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あの世で俺に……詫び続けろーーッ!
1 名前:
ストレイボウ ◆
EOYixvi2
投稿日:2022/07/07(Thu) 20:42
ヒャーッヒャッヒャヒャァ!
面白ぇ程簡単に引っかかってくれたなぁ!?
ここはライブ・ア・ライブのネタスレだってのにお前はよぉ。
お前の引き立て役だった過去に別れを告げる為に、
俺はやってやるッ!
906 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/01/03(Fri) 17:19
―――この場に来てから……3度目の新年か。
尤も、私にとっては時の感覚などは最早どうでも良くなったのだが……此処については残り100を切ったか。
どのような形で迎えるにせよ、終焉は間近………ならば、最後まで行くまでよ。
>903
OD-10の像を通じて彼奴の姿を初めて視た際は……流石に少々驚きはした。
『魔物ではなく、人間の手で創られた「人造ゴーレム」とでも言うべき存在が居るとは』―――とな。
更に、私たちの世界の遥か未来の時代では……斯様な存在が、ごく当然の如く認知されている事にも。
それを"ほんのお遊び"で創り出した、絡繰技師のカトゥ―の技術力には「脱帽」の一言に尽きるな。
だが、それよりも何よりも……人の手で創られた、人ならざる者でありながら……
「自律思考&学習プログラム」に則り、人間の事を学ぶことで……下手な人間以上に人間"らしさ"を体現してみせている。
「人間の手で生み出された」という点ではOD-10と同様でありながら……彼奴とは極めて対比的な道を歩んでいる。
それは正しく………"驚異"という他ないだろう。
だが、その一方で……彼奴自身はまだ生まれたばかりでもある。
「学ぶ事」を自身の為すべき目標と定めはしたが……あの船で目撃した以上の人間の理不尽さ・不条理さをも、いつしか知るであろう。
これから先、 OD-10のように……人間という存在に失望し、見限るか……
或いは……それも承知の上で尚、「HUMANISM」を貫くか………今後のカトゥ―の手腕次第であろう。
まあ、この我が世界から……元の世界へ生還できればの話だがな。 ふふふ―――。
>904
そちら側が新年を迎えたことは知っているが………
我が世界は、ルクレチアを滅ぼして以来……刻は止まったままだ。
そして、空は澱み……常に濁った雲に覆われている。
初日の出は無論………夜明けの朝陽でさえ、指す事はなくなった。
自然は………滅ぼす前と、形は変わらないままではある。
だが、我が世界とするべく閉鎖空間に仕立て上げたことで……生命の息吹を感じさせぬ、色褪せた世界となった。
尋常なる"生きとし生けるモノ"は存在せぬ………自然の形を取った"だけ"のモノが在るのみでしかない。
憎悪の対象ではないが故に……そのようにせざるを得なかったこと自体は心苦しくもある。
………斯様な世界を山頂から眺めている刻、思う事は常に一つ。
「この世界は斯くも美しいというのに………その中で生きる人間は、何故斯くも醜いのか」―――。
>905
………藁人形、だと?
ふむ……確か、貴様たちの世界では憎き相手を呪い殺す際に用いられる、ポピュラーな呪物か。
「丑の刻参り」なる作法を以て、憎き相手に見立てた藁人形に五寸釘を打ち付ける……。
それで本当に、実在の相手に呪いが降り掛かるか否かは……呪う者の"想念次第"といった処か。
それで、その藁人形を作って貰うかに対する返答だが………別に要らぬ。
あいつは既にこの世の者ではない……そして、死後の世界ですらない「心のダンジョン」で、永遠に苦しみ続けている。
筋も道理も無き裏切りを為した者には似合いの末路を辿ったのだ……今更「死体蹴り」ならぬ、「亡魂蹴り」などをしても詮なき事よ。
強いて欲する理由を見出すならば……全ての人間を呪い殺す為の藁人形として、貰うべきか。
………いや、やはり要らぬ。 たとえ、そのような姑息な方法で呪いを成就させられるとは思えぬ。
それに、本当に成就させられたとて………簡単に滅ぼせては余りに呆気なさすぎる。
何より、この私自身が……姑息で陰険なる、矮小な人間と何ら変わらぬことになる。
故に、斯様な呪物などには頼らぬ………"滅び"は私自身の手で成就してこそ、だ―――。
907 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/01/05(Sun) 22:28
俺は・・・朽ち果てるか・・・。
くくっ、それもよかろう。元より生まれた国さえ知らず帰る場所などない身だ、何処で朽ちようが変わらん。
(血に染まった剣を振り上げ)
一切の後悔はない・・・俺は俺が欲するまま望むまま、生きるままに「邪悪」であったぞ!!
(高笑いしながら魔物達の中に身を投げる)
908 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/01/07(Tue) 22:15
>907
………またもや新たに迷い込んだ者……のようだが。
その口振りは……もしや、とある王国で「狂皇子」の悪名を馳せた男か?
