
中性編にあたるストーリーではあるキャラクターが怒り(レイジ)で魔神レイジとなるストーリーです。

797 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/07/24(Wed) 21:39
>796
「東方ライブアライブ」、か………。
大分以前……斯様な名の作品を耳にした覚えは、あるにはあるが……。
生憎……肝心の詳細までは私は寡聞にして知らぬ。
故に、この作品について多くを語ることは出来ぬ。

ただ……「東方Project」なる世界との"コラボレーション"的作品か………。
即ち……「東方Project」側の登場人物が、それぞれ「LIVE A LIVE」の各英雄に対応した物語を織りなし……
そして、憎しみ(オディオ)の代わりに怒り(レイジ)の感情を主とする敵と戦う………といった処だろうか。

「怒り」か……生きる以上は誰しもごく普通に抱く、これもまた普遍的な感情であるが故に……
ただの怒りではなく……忘れることも、鎮めることも出来ぬ程の……何かへの強大なる「憤怒」を抱いてしまったのだろうか。
ともすれば、そうした強き怒りは……「憎しみ」と大差なくなる。
恐らく私に対応するであろう、「魔神レイジ」なる者には………私の"オディオ"にも劣らぬ"レイジ"を、是非とも示してもらいたいものよ―――。

798 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/07/27(Sat) 00:38
すまねえ。モチベーションがどん底で全く来られなかったぜ……。
随分空いちまったが、今週の土曜日か日曜日に
続きから答えるから少し待っていてくれ。
それとスレが下がり過ぎているような気がするから一度ageておくぜ!
ageとsageについては自由だからな!

799 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/07/27(Sat) 16:54
続きから答えて行くぜ。

>>433(アリシアは国を想っていない?)
王女としての自覚はあったと思いたいが、何しろオディオも言うように
あの極限状態で正常な判断や行動をしろと言うのが無茶だったぜ。
だから俺の言葉を簡単に受け入れたし、オルステッドに負け続ける俺に同情もしてくれた……。
全く人間ってのは、いざ極限状態に放り込まれると簡単に心が揺れちまうんだぜ。
器じゃなかった、か……。幼い頃から蝶よ花よと育てられた温室の姫さんだったから
あの結末なんだろうな。
生まれ持った資質の問題にしろ、国王さんの育て方の問題にしろ、
俺から見ても彼女にはカリスマ性はなかったんだ。

>>436(かつてある国に)
人間が突然竜に変化するなんて話、本当にあったのかねえ?
胡散臭い話だが、武勇伝と同じでその手の伝説は話に尾ひれ羽ひれが付くもんさ。
だが、本当にその村人が自分を利用した国を、人を恨んでいたのなら
その憎しみの深さは相当なもんだったと思うぜ。
竜は勇者に倒され国は永劫の安寧を得ました、なんて陳腐でありきたりな結末は
つまんねえ。魔竜皇になるぐらいだったらどうせだったら国を亡ぼすぐらいの存在になれって
俺は言いたいね。

>>438(キューブ大改造)
確かキューブは、小型の形をしてなかったか?
なんで巨大兵器にしようと思ったんだよ……。
あいつはただの作業用の機械だ。人を殺傷する存在じゃねえって。
もし製作者の意思に反して、殺戮を繰り広げる兵器満載の機械に成り下がったら
最終編の物語が根本から変わって来ちまいそうだ。
へっ、何でも改造して兵器化しちまえばいいってのは安直な人間が考えそうな事だぜ。

>>442(続編想像・断罪編)
罰を下して行く発想は良いどよ、個人の人間が社会の人間を簡単に断罪出来る世の中って
ある意味怖くないか?そりゃあ俺の居た世界ルクレチアでも法律はあったけどよ……。
司法を司る裁判官は判決をくだすのみだった。
実際に罰を与える=処刑する係は別だったのもあってある程度司法周りは上手くやってたと
思うぜ。裁きと罰を一人の力でやっちまったら、恨みが噴出しないか?
だが、最後のラスボスの強さが変化すると言う発想は面白いな。
主人公の選択によって強さが変わるのなら、わざと強いラスボスと戦おうとする勢も一定数居そうだな!

>>443(人気投票)
人気投票って前にどこかで見たぞ?
確かリメイク版発売の時にゲーム雑誌がやってたような気がするが。
うろ覚えだから間違ってたらすまんが、好きなシナリオ投票もあったはずだ。
お前はキューブとポゴが下位の予想なのか。案外その二人(?)は人気がありそうな感じだけどな。
よし!良い事を考えたぜ。この場所(スレッド)でキャラの人気投票をするのはどうだッ?
主人公、サブキャラ問わず好きなキャラを挙げて行けッ!

>>446(移動が速いおぼろ丸)
喜ぶ気持ちは分かるがスーファミ版だけの特権だぜ、それ。
移動が速いってだけで、最終編の主人公がおぼろ丸になる事は
多々あったと思うぜ。雪の中だろうが、魔王山の中だろうがすいすい軽やかに
走るのは爽快感があるもんなッ!
俺がもし、移動魔法『倍速』なんて魔法を使えていたら……なんて考える事もあるが
結局そんなもんはなかったぜッ。

800 名前:ストレイボウ ◆EOYixvi2 投稿日:2024/07/27(Sat) 22:05
>>448(活躍しない者たち)
そうだな、この作品はとにかくサブキャラクターたちが薄幸だ。
次々に死にまくるし、使い捨て感がすごいよな。
例外があるが、原始編ではサブキャラクターが最後まで生き残りしかも幸せな
今後を約束されている。一応ザキの部族の長が恐竜に食われる描写はあるけどな。
そして、最終編に呼ばれるのは各編の主人公のみと徹底してやがる。
魔王オディオの言っていた、もし各編で一人だけサブキャラクターを蘇らせ
最終編に呼べるとしたらの仮定はなかなか興味深かったぜ!

>>452(癒しのタッチ)
ふん!超能力かなんだか知らねえが野郎に触られて
傷が回復なんてするもんかよ!
と言いたい所だが、いざ重傷を負ってしまうと回復の技はありがてえもんなんだよな……。
ウラヌスの爺さんを思い出したが、あの爺さん。回復の技は超が付く程の一流だった。
流石、昔ハッシュと旅をして魔王を倒しただけの事はあるぜ。
俺は神の御業なんて概念は理解出来ないが、ウラヌスの回復技は本物だと断言しよう。

>>461(勇者?)
知るかよ、無名でも凄い奴はこの世に多いがヘタレとなると魔王を
倒せるかどうかは不明だな。
いや、不明と言うより望み薄とはっきり言っちまった方がいいか?
幾ら自分でヘタレを自称していても隠された能力を持ってる奴は居るぜ。
いざ魔王と対峙してその秘められた能力が開眼する、なんて大逆転が起こるかもしれねえなッ!?
まあそんな奇跡が、起こる確率は低すぎるんがなッ!ヒャヒャヒャ!

>>463(頼りになる相棒!)
ゴリラにしては役に立つよな、と思っていたがあのゴリラ。
人並み以上に知恵が回るんだよ。戦いの場では頼りになる相棒で
普段の生活でもなくてはならない相方なんて関係はなかなか築けるもんじゃないな。
せいぜいその大事な相棒を大切にしてやれよ。
言われなくとも、だと?分かってんならそれで良いんだけどな。

>>464(義侠心がある者の像が出現)
くだらねえ義侠心なんてとっとと捨てちまえ、と個人的には思うが
憎しみを持つ以上そして像が出現した以上は力を貸してやるだろうぜ。
それが魔王ってもんだろうが。
憎しみを持つ者は全てオディオの分身みたいなもんなんだからよ。
ただ、像が現れる前に魔王山が弾くと言う説も頷けるんだがな。
現に義侠心を持つ者の像は出現していない訳だしよ。

>>466(俺の嫉妬が原因)
ただ嫉妬していただけじゃねえ。お前の言うように『嫉妬し過ぎた』せいで
あの悲劇が起こっちまった……。
だが魔王オディオの言うようにそれだけが原因じゃなかったと気づくんだがな。
全てのパズルのピースがぴたりと合うように、複雑な要素がぴったりと悲劇、破滅へ
向かうようにタイミング良く起こったんだ。
それは決して故意にやった物じゃねえ。ルクレチアの民の魔道士への侮蔑は、
もっと根深い、無意識化で自然に行われていたもんだった。
勇者への期待もそうだ。皆、それがさも当然であるかのように振る舞った。
誰も、疑問を持つ者は居なかったんだ。

801 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/07/27(Sat) 22:14
ストレイボウさんおかえりなさい。
戻ってきてくれて嬉しいです。
>>539で決まった方針通りのまま行くなら、答えてほしい質問があったので、挙げておきます。
>>738です。
方針を変えて順番にこたえていくことにしたり、思いつかず後にしたくなったら、
そのままでも大丈夫です。帰ってきてくれただけでも十分嬉しいのでご無理はなさらないでください。

802 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/08/01(Thu) 22:59
今日は8月1日でお菓子のパイの日に認定している企業もあるらしいので、御二人にアップルパイを持ってきました。
私たちの世界の宗教だと、リンゴと言えば知恵の実と定義されています。もっとも別の果物だった説もありますけど。
ストレイボウさんは魔術師だから知恵の実のリンゴ好きかもしれないけど、オルステッドさんは複雑かも。
私たちの世界の宗教だと知恵の実を食べるまでは、
人類は無知で無垢だったらしく幸せしか感じなかったらしいので、ある意味憎しみが生まれるきっかけになった果実だと言えるから、
他のパイにした方が良かったかな?