実父を毒殺して新たなる皇王に居座るも……王国の平定よりも、更なる闘争を望んだ、か。
その為に、侵略した街の住民全員を生贄に“獣の紋章”なるモノを覚醒させ……世界全体に更なる破壊と殺戮を巻き起こさんと目論んだか。
だが、その思想の凶悪さの余り……敵どころか味方からも恐れられ、遂には自軍の軍師に裏切られたことを契機に追い詰められ……
最後には深き因縁ありし少年との一騎打ちに敗れ……血と狂気に塗れし野望と覇道は潰えた、か………。
その台詞は、自身を追い詰めた者達に叫び放った今際の言葉……の筈だったが。
何の因果か、瀕死の状態でこちらに来てしまった故に……ここを最期の地と決めての言葉にしたか。
ただ……道連れに我が僕を勝手に殺されるのを傍観するのも癪だ。
直に逝く以上、一々処すまでもない。 速やかに在るべき世界にお引き取り願おう。(血染めの剣が振り下ろされる直前に返送)
―――ふっ。
一片の悔いなく……欲するがまま、望むがまま、生きるがままに、「邪悪」を全うした男、か………。
その貌からは、世界に対する凄まじき憎悪がありありと見て取れたのだが……貴様の"像"は、ここには現れなかった。
それだけの力と憎しみならば、魔王山に選ばれても良かったものを………くくっ、残念だ―――――。
909 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/01/09(Thu) 18:12
おぬしが魔王か…?この先短い老いぼれの命を絶ってほしんじゃ、もう人生に未練などない
910 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/01/09(Thu) 22:31
オルステッドよ、邪念を捨てよ、そして生きろ
911 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/01/10(Fri) 23:21
めいどのみやげをどうぞ
912 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/01/11(Sat) 22:16
ふと思ったんだが・・・オディオがやった事って、事の発端である王国以外は身も蓋もない事言えば全部「八つ当たり」なんだよな。
人類が消えれば自分も成仏出来る、そんな根拠のない夢想に縋ってる訳か?傍迷惑な・・・。
913 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/01/11(Sat) 22:59
>909
そうだ、私は魔王だ……そして貴様は、死にたがりの老い先短し者か。
そんな者が態々ここに来るとは……しかも、貴様が言うように最早生に未練は無い故……
寿命や病を待つでもなく……私に引導を渡してほしいとはな。
フン………断る。
確かに、人間は滅すべき存在と見定めはしたが……
自殺志願者の望みを一々叶えてやる程……暇でもお人好しでもない。
何より、「自身の死」という最後の決着を……他者に委ねる姿勢が気に食わぬ。
どの道放っておいても直に死に逝くのだ……ならば、貴様が今まで生きてきた世界が滅びゆく様を眺めていろ。
それは貴様の「生の意味」……もっとはっきり言えば、人間の「生の意味」なぞ、総てが無に帰す瞬間だ……。
死ぬ前に、最大にして最後の"スペクタクル"を堪能できるのだ……これで本当に、未練は一切なくなろう。
その"刻"が来るまで……人生最後の楽しみにしているがいい、くくく―――。
>910
「オルステッド」、だと? ………ハッ、人間だった頃の名など棄てた。
そして……「邪念を捨てて生きろ」だと?
何者かは知らぬが、この私に指図するとは随分度胸のある気安い者だ。
返答は無論、「お断り」だ…… そんな事をする義理も義務もない。
"邪念"を抱いていること自体は否定せぬ……今の私はオディオ(憎しみ)そのものなのだからな。
だが、それを捨てるなど論外……それこそが「存在理由」にすらなったのだ。
あらゆる総ての人間に、自身の愚かしさを思い知らせるまで……決してこの邪念が絶える事はない。
邪念が無くなる日……それは、我が"復讐"を成就させた刻以外には有り得ぬ。
そうしてようやく……「邪念を捨てて生きる」事が出来るようになるのだろうが……
その刻の私が得られるものは………一体、何だというのだろう、か………。
>911
「冥土の土産」………だと?
即ち……「手にしてようやく、初めて安心して死ねるような事物」という訳か。
斯様なものを……この私を満足させるに足る"もの"を、貴様は贈れるとでもいうのか?
だとすれば、随分見縊られたものよ……貴様などが、私の何を知っているとでもいうのだ。
たとえそれが、真に私の欲するものであろうと……要らぬ世話よ。 貴様に乞う程にまで、落ちぶれた覚えはない。
手にしたいものは、己の手で掴み取るまで……己の力で勝ち取ってこそ、意味あるものだ。
私が手にしたいもの……それは「人間の滅亡」。
―――いや、若しくは………私の得た"真実"を上回る、英雄達からの「答え」か?
まあ、どちらになるかは………彼奴等との戦い次第だがな………。
つまりは……貴様如きが入り込める余地などは無い………私の気が変わらぬ内に、さっさと失せるがいい―――。
>912
くく……生憎だが、その内容については>880への返答がほぼ全て代弁している。
理不尽なる八つ当たりは百も承知ながら……それでも、「憎しみ」という感情が上回り過ぎた。
人間さえ消えれば……醜き争いも、道理の捻じ曲がった不条理も、歪んだ人の理で成る世も、全ては無くなる。
そこまでせねば……腹の奥底から煮え滾る、この恨み辛みも……憎悪も……晴れることはない。
当然、破滅願望抱きし者でもない限り……私以外の誰一人、同意しない。
だからこそ、各世界の……多くの人間が好感と情景を抱きし「Live」を体現せし英雄達を誘うのだ。
私の「真実」と彼奴等の「真実」………どちらが真に勝るのか、明確にする。
もし私が勝ったならば……その刻こそ、私の"無念"は晴らせるという訳だ………ふふ……はははは―――――。
914 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/01/12(Sun) 22:27
いっそアリシアがジェンティルドンナ並の女傑であったなら、ルクレチアの悲劇は避けられたか?
その前にストレイボウが「幾ら美人でもあんなパワーは止めきれん」と匙を投げるか、オルステッドらと魔王討伐に一緒にいきそうだな・・・やっぱダメか。
ただ王の資質は持ってるから、間違いなく「優れた者」は優遇されるな・・・大臣とか軒並み淘汰されてそうだけど。
915 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/01/14(Tue) 21:47
>914
そのジェンティルドンナなる者が、如何なる女傑なのかは分からぬが……
もしアリシアが「温室育ちの籠の中の鳥」ではなく、己の力で獲物を勝ち獲る"イーグル"だったとするならば、か……。
ストレイボウが匙を投げる程の、男勝りの力強さを持っているというならば……
むざむざ魔王に攫われるようなタマでなければ……逆に、率先して魔王に"御礼参り"に向かう位の事はするやもしれぬか。
そこまでいけば……もはやお転婆・じゃじゃ馬程度では収まらなくなるな。
あまりの女傑ぶりに、たとえ求婚の権利を得たとしても……私でも手に負えぬことになっていただろう。
一方で、王の資質か………ルクレチア王に、「後継者の資格有り」と認められる程の手腕を持つならば……
ルクレチア王国の、勇者頼りの他力本願な風潮に嫌気が差し、自ら改革に着手していたのだろうか……。
真に実力ある者を認める器量は有るであろうから……ストレイボウを「魔道士長・兼参謀」位のポストには就かせていたであろう。
視る目も実力も無き者は良くて左遷、悪くて追放する事は想像に難くないな……私も剣の強さだけに甘んじ、油断してはいられなくなるだろうな。
もしアリシアが、そのような人物だったならば……有り余る力強さに振り回されて大変になる一方……
「歪んだ風潮に新たな空気が吹き込まれる」という意味では……面白くなっていたかもしれぬ、な―――。
916 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/01/15(Wed) 23:10
食べ物使ったら体力が回復(怪我が一瞬で治る)のは
一体どういうことなんだ???
917 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/01/17(Fri) 20:51
>916
ふむ………何を言っている?
「食物を食せば傷を回復できる」など……至極当然のことなのだが。
ホネ肉然り、てんむす然り、ももまん然り、アリスのビスケ然り………。
戦闘中に命を落とさぬよう、傷を瞬時に治せる回復手段を持っておくのは常識であろう。
こちらが怪我をすれば自然治癒するまで待ってくれるような、おめでたい敵など……いる筈も無かろうが。
原始の時代から既に明らかな……ごく当たり前の事だ。
そうした、こちらの"常識"と……貴様たちの"常識"を、一緒にされても困る。
そもそも、この手の話は……一つでも疑いを持って言いだせば、際限がつかなくなる。
そちらの"現実性"を求められようと……こちらは「元からこうである」というのが結論だ。
何より、私たちの世界に限らず、食物で傷を回復できる世界の噺(仮想遊戯)など……貴様たちの処には腐る程あるではないか。
つまりは……貴様の疑問には「今更何を野暮なことを言っている」としか、返事のしようがないという事だ―――。
918 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/01/21(Tue) 22:09
ストレイボウは空を飛べるんだぞ、凄いじゃないか
919 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/01/23(Thu) 22:56
>918
確かに、魔王山山頂での裏切りの告白の後……あいつは空高く飛んだ。
「あの世で詫び続けよ」と……ありったけの憎しみをぶつけながらな。
ただ……戦闘自体は、これまでと同様の地上で行なわれた。
本当にあのまま空を飛べたならば……私の攻撃範囲外から、一方的に魔法を浴びせる事が出来た筈。
あいつは魔法に長けてはいたが……空を飛ぶ魔法までは修得していなかった。
そこまで出来るならば、その利点に目を付け……使わない道理はない。
あの時は、魔王に"成り掛け"だったが故に……少しながらでもオディオの力を発揮出来たことで……
憎しみの勢いのままに……「空を飛んだ」というよりは、一時的に「宙に浮いた」というのが妥当か。
もし、あいつ自身の力のみで、本当に空を飛んでいたならば……私も勝てたかどうか不明だ。
そこまでの実力であれば………率直に「凄い」の一言に尽きたであろう、な。
920 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/01/23(Thu) 23:33
アキラのファッションは近未来的なのかい?