803 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/08/03(Sat) 18:12
>802
ふっ………以前(>680)にも、言った筈だ。
「魔王となった以上、もはや人間の厚意を素直に受け取る訳などにはいかぬ。」―――とな。
そもそも、総てを……その中でも「人間」を最も強く憎むこの私に……何故に斯様な焼き菓子を贈る。
単に贈り物で上手く取り入ろう、などという心算ならば……下らぬ浅知恵と切って捨てる事も出来るが………

―――よもや、多かれ少なかれ……"好意"を抱いているとでもいうのか。
クッ……クックッ………ならば……とんだ、酔狂極まれり………だな。
言っておくが……「人間」は滅す対象であることに変わりはない……そして、それを受け取る心算もない。
ただ………その酔狂さに免じて、気持ちだけは受け取ってやる。
その焼き菓子は、あいつに上乗せするか………或いは、己にとって"相応しき"相手にでも渡すがいい。

ところで………リンゴが「知恵の実」という説か………。
所謂、元々は神に生み出された原初の男女が、蛇に唆されて禁断の果実たる「善悪の知識の木の実」を食したことで……
神の言いつけを破った罰として楽園から下界に追放され、数々の「原罪」を背負ったという、貴様たちの世界で語られる"神話"の一つ、か………。
その真偽についてはさておき………その原初の男女「アダムとイブ」の子孫たる全人類が背負う、原罪による罰と苦しみの内………
知恵を持つことで、無知・無垢ではなくなったが故に、「悪事を為すようになる」、「詐欺や虚偽を為す」………そして、「苦しみ、死ぬ」。
これらは正に………私にとって、特に腑に落ちるな。
一方で………知恵を持ったが故に、感情を抱くようにもなり……その中で「憎しみ」が生まれた、か。
これもまた腑に落ち………そして何より"皮肉"に尽きる。
私が"私"として在るのも………ある意味、この果実の"おかげ"であり……"所為"でもあるという訳だから、な―――。

804 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/08/05(Mon) 22:47
ドラクエ5ってゲームだと、主人公の運の良さが凄く低くて、レベルを上げても途中まで全然上がらない。
それがある意味伏線になっていると言えるような展開が待っていて、ある事件に巻き込まれて、幼少期を悲惨な状態で過ごすことになる。
オルステッドも初期知力が低いけど、もしも最初から知力が高かったら中世編は全く別な展開になっていたかな?

805 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/08/07(Wed) 21:33
>804
某「竜探求X」の主人公の運の低さが、そのままその者の命運に影響しているという事か。
まあ、仮に運が高い分際で悲惨な目に遭っていれば……「何の皮肉か」と揶揄したくもなるな。
その者は幼少期のみならず、その後の青年期でも幾度か悲惨な目に遭いながらも……
物語の最後では、これまでの苦労がようやく報われ……"大団円"を迎えるようだがな。

「運が低かった故」―――その理屈に沿い、もし私の知力が高かったとすれば………
貴様たちの世界での、所謂「文武両道」というものを体現すべく……剣に加え、必要あらば魔法の修得も考えたかもしれぬ。
"武"しか頭に無い周囲の反対を押し退け、私自身も魔法の有用性を知らしめるべく、研鑽に努める―――という可能性も有り得たであろうな。

尤も、その場合………魔道士であるあいつの持ち味すらも、下手をすれば奪う羽目になる。
流石に魔法まではあいつに及ばなければまだしも……仮に、あいつと遜色ない(若しくはそれ以上の)魔法を繰り出せていれば……
「負ける者の悲しみ」も分からず、無自覚のままに………あいつをますます、嫉妬と劣等感に狂わせてしまう……。
そうした、更に危うき展開も………起こり得るやもしれぬ、な―――。

806 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/08/10(Sat) 22:23
他の世界のオディオ達で、一番思想に共感できるオディオは誰ですか?
ストレイボウさんも自分が魔王になったら一番共感できるオディオは誰だと思いますか?

807 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/08/12(Mon) 17:38
>806
思想に共感できる、私とは別の"オディオ"か………。
あの中では……やはり、OD-10になるだろうか。
時代や文明レベル……そして人間ではなく"人工的生命体"という違いはあれど……そ奴と私は似通う処が多々見受けられる。

・「船内の安全と調和の維持」という人間の都合で造られた
 「ルクレチア王国を守る勇者」に祀り上げられた(ある意味、人間の都合で「創られた」というべきか)
・自分に目的を与えておきながら、それに背く整合の付かない言動ばかりを取る(見方によっては、自身の存在意義を"裏切る"とも取れる)人間が理解できず、信じられなくなる
 知らなかったとはいえ、私(&ウラヌス)の言い分を碌に聞かず、称賛から容易く罵倒に替える変節ぶりや、長年の友情、誓った愛を裏切られるなどの憂き目に遭った結果、人間が信じられなくなる
・人間自体が「調和に仇なす存在」と認定し、理解不能なる人間を憎む"機心"に従い、誤作動&システムエラーを意図的に起こして抹殺
 身勝手で愚かな"人間"という存在そのものを憎み、ルクレチア王国民を皆殺しにし、次はあらゆる次元・あらゆる世界の人間をも滅ぼそうとしている

己に"存在意義"を一方的に与えておいて、身勝手な都合でその存在意義を否定し、剰え自覚&自省さえもせぬ愚劣なる人間共―――
そうした、「最大限の害悪にしかならない"敵"を滅殺してやる」という気持ちは………痛いほど解る。
尤も、仮にOD-10が"私"という存在を知ったとすれば………「人間でありながら"人間"を否定する、より理解不能なる存在」とでも、見做すのだろうか。
ふっ……少なくとも、斯様な者共と同列に見做されるのは、甚だ心外だがな―――。

808 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/08/14(Wed) 23:10
>>364の返答読み返してふと思いついたけど、英雄や高潔な人間でなくても、
憎しみを凄く減らしてしまう者はオディオにとって全て天敵かも。例えば、内心はそんなに善人じゃないけど、
凄く上手なコメディアンで、世界中の人を大勢を笑わせてストレスを解消させて、憎しみを減らし、
さらに『人気取りのため』に多額の寄付してたくさんの人を救っている様な人とか。
憎しみを生み出しまくる様な行動に走らない『最低限』の良識や良心だけはある、
あくまでもそれが利益になるから人の不幸を減らす類の商売して結果的に大勢の人を救っている商人とか。
もしかしたらそういう英雄とはいえないけど憎しみを減らすものは、
魔王山に招かれて最終編のワタナベ親子みたいな感じになってたりして?

809 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/08/17(Sat) 10:35
私も憎しみのあまり魔王となった…お前を越える憎しみが私を魔王にしたのさ…
さあ…私の憎しみの力を味わうがいい!

デスパースペース!

810 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/08/19(Mon) 22:13
>808
コメディアン……私たちの世界での、「道化」や「旅芸人」にあたる存在か。
考え込み、或いは磨き上げた漫談や芸を以て客の笑いを誘い、それを稼ぎの元にして生きる……
"笑い"とは活力に繋がり、生きる希望にもなるが故……相対的に不幸や憎しみを減らす訳か………。
そして、懐に余裕があるが故、名を上げるべく慈善活動を行う豪商なども……
たとえ「偽善」と誹られようとも、実質的な救済に繋がる分には……これもまた不幸や憎しみを減らす存在という事か。

確かに、"憎しみ"を基とする私にすれば……実に不愉快で忌々しき存在ではある。
尤も、英雄でも………まして、"聖人君子"程にまで到達せぬ者達に濯げる不幸・憎しみの程度など、たかが知れているがな。
たとえ救いを齎せたとて……それはあくまで一時的でしかなく、根本的な救済には到底成り得ぬ。
如何なる楽天家のコメディアンや大富豪とて……自身の力で人の世の不条理全てから救済できるなどと、思い上がってはいまい?

英雄としての資質・戦える力を有する者ならば兎も角……俗世間でしか本領発揮できぬ、斯様な只人共を我が世界に誘ったとて………
元の世界に戻れない中、魔物達から無様に逃げ惑い続けた末に……最期は貴様の言う通りだ。
末路が分かりきった者など、誘うだけ無意味………やはり誘うに足る程の、相応しき者……即ち、英雄(勇者)でなければならぬな。

>809
くくく……そうか。 貴様もまた、憎しみを抱きし「魔王」となったか。
しかも、私をも超える憎しみと来たか……口だけではない、実に心地よき"憎悪"だ。
同じ魔王として、この素晴らしき邂逅を心から祝福しよう………そして、「お別れ」だ。
哀しきかな……たとえ魔王は幾人幾度生まれようとも、魔王同士は決して相容れぬ上……故に並び立たぬ。
さて……ここからは言わずもがなよ。 どちらの憎しみが真に勝るか………決しようではないかッ!

―――――ほうっ。
よもや、この私と同じ技を使ってくるとは……味な真似をッ!
だが、この程度で屈すると思っているならば甘い………甘いぞ、"魔王"?
私を超える憎しみというならば……もっと見せてみよ。
そして、貴様も味わうがいい………この私の、"憎しみ"の力をッ!

―――――――――「セントアリシア」!!!

811 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/08/23(Fri) 00:06
ライブアライブが30周年記念で書店コラボか。
これだけ人気があるなら、他のゲームにもゲスト出演とかも、期待できそう。
中世編以外で他のRPGとかにゲスト出演したら面白そうだと思う主人公って誰が思い浮かびますか?

812 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/08/23(Fri) 22:14
スパロボに参戦ですって!?

813 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/08/24(Sat) 22:40
この処「オクト・ア・ライブ」のみならず、別の方面でも「コラボレーション」が続いているようだな……。
やはり、28年後のリメイク版を以て、ようやっと日の目を見るようになったという事だろうか……。

>811
まずは、書店とのコラボか……。
「30周年記念書店コラボキャンペーンを期間限定で全国45書店にて開催」か……。
そのキャンペーンイラストでは態々、各英雄とサブキャラ達が本を読んでいる新規ドット絵を描き下ろす程の本格ぶりときた。
ただ……ストレイボウ、オボロ丸、リョウマ・サカモト、心山拳師父、キューブ、ダース伍長はともかく………
ポゴ、ゴリ、タカハラ、アキラ、ムホウマツ等、明らかに読書をするイメージが沸かない者達まで本を手にしているのは"シュール"だ。
………その中で唯一、オディオ側のオブライトが本を読む姿はもっとシュールだがな。

私たちの世界以外で「他作品にゲスト出演すれば面白そうな者」といえば………
一番思い浮かぶのは、某「○トリート○ァイター」シリーズへのタカハラの参戦だろうか。
同社別作品の「某アンドロイド」が、ここ最近幾つもの他社作品とのコラボレーションを果たしている位だ。
仮にタカハラが斯様な参戦を果たしたとて、今更驚くべきことでもなかろう。

もし参戦を果たせば、後は彼奴の強弱の遊戯内容との調和性が課題に上がるが……
彼奴を"疑似格闘遊戯"の方で操作したいと思う者は、決して少なくないだろうな………。

>812
そして更に……「他のRPGとかにゲスト出演したら面白そう」などと言った直後に……
よもや、今度は某『○ーパーロボット大戦DD』なる作品に、「近未来編」から期間限定参戦が決定するとはな。
ロボットでの戦いが主になる以上……前線に立つのは当然ブリキ大王か。
操縦するアキラがブリキ大王の必殺技時を繰り出す時の、キャラクターカットイン原画なるイラストは……またもや「カズヒコシマモト」の描き下ろしと来た。
「一体何処まで想い入れが強いのか」………は、もはや愚問か。

こちらの彼奴は……いつの時期からの参戦だろうか。
他世界のロボットを操りし強者達と、如何なる邂逅を果たすであろうか。
そして………闘いの果てに、一体何を見出すのであろうな。

―――ふっ。
今の時点では明確ではないが……少なくとも、この私にとっては忌々しい程に眩しき活躍を遂げるのであろう、な―――。

814 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/08/27(Tue) 22:52
少し気になったけど、もしもオクトアライブと同じくストレイボウが魔王オディオ・Sになった場合、
勇者時代のオルステッドで勝てたかな?
少なくとも魔王山で戦った魔王になりかけているストレイボウよりはずっと強いだろうけど、
やっぱり中世編の最後と同じ状態な一騎打ち状態だと厳しいかな?