921 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/01/25(Sat) 22:15
>920
………知るものか。
私は彼奴の世界の住人ではない。
私にとって、遥か先の未来の時代の事情など……知った処ではない。
世界観も…価値観も…社会通念も、何もかもが違うのだ……過去の時代の私に聞かれても困る。
近未来的か否かなどは……彼奴本人にでも聞くがいい。
"パンクファッション"というらしいが……強いて言えば私の時代にもいた、その辺りの荒くれ・破落戸に近しいな。
ただ……己が私欲を満たす為に悪事を働くだけの、札付きの"ワル"等と違い……
歪な人の世…理不尽な体制に対する、怒り・反抗を示すというのが……主な本意か。
人の本音を覗き過ぎたという以上に……尊敬するムホウマツに影響され、斯様な格好をするようになったのであろう。
それはさておき……彼奴のいでたちが近未来的で格好良いか、時代遅れで古臭いか………それは、彼奴の時代の者共が決めることだな。
922 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/01/26(Sun) 22:34
このままではオルステッドの剣は錆びるのだ
923 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/01/29(Wed) 18:46
>922
フッ………私の剣は錆びてゆく、か。
人間だった頃は、剣の修練に加え……手入れも当然怠らなかった。
剣は戦う為の武器であると共に………一種の"己自身"でもある。
敵を切り伏せる事で付着する血や脂といった汚れを丹念に落とし……常に鋭い切れ味を保ち続けるべく、砥石で磨く。
もしこれらを怠り、ぞんざいに剣を扱おうものなら……やがて錆び付き、使い物にならなくなってしまう。
手入れをしっかり行なう者には吉……一方で怠る者には凶……しっかり自身への"報い"となって返ってくる。
故に、剣とは……それを扱う者の本質を映し出す、"鏡"でもあるという訳だ。
………尤もそれも、剣士だった頃の話だ。
護るべきものもなくなった今………剣の手入れを気にする必要は無くなった。
何故なら、今の私はかつての王国の剣士ではない………魔王だからな。
故に、手持ちの剣が錆び付こうが……もはや、どうでもいい。
剣士の"私"は、あの刻死んだのだ………ならばこれも、当然の帰結ということだ―――。
924 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/01/29(Wed) 22:59
アリシアも恐ろしい子よ
925 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/02/01(Sat) 16:40
>924.
………そう、だな。 確かに……恐ろしい。
「喜んで……貴方の妃になりましょう。」
「これからは父上よりも……
いいえ、誰よりも………貴方を……信じます。」
あれらの言葉が、たとえ王の取り決めに従うしかなかった、本心からの言葉ではなかったのだとしても……
私は、あの言葉を信じ……また、「ハッシュとウラヌスの遺志を決して無駄にはすまい」と、再び助けに向かった。
だが、来るべき筈の私が先に来ず……そして、先に救いに来たストレイボウからの身の上話に……彼女は心から同情した。
それについて、あいつの魔法や幻術の類による、洗脳・籠絡という可能性が有ったにせよ……或いは無かったにせよ……
彼女の心は既に……あいつに移っていた。
そして、自身の言葉を………いとも容易く、反故にした。
世間知らずの無知の側面や……偽魔王に囚われるという極限状況下で精神が衰弱していた側面も、あったにせよ……
彼女は、私を………自分の"言葉"さえも………裏切った。
斯くも、女の心変わりとは………つくづく恐ろしいものだ、な―――。
926 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/02/01(Sat) 22:34
昔の二次創作では忠臣なストレイボウがアリシアを凍らせ、オルステッドに詫びる小説もあったな。思い出せる部分だけ。
(凍ったアリシアの前で立つストレイボウ)
ストレイボウ「我が冷気にて永遠の眠りについたか、アリシア。国の為と言え、お前をこの手に掛けようとは・・・優し過ぎたのだ、より人間的過ぎたのだ。オルステッド同様に、お前もまた・・・。」
(扉を凍らせながら)
ストレイボウ「許せオルステッドよ。だが魔王への怒りはお前から迷いを消し、結果として国は救われるのだ。多くを救う為ならば犠牲は少ない方がよい、それが我らだけで済むのなら・・・。」
927 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/02/03(Mon) 21:54
>926
………一部のみとはいえ、どうにも要領を得ない話だな。
如何なる経緯で、あいつにとっては最愛の筈のアリシアを凍らせて眠りにつかせ……
そして……私に詫びるという流れになったというのか。
「忠臣」というのも……今一つあいつとはイメージが結び付かぬ。
己を散々冷遇してきた王国に、真の忠心を抱けるか………甚だ疑問だ。
私に詫びを入れる言葉にしても……国を救う為に、アリシアと私……
そして、あいつ自身の犠牲を以て決着をつける……という展開だろうか。
斯様な結末に至る、肝心な部分が不明ゆえ……どう評価すべきなのか、皆目解らぬな。
―――まあ、たとえこの二次創作小説の全容を知ったことで、高評価を与えられるとしても……
私の良く知る、"正真正銘"のあいつへの印象が変わることは、万が一にも有り得ぬ、な………。
928 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/02/08(Sat) 21:48
魔王山にこもってる間、食料はあったのだろうか?
929 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/02/10(Mon) 20:09
>928
それは私とストレイボウの……どちらの場合だ?
あいつの方の場合は、あいつしか知り得ぬ処だが……。
アリシアと共生している間、私が来るまでに少なくとも数ヶ月は経過している以上……
手持ちの食料が尽きてからは……適当に周囲から見繕ってきたのではないかと思える。
まだにせよ、最早にしろ、王国に戻る訳にはいかない以上……あいつが用意するしかなかったであろう。
動物は無論、食用に出来そうな魔物を狩り……それを食べ易いように加工する、といった具合にな。
水は………あいつの氷結魔法なら、造作もない事か。
私の場合は……何度か述べたように、魔王になって以来、何も口にしなくなった。
「憎しみ」が糧となった故にか……空腹にも飢餓にも、苛まれなかった。
その為……私にとっては、食料の有無など……関係なかった。
もし魔王となっても、腹は人間の頃と同じだったならば……人間と同様の「狩り」で、見苦しく生き延びざるを得なかっただろう。
そうせずに済んだのは……魔王になった事で得た、利点とでもいうべきなのかもな………。
930 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/02/13(Thu) 17:59
>>807
で一番共感できるオディオについて答えてもらったけど、
逆にオルステッドが一番共感できる度合いが一番低い他のオディオって、
誰かな?
仮に共感できる度合いが一番低いオディオがいたとしても、
力を貸している以上は思想を否定する程ではないだろうけど
931 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/02/14(Fri) 14:39
魔王様にピュアな愛をお捧げします♪
つダークチョコレート(カカオ100%)
932 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/02/15(Sat) 21:47
>930
OD-10とは逆に、思想に共感し難いい"オディオ"か……。
そうなると……やはり、O・ディオになるか。
かつて、スー・シャイアンの連合軍に全滅させられた第7騎兵隊達の怨念が、唯一生き残った軍馬に宿り……
そうして、騎兵隊崩れの大男に変貌した姿が奴の正体という事だが……。
憎しみの矛先を、何故自分達を滅ぼした相手ではなく(或いは、もう手を下したのだろうか)、無関係のサクセズ・タウンの住民達に向けたかは……理由は不明だ。
兎も角、行なっている事自体は……大した思想信条もなく、ただ我欲を満たすべく弱者を踏み躙る、ならず者そのものだ。
特殊な経緯で"憎しみ"の思念を抱き、且つあの英雄二人に相対するが故に力を貸しはするが……その生き様自体には、共感を見出せる余地は無い。
これがただの人間だったならば……決して力を貸そうとは思わなかったであろうな。
こ奴よりも……且つてはサンダウンと同様の英雄の資質を持っていたが、街を理不尽な理由で人の世の不条理を味わった結果……
サンダウンのようにはならず、憎しみの余り闇堕ちした者が"オディオ"になった者がいたならば……気兼ねなく力を貸していたであろう、な―――。
>931
………以前(680、803)にも幾度か言っている。
もはや人間からの厚意を素直に受け取ることなど出来ぬとな……。
「ピュアな愛」だと……今の私の何に対し、純粋なる愛を捧げるというのだ。
愛など"まやかし"と悟った私にとって……貴様の言葉は、ただの煽り文句にしか聴こえぬ。
ダークチョコレートは……所謂、「世界一優しきチョコレート」などと言われもするが……
チョコレートの基となる、カカオ栽培に関わった者達にとっては……優しさの欠片も無き"昏き歴史の実態"がある。
である以上、何度も言うようだが……愚かしき人間を憎む魔王となった以上、もはや受け取る義理も道理も……無い。
チョコレートに限らず……ごく身近の身の回りにある、あらゆるモノには……何かしらの"曰く"に基づく、経緯・由縁がある。
それらに対し、何かしらの"想い"を馳せず…学びも…省みもせぬ者こそが……同じ過ちを繰り返す、愚かなる人間なのだ。
受け取りはせぬが、一種の返礼としてこの返事を送ってやる………精々、心に噛み締めるがいい―――。
933 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/02/18(Tue) 22:26
ストレイボウの歪んだ根性を叩き直せる人はいなかったの?
934 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/02/20(Thu) 22:47
>933
……確かに、あいつの性根は歪んでしまったが……。
そもそもが、魔道士が不当に冷遇される歪な環境下だった故……
"針の筵"とでも言うべき中で長年過ごしてきた事で……歪んでいったのも止む無し、か。
必要だったのは、「叩き直せる」者よりも………理解を示し、支え……「救える」者だったのだろう。
あの時……そんなあいつの、心の支えになれる存在がいたならば………
このスレであいつに弟子入りをした少年のような、理解者がいたならば………
斯様に歪むことも………無かったのかもしれぬ。
歪んだ形で叶ったとはいえ……あいつにとって心の救いになった、最初で最後の者は……アリシアだった。
私では、無理だった………幾ら理解を示せても、あいつにとっての「歪みの元凶」たる私では……
これまでの友情よりも……積もり積もった嫉妬と憎悪が勝り………どう足掻いても、無理だったのだ―――。
935 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/02/21(Fri) 22:38
アリシアから信用がなかったのは悲しいね、オルステッド(´・ω・`)
936 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/02/23(Sun) 12:11
>935
………だから何だ?