815 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/08/29(Thu) 23:00
>814
魔王山山頂で対峙した刻……仮にあいつが"成りかけ"ではなく、名実共に「魔王」に堕ちた場合か……。
オクトアライブの「魔王オディオ・S」の強さの詳細までは、生憎知らぬが………
まだ私が"人間"ならば……たとえ「デストレイル」を修得するまでに剣技を極めていたとしても……
ウラヌスとハッシュがいない中の一騎打ちでは………流石に厳しかったやもしれぬ。
無論、私もむざむざやられる心算はないが……"憎悪"で増幅された魔力に裏打ちされた魔法とあっては……"成りかけ"の時のようにはいかぬだろうな。

そうなると……こちらのあいつを倒せず―――だが、あいつ自身が「止まる」には………。
まだ、アリシアが生きているならば………やはり、「彼女の声を聴いた」刻になるだろうか。
あいつに、まだ彼女の声が届く心が残っていればの話だが………たとえ魔王に堕ちたとて、流石に彼女を手に掛けようとはすまい。
そして彼女も、幾らストレイボウに心移りしたとて……魔王に堕ちてまで、私への復讐を果たす事など望みはしないだろう。
………結局は人任せで、我ながら情けない対処方であるのは百も承知だ。
それでも、あいつを「止める」術は………これ位しか思い付かぬな―――。

816 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/09/01(Sun) 23:23
今日は国際霊長類の日だから霊長類を保全する日らしい。魔王となったオルステッドにとっては、
人間も霊長類らしいから一番縁遠い日かも。でも人間じゃなくて猿とかなら保護するために何かするのも、
別に嫌じゃないかな?

817 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/09/03(Tue) 23:13
>816
………「国際霊長類の日」、だと? 
「動物保護」をお題目に掲げ、偽善と欺瞞に満ちた似非人道主義に酔いしれる愚か者共の……下らぬ決め事だな。
そもそも……これまでの歴史の中で、生きる為に狩って食すに留まらず、人間の都合で数多の動物の使役はおろか……
場合によっては、屠殺までしておきながら……今更"保全"とは。
それ自体すら……「この世の頂点に立つ霊長類(人類)として、自分達よりも劣る霊長類を"管理&支配"する」という人間の傲慢なる都合でしかない。
仮に、保全してきた動物の方が異常に増え過ぎた時には……「生態系全体のバランスを図る」と称し………
掌を返すが如く……今度は逆に間引いていくのが人間という生き物よ。
そうした身勝手さに基く己の業の深さを見詰めもせず、聞こえ良き言葉で己を美しく飾り立てる……。
今更ながら、「人間」という名の知能を得た霊長類とは………何処までも度し難き存在だな。

たとえ私が、気紛れで猿などの人間以外の霊長類の保護をしたとて……所謂「焼け石に水」でしかない。
ならば、私に出来る最大限の行ないとは……霊長類(人間以外)のみならずあらゆる生物を脅かす、そもそもの元凶たる人類を「滅亡」させること。
それこそが……最も確実且つ、唯一なる"保全"の方法に他ならぬのだ……。

818 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/09/07(Sat) 23:21
魔王と化してしまう前も含めてオルステッドは他の英雄達と比べるとかなり異質な主人公だった気がする。
喋らないだけじゃなくて、はい、いいえ、という選択肢すらないし。本人が考える力が乏しいというのもあったかもしれないけど、
道徳観とかから断るか否か迷う様な頼みとかを投げかけられないからというのもあった気がする

819 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/09/09(Mon) 23:14
>818
異質か……それについては、最早言わずもがなか。
彼の英雄達に比べ、私は………謂わば「決められた道を、ただ辿る」だけだった。
己の行動、己の行く先を自身の意志で決めるでもなく……周りから求められるがままに……
ただ、与えられた役割(ロール)を……果たそうとするだけであった。
それ故か……"勇者"だった頃には、喋る必要が無かった上……道徳観などに左右され、迷う事態も特に無かった。
そもそも、運命の分かれ道ともいえる重大な選択や決断などに……迫られることも無かった。
典型的な「喋らない中世RPGの主人公」のままに……振舞うだけであった。
その結果、辿る筈だった"予定調和"が大きく狂ったことで……今のザマに至った。

他にも、私たちの世界での出来事(中世編)は……英雄達の各世界での出来事と、対比的な処が随所に見られる。
それも、中世編の方が……各世界と比べ、いずれも負の側面に向かっているという形で、だ。
そういう意味でも……私は彼奴等に比べ、明らかに"異質"なのであろう。
何と言う皮肉か、運命の悪戯か………何かしらの"意図"を感じざるを得ない、な―――。

820 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/09/11(Wed) 23:19
あったらないいなと思う、●●編って妄想したことある?

821 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/09/14(Sat) 14:17
>820
大分以前の>386にて、Live A Liveの続編として……
「陰陽編」「海賊編」「古代編」「超未来編」「トレジャーハンター編」「戦国編」「神話編」を想像したこともあったか。
これを以て「あれば良い」かどうかは分からぬが……各編の導入の冒頭文について、一度想像を巡らせてみるならば………

陰陽編
「時は平安。都の栄華の陰で蠢き、跳梁跋扈する魑魅魍魎。
 人の心の闇から生まれる"尋常ならざるモノ"は、常に恐れられてきた。
 そんな時代、そうした数多の魔の者達が引き起こす摩訶不思議なる怪事件に、稀代の陰陽師が挑む!」
海賊偏
「大航海時代。夢とロマンのイメージで語られるこの時代にも、暗部がある。
 海賊とは争い合い、略奪するのが当たり前。そんな当たり前を良しとせず、大海原の冒険にこそ重きを置く珍しき若き海賊。
 他の海賊や海軍に目の敵にされようが、己の海図で航海する末に得るは果たして栄光か、それとも破滅か。」
古代偏
「歴史の記録に残されなかった、人類のいまだ知らぬ古代の文明。
 後に遺跡でしか語られない社会を、過酷な時代に翻弄されながらも懸命に生きる者達がいた。
 時に笑い、怒り、悲しみ…後世にも語られない彼等だけの物語を紡いでゆく。」
超未来編
「遥か先の未来の時代。そこは昔の人類の想像を絶する高度な文明社会が築かれた世界。
 だが、そうした文明の発展とは裏腹に、星全体で視れば緩やかな滅亡の危機に瀕していた。
 そんな世界に生を受けたが為、危機に直面する者達は足掻く。この先、生き残るに値する"何か"を遺すべく―――。」
トレジャーハンター編
「世界は謎に満ちている。 発見された遺跡と財宝は、かつての在りし日を想起させる。
 歴史のミステリーに惹かれ、挑むは名を遺さんと野心に燃える、考古学者にして探検家。
 資料・文献だけが総てではない。己の"脚"で得た確実な手掛かりを元に、待ち受ける数々の謎を解き明かすのだ!」
戦国編
「遥か昔の戦乱の時代。 戦わずしては生き残れない過酷な世。
 必ず己が手で天下を取り、世を平定するべく、常に戦略を巡らせる数多の強者(つわもの)達。
 時に争い、時に和睦し、時に裏切り…最後に目指すは天下統一。強き名君・名将となりて最後まで勝ち抜け!」
神話編
「神々の世界。 神々とは人間からの信仰を基に在り続ける。
 多種多様な神々が織り成す出来事は神話となって遺り、語り継がれる。
 そんな中で、人の可能性を信じ、見届けんとする神がいた。果たして賢明なる神か、愚劣なる神か―――。」
 
―――取り敢えずは、こんな処か。
これ以上は流石に想像の限界だ……これらオムニパス形式の各編に、様々な遊戯性を込めた上で……
最終編では如何にして纏め上げるか……ある意味、人間共を滅す以上に困難だな………。

822 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/09/14(Sat) 22:46
ストレイボウの心の闇を見抜けなかったか

823 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/09/16(Mon) 18:06
>822
そうだ……最早、改めて言うまでもないだろうがな。
昔から頭がキレるだけではなく……プライドが高く、負けず嫌いでもあったあいつは……
当然、弱みを見せる事も……弱音を吐くような奴ではなかった。
私も、魔道士が不当に冷遇されるルクレチア王国の風潮には、内心眉を顰めていたが……
それを態々指摘し、下手な同情をした処で……野暮の極みだと思った。
「そんなことをあいつが望む筈などは無い。 それどころか、いたずらにあいつの自尊心を傷つけるだけだ」―――とな。
王国に仕える人間を志した以上、それなりにプライドがあれば意地もある………特に、"男"という生き物はそうだ。
「あいつはこの逆境を必ず乗り越える」………そう信じ、"親友だからこそ"見守ると決めた。

………それだけに………あいつの心の暗闇を、私は見抜けなかった。
私が想像していた以上に、あいつが抱えていた負の感情は………どこまでも深く……重かった。
幼い頃からの「親友」であった筈だったというのに………ふふっ、つくづく間抜けな話だ。
ある意味、私が魔王に堕ちたことは………それに対する"罰"でもあるのかもしれぬ、な―――。

824 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/09/17(Tue) 22:20
ルクレチアって、いつからあそこまでダメな国になったかは分からないけど、
最初に魔王倒した初代勇者の、頃は多分まともどころか良い国だったと思いますか?

仮に初代勇者の物語がライブアライブ2とかであったらどんなにハッピーエンドでも喜べない気がする。
後はオルステッドの物語に続くわけだし。
魔王問題を本当の意味で解決できなかった結果が中世編の悲劇だから、
未来が変わったエンドでもないと、後味悪くないエンドは無理な気がする

825 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/09/19(Thu) 22:12
>824
初代勇者の時代のルクレチアの方が良き国だったかどうか、か………さてな。
歴史書の類も遺されていない以上……幾ら想像を働かせた処で詮なき事よ。

―――と言いたい処だが、それでも敢えて想像してみるならば……ある時期に、魔王と魔物の存在に脅かされるようになり……
常人では魔王には到底太刀打ちできず、恐怖と絶望に圧し拉がれ……このまま座して死を待つか、他国へ逃亡する以外に道は無いかと思われた……その矢先。
強き心と力を持つ、勇ましき姿の"勇者"という存在が現れ……忽ちにして救われた。
ルクレチアの人間にとって、窮地に陥った自分達をを救い出してくれた……まさに"希望の光"だった事だろう。
それからは、「悪しき魔王を勇者が倒す伝説」となって語り継がれ……ルクレチアの国柄そのものへと成ったのかもな。
無論、勇者は名実共に「救国の英雄」と称賛されたであろう。
その後は幸多き生涯で終わったかまでは……想像はこの辺りで止めておこう。

―――たが……その勇者が、己が命がけで救ったルクレチアが辿った末路を知れば、どう思うであろうな。
ふふ………もしも叶うならば、是非とも我らが"先輩"には"後輩"たる私から教えて差し上げたいものよ。

「貴方がお救い下さったルクレチアは、貴方の影にばかり縋った結果、救いよう無き愚かな滅亡を迎えました。
 貴方のような振る舞いを求められ、そして掌を返されて裏切られた事で魔王に堕ちた、この私によって。」―――と。

如何に強き心を抱いていようと、斯様なことを聞かされて流石に動揺せずにはいられまい。
「結局、己の覚悟や決意とは何だったのだ」「自分は一体、何の為に闘ったというのだ」などと嘆くであろうか。 
どれ程の絶望を見せ……どれ程の怨嗟をぶちまけるか………見せて貰いたいものだ。

826 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/09/23(Mon) 23:06
オルステッドは魔王になっても”良くも悪くも”真面目な所が残っている気がする。
うろ覚えだけど、悪に堕ちたけど良心も残っているキャラクターが好感の持てる善人を
助けた時に、”悪人はその時の気分で良いことをしても別に良い。ただし善人でいたいなら、
悪いことしちゃだめだ”みたいなことを言う話がどこかであったけどオルステッドは、
魔王になった以上、万が一どころか億が一好意の持てる善人を見つけて助けてやりたいと、
思っても、その悪人とは違って自分は魔王になる道を選んだのだから助けるべきじゃないって決断を下す気がする

827 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/09/26(Thu) 21:41
>826
私は"真面目"か……嘗ても幾度そう言われてきた故、既に聞き飽きているな。
とうの昔に「何事に於いても、決していい加減に済ませてはならぬ」という"戒め"を教え込まれた事も……あったからかもな。
それ故か……剣士時代は剣の才に胡坐を掻かず、毎日朝夕は稽古鍛練に打ち込む程には……"真面目"ではあったか。

―――それで、私は良くも悪くもそうした性格である上、今は魔王に堕ちた以上……良心から善人を救うことは無い、と?
当然であろう……今更そんな愚行をして何にもならぬ。 何を分かりきった事を言っている?
ただし、あの英雄達ほどではなくとも……内に小さな"光"を秘めし未熟者程度であれば、ほんの気紛れで処さずにおく事はあるかもしれぬ。
尤も、いつしか名実共に"英雄"と称するに相応しいまでに大成したならば……その刻には改めて誘い、その者の総てを否定し尽くしてくれるがな………。
即ち、"好意の持てる善人"とやらを、善意で助けてやる義理や義務なぞない。
ほんの気紛れ、戯れで助ける意味……それはあくまで、最後には希望から絶望に叩き落とす為の"余興"……それだけだ。

―――そう、私には良心などはない……魔王になった以上、良心などとうの昔に棄て去った。
寧ろ、貴様の言う「悪に堕ちたけど良心も残っているキャラクター」なる者の弁こそが"好意"に値せぬ。
悪人を気取っていながら、己はその時々の気分で善行を為しても良い、だと? これを中途半端と言わずして何だという。
まだ、「決して良心などではなく、打算の為に敢えて助けた」と言われた方が、まだ納得が行くというもの。
どうやら、そんな事を臆面もなく言う愚か者は知らぬとみえる………真の絶望と憎悪と共に墜ちた、魔王という"悪"の闇の深さをな………。

828 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/03(Thu) 00:48
>>825の返答で思いついたけど、初代勇者が救ったルクレチアが本当に良い国だった場合、
魔王オディオと化したオルステッドと初代勇者が魔王山の力で対面しても誰も得しない気がする。
初代勇者は勇者であれほど良い国でも末路はこれかってなるだろうし、オルステッドももしかしたら、
自分が勇者をやっていたルクレチアの落ちぶれぶりを実感して落ち込むかも

829 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/03(Thu) 23:15
中世にはオルステッド以外に勇者に相応しい人はいなかったの?

830 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/10/06(Sun) 17:15
>828
嘗て救われたルクレチアが、名実共に真に良き国だったならば、か……。
如何に良き国であろうと、何かを切っ掛けに何時しかあっけなく滅ぶという「人の世の不条理」が降り掛かる処を……
魔王に対抗できる"唯一無二の存在"たる勇者により、危機から救われた事が鮮烈に過ぎたあまり……
歴史となり……伝説に昇華され……それこそが「絶対唯一の最高位」と見做すようになったのであろうか。
定期的に開催されるようになった武闘大会に象徴されるが如く……"勇者"という存在を継続させるべく、武の追求にのみ重きを置くようになったのだろうか。

『強き心と強き力を持ち、魔王を打倒せしめる勇猛果敢なる"勇者"こそが至上』とばかりに、な。

仮に……そうしていつしか、それ以外のモノの価値には見向きもしなくなった事で、凋落の一途を辿ったのだとすれば……
初代勇者にとっては……「救った結果が、この惨状だというのか」と、つくづく皮肉としか捉えようがないであろう。

そして私は……あまりのお粗末の極みに………落ち込む処か、もはや笑う気すら起こらぬやも知れぬ。
ただ―――改めて、「人間は愚か」という真実を……噛み締める想いに至るだろう、な―――。

>829
ハッシュは一先ず除外するとして……あの頃、私以外に"勇者"に相応しき者は………いなかったな。
王国兵やグリーンナイトも決して弱くはなかったが……勇者と呼べる程の強さには至らなかった。
武闘大会で準決勝戦まで勝ち進んだあの破落戸は……堂々トリカブトを使ってでも、ただ勝てば良いというだけの卑劣漢だった。
万が一にも有り得なかったろうが、たとえ優勝出来たとて……アレを勇者と呼ぶのは憚られるな。

王国に仕える剣士として入城して以来………私は、心身の鍛練や剣の稽古は常に欠かさなかった。
無論楽な道のりでは無かったが……ストレイボウに対する悪感情さえ除けば、気の良い(と信じていた)同僚が周囲にいた故、励みになった。
何より……特に武の強き者は、手厚く受け入れられる環境であったばかりに……
ストレイボウからすれば針の筵であったろうが……あの頃の私にとっては、居心地は良く感じられた。
それ故に、余計なストレスを抱え……不眠や胃痛等に悩まされることも無く、強さを磨き続けていられ……
やがて………「王国一の剣士」にまで出世を果たした。

即ち、あの時点で唯一"勇者"に相応しい者は……私だったという訳だ。
今となっては………吐き気を催すがな………。

831 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/08(Tue) 22:02
アームストロングがオルステッドとストレイボウに勝って主人公になるIFルートを考えよう

832 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/10/10(Thu) 23:25
>831
………あの、武闘大会の最中に堂々毒を使ってくる卑劣漢に私とあいつが敗れ、優勝とあっては……
正々堂々の武を尊ぶルクレチア王国の権威失墜は免れ得ぬな……。
一方、毒を用いず、腕っ節のみで勝ち上がったというならば……まだマシではあるか。
尤も、王国の剣士でありながら破落戸風情に敗れた私は、どの道「剣士の恥晒し」と罵倒されて消え逝く末路を辿るだろうが……。
そしてあいつも、「オルステッドどころか、あんな破落戸にすら敗れた自分は一体何なんだ」と、別の形でプライドは砕かれる事であろうな……。

………そうして、破落戸から王国一の強者に成り上がり、アリシアとの求婚の権利をも得て王国に居座ったならば……
そんな無頼漢が主人公となって活躍する物語となれば……精々、貴様たちの世界で有名な仮想遊戯「〇TAシリーズ」位の展開にでもならなければ思いつかぬ。
獲得した今の地位に居続けるべく、オープンワールドのルクレチア王国内で多種多様なミッションをこなしつつ自由行動も可能……。
武器・防具の開発や各種商売の権利獲得による資金源確保、気が向いた際には禁断の遊戯に耽る等、悪の道を存分に堪能……。
そして、メインミッションではルクレチアに仇成す敵勢力を打倒しつつ、領地・領域を拡大していく事で徐々に王国を強くしていく。
だが、やがて魔王率いる魔物の軍勢がいい加減目障りになってきたので、「善良な弱き民達を守る」という建前の下……
その実、今の面白可笑しき己の暮らしを守るべく、金で雇った荒くれ共を率いつつ己も前面で戦い、魔王打倒を最終目標とする。

―――ふむ。
最初は、「あの輩が主人公の物語など、誰が得をするのだ」と思いつつ考えてみたが………
もし、こちらのルートが実現するならば……考えようによっては、こちらの方が案外ルクレチアの安泰になる気がしてきたとは……これ如何に。
だが……たとえ王国が安泰になったとしても、国の様相は以前とは変わり果てるだろう……よって、想像はここまでだ。

833 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/11(Fri) 21:56
各世界の魔王にも魔王になる前の真人間だった頃の物語があるはずだ

834 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/13(Sun) 12:34
勇者とは、勇気を持って物事に立ち向かう者達の総称だ!
強いとか弱いとか関係ねぇんだよ!勇気あれば皆、勇士だ!