そんな事を今更振り返った処で……最早どうにもならぬ。
あの刻……愛など所詮幻想であり、信じる事がいかに愚かしいか……そういった"真実"を、身を以て思い知った。
そして……「諦めぬ限り、いつかは必ず報われる」とばかりに……周りに言われるがまま……求められるがまま……
ただ受け身的に生きてきた私自身が、いかに愚かであったか………骨身に沁みた。
最初の内は、どれ程の覚悟や信念を込めたつもりで、あの"愛の誓い"と告げたとしても……
その時々の状況……置かれた立場……都合次第で………いとも容易く、気持ちは移ろう。
私とは未だたったの一日しか共に過ごした時がなく……そして囚われの身になってからは、先に来たあいつと共に過ごした時の方が長かった……。
極限状況下での……そうした止むを得ない背景が、あったのだとしても……。
既に彼女は、私を「不実で傲慢な男」と見做し………「貴方を信じる」という言葉を、反故にした。
あの刻の………"言葉"を……"愛"を信じた私が、愚かだった。
だが、憐れみなど不要……この世の人間総てに、自身の愚劣さを死を以って思い知らせてやる。
この絶望と憎悪を味合わせてくれた、ほんの御礼として、な―――。
937 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/02/26(Wed) 22:15
心の中を読まれたら、怖いよね?
あいつ怖いよ
938 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/02/28(Fri) 20:40
>937
「あいつ」が誰かは………言うまでもないか。
心の内を読まれるなど、普通に考えれば恐ろしいのは至極当然。
誰しも、他者に知られたくない事は幾らでもある……腹に疚しいものを抱えていれば猶更な。
本音も、秘密も、全てを見透かされる以上………貴様のように恐怖し、忌避する者が現れるのは止む無し、か。
尤も、私は既に>296でも答えているように……たとえ心の内を読まれたとて、もはや畏怖など抱かぬ。
寧ろ、あまりの悍ましさに……逆に彼奴の方が畏怖を抱くのではないかとすら思える。
それに……仮に私を精神的に揺さぶるべく、私にとってのトラウマを抉り、嘲ようとも……
それはそれで、憎しみが更に込み上がる故……好都合というもの。
まあ、曲がりなりにも英雄の一人たる以上……そこまで柔でも、卑でもないだろうがな。
この世で最も高き知能持つ動物として生まれ落ちたが故に、あらゆる悪念を抱き……
そして、醜き本音・本性を仮面で隠しながら生きるのが……人間というもの。
そうした内面が見える故に、時には貴様のように恐れ、忌み嫌う人間が現れることも……
彼奴は全てを承知の上で……生きていく心算なのだろうが……。
―――――人の世には、そこまでする程の……護るに値する価値などがあるとでもいうのか?
"怒りにより勇気を得し術士"よ―――。
939 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/03/03(Mon) 01:53
オルステッドは愚かではあっても邪悪ではなかったからそこまでひどい結末を迎えなかった、
みたいな系統のキャラクターは嫌いかな? ルクレチアの民たちを思い出してしまいそうだし
940 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/03/05(Wed) 20:59
>939
ふん……邪悪か否かなど、関係ない。
人間基準の"善良"に当たる者であろうと……元より人間自体が愚劣にして醜悪。
生きる為どころか……生存本能に拠る欲とは無縁な身勝手なる欲をも満たす為ならば……あらゆる総てを傷付け、犠牲にする。
善……公正……道徳……倫理……愛……希望……そうしたモノを口実に、どこまでも度し難き己自身を正当化するだけでしかない。
酷い結末を迎えなかった云々は、単にその時の悪運が強かっただけの事。
在り様が善良だろうが邪悪だろうが……"災厄"はある日突然、誰にでも平等に訪れる。
現に……他力本願でか弱きままの在り方を選んだ"善良なる"ルクレチアの連中は……"私"という災厄に見舞われたではないか。
愚かゆえに過ちを犯し……されど何も学ばず……ただ同じ営みを歴史の中で繰り返す。
"嫌い"など生温い……もはや私は、そんな人間を"憎む"他なくなった。
―――そして、かつてはその人間の一人だった………この私でさえもッ!
ならば、終わらせねばならぬ……人を捨て、魔に堕した私の手で、な………。
941 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/03/07(Fri) 22:52
オルステッドの剣技は神技であった
942 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/03/08(Sat) 21:22
>941
ほう……かつての私の剣技の何処をして、神技と映るのだ?
私自身が人間だった頃は……あくまで一介の剣士として、精進を怠らなかった。
そして、実戦の中で……かつての勇者が編み出した技を、"心"で理解した瞬間……自然と身についた。
それが神技と映るならば、私個人と言うよりは……「必ず魔王を倒さん」という一念の下に生み出した、勇者の鍛練・研鑽の賜物というべきだろうな。
………それを、「真の魔王」に見舞える機会は……終ぞ訪れなかった。
偽魔王は無論のこと……あいつ自身は、"本当の魔王"にも成れていない段階でしかなかった。
討つべき魔王など、何処にもいはしなかった……故に、私自身が魔王になる以外に道は無かった。
その結果、"魔王相手に振るうべき"勇者の剣技は………もはや意味を成さなくなった。
即ち……仮に、数々の剣技が本当の意味で「神技」と言えるならば………私は、神をも冒涜したという事か………。
―――くくく………ならば、それも結構。
「神」など、所詮……… 人間の生み出した"幻想"の一つでしか過ぎぬのだからな―――。
943 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/03/09(Sun) 00:06
ストレイボウは本当に魔王なの?