835 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/10/14(Mon) 16:32
>833
それは各世界の魔王に拠る……とでも言っておくか。
魔王になった者が、必ずしも"元人間"とは限らぬ……。
魔族として誕生し……やがて魔族の頂点にまで上り詰めた生粋の"魔王"もいるだろうからな。

まあ……貴様が欲する返答とは、斯様なモノではあるまい。
かつては何処にでもいる人間でしかなかった者が……いつしか、魔王に成り果てることは別段可笑しなことではない。
私に限らず、人間が魔王にまで堕ちるには……相応の経緯というものがある。
たとえ常人より強かろうとも……生半可な覚悟や信念では到底魔王には成り得ない。

―――即ち………"真人間"だった頃に心から信じ、己自身を形成する"モノ"を、理不尽な形で完膚なきまでに否定される……
或いは、信じていた者に不条理に裏切られる等……斯様な"物語"を経たりでもせねば、魔王には堕ちぬ。

己を"己"として踏み止まらせる、決定的な一線を超える……「超えざるを得ぬ余程の事」が起きでもせぬ限り……魔王に堕ち果てる事はない。
つまり………私にとっては、それが起きてしまったという訳だな………ふふっ……ははは―――――。

>834
フッ……随分と口角泡を飛ばして力説するな?
まあ、その言葉自体に特に異議はないがな……勇者とは文字通り、"勇"ましき"者"。
常人では気後れし、尻込みしてしまう程の強大なる存在、理不尽なる事態等に対し……
恐怖を認めつつもそれに臆せず、諦めに屈することなく……覚悟と信念を持って果敢に挑む者だ。
強弱問わず、勇気を抱いて生きようとする者は……正しく"勇者"なのであろう。

―――但し、真に勇者でいるには、勇気を常に抱き続けていられればの話。
そして……その勇気が本物の「勇気」か否かもな。
後先のことを考えず、単に自身の感情を優先し……不安や躊躇、恥じらいを何ら抱かずに虚勢を張る……
勇気に見せ掛けた……只の「蛮勇」もある。
何でも「勇気」と言えばそれで通用するなどと思い上がっているならば………愚劣の極み。

ハッシュは「勇者」という"名声"などではなく、あくまで"矜持"に生きんとし……病で残り少なかった寿命を、見事に己の意志で燃焼させた。
蛮勇でも、ましてルクレチアの奴等が求める"生贄"でもなく……本物の勇気を秘めた"勇者"として逝った。
一方の貴様自身は如何だ? 貴様が抱いているのは果たして"勇気"か、それとも"蛮勇"か?
それを見定めるもまた一興……この私相手に堂々と「勇者」を力説したのだ。 当然、それなりの覚悟と「勇気」はあろう?

―――さあ………始めようかッ!

836 名前:猪武者 投稿日:2024/10/14(Mon) 21:55
武士とは、戦場で立派に戦い果てる事こそが誉れ。
敵は最強魔王のオルステッド、相手にとって不足なし!
魔王よ、悪いがおれと死出の旅路に付き合ってもらう!
最後を飾るには最上の敵。命、捨てがまるは……今ぞ!

837 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/10/16(Wed) 22:18
>836
フン……闘いそのものが生きがいの戦闘狂の類か。
強者との闘いを求める点ではタカハラと似通う処があるが……ただ戦場で死すのが本望の狂人か。
わざわざ猪武者と名乗る以上……さぞや、これまで只管戦いの日々に明け暮れてきたのであろう。

これまでの生の中……屍の山を築き、血の河を流してきた果てに貴様が"視た"ものとは何だ?
彼の英雄達にも匹敵する……胸を張って答えられる程の「宝」を、一片でも持っているのか?
何を得るでもなく、伝えるでもなく、遺すでもなく……単に、殺し・殺されの世界に愉悦を見出したならば……つくづく愚かよ。

生憎、貴様如き死にたがりの狂人の道連れに付き合う義理なぞ無い。
ただ……それ程までに闘いの中で果てたいならば、貴様に相応しき次元へ送ってやる。(次元の狭間へ送る)
さあ……そこの「ヘッドプラッカー」は、我武者羅に一つの技のみで屠ってくる、まさに貴様に相応しき最上の敵ぞ。
貴様が如何ほどの強さかは知らぬが……彼の者の剛剣からも、生き延びられるかな?

命尽きるまで存分に戦うのだ……そして、心の底から精々満足しながら………死の次元を彷徨い逝くがいい―――。

838 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/16(Wed) 22:34
(魔物の肉を食いながら歩く男)
良いねぇ、ここは・・・ある意味で俺にとっての理想郷じゃないか。
下らない騎士の務めだの、王国への献身だの・・・そんなものはどうだっていい。
俺は奴に・・・ジャバウォックにさえ勝てればそれで良いのだ!その為なら人の肉体も魂も要らぬ!
(喜色満面でモンスター相手に手を広げ)
魔物よ、本能に生きる先達の獣よ!存分に食らい合い、高め合おうぞ・・・奴と再び対峙する瞬間まで、この飢えと渇きをうるおしてくれ!

839 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/17(Thu) 17:22
カカカカ!魔王よ、相手を狂人だと罵っておるが……
人の身で生まれながら魔に堕ちたおぬし自身がそれを言うかね?
滑稽じゃな、戦さというのはハナからイカレタもんじゃよ
勝てば官軍、負ければ賊軍。所詮はどいつもこいつも狂った人殺しよ!
勝てば箔が付き名誉も授与されるが…負ければ愚か者と散々に誹られるのが世の理じゃ
ご大層に飾り付けた騎士や武士さえも戦えなければただのゴミよ
名誉などは所詮は幻影、勝たなければ何の意味も無い
高尚に価値や意義などを語る権利が与えられるのは真の勝者だけじゃ

840 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/18(Fri) 17:54
世の中には善と悪があると信じていたんだ。
戦争もいい国と悪い国が戦ってると思ってた…可愛いだろ?
だが違ってた。オレが護ろうとしてたものさえクズだった。

841 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/10/19(Sat) 17:53
>838
―――いつの間に我が世界に入り込んだ?
誘った覚えなどない……何者だ、貴様は。
………いや、貴様の正体も、そして貴様の思惑など知った処ではない。
"責務"や"献身"とやらといったしがらみを捨て、ジャバウォックなる者を打倒すべく人を辞めるのは勝手だが……
我が世界の魔物は、私が「真実」を教えるに値すると決めた英雄達に出迎えさせるために生み出したモノ。
そ奴等の肉を喰らい、私の邪魔立てをするというならば……捨て置くわけにはいかぬ。

これ以上、貴様に馳走してやる肉と血はない。
ただ……飢えも渇きも、一切気にする必要のないようにはしてやろう。
尤も、「ジャバウォックに勝つ」という貴様の本懐を遂げることは叶わぬがな。
速やかに失せよ………跡形もなくなッ!(「目」、「口」、「ピュア」形態での容赦のない総攻撃)

>839
くく……随分と知った風な事を言ってくれる、と言いたい処だが。
まあ……強ちの間違いではないとは認めよう。
斯く言う私も……かつては、王国に剣を捧げ、戦いに身を捧げる一介の剣士だったのだからな。

元より戦(いくさ)とは血腥きもの……だが、話し合いだけであらゆる問題を解消し、相互に和解し合える程人間は賢明ではない。
交渉も妥協も出来ないが故に国同士の衝突に至り……そして力を以って、より多くの敵国の兵の命を奪い……
やがて、勝利することで己が主義・主張を押し通し、利益を得て生き延びる為の生存競争……それが"戦"というもの。
或いは……己にとって、己よりも真に大切なものを守るべく、身命を懸けて敵と戦う……それもまた"戦"。
勝者こそが得られ、生き残り………敗者は失い、そして死ぬ。
人類の歴史とはそれの繰り返し……いかに強き騎士も武士も、戦がなければ輝けぬ。
そして………勝利することでしか、「何か」を得ることは出来ぬという……どこまでも因果で、業深き在り様よ。
尤も、戦場で戦う者達以上に愚かな存在……利益の為ならば他者の犠牲を厭わず、安全圏にいながら戦士よりも戦争を望む、"マキャヴェリズム"の権力者共もいるがな。

かつては私も……多かれ少なかれ戦という"業"を自覚しつつも、ルクレチア王国で生まれ育った以上……
戦となれば、剣士として国と民を守り……時には他国の名も知れぬ敵国の兵と戦い、殺めることになろうとも……
業を背負ってでも、己にとっての……「戦う意義を最後まで貫いてみせる」という………己なりの"正義"を信じていた時期があった。

まあ……魔王になって「人間の真実」を知った今……そんな正義を含め、信じたモノの総ては"幻影"となったがな。
なれば、もはや魔王に相応しく………英雄達を勝者から敗者に引き摺り下ろし、真の勝者に返り咲くまで、だ―――。

>840
ふむ………貴様については、一応ながら知っている。
生まれながらにして異質な力を持ち…かつては「人間は善」と信じ…人間を守る為に"ヨウカイ"達と戦う事に喜びと誇りを見出していたそうだな?
だが……そうした価値観が逆転する光景を目にしたが為に……「人間憎し」に反転し、人類抹殺を企てるようになったとも、な。
信じてきたものが「結局は虚構であり、幻想でしかなかった」か………とても他人事とは思えぬ。

そう………「善悪」など、立場や利害などで……いとも容易く変わる。
絶対の善・絶対の悪なぞ、この世には存在せぬ……それらが存在するのは、人間の都合良き妄想の世界よ。
「己こそが"正しき善"、それに背く者は悉く"誤った悪"」―――ただ、それだけの事だ。
故に………貴様には言わずもがなであろうが、この世には唯一無二の"真実"はある。

――――人間という「知恵を持った獣以下の存在」がいる限り、いつの世もあらゆる不条理が絶えることは無いという事。

そんな人間共を滅殺するというその考えに異議は無いが……わざわざ全ての人間の墓でこの世を埋め尽くすとは……律儀なことだ。
人間など、墓を作ってやるにも値せぬ………存在していた痕跡すら、遺す必要はない。
故に、"人類抹殺"の役目は貴様に代わり、私が果たしてやろう……尤も、その刻には、同じ"人間"たる貴様もまた対象だがな。
なあに……私もかつては、貴様が憎む「人間」の一人だったのだ……己独りだけで、おめおめと永久に生き残ろうなどとは思わぬ。
いつしか滅ぼす刻は、共に"終焉"を迎えようではないか………異世界から訪れし「暗黒天使」よ―――。

842 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/19(Sat) 20:46
オレオレ詐欺に引っかかりそうなポゴさん

843 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/10/21(Mon) 21:34
>842
「オレオレ詐欺」………確か、貴様たちの時代で普及している、"テレフォン"なる遠距離会話用の機械を用い……
出てきた相手が老人であれば、顔を見られない・歳ゆえに声の判別をつけられない処に付け込んで老人の子息を騙り……
「今、金に困っている」と同情を誘うことで大金をせしめるという、所謂"肉親の愛情"を利用した下衆の所業か………。
どれだけ時代が変わろうが、文明が発達しようが………人間自身の醜さは何ら変わらぬという事だな………。

―――それで、あの"愛という名の幻想を得し狩人"は、斯様な詐欺に引っ掛かりそうだというか。
それ以前に………そもそも彼奴の生きる原始時代はテレフォンはおろか、機械自体が存在していない。
仮にタカハラ、アキラ、キューブ辺りの世界からテレフォンを取り寄せ、彼奴に使わせようとした処で……
最初は変わった食べ物か思って噛り付くも、当然硬くて食べられず……

『よくも食べ物と思わせて騙したな!』と言わんばかりに、怒り心頭に発するような気がするな。

それに……百歩譲って受話器からゴリ(或いはべる)の声が聞こえ、助けを求めてきたとしても………
今度は『何でこんな変な物からゴリ(べる)の声がするんだ? まさか閉じ込められてるのか!?』と勘違いしてしまい……
そこから救出する心算で、テレフォンを完膚なきまでに粉砕するという破壊行為に及ぶような気もする。

つまりは………斯様な意味で、彼奴が詐欺に引っ掛かるということには……到底至らぬであろう、な―――。

844 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/21(Mon) 22:45
この世界はいつか魔王の手に沈むだろう

845 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/10/23(Wed) 20:57
>844
ほう………そうか、諦めるか。
魔王を打倒せしめる"英雄"の出現を望むでもなく……己自身が打倒せんと立ち上がるでもなく……
やがて訪れる、魔王による世界の終焉を……座して待つか。
ならば、それで結構。 滅びの運命を受け入れると決めた者なぞ、一々相手にする価値は無い。

とは言え、早々には訪れぬが……各世界の、本物の実力を秘めし強者であり……
且つ、真実を思い知らせるに足る、名実共に"英雄"と呼ぶに相応しき者達が全ていなくなった刻………

―――――その刻こそ、貴様の世界含め………全ての世界が滅ぶ刻だ。

既に賽は投げられた……彼奴等が得た答よりも私の説く"真実"が勝れば、審判は下る。
その終焉までの間………精々、最後の晩餐でも洒落込むがいい。

846 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/23(Wed) 22:05
今風の魔王は闇バイト募集してそう

847 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/24(Thu) 22:03
オディオに負けないくらいの「闇」に堕とされても尚、あいつは仲間と言う「未来」の為に足掻き続けた。
世界の闇に呑まれて友や愛する者達さえも敵に回して、それでも「明日」へ進めと仲間の背中を押した。

オディオに誰よりも近く、そして至った結論が違う者。「破壊者」エレン・イェーガーについてどう思う?

848 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/10/25(Fri) 22:33
>846
……仮に、貴様たちの時代に合った魔王が出現するならば……
「闇バイト」なる手法で手先を募り……人の世に害を及ぼすというか。
世間の狭き者や切羽詰まった者などを甘言で釣り上げ、超えてはならぬ決定的な一線を容易く超えさせる形で……
自身の望むがままに仇を為させるという点では……ある意味、「魔王然としている」と言えなくもないが………
それでも……随分とまあ、回りくどい上に規模の矮小なことよ………。
怖ろしさや忌わしさを以て語り継がれる程の存在には、到底なり得ぬ……斯様な程度で「魔王」を気取れるならば、「魔王」のネームバリューも安くなったものだ。

どうせ魔王を気取るならば……もっと狡猾で邪悪な在り様を貫いて貰いたいものよ。
世界中の人間共を恐怖と絶望に叩き落とし……脳裏に深く焼き付かせる程の……
全てを憎悪し、否定し尽くす程の………絶大なる負のエネルギーを示してみせよ。

まあ、それは兎も角……「魔物」という、人間にとっての脅威が存在しない世界では……
より強き、邪知暴虐なる人間が……「魔物」に代わる脅威に挿げ替わるだけの事。
たとえ幾億もの時が流れ、時代が幾度移ろおうとも………「人間の敵は"人間"」という真理は、決して変わらぬという事だな―――。

>847
ふむ……生憎、その「破壊者・エレン=イェーガー」なる者と……
その者が辿った軌跡について……詳しく関知してはおらぬ。
故に、そのものに関して記した場所を、あくまで一通り目を通した限りという"断り"を入れるならば………

「壁の中」という閉ざされた世界しか知らぬ故、壁の外の世界を知ったことで、「外の世界へと自由に旅立つ」という夢を抱いた少年だったが……
ある日、「巨人」という強大なる存在に大切な存在を奪われたことで巨人憎しに染まり、「この世界から巨人を一匹残らず駆逐する」と心に誓い……
掛け替えなき仲間を幾人も失い、自身もまた忌むべき巨人と化す力を得ても尚、敵たる巨人達との数多の死闘を生き抜き……
そして紆余曲折の末に……"この世の真実"を知る、か………。
真の敵の存在を知り、赦せぬ者共全てを討ち滅ぼし尽くすまで前進し、蹂躙する………所謂「進撃の巨人」となったという訳か。
そうして、俗に謂う「闇墜ち」を遂げ……やがて得た"始祖の力"なるもので、かつては憎んだ巨人を造り、率いる事で、自身に不幸と絶望を齎した元凶を殲滅したばかりか……
やがて、かつての友や愛する者達までをも敵に回し、もはや"世界の災厄"そのものと成り果てるも……
最期には愛する者に討たれる事によって、「(自身をも含む)巨人を一匹残らず駆逐する」という悲願を遂げた上に……
「自ら悪と化し、その悪たる自身を己の仲間達に討たせることで、人類を滅亡の危機から救った"英雄"にする」という真意を果たす……という噺か。

"真実"を知り、赦し難き"敵"に憎しみを抱いたという点では同じながらも……
その者は、友にも愛する者にも……裏切られることはなかった。
更に……単に他者に求められるがままに"勇者"、そして"魔王"となった私と違い……自らの意志で"世界の敵"になった。
そして……自由を求めた結果、自由とは最も程遠き末路を迎え……それでも、心から信ずる者達には、過酷な闘いから解放させる形で"自由"を齎した。

即ち………憎しみを抱いても尚、自身が信ずるモノを棄てなかった故に……闇には堕ちようとも、全てを憎む"魔王"には決して堕ちなかった。
私とは似ていながら………「決定的に非なる者」という印象に尽きる、な―――。

849 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/26(Sat) 20:58
魔王になったら身体が大きくなっちゃうんだ

850 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/10/29(Tue) 20:09
>849
「それは魔王に拠る」………とは言ったものの。
古今東西、体躯の小さき者が「魔王」を名乗ったという謂れは……寡聞にして知らぬ。
やはり、己の強大さ・邪悪さといったモノを誇示すべく……威圧感を伴わせた巨躯を、大抵の「魔王」が持つ。
相対せし者に必ずインパクトを与えるには、もはや"必要な条件"であると……暗黙の了解レベルにまで認識されている。
例外的に、少年・少女の魔王の存在も否定しきれないが………余程の"実績"が語られているなりせねば、どうにも印象に欠けてしまうな。

………まあ、魔王となれば巨躯になるか否かは者に拠るとして、だ。
単に大きければ良いとは限らぬ……これで実力が伴わなければ、図体だけの見掛け倒しだ。
魔王になるからには、当然それに見合った実力を持ち合わせねばならぬ……これは真に"必要な条件"と言っても良いだろう。
口先だけの自称「魔王」など、ただの愚かな道化………尤も、あの偽魔王は凡そ「道化」では済まなかったがな。

………私も、闇を纏った「魔王オディオ」時は……多少は体躯は大きくなっている。
ただ、私自身はそこまでのこだわりはない……己が「この程度で十分」と思えばそれで良い。
あとは相対せし英雄達の眼に、しかと刻み付けるのみ………この私、「魔王オディオ」の邪悪さ………そして、恐ろしさをッ!

851 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/10/30(Wed) 22:49
三人の弟子より心山拳老師の方が好きです……
あの玄人感は弟子には醸し出せない

852 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/01(Fri) 06:28
オレは死なない!
例えこの肉体は滅んでも!!
オレの意志を継ぐ者が必ず立ち上がり
そして…お前たち、魔王を倒す!!!

853 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/11/01(Fri) 21:56
>851
ふむ……今代の心山拳師範3人よりも、師父を好むか。
拳法の達人であるという事以上に、これまでの生き様を経て老成された人格……
"拳士"としても"人間"としても、玄人の余裕を湛えた在り様故に好感を抱くのであろう。

単に武闘の面で強くなるだけでは、人としての強さには繋がらぬ。
寧ろ、何かしらの信念なり覚悟なりを抱かねば……真に強き者とは言えぬ。
拳法にしろ、剣術にしろ……形が如何であれ、あらゆる"力"というのは……
信念や覚悟を伴った己が主張を貫く為の……あくまでも"手段"なのだろう。
癪ではあるが、師父の言葉を借りるならば………「心の強さこそが"人"の強さ」か。
それを人生において体現してのけるからこそ……あの"玄人感"を醸し出せる訳だ。

―――――クッ。
私としたことが……柄にもない事を言ったものよ。
やはり、敢えて師父の息を吹き返させた上で誘い、そしてそれぞれの世界線で師範になりし3人も、同時に誘うという形で再会させ……
一時の歓喜と希望を与えた後で……底無しの絶望を彼奴等に贈ってやるというやり方でも良かったかもな………。

>852
………何を一人で盛り上がっている?
貴様を英雄の一人として誘った覚えなぞ無ければ、その後闘った覚えさえも無い。
自身が敗れた場合を想定しての予行演習か? それとも、敗れても尚己の意志に殉じる英雄などを演じての自己陶酔か?
やるのは勝手だが……それを態々私の前で行なうとは……呆れた輩よ。

仮に、実際に戦った後の今際の際に……そんな演劇じみた台詞を言った処で、本気で叶うとでも思っているのか?
私に敗れること即ち、「あらゆる全ての消滅」なのだ。 貴様の意志とやらを継ぎし者による"次"などない。
それに……たとえ本当に継ぐ者がいた処で……必ずしも本懐を遂げられる保証なぞ無い。

そう………ハッシュとウラヌスが今際に遺した本懐が、何一つ遂げられなかったように。
それを受け継ぎ、果たすべきであった筈の私が………完膚なきまでに裏切ってしまったように。

分かったならばさっさと失せるがよい………"悲劇の英雄ごっこ"は、自宅ででもしていろ―――。

854 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/01(Fri) 22:15
滅んだら美味しい飯や酒にもありつけなくなるんだぞ?それでもいーいのかよ?魔王さんよ

855 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/01(Fri) 22:33
英雄視されていた頃のオルステッドがバルバトス・ゲーティアと遭遇したら死ぬまでストーカーされそう

856 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/11/04(Mon) 12:04
>854
くくく………それが何だというのだ?
もはや私は、何も口にせずとも死なぬ身になった……空腹に苛まれ、飲食に駆られる必要はなくなった。
飲食自体は出来ない訳ではないが……人を辞めた今、人だった頃の習慣など不要。
今の私は………"憎しみ"のみが、生きる上で必要なエネルギーなのだからな。

それに、飲食を忘れずにいるなど……未だ「人を捨てきれていない」証。
人間を辞めて魔王になっていながら……いまだに人間同様に、未練がましく美飯美酒を嗜むなぞ……とんだ恥の極み。
何より……この底無しの絶望と憎悪の滾りを、たかだか飲食程度で解消……或いは、忘却できるとでも思っているのか?