944 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/03/11(Tue) 21:08
>943
いや………あいつは魔王ではない。
何度も言ってきたことだが……より正確には、魔王に"成り掛けて"いたというべきか。
魔王山に選ばれ、そこに凝る思念に魅入られたか……はたまた、あいつ自らの意志で選んだか……。
兎も角、私への嫉妬と劣等感のあまり……山頂でのあの刻、あいつは憎しみの塊と化した。
あの憎悪と殺意に歪んだ姿は……正に魔王の如く禍々しきものであった。
………だが、あくまでそれだけだった。
どれだけ歪もうと、成り掛けに過ぎず………"本物の魔王"足り得なかった。
何故ならば、魔王とは全てを憎む者………あいつにとって唯一心の拠り所たるアリシアを、あいつが憎む道理はない。
あいつは……仮に私を屠ったその後は、形はどうであれ彼女と共に過ごそうとしたであろう。
だが、そのアリシアさえも……もし何かを切っ掛けに、あいつを見限ろうものならば……。
―――その刻は今度こそ………名実共に、魔王に堕ち果てていたやもしれぬ。
ルクレチアを滅ぼすだけでは飽き足らず……私と同様、別世界にも滅亡を齎さんとしたであろう、な………。
945 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/03/11(Tue) 23:20
フカヒレまんをたらふく食いたいッチ!!!!!
946 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/03/13(Thu) 18:40
>>841
の発言で暗黒天使について知っていたけど、オルステッドの目から見た場合、
あの暗黒天使と同じ、世界にいた左京についてはどう思うか気になりました
周りが一切悪くなかったのに、生まれついた性質のせいで悪にしか進めなかったタイプみたいだけど。
善人な家族に囲まれて育ってその家庭を皮肉とかではなく、本心から理想的な家庭だったと思うって言ってたりしてたりもしたし、
ある意味環境のせいで魔王になったオルステッドからしたら、人間の中でもなんでこうなったかわからない理解不能なタイプかな?
947 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/03/14(Fri) 20:52
>945
………私の前でそんな事をのたまうとは、随分と余裕だな?
貴様の場合、「腹が減っては戦が出来ぬ」と言わんばかりの大食漢故、やむを得ぬのであろうが……。
こちらへ誘った直後だというのに、空腹で倒れ……他の英雄達に食物を与えられた事でようやく起き上がった様を見た時は……
流石に……「もしや、誘う相手を間違えたか?」と、内心呆れたものよ。
師範には成れても……その大喰らいぶりまでは直らんときたか。
生憎ここには……貴様が求める食物は存在せぬぞ?
もっといえばその食物は、貴様の時代の遥か先……しかも、タカハラの国の中の"とある店"が発祥だ。
タカハラ辺りから教えられた事で垂涎に至ったのか……兎も角、無きものを求めても無駄だ。
そんなに腹が減ったならば……静寂の森辺りで、ヨシュアの実やなおり草でも代わりに食むがいい。
今の、力の出ぬ貴様を屠っても何ら面白みはない………万全の状態になってから出直すがいい。
食欲に溺れる、心山拳師範(サモ)よ―――。
>946
ふむ……その者を一通り視た限りの印象では………。
環境が不遇という訳でも無ければ、これといった理不尽を味わうでもなく、何かへの強烈な感情を抱くでもなく………
ただ、己の欲望のままに生き……己自身の命すら賭けても何ら厭わぬ、刹那的な享楽主義者だな。
先天的な"サイコパス"気質であったが故に………自認している通りの「生まれついての破綻者」という訳か。
確かに……闇世界に染まった要因が生まれや周囲の環境ではなく、己自身の"性質"に拠る者というのは……。
私にとっては………どこまでも理解し難き存在だ。
まだ、先の「暗黒天使」の方が余程分かり易く……親近感すら抱ける位だ。
「人間は愚か」という結論自体は揺るがぬが………この手の人間は、如何せん厄介に映る。
この男に限らず、他にも世に存在する似通った者達は……もはや理屈ではなく、「そういう者」と認識する他ない。
まあ、誘う英雄達の中にこのような人間はいない以上………どうでもいいのだが、な―――。
948 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/03/17(Mon) 23:02
魔王になることで力を得られるのならば
俺も魔王になりたいのだ!
949 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/03/19(Wed) 20:25
>948
………これまでにも、魔王に成ることを切望する者は幾人かいたが……。
事もあろうに……力を欲する余り、「魔王になりたい」だと?
―――――ふざけるな。
貴様は「魔王」を……如何なる存在だと考えている。
意のままにモノの通理を捻じ曲げ……全てを滅ぼせる程の絶大なる力をも持つ、絶対的強者とでも思っているのか?
幾度も言ってきたが……「魔王」とは、目指そうなどと思って成れるものではない。
あらゆる想念を埋め尽くす程の、負の感情を最大限にまで抱き……且つそれに心身を蝕まれ、自滅せぬ程の自制心を持ち……
そして………"あらゆる総て"を捨てる覚悟をせねば、到底至れぬ。
―――――貴様には、それだけの覚悟があるのか。
"人"を捨て……"己"すらを捨ててでも……魔王に成りて力を得てみせるという信念が、貴様にはあるのか。
仮に、魔王に堕ちてまで力を得たならば………何を為したいという。
―――碌に答えられぬか………見下げ果てた痴れ者が。
貴様など、処す価値すらもない………一度きりだ、即刻失せよ。
再びその汚らわしい面を見せ、下らぬ事を宣うならば………その刻は、命は無いと思えッ!