飲食の歓びなぞ、とうの昔に忘れ去った……我が"オディオ"は、そんな程度で収まる程、軽くも緩くもない。
ただ、これから私にとって、"最高の美飯美酒"を堪能できる刻があるならば……それは、人間が滅び去る瞬間であろう、な―――。

>855
ふむ……また関知せぬ異世界の者か。
例の如く、そ奴の詳細について確認してみたが……その印象で言うならば、「英雄殺し」の狂戦士か。

かつては強き英雄願望を秘め、並ならぬ努力と研鑽の末に、"英雄"に相応しき強大な力を手に入れていながら……
戦い方が凄惨すぎる故に誰からも認められず、更に敵軍への攻撃手段が非人道的に過ぎると咎められて処罰されるなど……
思うようにいかぬ事で募りに募った鬱憤が、やがて仲間への裏切りに至り……ついには処刑を下される、か。
だが、ある者によって甦らされ、その者と共益関係を結んだ後……世界各地に存在する"英雄"と称される人物を抹殺して回る、「英雄殺し」と化した訳か………。

まだ私が人間で、"勇者"と持て囃されていた頃に斯様な者と邂逅したならば……当然の如く闘いになるだろう。
勝てるかどうかは……その刻の実力次第だな。"英雄"に匹敵する強大な力を持つ以上、あの破落戸などとは格が違う。
下手にアイテムを使い活路を見出そうとしても…「アイテムなぞ使ってんじゃねぇ!」と全滅級の技を喰らわされる。
ストレイボウやウラヌスがいればまだ安心だが…「術に頼るかザコどもが」と、あちらもやられてしまいかねぬ。
一旦退却し、強さを上げるべくレベリングに勤しもうと…「貴様ら、こんな所で長々と何をしている? 鼠の様に逃げ仰せるか、この場で死ぬか…どちらか選べぃ!」と、急に出くわして殺しに掛かる以上……
兎角、「理不尽」が具現化したが如き厄介なる男と見做すだろうな………。

私が視た限り、その者からは……"英雄"を目指しながら決して成れず、そして己と違い"英雄"になった者達への「嫉妬と憎悪」が見受けられる。
もしそ奴の像が魔王山に現れたならば……「魔王オディオ」として力を貸すも一興か。
ただ………仮にそ奴が、「勇者ハッシュ」の存在と、彼の「人間嫌いの顛末」を知ったならば……如何するであろうな?
"英雄"に似つかわしい名誉や栄光も無き在り様と嘲笑うか……或いは"英雄"の末路を知り、自身の思い描いた"英雄への情景"が崩れ去るか……
少なくとも、英雄になるという"願望"ではなく……"勇者"という名の英雄たらんとする"矜持"を貫いたハッシュの方が……そ奴よりも遥かに格上であることは確かだな―――。

857 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/04(Mon) 17:06
その点魔王様ってすげぇよな、最後まで憎しみたっぷりだもん

858 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/11/06(Wed) 21:05
>857
そもそも何と比較しての「その点魔王様ってすげぇ」という称賛のか……要領を得ぬな。
手掛かりがない以上、文面から推測と想像を働かせるしかないが……「最後まで憎しみたっぷり」という言葉からは………

世に何かしらの恨み辛みを抱き、仇を成す"悪党"なり"無頼漢"を気取り、人倫から外れた道を往く生き方を選んでいながら……
何かを切っ掛けにそれまでの考え方が揺らいでしまい、やがて"放棄"するなり"逃避"するなりしてしまい……
結果、中途半端に醜態を晒す為体の輩と比して……といった処だろうか。

どのような生き様を貫くにせよ……何かしらの信念なり覚悟なりを持ち合わせられぬザマでは……
想像を絶する厭な事態、自身にとって許容できるレベルを超える難事等に遭った刻……それにまともに立ち向かえないばかりか……
心乱され、慌てふためき……遂には無様に逃げ惑うか、見苦しき現実逃避をするのは当然の理だ。
無論、「魔王」とまで呼ばれる者の中に……そのような愚者はいまい。
その程度の小物如きに……魔王足る"器"も"資格"も、持ち得よう筈はないからな。

魔王とは全てを"憎み抜く"………ならば当然、その感情を極限にまで突き詰めた境地にまで至らねばならぬ。
中途半端な覚悟や信念・脆弱な精神では、決して最後まで保つことはない……それが「魔王」なのだ。
好き好んでなるような存在でも、決してないがな………。

859 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/07(Thu) 05:26
ロマサガ2の七英雄には勝てるかい?あんた腕には自信があるんだろ?

860 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/07(Thu) 06:01
ベルセルクのゴッドハンド相手にはやや分が悪いかな?

861 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/07(Thu) 17:20
男なら誇りと意地を貫いて生きて死んで行け、後悔なんてするだけ恰好が悪いぜ?

862 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/11/09(Sat) 18:04
>859
これまでにも幾度か話題に挙がった、かの「七英雄」と戦うならば、か………。
一体一の形で相手取る場合ならば……それぞれの得意技には特に警戒せねばならぬ。
一例としては、クジンシーの「ソウルスティール」…ロックブーケの「テンプテーション」…ボクオーンの「マリオネット」等か。
ただし……それらにさえ対処できれば勝てる程、甘くはあるまい。
一人一人の実力はピンキリとはいえ……曲がりなりにも、どの者も"英雄"の称号を冠する以上……油断して勝てる相手ではない。
尤も……私とて、曲がりなりにも「魔王」なのだ。そう簡単に膝を屈する心算はない。

もし七人集合形態ならば……流石に一人のみでは勝ち目は薄い。
多種多様且つ強力な攻撃を連続で繰り出してくる以上、手数に圧されて惨敗を喫するのは自明の理だ。
こちらのケースでは……「オディオ(アイ/マウス/モール)形態→ピュアオディオ形態」でこちらも対抗すべきか。

肝心の勝敗は……結局は有り触れた答えだが、「実際に戦わない事には分からない」な。
それに彼の者達の内の何人かは、>507でも述べた仕打ちを為した"古代人"への強き憎しみを抱いている処からも、寧ろ私に"近しい"者達と見受けられる。
仮に魔王山に、その者達の"像"が現れたならば……戦う相手ではなく、力を貸す相手になるかもしれぬな―――。

>860
ここ最近、関知せぬ者の話題が続くな……。
恒例の如く、こちらでも調べてみたが……よりにもよって、元人間でありながら「神の手」とはな。
「使徒」と呼ばれる者達すらも上回るレベルの超能力を持つ、超常的存在か……調べた限り、一部判明しているだけでも―――

「手のひらで握り潰すような動作のみで全てを捻り潰す・視線を向けるだけで相手を吹き飛ばす(フェムト)」
「過去の映像を空間に映し出す・他者の意識下に潜り込み、神の信託が如き「夢」を映し出す(ユービック)」
「あらゆる攻撃が通じない(ボイド)」

ただでさえ常人よりも遥かに強大な力を持つ上、斯様な能力をも持っているとあっては……もはや"戦う"という考え自体が愚かしく思える。
然しもの英雄達も……彼の者達を相手に勝利するのは不可能に近いであろう。
私の場合は………最終手段の「ハルマゲドン」で、強制的に"引き分け"に持ち込むのが関の山になるやもしれぬ。

尤も……何でも、あまりに存在が大きすぎる故に現世に顕現出来ず、普段は異空間に身を潜めているという。
「ベヘリット」なるモノに選ばれし人間の渇望に応じる事で現世と異空間を?いで現れ、そして現世で活動するには新たな肉体を受肉する必要がある、か。
余程の"イレギュラー"が起きでもせぬ限り……私がそ奴等と相対する機会も……そして、戦う機会も訪れぬであろう、な。

>861
ふっ、「誇りと意地」か……随分と一端に気障な事をのたまう奴だ。
その「誇りと意地」の根源であった存在達から悉く否定され……それでも尚、棄てずに最期まで貫いて逝けと?
私とて……かつて人間だった頃は己なりに諦めず、覚悟を決めて背負っていこうとした。
たとえどんなに辛く、苦しくとも……「いつしか必ず報われ、己が生きる意義」を見出してみせる………とな。

―――その結末があの"ザマ"であり………そして、今やこの"ザマ"だ。
ルクレチアの奴ばらを皆殺しにした事に後悔なぞない………だが、それでもこの"憎しみ"は収まらぬ。
この世にはまだまだ……誇りと意地とやらを貫き、自身にとっての正しき道を進んでいると"信ずる"愚か者共がいる。
ならば……そうした奴ばらを形作るモノの全ては、所詮は空虚で愚かしき幻想でしかないと思い知らせ……その存在ごと無に帰すまで。
そう……私には今更後悔する心の余地なぞない上……その資格さえも、ない。

さて……私にとっての「誇りと意地」とは、こんなものだ。
次は、私相手に大口を叩いた貴様自身の「誇りと意地」とやらを……是非とも聴かせて貰いたいものだな?

863 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/10(Sun) 10:00
魔王が人間を滅ぼさなくても、ほっといても奴らは自らの首を絞めて勝手に滅ぶさ

864 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/11(Mon) 22:47
オルステッドに禿げる呪いをかけた

ストレイボウの恨みをその身をもって知れい!

865 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/11/12(Tue) 21:31
>863
ふっ……態々私が手を下すまでもない、か。
強き国が隆盛して生き残り、弱き国は衰退して滅びゆく……人類の歴史はそれの繰り返しとはいうが………。
やがて、国同士の和解も共存共栄の道さえも無くなり……どちらかが滅ぶまでの全面戦争を絶えず繰り返すようになるという……
遂には……往くところまで往き付いた、終末期を迎えるか。
そして、最後に生き残った国、或いは民族でさえ……ライフラインが碌に機能しなくなった結果、残り少ない食料や水等を巡っての……
同族同士の醜い争いに終始し……最期には共倒れの末路を辿る、といった処が妥当だろうか。
愚かしき人間にはお似合いの……醜悪且つ、惨め極まる滅び方だな。

ただ………仮に、斯様な滅びに至るとしても……それはいつの日だ?
その間にも、奴らは身勝手に……互いに傷つけ合い、奪い合い、殺し合い……生きている限り、そうした在り様を貫き続ける。
そんな奴等の悍ましき姿なぞ……とうに見飽きた。

これ以上……いつ訪れるとも知れぬ"滅び"を、悠長に待つ心算はない。
である以上………この私の手で、速やかに引導を渡してやるまで。
奴等自身の"真の姿"を……しっかりと自覚させてやった上でなッ!