950 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/03/23(Sun) 20:06
ルクレチアの感性だと魔王は全てを滅ぼすものみたいな感じだけど、
我々の世界だと闇堕ちした後のオルステッドの所業は邪悪な破壊神とかの方が当てはまると思う。
しかし、魔王の、”王”は統治したり統べる者って意味もあるのに全てを憎み滅ぼす者に対して、
そういう称号を与えたのはなんでなのかな?
単純に全ての魔物の中で一番強いから魔王だったのかな?
まあ一応配下の魔物とかもいる以上は魔王というのも間違いじゃないかもしれないけど
951 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/03/25(Tue) 22:17
>950
「魔王」については、大分以前に>159でも述べた通りとして……
「特定の共同体のトップに立ち、総合的・政治的に統率する立場の者」という意味での"王"とは……一線を画すな。
人間に害する概念の"魔"の頂点に立ち……者によっては配下の魔物を率いる故、「王」でも間違ってはいないだろうが……。
全てを憎み、否定する者という以上……貴様の言うような"破壊神"の方がより近しいか。
………それならば、何故「破壊神」ではなく、「魔王」の称号の方が広まったかについては……。
幾ら人間にとって忌わしき存在であろうと……「神」という呼び名を与えてしまっては、畏れ多い印象を自ら抱くことになり……
何より……「曲がりなりにも神に逆らうなど、命知らずの愚かな行為」と、反抗する気力が最初から萎縮してしまうからではないかと思える。
それこそ……「破壊神を破壊した男」と呼ばれる程の、化物じみた心身強き者でもなければ、な。
それよりは、「化物・魔物のトップ」や、「魔の頂点故の"魔王"」といった存在という事にしておけば……
「恐ろしき相手ではあっても、"勇者"という対抗手段がある以上、決して敵わない相手ではない」―――そんな思惑が、共通の認識として相応しかったのかもしれぬ。
―――まあ、かつてルクレチアでは魔王に対し、如何なる認識があったかなど……もはやどうでもいい。
ルクレチアの悲劇の後、"勇者がいなくなった"かの王国は……"私"という魔王によって滅びたのだからな………。
952 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/03/25(Tue) 22:28
真の勇者は一人だけ!
953 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/03/28(Fri) 22:13
>952
「真の勇者」については、私なりに>228への返答でも自論として述べたが……
斯様な者が……果たして、実際に何処に存在するものやら。
者によって、それぞれ定義や解釈について異なる処はあろうが……
概ね、「常人を遥かに超える程に心身強く、悪しき魔王をも討ってのける勇ましき者」という認識は、自他共に共通するだろうな。
………それで、貴様の言う「真の勇者」とは……一体誰を指す?
古今東西………あらゆる世界、あらゆる時代において……「勇者」と名乗る、或いは呼ばれる者は存在したであろうが……。
本当の意味で「真の勇者」に相応しき者とは……果たして、実際に居たのだろうか。
貴様が知っているというならば……さぞかし、ご教示願いたいものだ。
ただ一人だけの「真の勇者」とは、一体誰で………どういった者であったのか。
かのハッシュでさえ、他力本願で愚かなままの人間を信じられなくなったが故に……ウラヌス曰く「弱くなった」。
そんなハッシュをも超える、「真の勇者」とはどれ程の者か………是非とも答えて貰いたいな?
954 名前:
名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日:2025/03/28(Fri) 23:11
身体を鍛えて鍛えて、鍛え続ければこその最強なのだ
なんか憎しみだの妬みだので急に魔王になって俺つえー!!なんてのはチートなのだ
955 名前:
魔王オディオ ◆
540jaHfI
投稿日:2025/03/30(Sun) 10:57
>954
フッ………如何にも、そちらで言う処の「脳筋」の発想だな。
肉体の鍛練自体が悪い訳ではないが……それを継続するだけで真に最強になれるならば……
最強と呼ばれる者は、悉く"筋肉達磨"になっているな……。
最強を目指すあのタカハラですら……斯様に単純な考えを抱いてはいないであろう。
自ら、「肉体や格闘の強さだけではなく、ハートも最強になりてえ」と豪語する程だからな。
それと……私は別に、魔王になって強大な力を得た己を驕った覚えはない。
魔王になって、至高の幸福感……達成感……全能感……そんなものの実感を得られた刻は微塵もない。
得られたのは……ただ只管絶えること無き、絶望と憎悪のみよ。
「王国一の剣士」とまで呼ばれる程に、如何に鍛練で心身を強くしようとも……
あの理不尽に抗い……撥ね退けることなど叶わなかった。
もし、単に鍛え続けて最強になることでそれも可能だというならば……是非とも示して貰いたい。
守ろうとした者、信じた者に裏切られ……守ろうとしたモノ、信じたモノが全て幻想と化し……
それでも尚……そんな理不尽に抗い尽くし、必ず克服できるというならば、な―――。
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