>864
ほう………良い度胸だな。
尤も、あいつの恨みの代行というには……あまりに莫迦莫迦しい呪いではあるがな。
私を禿げさせ、恥をかかせる事で晴らせるならば……随分と安っぽい恨みもあったものよ。

ピュアオディオ形態でも禿頭になる以上、別段禿げた処で些事には過ぎぬ……が。
然りとて……ここで大人しく、貴様如きに禿げさせられるのも癪だ。
人を呪わば穴二つ……ここは下らぬ呪いが発動する前に、その呪いはお返ししよう。

―――――フンッ!(オディオアイの「激流旋回剣」)

………おっと。
呪いではなく、涙を水圧で飛ばしたことで……貴様の頭髪が総て斬れてしまったではないか。
まあ、いずれにせよ結果は同じだ……実に見事なまでの禿頭ぶりだ。
さて………今度は私からの、"憎しみ"を基にする本物の呪いを受けてみるか?
嫌ならば速やかに失せるがいい………失われた頭髪を"授業料"として、な。

866 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/13(Wed) 16:01
魔王なら、「ヴィンランド・サガ」のアシェラッドの思想にある程度は共感できそう

867 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/13(Wed) 16:24
俺の墓標に名はいらぬ、死すならば戦いの荒野で!

868 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/13(Wed) 22:28
(眠る少女の隣に薬の瓶を置き、窓の外で力尽きようとしてる少年)
なぁミュウ、俺はやっぱりお前が好きだよ
例えお前に婚約者がいたとしても・・・お前がどうであれ、俺はお前を想い続けるよ・・・。
それが・・・俺の、素直な・・・き、もち・・・。
(完全に力尽き、音を立てる事もなく倒れこんだ)


869 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/11/16(Sat) 16:52
>866
またもや関知せぬ者故、そのアシェラッドなる者について視てみたが……
ヴァイキングでありながら、最もヴァイキングを(自身含め)嫌悪する「矛盾の者」か……。

自身の生まれ故郷(ウェールズ)に攻め込んできたヴァイキングの父とその奴隷の母の間に生まれ……
そして、奴隷の子故に当然父からは愛を注がれぬ「灰塗れ(アシェラッド)」か。
やがて成長の末に父を殺し、ウェールズを他国の侵攻から救う為に生きるという信念を抱きながらも、自身は"英雄"にも"指導者"にも成れないと悟り……
最も嫌悪する父と同じ"ヴァイキング"が最適且つ、「それでしか生きられない」という矛盾と自虐を、飄々とした貌で隠しながら生きるか……。
その一方で……真に王の器を持ち、自身を導くに足る資質有る者には心からの情景と敬意を示し、主君と認めて仕えることを選ぶか。
その信念は、敵側の王に「主君を殺せば故郷への侵攻は見逃してやる」という、「主君と故郷」のどちらを取るかの、"究極の選択"を持ちかけられた時には……
「どちらも救う」べく、命懸けの"乱心(のフリ)"をする処にも顕れるとはな……。
敵側の王を殺し、自ら"偉大な王に成り替わった"と騙り、狂人のように暴れ回る己を主君に討たせることで、その功績で主君に実権を握らせ、ウェールズ侵攻も取り止めにさせ……
最期は、かつて自身が手に掛けた、主の器を秘めていた男の息子(主人公)に……「本当の戦士になれ」と今際の言葉を遺して逝く、か………。

一通り視た限りでも……その者の生涯は「壮絶」であり、その思想は「複雑」の一言に尽きる。
共感できる点を見出すならば……「自己矛盾を抱えながらも、信念そのものは決してブレない」処だろうか。
だが……真の王に相応しき者に仕えたいという考えについては……凡そ魔王には似つかわしく感じぬ。
何より……どれだけの考えがあったにせよ、その男も結局は歴とした"ヴァイキング"として、殺戮や略奪を働いてきた事実は変えられぬ。
私欲に生きるだけの只の下衆や、救いよう無き屑等とは一線を画せど……
全てを踏まえた上で……それでも、私からすれば"愚かなる人間"の一人に過ぎぬな―――。

>867
………その言葉を放った者については覚えがある。
確か……"核の炎"なるもので世界が焼き尽くされ、それ以降の不毛の大地では法も秩序も無くなり……
強者が暴力によって全てを……弱者を支配する、世紀末の世界で名を轟かせる「ホクトシンケン」なる暗殺拳の使い手だったか。
もはや人の心を棄て悪鬼に堕した者共を、経絡秘孔を突くことで一撃必殺せしめ、力無き弱者を救う"世紀末の救世主"、か……。
よもや、斯様な男まで来ようとはな………。

己の墓標に名は要らず、戦場の荒野で果てるを望むか……。
戦場こそが己の死に場所であり……"墓標"そのものといった処だろうか。
戦場を死に場所と見出す辺りは、以前此処に現れた「猪武者」なる者と似通うが……
"戦い"に対する考え方は……あの類の者とは違うと見えるな?
まあ、いずれにせよ……戦いに身を置く猛者である以上、戦場で散るのを望む点では共通する、か………。

―――それで、貴様もまた私を倒しに来た者の一人か?
彼の英雄達に匹敵どころか、恐らくはそれ以上の強さの真の強者と見受けるが……来るというならば望む処だ。
強敵(とも)と称する者達との想い出を秘め……愛する者に裏切られた事も無き貴様には、我が絶望と憎しみの深さを思い知らせてやろう。
これまで貴様が屠ってきた「雑魚」にも、まして「強敵(とも)」にも当たらぬ………唯一無二の、「魔王」としてなッ!

870 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/11/16(Sat) 16:53
字数制限にかかった故、分割で返答だ。

>868
………斯様な場で、叶わぬ恋慕譚を唐突に見せられてもな。
こちらに関係なく、勝手に力尽きてしまった処で……反応に困るのだがな。
まあ……「命を費やしてでも愛に殉じる」その姿に、思う処は無いでもない。

恐らくは病弱で眠り込んでいるであろう少女を一途に愛し、その者の為に病に効く薬を命からがら届けた……といった処であろうか。
たとえ想い人が別に居ようとも……愛する者を救えれば死も厭わぬか。
これもまた……人間が尊ぶ、一つの"愛の形"という訳だ。

尤も……見方を換えれば、それは形を変えた"自己満足"に過ぎぬ。
即ち、愛に殉ずる己自身に"価値"や"意義"を見出し……心を満たすという事だ。
その少女と如何ほどの関係を築いてきたかは知らぬが……果たしてその愛は、十全で総て受け入れられるであろうか。
例えば、もし婚約者とやらへの心の傾きが遥かに大きければ……愛を受け入れて貰える保証はない。
もし、届けた物以上の効果を持つ薬なり、数多くの薬を用意されたならば……それでもその少女は、貴様の愛を受け取るであろうか。
何故なら……時…場合…都合次第で……いとも容易く心変わりするのもまた人間だからだ。
故に………愛の形も、その比重や基準も……結局は者に依って全く違う上に、いつまでも"不変"ではないのだ。

―――――何より、"愛"とは所詮………人間の思い描いた"まやかし"に過ぎぬ。
もし、貴様の愛が受け入れられなかったならば……それでも尚、変わらずに想い続けられるのか?
それを知ることなく、満足出来たままに逝けたならば実に"幸せ"なことだ………己の滑稽さ・愚かしさを知らずに済んだのだから、な―――。

871 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/16(Sat) 18:50
滅ぼすっても相手に不死の人間が居たらその時はいったいどうするの?

872 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/16(Sat) 19:12
魔王はもうFFのエクスデスみたく、すべてを無に帰すのが望み?

873 名前:魔王オディオ ◆540jaHfI 投稿日:2024/11/18(Mon) 22:11
>871
不死の人間、だと………馬鹿馬鹿しい。
「不死」などという……この世の摂理に反する事象など有りはせぬ。
たとえ如何なる存在とて、死からは逃れられぬ……仮に、斯様なものが存在するならば……
"そう"と信じ………夢想する愚か者の妄想の世界のみよ。
不死などに何の価値があろうものか……終わりなき生など、そこに在るだけの"モノ"に過ぎぬ。
最早生き物でさえない……そんなモノを望むのは、やはり愚劣なる人間のみ、よ………。

兎も角……もし、真に不死の人間などという存在がいたとて………
私の"ハルマゲドン"の炎に包まれても尚……復活など出来るかな?
不死の基となる"核"なるものがあろうと……そ奴の命ごと否定し尽くしてくれる。
百歩譲り、生き残ったとて………後にはそ奴以外の何も残らぬ世界のみ。
己以外、何も存在せぬ永遠の孤独を味わって尚……本当の意味で"生きて"いられる者などはいまい。
命が無理ならば、心を滅ぼし尽くしてくれる………不死の人間とやらに似合いの"末路"を贈ってくれるまでだ―――。

>872
「エクスデス」………ある世界において、その世界を構成する"クリスタル"なるものによって引き寄せられた……
あらゆる邪悪な思念が大樹に宿った結果、生まれた"暗黒魔道士"か……。
『無』なる強大なる力を手に入れ、世界を支配するという野望を秘めていたが……最期は手中に収めた筈の「無の力」に呑まれ消滅した挙句……
「ネオエクスデス」なる、もはや自身の意志とは何ら関係なき存在に取って代わられる訳か。
野望の為に身の丈に合わぬ強大な力を欲した結果、その力によって滅ぶという……典型的な愚者の末路だな―――。

「全てを無に帰す」のを望んだのは……寧ろ「ネオエクスデス」の方と見受けられる。
「総ての記憶・存在・次元を消し、自身も永久に消える」か……確かに、滅ぼすという意味では似通っている。
ただ私の場合………結果的には全てを滅ぼす形になるが、「人間そのものの否定」が本来の目的だ。
いつまでも愚かで救いよう無き人の世の全て………これまで築いてきたあらゆるモノ・存在の証を、無に帰す。
何も学ばず、何も省みぬ………真っ当な成長も進歩も無き者達には、相応しい末路を贈ってやるまで。
そしてそれは……この私でさえも例外ではない。ここは一つ、彼の者の言葉に倣い……改めて言うとしよう。

「私は魔王オディオ。
 全ての"人間"という存在・人間の記憶・人間の創造物を消し、そして私も消えよう………永遠にッ!」

874 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2024/11/21(Thu) 23:56
時田さんはデビルマンって漫画を読んだ結果、性悪説が強烈に焼き付いていたらしいけど、
もしもだけど、まっすぐで善良な主人公が地獄を見ながらどうにか大勢の人を救う名作漫画にはまっていたら、
中世編は生まれなかったかな? 仮に今挙げた条件でも中世編が誕生していたら、どんな話になっていたかな?

しかし、プロではないとはいえ、人気のネットで活動している小説家がデビルマン読んだ結果、
その影響で書きかけの話をバッドエンドにしかできなくなった例もあるみたいだし、
相当影響力の強い作品なんだろうなと思います

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